JP2001095448A - 糸通し具 - Google Patents

糸通し具

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JP2001095448A JP27388699A JP27388699A JP2001095448A JP 2001095448 A JP2001095448 A JP 2001095448A JP 27388699 A JP27388699 A JP 27388699A JP 27388699 A JP27388699 A JP 27388699A JP 2001095448 A JP2001095448 A JP 2001095448A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トップイン方式の場合の糸通し作業を円滑に
行なう。 【解決手段】 細長い糸条本体30Hを有し、該糸条本
体の先部に自重程度の力によって屈曲可能に取り付けら
れた先端部品30K,T2の前記糸条本体の軸線方向に
対する最大屈曲角度が45度以下であるよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中通し釣竿の糸通
しに使用する糸通し具に関する。
【0002】
【従来の技術】中通し釣竿は、釣糸が竿管内部を挿通し
ている状態で使用するため、竿先に釣糸が絡むことが防
止される等の利点のため、普及している。然しながら、
釣糸をそのまま竿管内部に挿通させる作業は困難である
ため、糸通し具と呼ばれる細径糸条体を使用する。その
例が、本出願人による特開平8−172983号公報に
見られる。この公報では、釣竿の先端から糸通し具を挿
通させる、所謂、トップイン方式のものを開示してい
る。即ち、釣糸係止部の直ぐ後ろ付近が鎖で形成された
糸通し具を竿先から挿入し、この先端部が竿管周壁部に
設けた釣糸導入部の長孔部に届いた際、該長孔部を下方
に向ければ、先端部はその自重によって落下して長孔か
ら外部に出るというものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、釣糸導入
部には、長孔部の後方位置(長孔上に位置している場合
もある)であって、竿管表面から離隔した位置にガイド
リングを設けていることが一般的であり、長孔部から糸
通し具の先端部を出した後に、再度この先端部を持って
後方のガイドリングにも挿通させなければならず、面倒
な感があった。従って、糸通し具の先端部を長孔から外
部に出すのみならず、このガイドリングにも挿通させる
ことのできることが好ましく、これを究極の目標とす
る。しかし、糸通し具の先部が長孔から出ても、重力方
向に垂れてしまう構造では前記ガイドリングに挿通させ
ることはできない他、竿先から糸通し具を挿通させる場
合にも、鎖部の腰の無さのために先端部が竿管内部に引
っ掛かり易く、挿通させ難い。依って本発明は、トップ
イン方式の場合の糸通し作業を円滑に行なうことを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的に鑑み、請求項
1において、細長い糸条本体を有し、該糸条本体の先部
に自重程度の力によって屈曲可能に取り付けられた先端
部品の前記糸条本体の軸線方向に対する最大屈曲角度が
45度以下であることを特徴とする糸通し具を提供す
る。最大屈曲角度が45度以下であるため、挿通操作時
に竿管内部に引っ掛かり難く、挿通作業が円滑に行なえ
る他、釣糸導入部の竿管周壁部に設けた孔位置に達した
際に、45度以下ではあるが屈曲するため、孔を下向き
にしておけば、先端部品が孔から外部に出易く、また、
そのまま孔の後ろのガイドリングにも挿通させ易い。
【0005】請求項2において、細長い糸条本体を有
し、該糸条本体の先部に自重程度の力によって屈曲可能
に取り付けられた先端部品の前記糸条本体の軸線方向に
対する屈曲角度の大きさを45度以内に調節できる調節
部材を具備することを特徴とする糸通し具を提供する。
釣糸導入部の竿管周壁部に設けた孔とその後ろのガイド
リングとの寸法位置関係は、原則として竿種毎に異なる
が、調節部材を具備しているため、使用する竿の釣糸導
入部の形態にできるだけ合うように調節でき、糸通し作
業が円滑になる。
