JP2001096735A - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

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JP2001096735A
JP2001096735A JP28139499A JP28139499A JP2001096735A JP 2001096735 A JP2001096735 A JP 2001096735A JP 28139499 A JP28139499 A JP 28139499A JP 28139499 A JP28139499 A JP 28139499A JP 2001096735 A JP2001096735 A JP 2001096735A
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健 荒井
Masatsugu Hatanaka
正嗣 畑中
Seiji Takeda
誠司 武田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクキャリッジの助走部およびオーバラン
部の横幅が狭く、かつ印刷スピードが速い、小型のイン
クジェットプリンタを提供する。 【解決手段】 インクジェットプリンタは、所定軸の周
りに、回動可能に設けられた支軸72と、支軸72の回
転とともに軸周りに円弧運動をするよう支軸72に固定
されたうで木44と、うで木44の支軸72から予め定
められた位置に設けられインクキャリッジ46と、用紙
カセット66の一部に食い込み、記録用紙54を円弧状
に保持する円筒の一部からなる搬送ガイド55と、搬送
ガイド55に載置された記録用紙を押える用紙押え56
と、用紙押え56で押えられた記録用紙54を1枚ずつ
取出すピックアップローラ52と、記録用紙54を搬送
ガイド55との間に挟み込み、搬送ガイド55と同じ曲
率を保ったままインクキャリッジ46と対向する位置に
導く搬送ローラおよびガイドローラ48とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットプ
リンタに関し、特に、インクキャリッジの助走部および
オーバラン部の横幅が狭く、かつ印刷スピードが速い、
小型のインクジェットプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】図21を参照して、従来のインクジェッ
トプリンタ201は、直線の金属棒よりなる走査ガイド
204と、走査ガイド204に沿って直線運動をし、記
録用紙54上にインクを吐出し、印刷を行なうためのイ
ンクキャリッジ203とを含む。インクキャリッジ20
3による印字領域の両端には、インクキャリッジ203
を停止状態からある一定の速度に到達させるために設け
られた助走部と呼ばれる領域と、一定の速度で運動する
インクキャリッジ203を停止させるために設けられた
オーバーラン部と呼ばれる領域とが設けられている。す
なわち、インクキャリッジ203は、走査ガイド204
に沿って図中A位置からB位置に向かって印刷を行なう
際、助走部にて助走を行なう。その後、印字領域におい
ては、一定の速度にて印刷を行なう。印刷領域を超えて
オーバーラン部に差し掛かると、インクキャリッジ20
3は減速し、その後停止する。この間のインクキャリッ
ジ203の速度変化は図に示すとおりである。
【0003】このように、従来のインクジェットプリン
タ201ではオーバラン部および助走部を有することに
よって、印刷時のインクキャリッジ203の走査速度を
一定にする構成が用いられてきた。しかし、近年、装置
の小型化および低価格化のために、印刷領域以外のスペ
ースを極力小さくしたインクジェットプリンタが考案さ
れている。
【0004】図22および図23を参照して、このよう
なインクジェットプリンタの一例(インクジェットプリ
ンタ228)は、複数のインクノズル215を有するイ
ンクキャリッジ216と、一方の端が支軸212に固定
され、かつ他方の端にインクキャリッジ216が固着さ
れたうで木214と、記録用紙54を蓄えるための用紙
トレイ222と、用紙トレイ222より記録用紙54を
1枚ずつ取出すための記録用紙ピックアップローラ22
4と、記録用紙ピックアップローラ224により取出さ
れた記録用紙54を順次搬送するための記録用紙搬送ロ
ーラ226と、記録用紙54の紙送り、インクキャリッ
ジ216の運動およびインクノズル215からのインク
噴出の制御を行なうための制御装置(図示せず)とを含
む。インクキャリッジ216は、インクノズル215の
他に、インクを蓄えるためのインクボトル(図示せず)
などを含む。
【0005】このような構成により、インクキャリッジ
216は円弧運動を行なう。このため、従来と同距離の
助走部およびオーバーラン部を円弧に沿って設けたとし
ても、助走部およびオーバーラン部の横幅は従来のもの
より狭くすることができる。よって、インクジェットプ
