JP2001093946A - 電子ビームテスタ、試験方法、電子ビーム装置、及び観察方法 - Google Patents

電子ビームテスタ、試験方法、電子ビーム装置、及び観察方法

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JP2001093946A
JP2001093946A JP37493699A JP37493699A JP2001093946A JP 2001093946 A JP2001093946 A JP 2001093946A JP 37493699 A JP37493699 A JP 37493699A JP 37493699 A JP37493699 A JP 37493699A JP 2001093946 A JP2001093946 A JP 2001093946A
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electron beam
extraction voltage
electric component
irradiation
electron
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Masayuki Kurihara
正行 栗原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 波形測定を高精度且つ容易に行う。 【解決手段】 電気部品12に信号を与える信号発生部
62と、電気信号が与えられた電気部品12に電子ビー
ムを照射する電子銃16と、電子ビームが照射される電
気部品12の位置を制御する照射位置制御部54と、引
出電圧に応じた電界を発生する引出電極32と、電子ビ
ームが照射されたことにより発生する2次電子を検出す
る検出器36と、引出電極32に第1引出電圧を印加す
ると共に、照射位置制御部54及び電子銃16に電子ビ
ームを電気部品12の所定の範囲に照射させる第1のモ
ード、及び引出電極32に第1引出電圧より高い第2引
出電圧を出力させると共に、照射位置制御部54及び電
子銃16に電気部品の特定の位置に電子ビームを照射さ
せる第2のモードを有する制御部52と、第2のモード
において、検出器36から検出される2次電子の量に基
づいて電気部品12の所定の位置における電圧波形を測
定する波形測定部72とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気部品等の対象
部品に対して電子ビームを照射する電子ビームテスタ、
試験方法、電子ビーム装置、及び観察方法に関し、特
に、表面に絶縁膜を有する対象部品に対して電子ビーム
を照射する電子ビームテスタ、試験方法、電子ビーム装
置、及び観察方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、半導体メモリ等の電気部
品を試験するために電子ビームテスタが用いられてい
る。電子ビームテスタは、電子ビームを試験対象の電気
部品へ照射し、当該電気部品で発生する2次電子量を検
出することにより、電気部品のストロボ像等の2次電子
像や、電気部品の所定の位置における電圧波形を取得す
る。表面に絶縁膜を有する電気部品を試験する電子ビー
ムテスタでは、電子ビームが電気部品に照射されること
により発生される2次電子を効率よく引き出すために電
気部品の表面近傍に電極を設け、当該電極に引出電圧を
印加して電界を発生させる。
【0003】この電子ビームテスタでは以下のことが知
られている。電極に高い引出電圧が印加されている場合
には、2次電子の軌道誤差により発生する電圧波形のひ
ずみを低減させることができるが、絶縁膜の帯電が速く
進行してしまう。一方、電極に低い引出電圧が印加され
ている場合には、絶縁膜の帯電の進行を遅くできるが、
2次電子の軌道誤差により発生する電圧波形のひずみが
大きい。また、電極に同一の引出電圧が印加されている
場合には、倍率が低いほど、すなわち、電子ビームが照
射される範囲が広いほど、絶縁膜への帯電量が多い。
【0004】表面に絶縁膜を有する電気部品を試験する
電子ビームテスタとしては、以下のような従来技術が知
られている。一般的な電子ビームテスタでは、電気部品
の所定の範囲の2次電子像を観察する場合と、電気部品
の特定の位置における電圧波形を測定する場合には、電
極に同一の引出電圧を印加する。また、特開平7−15
3410号公報には、観察する倍率に応じて、電極に印
加する引出電圧と共に対物レンズのコイル電流を変更す
る荷電粒子ビーム装置が記載されている。また、第25
16192号特許公報には、ユニットの上に交流フィー
ルドである電気吸収フィールドを発生させ、正の吸収電
圧が加えられる交流フィールドの周期と同期して2次電
子流の電子のエネルギー測定を行う方法及び装置が記載
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、像観
察と電圧波形測定とにおいて同じ引出電圧を印加する場
合には、例えば、引出電極と電気部品との間が10mm
の場合において、−100V(ボルト)〜−20Vとい
った低い電圧の引出電圧を電極に印加すると、絶縁膜へ
の帯電量を低減できるので、像観察は適切に行うことが
できるが、2次電子の軌道誤差により電圧波形へひずみ
を生じさせる問題や、2次電子の検出効率が低いことに
よりノイズが電圧波形に与える影響が大きいという問題
が生じる。一方、高い引出電圧を電極に印加すると、2
次電子の軌道誤差により電圧波形へ生じさせるひずみを
低減することができるが、絶縁膜への帯電量を増加させ
るので、像観察を行うことができなくなる恐れがある。
【0006】また、第2516192号特許公報に記載
された装置及び方法では、測定ユニットの絶縁表面に2
次電子を戻させることができるが、2次電子を戻す量を
制御することが非常に困難である。そこで、本発明は、
上記事情に鑑みてなされたものであり、波形測定を高精
度且つ容易に行うことのできる電子ビームテスタ及び試
験方法を提供することを目的とする。また、本発明は、
2次電子像を高精度且つ容易に行うことのできる電子ビ
ーム装置及び観察方法を提供することを目的とする。こ
の目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の
組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更
なる有利な具体例を規定する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の形態に係る電子ビームテスタは、表
面に絶縁膜を有する電気部品を試験する電子ビームテス
タであって、電気部品に信号を与える駆動回路と、駆動
回路により電気信号が与えられた電気部品に電子ビーム
を照射する電子銃と、電子ビームが照射される電気部品
の位置を制御する照射位置制御部と、電気部品の表面近
傍に引出電圧に応じた電界を発生する電界発生部と、電
子ビームが前記電気部品に照射されたことにより発生す
る2次電子を検出する検出器と、電界発生部に第1引出
電圧を印加すると共に、照射位置制御部及び電子銃に電
子ビームを電気部品の所定の範囲に照射させる第1のモ
ード、及び、第1のモードの後に、電界発生部に第1引
出電圧より高い第2引出電圧を印加すると共に、照射位
置制御部及び電子銃に電気部品の特定の位置に電子ビー
ムを照射させる第2のモードを有する制御部と、第2の
モードにおいて、検出器から検出される2次電子の量に
基づいて電気部品の所定の位置における電圧波形を測定
する波形測定部とを備えることを特徴とする。
【0008】第1引出電圧は、0ボルトであってもよ
い。ユーザから波形測定を行う電気部品の特定の位置を
特定する情報を受け付ける測定位置受付部を更に有し、
制御部は、第2のモードにおいて、測定位置受付部が受
け付けた情報が示す電気部品の特定の位置に電子ビーム
を照射させるようにしてもよい。
【0009】第1のモードにおいて、検出器から検出さ
れる2次電子の量に基づいて電気部品の所定の範囲にお
ける第1引出電圧印加時の2次電子像を検出する像検出
部と、検出された第1引出電圧印加時の2次電子像を表
示する表示部とを更に備え、測定位置受付部は、情報と
して2次電子像における位置を受け付ける様用にしても
よい。
【0010】第1のモードにおいて得られる2次電子像
中の位置と、第2のモードにおいて当該位置が示す前記
電気部品上の所定の位置に対して電子ビームを好適に照
射するための制御情報とを対応付けて記憶する制御情報
記憶部を更に備え、制御部は、第2のモードにおいて、
測定位置受付部により受け付けられた位置に対応する制
御情報に基づいて照射位置制御部を制御して電子ビーム
を電気部品の特定の位置に照射させるようにしてもよ
い。
【0011】第2引出電圧印加時の2次電子像の各位置
と、当該2次電子像が示す前記電気部品の位置に電子ビ
ームを好適に照射させるための制御情報とを対応付けて
記憶する制御情報記憶部と、電界発生部に第2引出電圧
を印加すると共に、照射位置制御部及び電子銃に前記電
子ビームを前記電気部品の所定の範囲に照射させる第3
のモードを有する第2制御部と、第3のモードにおい
て、検出器から検出される2次電子の量に基づいて前記
電気部品の所定の範囲における第2引出電圧印加時の2
次電子像を検出する第2像検出部と、第1のモードによ
り得られる第1引出電圧印加時の2次電子像と第3のモ
ードにより得られる第2引出電圧印加時の2次電子像と
に基づいて、測定位置受付部により受け付けられた第1
