JP2005323796A - 針と針管との固定構造 - Google Patents

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亮一 中野
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Abstract

【課題】 基端側に針柄2を有する針1と、樹脂製の針管3とを、針1を針管3内に挿入し、針柄2の一部を針管3より突出させた状態で、確実に固定する。
【解決手段】 針管3の針柄2側の端部より半径方向外側に突出し、先端部に二股部5を形成した可撓性を有する係合片4を設ける。この係合片4を撓ませてU字状に折り返した状態で、二股部5のアール部5aにより針柄2を針管3の内壁に押圧して、針柄2と針管3とを固定する。また、係合片4に突出形成したクサビ6を、針管3内の針柄2との隙間に進入させて、固定する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、針(針柄)と針管との固定構造に関する。
鍼治療の際は、針管を使って針を刺入するのが一般的であり、また、商品としての針は、針先を保護する必要がある。
従って、商品としての針は、基端側に針柄を有する針と、樹脂製の針管とを、針を針管内に挿入し、針柄の一部(外端部)を針管より突出させた状態で、固定しておくのが望ましく、使用時には、容易に取外せるようにする必要がある。
このため、従来、一般的には、針を針管内に挿入し、針柄の一部を針管より突出させた状態で、針管と針柄との隙間に別部材の小さなクサビを挿入(圧入)することで、両者を固定している。
一方、特許文献1、2に記載されているように、針柄の一部と針管の一部とを針管内で超音波溶着により固定するようにしたものもある。
特開平8−010310号公報 特開平9−028758号公報
しかしながら、別部材のクサビによる固定方法は、部品数が増える上、使用に際してクサビを取外すと、バラバラになり、小さなものであるので、処分する際の取扱いが面倒となる。
また、超音波溶着による固定方法は、針柄が樹脂製であれば可能であるが、針柄が金属製の場合は採用できない。また、針管内での固定となるため、超音波溶着に代えて、接着剤により接着することも難しい。
本発明は、このような問題点に鑑み、部品点数を増やすことなく、また針柄が金属製であると樹脂製であるとを問わずに、簡単な機械的な方法で、針(針柄)と針管とを固定可能とすることを目的とする。
このため、請求項1の発明では、針管の針柄側の端部より半径方向外側に突出し、先端部に二股部を形成した可撓性を有する係合片を設け、この係合片を撓ませてU字状に折り返した状態で、二股部により針柄を針管の内壁に押圧して、針柄と針管とを固定することを特徴とする。
請求項2の発明では、前記係合片に、前記U字状に折り返した状態で、前記針管内の針柄との隙間に進入するクサビを突出形成したことを特徴とする。
請求項3の発明では、前記係合片及び前記針管に、前記係合片を前記U字状に折り返した状態で、互いに引っ掛かる係止爪を形成したことを特徴とする。
請求項4の発明では、前記係合片を前記U字状に折り返した状態で、前記係合片の先端部を前記針管に固着(例えば熱溶着、超音波溶着、接着剤による接着など)したことを特徴とする。
請求項5の発明では、前記係合片の二股部は、弾性力により針柄に嵌合して針柄を把持するものであることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、部品点数を増やすことなく、また針柄が金属製であっても、確実に固定できる。
請求項2の発明によれば、一体型のクサビを用いて、確実に固定状態を維持できる。
請求項3の発明によれば、係止爪を用いて、確実に固定状態を維持できる。
請求項4の発明によれば、熱溶着、超音波溶着、接着剤による接着などにより固着することで、確実に固定状態を維持できる他、一度、取外してしまうと、再使用できないので、使い捨てを担保することができる。
請求項5の発明によれば、係合片により針柄を把持することで、確実に固定することができる。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2は本発明の第1実施形態を示し、図1は針及び針管の正面図及び平面図、図2は固定状態での正面図及び平面図である。
針1は、金属製の針体の先端側に針先部を有し、基端側に、カシメなどにより固定した金属製の針柄2を有する。尚、針柄2はインサート成形による樹脂製であってもよい。
針管3は、針柄2の外径より大きい内径を有する樹脂製の円筒体である。樹脂材料としては、例えばポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン等が用いられる。
ここにおいて、針1に針管3を被せて、針1を針管3内に完全に納め、針柄2についてはその一部(外端部)を針管3より突出させ、この状態で後述のように固定する。
針1(針柄2)と針管3との固定のため、針管3に、その針柄2側の端部より半径方向外側に突出する可撓性を有する係合片4を設ける。この係合片4の先端部には二股部(フォーク状部)5を形成する。この二股部5の内側の最奥部は、針柄2の径と同じかやや大きい径のアール部5aをなし、アール部5aより先端側はアール部5aの径と同じ幅で開口している。
また、係合片4の二股部5の付け根付近から、アール部5aの内面に連なって、上方へ延びる先細のクサビ6を設ける。
固定する際は、図2に示すように、係合片4を撓ませてU字状に折り返し、係合片4の二股部5を針柄2に嵌め、二股部5のアール部5aで針柄2の上部を押圧し、針柄2の下部を針管3の内壁に押圧する。
