JP2001096944A - 表紙ののり付け装置 - Google Patents

表紙ののり付け装置

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JP2001096944A
JP2001096944A JP27527599A JP27527599A JP2001096944A JP 2001096944 A JP2001096944 A JP 2001096944A JP 27527599 A JP27527599 A JP 27527599A JP 27527599 A JP27527599 A JP 27527599A JP 2001096944 A JP2001096944 A JP 2001096944A
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Ryosuke Takahara
亮介 高原
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Webtech Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 この発明は折り丁を丁合した丁合束に表紙を
のり付けするときにCCDカメラを用いて適格に位置決
めできる装置を提案する。 【解決手段】 丁合束1に対し一枚づつ送る表紙6の背
表紙における形象をCCDカメラ20で撮影し、この撮
影画像およびそれの電気信号を用いて表紙を位置決めし
て、丁合束の背部分にのり付けする表紙ののり付け装置
において、CCDカメラ20で背表紙の形象を撮影する
位置の上流側に設けられて、通過する背表紙の端縁また
は目印を検知する検知手段30と、この検知手段によっ
て検知した表紙の端縁または目印から送られる表紙送り
量を計測する送り量計測手段40と、この計測される表
紙の送り量が表紙の背表紙の端縁または目印からCCD
カメラ20で撮影する形象の位置に達したときにCCD
カメラ20に撮影指令を与えるコンピュ−タ装置50と
を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は表紙ののり付け装置に係
り、詳しくは、印刷された紙葉が折りたたまれた折り丁
を丁合してなる丁合束に対し表紙をのり付けするとき
に、その表紙の背表紙の一部若しくは全部をCCDカメ
ラを用いて撮影し、この撮影画像およびそれにもとずく
画像処理による画像デ−タを用いて表紙を位置決めし
て、表紙を丁合束の背部分にのり付けするのり付け装置
であって、この位置決めのときに基準とされる背表紙の
一部または全部の特定の形象が常に適格にCCDカメラ
により撮影できる表紙ののり付け装置に係る。
【0002】
【従来の技術】一般に、編集、デザイン、植字、製版、
印刷等を経た多数の紙葉をとじ合せて1冊の本にまとめ
ることは製本といわれている。この製本の分野は、本、
雑誌、新聞などでグラフィックア−トと呼ばれる分野と
相違し、ペ−ジの組、とじ、表紙の取付けなどの特殊な
技術が必要となるが、その技術は主として手作りに依存
している。
【0003】しかし、出版界が教育の普及と本への要求
の拡大という2つの要因によって発展してきたのにとも
なって、製本技術も手作りから量産技術に発展すること
が望まれ、一部で量産機も提案され、実用化されてい
る。一方、豪華本とかハ−ドバックと呼ばれる本は長期
保存をねらったものであるため、じょうぶで美しい装丁
が望まれ、この面からは単なる量産でなく、精度の高い
装丁が望まれている。
【0004】また、大半の出版社は、製本がこのように
特殊な手作り技術に依存することから、製本に関しては
自分で工場設備をもたずに、製本、装丁などは社外に請
負わせているが、専門化されている製本業者でも量産技
術に依存する割合は低かったが、最近は丁合機やとじ機
などの製本機械の分野では相当機械化の進んだものが提
案されている。
【0005】製本の大半は注文生産であり、しかも、例
