JP2001096727A - インク乾燥装置およびインクジェット記録装置 - Google Patents

インク乾燥装置およびインクジェット記録装置

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JP2001096727A
JP2001096727A JP27690299A JP27690299A JP2001096727A JP 2001096727 A JP2001096727 A JP 2001096727A JP 27690299 A JP27690299 A JP 27690299A JP 27690299 A JP27690299 A JP 27690299A JP 2001096727 A JP2001096727 A JP 2001096727A
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temperature
ink
heater
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drying
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JP27690299A
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English (en)
Inventor
Yumiko Nanba
由美子 難波
Fumihiko Ogasawara
文彦 小笠原
Jun Isozaki
準 磯崎
Yoshihiko Fujimura
義彦 藤村
Jun Takamura
順 高村
Hisashi Kinoshita
久之 木下
Keisuke Yasuda
惠亮 安田
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感度良く異常を検知し、迅速に乾燥領域を冷
却できるインク乾燥装置およびインクジェット記録装置
を提供することを目的とする。 【解決手段】 オフィスユースのドライヤ10では、リ
フレクタ22の上部に孔部80が形成され、断熱部材8
2、86を介して支持される放熱部材88の取付面88
Aにサーミスタ90が取り付けられている。したがっ
て、ハロゲンランプ24の熱量を大きく受け、異常昇温
を感度良く検知することができる。さらに、放熱部材8
8がリフレクタ22の上部を通過する風によって冷却さ
れるため、吸気ファン28の停止の場合には、サーミス
タ90が素早く温度上昇して感度良く検知することがで
きる。さらに、乾燥領域の温度に応じて異なった条件で
異常昇温を検知することによって、感度良く異常昇温を
検知できる。異常検知すると、ハロゲンランプ24の駆
動を直ちに停止し、乾燥領域が所定温度に下がるまで吸
気ファン28を駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インク乾燥装置及
びインクジェット記録装置に関し、特に、印字された記
録紙を乾燥させるインク乾燥装置及びインクジェット記
録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置の一つとして、インクジェ
ットヘッドからインクを吐出して記録紙に文字や画像を
形成するインクジェットプリンタが知られている。近
年、高い文字画質を得るために、乾きにくいが高い文字
画質が得られるスロードライの黒インクがインクジェッ
トプリンタのインクとして用いられている。
【0003】スロードライの黒インクを用いる場合、イ
ンクを確実に乾燥させることが重要であり、短い時間で
確実にインクを乾燥できるように高い熱エネルギーの発
熱源を備えたインク乾燥装置がインクジェットプリンタ
に組み込まれる。
【0004】このインク乾燥装置には、より確実にイン
クを乾燥させると共に、高い熱エネルギーの発熱源の使
用による記録紙の焦げを防ぐために、発熱源の駆動と同
時に駆動されて記録紙上に空気を流通させる送風(冷
却)手段が設けられている。
【0005】このようなインクジェット記録装置のイン
ク乾燥装置として、印字面乾燥方式や制御方法のパラメ
ータについては従来から多数開示されている。例えば、
印字密度に応じて乾燥装置のパラメータを変更する(特
開平5−270100号公報、特開平4−135858
号公報)、印字速度を変える(特許第2693226
号、特許第2693227号、特開平8−142319
号公報)方法などである。
【0006】また、乾燥装置の安全性に関する従来技術
としては、高温部接触による火傷防止のための構成(特
開平6−143556号公報)や記録紙が一定時間以上
ヒーター内に存在する場合は、加熱表面温度を通常印字
時よりも下げる(特許第2729801号)等が開示さ
れている。
【0007】ところで、近年、オフィスユースのインク
ジェットプリンタにおいては、これまでのローエンドプ
リンタに比べて印字速度が数倍速いインクジェットプリ
ンタが主流となりつつある。このような高速印字のイン
クジェットプリンタは、印字速度(用紙搬送速度)が速
くなる分、インク乾燥時間も従来に比べて数分の1と短
くなる。したがって、確実にインクを乾燥させるため
に、発熱源の熱エネルギーを従来の数倍に上げている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように発熱源の熱
エネルギーを大きくされた乾燥装置に異常が発生した場
合には、昇温速度が大きく、乾燥領域の温度も素早く上
昇してしまう(以下、異常昇温という)。そこで、異常
昇温による紙焦げや火傷などを防止するために、感度良
く異常昇温を検出することが必要となる。
【0009】しかしながら、従来の検出方法では、許容
値を越えるとエラーとし、サーミスタあるいはヒューズ
によって通電停止させる構成が一般的である。
【0010】しかしながら、オフィスユースのインクジ
ェットプリンターのインク乾燥装置では、ヒータの内側
が高温となるため直接温度検出することが困難であり、
ヒータの外側で温度検出するとヒータの熱容量が大きい
ため、異常昇温の検知精度が低く、検知したときには乾
燥領域が異常な高温になっているおそれがあった。ま
た、ジャム等が発生した場合には、乾燥領域が高温であ
るため、発熱源の駆動を停止しただけでは紙焦げが発生
しやすいという不都合もあった。
【0011】本発明は、上記不都合を解決すべく成され
たもので、感度良く乾燥装置の異常を検知し、迅速に冷
却するインク乾燥装置およびインクジェット記録装置を
提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明は、乾燥領域内においてインク付
着済記録媒体に熱エネルギーを与えるヒータと、前記乾
燥領域内を冷却する冷却手段と、乾燥領域の異常を検知
する異常検知手段と、異常検知手段によって異常が検知
された場合に、前記ヒータの駆動を停止させた後、前記
冷却手段のみ乾燥領域が所定温度に下がるまで、あるい
は一定時間駆動させる制御手段と、を備えることを特徴
とする。
