JP2001093393A - 小型電磁継電器 - Google Patents
小型電磁継電器Info
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- JP2001093393A JP2001093393A JP27296899A JP27296899A JP2001093393A JP 2001093393 A JP2001093393 A JP 2001093393A JP 27296899 A JP27296899 A JP 27296899A JP 27296899 A JP27296899 A JP 27296899A JP 2001093393 A JP2001093393 A JP 2001093393A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 モールド成形により形成された絶縁ベースの
前部ベース部の反り変形を矯正し、該絶縁ベースを被蔽
するキャップと該前部ベースの鍔部との隙間をなくして
蟻等の異物の侵入を防止する。 【解決手段】 絶縁ベース2の前部ベース2aには上下
に一側開放端部に及んで二条のスリット6,6が平行に
設けられており、該スリット6,6に固定接片4及び可
動接片5を夫々固設した第1タブ端子片15及び第2タ
ブ端子片16を嵌合するとき、該第1及び第2タブ端子
片15,16には夫々突部15a,16a,16bが設
けられ、該突部等によって前記スリット6,6部位を内
外側から挟持することにより、該第1及び第2タブ端子
片15,16を前部ベース2aに固定すると共に、該前
部ベース2aのモールド成形時に生じる反り変形を矯正
してキャップ8と該前部ベース2aとの間に隙間が生じ
ないようにする。
前部ベース部の反り変形を矯正し、該絶縁ベースを被蔽
するキャップと該前部ベースの鍔部との隙間をなくして
蟻等の異物の侵入を防止する。 【解決手段】 絶縁ベース2の前部ベース2aには上下
に一側開放端部に及んで二条のスリット6,6が平行に
設けられており、該スリット6,6に固定接片4及び可
動接片5を夫々固設した第1タブ端子片15及び第2タ
ブ端子片16を嵌合するとき、該第1及び第2タブ端子
片15,16には夫々突部15a,16a,16bが設
けられ、該突部等によって前記スリット6,6部位を内
外側から挟持することにより、該第1及び第2タブ端子
片15,16を前部ベース2aに固定すると共に、該前
部ベース2aのモールド成形時に生じる反り変形を矯正
してキャップ8と該前部ベース2aとの間に隙間が生じ
ないようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小型電磁継電器に
関するものであり、特に、モールド成形にて形成される
絶縁ベースであって、該絶縁ベースのモールド成形時に
生じた反り変形を矯正して、該絶縁ベースを被蔽するキ
ャップと該絶縁ベースの前部ベースとの間に隙間が生じ
ないようにした小型電磁継電器に関するものである。
関するものであり、特に、モールド成形にて形成される
絶縁ベースであって、該絶縁ベースのモールド成形時に
生じた反り変形を矯正して、該絶縁ベースを被蔽するキ
ャップと該絶縁ベースの前部ベースとの間に隙間が生じ
ないようにした小型電磁継電器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の此種小型電磁継電器1を図4及び
図5に従って説明する。図に於て、該小型電磁継電器1
はモールド成形にて形成された絶縁ベース2に、コイ
ル、アマチュア(何れも図示せず)及び絶縁カード3、
固定接片4、並びに可動接片5等を装着して成る。而し
て、該絶縁ベース2は図1に於て、左側に位置する前部
ベース2aと、上部に位置する上部ベース2b、下部に
位置する底部ベース2c、並びに一方の側壁ベース2d
とから成る。従って、他方の側面には開放部X(図1に
於て手前側)が設けられ、該開放部Xを介して前記固定
接片4、可動接片5及び絶縁カード3が絶縁ベース2内
に組み込まれる。
図5に従って説明する。図に於て、該小型電磁継電器1
はモールド成形にて形成された絶縁ベース2に、コイ