【0006】請求項3において、前記先端部品と糸条本
体との間の屈曲部から所定長さ後方位置の糸条本体に、
釣竿の先端から竿管内部に挿通可能な目印を設けてなる
請求項1又は2記載の糸通し具を提供する。複数箇所に
目印を設けている場合も本願範囲である。請求項1又は
2の作用に加え、糸通し具の目印から屈曲部までの所定
長さが、竿先から釣糸導入部の竿管周壁部に設けた孔ま
での距離に対応する釣竿に対して、糸通し作業の際に目
印が釣竿先端に位置するまで糸通し具を押し込めば、釣
糸導入部の孔を下方に向けておけば、この孔から糸通し
具の先端部品が概ね自動的に出る。従って、糸通し作業
が円滑になる。更には、この目印が竿先から竿管内部に
挿通可能であるため、孔から糸通し具の先端部品が出た
後、孔後方のガイドリングに挿通できていない場合にそ
こに挿通させる作業をしたり、或いは、リールからの釣
糸を先端部品に係止させたりする作業のために要する糸
通し具の作業長さを確保するために、釣糸導入部におい
て糸通し具を更に引き出すことができる。
【0007】請求項4において、細長い糸条本体の一端
側に釣糸係止部を設け、該釣糸係止部から所定長さ他端
側に向かった位置の糸条本体に、釣竿の先端から竿管内
部に挿通可能な目印を設けていることを特徴とする糸通
し具を提供する。複数箇所に目印を設けている場合も本
願範囲である。糸通し具の目印から釣糸係止部までの所
定長さが、竿先から釣糸導入部の竿管周壁部に設けた孔
までの距離に対応する釣竿に対して、糸通し作業の際に
目印が釣竿先端に位置するまで糸通し具を押し込めば、
釣糸導入部の孔を下方に向けておけば、この孔から糸通
し具の先端部が概ね自動的に出る。従って、糸通し作業
が円滑になる。更には、この目印が竿先から竿管内部に
挿通可能であるため、孔から糸通し具の先端部が出た
後、孔後方のガイドリングに挿通できていない場合にそ
こに挿通させる作業をしたり、或いは、リールからの釣
糸を釣糸係止部に係止させたりする作業のために要する
糸通し具の作業長さを確保するために、釣糸導入部にお
いて糸通し具を更に引き出すことができる。
【0008】請求項5において、前記目印は糸条本体上
の位置を調節可能に構成してなる請求項3又は4記載の
糸通し具を提供する。請求項3又は4の作用に加え、目
印が糸条本体上の位置を調節可能であるため、使用する
釣竿の先端から釣糸導入部の竿管周壁部に設けた孔まで
の距離に合致するように調節できるため、1つの糸通し
具が種々の釣竿に使用可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施形態例に基づき、更に詳細に説明する。図1は本発明
に係る糸通し具30を使用した糸通し作業中の中通し釣
竿の側面図であり、図2と図3は要部拡大縦断面図であ
る。元竿10から第1中竿12を振り出して、元竿の継
合部10Tに継ぎ合わせている。その他の中竿と穂先竿
14は第1中竿12に収納した状態としている。これら
の竿管はエポキシ樹脂等の合成樹脂を炭素繊維等の強化
繊維で強化した繊維強化樹脂製であり、元竿10の所定
位置にはリール20を装着するリール固定装置18が設
けられている。
【0010】元竿の先部であって、継合部10Tの後ろ
近くには、釣糸導入部16が設けられている。この釣糸
導入部は、元竿竿管周壁部に長孔10Hが設けられてお
り、この長孔の直ぐ後ろ近くには、フレーム体16Fに
保持されて元竿竿管表面から離隔した高い位置に支持さ
れたセラミックス製のガイドリング16Gが設けられて
いる。前記長孔は、元竿竿管周壁部に直接形成した本体
長孔の前端部と後端部を縁取るように配設された、夫々
C形状のセラミックス製のガイド部材10G,10G’
と、これらの間を接続して本体長孔を縁取るように配設
された合成樹脂等の部材10Pとによって区画形成され
ている。
【0011】上記状態の釣竿を図1のように、重い元竿
後端を地面等につけた傾斜状の安定状態で、以下におい
て説明する糸通し具30を、その先端部に設けた釣糸係
止部30Kを先頭にして穂先竿14の先端であるトップ
ガイド14Gから竿管内部に挿入して糸通し作業を行な
う。例えば、この糸通し具30は図4に示すように構成
されており、細長い糸条本体30Hの一端部に、図5以
下で説明する屈曲構造を有しつつ、その先端に釣糸係止