リンタを小型化することができる。
【0006】図24を参照して、インクジェットプリン
タ228は以下のように動作する。制御装置に対して印
字要求が送信されると(S2)、制御装置は、インクジ
ェットプリンタ228に接続されたコンピュータより1
ページ分の画像データを受信する(S4)。制御装置
は、受信した画像データより記録用紙54のサイズを決
定する(S6)。記録用紙54のサイズに従い、うで木
214の振幅が決定される(S32)。記録用紙54に
合わせて画像データの向き等が変更される(S10)。
画像データから、インクキャリッジ216の運動方向に
応じて画素値が読出され、印刷データが作成される(S
36)。記録用紙54が用紙トレイ222より搬送され
る(S12)。記録用紙54が印字部に到達したのであ
れば(S14でYES)、印刷データがラインごとにイ
ンクキャリッジ216に送信され(S38)、インクキ
ャリッジ216が円弧運動を行ないながら印刷データに
基づいてインクを吐出し、印刷を行なう(S18)。次
のラインの印刷データがなくなるまで、S16〜S18
の処理を繰返す(S20)。1ページ分の印刷が終了し
たならば(S20でNO)、記録用紙54の排紙を行な
い(S22)、印刷待ちの画像データがあるか否かを判
断する(S24)。印刷待ちの画像データが存在すれば
(S24でYES)、S4以降の処理を繰返し、印刷待
ちの画像データが存在しなければ(S24でNO)、処
理を終了する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、インクジェッ
トプリンタ228では、インクキャリッジ216が円弧
運動を行なうため、画像データから印刷データを作成す
る際に、煩雑なデータ変換を施さなければならないとい
う問題がある。すなわち、図25を参照して、インクジ
ェットプリンタ201においては、インクキャリッジ2
03の走査方向が画像データ232の行方向と一致す
る。このため、印刷データは画素値を画素1−9、1−
8、1−7、…、1−1、2−1、2−2、…、8−
8、8−9のように、1行ずつ順に読出すだけでよく、
印刷データを簡単に作成することができる。このため、
画像データ232を記憶する記憶領域さえあれば、印刷
データを記憶する記憶領域は必要としない。
【0008】これに対して、図26を参照して、インク
ジェットプリンタ228は、インクキャリッジ216の
走査方向に合わせて、画素値を読出さなければならな
い。すなわち、一例として、画素3−9、2−8、1−
7、1−6、1−5、1−4、1−3、2−2、3−1
のように、特別な順序で画素値の読出を行なわなければ
ならない。このため、印刷データを作成する際には、煩
雑な読出を行なわなければならず、印刷の高速化のため
には、あらかじめ印刷データを作成しておいて、画像デ
ータとは異なる記憶領域に記憶しておかなければならな
い。
【0009】本発明は上述の課題を解決するためになさ
れたもので、その目的は、インクキャリッジの助走部お
よびオーバラン部の横幅が狭く、かつ印刷スピードが速
い、小型のインクジェットプリンタを提供することであ
る。
【0010】本発明の他の目的は、紙詰まりを起こしに
くい、インクキャリッジの助走部およびオーバラン部の
横幅が狭く、かつ印刷スピードが速い、小型のインクジ
ェットプリンタを提供することである。
【0011】本発明のさらに他の目的は、インクの吐出
速度を向上させることができる、インクキャリッジの助
走部およびオーバラン部の横幅が狭く、かつ印刷スピー
ドが速い、小型のインクジェットプリンタを提供するこ
とである。
【0012】本発明のさらに他の目的は、必要以上のイ
ンクキャリッジのオーバーランを防ぐことができ、効率
よく印刷を行なうことができるインクジェットプリンタ
を提供することである。
【0013】本発明のさらに他の目的は、用紙を蛇行さ
せることなく正確に搬送することができるインクジェッ
トプリンタを提供することである。
【0014】本発明のさらに他の目的は、用紙の腰折れ
を防ぎ、インクキャリッジの助走部およびオーバラン部
の横幅が狭く、かつ印刷スピードが速い、小型のインク
ジェットプリンタを提供することである。
【0015】本発明のさらに他の目的は、最小個数の搬
送ローラですべてのサイズの用紙を搬送可能なインクジ
ェットプリンタを提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係るインクジェットプリンタは、所定軸の周りに、回動
可能に設けられた支軸と、支軸の回動とともに軸周りに
円弧運動をするよう支軸に固定されたうで木と、うで木
の支軸から予め定められた位置に設けられ、うで木を含
む面と平行な方向にインクを吐出する複数のインクノズ
ルを有するインクキャリッジと、インクキャリッジに対
向する位置において、用紙をインクキャリッジの運動曲
率との関係で定められる曲率に保持する用紙保持部とを
含む。
【0017】インクキャリッジが円弧運動をすることに