えば、本の判型の大きさや形は各種異なり、外観も無限
といってよいほどの変化がある。こうした意図や目的の
多様性に適応するには、規模や種類の違う数多くの設備
や作業が必要になり、製本作業にどうしても部分的な手
仕事が必要となり、それにともなって人件費が増大す
る。
【0006】すなわち、製本の基本単位は、数ペ−ジが
印刷された一枚の紙葉がペ−ジ毎に折られた折り丁であ
る。ちなみに、一枚に16ペ−ジ印刷されているときは
1回折りは4ペ−ジになり、それを折りたたむとペ−ジ
数は倍加し、8ペ−ジになり、さらに折りたたむと16
ペ−ジになり、16ペ−ジが折りたたまれた折り丁にな
る。16ペ−ジの折り丁を10個重ね合わせると、すな
わち、丁合すると、160ペ−ジの本が得られることに
なり、そのときは最初の折り丁が1〜16ペ−ジの分、
最後の分は145〜160ペ−ジとなる。
【0007】10個の折り丁は、丁合によって順序通り
重ね合わせられ、その丁合束の背の部分を糸や針金で縫
合せるか、背の部分を裁断しておいて接着剤でとじるこ
とがある。
【0008】後者のとじは無線とじともいわれ、糸や、
針金などを使用することなく接着剤で丁合束の背をとじ
る製本方法であって、この方法によって、並製本または
普製本、上製本(本製本)と呼ばれる本は製本されてい
る。このような無線とじに通常用いられているとじ機は
無線とじ機であり、無線とじ機には、丁合機によって複
数の折り丁が丁合された丁合束が連続的に供給される。
無線とじ機は振動装置、スライサおよび塗布装置からな
って、供給された丁合束に振動装置によって振動を与え
てから、スライサによって丁合束の背の部分をカット
し、このカット部分に接着剤が均一に着くようにする。
その後、塗布装置によって接着剤をカット部分に塗布
し、この塗布部分に表紙を送り、のり付け装置で押え板
を押付けることによって、表紙を丁合束のカット部分
に、すなわち、背部分に押付けてのり付ける。
【0009】一方、多くの表紙は、全紙サイズの紙葉に
複数の図柄や題号などが印刷され、それを図柄や題号毎
に断裁機によって複数に切られたものである。しかしな
がら、このように断裁した表紙を丁合束にのり付けする
と、つぎのような問題がある。
【0010】一般に、複数の図柄が印刷された紙葉から
表紙を調製する場合は、紙葉が積み重ねられた状態で、
トンボと呼ばれる見当合わせのために印刷された目印を
基準として断裁されて調製される。しかし、紙葉がこの
ように積み重ねられた状態では、各紙葉の目印のトンボ
を完全に一致させることができず、このため、各紙葉に
ついて目印を完全に一致させた状態で断裁することは不
可能に近い。
【0011】また、紙葉の端面から表紙の基準位置まで
の位置が違ってしまったり、大量に積み重ねられた最上
部と最下部で、紙が完全に垂直に切られなかったりする
こともあり、断裁された表紙のサイズにバラツキがどう
しても生じる。
【0012】このようにバラツキの多い表紙を折り丁の
丁合束の背部分に従来例のとじ機によってのり付けする
と、丁合束の背部分の中心に対し表紙の背表紙の図柄や
文字の位置がずれ、ずれたままのり付けされた本は不良
本になってしまう。
【0013】とくに、背の厚みが薄い本の場合は背表紙
に印刷された文字や背文字が切れてしまうことがあり、
薄い本では、少しの表紙のずれでさえ見のがすことの出
来ない問題となっている。
【0014】このようなところから、無線とじ機に、表
紙の背表紙の位置がずれないように修正する修正機構を
取付けることが望まれているが、いずれも不完全なもの
である。なかでも、表紙の寸法にどうしてもバラツキが
あるため、送られる表紙について一枚づつ位置ずれがな
いように修正する必要があり、このような装置は未だ提
案されていない。
【0015】さらに、表紙を取付けるときに、取付ける
べき表紙の中に異種の表紙混入していることも多い。同
種の表紙であっても、取付ける方向を間違えた表紙が送
られてくることも多い。
【0016】しかし、このような混入やグルといわれて
