JP3829834B2 - 画鋲 - Google Patents

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本発明は、画鋲に係り、更に詳しくは、安全性を確保するために、針の先端側をカバーするカバー部材を設けた画鋲に関する。
従来より、掲示物を壁等の被固定面にあてがって、ヘッドをなす押圧部を押圧して針を刺し込むことにより掲示物を固定することができる画鋲が広く利用されている。このような画鋲にあっては、常時は針の先端が露出した状態となっており、所定の容器から取り出す際に当該針の先端が不用意に指先に刺さったり、引っ掛かることにより怪我をしてしまう虞がある。そこで、押圧部を備えた本体部と、この本体部に連結された針と、本体部に設けられた操作部と、本体部内に配置されたばねとを備えたタイプの画鋲が存在する。この画鋲における針は、常時は本体部の内側に収容されており、操作部を操作することによりばねが作用して本体部の外面側へ突出可能となっている。
しかしながら、このようなタイプの画鋲においては、バネの弾性力を利用して針を突き出す構造となっているため、針が勢いよく突出してしまい、却って安全性を損なう場合がある。また、操作部に触れただけで意図することなく針が表出してしまう虞があり、これがため、針の先端側に触れることにより怪我をする危険性を回避することが困難であるという不都合を生じる。
ところで、一般に、画鋲は、掲示物を壁に確実に固定することを主に考慮して製造されており、抜き取り作業が困難である場合が多い。これは、押圧部を指先で掴むことができる領域が極めて小さく設けられていることに起因する。従って、抜き取り作業を行う際には、専用の工具を用いたり、指が痛くなる程の力が不可避的に要求されるという不都合も招来する。かかる不都合は、画鋲の針が経時的に錆びついた時に一層顕出する。
本発明は、このような不都合に着目して案出されたものであり、その目的は、指先等が針の先端側に不用意に触れることのないようカバー部材を設けることにより、安全性を向上させることができる画鋲を提供することにある。
本発明の他の目的は、掲示物等を確実に固定することができるとともに、抜き取り作業を容易に行うことができる画鋲を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明は、針の一端側に押圧部を備えた画鋲において、
前記押圧部に連なって形成されるとともに、前記針の先端側をカバーするカバー部材を備え、
前記押圧部は、前記カバー部材に連なる筒部と、この筒部に連なるとともに当該筒部よりも大径の円盤状をなすヘッド部とを備え、
前記カバー部材は、押圧部の相対する端部領域から延びて前記針の先端を回るループ状に形成されるとともに、針の先端を被固定面に向けて押圧部を押圧したときに、押え付け面積を広くするように変形可能に設けられ、且つ、前記ヘッド部の径寸法と略同一の前後幅を有するとともに、前記押圧部側に肉厚部を備えた形状に設けられ、この肉厚部の内面は、針の軸線に対して略直交する平面に沿う形状に設けられ、
前記針を被固定面に刺し込んだときに針の先端がカバー部材の面に穴をあけて貫通するという構成を採っている。
更に、前記カバー部材は、針の先端を被固定面に向けて押圧部を押圧したときに、二枚厚に重ねられて掲示物に対して密着するように変形する構成することができる。
また、前記カバー部材は、弾性変形可能な樹脂材により構成されている。
更に、前記カバー部材は、針が被固定面に刺し込まれたときに、当該針の抜き取り作業を行う操作部を形成する、という構成も好ましくは採用される。
本発明によれば、指等が何気なく針の先端に触れることのないようにカバー部材が設けられているので、当該針の先端に引っ掛かって怪我をする虞を有効に排除することができる。しかも、押圧部を押圧するだけでその他の操作を何ら行うことなく針を被固定面に刺し込むことができ、掲示物等を無理なく固定することが可能となる。また、指先が針の先端に接触してしまう領域をなくせるようになり、極めて簡易な構造により針による怪我等を回避でき、安全性をより向上させることができる。また、押圧部の押圧操作に何ら支障なくカバー部材が変形して刺し込み作業をスムースに行うことができる。更に、抜き取り作業をより一層容易に行うことも可能となる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。
図1には、本実施形態に係る画鋲の概略斜視図が示され、図2には、その正面図が示されている。これらの図において、画鋲10は、上下方向に延びるとともに、鋭利に尖った先端部11を備えた針12と、この針12の一端側に設けられた押圧部13と、この押圧部13に連なって形成されて針12をカバーするカバー部材15とを備えて構成されている。
前記押圧部13は、硬質の樹脂材によって形成されている。この押圧部13は、カバー部材15に連なるとともに、図中上下方向に延びる筒部17と、この筒部17の上方に連なって形成されるヘッド部18とを備えて構成されている。ヘッド部18は、図3及び図4に示されるように、筒部17より大きい径寸法を有する円盤状に形成されるとともに、この円盤の周縁が側面視略半円状となるように設けられている。従って、押圧部13は全体として丸みを帯びた形状となっており、これにより、指先で押圧或いは把持しやすい形状となっている。ここで、筒部17及びヘッド部18の内方には、カバー部材15の上端部15Aが受容されており、この上端部15Aに針12の一端側が埋設されるようになっている。
前記カバー部材15は、意図的な外力を付与することにより弾性変形可能なシリコーンゴム等の樹脂材を用いて構成されている。カバー部材15は、筒部17の図2中下部領域における左右両側から延びて針12の先端側を回る略円形のループ構造となっている。また、カバー部材15は、ヘッド部18の径寸法と略同一の前後幅を有するとともに、押圧部13の押圧操作により無理なく変形可能な程度の肉厚に設定されている。また、カバー部材15は、前記押圧部13側に肉厚部20を備えた形状に設けられ、この肉厚部20の内面は針12の軸線に対して略直交する平面に沿うように設けられている。ここで、カバー部材15における針12の下方位置には、図5に示されるように、前記押圧操作により当該針12を貫通可能な穴19が形成されている。但し、穴19を設けることなく、図7に示されるカバー部材15とし、針12がカバー部材15に刺し込まれたときに針12の先端がカバー部材15の面に穴をあけて貫通する構成としてもよい。
次に、本実施形態における針12の刺し込み及び抜き取り作業を図6を参照しながら説明する。
前記針12の刺し込み作業は、掲示物Pを被固定面としての壁Wにあてがった後、押圧部13を指で持ってカバー部材15を掲示物Pに接触させるとともに、押圧部13を当該掲示物Pに対して押圧すればよい。この際、カバー部材15は、その外周面側が掲示物Pに対して密着するように変形するとともに、上下方向に押しつぶされて二枚厚に重ねられたような状態となる。ここにおいて、カバー部材15の図6中左右両側領域に、針12を抜き取る際の操作部15Bが形成される。
なお、針12の抜き取り作業は、前記操作部15Bを指で捲り上げるようにして掴み取ればよい。この際、針12の刺し込み位置付近が支点となるとともに、カバー部材15の指で掴まれた位置が力点となって容易に針12を抜き取ることが可能となる。
従って、このような実施形態によれば、カバー部材15の左右幅が大きくなるように変形するから、画鋲10全体の大きさが比較的小さい場合にも、掲示物Pに対する押え付け面積を広くすることができ、しっかりと掲示物Pを固定することができる。また、カバー部材15をループ構造としたので、針12の存在が外部から見えることとなり、刺し込み位置の決定を何ら支障なく行うことができるという効果を得る。
更に、針の先端側をカバーするカバー部材が押圧部を押圧した際に変形して針の貫通を許容可能に設けられているから、不用意に針に触れて怪我をする虞を確実に回避できる。
なお、前記実施形態におけるカバー部材15は、円形の正面形状となるループ構造に限定されるものでなく、例えば、正面視方形等のループ形状や球状等としてもよい。但し、押圧部13を押圧した際に、上下方向に押し潰されるような形状になることを考慮すると、前記実施形態のような形状とすることが好ましい。
本実施形態に係る画鋲の概略斜視図。 図1の正面図。 図1の平面図。 図1の縦断面図。 図1の底面図。 針が被固定面に刺し込まれた状態を示す概略正面断面図。 穴を有しないタイプの図1と同様の概略斜視図。
符号の説明
10 画鋲
12 針
13 押圧部
15 カバー部材
17 筒部
18 ヘッド部
20 肉厚部
20A 内面
W 壁(被固定面)

