JP2001094328A - マンホール蓋アンテナおよびデータ収集システム - Google Patents

マンホール蓋アンテナおよびデータ収集システム

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JP2001094328A
JP2001094328A JP26843699A JP26843699A JP2001094328A JP 2001094328 A JP2001094328 A JP 2001094328A JP 26843699 A JP26843699 A JP 26843699A JP 26843699 A JP26843699 A JP 26843699A JP 2001094328 A JP2001094328 A JP 2001094328A
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antenna
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manhole
sensor
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Norio Okugawa
則夫 奥川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 交通止めをすることなくメンテナンスを行え
るアンテナとする。 【解決手段】 水道管4に設けられたバルブ5に取り付
けられた水道管4の中を流れる流量を測定するセンサー
10による測定データは、データ線11を介して無線装
置12に供給され、無線装置12内の送信機からセンサ
ー10による測定データが送信されるようになる。この
送信信号は、給電線13を伝播して給電部14からマン
ホール蓋2の裏面に給電される。これにより、マンホー
ル蓋2が送信信号により励振されてマンホール蓋2から
測定データが送信されるようになる。従って、マンホー
ル蓋2を開けることなくセンサー10の測定データを送
信することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、道路等に埋設され
た水道管等のメンテナンスを行うためのアンテナおよび
データ収集システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、道路等に埋設された下水道内の上
水道の漏水、ガスの漏れ、送電線や電話線の断等のメン
テナンスを行う際は、それらを検知するセンサーからの
信号を測定することにより行われている。上水道のメン
テナンスを例に取ると、図7に示すように上水道の配水
管104の2カ所に漏水センサー110a、110bを
取り付ける。漏水センサー110a、110bの取り付
けられる間隔は、一般に数100mとされるが1kmを
超える場合もある。そして、漏水センサー110aによ
る流量の測定値を無線データ送受信機112aから計測
車151へ送信する。同様に、漏水センサー110bに
よる流量の測定値を無線データ送受信機112bから計
測車151へ送信する。計測車151において、無線デ
ータ送受信機112aから送信された測定値と、無線デ
ータ送受信機112bから送信された測定値とを対比し
てその差がなければ漏水はないと判断し、所定量以上の
流量差があれば漏水センサー110aと漏水センサー1
10bとの間の配水管104において漏水があると判断
する。漏水があるときは、例えば漏水センサー110
a、110bの取り付けられる間隔を狭めていって漏水
個所を特定して修理するようにする。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、配水管10
4の流量を測定する漏水センサー110a、110bは
マンホール内の配水管104の部位に取り付けられてい
る。したがって、漏水センサー110a、110bから
の測定値を送信する無線データ送受信機112a、11
2bのアンテナはマンホールの外部に設置しておく必要
がある。これは、マンホール内にアンテナを設置すると
マンホールを覆うマンホール蓋や大地により電波が減衰
して計測車151まで電波が到達しないようになるから
である。しかしながら、マンホールの外部にアンテナを
設置するようにすると、メンテナンス時に、マンホール
蓋を開けてマンホール内から導出した給電ケーブルにア
ンテナを接続しなければならず、マンホール蓋は一般に
道路に設置されていることからその道路の交通止めをし
なければならないという問題点が生じる。
【0004】また、上水道の配水管104に取り付ける
漏水センサー110a、110bの取り付けられる間隔
が1kmを超える場合もあることから、無線データ送受
信機112a、112bの送信電力を大電力とする必要
があり、このためバッテリーの保守期間が短くなると共
に無線データ送受信機が高価になるという問題点があっ