いる事故は、背表紙の位置ずれなどとは性質が異なるた
め、これを防止できるとじ機は提案されていない。
【0017】このようなところから、本発明者は、この
発明と併せて、折り丁を束ねた丁合束に対し、送られる
表紙の背表紙の一部又は全部、つまり、背文字などの形
象をCCDカメラで撮影し、これのコンピュ−タ装置に
おける画像処理による画像デ−タによって表紙が一枚づ
つ正確に位置決めする装置を提案した。
【0018】この装置による表紙の位置決めは背表紙に
おける特定の背文字などの位置、なかでも、コンピュ−
タ装置内での画像処理によっての座標位置にもとずいて
位置決めが行なわれる。このため、CCDカメラの撮影
のときの表紙の背表紙の位置がずれないことや、特定の
背文字などが常にCCDカメラで撮影されていないとき
は、その効果が発揮できない。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのようなと
ころから成立したものであって、CCDカメラで撮影す
るときに通過する表紙において常に同じ背文字などが確
実に撮影できるのり付け装置を提案する。
【0020】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係る
装置は、背部分を下にしてはさまれながら送られる丁合
束に対し一枚づつ送る表紙の背表紙における形象をCC
Dカメラで撮影し、この撮影画像およびそれの電気信号
を用いて表紙を位置決めして、丁合束の背部分にのり付
けする表紙ののり付け装置において、CCDカメラで背
表紙の形象を撮影する位置の上流側に設けられて、通過
する背表紙の端縁または目印を検知する検知手段と、こ
の検知手段によって検知した表紙の端縁または目印から
送られる表紙送り量を計測する送り量計測手段と、この
計測される表紙の送り量が表紙の背表紙の端縁または目
印からCCDカメラで撮影する形象の位置に達したとき
にCCDカメラに撮影指令を与えるコンピュ−タ装置と
を具えて成ることを特徴とする。
【0021】そこで、これら手段たる構成ならびにその
作用について図面によってさらに詳しく説明すると、つ
ぎのとおりである。
【0022】なお、図1は本発明の一つの実施例に係る
表紙ののり付け装置の構成を示す説明図である。
【0023】図2は図1に示す表紙ののり付け装置を具
えるとじ機の一例を平面から示す説明図である。
【0024】図3は図2に示すのり付け装置で用いる位
置決め装置の一例の案内ガイド板を示す平面図である。
【0025】まず、図1、図2ならびに図3において、
符号1は丁合束を示し、2はとじ機、10はこのとじ機
2に組込まれた本発明の一つの実施例に係るのり付け装
置、20はCCDカメラ、30は光電センサ−などの検
知装置、40は表紙6の送り量計測装置、50はコンピ
ュ−タ装置を示す。とじ機2に対し、丁合機から折り丁
が丁合されて丁合束1として供給される。
【0026】すなわち、丁合束1は複数の折り丁(図示
せず)がペ−ジ順に重ねられ、折り丁が重ねられて束に
されたものである。丁合束は手作業で丁合して束にする
こともできるが、通常丁合機といわれる量産機で重ね合
わせて丁合束1はつくられ、図1の矢印方向から、丁合
束1はとじ機2に連続的に供給される。
【0027】一方、印刷の基本単位は複数のペ−ジが印
刷された一枚の紙葉であり、この紙葉が各ペ−ジ毎に折
りたたまれたものが折り丁であり、この折り丁が製本の
基本単位である。折り丁を複数単位づつペ−ジ順に重ね
合わせられることが丁合であり、丁合は手作業で行なわ
れることもあるが、通常は量産的な丁合機によって行な
われる。
【0028】一枚の紙葉を折り丁に折りたたむ折りたた
み装置は巻取式印刷機ではそれ自体に取付けられている
が、枚葉印刷機ではそれとは別に製本所などに配置され
ている。
【0029】丁合機(図示せず)は、図2で矢印により
示すように、とじ機2の上流側に配置され、このとじ機
2の一部として、本発明に係るCCDカメラによる撮影