部30Kを設けている。一方、この先端部から所定長さ
L3だけ他端側に離れた位置に目印30M2が、所定長
さL2だけ他端側に離れた位置に目印30M1が、更に
は、所定長さL1だけ他端側に離れた位置には抜け止め
部材30Bが夫々設けられている。L1>L2>L3であ
る。
【0012】この場合は、糸通し具の先端部から目印3
0M1までの長さL2が、図1の状態の釣竿のトップガ
イド14Gから釣糸導入部16の長孔10H(の適宜位
置)までの長さLと概ね同じに構成されており、この目
印30M1がトップガイド14Gの位置に来るまで糸条
本体30Hを押し込めば、糸通し具先端部(屈曲部か屈
曲構造部か釣糸係止部)が長孔の位置に到達する。従っ
て、釣糸導入部16を、図1に示すように下側に向けて
おけば、重力の作用で釣糸係止部30K等の糸通し具先
端部が撓んで長孔から外部に出てくる。各目印30M
1,30M2はその大きさ(径方向の大きさ)が釣竿の
先端(トップガイド16G)から竿管内部に挿通可能な
大きさに構成されている。
【0013】撓み角度は、後述の屈曲角度θと糸条本体
30Hの撓み角度αの和である。この先端部の重量、屈
曲角度、そして糸条本体30Hの撓み剛性等の設定によ
っては、釣竿先端からの糸条本体30Hの押し込み操作
をそのまま続ければ、この押し込み操作のみで、図3に
示すように釣糸係止部30Kをガイドリング16Gの中
を通すことができる。前記抜け止め部材30Bと先端部
との長さ距離L1は、先端部がこのガイドリング16G
を通過し、その釣糸係止部30Kにリール20から引き
出した釣糸22を係止させる作業に必要な長さ以上に設
定する。両軸受型リールのレベルワインド機構の釣糸挿
通孔にまで到達させる長さを有していてもよい。或い
は、釣糸係止部が長孔10Hから出ると共に、リールか
ら引き出した釣糸22が、リール側からガイドリング1
6Gを挿通した状態において、前記長孔から出た釣糸係
止部30Kに釣糸先部を係止させる作業が行なえる長さ
以上に設定する。
【0014】この形態例では、目印30M2は使用され
なかったが、他の中通し釣竿であって、図1の長さLが
糸通し具先端部と目印30M2との長さ距離L3と概ね
同じ場合に使用される。逆にその場合は、目印30M1
は無くてもよいことになる。このように、図4に示す糸
通し具30は2種類の中通し釣竿に使用できる。
【0015】糸条本体30Hは、ステンレスワイヤー、
形状記憶合金等の材料によって形成するとよいが、綿糸
やナイロン糸でも可能である。また、細線を多数束ねて
編んだり、単線で構成してもよい。竿管内部を挿通させ
られる適度な撓み剛性を有すると共に、障害物に当った
際に適当に変形できる柔軟性も必要である。糸条本体表
面にナイロン等の樹脂をコーティングすれば、糸滑り性
が良くなり、円滑に糸通し可能となる。先端部の釣糸係
止部30Kはステンレスワイヤー等の金属や、綿糸、ナ
イロン等で形成でき、釣糸が掛け止めされればよく、フ
ック形状、クリップ式構造、折り返しによる挟み込み等
の形態がある。
【0016】抜け止め部材30Bは、釣竿先端から内部
に侵入できない大きさに形成しており、糸条本体30H
に対して移動できると共に、任意位置、或いは適宜位置
に保持可能に構成すると好ましい。糸条本体に当接する
中心部位に、ゴムや合成樹脂等の径方向に弾性変形可能
な部材を設ければ移動、保持が可能となる。こうすれ
ば、使用する釣竿の種類に応じて調節でき、適用範囲が
広がる。
【0017】各目印は、塗料による色付けでもよく、ま
た、ゴムや合成樹脂等の部材で構成してもよい。ゴムや
合成樹脂では、糸条本体30Hを移動できて、しかも任
意位置、或いは適宜位置に保持可能に構成できる。従っ
て、その場合は目印は1つでよく、1つの糸通し具を種
々の釣竿に適用できる。以上の糸通し具に関する各種要
素の説明事項を含め、以下に説明する屈曲構造の各種形
態例において説明する各要素の説明事項は、互いに矛盾
しない限り、他の形態例における組み合わせ事項として
互いに適用してもよい。
【0018】図5は、図4に示した糸通し具の先端部で
ある、屈曲部の構造とその先の釣糸係止部30Kを拡大
図示したものであって、(a)は屈曲前の図、(b)は
屈曲状態の図である。2本の軸部材J1,J2を互いに
屈曲可能に連結し、一方の軸部材J1を、筒部材T1を