このとき、U字状に折り返した係合片4の上側部分を水平状態(針管3の端面と平行な状態)より更に押込むことで、係合片4の弾性復元力により、固定状態が保持される。
また、この状態で、係合片4のクサビ6を、針管3内の針柄2との隙間に押し入れることで、確実に固定できる。
これにより、針柄2と針管3とが一体化されるので、この状態で、包装し、滅菌すればよい。
鍼治療に使用する際は、二股部5に指を引っ掛けるなどして、これを上方へ持ち上げれば、クサビ6が退出すると共に、二股部5が針柄2から外れて、針柄2に対する拘束がなくなり、針管3から、針1を取出すことができる。
図3及び図4は本発明の第2実施形態を示し、図3は針及び針管の正面図及び平面図、図4は固定状態での正面図及び平面図である。
針1(針柄2)と針管3との固定のため、針管3に、その針柄2側の端部より半径方向外側に突出する可撓性を有する係合片4を設ける。この係合片4の先端部には二股部(フォーク状部)5を形成する。この二股部5の内側の最奥部は、針柄2の径と同じかやや大きい径のアール部5aをなし、アール部5aより先端側はアール部5aの径と同じ幅で開口している。
また、係合片4の二股部5の先端を立ち上げ、立ち上げ部の先端に係止爪7を形成する。その一方、針管3の針柄2側の端部で、係合片4の突出位置とは反対側の部分を、突出させ、ここに係止爪8を形成する。
固定する際は、図4に示すように、係合片4を撓ませてU字状に折り返し、係合片4の二股部5を針柄2に嵌め、二股部5のアール部5aで針柄2の上部を押圧し、針柄2の下部を針管3の内壁に押圧する。
このとき、U字状に折り返した係合片4の上側部分を水平状態(針管3の端面と平行な状態)より更に押込むことで、係合片4の弾性復元力により、固定状態が保持される。
また、この状態で、係合片4の係止爪7と針管3の係止爪8を引っ掛けることで、確実に固定できる。
これにより、針柄2と針管3とが一体化されるので、この状態で、包装し、滅菌すればよい。
鍼治療に使用する際は、二股部5を持って、係止爪7、8を外し、上方へ持ち上げれば、二股部5が針柄2から外れて、針柄2に対する拘束がなくなり、針管3から、針1を取出すことができる。
尚、取外しを容易にする目的で、二股部5の先端部を係止爪7より先方へ延長させ、手で持ちやすくするようにしてもよい。
また、係止爪7と係止爪8とを、熱溶着、超音波溶着、あるいは接着剤による接着で、外力を加えることで分離可能なように、固着してもよい。このようにすれば、より確実に固定状態を維持できる他、一度、取外すと(分離すると)、再使用できないので、使い捨てを担保することができ、二次感染防止に有効である。
また、熱溶着、超音波溶着、あるいは接着剤による接着で、外力を加えることで分離可能なように、固着する際は、必ずしも係止爪7、8を設ける必要はなく、係合片4の先端部と針管3本体とを少なくとも一点で固着すればよい。
図5及び図6は本発明の第3実施形態を示し、図5は針及び針管の正面図及び平面図、図6は固定状態での正面図及び平面図である。
針1(針柄2)と針管3との固定のため、針管3に、その針柄2側の端部より半径方向外側に突出する可撓性を有する係合片4を設ける。この係合片4の先端部には二股部(フォーク状部)5を形成する。この二股部5の内側の最奥部は、針柄2の径と同じかやや小さい径のアール部5aをなし、アール部5aより先端側はアール部5aの径より狭い幅で開口している。言い換えれば、係合片4は、その先端側に、針柄2に嵌合する穴を有し、この穴は先端側へ向かう切り込みによって開くことができるようになっている。
固定する際は、図6に示すように、係合片4を撓ませてU字状に折り返し、係合片4の二股部5を針柄2に嵌め、二股部5のアール部5aで針柄2の上部を押圧し、針柄2の下部を針管3の内壁に押圧する。
このとき、U字状に折り返した係合片4の上側部分を水平状態(針管3の端面と平行な状態)より更に押込むことで、係合片4の弾性復元力により、固定状態が保持される。
また、この状態で、係合片4の二股部5は、弾性力により針柄2に嵌合して針柄2を把持しているので、確実に固定することができる。
これにより、針柄2と針管3とが一体化されるので、この状態で、包装し、滅菌すればよい。
鍼治療に使用する際は、二股部5を開いて、把持力を弱めつつ、二股部5を上方へ持ち上げれば、二股部5が針柄2から外れて、針柄2に対する拘束がなくなり、針管3から、針1を取出すことができる。
以上説明した実施形態によれば、針管の針柄側の端部より半径方向外側に突出し、先端部に二股部を形成した可撓性を有する係合片を設け、この係合片を撓ませてU字状に折り返した状態で、二股部により針柄を針管の内壁に押圧して、針柄と針管とを固定することにより、部品点数を増やすことなく、また針柄が金属製であると樹脂製であるとを問わずに、確実に固定できる。
また、一体型のクサビ、係止爪、あるいは、直接固着するなどして、U字状に折り返した係合片と針管とを固定すること(係合片と針管とを固定する構造を持つこと)で、確実に固定状態を維持できる。
本発明によれば、針に対する保護、取扱いの容易性などが向上し、産業上の利用可能性は大である。
本発明の第1実施形態を示す針及び針管の正面図及び平面図 同上第1実施形態の固定状態での正面図及び平面図 本発明の第2実施形態を示す針及び針管の正面図及び平面図 同上第2実施形態の固定状態での正面図及び平面図 本発明の第3実施形態を示す針及び針管の正面図及び平面図 同上第3実施形態の固定状態での正面図及び平面図
符号の説明
1 針
2 針柄
3 針管
4 係合片
5 二股部
5a アール部
6 クサビ
7、8 係止爪