制御装置を具えるのり付け装置10が組込まれている。
【0030】丁合束1が連続的に移されると、とじ機2
に連続送り手段として設けられているル−プ状の無終端
チェン3には一対の押え板4、4が間隔をおいて取付け
られているために、丁合束1は一対の押え板4、4によ
って背部分4aを下にしてはさまれて保持されている。
(図1ならびに図3参照)。
【0031】一対の押え板4、4によって丁合束1は、
図2に示すように、背部分を下にしてはさまれて送ら
れ、その間に、背の部分がスライサにより裁断され、裁
断された背部分に接着剤がつけられてから、のり付け装
置10の一対の案内ガイド12、12によって拘束され
て、表紙6が送られ、図1ならびに図3に示すように、
とじ機2ののり付けユニット7ののり付けロ−ラ8によ
って丁合束1の背部分にのり付けされる。
【0032】更に詳しく説明すると、とじ機2におい
て、振動によるそろえ、背部分の裁断、接続剤の塗布、
表紙ののり付けなどの各工程がル−プ状の無終端チェン
3によって丁合束1が搬送される間に行なわれる。この
ため、無終端チェン3に一定間隔をおいて設けられた一
対の押え板4は一方の押え板4を無終端チェン3に固定
し、他方の固定板4を固定された押え板4に対し接近ま
たは離間するよう構成されている。
【0033】このようにとじ機2を構成すると、一対の
押え板4、4によってはさまれて移動する丁合束1は、
とじ機2に入ると、はじめに、振動ユニット(図示せ
ず)によって振動を与えることによって、丁合束1は精
度よく揃えられ、次に移ると、揃えられた背部分はスラ
イサユニット5でカットスライスされ、更に次に移る
と、丁合束の背の部分に接着剤が均一に塗布され、のり
付けユニット7で表紙6がのり付けされる。
【0034】のり付けされるべき表紙6はのり付け装置
10から一枚づつ送られる。のり付け装置10の送り機
構はいずれの構造にも構成できる。すなわち、紙葉印刷
機におけるフィ−ダ機構のように、積上げた表紙を吸引
して一枚づつ紙葉が送り出されるように構成できる。ま
た、図1ならびに図3に示すように、送りチェン10a
を駆動モ−タ10bによって駆動し、送りチェン10a
につめ部材10cを取付けて、つめ部材10cによって
表紙6をつかんで送りチェン10aとともに送るように
構成できる。
【0035】このように一枚づつ送られた表紙6はのり
付けユニット7に達すると、そこで、のり付けロ−ラ8
(図1ならびに図3参照)が押上げられ、表紙6は丁合
束1の背部分にのり付けされ、本がつくられる。表紙が
付けられた本はとじ機2の無終端チェン3によって送ら
れ、一方の押え板4に対し他方の押え板4を離間し、排
出される。
【0036】このようにとじ機2の一部として組込んで
構成されたのり付け装置10には、図3に示すように、
一対の案内ガイド12、12を設ける一方、一対の案内
ガイド12、12との関連のもとでCCDカメラ20を
設け、CCDカメラ20から撮影画像を画像信号として
画像処理し、これに基づく指令を各案内ガイド12、1
2に与えるためにコンピュ−タ装置50を設ける。
【0037】一対の案内ガイド12、12によって拘束
されて送られる表紙6を一枚づつCCDカメラ20によ
って撮影し、この撮影画像を入力デ−タとしてコンピュ
−タ装置50に入力する。
【0038】これを画像処理した一応の基準画像デ−タ
や送られる表紙6毎の撮影画像デ−タを記憶、比較し、
この結果、コンピュ−タ装置50からの指令によって一
対の案内ガイド12、12を移動させ、一対の案内ガイ
ド12、12によって拘束される表紙6を丁合束1に対
し位置決めした状態で、のり付けユニット7ののり付け
ロ−ラ8によって表紙6は押し上げられてのり付けされ
る。
【0039】また、このようにのり付け装置10はとじ
機2の一部としてその下側に配置され、のり付け装置1
0において表紙6を拘束する一対の案内ガイド12、1
2は、それぞれ個別的に駆動モ−タ13、13を介して
幅方向に移動できるよう構成され、この移動はコンピュ