引出電圧印加時の2次電子像の位置に対応する第2引出
電圧印加時の2次電子像の位置を検出する対応位置検出
部とを備え、制御部は、第2のモードにおいて、対応位
置検出部により検出された2次電子像の位置に対応する
制御情報に基づいて、前照射位置制御部を制御して電子
ビームを電気部品の特定の位置に照射させるようにして
もよい。
【0012】電子ビームの照射状況を調整する照射状況
調整部を更に有し、制御部は、照射状況調整部により電
子ビームの照射状況を調整させるようにしてもよい。各
引出電圧印加時における照射状況を規定する調整情報を
保持する調整情報記憶部を有し、制御部は、印加する引
出電圧に対応する調整情報に基づいて照射状況を調整さ
せるようにしてもよい。ユーザから照射状況の調整指示
を受け付ける調整指示受付部を更に有し、制御部は、調
整指示に基づいて照射状況を調整させるようにしてもよ
い。
【0013】電界発生部に第2引出電圧を印加すると共
に、照射位置制御部及び電子銃に電子ビームを電気部品
の所定の範囲に照射させる第3のモードを有する第2制
御部と、第3のモードにおいて、検出器から検出される
2次電子の量に基づいて電気部品の所定の範囲における
第2引出電圧印加時の2次電子像を検出する第2像検出
部と、検出した2次電子像を表示する表示部とを更に有
するようにしてもよい。
【0014】電界発生部に第2引出電圧を出力させると
共に、照射位置制御部及び電子銃に電子ビームを電気部
品の所定の範囲に照射させる第3のモードを有する第2
制御部と、第3のモードにおいて、検出器から検出され
る2次電子の量に基づいて電気部品の所定の範囲におけ
る第2引出電圧印加時の2次電子像を検出する第2像検
出部と、2次電子像に基づいて、電子ビームを所定の照
射状況にするための調整情報を検出する調整情報検出部
とを備え、制御部は、第2のモードにおいて、調整情報
検出部により検出された調整情報に基づいて照射状況を
調整させるようにしてもよい。
【0015】上記目的を達成するために、本発明の第2
の形態に係る試験方法は、表面に絶縁膜を有する電気部
品を試験する試験方法であって、電気部品に信号を与え
つつ、電気部品の表面近傍に第1引出電圧に応じて電界
を調整するとともに、電気部品の所定の範囲に電子ビー
ムを照射する第1照射ステップと、第1照射ステップの
後に、電気部品に信号を与えつつ、電気部品の表面近傍
に第1引出電圧より高い第2引出電圧に応じて電界を調
整するとともに、電気部品の特定の位置に電子ビームを
照射する第2照射ステップと、第2照射ステップで電気
部品に電子ビームを照射することにより発生する2次電
子を検出し、当該2次電子の量に基づいて前記部品の位
置における電圧波形を測定する波形測定ステップとを有
することを特徴とする。
【0016】第1引出電圧は、0ボルトであってもよ
い。ユーザから第2照射ステップにおいて電子ビームを
照射する電気部品の位置を特定する情報を受け付ける測
定位置受付ステップを更に有し、第2照射ステップは、
測定位置受付ステップで受け付けた情報が示す電気部品
の位置に電子ビームを照射するようにしてもよい。
【0017】第1照射ステップで電気部品に電子ビーム
を照射することにより発生する2次電子を検出し、当該
2次電子の量に基づいて電気部品の所定の範囲における
第1引出電圧印加時の2次電子像を検出する像検出ステ
ップと、検出された第1引出電圧印加時の2次電子像を
表示する表示ステップとを更に備え、測定位置受付ステ
ップは、情報として2次電子像における位置を受け付け
るようにしてもよい。
【0018】第1引出電圧により電界を発生させる際に
おいて得られる2次電子像中の位置と、第2引出電圧に
より電界を発生させる際において当該位置が示す電気部
品の位置に電子ビームを照射するための制御情報とを対
応付けて記憶する制御情報記憶ステップを更に備え、第
2照射ステップは、測定位置受付ステップで受け付けら
れた位置に対応する制御情報に基づいて電子ビームを電
気部品の所定の位置に照射するようにしてもよい。
【0019】電気部品に信号を与えつつ、電気部品の表
面近傍に第2引出電圧に応じて電界を発生するととも
に、電気部品の所定の範囲に電子ビームを照射する第3
照射ステップと、第3照射ステップで電気部品に電子ビ
ームを照射することにより発生する2次電子を検出し、
当該2次電子の量に基づいて電気部品の所定の範囲にお
ける第2引出電圧印加時の2次電子像を検出する第2像
検出ステップと、第2引出電圧印加時の2次電子像の各
位置が示す電気部品の位置に電子ビームを照射させるた
めの制御情報を記憶する制御情報記憶ステップと、第1
引出電圧に応じて電界を発生する際において得られる2
次電子像と、第2引出電圧に応じた電界を発生する際に
おいて得られる2次電子像とに基づいて、測定位置受付
ステップで受け付けられた第1引出電圧印加時の2次電
子像の位置に対応する第2引出電圧印加時の2次電子像
の位置を検出する対応位置検出ステップとを備え、第2
照射ステップでは、対応位置検出ステップで検出された
2次電子像の位置に対応する制御情報に基づいて、電子
ビームを電気部品の所定の位置に照射させるようにして
もよい。
【0020】電子ビームの照射状況を調整する照射状況
調整ステップを更に有し、第2照射ステップでは、電子
ビームの前記照射状況を調整するようにしてもよい。各
引出電圧印加時における照射状況を規定する調整情報を
保持する調整情報記憶ステップと、第2照射ステップ
は、印加される引出電圧に対応する調整情報に基づいて
照射状況を調整するようにしてもよい。ユーザから照射
状況の調整指示を受け付ける調整指示受付ステップを更
に有し、第2照射ステップは、調整指示に基づいて照射
状況を調整するようにしてもよい。
【0021】電気部品に信号を与えつつ、電気部品の表
面近傍に第2引出電圧に応じた電界を発生するととも
に、電気部品の所定の範囲に電子ビームを照射する第3
照射ステップと、第3照射ステップで電気部品に電子ビ
ームを照射することにより発生する2次電子を検出し、
当該2次電子の量に基づいて電気部品の所定の範囲にお
ける第2引出電圧印加時の2次電子像を検出する第2像
検出ステップと、第2像検出ステップで検出した2次電
子像を表示する表示ステップとを更に有するようにして
もよい。
【0022】電気部品に信号を与えつつ、電気部品の表
面近傍に第2引出電圧に応じた電界を発生するととも
に、電気部品の所定の範囲に電子ビームを照射する第3
照射ステップと、第3照射ステップで電気部品に電子ビ
ームを照射することにより発生する2次電子を検出し、
当該2次電子の量に基づいて電気部品の所定の範囲にお
ける第2引出電圧印加時の2次電子像を検出する第2像
検出ステップと、2次電子像に基づいて、電子ビームを
所定の照射状況にするための調整情報を検出する調整情
報検出ステップと、を備え、第2照射ステップは、調整
情報検出ステップで検出された調整情報に基づいて照射
状況を調整するようにしてもよい。
【0023】上記目的を達成するために、本発明の第3
の形態に係る電子ビーム装置は、表面に絶縁膜を有する
対象部品に電子ビームを照射する電子ビーム装置であっ
て、対象部品に電子ビームを照射する電子銃と、電子ビ
ームが照射される対象部品の位置を制御する照射位置制
御部と、電気部品の表面近傍に引出電圧に応じて電界を
発生する電界発生部と、電界発生部に第1引出電圧を印
加するとともに、照射位置制御部及び電子銃に電子ビー
ムを対象部品の所定の範囲に照射させる第1のモード
と、第1のモードの後に、電界発生部に第1引出電圧よ
り高い第2引出電圧を印加すると共に、照射位置制御部
及び電子銃に対象部品の範囲の少なくとも一点において
電子ビームを照射させる第2のモードとを有する制御部
と、電子ビームが対象部品に照射されたことにより発生
する2次電子を検出する検出器とを備えることを特徴と
する。
【0024】制御部の第2のモードは、第1のモードの
電子ビームの照射範囲より狭い観察範囲に電子ビームを
照射させ、第2のモードにおいて、検出器から検出され
る2次電子の量に基づいて電気部品の観察範囲の2次電
子像を検出する像検出部を更に備えるようにしてもよ
い。第1引出電圧は、0ボルトであってもよい。電子銃
により照射される電子ビームの単位時間あたりの電流量
を制御する電流量制御部を更に備え、電流量制御部は、
第1のモードにおいて照射される単位時間あたりの電流
量を第2のモードにおいて照射される単位時間あたりの
電流量より多くするようにしてもよい。
【0025】上記目的を達成するために、本発明の第4
の形態に係る観察方法は、 表面に絶縁膜を有する対象
部品を観察する観察方法であって、対象部品の表面近傍
に第1引出電圧に応じて電界を発生するとともに、対象
部品の所定の範囲に電子ビームを照射する第1照射ステ
ップと、第1照射ステップの後に、対象部品の表面近傍
に第1引出電圧より高い第2引出電圧に応じて電界を発
生するとともに、対象部品の所定の範囲の少なくとも一
点に電子ビームを照射する第2照射ステップと、第2照
射ステップで電気ビームが照射されることにより発生す
る2次電子量を検出する2次電子検出ステップとを有す
ることを特徴とする。
【0026】第2照射ステップにおいて、第1照射ステ
ップの電子ビームの照射範囲より狭い観察範囲に前記電
子ビームを照射させ、2次電子検出ステップで検出され
た2次電子量に基づいて2次電子像を検出する観察ステ
ップを更に有するようにしてもよい。第1引出電圧は、
0ボルトであってもよい。第1照射ステップにおいて照
射される電子ビームの単位時間あたりの電流量を、第2
照射ステップにおいて照射される電子ビームの単位時間