Claims (5)

  1. 基端側に針柄を有する針と、樹脂製の針管とを、針を針管内に挿入し、針柄の一部を針管より突出させた状態で、固定する、針と針管との固定構造であって、
    針管の針柄側の端部より半径方向外側に突出し、先端部に二股部を形成した可撓性を有する係合片を設け、この係合片を撓ませてU字状に折り返した状態で、二股部により針柄を針管の内壁に押圧して、針柄と針管とを固定することを特徴とする、針と針管との固定構造。
  2. 前記係合片に、前記U字状に折り返した状態で、前記針管内の針柄との隙間に進入するクサビを突出形成したことを特徴とする請求項1記載の針と針管との固定構造。
  3. 前記係合片及び前記針管に、前記係合片を前記U字状に折り返した状態で、互いに引っ掛かる係止爪を形成したことを特徴とする請求項1記載の針と針管との固定構造。
  4. 前記係合片を前記U字状に折り返した状態で、前記係合片の先端部を前記針管に固着したことを特徴とする請求項1又は請求項3記載の針と針管との固定構造。
  5. 前記係合片の二股部は、弾性力により針柄に嵌合して針柄を把持するものであることを特徴とする請求項1記載の針と針管との固定構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007096133A1 (de) * 2006-02-20 2007-08-30 Klaus Teichert Führungseinrichtung für eine akupunkturnadel
CN111904854A (zh) * 2020-08-05 2020-11-10 陈增力 一种针灸管针

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