JP2001093788A - 貼り合せsoiウェーハの製造方法 - Google Patents

貼り合せsoiウェーハの製造方法

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JP2001093788A
JP2001093788A JP26698299A JP26698299A JP2001093788A JP 2001093788 A JP2001093788 A JP 2001093788A JP 26698299 A JP26698299 A JP 26698299A JP 26698299 A JP26698299 A JP 26698299A JP 2001093788 A JP2001093788 A JP 2001093788A
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Hiroshi Furukawa
弘 古川
Kazuaki Fujimoto
和明 藤本
Hiroaki Yamamoto
博昭 山本
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Komatsu Electronic Metals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原子のスリップ移動の欠陥がなく、かつ、絶
縁耐圧が高い貼り合せSOIウェーハを製造する。 【解決手段】 工程(a)でベースウェーハ1と活性ウ
ェーハ2を用意し、工程(b)で活性ウェーハ2表面に
酸化膜3aを、ベースウェーハ1の表面に酸化膜3bを
それぞれ形成し、その酸化膜3a,3bの厚み差を2μ
m以下とし、かつ、酸化膜3a,3bの厚みの合計は2
μmを越える値とする。次に、工程(c)によりベース
ウェーハ1と活性ウェーハ2を密着一体化したものを熱
処理室内に入れ、酸素を含む雰囲気ガス中で1000〜
1200℃の温度に所定時間保って、熱処理(d)の工
程を行う。次いで、活性ウェーハ2の研削(e)と研磨
(f)の工程をへて貼り合せSOIウェーハを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はベースウェーハと活
性ウェーハを貼り合せて接着一体化する貼り合せSOI
ウェーハの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6には貼り合せSOI(Silicon On I
nsulation)ウェーハの製造方法が示されている。同図
において、先ず、工程(a)で、シリコンのベースウェ
ーハ1とシリコンの活性ウェーハ2を準備する。次に、
工程(b)で、ベースウェーハ1と活性ウェーハ2の一
方側又は両側のウェーハ表面に酸化膜(SiO)3を
絶縁層として形成する。図示の例では活性ウェーハ2の
表面に酸化膜3が形成されている。
【0003】次にベースウェーハ1と活性ウェーハ2を
クリーニングした後、工程(c)により密着一体化して
熱処理室に入れ、工程(d)の熱処理を行う。この接着
熱処理の工程はそれぞれ酸素ガスを含む雰囲気ガスで熱
処理室内を満たし、1000℃〜1200℃の範囲の一
定温度に例えば1〜2時間保持して行う。この工程
(d)の接着熱処理により、ベースウェーハ1と活性ウ
ェーハ2は酸化膜3を介して強固に接着し、熱酸化によ
り酸化膜3がさらに成長形成される。
【0004】この工程(d)の接着熱処理が終了した
後、ベースウェーハ1と活性ウェーハ2が接着されて一
体化した貼り合せSOIウェーハは熱処理室から取り出
され、工程(e)で活性ウェーハ2の表面と周端面の研
削及びエッチングが行われる。次に工程(f)で研磨が
行われ、活性ウェーハ2の厚みが仕様の活性層2aの厚
みに仕上げられて、目的とする貼り合せSOIウェーハ
が完成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、上記
のような貼り合せSOIウェーハを高耐圧用のデバイス