より印字が行なわれる。このため、印字に要する横方向
の長さを短くすることができ、小型のインクジェットプ
リンタを提供することができる。また、インクキャリッ
ジが円弧運動を行なう従来のインクジェットプリンタの
ような煩雑な画像データの読出しを必要としない。この
ため、高速印字が可能となる。
【0018】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明の構成に加えて、軸の軸方向と用紙の搬送方向と
が平行である。
【0019】軸の軸方向と用紙の搬送方向とを平行にす
ることで、インクキャリッジの運動方向と用紙の搬送方
向とを直交させることができる。このため、煩雑な順序
で画像データを読出して印刷データを作成する必要がな
くなり、印刷スピードの向上を図ることができる。
【0020】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明の構成に加えて、インクキャリッジは複
数のインクノズルが形成されたインク吐出面を有し、イ
ンク吐出面の曲率は、用紙保持部に保持された用紙の曲
率以下である。
【0021】インクキャリッジのインク吐出面の曲率を
用紙の曲率以下にすることで、インクキャリッジと用紙
との接触を少なくすることができる。このため、紙詰ま
りを起こしにくくなる。
【0022】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれかに記載の発明の構成に加えて、複数のインクノ
ズルの各々は、支軸の中心と各インクノズルとを結ぶ直
線方向にインクを吐出する。
【0023】インクの吐出方向を支軸の中心とインクノ
ズルとを結ぶ直線方向とすることにより、吐出されるイ
ンク吐出力の方向と遠心力の方向とを一致させることが
できる。このため、インク吐出方向の制御が容易にな
る。それとともに、遠心力をインク吐出に利用すること
ができ、インクの吐出速度を向上させることができる。
【0024】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
いずれかに記載の発明の構成に加えて、インクキャリッ
ジは、用紙の同一ライン上を往復運動することによりイ
ンクを吐出する。
【0025】同一ライン上を往復運動してインク吐出す
ることにより、往路および復路のいずれかでインク吐出
する場合に比べ、2倍の解像度を得ることができる。
【0026】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の発明の構成に加えて、インクキャリッジは、用紙の同
一ライン上を往復運動してインクを吐出する際に、往路
のインク吐出タイミングと復路のインク吐出タイミング
とをずらす。
【0027】往路のインク吐出タイミングと、復路のイ
ンク吐出タイミングをずらすことにより、インク着地点
の調整が行なわれる。
【0028】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の発明の構成に加えて、インクキャリッジは、用紙の同
一ライン上を往復運動してインクを吐出する際に、復路
のインクの吐出タイミングが往路のインクの吐出タイミ
ングよりも早い。
【0029】復路のインク吐出タイミングを往路のイン
ク吐出タイミングよりも早くすることで、インク着地点
の調整が行なわれる。
【0030】請求項8に記載の発明は、請求項1〜7の
いずれかに記載の発明の構成に加えて、複数のインクノ
ズルの各々のインク吐出タイミングは、支軸の中心から
インクノズルまでの距離、インクキャリッジと用紙との
距離、インクノズルの位置、インクの速さに基づき定め
られる。
【0031】各種パラメータに基づいてインク着地点を
算出することができる。このため、正確にインク吐出タ
イミングを定めることができる。
【0032】請求項9に記載の発明は、請求項1〜8の
いずれかに記載の発明の構成に加えて、複数のインクノ
ズルは、インクキャリッジの運動方向に対して直交する
面とインク吐出面との交線上に配置されている。
【0033】インクノズルをインクキャリッジの運動方
向に対して直角な方向に一列に配列することで、印刷解
像度が、インクヘッドの移動角度のみによって定められ
る。
【0034】請求項10に記載の発明は、請求項1〜9
のいずれかに記載の発明の構成に加えて、用紙のサイズ
を検知する用紙サイズセンサをさらに含み、うで木の振
り角度は、用紙サイズセンサの出力に応じて定められ
る。
【0035】用紙のサイズに応じてうで木の振り角度が
定められる。このため、必要以上のインクキャリッジの
オーバーランを防ぐことができ、効率よく印刷を行なう
ことができる。
【0036】請求項11に記載の発明は、請求項10に
記載の発明の構成に加えて、うで木の振り角度は、イン
クキャリッジがインクキャリッジの運動方向に用紙をカ
バーできるように定められている。
【0037】用紙の幅以上にインクキャリッジを動かす