【0013】請求項1記載の発明の作用について説明す
る。
【0014】ヒータが駆動されている場合に、乾燥領域
で異常が検知された場合、例えば、インク付着済記録媒
体が詰まった(ジャムが発生した)場合、あるいは乾燥
領域で異常昇温が検知された場合に、制御手段がヒータ
の駆動を停止した後、冷却手段のみ駆動し、乾燥領域が
過熱しないようにする。特に、制御手段が駆動を停止し
た後も乾燥領域が所定温度になるまで、あるいは一定時
間、冷却手段を駆動することにより乾燥領域を確実に冷
却することができる。この結果、インク付着済み記録媒
体が過熱によって焦げることを確実に防止できる。
【0015】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、異常検知手段は、乾燥領域の温度または温
度勾配に基づいて異常を検知する異常昇温検知手段であ
ることを特徴とする。
【0016】請求項2記載の発明の作用について説明す
る。
【0017】異常昇温検知手段は、乾燥領域の温度また
は温度勾配に基づいて異常昇温を検知することができ
る。したがって、乾燥領域の状態に応じて温度または温
度勾配に基づいて異常昇温検知を行なうため、異常昇温
の初期の段階で検知でき、紙焦げなどの発生を確実に防
止できる。
【0018】請求項3記載の本発明は、請求項2記載の
発明において、異常検知手段は、ヒータの駆動開始から
の経過時間を複数の時間帯に区分し、各時間帯毎に設定
された基準温度または基準温度勾配の少なくとも一方と
乾燥領域の温度または温度勾配を比較して異常検知する
ことを特徴とする。
【0019】請求項3記載の発明の作用について説明す
る。
【0020】異常検知手段は、ヒータの駆動開始からの
経過時間を区分した複数の時間帯のそれぞれにおいて、
基準温度と基準温度勾配の少なくとも一方をそれぞれ設
定し、乾燥領域の温度または温度勾配が当該基準温度ま
たは基準温度勾配を越える場合に異常昇温として検知す
る。このように、ヒータの駆動開始からの経過時間を複
数の時間帯に区分してそれぞれ異なる基準温度と基準温
度勾配を設定しているため、異常昇温の検知感度が向上
して精度良く異常昇温を検知することができる。
【0021】請求項4記載の本発明は、請求項2または
3記載の発明において、ヒータの駆動開始から乾燥領域
が記録媒体の乾燥可能となる平衡温度到達時間までの時
間帯は、乾燥領域の温度勾配に基づいて異常を検知する
ことを特徴とする。
【0022】請求項4記載の発明の作用について説明す
る。
【0023】ヒータが駆動されることによって、乾燥領
域の温度が大幅に温度上昇する。したがって、この時間
帯は乾燥領域の温度によって異常昇温を検知することが
困難である。そこで、乾燥領域の温度勾配に基づいて異
常昇温を検知することによって、検知感度を確保してい
る。
【0024】請求項5記載の発明は、請求項4項記載の
発明において、前記時間帯をヒータの駆動開始から一定
時間経過までの第1時間帯と、前記一定時間経過後から
平衡温度到達時間までの第2時間帯に分け、それぞれ設
定された異なる基準温度勾配に基づいて、異常昇温を検
知することを特徴とする。
【0025】請求項5記載の発明の作用について説明す
る。
【0026】ヒータの駆動開始から一定時間(第1時間
帯)では、ヒータの熱容量が大きいため温度変化が小さ
い。そこで、この時間帯では乾燥領域の温度勾配で異常
昇温を検知することによって検知感度を向上させること
ができる。
【0027】ヒータの駆動開始から一定時間後(第2時
間帯)は、ヒータからの加熱によって乾燥領域の温度が
大きく上昇し始める。そこで、このような時間帯におい
ては第1時間帯の基準温度勾配よりも大きな基準温度勾
配を設定することによって、異常昇温を感度よく検知す
ることができる。
【0028】請求項6記載の発明は、請求項2〜5のい
ずれか1項記載の発明において、ヒータの駆動停止から
一定時間経過までは、乾燥領域の温度勾配に基づいて異
常を検知することを特徴とする。
【0029】請求項6記載の発明の作用について説明す
る。
【0030】ヒータの駆動停止後であっても、CPUの
異常などによってヒータの駆動が停止されないおそれが
ある。そこで、ヒータの駆動停止後であっても一定時間
経過後までは乾燥領域の温度勾配をモニタする。なお、
ヒータの熱容量が大きいため、駆動停止後直後には温度
低下が小さい。したがって、温度勾配に基づいて異常検
知することによって検知精度が向上する。
【0031】請求項7記載の発明は、請求項2〜6のい
ずれか1項記載の発明において、乾燥領域がインク付着
済記録媒体を乾燥可能となる平衡到達時間経過後からヒ
ータの駆動停止までは、乾燥領域の温度が設定温度以上
であるか、設定温度以下の場合には設定温度勾配以上で
あるかに基づいて異常を検知することを特徴とする。
【0032】請求項7記載の発明の作用について説明す
る。
【0033】乾燥領域の温度がインク付着済記録媒体を
乾燥可能な平衡温度に到達すると乾燥領域の温度が安定
するため、温度のみでは異常昇温を素早く検知すること
ができない。また、温度勾配だけでは温度勾配の小さい
異常昇温を検知できないおそれがある。そこで、温度が
所定温度以上の場合には、異常昇温によって所定温度以
上になったとみなし、所定温度以下の場合には温度勾配
が所定温度勾配よりも高い場合を異常昇温として検知す
ることによって、検知精度が向上する。
【0034】請求項8記載の発明は、請求項2記載の発
明において、異常検知手段は、ヒータの駆動開始による
乾燥領域の温度変化を複数の温度帯に区分し、各温度帯
毎に設定された基準温度または基準温度勾配の少なくと
も一方と乾燥領域の温度または温度勾配を比較して異常
検知することを特徴とする。
【0035】請求項8記載の発明の作用について説明す
る。
【0036】異常検知手段は、ヒータの駆動開始による
乾燥領域の温度変化を区分した複数の温度帯において基
準温度と基準温度勾配をそれぞれ設定し、乾燥領域の温
度または温度勾配がそれぞれ基準温度と基準温度勾配を
越える場合に異常昇温として検知する。このようにヒー
タの駆動開始から複数の温度帯に区分してそれぞれ異常
昇温の判断基準となる基準温度と基準温度勾配を設定し
ているため、異常昇温の検知感度が向上して精度良く異
常昇温を検知することができる。
【0037】請求項9記載の発明は、請求項2または8
記載の発明において、乾燥領域のヒータ駆動開始時温度
から乾燥領域が記録媒体を乾燥可能となる平衡温度まで
の温度帯は、乾燥領域の温度勾配に基づいて異常を検知
することを特徴とする。
【0038】請求項9記載の発明の作用について説明す
る。
【0039】ヒータが駆動されることによって、乾燥領
域の温度が大幅に温度上昇する。したがって、この温度
帯は乾燥領域の温度によって異常昇温を検知することが
困難である。そこで、乾燥領域の温度勾配に基づいて異
常昇温を検知することによって、検知感度を確保してい
る。
【0040】請求項10記載の発明は、請求項2、8、
9のいずれか1項記載の発明において、前記温度帯をヒ
ータ駆動開始時温度から一定温度までの第1温度帯と、