被せることによって糸条本体30Hに連結固定してお
り、他方の軸部材J2を、筒部材T2を被せることによ
って先端の釣糸係止部30Kに連結固定している。これ
らの連結用筒部材T1,T2はその対向する端面同士が
互いに充分離隔しており、軸部材間の屈曲角度に影響を
与えないように構成されているが、更にこれらの連結用
筒部材T1,T2の外側に、屈曲角度調節用のスリーブ
部材ST1,ST2を被せている。この場合、釣糸係止
部30K、軸部材J2、筒部材T2、そしてスリーブ部
材ST2が自重程度で屈曲可能な先端部品となる。
【0019】即ち、当該スリーブ部材ST1,ST2の
対向端面間距離を調節して、1対の軸部材の屈曲角度が
所定角度θになった状態で、前記スリ−ブ部材ST1,
ST2の対向端面の所定部位同士が当接し合い、それ以
上屈曲することを防止する。スリーブ部材S1,ST2
の対向端面間距離の調節は、何れかのスリーブ部材を軸
長方向に移動させて、互いの端面間距離を調節すればよ
い。従って、一方のスリーブ部材ST1又はST2は固
定されていてもよい。屈曲角度θは、45度以下になる
ようにスリーブ部材ST1とST2の間隔を調節でき
る。45度以下であれば、糸通し具を竿管内に挿通させ
る場合に、先端部が竿管内部に引っ掛かる虞を低減で
き、円滑に挿通させ易い。また、好ましくは、20度以
上の屈曲角度になるように設定する。これは、20度以
下では、糸通し具の先端部が竿管周壁部の孔から外部に
突出し難いからである。
【0020】1対の軸部材の屈曲を自在にさせるため
に、図6に示すようなユニバーサルジョイント方式に構
成すれば、糸通し具の方向に拘わらず、竿管周壁部の長
孔等の孔から糸通し具先端部を出し易い。また、1対の
軸部材に代わって、図7に示すように、糸条本体30H
に比べて柔軟な線材J12に置換しても、やはり屈曲方
向に方向性が無く、ユニバーサルジョイント方式と同様
に孔から出し易い。この図6と図7の場合は、屈曲角度
が所定角度になれば、筒部材T1,T2の対向端面同士
が当接して屈曲角度を規制する。
【0021】図8は、互いに隣接した要素部材E間での
屈曲角度は小さく、これらが複数個直列に連結されるこ
とによって、全体として所望の屈曲角度を呈するよう構
成された一種の鎖部材J12(キーホルダー等に使用さ
れている)によって屈曲させるものを示している。その
各端部側は、夫々、糸条本体30Hと釣糸係止部30K
とに、筒部材T1,T2によって結合固定されている。
図9は、この一種の鎖部材J12を使用した屈曲部を調
節して屈曲角度を変更可能に構成している。即ち、当該
一種の鎖部材J12の各端部側は筒部材T1,T2によ
って、夫々、糸条本体30Hと釣糸係止部30Kとに連
結固定されているが、筒部材T1と鎖部材J12の上を
長手方向に移動可能であって、任意の位置に停止できる
屈曲角度調節用のスリーブ部材STを有している。従っ
て、露出する要素部材Eの数を調節でき、これによって
屈曲角度θを、例えば、20〜45度の範囲内の種々の
角度に調節できる。従って、使用する釣竿に最も合致す
る角度に設定できる他、他の釣竿にも使用できる。
【0022】図10は、3個以上の軸部材J1,J2,
J3を互いに屈曲可能に連結し、両端の軸部材J1,J
3は、夫々、筒部材T1,T3を介して糸条本体30H
と釣糸係止部30Kとに結合固定している。その結果、
少なくとも2個所以上の屈曲部を有しており(この例で
は2個所)、これらの筒部材の外側に套嵌され、各筒部
材の長手方向に移動可能であって、屈曲部に亘った状態
で停止できる屈曲角度調節用のスリーブ部材ST1,S
T2を有している。従って、例えば、図10に示すよう
に、1個所の屈曲部をスリーブ部材ST2で屈曲不可能
に拘束すれば、小さな屈曲角度θとなり、このスリーブ
部材ST2による拘束を外せば、大きな屈曲角度とな
る。
【0023】以上の形態のように糸通し具の先端部に屈
曲部を設ける構造の他、先端部に一定の湾曲部を設けて
おき、これによって孔位置において外部に出易くするこ
ともできる。この場合、操作する側である糸通し具の後
部に(例えば、図4に示す目印30M1,30M2等を
設ける位置等に)屈曲部の屈曲方向を認知できる他の目
印を設けてもよい。勿論、図4の目印とこの目印を1つ
にして、両方の目印を兼ねるよう構成してもよい。更に