−タ装置50若しくはコンピュ−タ装置50の中に設け
られた位置決め制御ユニットによって制御される。
【0040】また、CCDカメラ20は、送られる表紙
6においてその背表紙の少なくとも一部を撮影できるよ
うに構成されるカメラであり、CCDカメラであるか
ら、撮影画像を多数の画素に分解して電気信号として送
ることができるから、表紙6の位置が厳格に制御できる
ともいえる。
【0041】一方、CCDカメラ20はこのようなカメ
ラでなくとも、背表紙の一部、すなわち、背文字などの
うちの一つの文字や形象の位置を確認し、それに応じた
電気信号をコンピュ−タ装置50に送ることができれ
ば、いずれのものとしても構成できる。一例を挙げる
と、光センサ−を認識すべき形象の手前で起動させ、形
象の認識のときの電圧の変化を検出するようにしても構
成できる。
【0042】また、CCDカメラ20は一対の案内ガイ
ド12、12の間に設けると、とじ機2ののり付けユニ
ット7に入る前に表紙6の位置を調整でき、全くといっ
ていいほど不良本がなくなる。
【0043】これに対し、CCDカメラ20をこのよう
な位置に配置しなくとも表紙6の位置を調整できる。例
えば、とじ機2ののり付けユニット7の後に配置する
と、CCDカメラ20によって撮影する表紙6はすでに
丁合束1にのり付けされて製本された本の一部である。
このため、このような背表紙の一部を撮影し、それがず
れたり、その他の不良品であったとしても、それを修正
することができない。
【0044】このようにとじ機2においてのり付けユニ
ット7の後にCCDカメラ20を設けると、不良品が発
生した後にその不良品について不良を検出している。し
かし、ある程度の不良品がでても、表紙のずれは序々に
すい積されて拡大するもので、これを一定の許容限度以
下におさえておくと、不良品は相当おさえられる。
【0045】このようにして送られる表紙6の背表紙の
少なくとも一部をCCDカメラ20で撮影し、背表紙の
一部又は全部の撮影画像ならびにその位置はコンピュ−
タ装置50に入力され、その入力される形象の画像や位
置などは、演算、記憶、比較などの画像処理され、その
結果としての指令により、一対の案内ガイド12、12
は移動されて位置決めされる。
【0046】次に、以上のとおり、CCDカメラ20と
コンピュ−タ装置50を設けて、CCDカメラ20によ
る表紙6の撮影画像にもとずいて表紙6を位置決めする
ときに、表紙6の背表紙においてCCDカメラ20で撮
影すべき特定の形象およびその位置、平らたくいうと、
背表紙における背文字や題号のうちの特定の文字などの
形象を正確に検出しないと、CCDカメラ20で形象を
撮影しても、位置決めを正確に行なうことができない。
【0047】このところから、図1ならびに図3に示す
ように、光電センサ−などの検知装置30と表紙6が送
られる送り量を測定する送り計測装置40とを設ける。
検知装置30は通常光電センサ−、レ−ザセンサ−、又
は場合によってはCCDカメラからなって、表紙6の先
端縁又は特定の基準位置を光電的に検出し、この先端縁
の通過を電気信号としてコンピュ−タ装置50に送る。
【0048】一方、とじ機2ののり付けユニット7に向
って送られる表紙6はその送り量が送り計測装置40に
よって計測されているため、コンピュ−タ装置50に対
し予め表紙6の先端から特定背文字などの特定形象まで
の距離又はそれに相当するパルス数を入力し、記憶させ
ておくと、コンピュ−タ装置50における演算、比較に
より、CCDカメラ20は、その視写範囲内特定背文字
又は形象にあるときに、撮影できる。
【0049】このように検知装置30と送り計測装置4
0を設ける場合には、図1ならびに図3の例のように、
表紙6を送りチェン10aで送るときには、送り計測装
置40はこの送りチェン10aの送り量をそれの駆動プ
−リ10bの回転数として抽出できるように構成し、こ
の回転数はエンコ−ダ41によってパルスに変換できる
ようにする。
【0050】一方、検知装置30と送り計測装置40を