として用いることが検討されており、貼り合せSOIウ
ェーハの絶縁耐圧を大きくすることが望まれている。そ
のために、ベースウェーハ1と活性ウェーハ2との接着
部に介設される酸化膜3の中間酸化膜が厚い貼り合せS
OIウェーハが要求されるようになった。
【0006】しかしながら、上記中間酸化膜が例えば3
μmといったように、中間酸化膜を2μmよりも厚くし
た貼り合せSOIウェーハを製造する際に、ベースウェ
ーハ1と活性ウェーハ2の一方側のウェーハの表面に酸
化膜3を形成して、ベースウェーハ1と活性ウェーハ2
とを接着した場合には、熱酸化後のベースウェーハ1と
活性ウェーハ2の断面の特に周端領域に、ベースウェー
ハ1と活性ウェーハ2を構成している原子のスリップ現
象(原子がスリップ移動する現象)が発生することが本
発明者の実験により分かった。
【0007】そこで、本発明者は、貼り合せSOIウェ
ーハの製造に際し、活性ウェーハ2の表面とベースウェ
ーハ1の各表面にそれぞれ酸化膜3を形成し、該酸化膜
3を介してベースウェーハ1と活性ウェーハ2を重ねて
接着することにより、前記スリップ現象の発生を抑制で
きないかと考えた。そして、さらに、図6の(b)の工
程で活性ウェーハ2の表面に形成する酸化膜3aとベー
スウェーハ1の表面に形成する酸化膜3b(図6には図
示せず)の厚みの相関関係と熱酸化後のベースウェーハ
1および活性ウェーハ2の品質特性との関係を、実験を
通して考察した。
【0008】その結果、前記中間酸化膜(ウェーハ1,
2の接着部における酸化膜3aの厚みと酸化膜3bの厚
みの合計)を2μmよりも大きくし、かつ、接着するベ
ースウェーハ1と活性ウェーハ2の各表面に形成する酸
化膜3a,3bの厚みの差を2μmよりも大きくした場
合、熱酸化後のウェーハ1,2の断面の特に周端領域
に、ウェーハ1,2を構成している原子のスリップ現象
が生じることが判明し、一方、前記中間酸化膜を2μm
よりも大きくした場合でも、接着するベースウェーハ1
と活性ウェーハ2の各表面に形成する酸化膜3a,3b
の厚みの差を2μm以下とすると、前記のような原子の
スリップ現象が生じないことが判明した。
【0009】ウェーハ1,2の断面に原子のスリップ現
象が生じると貼り合せSOIウェーハを用いたデバイス
の作製工程で不良を引き起こすことになる。前記中間酸
化膜を2μmよりも大きくし、かつ、接着するベースウ
ェーハ1と活性ウェーハ2の各表面に形成する酸化膜3
a,3bの厚みの差を2μmよりも大きくした場合、原
子がスリップ移動するという原因は必ずしも明らかでな
いが、本発明者は、次のように推察している。
【0010】すなわち、ベースウェーハ1および活性ウ
ェーハ2を形成するシリコンと酸化膜3を形成する酸化
シリコンとでは熱膨張率(熱収縮率)が異なるために、
この熱膨張率の違いによって、ウェーハ1,2の接着熱
処理中にウェーハ1,2に応力がかかる。この内部応力
は、接着する活性ウェーハ2とベースウェーハ1の各表
面に形成する酸化膜3b,3aの厚みの差が大きくなる
に連れて大きくなり、ウェーハ1,2の表面に形成する
酸化膜3a,3bの厚みの差が2μmを越えると、ウェ
ーハ1,2の内部応力が原子スリップ移動を生じさせる
閾値を越える結果となり、このことにより前記ウェーハ
1,2の断面に原子のスリップ現象が生じるものと考え
ている。
【0011】本発明は上記発明者の実験検討に基づきな
されたものであり、その目的は、ベースウェーハと活性
ウェーハとの接着部に介設される中間酸化膜の厚みを大
きくするように、接着するベースウェーハと活性ウェー
ハの各表面に酸化膜を形成し、ベースウェーハと活性ウ
ェーハの接着熱処理を行っても、ウェーハ内部に原子の
スリップ現象が生ぜず、品質の良い貼り合せSOIウェ
ーハを提供することが可能な貼り合せSOIウェーハの
製造方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために次のような構成をもって課題を解決する手段
としている。すなわち、第1の発明は、ベースウェーハ