た。また、送信電力を大電力とすると無線局の申請を行
って免許を受ける必要があり、マンホール内に設置する
無線装置はその数が多くなることから手続が煩雑になる
という問題点もあった。
【0005】そこで、本発明は、交通止めをすることな
くメンテナンスを行えるアンテナを提供することを目的
としている。また、本発明は、交通止めをすることがな
いと共に、免許の不要なデータ収集システムを提供する
ことを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のアンテナはマンホール蓋そのものをアンテ
ナとしており、マンホール蓋の裏面に、該マンホール蓋
をアンテナとして励振するための給電部が設けられてい
る。また、上記本発明のマンホール蓋アンテナにおい
て、前記給電部が前記マンホール蓋に容量結合されてい
てもよい。さらに、上記目的を達成することのできる本
発明の他のマンホール蓋アンテナは、マンホール蓋の裏
面に固着されたホイップアンテナを備え、該ホイップア
ンテナのグランド部が前記マンホール蓋に接地されるこ
とにより、前記マンホール蓋が前記ホイップアンテナの
有限グランドプレーンとして機能するようにしている。
【0007】さらにまた、上記目的を達成することので
きる本発明の他のマンホール蓋アンテナは、マンホール
蓋の裏面に固着されたホイップアンテナを備え、該ホイ
ップアンテナのグランド部が前記マンホール蓋に容量接
地されることにより、前記マンホール蓋が前記ホイップ
アンテナの有限グランドプレーンとして機能するように
している。なお、上記本発明のマンホール蓋アンテナに
おいて、前記マンホール蓋の縁部から略1/4波長の位
置に、前記ホイップアンテナが固着されているようにし
てもよい。
【0008】また、上記目的を達成することのできる本
発明のデータ収集システムは、第1のマンホール蓋をア
ンテナとする第1の小電力あるいは微弱無線装置から送
信された第1のセンサーからの第1のデータを受信し
て、計測車に送信する中継車と、該中継車から送信され
た第1のデータを受信すると共に、前記第1のマンホー
ル蓋と異なる場所に設置されている第2のマンホール蓋
をアンテナとする第2の小電力あるいは微弱無線装置か
ら送信された第2のセンサーからの第2のデータを受信
する計測車とを備え、前記計測車において、少なくとも
第1のデータと第2のデータとを収集するようにしてい
る。
【0009】このような本発明によれば、マンホールを
覆うマンホール蓋そのものをアンテナとして用いたり電
波を放射可能な有限グランドプレーンとして用いるよう
にしたので、マンホール蓋を開けることなくマンホール
内に設置したセンサーからのデータを送信することがで
きる。これにより、道路の交通止めを行うことなくセン
サーからのデータを収集することができる。また、マン
ホール蓋アンテナから放射される電波が小電力あるいは
微弱無線装置とすると、免許を必要とすることがないの
で手続を簡略化することができる。また、この場合は消
費電力が小さくなるのでバッテリーの保守期間を長くす
ることができる。ただし、電波の届くエリアが小さくな
るので中継車を用意して再送信することが好適となる。
【0010】
【発明の実施の形態】まず、本発明のマンホール蓋その
ものをアンテナとするマンホール蓋アンテナについて説
明する。本発明のマンホール蓋アンテナは、図1に示す
ように既に道路等に設置してあるマンホール1を覆うマ
ンホール蓋2をアンテナとして使用するものである。そ
して、本発明のデータ収集システムには、このような本
発明のマンホール蓋アンテナを適用している。マンホー
ル1の地上への出口の周囲にはマンホール枠3が道路に
埋め込むように設けられており、このマンホール枠3に
円盤状のマンホール蓋2が嵌合されて、マンホール1が
覆われている。マンホール1内には、例えば埋設された
水道管4等が露出しており、この部位にはバルブ5等が
設けられてセンサーが取付可能とされている。
【0011】図2にマンホール蓋2をアンテナとして動
作させる本発明のマンホール蓋アンテナの実施の形態の
構成例が示されている。図2において、水道管4等に設
けられたバルブ5に水道管4等の中を流れる流量を測定
するセンサー10が設置されている。このセンサー10
による測定データはデータ線11を介して無線装置12
に供給され、無線装置12内の送信機からセンサー10
による測定データが送信される。この送信信号は、給電
線13を伝播して給電部14からマンホール蓋2の裏面
に給電される。これにより、マンホール蓋2が送信信号
により励振されてマンホール蓋2から測定データが送信
されるようになる。この場合、給電部14をマンホール
蓋2に電気的に接続して直接給電している。また、この
直接給電に替えて容量結合により給電するようにしても
よい。この場合は、給電部14に導電板を備えさせてこ
の導電板をマンホール蓋2に微少間隙を持って対向させ
て容量結合する。この容量結合により、給電部14から