ことにより、用紙の印刷されない部分がなくなる。
【0038】請求項12に記載の発明は、請求項1〜1
1のいずれかに記載の発明の構成に加えて、用紙保持部
は、インクキャリッジに対向する凹面を持つ断面円弧状
の搬送ガイドと、搬送ガイドのインクキャリッジに対向
する面とで用紙を挟み込むように配置された複数の搬送
ローラとを含む。
【0039】搬送ガイドの内側に沿って円弧状に配置さ
れた複数の搬送ローラによって用紙が搬送される。この
ため、用紙を蛇行させることなく正確に搬送することが
できる。
【0040】請求項13に記載の発明は、請求項12に
記載の発明の構成に加えて、用紙が搬送ガイドに搬送さ
れた際に、用紙の中央部から周辺部にわたり順に搬送ロ
ーラが接触するように複数の搬送ローラが配置されてい
る。
【0041】用紙が搬送されるにつれ、用紙を徐々に曲
げることができ、用紙曲げによる腰折れを防止すること
ができる。
【0042】請求項14に記載の発明は、請求項12ま
たは13に記載の発明の構成に加えて、複数の搬送ロー
ラは、最大サイズの用紙のインクキャリッジの運動方向
における端部と中央部との中間地点および最小サイズの
用紙のインクキャリッジの運動方向における端部と中央
部との中間地点にはすくなくとも配置されている。
【0043】最小限の個数の搬送ローラで、すべてのサ
イズの用紙を搬送することができるようになる。
【0044】請求項15に記載の発明は、請求項12〜
14のいずれかに記載の発明の構成に加えて、複数の搬
送ローラは、インクキャリッジの運動方向に連結駆動さ
れる。
【0045】搬送ローラが連結駆動されることにより、
均一に用紙を搬送することができる。このため、用紙の
蛇行や、ある位置における搬送遅れなどを防止すること
ができる。
【0046】請求項16に記載の発明は、請求項12〜
15のいずれかに記載の発明の構成に加えて、複数の搬
送ローラの各々は、用紙の曲率よりも小さい曲率を有す
る紡錘形状である。
【0047】搬送ローラを、用紙の曲率よりも小さい曲
率を有する紡錘形状とすることにより、搬送ローラの端
部の接触による用紙の腰折れを防止することができる。
【0048】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]図1および図2
を参照して、本発明の実施の形態1に係るインクジェッ
トプリンタは、記録用紙54を蓄える用紙カセット66
と、記録用紙54に印字を施す印字部42と、後述する
インクキャリッジ46の運動制御およびインクキャリッ
ジ46からのインクの吐出制御を行なう制御装置(図示
せず)とを含む。
【0049】用紙カセット66には、記録用紙54を円
弧状に保持するためのサイドガイド58、ラック64お
よびピニオン62と、記録用紙54のサイズが、B4、
A4およびB5のいずれであるかをそれぞれ検知するた
めの用紙サイズセンサ60A、60Bおよび60Cとが
備えられている。
【0050】印字部42は、用紙カセット66の一部に
食い込み、記録用紙54を円弧状に保持する円筒の一部
からなる搬送ガイド55と、搬送ガイド55に載置され
た記録用紙54を押える用紙押え56と、用紙押え56
で押えられた記録用紙54を1枚ずつ取出すピックアッ
プローラ52と、記録用紙54を搬送ガイド55との間
に挟み込み、搬送ガイド55と同じ曲率を保ったまま後
述するインクキャリッジ46と対向する位置に導く搬送
ローラ50およびガイドローラ48と、所定軸の周り
に、回動可能に設けられた支軸72と、支軸72の回転
とともに軸周りに円弧運動をするよう支軸72に固定さ
れたうで木44と、うで木44の支軸72から予め定め
られた位置に設けられインクキャリッジ46とを含む。
【0051】インクキャリッジ46は、支軸72を中心
とする円弧運動を行ない、円弧形状に曲げられた記録用
紙54上にインクを吐出する。
【0052】図3を参照して、インクキャリッジ46の
形状と搬送ガイド55の形状との関係について説明す
る。上述のように搬送ガイド55は断面円弧形状であ
る。このため、インクキャリッジ46のインク吐出面の
形状は、図3(A)に示すように、搬送ガイド55の曲
率よりも小さい曲率を有する円弧形状、または図3
(B)に示すように、搬送ガイド55と同じ曲率を有す
る円弧形状である。図3(C)に示すように、インクキ
ャリッジ46のインク吐出面の形状を搬送ガイド55の
曲率よりも大きい曲率を有する曲面にすると、インクキ
ャリッジ46の端部が記録用紙54と接触しやすくな
り、紙詰まりを起こしやすくなる。このため、インク吐
出面の曲率を搬送ガイド55の曲率以下にすることによ
り、紙詰まりを起こしにくい構造にしている。
【0053】インクキャリッジ46に設けられた複数の
インクノズル74からのインクの吐出方向について説明
する。図4に示すように、各インクノズル74からイン
ク84をうで木44の長軸方向と平行な方向82に吐出
する場合を考える。図5を参照して、インク84には、
インクノズル74から吐出される際に加えられるインク
