JP2001095209A - 積層体の製造方法 - Google Patents

積層体の製造方法

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JP2001095209A
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punching
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Noriyuki Akiyama
敬之 秋山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数枚の単板を積層し、その積層間をダボか
しめして一体化することによって積層体を形成する積層
体の製造方法において、抜きぞりに影響されにくい安定
した固着力を有する積層体の製造方法を提供することを
目的とする。 【解決手段】 パンチ1により打ち抜きが始まる直前
に、前回抜かれた積層品6の嵌合凹部6aと、今回抜か
れる積層品5の凸部5aが接触もしくはわずかに嵌入し
た状態になるように、パンチの切り込み量を設定するこ
とにより、積層品の打ち抜き時におけるそりの発生を小
さくし、安定した固着力を有する積層体を得ることが可
能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数枚の板体を順
次積層すると共にダボかしめにより一体化し、モータや
トランス等の積層鉄心に用いられる積層体を製造する積
層体の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】モータやトランスの積層鉄心は、鉄心材
料である帯状薄板を間欠移送しながら、各プレス工程に
よる打ち抜き加工および積層するためのダボ成形加工を
施した後に、図2に示すように、素材3をストリッパー
・プレート2とダイ4で挟み込み、抜きパンチ1でダイ
4内に順次嵌入して積層することによって製造される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の製造方法では、抜きパンチ1により素材3をダ
イ4内に嵌入する際に、抜きパンチ1の切り込み量が大
きいため、パンチ1とダイ4により素材3が撓み、抜か
れた鉄心片7には図2に示すようにそりが発生する。そ
の為、前回抜かれた鉄心片8の嵌合凹部8aと今回抜か
れた鉄心片7の凸部7a間に、図2に示すように位置ず
れが発生し、鉄心片の嵌合時にダボを変形させたり、ま
た完全な嵌合が行われず、鉄心片の嵌合強度を低下させ
る原因となっていた。
【0004】また、図2に示すそりの発生を減少させる
ため、図3に示すように、抜きパンチ1の切り込み量を
小さくすると、ストリッパー2で素材3を挟んだ時点で
図2とは逆方向にそりが発生するため、図2に示す切り
込み量が大きい場合と同様に、ダボ嵌入時のダボ凸部7
aと凹部8aにピッチずれが生じダボを変形させたり、
また完全な嵌合が行われず、鉄心片の嵌合強度を低下さ
せる。
【0005】また、そりを減少させる為に、パンチ1と
ダイ4のクリアランスを小さくすると、パンチ1とダイ
4が衝突し、切り刃が欠損し、切り刃の寿命を低下させ
るため量産においては実用的ではない。本発明の目的と
するところは、抜きパンチ4により素材3をダイ4内に
嵌入する際に、すでに抜かれた積層品の凹部とその積層
品に嵌合する新たに抜かれた積層品の凸部間に位置ずれ
が生ぜず、完全な嵌合が行われる積層体の製造方法を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、パンチによる打ち抜きが始まる直前に、前
回打ち抜きにより積層された積層品の嵌合凹部に新たに
打ち抜きにより積層される積層品の凸部が接触もしくは
僅かに嵌入する状態になるように、パンチによる切り込
み長(前回抜かれた鉄心片のダイ上面からの距離)を設
定することを特徴とする。
【0007】本発明によれば、パンチにより積層品をダ
イ内に積層する工程時に、新たに積層される積層品には
打ち抜きによるそりが生ぜず、そのためダイ内に積層さ
れた積層品の嵌合凹部と新たに積層される積層品の凸部
間には位置ずれが発生せず、積層品を完全な嵌合状態で
ダボかしめを行い、嵌合強度を維持できる積層体を製造
することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、ダボを有する複数枚の単板をパンチでダイ内に順次
打ち抜きにより積層し、その積層間をダボかしめにより
一体化して積層体を形成する積層体の製造方法におい
て、パンチによる打ち抜きが開始される直前に、前回積
層された積層品の嵌合凹部に新たに積層される積層品の
凸部が接触するか、もしくは僅かに嵌入する状態になる