マンホール蓋2に給電するようにしてもよい。なお、微
少間隙を作成するには、導電板のマンホール蓋2に対向
する面に絶縁シートを貼着して、給電部14をマンホー
ル蓋2の裏面に固着すればよい。
【0012】なお、無線装置12は特定小電力無線装置
あるいは微弱無線装置とされて、免許の申請は不要な無
線装置とされている。また、無線装置12を特定小電力
無線装置あるいは微弱無線装置とすることにより、その
消費電力を小さくすることができるため、無線装置12
を駆動するバッテリーの保守期間を長期間とすることが
できるようになる。このように、マンホール蓋2がアン
テナとされてマンホール蓋2から電波が放射されるた
め、センサー10からの測定データを収集する際にマン
ホール蓋2を開けることなく測定データを収集すること
ができる。また、マンホール蓋2からアンテナが突出す
ることがないので、道路の交通止めをすることなく測定
データの収集を行うことができ、データ収集の際に交通
渋滞が発生することがないと共に、作業員が通行する車
の危険にさらされることもなくなる。
【0013】図3にマンホール蓋2をアンテナとして動
作させる他の構成例が示されている。図3に示す構成で
は、図2に示す給電部14に替えてホイップアンテナ1
5をマンホール蓋2の裏面に固着するようにしている。
すなわち、水道管4等に設けられたバルブ5に取り付け
られた水道管4等の中を流れる流量を測定するセンサー
10による測定データは、データ線11を介して無線装
置12に供給され、無線装置12内の送信機からセンサ
ー10による測定データが送信されるようになる。この
送信信号は、給電線13を伝播してホイップアンテナ1
5に給電される。ホイップアンテナ15のグランドはマ
ンホール蓋2に接続されている。これにより、マンホー
ル蓋2がホイップアンテナ15の有限の地板(有限グラ
ンドプレーン)として機能するようになる。有限グラン
ドプレーンには、有限グランドプレーンに取り付けられ
ているアンテナと同様の電流が流れることから、マンホ
ール蓋2にはホイップアンテナ15に流れる電流と同様
の電流が流れることになる。この電流により励振されて
有限グランドプレーンとされたマンホール蓋2から測定
データが送信されるようになる。
【0014】なお、無線装置12は特定小電力無線装置
あるいは微弱無線装置とされて、免許の申請は不要な無
線装置とされている。また、無線装置12を特定小電力
無線装置あるいは微弱無線装置とすることにより、その
消費電力を小さくすることができるため、無線装置12
を駆動するバッテリーの保守期間を長期間とすることが
できるようになる。また、ホイップアンテナ15の基部
にはマグネットが設けられており、このマグネットによ
りホイップアンテナ15は鋳物とされているマンホール
蓋2の裏面に吸着することにより脱着可能に固着されて
いる。さらに、ホイップアンテナ15のグランド部とマ
ンホール蓋2とを対向させて容量的にグランド部とマン
ホール蓋2とを結合した容量接地型としてもよい。この
ように、マンホール蓋2から電波が放射されるため、セ
ンサー10からの測定データを収集する際にマンホール
蓋2を開けることなく測定データを収集することができ
る。また、マンホール蓋2からアンテナが突出すること
がないので、道路の交通止めをすることなく測定データ
の収集を行うことができ、データ収集の際に交通渋滞が
発生することがないと共に、作業員が通行する車の危険
にさらされることもなくなる。
【0015】図4は、図3に示すマンホール蓋2をアン
テナとして動作させる他の構成例の変形例を示す図であ
る。この変形例では、無線装置12における使用周波数
の波長をλとしたときにホイップアンテナ15をマンホ
ール蓋2の縁部から略λ/4の部位に固着するようにし
ている。これは、例えばホイップアンテナ15をマンホ
ール蓋2の中央に固着すると、マンホール蓋2において
中央から縁部に向かって電流が流れるようになるが、電
流の大きさがほぼ等しく方向が逆向きになって互いに相
殺することから、放射される電界強度が弱くなる。そこ
で、ホイップアンテナ15をマンホール蓋2の縁部から
略λ/4の部位に固着するようにすると、マンホール蓋
2において給電点から縁部に向かって流れる電流の大き
さが異なるようになり、効率的にマンホール蓋2から電
波が放射されるようになる。図4に示す構成の場合も、
マンホール蓋2は有限グランドプレーンとして動作す
る。
【0016】ここで、本発明のマンホール蓋アンテナに
使用するホイップアンテナ15の構成の一例を図5に示
す。図5に示すホイップアンテナ15は、アンテナエレ
メント15aとアンテナ基部15bと基台15cとから
なり、アンテナエレメント15aは略λ/4のエレメン
ト長とされてその基端がアンテナ基部15bに固着され
ている。アンテナ基部15bは樹脂を成形することによ
り構成されており、アンテナ基部15b内に給電線13
が導入されて、その芯線がアンテナエレメント15aに