吐出力の他、インクキャリッジ46の遠心力および
慣性力が加えられる。このため、インク84は吐出力
、遠心力および慣性力の合力の方向に飛び出す
ことになる。遠心力および慣性力の方向はインクノ
ズル74の位置により異なる。しかし、インク吐出力
はインクノズル74の位置に関わらず常に一定の方向に
働く。このため、合力の大きさがインクノズル74ご
とに異なり、インク84の着地点制御が困難である。こ
のため、図6に示すように、インク吐出力の方向を支
軸72の中心とインクノズル74とを結ぶ直線方向に定
める。これにより、インク吐出力の方向と遠心力の
方向とが一致し、合力の大きさは常に一定となり、イ
ンク84の着地点制御を容易に行なうことができる。ま
た、インク84の吐出力に加えて、遠心力をインク
84の吐出に利用することができる。このため、インク
84の吐出速度を向上させることができる。
【0054】インクキャリッジ46は、往復円弧運動を
行ないながらインク吐出を行なう。このため、記録用紙
54の同一ライン上でインクキャリッジ46を往復運動
させ、同一の画像データに基づいたインク吐出を行なう
ことにより、往路および復路のいずれかでインク吐出す
る場合に比べ、2倍の解像度を得ることができる。
【0055】しかし、上述のようにインクの吐出方向
は、インクキャリッジ46の慣性力の影響を受ける。
このため、同じ位置でインクを吐出させた場合であって
も往路と復路とでは、インク84の着地点が異なってし
まう。よって、図7を参照して、インクの着地点92が
同一となるように、往路のインク吐出位置と復路のイン
ク吐出位置とを角度θだけずらせインク吐出を行なう。
【0056】図8を参照して、インク84の着地点の算
出方法について説明する。インクキャリッジ46のイン
ク吐出面の曲率と記録用紙54の曲率とが等しいとす
る。このとき、インクノズル74から記録用紙54まで
の距離はインクノズル74の位置によらず一定の値L1
である。支軸72とインクノズル74とを結ぶ直線と、
うで木44とがなす角度をαとした場合、αの値は十分
に小さいと考えられる。このため、支軸72からインク
ノズル74までの距離は、一定の値L2と考えられる。
慣性力を無視して、インク吐出力および遠心力の
みでインク84が記録用紙54に到達したと仮定した場
合には、うで木の軸線の延長線と記録用紙54とが交わ
る位置とインク84の着地点との間の距離L3は、 L3=(L1+L2)×sinα で与えられる。一方、空気の摩擦力および重力を無視し
て考えることにすると、インクの飛行時間Tは T=L1/V1 で与えられる。ここで、V1は、インク吐出力および
遠心力により与えられるインク84の速さである。
【0057】慣性力によるインク84の速さをV2と
すると、時間T内にインク84が慣性力の影響を受け
進む距離L4は、 L4=V2×T となる。よって、支軸72の延長線と記録用紙54とが
交わる位置とインク84の着地点との間の距離Lは、近
似的に L=L3+L4=(L1+L2)×sinα+L1×V
2/V1 のように表わすことができる。このため、距離Lを考慮
して、インクの吐出タイミングが算出される。
【0058】再度図1および図2を参照して、用紙サイ
ズセンサ60A〜60Cは、自身が射出した光の反射光
の有無を検知する。制御装置は、用紙サイズセンサ60
A〜60Cのすべてが反射光を受光している場合には、
用紙カセット66にセットされた記録用紙54のサイズ
がB4であると判断する。用紙サイズセンサ60Aが反
射光を受光しておらず、用紙サイズセンサ60B〜60
Cが反射光を受光している場合には、記録用紙54のサ
イズがA4であると判断する。用紙サイズセンサ60C
のみが反射光を受光している場合には、記録用紙54の
サイズがB5であると判断する。制御装置は、記録用紙
54のサイズに基づいてうで木44の振り角度を決定す
る。図9(A)を参照して、記録用紙54がB5サイズ
などの小さいサイズの場合には、うで木44の振り角度
を小さくする。図9(B)を参照して、記録用紙54が
B4サイズなどの大きいサイズの場合には、うで木44
の振り角度を大きくする。このように、記録用紙54の
サイズに応じてうで木44の振り幅を調整することによ
り、必要以上のインクキャリッジ46のオーバーランを
防ぐことができ、効率よく印刷を行なうことができる。
【0059】図10を参照して、インクジェットプリン
タは以下のように動作する。制御装置に対して印字要求
が送信されると(S2)、制御装置は、インクジェット
プリンタに接続されたコンピュータより1ページ分の画
像データを受信する(S4)。制御装置は、受信した画
像データより記録用紙54のサイズを決定する(S
6)。記録用紙54のサイズに従い、うで木44の振幅
が決定される(S8)。記録用紙54に合わせて画像デ
ータの向き等が変更される(S10)。記録用紙54が
用紙カセット66より搬送される(S12)。記録用紙
54が印字部に到達したのであれば(S14でYE