あたりの電流量より多くするようにしてもよい。なお、
上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙
したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーシ
ョンも又発明となりうる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を通じて
本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲
に係る発明を限定するものではなく、また、実施形態の
中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解
決手段に必須であるとは限らない。図1は、本発明の第
1実施形態に係る電子ビームテスタの構成を示す図であ
る。本電子ビームテスタは、絶縁膜を有する対象部品の
一例としての電気部品を試験する電子ビームテスタであ
る。ここで、電気部品とは、電流又は電圧に応じて所定
の作用を行う部品をいい、例えば、IC(Integrated C
ircuit)やLSI(Large‐Scale Integrated circui
t)のような能動素子から成る半導体部品のみならず、
受動素子、各種センサー等の部品も含み、更に、これら
部品を結合して一つのパッケージに収めた部品や、これ
ら部品をプリント基板に装着して所定の機能を実現した
ブレッドボード等の部品も含む。
【0028】電子ビームテスタは、電子ビーム鏡筒10
と、アンプ38と、アナログ・デジタル変換器(A/D
変換器)40と、制御情報記憶部及び調整情報記憶部の
一例としての記憶部50と、制御部52と、照射位置制
御部54と、照射状況調整部56と、引出電圧印加部5
8と、分析電圧印加部60と、駆動回路の一例としての
信号発生部62と、測定位置受付部の一例としての受付
部64と、キーボード66と、マウス68と、像検出部
70と、波形測定部72と、表示部74と、表示装置7
6とを有する。電子ビーム鏡筒10は、電子銃16と、
磁界レンズ18と、偏向板20と、チョッピングアパー
チャ22と、磁界レンズ24と、偏向器26と、非点補
正レンズ28と、対物レンズ30と、電界発生部の一例
としての引出電極32と、エネルギーフィルタ34と、
検出器36とを有する。
【0029】電子ビームテスタの電子ビーム鏡筒10内
において、電子銃16から電子ビームEBが照射され
る。電子銃16から照射された電子ビームEBは、磁界
レンズ18を介して偏向板20の間に導入される。偏向
板20は、電子ビームEBを偏向して、チョッピングア
パーチャ22が有する開口を電子ビームEBが所定時間
通過するようにして電子ビームEBをパルス状にする。
パルス状にされた電子ビームは、磁界レンズ24、偏向
器26、非点補正レンズ28、及び対物レンズ30を介
してステージ14上に載置された電気部品12に照射さ
れる。
【0030】偏向器26は、電子ビームEBを偏向し
て、当該電子ビームが照射される電気部品12の位置を
変更する。非点補正レンズ28は、電子ビームEBに発
生する非点収差を補正する。対物レンズ30は、電子ビ
ームEBの焦点を調整する。電子ビームEBが電気部品
12に照射されることにより発生する2次電子は、エネ
ルギーフィルタ34を介して検出器36により検出され
る。検出器36は、検出した2次電子の量(2次電子
量)をアンプ38に入力する。
【0031】アンプ38は、入力された2次電子量を増
幅してA/D変換器40に入力する。A/D変換器40
は、アンプ38から入力された2次電子量をデジタル信
号に変換して、像検出部70及び波形測定部72に入力
する。照射位置制御部54は、制御部52の制御に基づ
いて、偏向器26を制御して電気部品12の所定の位置
に電子ビームを照射させる。照射状況調整部56は、制
御部52の制御に基づいて、非点補正レンズ28を制御
して電子ビームの非点収差を調整する。また、照射状況
調整部56は、制御部52の制御に基づいて、対物レン
ズ30を制御して電子ビームに対する焦点を調整する。
【0032】引出電圧印加部58は、制御部52の制御
に基づいて、引出電極32に引出電圧を印加する。本実
施形態では、引出電圧印加部58は引出電圧として、第
1引出電圧と、当該第1引出電圧より高い第2引出電圧
とを出力する。本実施形態では、第1引出電圧として、
例えば、−100V〜50Vの間の電圧を用い、第2引
出電圧として、例えば300Vを用いる。分析電圧印加
部60は、制御部52の制御に基づいて、エネルギーフ
ィルタ34に分析電圧を印加する。信号発生部62は、
電気部品12に与える信号を発生する。
【0033】受付部64は、キーボード66またはマウ
ス68によるユーザからの指示を受け付ける。本実施形
態では、受付部64は、波形測定を行う電気部品12の
位置を特定する情報を受け付ける。本実施形態では、受
付部64は、表示装置76に表示された第1のモードに
おける2次電子像に対するマウス68によるポインティ
ング動作により波形測定を行う電気部品12の位置を特
定する情報を受け付ける。
【0034】記憶部50は、複数の引出電圧のそれぞれ
を印加した場合における照射状況を規定する調整情報を
記憶する。本実施形態では、照射状況を規定する調整情
報として、各引出電圧毎に、非点収差をなくすために非
点補正レンズ28を調整する調整量と、対物レンズ30
による焦点位置を電気部品12に好適に合わせるための
調整量とを用意する。また、記憶部50は、第1のモー
ドにおいて得られる前記2次電子像中の位置と、第2の
モードにおいて当該位置が示す前記電気部品12上の特
定の位置に対して電子ビームを照射するための制御情報
とを対応付けて記憶する。本実施形態では、制御情報と
して、偏向器26による電子ビームの偏向量を特定する
情報を用いる。
【0035】制御部52は、引出電圧印加部58に引出
電極32へ第1引出電圧を印加させ、電子銃16に前記
電子ビームを照射させると共に、照射位置制御部54に
偏向器26を制御させて前記電子ビームを電気部品12
の所定の範囲に照射させる第1のモードと、引出電圧印
加部58に引出電極32へ第1引出電圧より高い第2引
出電圧を印加させ、電子銃16に前記電子ビームを照射
させると共に、照射位置制御部54に偏向器26を制御
させて前記電子ビームを電気部品12の特定の位置に照
射させる第2のモードとを有する。
【0036】本実施形態では、制御部52は、第2のモ
ードにおいて、受付部64により受け付けられた情報に
より特定される位置に対応する制御情報を記憶部50か
ら取り出し、当該制御情報に基づいて、照射位置制御部
54に偏向器26を制御させる。また、制御部52は、
第1及び第2のモードにおいて、記憶部50から調整情
報を取り出し、当該調整情報に基づいて、照射状況調整
部56に非点補正レンズ28及び対物レンズ30を調整
させる。また、制御部52は、電子ビーム鏡筒10内の
各部18、20、24や、分析電圧印加部60等の制御
も行う。
【0037】像検出部70は、第1のモードにおいて、
A/D変換器40から入力される2次電子量に基づいて
電気部品12の所定の範囲についての2次電子像を検出
し、2次電子像を表示部74に出力する。波形測定部7
2は、第2のモードにおいて、A/D変換器40から入
力される2次電子量に基づいて電気部品12の特定の位
置における電圧波形を測定し、電圧波形を表示部74に
出力する。表示部74は、像検出部70から入力された
2次電子像、または波形測定部72から入力される電圧
波形を表示装置76により表示させる。
【0038】図2は、本発明の第1実施形態に係る電子
ビームテスタによる試験方法を説明する図である。ま
ず、調整情報を記憶部50に記憶させる(ステップS1
00)。更に、制御情報を記憶部50に記憶させる(ス
テップS102)。なお、制御情報又は調整情報が予め
記憶部50に登録されている場合には、該当する情報を
記憶させるステップを行わなくともよい。
【0039】そして、制御部52が、引出電圧印加部5
8に引出電極32へ第1引出電圧を印加させ、電子銃1
6に前記電子ビームを照射させると共に、照射位置制御
部54に偏向器26を制御させて前記電子ビームを電気
部品12の所定の範囲に照射させるとともに(ステップ
S104)、検出器36が電気部品12に電子ビームが
照射されることにより発生される2次電子を検出し、ア
ンプ38が検出器36で検出された2次電子量を増幅
し、A/D変換器40が2次電子量をデジタル信号に変
換して出力する。
【0040】次いで、像検出部70がA/D変換器40
から入力された2次電子量に基づいて、電気部品12に
ついての2次電子像を検出する(ステップS106)。
次いで、表示部74が像検出部70により検出された電
気部品12の2次電子像を表示装置76に表示させる
(ステップS108)。そして、受付部64が表示装置
76に表示された第1引出電圧を印加した際の2次電子
像に対するマウス68によるポインティング動作により
波形測定を行う電気部品12の位置を特定する情報を受
け付ける(ステップS110)。
【0041】次いで、制御部52が、記憶部50から調
整情報を取り出し、当該調整情報に基づいて、照射状況
調整部56に非点補正レンズ28及び対物レンズ30を
調整させる(ステップS112)。更に、制御部52が
引出電圧印加部58に引出電極32へ第2引出電圧を印
加させ、電子銃16に電子ビームを照射させ、これと共
に、制御部52が、受付部64により受け付けられた情
報により特定される位置に対応する制御情報を記憶部8