の表面と活性ウェーハの表面にそれぞれ酸化膜を形成
し、該酸化膜を介して前記ベースウェーハと活性ウェー
ハを重ねて接着するとともに接着されたベースウェーハ
と活性ウェーハの表面を熱酸化する貼り合せSOIの製
造方法において、前記接着するベースウェーハと活性ウ
ェーハの各表面に形成する酸化膜の厚みの差を2μm以
下とすることによって熱酸化後のベースウェーハと活性
ウェーハの断面にベースウェーハと活性ウェーハを構成
している原子のスリップ現象が発生することを抑制し
て、課題を解決する手段としている。
【0013】また、第2の発明は、前記第1の発明の構
成を備えたものにおいて、ベースウェーハと活性ウェー
ハとの接着部に介設される中間酸化膜厚を2μmよりも
大きくしたことをもって課題を解決する手段としてい
る。
【0014】本発明の貼り合せSOIウェーハの製造方
法は、本発明者の検討結果に基づき、接着するベースウ
ェーハと活性ウェーハの各表面に形成する酸化膜の厚み
の差を2μm以下とすることによって熱酸化後のベース
ウェーハと活性ウェーハの断面にベースウェーハと活性
ウェーハを構成している原子のスリップ現象が発生する
ことを抑制するようにしたものであるため、例えば、ベ
ースウェーハと活性ウェーハとの接着部に介設される酸
化膜厚を2μmよりも大きくしても、ウェーハ内部に原
子のスリップ現象が生じるということが無く、品質の良
い貼り合せSOIウェーハを製造することが可能とな
る。
【0015】したがって、本発明においては、高耐圧用
のデバイスとして用いること可能な絶縁耐圧の高い貼り
合せSOIウェーハを、前記スリップ現象を抑制して高
品質に製造することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を図面
に基づき説明する。図1には、本実施形態例に係る貼り
合せSOIウェーハの製造方法が模式的に示されてい
る。本実施形態例は、図1の工程(a)〜(f)に従っ
て行われるものであり、これら(a)〜(f)の各工程
の説明において、図6に示した貼り合せSOIウェーハ
の製造方法との重複説明は省略する。
【0017】本実施形態例において特徴的なことは、図
1に示す工程(b)で、活性ウェーハ2とベースウェー
ハ1の両方の表面に酸化膜3(3a,3b)を形成し、
この活性ウェーハ2とベースウェーハ1の各表面に形成
する酸化膜3a,3bの厚みの差を2μm以下とするこ
とによって熱酸化後のベースウェーハ1と活性ウェーハ
2の断面にベースウェーハ1と活性ウェーハ2を構成し
ている原子のスリップ現象が発生することを抑制するよ
うにしたことである。
【0018】なお、同図においては、活性ウェーハ2の
表面に形成する酸化膜3aの厚みをベースウェーハ1の
表面に形成する酸化膜3bよりも小さく示しているが、
その逆に、活性ウェーハ2の表面に形成する酸化膜3a
の厚みをベースウェーハ1の表面に形成する酸化膜3b
よりも大きく形成してもよいし、各酸化膜3a、3bの
厚みを同じ厚みにしてもよい。
【0019】ただし、図1の(e)に示す工程で、活性
ウェーハ2の表面と周端面の研削等が行なわれ、活性ウ
ェーハ2の表面に形成した酸化膜3aは除去されること
を考慮すると、同図に示すように、活性ウェーハ2の表
面に形成する酸化膜3aの厚みをベースウェーハ1の表
面に形成する酸化膜3bよりも小さく形成すると無駄が
少なくてすむといった利点がある。
【0020】図2は本実施形態例の貼り合せSOIウェ
ーハの製造に際し、図1の(b)の工程でベースウェー
ハ1と活性ウェーハ2とをそれぞれ酸化することにより
形成される活性ウェーハ2の表面の酸化膜3aとベース
ウェーハ1の表面の酸化膜3bとの厚み関係を示してお
り、酸化膜3bの厚みはBで、酸化膜3aの厚みはAで
あり、0≦|(B−A)|≦2μmの関係を満足してい
る。
【0021】表1は、ベースウェーハ1の表面に形成す
る酸化膜3bと活性ウェーハ2の表面に形成する酸化膜
3aの厚みを様々に替えて、その厚みの組み合わせによ