ル、アマチュア(何れも図示せず)及び絶縁カード3、
固定接片4、並びに可動接片5等を装着して成る。而し
て、該絶縁ベース2は図1に於て、左側に位置する前部
ベース2aと、上部に位置する上部ベース2b、下部に
位置する底部ベース2c、並びに一方の側壁ベース2d
とから成る。従って、他方の側面には開放部X(図1に
於て手前側)が設けられ、該開放部Xを介して前記固定
接片4、可動接片5及び絶縁カード3が絶縁ベース2内
に組み込まれる。
【0003】又、該絶縁ベース2の前部ベース2aには
図に於て上下幅方向に、前記開放部X端面に及んでスリ
ット6,6が設けられている。そして、該スリット6,
6に前記固定接片4の第1タブ端子片15及び可動接片
5の第2タブ端子片16を前記開放部Xから挿入し、該
第1タブ端子片15及び第2タブ端子片16が夫々該前
部ベース2aに固定される。
図に於て上下幅方向に、前記開放部X端面に及んでスリ
ット6,6が設けられている。そして、該スリット6,
6に前記固定接片4の第1タブ端子片15及び可動接片
5の第2タブ端子片16を前記開放部Xから挿入し、該
第1タブ端子片15及び第2タブ端子片16が夫々該前
部ベース2aに固定される。
【0004】又、該前部ベース2aの周縁部には鍔部7
が設けられ、そして、該絶縁ベース2内に前記各部品が
組み込まれた後、キャップ8を後方(図4に於て右側)
から嵌挿し、更に該キャップ8の先端面を該鍔部7の背
面に密接して蓋装するように構成されている。
が設けられ、そして、該絶縁ベース2内に前記各部品が
組み込まれた後、キャップ8を後方(図4に於て右側)
から嵌挿し、更に該キャップ8の先端面を該鍔部7の背
面に密接して蓋装するように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例に於ては、
固定接片及び可動接片の夫々のタブ端子片を絶縁ベース
の開放部から前記スリットに挿入して、該タブ端子片を
該絶縁ベースの前記ベースに固定している。
固定接片及び可動接片の夫々のタブ端子片を絶縁ベース
の開放部から前記スリットに挿入して、該タブ端子片を
該絶縁ベースの前記ベースに固定している。
【0006】而して、該絶縁ベースはモールド成形にて
形成される関係上、特に、前記前部ベースの前記上下の
スリット間に反りを生じ、依って、該前部ベースの周縁
に設けられている鍔部とキャップとの間に隙間が生じ、
該隙間より虫や塵埃等の異物が侵入して、小型電磁継電
器の機能を減殺したり或いは接点の開閉不良を来す等の
欠陥が生じている。
形成される関係上、特に、前記前部ベースの前記上下の
スリット間に反りを生じ、依って、該前部ベースの周縁
に設けられている鍔部とキャップとの間に隙間が生じ、
該隙間より虫や塵埃等の異物が侵入して、小型電磁継電
器の機能を減殺したり或いは接点の開閉不良を来す等の
欠陥が生じている。
【0007】このため、従来はこの隙間を閉塞するため
にテープ或いは接着剤を用いていたが、接着剤の塗布は
作業効率が悪く、更にテープは経時的劣化を来して前記
閉塞状態の維持が困難となる。
にテープ或いは接着剤を用いていたが、接着剤の塗布は
作業効率が悪く、更にテープは経時的劣化を来して前記
閉塞状態の維持が困難となる。
【0008】そこで、小型電磁継電器の前記ベースの反
り変形を防止し、キャップと前部ベースに設けた鍔部と
の間に隙間が生じないようにするために解決せられるべ
き技術的課題が生じてくるのであり、本発明は該課題を
解決することを目的とする。
り変形を防止し、キャップと前部ベースに設けた鍔部と
の間に隙間が生じないようにするために解決せられるべ
き技術的課題が生じてくるのであり、本発明は該課題を
解決することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案せられたものであり、コイルと、該コイ
ルにて駆動されるアマチュアと、該アマチュアの回動動
作が伝達される絶縁カードと、該絶縁カードの回動動作
にて可動接点と固定接点とが断接するように配設された
可動接片と固定接片とがモールド成形にて形成された絶
縁ベースに装着されて成る小型電磁継電器に於て、前記
絶縁ベースの前部ベースには上下に一側開放端部に及ん