0から取り出し、当該制御情報に基づいて、照射位置制
御部54に偏向器26を制御させて前記電子ビームを電
気部品12の特定の位置に照射させる(ステップS11
4)。
【0042】これにより、検出器36が電気部品12に
電子ビームが照射されることにより発生される2次電子
を検出し、アンプ38が検出器36で検出された2次電
子量を増幅し、A/D変換器40が2次電子量をデジタ
ル信号に変換して出力する。次いで、波形測定部72が
A/D変換器40から入力された2次電子量に基づい
て、電気部品12の特定の位置における電圧波形を測定
する(ステップS116)。
【0043】本実施形態によると、第2引出電圧を印加
させて、電子ビームを電気部品12の特定の位置に照射
させ、当該位置の電圧波形を測定する前に、第1引出電
圧を印加して電気部品12の所定の範囲に電子ビームを
照射するために、当該所定の範囲において、帯電を抑え
る或いは低減することができ、更に、帯電の状態を均一
にすることができる。このことと、さらに、波形測定に
おいて比較的高い第2引出電圧を印加することができる
ために、高精度に波形測定を行うことができる。また、
ユーザが電子ビームについての焦点の調整等を行う必要
がなく容易に波形を測定を行うことができる。
【0044】図3は、本発明の第2実施形態に係る電子
ビームテスタの構成を示す図である。ここで、図1に示
す第1実施形態の電子ビームテスタと同様な機能要素に
は同一の符号を付すこととする。本実施形態の電子ビー
ムテスタは、記憶部50に換えて記憶部80を有し、受
付部64に換えて測定位置受付部及び調整指示受付部の
一例としての受付部82を有し、像検出部70に換えて
像検出部及び第2像検出部の一例としての像検出部88
を有し、対応位置検出部84と調整情報検出部86とを
更に備え、制御部52に新たな機能を追加している。
【0045】記憶部80は、複数の引出電圧印加時にお
ける照射状況を規定する調整情報を記憶する。本実施形
態では、照射状況を規定する調整情報として、各引出電
圧毎に、非点収差をなくすために非点補正レンズ28を
調整する調整量と、対物レンズ30による焦点位置を電
気部品に好適に合わせるための調整量とを用意する。ま
た、記憶部80は、第2引出電圧印加時の2次電子像の
各位置と、当該2次電子像が示す電気部品12の位置に
電子ビームを好適に照射させるための制御情報とを対応
付けて記憶する。本実施形態では、制御情報として、偏
向器26による電子ビームの偏向量を特定する情報を用
いる。また、記憶部80は、後述の対応位置検出部84
により検出された位置関係情報を記憶する。
【0046】受付部82は、キーボード66またはマウ
ス68によるユーザからの指示を受け付ける。本実施形
態では、受付部82は、波形測定を行う電気部品12の
位置を特定する情報を受け付ける。本実施形態では、受
付部82は、表示装置76に表示された後述する第3の
モード又は第1のモードにおける2次電子像に対するマ
ウス68によるポインティング動作により波形測定を行
う電気部品12の位置を特定する情報を受け付ける。ま
た、本実施形態では、受付部82は、焦点の調整、非点
調整、明るさ調整、2次電子像の回転角の調整、観察倍
率の調整等の指示を受け付ける。
【0047】対応位置検出部84は第1のモードにより
得られる第1引出電圧印加時の2次電子像と第3のモー
ドにより得られる第2引出電圧印加時の2次電子像とに
基づいて、測定位置受付部82により受け付けられた第
1引出電圧印加時の2次電子像の位置に対応する第2引
出電圧印加時の2次電子像の位置を検出する。本実施形
態では、対応位置検出部84は、第1のモードにより得
られる第1引出電圧印加時の2次電子像と第3のモード
により得られる第2引出電圧印加時の2次電子像との間
で、パターン・マッチング技術を利用することで、対応
位置を検出する。本実施形態では、対応位置検出部84
が検出した第1引出電圧印加時と第2引出電圧印加時と
の2次電子像における対応する位置を示す位置関係情報
は記憶部80に格納される。
【0048】調整情報検出部86は、第1のモード又は
第3のモードにおいて得られた2次電子像に基づいて、
電子ビームを所定の照射状況にするための調整情報を検
出する。本実施形態では、照射状況を規定する調整情報
として、各引出電圧毎に、非点収差をなくすために非点
補正レンズ28を調整する調整量と、対物レンズ30に
よる焦点位置を電気部品に好適に合わせるための調整量
とを用意する。本実施形態では、調整情報検出部86
は、例えば、第1のモードあるいは第2のモードにおい
て得られた、照射状況が異なる複数の2次電子像の観察
し、非点収差が少なく、焦点が合っている2次電子像を
検出し、この2次電子像を得た場合の調整情報を好適な
照射状況を得るための調整情報として検出する。本実施
形態では、検出した調整情報は記憶部80に格納され
る。
【0049】像検出部88は、第1実施形態の像検出部
70において、第3のモードにおいて検出器36から検
出される2次電子の量に基づいて、電気部品12の所定
の範囲における第2引出電圧印加時の2次電子像を検出
する機能を更に有する。制御部52は、制御部及び第2
制御部の一例であり、引出電圧印加部58に引出電極3
2へ第2引出電圧を印加させ、電子銃16に前記電子ビ
ームを照射させると共に、照射位置制御部54に偏向器
26を制御させて前記電子ビームを電気部品12の所定
の範囲に照射させる第3のモードを更に有する。
【0050】また、制御部52は、受付部82が第3の
モードにおける2次電子像に対するマウス68によるポ
インティング動作により波形測定を行う電気部品12の
位置を特定する情報を受け付けた場合には、第2のモー
ドにおいて、受付部64により受け付けられた情報によ
り特定される位置に対応する制御情報を記憶部80から
取り出し、当該制御情報に基づいて、照射位置制御部5
4に偏向器26を制御させる。
【0051】また、制御部52は、受付部82が第1の
モードにおける2次電子像に対するマウス68によるポ
インティング動作により波形測定を行う電気部品12の
位置を特定する情報を受け付けた場合には、第2のモー
ドにおいて、受付部64により受け付けられた情報によ
り特定される位置に対応する第2引出電圧印加時の2次
電子像の位置を記憶部80に記憶された位置関係情報に
基づいて検出し、検出した位置に対応する制御情報を記
憶部80から取り出し、当該制御情報に基づいて、照射
位置制御部54に偏向器26を制御させる。
【0052】また、制御部52は、受付部82により焦
点の調整、非点の調整の指示が受け付けられた場合に
は、当該指示に基づいて、照射状況調整部56に非点補
正レンズ28及び対物レンズ30を調整させる。また、
制御部52は、受付部82により、2次電子像の回転角
の調整、観察倍率の調整等の指示を受け付けた場合に
は、当該指示に基づいて、照射位置制御部54に偏向器
26を制御させる。また、制御部52は、受付部82に
より明るさの調整指示を受け付けた場合には、当該指示
に基づいて、アンプ38のゲインを調整させる。また、
制御部52は、調整情報検出部86により検出された調
整情報に基づいて、照射状況調整部56に非点補正レン
ズ28及び対物レンズ30を調整させる。
【0053】図4は、本発明の第2実施形態に係る電子
ビームテスタの試験方法を説明する図である。ここで、
図2に示す第1実施形態の電子ビームテスタの試験方法
と同様なステップには、同一の符号を付すこととする。
まず、制御情報を記憶部80に記憶させる(ステップS
200)。なお、制御情報が予め記憶部80に登録され
ている場合には、当該ステップを行わなくともよい。
【0054】そして、制御部52が、引出電圧印加部5
8に引出電極32へ第1引出電圧を印加させ、電子銃1
6に前記電子ビームを照射させると共に、照射位置制御
部54に偏向器26を制御させて前記電子ビームを電気
部品12の所定の範囲に照射させるとともに(ステップ
S104)、検出器36が電気部品12に電子ビームが
照射されることにより発生される2次電子を検出し、ア
ンプ38が検出器36で検出された2次電子量を増幅
し、A/D変換器40が2次電子量をデジタル信号に変
換して出力する。次いで、像検出部88がA/D変換器
40から入力された2次電子量に基づいて、電気部品1
2についての2次電子像を検出する(ステップS10
6)。
【0055】次いで、制御部52が、引出電圧印加部5
8に引出電極32へ第2引出電圧を印加させ、電子銃1
6に前記電子ビームを照射させると共に、照射位置制御
部54に偏向器26を制御させて前記電子ビームを電気
部品12の所定の範囲に照射させるとともに(ステップ
S202)、検出器36が電気部品12に電子ビームが
照射されることにより発生される2次電子を検出し、ア
ンプ38が検出器36で検出された2次電子量を増幅
し、A/D変換器40が2次電子量をデジタル信号に変
換して出力する。ここで、電子ビームを照射させる範囲
を、第1引出電圧印加時に電子ビームを照射させた範囲
より狭くするようにしてもよく。このようにすると、電
気部品12上の帯電量を抑えることができる。次いで、
像検出部88がA/D変換器40から入力された2次電
子量に基づいて、電気部品12についての2次電子像を
検出する(ステップS204)。
【0056】次いで、対応位置検出部84が第1のモー
ドにより得られる第1引出電圧印加時の2次電子像と第
3のモードにより得られる第2引出電圧印加時の2次電
子像とに基づいて、測定位置受付部82により受け付け
られた第1引出電圧印加時の2次電子像の位置に対応す
る第2引出電圧印加時の2次電子像の位置を検出する