一体に構成し、この一体に構成された装置を、表紙6の
先端縁又は目印から検知し、この先端などから特定形象
に達するまでの送りを直線状に並べた複数の光電素子に
よって検出し、光電素子間の間隔をもつパルスの数とし
ても測定できる。
【0051】すなわち、図1ならびに図3に示す例は前
者の例であって、送りチェン10aは一対のプ−リィ1
0b、10bを介して一方のプ−リィを駆動プ−リィ1
0bとして連続的に駆動される。
【0052】このように送られる場合は、送りチェン1
0aで送られる表紙6の送り量は送りチェン10aの移
動量や送り量、さらに、駆動プ−リィ10bの回転数と
して抽出できる。
【0053】このような駆動プ−リィ10bの回転数
は、その駆動軸に例えばエンコ−ダ41などを取付ける
と、エンコ−ダ41によって送りチェン10aの移動
量、つまり表紙6の送り量に応じてパルスが発生する。
【0054】コンピュ−タ装置50の中には位置決め制
御装置51と画像処理装置55とが設けられている。前
者の位置決め制御装置51の中にはパルス数のカウント
回路52、比較回路53、カウントアップ設定値の設定
回路54が設けられている。後者の画像処理装置55に
はCCDカメラ20からの画像デ−タを処理する回路の
ほかにCCDカメラ20の撮影時期を調整し、この時期
を与える時期調整回路56が設けられている。
【0055】このように構成すると、送りチェン10a
の移動量は連続的にエンコ−ダ41によってパルスに変
換され、そのパルスはエンコ−ダ41からカウント回路
52に入っている。カウント回路52におけるパルス数
のカウントは、検知装置30によって表紙6の先端を検
知したときに入力されるカウントスタ−ト信号によって
開始し、このカウント数を設定回路54で演算されたカ
ウントアップ設定値と比較回路53で比較し、一致した
ときに出力信号が画像処理装置55の時期調整回路56
を経てCCDカメラ20で撮影することになる。
【0056】すなわち、特定回路54はカウント回路5
2におけるパルス数のカウントをセットアップする設定
値を演算する回路であって、設定回路54には、表紙6
の先端縁又は基準位置からCCDカメラ20によって撮
影すべき背表紙の位置、平らたくいうと、題号などの背
文字のうちで特定する文字又は形象までの距離L(図1
および図3参照)を予め入力する。この距離Lを比較す
るパルス数に対応させる演算を行なってパルス数に演算
し、距離Lに対応するパルス数を記憶させる。
【0057】このように前者のとおり構成しなくとも後
者のように構成すると、表紙6の送りが図1ならびに図
3のような送りチェンを用いない機構による場合でも、
適用できる。後者の場合は、エンコ−ダなどを用いなく
とも、直接表紙6の送りをパルス数として取り出すこと
ができるため、そのパルス数は位置決め制御装置51の
カウント回路52に入れることができ、前者と同様にC
CDカメラ20の撮影時期を決めることができる。
【0058】
【発明の効果】以上のべたとおり、本発明は、背部分を
下にしてはさまれながら送られる丁合束に対し一枚づつ
送る表紙の背表紙における形象をCCDカメラで撮影
し、この撮影画像およびそれの電気信号を用いて表紙を
位置決めして、丁合束の背部分にのり付けする表紙のの
り付け装置であって、CCDカメラで背表紙の形象を撮
影する位置の上流側に設けられて、通過する背表紙の端
縁または目印を検知する検知手段と、この検知手段によ
って検知した表紙の端縁または目印から送られる表紙送
り量を計測する送り量計測手段と、この計測される表紙
の送り量が表紙の背表紙の端縁または目印からCCDカ
メラで撮影する形象の位置に達したときにCCDカメラ
に撮影指令を与えるコンピュ−タ装置とを具えて成るこ
とを特徴とする。
【0059】このような本発明に係る表紙ののり付け装
置であると、印刷された紙葉が折りたたまれた折り丁を
丁合してなる丁合束に対し表紙をのり付けするときに、
その表紙の背表紙の一部若しくは全部をCCDカメラを