前記一定温度から平衡温度までの第2温度帯に分け、そ
れぞれ設定された異なる基準温度勾配に基づいて、異常
昇温を検知することを特徴とする。
【0041】請求項10記載の発明の作用について説明
する。
【0042】ヒータの駆動開始から乾燥領域が一定温度
到達まで(第1温度帯)は、乾燥領域の熱容量が大きい
ため温度変化が小さい。そこで、この温度帯では乾燥領
域の温度勾配で異常昇温を検知することによって検知感
度を向上させることができる。
【0043】乾燥領域が一定時間から前記平衡温度まで
(第2時間帯)は、ヒータからの加熱によって乾燥領域
の温度が大きく上昇し始める。そこで、このような時間
帯においては第1時間帯の基準温度勾配よりも大きな基
準温度勾配を設定することによって、異常昇温を感度よ
く検知することができる。。
【0044】請求項11記載の発明は、請求項2、8〜
10のいずれか1項記載の発明において、ヒータの駆動
停止後、乾燥領域の温度が一定温度に低下するまでは、
乾燥領域の温度勾配に基づいて異常を検知することを特
徴とする。
【0045】請求項11記載の発明の作用について説明
する。
【0046】ヒータの駆動停止後であっても、CPUの
異常などによってヒータの駆動が停止されないおそれが
ある。そこで、ヒータの駆動停止後であっても乾燥領域
の温度が一定温度に低下するまでは乾燥領域の温度勾配
をモニタする。なお、ヒータの熱容量が大きいため、駆
動停止後直後には温度低下が小さい。したがって、温度
勾配に基づいて異常検知することによって検知精度が向
上する。
【0047】請求項12記載の発明は、請求項2、8〜
11のいずれか1項記載の発明において、乾燥領域の温
度がインク付着済記録媒体を乾燥可能な平衡温度からヒ
ータの駆動停止までは、乾燥領域の温度が設定温度以上
であるか、設定温度以下の場合には設定温度勾配以上で
あるかに基づいて異常を検知することを特徴とする。
【0048】請求項12記載の発明の作用について説明
する。
【0049】乾燥領域の温度が平衡温度になると乾燥領
域の温度が安定するため、温度のみでは異常を素早く異
常昇温を検知することができない。また、温度勾配だけ
では温度上昇率が小さい異常昇温を検知できないおそれ
がある。そこで、温度が所定温度以上の場合には、異常
昇温によって所定温度以上になったとみなし、所定温度
以下の場合には温度勾配が所定温度勾配よりも高い場合
を異常昇温として検知することによって、検知精度が向
上する。
【0050】請求項13記載の発明は、請求項2、8〜
12のいずれか1項記載の発明において、装置外部の環
境温度を検出する環境温度検出手段を備え、前記環境温
度に基づいて設定温度を設定することを特徴とする。
【0051】請求項13記載の発明の作用について説明
する。
【0052】環境温度によって温度帯を区切る設定温度
を変更することによって、一層精度良く異常昇温を検知
することができる。
【0053】請求項14記載の発明は、請求項1〜13
のいずれか1項記載の発明において、前記異常検知手段
は、インク付着済記録媒体が装置内部に一定時間以上留
まっていることを検知するジャム検知手段であることを
特徴とする。
【0054】請求項14記載の発明の作用について説明
する。
【0055】異常検知手段であるジャム検知手段は、装
置内部にインク付着済記録媒体が一定時間以上留まって
いることからジャムの発生を検知し、ヒータの駆動を停
止すると共に一定時間冷却手段を駆動することによっ
て、ジャムしたインク付着済み記録媒体が焦げることを
防止する。
【0056】請求項15記載の発明は、請求項1〜14
のいずれか1項記載の発明において、前記異常検知手段
は、乾燥装置が開放されたことを検知する開放検知手段
であることを特徴とする。
【0057】請求項15記載の発明の作用について説明
する。
【0058】乾燥装置が駆動中に開放されると、内部が
非常に高温となっているため、不用意に手を挿入するこ
とによって火傷するおそれがある。したがって、乾燥装
置の開放が検知された場合には、ヒータの駆動を直ちに
停止して、ファンのみを一定時間駆動することによって
乾燥領域の温度を低下させる。
【0059】請求項16記載の発明は、乾燥領域を区画
するハウジングと、ハウジング内に設けられインク付着
済記録媒体を加熱するヒータと、ヒータの輻射熱をイン
ク付着済記録媒体に反射するリフレクタと、ハウジング
内部に導入された風をリフレクタの上面と平行な流れに
変換する風向板と、を有するインク乾燥装置において、
リフレクタに形成され前記乾燥領域内の熱を通す孔部
と、前記孔部に配設され乾燥領域内の熱を直接受ける温
度検出手段と、温度検出手段が取り付けられ、リフレク
タ上面を流れる前記風が当たる位置に配設された放熱部
材と、を備えることを備えることを特徴とする。
【0060】請求項16記載の発明の作用について説明
する。
【0061】リフレクタに形成された孔部に温度検出手
段を配置することによって、リフレクタを介さずに直接
乾燥領域の温度を検出することができる。したがって、
乾燥領域の温度を精度良く検知することができる。この
際、温度検出手段は、放熱部材を介して放熱されてい
る。したがって、ファンが停止した場合に、熱容量の大
きいリフレクタ内部(乾燥領域)の温度上昇よりも早く
放熱性の低下によって異常昇温を一層感度良く検知する
ことができる。
【0062】請求項17記載の発明は、請求項16記載
の発明において、前記放熱部材は前記リフレクタ部材よ
りも熱容量が小さいことを特徴とする。
【0063】請求項17記載の発明の作用について説明
する。
【0064】放熱部材がリフレクタ部材よりも熱容量が
小さいため、リフレクタよりも温度変化しやすい。した
がって、ファン停止等による異常昇温を温度検出手段が
感度良く検出し、温度検出精度を向上させることができ
る。
【0065】請求項18記載の発明は、請求項16また
は17記載の発明において、前記放熱部材は、前記リフ
レクタ部材に対して断熱状態で配設されることを特徴と
する。
【0066】請求項18記載の発明の作用について説明
する。
【0067】放熱部材は、リフレクタ部材から断熱状態
とされているため、高温のリフレクタ部材からの熱エネ
ルギーによって温度検出手段に対する放熱効果が低下す
ることはない。
【0068】請求項19記載の発明は、請求項16〜1
8のいずれか1項記載の発明において、前記放熱部材
は、温度検出手段が取り付けられた一方の面がヒータに
対向して配置され、他方の面がリフレクタの上面に対し
て垂直に配置された断面L字型の板体であることを特徴
とする。
【0069】請求項19記載の発明の作用について説明
する。
【0070】温度検出手段が配設される一方の面がヒー
タに対向して配設されることによって、温度検出手段が
精度良く乾燥領域の温度を検出することができ、他方の
面がリフレクタの上面に垂直に配置されているため、放
熱性が向上し、ファンの駆動停止に対する感度が向上す
る。
【0071】請求項20記載の発明は、請求項16〜1
9のいずれか1項記載の発明において、前記放熱部材の
前記一方の面は、黒色であることを特徴とする。
