JP2001095238A - 昇圧型dc−dcコンバータ - Google Patents

昇圧型dc−dcコンバータ

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JP2001095238A
JP2001095238A JP18807297A JP18807297A JP2001095238A JP 2001095238 A JP2001095238 A JP 2001095238A JP 18807297 A JP18807297 A JP 18807297A JP 18807297 A JP18807297 A JP 18807297A JP 2001095238 A JP2001095238 A JP 2001095238A
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JP
Japan
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voltage
transformer
power supply
converter
switching element
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JP18807297A
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English (en)
Inventor
Katsutoshi Yamamori
勝利 山森
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 昇圧型DC−DCコンバータに関し、2次側
の出力電圧が入力電源電圧の変動を受けず、安定した電
圧精度を実現する。 【解決手段】 変成器3の2次側に生ずる電圧を倍電圧
整流回路102により整流平滑化する。また変成器3は
1次側と2次側の結合を密にしたサンドウィッチ構造に
する。これにより負荷14には入力電源1の電圧変動を
受けない安定した出力を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は昇圧型DC−DCコ
ンバータに関するものであり、特に電源電圧を昇圧して
得る負荷側の電圧が、電源電圧の変動を受けることのな
いようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】近年の携帯用電子機器の小型化に伴い、
それに使用する乾電池等も小型で本数も減少する傾向に
ある。このため電源電圧や電池容量が低下するので、よ
り高効率な多出力の昇圧型DC−DCコンバータの需要
が拡大している。
【0003】図3は、従来の多出力の昇圧型DC−DC
コンバータを示す回路図である。図において1は直流電
源、2は入力コンデンサである。入力コンデンサ2は、
リップルやノイズの低減の機能をもつが、なくても動作
可能なときもある。3はスイッチング用の変成器、4は
スイッチング素子、5は整流素子、6は平滑用コンデン
サ、7はスイッチング制御回路である。9は整流素子、
12は平滑用コンデンサであり、変成器3の2次巻き線
の出力の整流回路を構成している。13,14は負荷で
あり、負荷13にはDC−DCコンバータ回路101の
出力電圧を印加し、負荷14には、変成器3によって1
次側より変換された電圧を出力する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで直流電源1の入
力電圧をVi、コンデンサ6の両端電圧をVo、スイッ
チング素子4がオンしたときの整流素子5の変成器3と
の接続点と基準電圧点との間の電圧をVon、整流素子
5がオンしたときの整流素子5の両端電圧をVf、変成
器3の1次巻き線と2次巻き線の比をN2/N1とす
る。
【0005】出力電圧が定常状態の場合、変成器3の1
次巻き線の両端に発生する電圧は、スイッチング素子4
がオンのときVi−Vonであり、スイッチング素子4
がオフのときVo+Vf−Viである。
【0006】よって変成器3の2次巻き線に生じる電圧
は、スイッチング素子4がオンしたとき、(Vi―Vo
n)×N2/N1、スイッチング素子4がオフしたと
き、(Vo+Vf−Vi)×N2/N1である。整流素
子9によりスイッチング素子4のオンと同相で整流する
と、(Vi―Von)×N2/N1を平滑することにな
り、逆にスイッチング素子4のオフと同相で整流する
と、(Vo+Vf−Vi)×N2/N1を平滑すること
になる。
【0007】このように2次側巻き線を整流した出力電
圧には、ともに入力電圧Viの要素が含まれている。こ
のため電源電圧が低下した場合にその影響を大きく受け
てしまい、電圧精度が良くなかった。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の昇圧型DC−DCコンバータは、2次巻き
線に生起した電圧を倍電圧整流回路で整流するととも
に、昇圧用の変成器として、1次巻き線と2次巻き線の
結合を密にした構造(いわゆるサンドウィッチ構造)に
したことを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、直流電源と、前記直流電源の一端に接続された1次
側巻き線と磁気的に密に結合された2次巻き線とをもつ
昇圧用変成器と、一方の主端子が前記昇圧用変成器に接
続され、かつ他方の主端子が前記直流電源の他端に接続
されたスイッチング素子と、前記スイッチング素子と並
列に接続された整流素子及び平滑コンデンサの直列回路