って接着熱処理後(図1の工程(c)、(d)の後)の
各ウェーハ1,2の断面に原子のスリップ現象が生じて
いるか否かをX線ラング法によって調べた実験結果を示
している。
【0022】
【表1】
【0023】この表において、〇印はウェーハ1,2の
断面に原子のスリップ現象が生じていないことを示し、
×印は原子のスリップ現象が生じていることを示す。
【0024】図3はこの実験結果をグラフにより示した
もので、グラフの縦軸は原子のスリップ移動の長さを表
し、横軸は接着する活性ウェーハ2の表面に形成する酸
化膜3aの厚みとベースウェーハ1の表面に形成する酸
化膜3bとの厚み差を表している。この図3の原子のス
リップ移動の長さもX線ラング法によって測定してい
る。
【0025】これら、表1および図3に示す実験結果か
ら、酸化膜3aと酸化膜3bとの厚みの差が2μm以下
のときには熱酸化後のウェーハ1,2の断面に原子のス
リップ移動が生じることが無く、酸化膜3aと酸化膜3
bとの厚みの差が2μmを越えるときには熱酸化後のウ
ェーハ1,2の断面に原子のスリップ現象が生じること
が検証されている。
【0026】本発明者はウェーハ1,2の直径の大きさ
や、厚みの大きさを可変したりして同様な実験を繰り返
し行っており、その結果、ウェーハの直径の大きさや厚
みの大きさ等に拘らず同様な結果(活性ウェーハ2の表
面に形成する酸化膜3aとベースウェーハ1の表面に形
成する酸化膜3bとの厚みの差が2μm以下のときには
熱酸化後のウェーハ1,2の断面に原子のスリップ移動
が生じることが無く、前記酸化膜3aと前記酸化膜3b
との厚みの差が2μmを越えると原子のスリップ現象が
生じるという結果)が得られることを確認している。
【0027】図4および図5はX線ラング法を使用して
接着熱処理後のウェーハ1,2の断面を観察した画像の
一例を示す。図4は活性ウェーハ2の表面に形成する酸
化膜3aとベースウェーハ1の表面に形成する酸化膜3
bとの厚みの差を2μm以下としたときの画像であり、
図5はその厚み差を2μmよりも大きくした場合の画像
である。この図4および図5においてはともに(a)は
活性ウェーハ2の断面を示し、(b)はベースウェーハ
1の断面を示している。
【0028】図4と図5を比較すれば明らかなごとく、
活性ウェーハ2の表面に形成する酸化膜3aとベースウ
ェーハ1の表面に形成する酸化膜3bとの厚みの差が2
μm以下の条件で接着熱処理が行われた図4の画像には
ベースウェーハ1と活性ウェーハ2の何れの断面にも原
子のスリップ現象が見当たらないが、活性ウェーハ2の
表面に形成する酸化膜3aとベースウェーハ1の表面に
形成する酸化膜3bとの厚みの差が2μmを超えた条件
で接着熱処理が行われた図5の画像にはベースウェーハ
1と活性ウェーハ2の何れの断面にもウェーハ断面に原
子のスリップ現象が生じていることが観察される。
【0029】本実施形態例は、上記実験結果を踏まえ、
活性ウェーハ2とベースウェーハ1の両方の表面に酸化
膜3(3a,3b)を形成し、この活性ウェーハ2とベ
ースウェーハ1の各表面に形成する酸化膜3a,3bの
厚みの差を2μm以下とすることによって熱酸化後のベ
ースウェーハ1と活性ウェーハ2の断面にベースウェー
ハ1と活性ウェーハ2を構成している原子のスリップ現
象が発生することを抑制するようにして、図1に示した
工程に従い処理を行い、目的とする貼り合せSOIウェ
ーハを製造している。
【0030】本実施形態例によれば、活性ウェーハ2の
表面に形成する酸化膜3aとベースウェーハ1の表面に
形成する酸化膜3bとの厚みの差が2μm以下となるよ
うにすることで、熱酸化後にウェーハ1,2の断面に原
子のスリップ現象が生じることを抑制するようにしたの
で、熱酸化後にウェーハ1,2の断面に原子のスリップ
現象が生じることが無く、たとえベースウェーハ1と活
性ウェーハ2との接着部に介設される中間酸化膜3a,
3bの厚みを2μmよりも大きくしても、前記スリップ
現象を抑制した品質の良い貼り合せSOIウェーハを製
造することができる。