S)、画像データがラインごとにインクキャリッジ21
6に送信され(S16)、インクキャリッジ46が円弧
運動を行ないながら画像データに基づいてインクを吐出
し、印刷を行なう(S18)。次のラインの画像データ
がなくなるまで、S16〜S18の処理を繰返す(S2
0)。1ページ分の印刷が終了したならば(S20でN
O)、記録用紙54の排紙を行ない(S22)、印刷待
ちの画像データがあるか否かを判断する(S24)。印
刷待ちの画像データが存在すれば(S24でYES)、
S4以降の処理を繰返し、印刷待ちの画像データが存在
しなければ(S24でNO)、処理を終了する。
【0060】図11を参照して、インクノズル74を主
走査方向と直交する方向に一列に並べることも可能であ
る。この場合の印刷解像度は、インクヘッドの移動角度
のみによって定められる。主走査方向とは、インクキャ
リッジ46の運動方向のことである。
【0061】本発明のインクジェットプリンタによれ
ば、インクキャリッジ46が円弧運動をすることにより
印字を行なうことができる。このため、印字に要する横
方向の長さを短くすることができ、小型のインクジェッ
トプリンタを提供することができる。また、インクキャ
リッジが円弧運動を行なう従来のインクジェットプリン
タのような煩雑な画像データの読出しを必要としない。
このため、高速印字が可能となる。
【0062】[実施の形態2]図12および図13を参
照して、本発明の実施の形態2に係るインクジェットプ
リンタは、記録用紙54を蓄える用紙カセット111
と、用紙カセット111より送り出された記録用紙54
を円弧状に保持する円筒の一部からなる搬送ガイド55
と、搬送ガイド55に載置された記録用紙54の用紙押
え56と、用紙押え56で押えられた記録用紙54を1
枚ずつ取出すピックアップローラ52と、記録用紙54
を搬送ガイド55との間に挟み込み、搬送ガイド55と
同じ曲率を保ったまま後述するインクキャリッジ46と
対向する位置に導く搬送ローラ112およびガイドロー
ラ48と、所定軸の周りに、回動可能に設けられた支軸
72と、支軸72の回転とともに軸周りに円弧運動をす
るよう支軸72に固定されたうで木44と、うで木44
の支軸72から予め定められた位置に設けられインクキ
ャリッジ46とを含む。
【0063】インクキャリッジ46は、支軸72を中心
とする円弧運動を行ない、円弧形状に曲げられた記録用
紙54上にインクを吐出する。
【0064】図14(A)および(B)を参照して、搬
送ローラ112は、記録用紙54の搬送方向と平行な直
線上に配置され、記録用紙54の搬送に伴い、記録用紙
54の中央部から周辺部にわたり順に接触するように配
置されている。また、インクキャリッジ46の走査軌跡
付近の搬送ローラ112は、主走査方向に平行な直線上
に配置されている。さらに、印刷が行なわれた後、周辺
部から中央部の順に記録用紙54の接触が開放されるよ
うに、搬送ローラ112が配置されている。搬送ローラ
112のうちインクキャリッジ46の走査軌跡よりも排
紙側に位置する搬送ローラ112はスターホイル状に配
置されている。
【0065】図15を参照して、搬送ローラ112は、
記録用紙54の曲率よりも小さい曲率を有する紡錘形状
である。また、図16および図17を参照して、搬送ロ
ーラ112は、記録用紙54の幅方向に1ラインずつ同
軸で接続されており、記録用紙54上で左右対称に搬送
ローラ112が駆動される。搬送ローラ112を、記録
用紙54の曲率よりも小さい曲率を有する紡錘形状とす
ることにより、搬送ローラ112の端部の接触による記
録用紙54の腰折れを防止することができる。
【0066】図18を参照して、記録用紙54の搬送に
ついて説明する。図18(A)のように、記録用紙54
の幅方向の中央部が、搬送ローラ112と搬送ガイド5
5とで挟み込まれ固定される。これにより、記録用紙5
4の中央位置が位置決めされ、インクキャリッジ46と
の位置関係が固定される。しばらく記録用紙54が搬送
されると、図18(B)のように、左右に位置する搬送
ローラ112と搬送ガイド55との間を記録用紙54が
通過する。このとき、記録用紙54が搬送ガイド55と
同一の曲率の形状に曲げられる。その後、図18(C)
のように、さらに左右に位置する搬送ローラ112と搬
送ガイド55との間を記録用紙54が通過する。このよ
うに、搬送ガイド55の内側に沿って記録用紙54が蛇
行することなく搬送される。
【0067】搬送ローラ112の配置位置は、インクジ
ェットプリンタにおいて印刷可能な記録用紙54の最小
のサイズおよび最大のサイズにより定められる。すなわ
ち、図19を参照して、記録用紙54の主走査方向の最
小の幅の1/2を距離Aとし、最大の幅の1/2を距離
Bとした場合、中央に位置する搬送ローラ112Cから
距離Aの位置に搬送ローラ112Aが配置され、距離B
の位置に搬送ローラ112Bが配置される。これによ
り、最小限の個数の搬送ローラ112で、すべてのサイ
ズの記録用紙54を搬送することができる。