(ステップS206)。次いで、調整情報検出部86
が、第1のモード又は第3のモードにおいて得られた2
次電子像に基づいて、電子ビームを所定の照射状況にす
るための調整情報を検出する(ステップS208)。
【0057】次いで、表示部74が像検出部88により
検出された電気部品12の2次電子像を表示装置76に
表示させる(ステップS210)。ここで、第1引出電
圧印加時の2次電子像を表示してもよく、第2引出電圧
印加時の2次電子像を表示してもよく、双方の2次電子
像を表示してもよい。そして、受付部64が表示装置7
6に表示された2次電子像に対するマウス68によるポ
インティング動作により波形測定を行う電気部品12の
位置を特定する情報を受け付ける(ステップS11
0)。また、受付部64がマウス68等による指示によ
り、焦点の調整、非点調整、明るさ調整、2次電子像の
回転角の調整、観察倍率の調整等の指示を受け付ける
(ステップS212)。
【0058】そして、制御部52が、引出電圧印加部5
8に引出電極32へ第1引出電圧を印加させ、電子銃1
6に前記電子ビームを照射させると共に、照射位置制御
部54に偏向器26を制御させて前記電子ビームを電気
部品12の所定の範囲に照射させる(ステップS10
4)。次いで、制御部52が、受付部82によりユーザ
から焦点の調整、非点調整の指示があった場合には、当
該調整情報に基づいて、照射状況調整部56に非点補正
レンズ28及び対物レンズ30を調整させ、ユーザによ
る指示がなかった場合には、記憶部80から調整情報を
取り出し、当該調整情報に基づいて、照射状況調整部5
6に非点補正レンズ28及び対物レンズ30を調整させ
る(ステップS214)。
【0059】更に、制御部52が引出電圧印加部58に
引出電極32へ第2引出電圧を印加させ、電子銃16に
前記電子ビームを照射させる。そして、これと共に、受
付部82が第3のモードにおける2次電子像に対するマ
ウス68によるポインティング動作により波形測定を行
う電気部品12の位置を特定する情報を受け付けた場合
には、制御部52が、受付部64により受け付けられた
情報により特定される位置に対応する制御情報を記憶部
80から取り出し、当該制御情報に基づいて、照射位置
制御部54に偏向器26を制御させて前記電子ビームを
電気部品12の特定の位置に照射させる。
【0060】一方、受付部82が第1のモードにおける
2次電子像に対するマウス68によるポインティング動
作により波形測定を行う電気部品12の位置を特定する
情報を受け付けた場合には、制御部52が、受付部64
により受け付けられた情報により特定される位置に対応
する第2引出電圧印加時の2次電子像の位置を記憶部8
0に記憶された位置関係情報に基づいて検出する。次い
で、検出した位置に対応する制御情報を記憶部80から
取り出し、当該制御情報に基づいて、照射位置制御部5
4に偏向器26を制御させて前記電子ビームを電気部品
12の特定の位置に照射させる(ステップS216)。
【0061】これにより、検出器36が電気部品12に
電子ビームが照射されることにより発生される2次電子
を検出し、アンプ38が検出器36で検出された2次電
子量を増幅し、A/D変換器40が2次電子量をデジタ
ル信号に変換して出力する。次いで、波形測定部72が
A/D変換器40から入力された2次電子量に基づい
て、電気部品12の特定の位置における電圧波形を検出
する(ステップS116)。
【0062】本実施形態によると、第2引出電圧を印加
させて、電子ビームを電気部品12の特定の位置に照射
させ、当該位置の電圧波形を測定する前に、第1引出電
圧を印加して電気部品12の所定の範囲に電子ビームを
照射するために、当該所定の範囲において、帯電を抑え
る或いは低減することができ、更に、帯電の状態を均一
にすることができる。このことと、さらに、波形測定に
おいて比較的高い第2引出電圧を印加することができる
ために、高精度に波形測定を行うことができる。また、
電気部品の所定の位置の電圧波形を測定した後、第1引
出電圧を印加して電気部品12の所定の範囲の2次電子
像を検出する場合においても支障なく2次電子像を検出
することができ、更に、電気部品の他の位置についての
電圧波形を高精度に検出することができる。
【0063】図5は、本発明の第2実施形態に係る電子
ビームテスタの表示画面の表示例を示す図である。図5
(A)は、表示ステップ(ステップS210)におい
て、第1引出電圧印加時の2次電子像と、第2引出電圧
印加時の2次電子像とを表示した場合の画面表示例であ
る。図5(A)に示すように、第1引出電圧印加時の2
次電子像(図中A)と第2引出電圧印加時の2次電子像
(図中B)とを重ねて表示している。本実施形態では、
第1引出電圧印加時の2次電子像と第2引出電圧印加時
の2次電子像との所定の対応する位置が重なるように表
示する。第1引出電圧印加時の2次電子像A中には、絶
縁膜で覆われた配線(図中C)が含まれている。また、
第2引出電圧印加時の2次電子像B中には、絶縁膜で覆
われた配線(図中D)が含まれている。
【0064】図5(B)は、測定位置受付ステップ(ス
テップS110)において、第2引出電圧印加時の2次
電子像に対するユーザからの測定位置の指示を受け付け
る場合の画面表示例である。受付部64は表示装置76
に表示された第2引出電圧印加時の2次電子像Bに対す
るマウス68によるポインティング動作により波形測定
を行う電気部品12の位置を特定する情報を受け付け
る。図中十字Eがマウス68によって指示された位置を
示す。このように、第1引出電圧印加時の2次電子像
と、第2引出電圧印加時の2次電子像との対応する位置
を重ねて表示しているので、第1引出電圧印加時の2次
電子像を参照しつつ、第2引出電圧印加時の2次電子像
での測定位置を容易且つ適切に指定することができる。
【0065】図5(C)は、第2照射ステップ(ステッ
プS216)における画面表示例である。図5(C)に
示すように、表示部74は、測定位置受付ステップで受
け付けられた測定位置を示す十字Eを含む第2引出電圧
印加時の2次電子像Bを表示させると共に、十字Eに対
応する位置に丸印を表示させた第1引出電圧印加時の2
次電子像Aを表示させる。
【0066】本発明は上記の実施形態に限定されるもの
ではなく、種々の変形が可能である。例えば、本発明
は、上記したステップの順番に限られず、第2照射ステ
ップの前に行われる照射ステップが、第1照射ステップ
であればよく、他のステップの順番は適宜入れ替えても
よい。
【0067】図6は本発明の第3実施形態に係る電子ビ
ーム装置の一例としての電子ビームテスタの構成を示す
図である。図6において、図1に示す第1実施形態に係
る電子ビームテスタと同様な機能を有する要素には、同
一符号を付すこととする。本電子ビームテスタは、図1
に示す第1実施形態に係る電子ビームテスタにおいて、
記憶部50に換えて記憶部91を備え、制御部52に換
えて電流量制御部の一例としての制御部90を備え、受
付部64に換えて受付部98を備え、像検出部70に換
えて像検出部94を備え、波形測定部72に換えて波形
測定部96を備え、引出電圧印加部58に換えて引出電
圧印加部92を備える。
【0068】引出電圧印加部92は、制御部90の制御
に基づいて、引出電極32に引出電圧を印加する。本実
施形態では、引出電圧印加部92は引出電圧として、第
1引出電圧としての中和時引出電圧と、第2引出電圧と
しての観察用引出電圧と、波形測定用引出電圧とを出力
する。本実施形態では、中和時引出電圧を0Vとし、第
2引出電圧及び波形測定用引出電圧を正の電圧としてい
る。したがって、本実施形態では、中和時引出電圧印加
時には、引出電極32による電界が発生しない。なお、
観察用引出電圧と波形測定用引出電圧とを同一の電圧と
してもよい。本実施形態では、引出電圧印加部92は、
0V以上の引出電極を印加するのみであり、負の電圧を
印可する必要がないので、構成を簡略化することができ
る。
【0069】受付部98は、キーボード66またはマウ
ス68によるユーザからの指示を受け付ける。本実施形
態では、受付部98は、波形測定を行う電気部品12の
位置を特定する情報を受け付ける。本実施形態では、受
付部64は、表示装置76に表示された2次電子像に対
するマウス68によるポインティング動作により波形測
定を行う電気部品12の位置を特定する情報を受け付け
る。
【0070】記憶部91は、複数の引出電圧のそれぞれ
を印加している場合における照射状況を規定する調整情
報を記憶する。本実施形態では、照射状況を規定する調
整情報として、各引出電圧毎、すなわち、中和時引出電
圧、観察用引出電圧、波形測定用電圧毎に、非点収差を
なくすために非点補正レンズ28を調整する調整量と、
対物レンズ30による焦点位置を電気部品12に好適に
合わせるための調整量とを用意する。また、記憶部91
は、後述する像観察処理において得られる前記2次電子
像中の位置と、波形測定処理において当該位置が示す前
記電気部品12上の特定の位置に対して電子ビームを照
射するための制御情報とを対応付けて記憶する。本実施
形態では、制御情報として、偏向器26による電子ビー
ムの偏向量を特定する情報を用いる。
【0071】また、記憶部91は、後述する中和処理を
実行するための実行条件を記憶する。例えば、実行条件
としては、例えば、中和処理実行後に行った像観察処理
の回数や、中和処理後に照射した電子ビームの総電流量
等や、これらを複数組み合わせた条件等がある。これら
実行条件は、第1のモードにおける単位時間あたりの電
子ビームの電流量、第2のモードの単位時間あたりの電