【0072】請求項20記載の発明の作用について説明
する。
【0073】温度検出手段が配設される放熱部材の一方
の面を黒色とすることによって、前記一方の面の熱吸収
率が向上し、温度検出手段がより大きな熱エネルギーを
受けることになる。これによって、熱エネルギーの変化
に対する感度が向上し、異常昇温に対する検出精度を向
上させることができる。
【0074】請求項21記載の発明は、請求項16〜2
0のいずれか1項記載の発明において、前記放熱部材は
アルミニウムから形成されていることを特徴とする。
【0075】請求項21記載の発明の作用について説明
する。
【0076】放熱部材がアルミニウムであれば、熱容量
が小さく、放熱効果が大きい。
【0077】請求項22記載の発明は、請求項16〜2
1のいずれか1項記載の発明において、前記孔部をヒー
タの直上に設けることを特徴とする。
【0078】請求項22記載の発明の作用について説明
する。
【0079】リフレクタ部材の孔部は、ヒータの直上に
形成されているため、温度検出手段に到達する熱エネル
ギーが大きく、感度良く温度を検出することができる。
【0080】請求項23記載の発明は、請求項1〜請求
項22のいずれか1項記載のインク乾燥装置が設置され
たことを特徴とする。
【0081】請求項23記載の発明の作用について説明
する。
【0082】本発明に係るインクジェット記録装置は、
請求項1〜22のいずれか1項記載のインク乾燥装置が
搭載されることにより、オフィスユースであって高温に
なるヒータが搭載されても異常昇温などを感度良く検出
し、インク付着済記録媒体の焦げや火傷などを効果的に
防止できる。
【0083】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の第
1実施形態に係るインクジェット記録装置について詳細
に説明する。
【0084】(第1実施形態)第1実施形態に係るインク
ジェット記録装置は、図1及び図2に示すように、印字
データに基いて記録紙Pにインクを噴射して高速、中速
又は低速で印字を行うインクジェットヘッド12と、イ
ンクジェットヘッド12によりインクが付着された記録
紙Pを乾燥処理するドライヤ(インク乾燥装置)10と
から構成されている。
【0085】ドライヤ10は底面(乾燥領域)が開口し
た箱状のハウジング18を備えている。ハウジング18
の中央部には、チャンネル状のブラケット20が設けら
れている。このブラケット20の内側には、側面視にし
て角部が切られて台形状とされたリフレクター22が配
置されている。
【0086】リフレクター22の中には、ヒータとして
2本のハロゲンランプ(ヒータ)24が配設されてお
り、輻射エネルギーを発生する。このハロゲンランプ2
4及びリフレクター22の長さは、印字される記録紙P
の最大紙幅以上となるように構成している。
【0087】このように、ハロゲンランプ24を複数配
置し、リフレクター22により輻射熱を記録紙P側に向
けることで、単一のヒータで乾燥する場合と比較する
と、輻射エネルギーが分散され、記録紙P上のインクが
均等に乾燥される。
【0088】一方、ハウジング18の天井部からブラケ
ット20に向かって仕切板26が垂れ下がっている。こ
の仕切板26によって、ハウジング18の内側は吸気通
路34と排気通路36に区画されている。
【0089】吸気通路34側のハウジング18の天井部
には、吸気ファン28が設けられている。この吸気ファ
ン28が吸気ファン28の真下へ導入する外気は、ブラ
ケット20の天井面と平行に配設された風向板30の上
面に当たり、仕切り板26と風向板30の間からブラケ
ット20の上面に到達し、ブラケット20の上面と平行
に流れる。このような外気の流れをつくることで、外気
がブラケット20に直接当たってハロゲンランプ24の
温度を急激に下げ、ハロゲンランプ24が破損するなど
の不都合が生じるのを防止している。
【0090】また、ブラケット20と風向板30の間を
通過した外気は、ブラケット20とハウジング18の側
壁との間を通過して乾燥領域内を搬送される記録紙Pの
搬送方向に沿って流れる。このため、乾燥領域を通過す
る記録紙Pの印字面は、輻射熱と温風の双方によって短
時間でムラなく乾燥される。また、ブラケット20のま
わりに外気を流すことで、ハロゲンランプ24による記
録紙の過熱を防止すると共に、ハロゲンランプ24の周
辺の温度の上昇を抑えることができる。
【0091】次に、乾燥領域を通過した温風は、ブラケ
ット20とハウジング18の側壁との間を通過し、排気
通路36を通じてハウジング18の長手方向の端部に設
けられた排気ファン32によって外部に排気される。こ
のため、記録紙Pの印字面に接触した湿気の多い空気が
排気され、ハウジング18内の結露を防止することがで
きる。
【0092】一方、ドライヤ10の上流側には、印字さ
れた記録紙Pを乾燥領域に送る送りローラ16とスター
ホイール17が、また、下流側には、乾燥処理された記
録紙Pをプリンタの外側へ排出する排出ローラ対14が
設けられている。
【0093】さらに、乾燥領域の中央部及び両端部に
は、それぞれ駆動用のシリコンゴムローラ38と、シリ
コンゴムローラ38に従動する金属製のスターホイール
40とが設けられており、これらが搬送手段を構成して
いる。
【0094】また、ハロゲンランプ24の直上にあたる
リフレクタ22およびブラケット20の上面には孔部8
0が形成され、孔部80を介してハロゲンランプ24と
対向する位置にサーミスタ(以下、乾燥領域温度センサ
という場合がある)90が配設されている。すなわち、
ブラケット20の上面に芳香族ポリアミドのフェルトか
ら形成された断熱部材82を介して片持ち梁である支持
部材84が配置されており、その先端部分に断熱部材8
2と同様の断熱部材86を介してアルミニウムからなる
放熱部材88が取りつけられている。放熱部材88の下
面(取付面)88Aにサーミスタ90が配置されてい
る。
【0095】サーミスタ90で検出された乾燥領域の温
度は、制御部50に入力されて温度勾配などが算出され
る。
【0096】また、ドライヤ10は、図3に示すよう
に、シリコンゴムローラ38が配設された基台92の両
側に一対の側板94が立設されており、側板94の内側
に記録紙Pの搬送方向に沿ってガイドレール96が設け
られている。ガイドレール96には、ハウジング18の
両側面に形成された凸部98が挿入される。したがっ
て、ハウジング18は側板94に対し記録紙Pの搬送方
向に沿ってスライド可能とされている。したがって、記
録紙Pがジャムした場合などにハウジング18を引き出
し、ジャムした記録紙Pを除去することができる。ま
た、ガイドレール96には、ハウジング18のスライド
による乾燥領域の開放を検出する開放検出センサ100
が配設されており、検出信号が制御部50に入力され
る。
【0097】さらに、ジャムを検出するために、ドライ
ヤ10の入口と出口には、それぞれ記録紙Pの進入、排
出を検出する用紙検出センサ102、104が配設され
ている。これらの検出信号は、それぞれ制御部50に入
力され、記録紙Pが挿入されてから排出されるまでのタ