ように、パンチによる切り込み長を設定したことを特徴
とするものであり、パンチにより積層品をダイ内に積層
する工程時に、新たに積層される積層品には打ち抜き時
のそりによる位置ずれが発生しないので、ダイ内に積層
された積層品の嵌合凹部と新たに積層される積層品の凸
部は、最もピッチ精度が良い状態で嵌入が開始され、打
ち抜きが進行して抜きぞりが発生しても、ダボは相互に
ガイドされているので、ダボの変形の発生を抑制するこ
とができ、完全な嵌合状態で積層品のダボかしめを行
い、嵌合強度を維持できる積層体を製造することができ
る作用を有する。
【0009】
【実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明の一実
施の形態について説明する。尚、以下に示す実施の形態
は本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範
囲を限定するものではない。図1において、1は抜きパ
ンチ、2はストリッパー・プレート、3は素材、4はダ
イ、5はダボを有する積層品、5aは積層品5の凸部、
6は前回積層された積層品、6aは積層品6の凹部を表
している。
【0010】本発明においては、抜きパンチ1の下方へ
の切り込み長を、パンチ1による打ち抜きが開始される
直前に、前回ダイ内に積層された積層品6の嵌合凹部6
aと新たに積層される積層品5の凸部5aが接触もしく
は僅かに嵌入する状態になるように予め設定している。
本発明による積層体の積層方法は以下の通りである。
【0011】まず、素材3をストリッパー・プレート2
とダイ4で挟み込み、抜きパンチ1でダイ4内に打ち抜
き、積層品5として前回ダイ4内に積層された積層品6
の嵌合凹部6aに今回新たに積層される積層品5の凸部
5aを嵌入させる。図1は抜きパンチ1が下降しその下
面が積層品5の上面に接触し、打ち抜きが始まろうとす
る瞬間の状態図である。この時、前回ダイ4内に積層さ
れた積層品6の嵌合凹部6aに今回積層される積層品5
の凸部5aが接触もしくは僅かに嵌入する状態になるよ
うに、パンチの切り込み量(前回抜かれた積層品6のダ
イ上面からの距離)を設定する。
【0012】このことにより、パンチ1により積層品を
ダイ4内に積層する工程時に、新たに積層される積層品
5には打ち抜き時のそりによる位置ずれが発生しないの
で、ダイ4内に積層された積層品6の嵌合凹部6aと新
たに積層される積層品5の凸部5aは、最もピッチ精度
が良い状態で嵌入が開始され、打ち抜きが進行して抜き
ぞりが発生しても、ダボは相互にガイドされているの
で、ダボの変形の発生を抑制することができ、良好な嵌
合状態で積層品のダボかしめが行われるため、嵌合強度
を有する積層体を製造することができる。なお、打ち抜
きが開始された時点で、ダボ凸部と凹部が接触するか、
僅かに嵌入しする状態にするパンチによる切り込み量
は、嵌入開始から終了までの距離の0〜20%程度にす
るように設定するのが最も好適である。
【0013】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、パンチ
により打ち抜きが始まる直前に、前回ダイ内に積層され
た積層品の嵌合凹部と新たに打ち抜きによりダイ内に積
層される積層品の凸部が接触もしくはわずかに嵌入した
状態になるように、パンチの切り込み量を設定すること
により、嵌入時におけるダボ成形部の変形を小さくし、
嵌合強度を維持して安定した固着力を有する積層体を得
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における積層体の製造方
法を適用した部分断面図である。
【図2】従来の一般的な切り込み量(板厚の1.5〜2
倍)によるダボの嵌入開始の瞬間の断面図である。
【図3】切り込み量が過小の場合のダボの嵌入開始の瞬
間の断面図である。
【符号の説明】
1 抜きパンチ 2 ストリッパー・プレート 3 素材 4 ダイ 5 今回抜かれた積層品 5a 凸部 6 前回抜かれた積層品 6a 嵌合凹部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダボを有する複数枚の単板をパンチでダ
    イ内に順次打ち抜きにより積層し、その積層間をダボか
    しめにより一体化して積層体を形成する積層体の製造方
    法において、パンチによる打ち抜きが開始される直前
    に、前回積層された積層品の嵌合凹部に新たに積層され
    る積層品の凸部が接触するか、もしくは僅かに嵌入する
    状態になるように、パンチによる切り込み長を設定した
    ことを特徴とする積層体の製造方法。
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