接続され、そのシールド線が固着手段15eを介して基
台15cに接続されている。アンテナ基部15bの下面
には、金属板を加工して作成された断面コ字状の基台1
5cが固着手段15eにより固着されており、基台15
cの内部にはリング状のマグネット15dが収納されて
いる。なお、基台15cは鉄等の強磁性材から構成する
のが好適である。
【0017】このように構成されたホイップアンテナ1
5をマンホール蓋2の裏面に位置させると、基台15c
におけるマグネット15dによりホイップアンテナ15
は鋳物製のマンホール蓋2に吸着されて脱着可能に固着
されるようになる。この際に、基台15cがマンホール
蓋2の裏面に接触して電気的に接続されるようになる。
また、基台15cの裏面の全面に図示しない絶縁シート
を貼着してホイップアンテナ15をマンホール蓋2の裏
面に吸着させて固着させると、絶縁シートを誘電体とす
る容量接地型のホイップアンテナ15とすることができ
る。なお、絶縁シートを設けなくとも、マンホール蓋2
の裏面に絶縁性の塗料が塗布されている際には、この塗
布された塗料を誘電体とする容量接地型のホイップアン
テナ15となる。
【0018】次に、本発明のマンホール蓋アンテナを適
用した本発明のデータ収集システムの構成例を図6に示
す。図6において、水道管4等に設けられたバルブに取
り付けられた水道管4等の中を流れる流量を測定するセ
ンサー10aによる測定データは、データ線を介して無
線装置12aに供給され、無線装置12a内の送信機か
らセンサー10aによる測定データが送信されるように
なる。この送信信号は、給電線を伝播して給電部14a
からマンホール蓋2aに給電される。これにより、マン
ホール蓋2aが送信信号により励振されてマンホール蓋
2aからセンサー10aの測定データが送信されるよう
になる。無線装置12aは特定小電力無線装置あるいは
微弱無線装置とされて、そのサービスエリアが小さくさ
れている。そこで、マンホール蓋2aから放射された電
波を受信する中継車50がマンホール蓋2aの近傍に配
置されている。中継車50は、マンホール蓋2aから送
信されたセンサー10aの測定データを受信して、計測
車51へ向けて再送信している。中継車50に備えられ
る無線装置は、計測車51との距離が数kmあっても十
分な送信電力とされている。
【0019】一方、マンホール蓋2aから例えば約1k
m離れた場所のマンホール蓋2bからは、センサー10
bの測定データが送信されている。すなわち、水道管4
等に設けられたバルブに取り付けられた水道管4等の中
を流れる流量を測定するセンサー10bによる測定デー
タは、データ線を介して無線装置12bに供給され、無
線装置12b内の送信機からセンサー10bによる測定
データが送信されるようになる。この送信信号は、給電
線を伝播して給電部14bからマンホール蓋2bに給電
される。これにより、マンホール蓋2bが送信信号によ
り励振されてマンホール蓋2bからセンサー10bの測
定データが送信されるようになる。無線装置12bは特
定小電力無線装置あるいは微弱無線装置とされて、その
サービスエリアが小さくされており、マンホール蓋2b
の近傍に配置されている計測車51によりマンホール蓋
2bから放射された電波が受信される。
【0020】これにより、計測車51はマンホール蓋2
bから送信されるセンサー10bの測定値と、中継車5
0から再送信されたセンサー10aの測定値とを収集す
ることができる。収集された測定値は、計測車51内に
おいて解析され、マンホール蓋2aからマンホール蓋2
bの間の水道管4において漏水があるか否かが判定され
る。なお、水道管4にセンサー10が取り付けられてい
るマンホールにおいては、マンホールを覆うマンホール
蓋2をアンテナとする無線装置12が収納される。この
場合、無線装置12が常時センサー10の測定データを
送信するようにすると、無線装置12が特定小電力無線
装置あるいは微弱無線装置であっても、無線装置12を
駆動するバッテリーの保守期間が短くなるため、常時は
待受状態としておく。そして、データを収集する際に計
測車51および中継車50が測定データを収集する無線
装置12へセンサー10の測定データを送信するよう指
令を行うようにする。次いで、データ収集が終了した後
に、計測車51および中継車50が測定データを収集し
た無線装置12に、当該無線装置12を待受状態とする
指令を行うようにする。これにより、消費電力が節約さ
れて無線装置12を駆動するバッテリーの保守期間を長
くすることができるようになる。
【0021】また、マンホール蓋2aとマンホール蓋2
bとの距離を数kmとしても、中継車50により計測車
51に中継するようにしているので、センサー10aお
よびセンサー10bの測定データを計測車51で収集す
ることができるようになる。この際に、中継車50を複
数台用意してそれぞれ異なるマンホール蓋2a,2b・
・・の近傍に配置することにより、それぞれのマンホー