子ビームの電流量、及び第1のモード及び第2のモード
における電子ビームの照射時間等を考慮して、電気部品
12の絶縁膜の表面電位が本装置のダイナミックレンジ
(本実施形態では、−12V〜+12V)を越えないよ
うに設定される。
【0072】制御部90は、引出電圧印加部92に引出
電極32へ中和用引出電圧を印加させ、電子銃16に電
子ビームを照射させると共に、照射位置制御部54に偏
向器26を制御させて電子ビームを電気部品12の所定
の範囲(中和範囲)に照射させる第1のモードと、引出
電圧印加部58に引出電極32へ中和時引出電圧より高
い観察用引出電圧を印加させ、電子銃16に電子ビーム
を照射させると共に、照射位置制御部54に偏向器26
を制御させて電子ビームを電気部品12の中和範囲に含
まれる観察範囲に照射させる第2のモードと、引出電圧
印加部58に引出電極32へ波形測定用引出電圧を印加
させ、電子銃16に電子ビームを照射させると共に、照
射位置制御部54に偏向器26を制御させて電子ビーム
を電気部品12の所定の一点に照射させる波形測定モー
ドとを有する。
【0073】本実施形態では、第1のモードによって中
和処理を行い、第2のモードによって像観察処理を行
い、波形測定モードにより波形測定処理を行う。本実施
形態では、制御部90は、第1のモードにおいて照射さ
れる電子ビームの単位時間あたりの電流量を第2のモー
ドにおいて照射される電子ビームの単位時間あたりの電
流量より多くする。これにより、電気部品12の絶縁膜
の帯電を中和する中和時間を短くすることができる。
【0074】本実施形態では、制御部90は、波形測定
モードにおいて、受付部64により受け付けられた情報
により特定される位置に対応する制御情報を記憶部50
から取り出し、当該制御情報に基づいて、照射位置制御
部54に偏向器26を制御させる。また、制御部52
は、第1のモード、第2のモード、及び波形測定モード
において、記憶部91から調整情報を取り出し、当該調
整情報に基づいて、照射状況調整部56に非点補正レン
ズ28及び対物レンズ30を調整させる。また、制御部
90は、電子ビーム鏡筒10内の各部18、20、24
や、分析電圧印加部60等の制御も行う。
【0075】像検出部94は、第2のモードにおいて、
A/D変換器40から入力される2次電子量に基づいて
電気部品12の所定の範囲についての2次電子像を検出
し、2次電子像を表示部74に出力する。波形測定部9
6は、波形測定モードにおいて、A/D変換器40から
入力される2次電子量に基づいて電気部品12の特定の
位置における電圧波形を測定し、電圧波形を表示部74
に出力する。
【0076】図7は、本発明の第3実施形態に係る電子
ビームテスタによる試験方法を説明する図である。ま
ず、調整情報を記憶部91に記憶させる(ステップS3
00)。更に、制御情報を記憶部91に記憶させる(ス
テップS302)。なお、制御情報又は調整情報が予め
記憶部91に登録されている場合には、該当する情報を
記憶させるステップを行わなくともよい。
【0077】次いで、制御部90が電子部品12の絶縁
膜に蓄積された電荷を中和する必要があるか否かを検出
する(ステップS304)。本実施形態では、制御部9
0は、予め設定されている実行条件を満たしているか否
かを検出する。
【0078】この結果、実行条件を満たしている場合に
は、電気部品12の絶縁膜に大量の電荷が蓄えられてい
る可能性が高いので、制御部90が絶縁膜の電荷を中和
する処理を行う。すなわち、制御部90が、引出電圧印
加部58に引出電極32へ第1引出電圧を印加させ、電
子銃16に前記電子ビームを照射させるとともに、照射
位置制御部54に偏向器26を制御させて電子ビームを
電気部品12の中和範囲に照射させる(ステップS30
6)。これにより、電子ビームが照射された電気部品1
2から2次電子が発生される。このとき、引出電極32
には第2引出電圧より低い第1引出電圧が印加されてい
るだけであるので、発生された2次電子の多くは、電気
部品12から遠くへ飛び出さずに帯電している絶縁膜に
引き寄せられる。したがって、電気部品12の観察範囲
を含む中和範囲における絶縁膜の帯電状態が中和される
こととなる。
【0079】次いで、中和処理が必要ない場合又は中和
処理が終了した場合には、制御部90が、引出電圧印加
部58に引出電極32へ第2引出電圧を印加させ、電子
銃16に電子ビームを照射させるとともに、照射位置制
御部54に偏向器26を制御させて電子ビームを電気部
品12の所定の観察範囲に照射させる(ステップS30
8)。これとともに、検出器36が電気部品12に電子
ビームが照射されることにより発生される2次電子を検
出し、アンプ38が検出器36で検出された2次電子量
を増幅し、A/D変換器40が2次電子量をデジタル信
号に変換して出力する。次いで、像検出部70がA/D
変換器40から入力された2次電子量に基づいて、電気
部品12についての2次電子像を検出する(ステップS
310)。
【0080】次いで、表示部74が像検出部70により
検出された電気部品12の2次電子像を表示装置76に
表示させる(ステップS310)。この後、受付部98
が表示装置76に表示された第2引出電圧を印加した際
の2次電子像に対するマウス68によるポインティング
動作により波形測定を行う電気部品12の位置を特定す
る情報を受け付ける(ステップS314)。
【0081】次いで、制御部90が、記憶部91から調
整情報を取り出し、当該調整情報に基づいて、照射状況
調整部56に非点補正レンズ28及び対物レンズ30を
調整させる(ステップS316)。更に、制御部90が
引出電圧印加部58に引出電極32へ波形測定用引出電
圧を印加させ、電子銃16に電子ビームを照射させ、こ
れと共に、制御部90が、受付部64により受け付けら
れた情報により特定される位置に対応する制御情報を記
憶部91から取り出し、当該制御情報に基づいて、照射
位置制御部54に偏向器26を制御させて電子ビームを
電気部品12の特定の位置に照射させる(ステップS3
18)。
【0082】これにより、検出器36が電気部品12に
電子ビームが照射されることにより発生される2次電子
を検出し、アンプ38が検出器36で検出された2次電
子量を増幅し、A/D変換器40が2次電子量をデジタ
ル信号に変換して出力する。次いで、波形測定部72が
A/D変換器40から入力された2次電子量に基づい
て、電気部品12の特定の位置における電圧波形を測定
する(ステップS320)。以降において、次の電圧波
形の測定を行う場合には(ステップS322)、上記処
理(ステップS304〜S322)を繰り返し行う。
【0083】本実施形態によると、第1引出電圧を印加
して電気部品12の観察範囲を含む中和範囲に電子ビー
ムを照射するために、当該中和範囲において帯電を抑え
ることができ、更に、帯電の状態を均一にすることがで
きる。このため、中和範囲に含まれる観察範囲において
2次電子像を高精度に観察することができる。また、中
和範囲が観察範囲よりも広いために、2次電子像を観察
する際における観察範囲の周囲からの電子ビームの軌道
への悪影響を抑えることができ、観察される2次電子像
における位置と、電気部品の実際の位置と誤差を抑える
ことができる。このため、波形測定を行う電気部品の所
望の位置を高精度に指定することができ、電気部品12
の当該位置での電圧波形を適切に得ることができる。ま
た、ユーザが電子ビームについての焦点の調整等を行う
必要がなく容易に2次電子像の取得及び波形測定を行う
ことができる。
【0084】本発明は上記の実施形態に限定されるもの
ではなく、種々の変形が可能である。例えば、上記の第
3実施形態では、第1引出電圧として、0ボルトを印加
するようにしていたが、負電圧を印加するようにしても
よく、正電圧を印加するようにしてもよい。また、上記
第3実施形態では、電子ビームテスタに本発明を適用し
ていたが、本発明はこれに限られず、例えば、2次電子
像を観察する電子顕微鏡等の他の電子ビームを照射する
電子ビーム装置に本発明を適用するようにしてもよい。
【0085】また、上記第3実施形態では、中和範囲に
ついての帯電状態を中和した後に、中和範囲に含まれる
観察範囲に電子ビームを照射するようにしていたが、本
発明はこれに限られず、中和した後に、中和範囲内の所
望の一点に電子ビームを照射するようにしてもよい。ま
た、上記第3実施形態において、所定の実行条件に合致
したか否かを検出して、実行条件に合致した場合に、中
和処理をするようにしていたが、本発明はこれに限られ
ず、2次電子像を観察する前に、常に中和処理を行うよ
うにしてもよい。
【0086】以上、本発明を実施の形態を用いて説明し
たが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範
囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又
は改良を加えることができることが当業者に明らかであ
る。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術
的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から
明らかである。
【0087】
【発明の効果】上記説明から明らかなように、本発明に
よれば、波形測定を高精度且つ容易に行うことができ
る。また、本発明によれば、高精度且つ容易に2次電子
像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る電子ビームテス
タの構成を示す図である。