【0068】図20を参照して、記録用紙54の上面も
しくは下面、またたその両方に空気流が形成され、搬送
ガイド55に記録用紙54が固定される。記録用紙54
の固定に空気流を用いることにより、インク84の乾燥
を促進することができ、単位時間当りの印刷枚数を向上
させることができる。
【0069】インクキャリッジ46の位置検出は、うで
木44を動かすモータ(図示せず)に、ステッピングモ
ータなどの回転角度を制御することができるモータを用
いることにより、直接または間接的にインクキャリッジ
46の現在位置を正確に知ることができる。
【0070】本発明のインクジェットプリンタによれ
ば、搬送ガイド55の内側に沿って円弧状に配置された
複数の搬送ローラ112によって記録用紙54が搬送さ
れる。このため、記録用紙54を蛇行させることなく正
確に搬送することができる。
【0071】また、記録用紙54が搬送ガイド55に搬
送された際に、記録用紙54の中央部から周辺部にわた
り順に搬送ローラ112が接触するように搬送ローラ1
12が配置されている。このため、記録用紙54が搬送
されるにつれ、記録用紙54を徐々に曲げることがで
き、記録用紙54の曲げによる腰折れを防止することが
できる。
【0072】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係るインクジェット
プリンタの側面断面図である。
【図2】 図1のインクジェットプリンタのA−A断面
図である。
【図3】 インクキャリッジの形状と搬送ガイドの形状
との関係を説明するための図である。
【図4】 インクノズルからインクをうで木の長軸方向
に吐出させた場合の図である。
【図5】 インクに掛かる力とインクの吐出方向との関
係を示す図である。
【図6】 インクを支軸の中心とインクノズルとを結ぶ
直線方向に吐出させた場合の図である。
【図7】 往路のインク吐出位置と復路のインク吐出位
置との関係を示す図である。
【図8】 インクの着地点の算出方法を説明するための
図である。
【図9】 用紙サイズとうで木の振り角度との関係を示
す図である。
【図10】 インクジェットプリンタによる印字処理の
フローチャートである。
【図11】 インクノズルを主走査方向と直交する方向
に1列に並べた場合の図である。
【図12】 本発明の実施の形態2に係るインクジェッ
トプリンタの側面断面図である。
【図13】 図12のインクジェットプリンタのA−A
断面図である。
【図14】 搬送ローラの配置位置を説明するための図
である。
【図15】 搬送ローラの形状を説明するための図であ
る。
【図16】 搬送ローラの同軸による接続を示す第1の
図である。
【図17】 同軸により接続された搬送ローラの配置位
置を説明するための図である。
【図18】 搬送ローラと、搬送ローラにより搬送され
る記録用紙との接触位置関係を説明する図である。
【図19】 用紙サイズと搬送ローラ位置との関係を説
明するための図である。
【図20】 記録用紙の上面および下面に形成される空
気流を示す図である。
【図21】 従来の第1のインクジェットプリンタの助
走部、印字領域およびオーバラン部について説明するた
めの図である。
【図22】 従来の第2のインクジェットプリンタの内
部上面図である。
【図23】 従来の第2のインクジェットプリンタの内
部側面図である。
【図24】 従来の第2のインクジェットプリンタによ
る印字処理のフローチャートである。
【図25】 従来の第1のインクジェットプリンタによ
る画像データの画素値の読出順序を説明するための図で
ある。
【図26】 従来の第2のインクジェットプリンタによ
る画像データの画素値の読出順序を説明するための図で
ある。
【符号の説明】
42 印字部、44,214 うで木、46,203,
216 インクキャリッジ、48 ガイドローラ、5
0,112,112A,112B,112C 搬送ロー
ラ、52 ピックアップローラ、54 記録用紙、55
搬送ガイド、58 サイドガイド、60A,60B,
60C 用紙サイズセンサ、62 ピニオン、64 ラ
ック、66,111 用紙カセット、72,212 支
軸、74,215 インクノズル、84 インク、20
1,228 インクジェットプリンタ、204 走査ガ
イド、222 用紙トレイ、224 記録用紙ピックア
ップローラ、226 記録用紙搬送ローラ、232 画
像データ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武田 誠司 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA01 EA23 EB12 EB46 EC07 EC11 EC34 EC37 EC74 FA11 HA02 HA10 HA29 HA32 HA38 2C480 CA01 CA02 CA17 CA40 DA00 EC07 3F343 FA02 FB04 HA33 HB04