【0031】そして、ベースウェーハ1と活性ウェーハ
2との接着部に介設される中間酸化膜の厚みを大きく形
成すれば、貼り合せSOIウェーハの絶縁耐圧を大きく
することができ、高耐圧用のデバイスとして用いること
ができる貼り合せSOIウェーハを前記スリップ現象が
無い高品質の貼り合せSOIウェーハとして提供するこ
とができる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、接着するベースウェー
ハと活性ウェーハの各表面に形成する酸化膜の厚みの差
を2μm以下とすることによって熱酸化後のベースウェ
ーハと活性ウェーハの断面にベースウェーハと活性ウェ
ーハを構成している原子のスリップ現象が発生すること
を抑制するようにしたものであるため、例えば、ベース
ウェーハと活性ウェーハとの接着部に介設される中間酸
化膜厚を2μmよりも大きくしてもウェーハ内部に原子
のスリップ現象が生じるということが無く、品質の良い
貼り合せSOIウェーハを製造することができる。
【0033】したがって、本発明によれば、高耐圧用の
デバイスとして用いること可能な絶縁耐圧の高い貼り合
せSOIウェーハを、前記スリップ現象を抑制して高品
質に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る貼り合せSOIウェーハの製造方
法の一実施形態例を示す製造工程図である。
【図2】本実施形態例の貼り合せSOIウェーハの製造
工程において、接着されるベースウェーハと活性ウェー
ハの各表面に形成される厚み寸法を示す説明図である。
【図3】ベースウェーハと活性ウェーハの接着熱処理に
よって生じるウェーハ構成原子のスリップの長さを、接
着前に両ウェーハの表面に形成される酸化膜の厚み差と
の関係で示す実験データのグラフである。
【図4】本実施形態例の製造方法によるベースウェーハ
と活性ウェーハの熱酸化後におけるベースウェーハと活
性ウェーハの両断面の観察画像の図である。
【図5】貼り合せSOIウェーハの製造工程において、
接着されるベースウェーハと活性ウェーハの各表面に形
成される厚み差を2μmより大きくした場合の、ベース
ウェーハと活性ウェーハの熱酸化後におけるベースウェ
ーハと活性ウェーハの両断面の観察画像の図である。
【図6】貼り合せSOIウェーハの製造方法の一例を示
す製造工程図である。
【符号の説明】
1 ベースウェーハ 2 活性ウェーハ 3,3a,3b 酸化膜

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースウェーハの表面と活性ウェーハの
    表面にそれぞれ酸化膜を形成し、該酸化膜を介して前記
    ベースウェーハと活性ウェーハを重ねて接着するととも
    に接着されたベースウェーハと活性ウェーハの表面を熱
    酸化する貼り合せSOIの製造方法において、前記接着
    するベースウェーハと活性ウェーハの各表面に形成する
    酸化膜の厚みの差を2μm以下とすることによって熱酸
    化後のベースウェーハと活性ウェーハの断面にベースウ
    ェーハと活性ウェーハを構成している原子のスリップ現
    象が発生することを抑制する貼り合せSOIウェーハの
    製造方法。
  2. 【請求項2】 ベースウェーハと活性ウェーハとの接着
    部に介設される中間酸化膜厚を2μmよりも大きくした
    ことを特徴とする請求項1記載の貼り合せSOIウェー
    ハの製造方法。
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Cited By (1)

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JP2011071193A (ja) * 2009-09-24 2011-04-07 Sumco Corp 貼合せsoiウェーハ及びその製造方法

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