【図2】 本発明の第1実施形態に係る電子ビームテス
タによる試験方法を説明する図である。
【図3】 本発明の第2実施形態に係る電子ビームテス
タの構成を示す図である。
【図4】 本発明の第2実施形態に係る電子ビームテス
タによる試験方法を説明する図である。
【図5】 本発明の第2実施形態に係る電子ビームテス
タの表示画面の表示例を示す図である。
【図6】 本発明の第3実施形態に係る電子ビームテス
タの構成を示す図である。
【図7】 本発明の第3実施形態に係る電子ビームテス
タによる試験方法を説明する図である。
【符号の説明】
10 電子ビーム鏡筒 12 電気部品
14 ステージ 16 電子銃 18 磁界レンズ
20 偏向板 22 チョッピングアパーチャ 24 磁界レンズ
26 偏向器 28 非点補正レンズ 30 対物レンズ
32 引出電極 34 エネルギーフィルタ 36 検出器
38 アンプ 40 A/D変換器 50 80 記憶部
52 制御部 54 照射位置制御部 56 照射状況調整部
58 引出電圧印加部 60 分析電圧印加部 62 信号発生部
64 受付部 66 キーボード 68 マウス
70 88 像検出部 72 波形測定部 74 表示部
76 表示装置 84 対応位置検出部 86 調整情報検出部
フロントページの続き Fターム(参考) 2G011 AA01 AC06 AE03 2G032 AD07 AE04 AE09 AE11 AF08 4M106 AA02 AA04 BA02 CA02 DE01 DE03 DE04 DE05 DE12 DE21 DE30 DJ17 DJ21 DJ23 5C033 TT01 TT04 TT06 9A001 BB03 BB06 KK15 KK31 KK32 KK37 KZ54 LL05

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に絶縁膜を有する電気部品を試験す
    る電子ビームテスタであって、 前記電気部品に信号を与える駆動回路と、 前記駆動回路により前記電気信号が与えられた前記電気
    部品に電子ビームを照射する電子銃と、 前記電子ビームが照射される前記電気部品の位置を制御
    する照射位置制御部と、 前記電気部品の前記表面近傍に引出電圧に応じた電界を
    発生する電界発生部と、 前記電子ビームが前記電気部品に照射されたことにより
    発生する2次電子を検出する検出器と、 前記電界発生部に第1引出電圧を印加すると共に、前記
    照射位置制御部及び前記電子銃に前記電子ビームを前記
    電気部品の所定の範囲に照射させる第1のモード、及
    び、前記第1のモードの後に、前記電界発生部に前記第
    1引出電圧より高い第2引出電圧を印加すると共に、前
    記照射位置制御部及び前記電子銃に前記電気部品の特定
    の位置に電子ビームを照射させる第2のモードを有する
    制御部と、 前記第2のモードにおいて、前記検出器から検出される
    2次電子の量に基づいて前記電気部品の所定の位置にお
    ける電圧波形を測定する波形測定部とを備えることを特
    徴とする電子ビームテスタ。
  2. 【請求項2】 前記第1引出電圧は、0ボルトであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の電子ビームテスタ。
  3. 【請求項3】 ユーザから波形測定を行う前記電気部品
    の前記特定の位置を特定する情報を受け付ける測定位置
    受付部を更に有し、 前記制御部は、前記第2のモードにおいて、前記測定位
    置受付部が受け付けた情報が示す前記電気部品の前記特
    定の位置に電子ビームを照射させることを特徴とする請
    求項1又は2に記載の電子ビームテスタ。
  4. 【請求項4】 前記第1のモードにおいて、前記検出器
    から検出される2次電子の量に基づいて前記電気部品の
    所定の範囲における前記第1引出電圧印加時の2次電子
    像を検出する像検出部と、 前記検出された第1引出電圧印加時の前記2次電子像を
    表示する表示部とを更に備え、 前記測定位置受付部は、前記情報として前記2次電子像
    における位置を受け付けることを特徴とする請求項3に
    記載の電子ビームテスタ。
  5. 【請求項5】 前記第1のモードにおいて得られる前記
    2次電子像中の位置と、第2のモードにおいて当該位置
    が示す前記電気部品上の所定の位置に対して電子ビーム
    を好適に照射するための制御情報とを対応付けて記憶す
    る制御情報記憶部を更に備え、 前記制御部は、前記第2のモードにおいて、前記測定位
    置受付部により受け付けられた前記位置に対応する前記
    制御情報に基づいて前記照射位置制御部を制御して電子
    ビームを前記電気部品の前記特定の位置に照射させるこ
    とを特徴とする請求項4に記載の電子ビームテスタ。
  6. 【請求項6】 前記第2引出電圧印加時の2次電子像の
    各位置と、当該2次電子像が示す前記電気部品の位置に
    電子ビームを好適に照射させるための制御情報とを対応
    付けて記憶する制御情報記憶部と、 前記電界発生部に第2引出電圧を印加すると共に、前記
    照射位置制御部及び前記電子銃に前記電子ビームを前記
    電気部品の所定の範囲に照射させる第3のモードを有す
    る第2制御部と、 前記第3のモードにおいて、前記検出器から検出される
    2次電子の量に基づいて前記電気部品の所定の範囲にお
    ける第2引出電圧印加時の前記2次電子像を検出する第
    2像検出部と、 前記第1のモードにより得られる第1引出電圧印加時の
    前記2次電子像と前記第3のモードにより得られる第2
    引出電圧印加時の前記2次電子像とに基づいて、前記測
    定位置受付部により受け付けられた第1引出電圧印加時
    の前記2次電子像の前記位置に対応する前記第2引出電
    圧印加時の前記2次電子像の前記位置を検出する対応位
    置検出部とを備え、 前記制御部は、前記第2のモードにおいて、前記対応位
    置検出部により検出された前記2次電子像の位置に対応
    する前記制御情報に基づいて、前記照射位置制御部を制
    御して電子ビームを前記電気部品の前記特定の位置に照
    射させることを特徴とする請求項4に記載の電子ビーム
    テスタ。
  7. 【請求項7】 前記電子ビームの照射状況を調整する照
    射状況調整部を更に有し、 前記制御部は、前記照射状況調整部により前記電子ビー
    ムの前記照射状況を調整させることを特徴とする請求項
    1乃至6のいずれかに記載の電子ビームテスタ。
  8. 【請求項8】 各引出電圧印加時における照射状況を規
    定する調整情報を保持する調整情報記憶部を有し、 前記制御部は、印加する引出電圧に対応する前記調整情
    報に基づいて前記照射状況を調整させることを特徴とす
    る請求項7に記載の電子ビームテスタ。
  9. 【請求項9】 ユーザから前記照射状況の調整指示を受
    け付ける調整指示受付部を更に有し、 前記制御部は、前記調整指示に基づいて前記照射状況を
    調整させることを特徴とする請求項7に記載の電子ビー
    ムテスタ。
  10. 【請求項10】 前記電界発生部に第2引出電圧を印加
    すると共に、前記照射位置制御部及び前記電子銃に前記
    電子ビームを前記電気部品の所定の範囲に照射させる第
    3のモードを有する第2制御部と、 前記第3のモードにおいて、前記検出器から検出される
    2次電子の量に基づいて前記電気部品の所定の範囲にお
    ける第2引出電圧印加時の前記2次電子像を検出する第
    2像検出部と、 検出した前記2次電子像を表示する表示部とを更に有す
    ることを特徴とする請求項9に記載の電子ビームテス
    タ。
  11. 【請求項11】 前記電界発生部に第2引出電圧を出力
    させると共に、前記照射位置制御部及び前記電子銃に前
    記電子ビームを前記電気部品の所定の範囲に照射させる
    第3のモードを有する第2制御部と、 前記第3のモードにおいて、前記検出器から検出される
    2次電子の量に基づいて前記電気部品の所定の範囲にお
    ける第2引出電圧印加時の前記2次電子像を検出する第
    2像検出部と、 前記2次電子像に基づいて、前記電子ビームを所定の照
    射状況にするための調整情報を検出する調整情報検出部
    とを備え、 前記制御部は、前記第2のモードにおいて、前記調整情
    報検出部により検出された前記調整情報に基づいて前記
    照射状況を調整させることを特徴とする請求項7に記載
    の電子ビームテスタ。
  12. 【請求項12】 表面に絶縁膜を有する電気部品を試験
    する試験方法であって、 前記電気部品に信号を与えつつ、前記電気部品の表面近
    傍に第1引出電圧に応じて電界を調整するとともに、前
    記電気部品の所定の範囲に電子ビームを照射する第1照
    射ステップと、 前記第1照射ステップの後に、前記電気部品に信号を与
    えつつ、前記電気部品の前記表面近傍に前記第1引出電
    圧より高い第2引出電圧に応じて電界を調整するととも
    に、前記電気部品の特定の位置に電子ビームを照射する
    第2照射ステップと、 前記第2照射ステップで前記電気部品に電子ビームを照
    射することにより発生する2次電子を検出し、当該2次
    電子の量に基づいて前記電気部品の前記位置における電