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定軸の周りに、回動可能に設けられた
    支軸と、 前記支軸の回動とともに前記軸周りに円弧運動をするよ
    う前記支軸に固定されたうで木と、 前記うで木の前記支軸から予め定められた位置に設けら
    れ、前記うで木を含む面と平行な方向にインクを吐出す
    る複数のインクノズルを有するインクキャリッジと、 前記インクキャリッジに対向する位置において、用紙を
    前記インクキャリッジの運動曲率との関係で定められる
    曲率に保持する用紙保持部とを含む、インクジェットプ
    リンタ。
  2. 【請求項2】 前記軸の軸方向と前記用紙の搬送方向と
    が平行である、請求項1に記載のインクジェットプリン
    タ。
  3. 【請求項3】 前記インクキャリッジは前記複数のイン
    クノズルが形成されたインク吐出面を有し、前記インク
    吐出面の曲率は、前記用紙保持部に保持された前記用紙
    の曲率以下である、請求項1または2に記載のインクジ
    ェットプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記複数のインクノズルの各々は、前記
    支軸の中心と各インクノズルとを結ぶ直線方向にインク
    を吐出する、請求項1〜3のいずれかに記載のインクジ
    ェットプリンタ。
  5. 【請求項5】 前記インクキャリッジは、前記用紙の同
    一ライン上を往復運動することによりインクを吐出す
    る、請求項1〜4のいずれかに記載のインクジェットプ
    リンタ。
  6. 【請求項6】 前記インクキャリッジは、前記用紙の同
    一ライン上を往復運動してインクを吐出する際に、往路
    のインク吐出タイミングと復路のインク吐出タイミング
    とをずらす、請求項5に記載のインクジェットプリン
    タ。
  7. 【請求項7】 前記インクキャリッジは、前記用紙の同
    一ライン上を往復運動してインクを吐出する際に、復路
    のインクの吐出タイミングが往路のインクの吐出タイミ
    ングよりも早い、請求項6に記載のインクジェットプリ
    ンタ。
  8. 【請求項8】 前記複数のインクノズルの各々のインク
    吐出タイミングは、前記支軸の中心からインクノズルま
    での距離、前記インクキャリッジと前記用紙との距離、
    インクノズルの位置、インクの速さに基づき定められ
    る、請求項1〜7のいずれかに記載のインクジェットプ
    リンタ。
  9. 【請求項9】 前記複数のインクノズルは、前記インク
    キャリッジの運動方向に対して直交する面と前記インク
    吐出面との交線上に配置されている、請求項1〜8のい
    ずれかに記載のインクジェットプリンタ。
  10. 【請求項10】 前記用紙のサイズを検知する用紙サイ
    ズセンサをさらに含み、 前記うで木の振り角度は、前記用紙サイズセンサの出力
    に応じて定められる、請求項1〜9のいずれかに記載の
    インクジェットプリンタ。
  11. 【請求項11】 前記うで木の振り角度は、前記インク
    キャリッジが前記インクキャリッジの運動方向に前記用
    紙をカバーできるように定められている、請求項10に
    記載のインクジェットプリンタ。
  12. 【請求項12】 前記用紙保持部は、 前記インクキャリッジに対向する凹面を持つ断面円弧状
    の搬送ガイドと、 前記搬送ガイドの前記インクキャリッジに対向する面と
    で前記用紙を挟み込むように配置された複数の搬送ロー
    ラとを含む、請求項1〜11のいずれかに記載のインク
    ジェットプリンタ。
  13. 【請求項13】 前記用紙が前記搬送ガイドに搬送され
    た際に、前記用紙の中央部から周辺部にわたり順に搬送
    ローラが接触するように前記複数の搬送ローラが配置さ
    れている、請求項12に記載のインクジェットプリン
    タ。
  14. 【請求項14】 前記複数の搬送ローラは、最大サイズ
    の前記用紙の前記インクキャリッジの運動方向における
    端部と中央部との中間地点および最小サイズの前記用紙
    の前記インクキャリッジの運動方向における端部と中央
    部との中間地点にはすくなくとも配置されている、請求
    項12または13に記載のインクジェットプリンタ。
  15. 【請求項15】 前記複数の搬送ローラは、前記インク
    キャリッジの運動方向に連結駆動される、請求項12〜
    14のいずれかに記載のインクジェットプリンタ。
  16. 【請求項16】 前記複数の搬送ローラの各々は、前記
    用紙の曲率よりも小さい曲率を有する紡錘形状である、
    請求項12〜15のいずれかに記載のインクジェットプ
    リンタ。
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