用いて撮影し、この撮影画像およびそれにもとずく画像
処理による画像デ−タを用いて表紙を位置決めして、表
紙を丁合束の背部分にのり付けすることができ、この位
置決めのときに基準とされる背表紙の一部または全部の
特定の形象が常に適格にCCDカメラにより撮影でき、
表紙を適格にのり付けできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施例に係る表紙ののり付け装
置の構成を示す説明図である。
【図2】図1に示す表紙ののり付け装置を具えるとじ機
の一例を平面から示す説明図である。
【図3】図2に示すのり付け装置で用いる位置決め装置
の一例の案内ガイド板を示す平面図である。
【符号の説明】
1 丁合束 2 とじ機 10 のり付け装置 12 案内ガイド 20 CCDカメラ 30 検知手段 40 表紙送り計測装置 50 コンピュ−タ装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 背部分を下にしてはさまれながら送られ
    る丁合束に対し一枚づつ送る表紙の背表紙における形象
    をCCDカメラで撮影し、この撮影画像およびそれの電
    気信号を用いて表紙を位置決めして、丁合束の背部分に
    のり付けする表紙ののり付け装置において、 前記CCDカメラで背表紙の形象を撮影する位置の上流
    側に設けられて、通過する背表紙の端縁または目印を検
    知する検知手段と、 この検知手段によって検知した表紙の端縁または目印か
    ら送られる表紙送り量を計測する送り量計測手段と、 この計測される表紙の送り量が表紙の背表紙の端縁また
    は目印からCCDカメラで撮影する形象の位置に達した
    ときに前記CCDカメラに撮影指令を与えるコンピュ−
    タ装置とを具えて成ることを特徴とする表紙ののり付け
    装置。
  2. 【請求項2】 前記検知手段を光電センサ−、レ−ザセ
    ンサ−またはCCDカメラから構成することを特徴とす
    る請求項1記載の表紙ののり付け装置。
  3. 【請求項3】 前記送り計測手段を、計測する表紙送り
    量が表紙を送る駆動モ−タの回転数として計測できるよ
    う、構成することを特徴とする請求項1記載の表紙のの
    り付け装置。
  4. 【請求項4】 前記計測手段に、前記駆動モ−タの回転
    数をパルス数に変換するエンコ−ダを設けることを特徴
    とする請求項3記載の表紙ののり付け装置。
  5. 【請求項5】 前記検知手段と前記送り計測手段とを一
    体に構成し、前記表紙の背表紙の端縁または目印の位置
    および前記表紙の送り量を光電的に直接パルス数に変換
    して前記コンピュ−タ装置に与えることができるよう、
    構成してなることを特徴とする請求項1記載の表紙のの
    り付け装置。
  6. 【請求項6】 前記コンピュ−タ装置には、前記エンコ
    −ダを介して送られるパルス数または一体に構成した前
    記検知手段ならびに前記送り計測手段から直接送られる
    パルス数をカウントするカウント回路と、このカウント
    回路でカウントされたパルス数と予め入力した前記表紙
    の端縁から前記CCDカメラで撮影する形象までの距離
    に相当するパルス数とを比較する比較回路とを設けるこ
    とを特徴とする請求項1、4または5記載の表紙ののり
    付け装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110356652A (zh) * 2019-07-04 2019-10-22 苏州大喆智能科技有限公司 一种物件的检测、叠放、捆扎、输送一体机
CN110356652B (zh) * 2019-07-04 2024-04-19 苏州大喆智能科技有限公司 一种物件的检测、叠放、捆扎、输送一体机

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