    圧波形を測定する波形測定ステップとを有することを特
    徴とする試験方法。
  13. 【請求項13】 前記第1引出電圧は、0ボルトである
    ことを特徴とする請求項12に記載の試験方法。
  14. 【請求項14】 ユーザから前記第2照射ステップにお
    いて電子ビームを照射する前記電気部品の前記位置を特
    定する情報を受け付ける測定位置受付ステップを更に有
    し、 前記第2照射ステップは、前記測定位置受付ステップで
    受け付けた前記情報が示す前記電気部品の前記位置に電
    子ビームを照射することを特徴とする請求項12又は1
    3に記載の試験方法。
  15. 【請求項15】 前記第1照射ステップで前記電気部品
    に電子ビームを照射することにより発生する2次電子を
    検出し、当該2次電子の量に基づいて前記電気部品の所
    定の範囲における第1引出電圧印加時の2次電子像を検
    出する像検出ステップと、 前記検出された第1引出電圧印加時の前記2次電子像を
    表示する表示ステップとを更に備え、 前記測定位置受付ステップは、前記情報として前記2次
    電子像における位置を受け付けることを特徴とする請求
    項14に記載の試験方法。
  16. 【請求項16】 第1引出電圧により電界を発生させる
    際において得られる前記2次電子像中の位置と、第2引
    出電圧により電界を発生させる際において当該位置が示
    す前記電気部品の位置に電子ビームを照射するための制
    御情報とを対応付けて記憶する制御情報記憶ステップを
    更に備え、 前記第2照射ステップは、前記測定位置受付ステップで
    受け付けられた前記位置に対応する前記制御情報に基づ
    いて電子ビームを前記電気部品の所定の位置に照射する
    ことを特徴とする請求項15に記載の試験方法。
  17. 【請求項17】 前記電気部品に信号を与えつつ、前記
    電気部品の前記表面近傍に前記第2引出電圧に応じて電
    界を発生するとともに、前記電気部品の所定の範囲に電
    子ビームを照射する第3照射ステップと、 前記第3照射ステップで前記電気部品に電子ビームを照
    射することにより発生する2次電子を検出し、当該2次
    電子の量に基づいて前記電気部品の所定の範囲における
    第2引出電圧印加時の2次電子像を検出する第2像検出
    ステップと、 前記第2引出電圧印加時の2次電子像の各位置が示す前
    記電気部品の位置に電子ビームを照射させるための制御
    情報を記憶する制御情報記憶ステップと、 前記第1引出電圧に応じて電界を発生する際において得
    られる前記2次電子像と、前記第2引出電圧に応じた電
    界を発生する際において得られる前記2次電子像とに基
    づいて、前記測定位置受付ステップで受け付けられた第
    1引出電圧印加時の前記2次電子像の前記位置に対応す
    る前記第2引出電圧印加時の前記2次電子像の前記位置
    を検出する対応位置検出ステップとを備え、 前記第2照射ステップでは、前記対応位置検出ステップ
    で検出された前記2次電子像の位置に対応する前記制御
    情報に基づいて、電子ビームを前記電気部品の所定の位
    置に照射させることを特徴とする請求項15に記載の試
    験方法。
  18. 【請求項18】 前記電子ビームの照射状況を調整する
    照射状況調整ステップを更に有し、 前記第2照射ステップでは、前記電子ビームの前記照射
    状況を調整することを特徴とする請求項12乃至17の
    いずれかに記載の試験方法。
  19. 【請求項19】 各引出電圧印加時における照射状況を
    規定する調整情報を保持する調整情報記憶ステップと、 前記第2照射ステップは、印加される前記引出電圧に対
    応する前記調整情報に基づいて前記照射状況を調整する
    ことを特徴とする請求項18に記載の試験方法。
  20. 【請求項20】 ユーザから前記照射状況の調整指示を
    受け付ける調整指示受付ステップを更に有し、 前記第2照射ステップは、前記調整指示に基づいて前記
    照射状況を調整することを特徴とする請求項18に記載
    の試験方法。
  21. 【請求項21】 前記電気部品に信号を与えつつ、前記
    電気部品の前記表面近傍に前記第2引出電圧に応じた電
    界を発生するとともに、前記電気部品の所定の範囲に電
    子ビームを照射する第3照射ステップと、 前記第3照射ステップで前記電気部品に電子ビームを照
    射することにより発生する2次電子を検出し、当該2次
    電子の量に基づいて前記電気部品の所定の範囲における
    第2引出電圧印加時の2次電子像を検出する第2像検出
    ステップと、 前記第2像検出ステップで検出した前記2次電子像を表
    示する表示ステップとを更に有することを特徴とする請
    求項20に記載の試験方法。
  22. 【請求項22】 前記電気部品に信号を与えつつ、前記
    電気部品の前記表面近傍に前記第2引出電圧に応じた電
    界を発生するとともに、前記電気部品の所定の範囲に電
    子ビームを照射する第3照射ステップと、 前記第3照射ステップで前記電気部品に電子ビームを照
    射することにより発生する2次電子を検出し、当該2次
    電子の量に基づいて前記電気部品の所定の範囲における
    第2引出電圧印加時の2次電子像を検出する第2像検出
    ステップと、 前記2次電子像に基づいて、前記電子ビームを所定の照
    射状況にするための前記調整情報を検出する調整情報検
    出ステップと、を備え、 前記第2照射ステップは、前記調整情報検出ステップで
    検出された前記調整情報に基づいて前記照射状況を調整
    することを特徴とする請求項18に記載の試験方法。
  23. 【請求項23】 表面に絶縁膜を有する対象部品に電子
    ビームを照射する電子ビーム装置であって、 前記対象部品に電子ビームを照射する電子銃と、 前記電子ビームが照射される前記対象部品の位置を制御
    する照射位置制御部と、 前記電気部品の前記表面近傍に引出電圧に応じて電界を
    発生する電界発生部と、 前記電界発生部に第1引出電圧を印加するとともに、前
    記照射位置制御部及び前記電子銃に前記電子ビームを前
    記対象部品の所定の範囲に照射させる第1のモードと、
    前記第1のモードの後に、前記電界発生部に前記第1引
    出電圧より高い第2引出電圧を印加すると共に、前記照
    射位置制御部及び前記電子銃に前記対象部品の前記範囲
    の少なくとも一点において電子ビームを照射させる第2
    のモードとを有する制御部と、 前記電子ビームが前記対象部品に照射されたことにより
    発生する2次電子を検出する検出器とを備えることを特
    徴とする電子ビーム装置。
  24. 【請求項24】前記制御部の前記第2のモードは、前記
    範囲より狭い観察範囲に前記電子ビームを照射させ、 前記第2のモードにおいて、前記検出器から検出される
    2次電子の量に基づいて前記電気部品の前記観察範囲の
    2次電子像を検出する像検出部を更に備えることを特徴
    とする電子ビーム装置。
  25. 【請求項25】 前記第1引出電圧は、0ボルトである
    ことを特徴とする請求項23又は24に記載の電子ビー
    ム装置。
  26. 【請求項26】 前記電子銃により照射される電子ビー
    ムの単位時間あたりの電流量を制御する電流量制御部を
    更に備え、 前記電流量制御部は、前記第1のモードにおいて照射さ
    れる単位時間あたりの電流量を前記第2のモードにおい
    て照射される単位時間あたりの電流量より多くすること
    を特徴とする請求項23乃至25のいずれかに記載の電
    子ビーム装置。
  27. 【請求項27】 表面に絶縁膜を有する対象部品を観察
    する観察方法であって、 前記対象部品の表面近傍に第1引出電圧に応じて電界を
    発生するとともに、前記対象部品の所定の範囲に電子ビ
    ームを照射する第1照射ステップと、 前記第1照射ステップの後に、前記対象部品の表面近傍
    に前記第1引出電圧より高い第2引出電圧に応じて電界
    を発生するとともに、前記対象部品の前記所定の範囲の
    少なくとも一点に電子ビームを照射する第2照射ステッ
    プと、 前記第2照射ステップで前記電気ビームが照射されるこ
    とにより発生する2次電子量を検出する2次電子検出ス
    テップとを有することを特徴とする観察方法。
  28. 【請求項28】前記第2照射ステップにおいて、前記範
    囲より狭い観察範囲に前記電子ビームを照射させ、 前記2次電子検出ステップで検出された前記2次電子量
    に基づいて2次電子像を検出する電子像検出ステップを
    更に有することを特徴とする請求項27に記載の観察方
    法。
  29. 【請求項29】 前記第1引出電圧は、0ボルトである
    ことを特徴とする請求項28に記載の観察方法。
  30. 【請求項30】 前記第1照射ステップにおいて照射さ
    れる電子ビームの単位時間あたりの電流量を、前記第2
    照射ステップにおいて照射される電子ビームの単位時間
    あたりの電流量より多くすることを特徴とする請求項2
    7乃至29のいずれかに記載の観察方法。
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