イミングによってジャムを検知する。
【0098】また、ハウジング18の外部には、ドライ
ヤ10が置かれている環境温度を検出する環境温度検出
センサ58が配設されており、環境温度Teを検出して
制御部50に入力する。
【0099】制御部50は、図4に示すように、RAM
52、ROM54、CPU56、吸気ファン駆動ドライ
バ60、ヒータ駆動ドライバ62、及び、ヘッド駆動ド
ライバ64を含み、これらがそれぞれバス70を介して
接続された構成となっている。
【0100】RAM52は、環境温度検出センサ58に
より検出された環境温度Te等各種の検出データ、その
他各種のデータを記憶する。ROM54には、異常昇温
検知制御及びジャム検知制御のための処理プログラム等
が記憶されている。
【0101】CPU56は、ROM54から呼び出され
たプログラムに基いてRAM52に記憶されたデータを
読み込み、ハロゲンランプ24のオンオフタイミング、
吸気ファン28のオンオフタイミング、異常昇温を検出
する基準温度および基準温度勾配等を決定する。
【0102】また、吸気ファン駆動ドライバ60はバス
70を介してCPU56から入力される駆動信号に基い
て吸気ファン28を駆動し、ヒータ駆動ドライバ62は
バス70を介してCPU56から入力される駆動信号に
基いてハロゲンランプ24を駆動する。
【0103】また、ヘッド駆動ドライバ64は、バス7
0を介してCPU56から入力される信号に基いてイン
クジェットヘッド12の印字開始タイミングと印字速度
とを制御する。
【0104】なお、基準温度や基準温度勾配および温度
帯を区切る乾燥領域の温度などがテーブルとして記憶さ
れている。その一例を図5に示す。図5に示すように、
温度帯を区分する区分温度Ta〜Td、区分温度で区切
られた温度帯毎に設定された基準温度TLまたは基準温
度勾配ΔTL1〜ΔTL5が設定されている。
【0105】ここで、制御部50の制御ルーチンについ
て、図8〜図13を参照しながら説明する。ここで、図
8はメイン制御、図9、図10は異常昇温検知制御、図
11はジャム検知制御、図12は乾燥領域開放検知制
御、図13はドライヤ停止制御の各フローチャートであ
る。
【0106】先ず、メイン制御について図8を参照して
説明する。
【0107】ステップ200において、ハロゲンランプ
24が駆動されているかを判断しており、駆動されたと
判断されると次のステップ202に移行する。
【0108】次のステップ202では、ドライヤ10の
乾燥領域の異常を検知するための後述する異常検知制御
(異常昇温検知制御、ジャム検知制御、乾燥領域開放検
知制御)が開始される。
【0109】続くステップ204では、異常検知制御に
よって異常が検知されたときに出力される異常信号が入
力されたか否かを判断する。異常信号が入力された場合
には、後述する停止制御(ステップ206)によって直
ちにハロゲンランプ24の駆動が停止されると共に、異
常検知制御が停止され(ステップ210)、制御を終了
する。
【0110】一方、異常信号が検出されない場合には、
ハロゲンランプ24が駆動停止されてないかを確認する
(ステップ208)。ハロゲンランプ24が駆動されて
いる場合には、ステップ204以下を繰り返す。一方、
ハロゲンランプ24が駆動停止された場合には、後述す
る異常昇温検知制御を除き、直ちに異常検知制御を終了
させ(ステップ210)、制御を終了する。
【0111】以下、異常検知制御について、異常昇温検
知制御、ジャム検知制御、乾燥領域開放検知制御の順で
詳細に述べ、最後にドライヤ停止制御について述べる。
【0112】異常昇温検知制御は、図9、図10に示す
ように、先ず、環境温度検出センサ58から検出された
環境温度Teを読み込む(ステップ300)。続いて、
R0M54から固定値である区分温度Tb〜Td、基準
温度勾配ΔTL1〜ΔTL5、基準温度TL及び検出し
た環境温度Teに応じて決定される区分温度Taの値を
テーブル(図5参照)から読み込む。
【0113】なお、本実施の形態では、Tbは38℃、
Tcは45℃、Tdは40℃に予め設定している。もち
ろん、区分温度Tb〜Tdの値は外部入力部68の操作
により変更可能である。
【0114】ここで、区分温度Ta〜Tdによって温度
帯A(Te〜Ta)、B(Ta〜Tb)、C(Tb〜T
c)、D(Tc〜ハロゲンランプ24の駆動停止)、E
(ハロゲンランプ24の駆動停止〜Td)に区分されて
いる(図6、図7参照)。
【0115】温度帯A〜Eは、正常にドライヤ10が運
転された場合において、いかなる部分を指すかについ
て、図6のグラフを参照して説明する。
【0116】すなわち、時間帯A(Te〜Ta)は ハ
ロゲンランプ24が駆動されて(環境温度Te)からT
aまでの温度帯では、ハロゲンランプ24が駆動されて
からの時間が短いため温度上昇が小さく、サーミスタ9
0の検出温度Tでは異常昇温が検出しにくい区間であ
る。
【0117】また、温度帯B、Cは、それぞれ区分温度
Ta経過後に乾燥領域の温度上昇が大きくなった場合に
おいて、最も上昇率の高い温度帯Bと温度上昇率が温度
帯Bと比較して下がる温度帯Cである。
【0118】温度帯Dは、乾燥領域の温度が印字可能、
すなわち、乾燥可能な平衡状態に到達した以降の温度帯
を示す。
【0119】温度帯Eは、ハロゲンランプ24が消灯さ
れた後、区分温度Tdまで下降するまでの温度帯を示す 各温度帯A〜Eは、それぞれ異常昇温を検出するための
基準となる基準温度勾配ΔTL1〜ΔTL5および基準
温度TLを設定している。以上の異常昇温検知条件につ
いては、図7に示す。
【0120】このように、ステップ302において区分
温度Ta〜Td、基準温度勾配ΔTL1〜ΔTL5およ
び基準温度TLの値を全て取り込むと、以下の異常昇温
検知を行なう。
【0121】先ず、温度帯Aでは、ハロゲンランプ24
の駆動開始直後であるため、乾燥領域の大きな熱容量に
よって温度の変化が小さく、乾燥領域の温度Tでは異常
昇温か否かを判別することが困難である(図参照)。そ
こで、ステップ304において温度勾配ΔTが基準温度
勾配ΔTL1未満か否かによって判定する。すなわち、
温度勾配ΔTが基準温度勾配ΔTL1以上の場合には異
常昇温と判定し、異常信号を出力する(ステップ30
6)。温度勾配ΔTが基準温度勾配ΔTL1未満の場合
には、温度Tが区分温度Taになるまで以下の異常昇温
検知を繰り返す(ステップ308)。
【0122】また、ステップ308において、検出温度
Tが区分温度Taより大きくなる(温度帯B(Ta〜T
b)に移行する)と乾燥領域の温度勾配が大きくなる
(図6参照)ため、基準温度勾配ΔTL2も大きいもの
に変更して、正常な温度上昇であるのに異常と検知する
ことを回避する。すなわち、ステップ310で、温度勾
配ΔTが基準温度勾配ΔTL2以上の場合には異常昇温
有りと判定し、異常信号を出力する(ステップ30
6)。温度勾配ΔTが基準温度勾配ΔTL2未満の場合
には、検出温度Tが区分温度Tbになるまで以下の異常
昇温検知を繰り返す(ステップ312)。
【0123】さらに、ステップ312において、検出温
度Tが区分温度Tbよりも大きくなる(温度帯C(Tb