は、抜け止め部材30Bを糸条本体30Hの後部から抜
き取れば、トップイン方式ではなく、釣糸導入部から釣
竿先端方向に糸通し具を挿入する方式の糸通し作業にも
使用可能となる。
【0024】図11は、糸通し具の先端に釣糸係止部3
0Kを有していれば、竿管内部を挿通する際に引っ掛か
り易くなるのでこれを防止すべく、先端は杆部材(ここ
では円筒状軸部材)30Sとし、この後ろであって、糸
条本体30Hとの間に釣糸係止部30Kを配設してい
る。この形態例ではその前後を2つの筒部材T1,T2
を使用して連結している。この構造では細径化された杆
部材を使用できるため、先導が円滑に行なわれ得る。ま
た、この先導する杆部材30Sを鉛のような比重の大き
な材料で形成すれば、挿通時に竿管内部を落下し易く、
また、孔位置において落下して外部に出やすくなる。更
には、竿部材30Sの先端の角部を除去するように曲面
化しているので、挿通させる際に竿管内部に引っ掛かり
難い。この杆部材と糸条本体との間に釣糸係止部を設け
る構造は本願の各請求項の各要件と無関係に適用できる
ものである。
【0025】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、トップイン方式の場合の糸通し作業を円滑に行
なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る糸通し具を使用した糸通し
作業中の側面図である。
【図2】図2は図1の他の作業途中の要部拡大断面図で
ある。
【図3】図3は図1の作業途中の要部拡大断面図であ
る。
【図4】図4は本発明に係る糸通し具の側面図である。
【図5】図5は図4の糸通し具の要部拡大断面図であ
る。
【図6】図6は他の糸通し具の要部断面図である。
【図7】図7は他の糸通し具の要部断面図である。
【図8】図8は他の糸通し具の要部断面図である。
【図9】図9は他の糸通し具の要部断面図である。
【図10】図10は他の糸通し具の要部断面図である。
【図11】図11は他の糸通し具の要部断面図である。
【符号の説明】
10H 長孔(竿管周壁部の孔) 16 釣糸導入部 16G ガイドリング 30 糸通し具 30B 抜け止め部材 30H 糸条本体 30K 釣糸係止部 30M1,30M2 目印 T1,T2 屈曲構造部パーツ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細長い糸条本体を有し、該糸条本体の先
    部に自重程度の力によって屈曲可能に取り付けられた先
    端部品の前記糸条本体の軸線方向に対する最大屈曲角度
    が45度以下であることを特徴とする糸通し具。
  2. 【請求項2】 細長い糸条本体を有し、該糸条本体の先
    部に自重程度の力によって屈曲可能に取り付けられた先
    端部品の前記糸条本体の軸線方向に対する屈曲角度の大
    きさを45度以内に調節できる調節部材を具備すること
    を特徴とする糸通し具。
  3. 【請求項3】 前記先端部品と糸条本体との間の屈曲部
    から所定長さ後方位置の糸条本体に、釣竿の先端から竿
    管内部に挿通可能な目印を設けてなる請求項1又は2記
    載の糸通し具。
  4. 【請求項4】 細長い糸条本体の一端側に釣糸係止部を
    設け、該釣糸係止部から所定長さ他端側に向かった位置
    の糸条本体に、釣竿の先端から竿管内部に挿通可能な目
    印を設けていることを特徴とする糸通し具。
  5. 【請求項5】 前記目印は糸条本体上の位置を調節可能
    に構成してなる請求項3又は4記載の糸通し具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3203535U (ja) * 2015-12-16 2016-04-07 恒彦 徳富 失敗が皆無で、一気通しの糸通しができ、また竿先欠損の修復を容易にする、中通し振り出し釣り竿の新しい形状のストッパーと新しい形状の糸通し用具。
US20170303521A1 (en) * 2016-04-20 2017-10-26 Jay Arbetter Fishing Rod Line Threading Device

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