と、前記平滑コンデンサに接続された負荷と、前記平滑
コンデンサに接続された電圧制御手段と、前記昇圧用変
成器の2次巻き線に接続された倍電圧整流回路と、前記
倍電圧整流回路に接続された負荷をもつものであり、こ
の構成により2次側巻き線に生起される電圧を倍電圧整
流回路で整流平滑することで、2次側の負荷には入力電
圧の影響をなくしている。
【0010】(実施の形態1)以下本発明の一実施の形
態を図面を参照して説明する。図1は一実施の形態にお
ける昇圧型DC−DCコンバータの回路図を示すもので
ある。図において、負荷13に出力する1次側のDC−
DCコンバータ回路101の構成には、従来のものと特
に相違はない。
【0011】従来の構成と異なるのは、変成器3の2次
巻き線に生じる電圧を、整流素子8,9、平滑用コンデ
ンサ10,11,12よりなる倍電圧整流回路102で
整流し平滑化するよう構成したことを特徴としている。
【0012】さらに変成器3を図2に示すように、1次
側巻き線202の間に2次巻き線203を挟み込む(あ
るいは逆に1次巻き線を2次巻き線で挟み込む)構造
(いわゆるサンドウィッチ構造)にすることにより、1
次側と2次側の結合度は密にしたことを特徴としてい
る。
【0013】ここで、直流電源1からの入力電圧をV
i、コンデンサ6の両端電圧をVo、スイッチング素子
4がオンしたときの整流素子5の変成器3との接続点と
基準電圧点との間の電圧をVon、整流素子5がオンし
たときの両端電圧をVf、変成器3の1次巻き線と2次
巻き線の比をN2/N1とする。
【0014】出力電圧が定常状態のとき、変成器3の1
次巻き線の両端に発生する電圧は、スイッチング素子4
がオンしたときVi−Vonであり、スイッチング素子
4がオフしたときVo+Vf−Viである。2次巻き線
の両端には、この電圧に巻き線の比を乗じた電圧が誘導
される。
【0015】すなわち整流素子9でスイッチング素子4
のオンと同相で整流すると(Vi−Von)×N2/N
1を平滑した電圧がコンデンサ10の両端に印加され
る。またこの電圧を整流素子8でスイッチング素子4の
オフと同相で整流すると(Vo+Vf−Vi)×N2/
N1を平滑した電圧がコンデンサ11の両端に印加され
る。したがってコンデンサ10,11の両端、つまりコ
ンデンサ12の両端電圧は、これらの和の(Vi−Vo
n)×N2/N1+(Vo+Vf−Vi)×N2/N1
=(Vo+Vf−Von)×N2/N1が発生する。こ
のように負荷14に印加される電圧には、入力電圧Vi
の要素が含まれていないので、入力電圧から大きな影響
を受けない電圧が得られることを、計算上証明すること
ができる。
【0016】しかし2次側を倍電圧整流回路としただけ
では、実際には電源電圧の変動に対して安定した出力が
得られにくく、変成器3を上述のサンドウィッチ構造に
することが重要である。サンドウィッチ構造にすれば、
1次側に発生する磁束のほぼ全てが2次側を通過する構
造となっているので、電圧変動ばかりでなく、負荷変動
に対しても影響を受けない安定した出力を得ることがで
きる。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、昇圧用チ
ョークコイルに磁気的に密に結合させた2次巻き線を追
加した昇圧用変成器を用い、さらに2次巻き線の電圧を
倍電圧整流することにより、入力電源電圧の変動の影響
を受けない出力電圧を2次側に得ることのできる、多出
力の昇圧型DC−DCコンバータを実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における昇圧型DC−D
Cコンバータの回路図
【図2】同コンバータに使用する変成器の構成図
【図3】従来の昇圧型DC−DCコンバータの回路図
【符号の説明】
1 直流電源 2 入力コンデンサ 3 変成器 4 スイッチング素子 5,8,9 整流素子 6,10,11,12 平滑用コンデンサ 7 スイッチング制御回路 13,14 負荷 101 DC−DCコンバータ回路 102 倍電圧整流回路 201 トランスのコア 202 トランスの1次巻き線 203 トランスの2次巻き線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流電源と、前記直流電源の一端に接続さ
    れた1次側巻き線と磁気的に密に結合された2次巻き線
    とをもつ昇圧用変成器と、一方の主端子が前記昇圧用変
    成器に接続され、かつ他方の主端子が前記直流電源の他
    端に接続されたスイッチング素子と、前記スイッチング
    素子と並列に接続された整流素子及び平滑コンデンサの
    直列回路と、前記平滑コンデンサに接続された負荷と、
    前記平滑コンデンサに接続された電圧制御手段と、前記
    昇圧用変成器の2次巻き線に接続された倍電圧整流回路
    と、前記倍電圧整流回路に接続された負荷をもつ昇圧型
    DC−DCコンバータ。
JP18807297A 1997-07-14 1997-07-14 昇圧型dc−dcコンバータ Pending JP2001095238A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017017845A (ja) * 2015-06-30 2017-01-19 サンケン電気株式会社 高電圧発生装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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