〜Tc)に移行する)と、温度勾配が低下するため、異
常昇温しても検知するまで時間がかかる(感度が低くな
る)おそれがある。そこで、検出温度Tが区分温度Tb
を越えると異常検知する基準温度勾配をΔTL3(ΔT
L3<ΔTL2)に変更する。ステップ314では、温
度勾配ΔTが基準温度勾配ΔTL3以上であれば異常昇
温であると判定し、異常信号を出力する(ステップ30
6)。一方、温度勾配ΔTが基準温度勾配ΔTL3未満
であれば、検出温度Tが区分温度Tcになるまで以下の
異常昇温検知を繰り返す(ステップ316)。
【0124】さらに、ステップ316において、検出温
度Tが区分温度Tcよりも大きくなる(温度帯D(Tc
〜ハロゲンランプ24の駆動停止)に移行する)と、乾
燥領域の温度は印字(乾燥)可能な平衡状態となる。
【0125】この平衡状態では温度が安定しているた
め、異常昇温の検出は困難となる。そこで、平衡状態に
おいては温度Tと温度勾配ΔTの双方に基づいて異常昇
温検知を行なう。
【0126】先ず、ステップ318において、温度Tが
基準温度TL未満であるか否かであることによって異常
昇温であるか否かを判定する。すなわち、温度Tが基準
温度TL以上であれば、紙焦げが発生する異常昇温であ
ると判定し、異常信号を出力する(ステップ306)。
【0127】温度Tが基準温度TL未満であれば、温度
勾配ΔTが基準温度勾配ΔTL4未満であるか否かを判
定する(ステップ320)。温度勾配ΔTが基準温度勾
配ΔTL4以上であれば、異常昇温であると判定して異
常信号を出力する(ステップ306)。
【0128】このように、温度帯Dでは基準温度Tと基
準温度勾配ΔTL4に基づいて異常昇温を検知するた
め、基準温度勾配ΔTL4未満の異常昇温であっても感
度良く検知することができる。
【0129】以上の制御をハロゲンランプ24が消灯さ
れるまで繰り返す(ステップ318〜ステップ322) ハロゲンランプ24が消灯されると、通常はファン2
8、32の駆動によって冷却されるが、何らかの原因に
よって正常に温度低下しない異常冷却状態または(異
常)昇温状態となることがある。そこで、ステップ32
4において、温度勾配ΔTが基準温度勾配ΔTL5未満
であるか否かによって異常状態を検知する。すなわち、
温度勾配ΔTが基準温度勾配ΔTL5以上である場合に
は、異常信号が出力される(ステップ306)。異常昇
温が検知されない場合には、所定温度以下(T<Td)
になるまで上記異常昇温検知を繰り返す(ステップ32
6)。
【0130】この所定温度以下になる前に異常昇温が検
知されなかった場合には、ハロゲンランプ24が確実に
消灯され、乾燥領域が冷却されたと判断し、制御を終了
する。
【0131】次に、ジャム検知制御について、図11を
参照して説明する。
【0132】先ず、ステップ400において、用紙検出
センサ102からの検出信号が入力されたか否かによっ
てドライヤ10に対する記録紙Pの挿入を確認する(ス
テップ400)。記録紙Pの挿入が確認された場合に
は、滞在時間sを0とする(ステップ402)。
【0133】続いて、ステップ404では、用紙検出セ
ンサ104からの検出信号が入力されたか否かによって
記録紙Pの排出を確認する(ステップ404)。記録紙
Pが排出された場合には、ステップ400〜ステップ4
04の制御を繰り返す。
【0134】一方、記録紙Pの排出が確認されなかった
場合には、滞在時間sが基準時間slを越えたか否かを
判定する。滞在時間sが基準時間sl以下の場合には、
記録紙Pの排出の確認を繰り返す。
【0135】滞在時間sが基準時間slを越えた場合に
は、ジャムが発生したと判定し、異常信号を出力して、
制御を終了する(ステップ408)。
【0136】さらに、乾燥領域開放検知制御について図
12を参照して説明する。
【0137】ステップ500において、開放検出センサ
100の検出信号の入力の有無によって乾燥領域が開
放、すなわち、ハウジング18が側板94に対してスラ
イドして乾燥領域を開放したか否かを判定する。乾燥領
域開放、すなわち、開放検出センサ100からの検出信
号が入力された場合には、乾燥領域の開放と判定して異
常信号を出力して制御を終了する(ステップ502)。
【0138】続いて、異常信号が入力された場合に、ド
ライヤを停止するドライヤ停止制御について、図13を
参照して説明する。
【0139】ドライヤ停止制御は、ステップ600にお
いて、ハロゲンランプ24を消灯(駆動停止)する。さ
らに、検出温度Tが区分温度Td未満になるまで吸気フ
ァン28を駆動させ、区分温度Tdよりも小さくなった
後、吸気ファン28の駆動を停止する(ステップ60
4)。
【0140】ハロゲンランプ24を即座に消灯すること
によって、昇温を抑制すると共に、熱容量の大きい乾燥
領域の温度を低下させるため、区分温度Tdになるまで
吸気ファン28の駆動を持続する。この結果、確実に乾
燥領域の温度が低下して、異常昇温やジャムによる紙焦
げや乾燥領域開放による火傷などを防止することができ
る。
【0141】このように、本実施形態に係るドライヤ1
0では、乾燥領域で異常が検知された場合に、ハロゲン
ランプ24の駆動を停止すると共に、所定温度Tdに下
がるまで吸気ファン28を駆動することによって、高温
となった乾燥領域における紙焦げや乾燥領域開放による
火傷などを防止することができる。
【0142】また、サーミスタ90の配置方法を工夫す
ることによって、あるいは、異常昇温検知において複数
の温度帯に区分して検知条件を変更することによって、
異常昇温検知感度を向上させることによって、異常昇温
を素早く検知し、異常昇温の初期段階で対処可能とする
ことで、紙焦げや火傷などを一層確実に防止することが
できる。
【0143】具体的には、リフレクタ22およびブラケ
ット20に背面に形成された孔部80にサーミスタ90
を配設することによって、また、ハロゲンランプ24の
直上に配置することによって、大きな熱量を受ける。こ
の結果、サーミスタ90が熱量の変化に対して敏感に反
応する。さらに、放熱部材88のサーミスタ90取付面
88Aを黒く塗ってあるため、熱吸収率が向上して一層
検出感度を向上させることができる。
【0144】一方、放熱部材88にサーミスタ90が取
りつけられているため、風による放熱部材88の放熱に
よってサーミスタ90が敏感に冷却される構造である。
したがって、ファン28の故障等によって風が無くなる
と、サーミスタ90はすぐに温度上昇するため、熱容量
の大きい乾燥領域の温度上昇よりも早く異常昇温を検知
することができる。また、放熱部材88は、ブラケット
20とは、断熱部材82、86を介して接しているた
め、ブラケット20(リフレクタ22)の温度に影響さ
れることはない。
【0145】一方、異常昇温検知では、ハロゲンランプ
24が駆動されてからの乾燥領域の温度によって異常検
知基準となる基準温度勾配や基準温度を変更することに
よって、精度良く異常昇温を検知することができる。特
に、温度帯を複数に区分してそれぞれ異なる検知条件
(基準温度勾配ΔTL1〜ΔTL5、基準温度ΔTL)
に基づいて異常昇温を検知するため、感度良く検知する