ル蓋2a,2b・・・から送信されたそれぞれのセンサ
ー10a,10b・・・の測定データを計測車51にお
いて収集することができるようになる。すなわち、計測
車51を移動させることなく広範囲に設置されたセンサ
ーからの測定データを集中的に収集することができるよ
うになる。なお、以上の説明ではホイップアンテナ15
をマグネットにより脱着可能にマンホール蓋2に固着す
るようにしたが、これに替えてネジ等によりマンホール
蓋2にホイップアンテナ15を固着するようにしてもよ
い。
【0022】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、マ
ンホールを覆うマンホール蓋そのものをアンテナとして
用いることができ、マンホール蓋を開けることなくマン
ホール内に設置したセンサーからのデータを送信するこ
とができる。これにより、道路の交通止めを行うことな
くセンサーからのデータを収集することができる。ま
た、マンホール蓋アンテナから放射される電波が小電力
あるいは微弱無線装置とすると、免許を必要とすること
がないので手続を簡略化することができる。また、この
場合は消費電力が小さくなるのでバッテリーの保守期間
を長くすることができる。ただし、電波の届くエリアが
小さくなるので中継車を用意して再送信することが好適
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を説明するためのマンホールの構成を示
す図である。
【図2】本発明のマンホール蓋アンテナの実施の形態の
構成例を示す図である。
【図3】本発明のマンホール蓋アンテナの実施の形態の
他の構成例を示す図である。
【図4】本発明のマンホール蓋アンテナの実施の形態の
他の構成例の変形例を示す図である。
【図5】本発明のマンホール蓋アンテナに使用するホイ
ップアンテナの構成の一例を示す図である。
【図6】本発明のマンホール蓋アンテナを適用した本発
明のデータ収集システムの構成例を示す図である。
【図7】従来の上水道のメンテナンスの構成を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 マンホール 2,2a,2b マンホール蓋 3 マンホール枠 4 水道管 5 バルブ 10,10a,10b センサー 11 データ線 12,12a,12b 無線装置 13 給電線 14,14a,14b 給電部 15 ホイップアンテナ 15a アンテナエレメント 15b アンテナ基部 15c 基台 15d マグネット 15e 固着手段 50 中継車 51 計測車 104 配水管 110a,110b 漏水センサー 112a,112b 無線データ送受信機 151 計測車

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マンホール蓋の裏面に、該マンホール蓋
    をアンテナとして励振するための給電部が設けられてい
    ることを特徴とするマンホール蓋アンテナ。
  2. 【請求項2】 前記給電部が前記マンホール蓋に容量結
    合されていることを特徴とする請求項1記載のマンホー
    ル蓋アンテナ。
  3. 【請求項3】 マンホール蓋の裏面に固着されたホイッ
    プアンテナを備え、該ホイップアンテナのグランド部が
    前記マンホール蓋に接地されることにより、前記マンホ
    ール蓋が前記ホイップアンテナの有限グランドプレーン
    として機能するようにしたことを特徴とするマンホール
    蓋アンテナ。
  4. 【請求項4】 マンホール蓋の裏面に固着されたホイッ
    プアンテナを備え、該ホイップアンテナのグランド部が
    前記マンホール蓋に容量接地されることにより、前記マ
    ンホール蓋が前記ホイップアンテナの有限グランドプレ
    ーンとして機能するようにしたことを特徴とするマンホ
    ール蓋アンテナ。
  5. 【請求項5】 前記マンホール蓋の縁部から略1/4波
    長の位置に、前記ホイップアンテナが固着されているこ
    とを特徴とする請求項3または4記載のマンホール蓋ア
    ンテナ。
  6. 【請求項6】 第1のマンホール蓋をアンテナとする第
    1の小電力あるいは微弱無線装置から送信された第1の
    センサーからの第1のデータを受信して、計測車に送信
    する中継車と、 該中継車から送信された第1のデータを受信すると共
    に、前記第1のマンホール蓋と異なる場所に設置されて
    いる第2のマンホール蓋をアンテナとする第2の小電力
    あるいは微弱無線装置から送信された第2のセンサーか
    らの第2のデータを受信する計測車とを備え、 前記計測車において、少なくとも第1のデータと第2の
    データとを収集するようにしたことを特徴とするデータ
    収集システム。
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