Claims (4)

  1. 針の一端側に押圧部を備えた画鋲において、
    前記押圧部に連なって形成されるとともに、前記針の先端側をカバーするカバー部材を備え、
    前記押圧部は、前記カバー部材に連なる筒部と、この筒部に連なるとともに当該筒部よりも大径の円盤状をなすヘッド部とを備え、
    前記カバー部材は、押圧部の相対する端部領域から延びて前記針の先端を回るループ状に形成されるとともに、針の先端を被固定面に向けて押圧部を押圧したときに、押え付け面積を広くするように変形可能に設けられ、且つ、前記ヘッド部の径寸法と略同一の前後幅を有するとともに、前記押圧部側に肉厚部を備えた形状に設けられ、この肉厚部の内面は、針の軸線に対して略直交する平面に沿う形状に設けられ、
    前記針を被固定面に刺し込んだときに針の先端がカバー部材の面に穴をあけて貫通することを特徴とする画鋲。
  2. 前記カバー部材は、針の先端を被固定面に向けて押圧部を押圧したときに、二枚厚に重ねられて掲示物に対して密着するように変形することを特徴とする請求項記載の画鋲。
  3. 前記カバー部材は、弾性変形可能な樹脂材により構成される一方、前記ヘッドは硬質の樹脂材によって形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の画鋲。
  4. 前記カバー部材は、針が被固定面に刺し込まれたときに、当該針の抜き取り作業を行う操作部を形成することを特徴とする請求項1,2又は3記載の画鋲。
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