ことができる。また、温度帯を一層細分化することによ
って、検知感度を一層向上させることもできる。
【0146】また、異常昇温だけでなく、ジャム検知や
乾燥装置の開放などを検知することによって、ジャムに
よって紙が焦げたり、ドライヤ10の駆動中に乾燥領域
を開放することによって火傷を負うことを防止できる。 (第2実施形態)次に、本発明の第2実施形態に係るイ
ンクジェット記録装置について図14〜図18を参照し
て説明する。第1実施形態と同様の作用効果についは、
同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0147】本実施形態は、第1実施形態と異常昇温検
知制御のみが異なるので、当該部分のみを説明する。す
なわち、第1実施形態において複数の温度帯によって区
分したのに対し、本実施形態では複数の時間帯に区分し
た点が異なる。
【0148】先ず、ステップ700の異常検知条件の読
み込みにおいては、テーブルから区分時間ta〜tdが
読み込まれる。ここで、区分時間とは、ハロゲンランプ
24の駆動開始または駆動停止からの経過時間であり、
それぞれの経過時間ta〜Tdによって第1実施形態の
区分温度Ta〜Tdに到達する時間として実験的に求め
られたものである。したがって、区分された時間帯A〜
Eは、それぞれ0〜ta、ta〜tb、tb〜tc、t
c〜ハロゲンランプ24の駆動停止、ハロゲンランプ2
4の駆動停止(t=0)〜tdである(図17参照)。
これは、温度帯A〜Eと同様の理由による区分である。
【0149】図16、図18に示すように、テーブルに
は、時間帯A〜E毎に設定された基準温度TLまたは基
準温度勾配ΔTL1〜ΔTL5が設定されている。
【0150】次に、ステップ702において、経過時間
tを0とする。以下、経過時間tによって第1実施形態
と同様にして異常昇温検知を行ない、異常昇温が検知さ
れた場合には異常信号を出力して制御を終了する(ステ
ップ704〜ステップ726)。
【0151】このように、時間帯A〜Eによって異なる
異常昇温検知条件を設定することによって、第1実施形
態と同様に感度良く異常昇温を検知することができ、乾
燥領域が高温となるオフィスユースのドライヤ10にお
いて紙焦げや火傷を確実に防止することができる。 (第3実施形態)続いて、本発明の第3実施形態に係る
インクジェット記録装置について図19を参照して説明
する。第1実施形態と同様の作用効果についは、同一の
参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0152】本実施形態は、第1実施形態とサーミスタ
90の周辺のみが異なるので、当該部分のみを説明す
る。
【0153】図19に示すように、放熱部材88は側面
視L字型であり、サーミスタ90が取りつけられた取付
面88Aが下向きに、放熱面88Bがブラケット20や
リフレクタ22に直交する方向、すなわち風に当るよう
に形成されている。したがって、放熱部材88の放熱性
が一層向上し、吸気ファン28の駆動停止による異常昇
温を一層感度良く検知することができる。
【0154】なお、一連の実施形態では、乾燥領域温度
検出センサとしてサーミスタを使用したが、サーモスタ
ットでも良い。
【0155】
【発明の効果】以上説明したように本発明のインク乾燥
装置およびインクジェット記録装置では、異常昇温やジ
ャムなどの異常を検知した場合に、ヒータの駆動を停止
した後、所定温度に低下するまで、あるいは所定時間経
過するまで冷却手段を駆動することによって素早く乾燥
領域の温度を低下させ、用紙の焦げや乾燥領域の手を触
れることによる火傷を防止できる。
【0156】特に、温度検出手段の配置を工夫したこと
によって、あるいは異常昇温検知を細かく区分して検知
することによって感度良く異常昇温を検知できるため、
オフィスユースの高エネルギーのヒータを用いていて
も、紙焦げや火傷を確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係るインクジェット
記録装置を示す概略斜視図である。
【図2】 本発明の第1実施形態に係るインクジェット
記録装置を示す断面図である。
【図3】 本発明の第1実施形態に係るインクジェット
乾燥装置の開放状態を示す斜視図である。
【図4】 本発明の第1実施形態に係るインクジェット
記録装置の制御部を示すブロック図である。
【図5】 本発明の第1実施形態に係る異常昇温検知条
件のテーブルを示す図である。
【図6】 本発明の第1実施形態に係る乾燥領域の温度
変化を示すと共に、温度帯の設定状態を示す説明図であ
る。
【図7】 本発明の第1実施形態に係る異常昇温検知条
件を示す図である。
【図8】 本発明の第1実施形態に係る異常検知制御の
メインフローチャートである。
【図9】 本発明の第1実施形態に係る異常昇温検知制
御を示すフローチャートである。
【図10】 本発明の第1実施形態に係る異常昇温検知
制御を示すフローチャートである。
【図11】 本発明の第1実施形態に係るジャム検知制
御を示すフローチャートである。
【図12】 本発明の第1実施形態に係る乾燥領域開放
検知制御を示すフローチャートである。
【図13】 本発明の第1実施形態に係るドライヤ停止
制御を示すフローチャートである。
【図14】 本発明の第2実施形態に係る異常昇温検知
制御を示すフローチャートである。
【図15】 本発明の第2実施形態に係る異常昇温検知
制御を示すフローチャートである。
【図16】 本発明の第2実施形態に係る異常昇温検知
条件のテーブルを示す図である。
【図17】 本発明の第2実施形態に係る乾燥領域の温
度変化を示すと共に、時間帯の設定状態を示す説明図で
ある。
【図18】 本発明の第2実施形態に係る異常昇温検知
条件を示す図である。
【図19】 本発明の第3実施形態に係るインクジェッ
ト記録装置を示す断面図である。
【符号の説明】
10 インク乾燥装置 18 ハウジング 22 リフレクタ 24 ハロゲンランプ(ヒータ) 28 吸気ファン(冷却手段) 30 風向板 50 制御部(制御手段) 80 孔部 88 放熱部材 90 サーミスタ(異常昇温検知手段、温度検出手
段) 100 乾燥領域開放検出センサ(開放検知手段) 102、104 用紙検出センサ(ジャム検知手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 磯崎 準 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 藤村 義彦 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 高村 順 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 木下 久之 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 安田 惠亮 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 Fターム(参考) 2C056 EB14 EB30 EB38 EC14 EC30 HA47

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乾燥領域内においてインク付着済記録媒
    体に熱エネルギーを与えるヒータと、 前記乾燥領域内を冷却する冷却手段と、 乾燥領域の異常を検知する異常検知手段と、 異常検知手段によって異常が検知された場合に、前記ヒ
    ータの駆動を停止させた後、前記冷却手段のみ乾燥領域
    が所定温度に下がるまで、あるいは一定時間駆動させる
    制御手段と、 を備えることを特徴とするインク乾燥装置。
  2. 【請求項2】 異常検知手段は、乾燥領域の温度または
    温度勾配に基づいて異常を検知する異常昇温検知手段で
    あることを特徴とする請求項1記載のインク乾燥装置。
  3. 【請求項3】 異常検知手段は、ヒータの駆動開始から
    の経過時間を複数の時間帯に区分し、各時間帯毎に設定
    された基準温度または基準温度勾配の少なくとも一方と
    乾燥領域の温度または温度勾配を比較して異常検知する
    ことを特徴とする請求項2記載のインク乾燥装置。
  4. 【請求項4】 ヒータの駆動開始から乾燥領域が記録媒
    体の乾燥可能となる平衡温度到達時間までの時間帯は、
    乾燥領域の温度勾配に基づいて異常を検知することを特
    徴とする請求項2または3記載のインク乾燥装置。
  5. 【請求項5】 前記時間帯をヒータの駆動開始から一定
    時間経過までの第1時間帯と、前記一定時間経過後から
    平衡温度到達時間までの第2時間帯に分け、それぞれ設
    定された異なる基準温度勾配に基づいて、異常昇温を検
    知することを特徴とする請求項4記載のインク乾燥装
    置。
  6. 【請求項6】 ヒータの駆動停止から一定時間経過まで
    は、乾燥領域の温度勾配に基づいて異常を検知すること
    を特徴とする請求項2〜5のいずれか1項記載のインク
    乾燥装置。
  7. 【請求項7】 乾燥領域がインク付着済記録媒体を乾燥
    可能となる平衡到達時間経過後からヒータの駆動停止ま
    では、乾燥領域の温度が設定温度以上であるか、設定温
    度以下の場合には設定温度勾配以上であるかに基づいて
    異常を検知することを特徴とする請求項2〜6のいずれ
    か1項記載のインク乾燥装置。
  8. 【請求項8】 異常検知手段は、ヒータの駆動開始によ
    る乾燥領域の温度変化を複数の温度帯に区分し、各温度
    帯毎に設定された基準温度または基準温度勾配の少なく
    とも一方と乾燥領域の温度または温度勾配を比較して異
    常検知することを特徴とする請求項2記載のインク乾燥
    装置。
  9. 【請求項9】 乾燥領域のヒータ駆動開始時温度から乾
    燥領域が記録媒体を乾燥可能となる平衡温度までの温度
    帯は、乾燥領域の温度勾配に基づいて異常を検知するこ
    とを特徴とする請求項2または8記載のインク乾燥装
    置。
  10. 【請求項10】 前記温度帯をヒータ駆動開始時温度か
    ら一定温度までの第1温度帯と、前記一定温度から平衡
    温度までの第2温度帯に分け、それぞれ設定された異な
    る基準温度勾配に基づいて、異常昇温を検知することを
    特徴とする請求項9記載のインク乾燥装置。
  11. 【請求項11】 ヒータの駆動停止後、乾燥領域の温度
    が一定温度に低下するまでは、乾燥領域の温度勾配に基
    づいて異常を検知することを特徴とする請求項2、8〜
    10のいずれか1項記載のインク乾燥装置。
  12. 【請求項12】 乾燥領域の温度がインク付着済記録媒
    体を乾燥可能な平衡温度からヒータの駆動停止までは、
    乾燥領域の温度が設定温度以上であるか、設定温度以下
    の場合には設定温度勾配以上であるかに基づいて異常を
    検知することを特徴とする請求項2、8〜11のいずれ
    か1項記載のインク乾燥装置。
  13. 【請求項13】 装置外部の環境温度を検出する環境温
    度検出手段を備え、前記環境温度に基づいて設定温度を
    設定することを特徴とする請求項2、8〜12のいずれ
    か1項記載のインク乾燥装置。
  14. 【請求項14】 前記異常検知手段は、インク付着済記
    録媒体が装置内部に一定時間以上留まっていることを検
    知するジャム検知手段であることを特徴とする請求項1
    〜13のいずれか1項記載のインク乾燥装置。
  15. 【請求項15】 前記異常検知手段は、乾燥装置が開放
    されたことを検知する開放検知手段であることを特徴と
    する請求項1〜14のいずれか1項記載のインク乾燥装
    置。
  16. 【請求項16】 乾燥領域を区画するハウジングと、 ハウジング内に設けられインク付着済記録媒体を加熱す
    るヒータと、 ヒータの輻射熱をインク付着済記録媒体に反射するリフ
    レクタと、 ハウジング内部に導入された風をリフレクタの上面と平
    行な流れに変換する風向板と、 を有するインク乾燥装置において、 リフレクタに形成され前記乾燥領域内の熱を通す孔部
    と、 前記孔部に配設され乾燥領域内の熱を直接受ける温度検
    出手段と、 温度検出手段が取り付けられ、リフレクタ上面を流れる
    前記風が当たる位置に配設された放熱部材と、 を備えることを備えることを特徴とするインク乾燥装
    置。
  17. 【請求項17】 前記放熱部材は、前記リフレクタ部材
    よりも熱容量が小さいことを特徴とする請求項16記載
    のインク乾燥装置。
  18. 【請求項18】 前記放熱部材は、前記リフレクタ部材
    に対して断熱状態で配設されることを特徴とする請求項
    16または17記載のインク乾燥装置。
  19. 【請求項19】 前記放熱部材は、温度検出手段が取り
    付けられた一方の面がヒータに対向して配置され、他方
    の面が風の流れに直交してに配置された断面L字型の板
    体であることを特徴とする請求項16〜18のいずれか
    1項記載のインク乾燥装置。
  20. 【請求項20】 前記温度検出手段が取り付けられた前
    記放熱部材の一方の面は、黒色であることを特徴とする
    請求項16〜19のいずれか1項記載のインク乾燥装
    置。
  21. 【請求項21】 前記放熱部材はアルミニウムから形成
    されていることを特徴とする請求項16〜20のいずれ
    か1項記載のインク乾燥装置。
  22. 【請求項22】 前記孔部をヒータの直上に設けること
    を特徴とする請求項16〜21のいずれか1項記載のイ
    ンク乾燥装置。
  23. 【請求項23】 請求項1〜請求項22のいずれか1項
    記載のインク乾燥装置が設置されたことを特徴とするイ
    ンクジェット記録装置。
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