で二条のスリットが平行に設けられており、該スリット
に固定接片及び可動接片を夫々固設した第1タブ端子片
及び第2タブ端子片を嵌合するとき、該第1及び第2タ
ブ端子片には夫々突部が設けられ、該突部等によって前
記スリット部位を内外側から挟持することにより、該第
1及び第2タブ端子片を前部ベースに固定すると共に、
該前部ベースのモールド成形時に生じる反り変形を矯正
してキャップと該前部ベースとの間に隙間が生じないよ
うにした小型電磁継電器を提供するものである。
するために提案せられたものであり、コイルと、該コイ
ルにて駆動されるアマチュアと、該アマチュアの回動動
作が伝達される絶縁カードと、該絶縁カードの回動動作
にて可動接点と固定接点とが断接するように配設された
可動接片と固定接片とがモールド成形にて形成された絶
縁ベースに装着されて成る小型電磁継電器に於て、前記
絶縁ベースの前部ベースには上下に一側開放端部に及ん
で二条のスリットが平行に設けられており、該スリット
に固定接片及び可動接片を夫々固設した第1タブ端子片
及び第2タブ端子片を嵌合するとき、該第1及び第2タ
ブ端子片には夫々突部が設けられ、該突部等によって前
記スリット部位を内外側から挟持することにより、該第
1及び第2タブ端子片を前部ベースに固定すると共に、
該前部ベースのモールド成形時に生じる反り変形を矯正
してキャップと該前部ベースとの間に隙間が生じないよ
うにした小型電磁継電器を提供するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
1乃至図3に従って詳述する。尚、説明の都合上、従来
技術と同一構成部分については同一の符号を用いて説明
するものとする。図に於て11は小型電磁継電器を示
す。該小型電磁継電器11はモールド成形によって形成
された絶縁ベース2に、コイル12、アマチュア13、
絶縁カード3、固定接片4、可動接片5等が装着されて
いる。而して、前記絶縁ベース2は図1及び図2に於て
左側に位置する前部ベース2aと、上方に位置する上部
ベース2bと、下方に位置する底部ベース2c及び一方
の側壁ベース2dとから成る。従って、他方の側面には
開放部Xが設けられ、該開放部Xを介して前記固定接片
4、可動接片5及び絶縁カード3等が組み込まれ、更
に、該絶縁ベース2の背面開放部側にヨーク14に組み
付けられている前記コイル12、該ヨーク14の上端部
を回動支点として回動可能に形成されたアマチュア13
等が組み込まれ、そして、該アマチュア13の下端部を
前記絶縁カード3の背面に突設されている突部3aに係
止し、該絶縁カード3に前記可動接片5を係合し、そし
て、コイル12に対する電流のオン・オフにより、前記
ヨーク14の上端部を回動支点として回動するアマチュ
ア13によって該絶縁カード3が図1に於て左右回動し
て前記可動接片5を左右に回動させ、該可動接片5の可
動接点5aを前記固定接点4aに断接するように構成さ
れている。
1乃至図3に従って詳述する。尚、説明の都合上、従来
技術と同一構成部分については同一の符号を用いて説明
するものとする。図に於て11は小型電磁継電器を示
す。該小型電磁継電器11はモールド成形によって形成
された絶縁ベース2に、コイル12、アマチュア13、
絶縁カード3、固定接片4、可動接片5等が装着されて
いる。而して、前記絶縁ベース2は図1及び図2に於て
左側に位置する前部ベース2aと、上方に位置する上部
ベース2bと、下方に位置する底部ベース2c及び一方
の側壁ベース2dとから成る。従って、他方の側面には
開放部Xが設けられ、該開放部Xを介して前記固定接片
4、可動接片5及び絶縁カード3等が組み込まれ、更
に、該絶縁ベース2の背面開放部側にヨーク14に組み
付けられている前記コイル12、該ヨーク14の上端部
を回動支点として回動可能に形成されたアマチュア13
等が組み込まれ、そして、該アマチュア13の下端部を
前記絶縁カード3の背面に突設されている突部3aに係
止し、該絶縁カード3に前記可動接片5を係合し、そし
て、コイル12に対する電流のオン・オフにより、前記
ヨーク14の上端部を回動支点として回動するアマチュ
ア13によって該絶縁カード3が図1に於て左右回動し
て前記可動接片5を左右に回動させ、該可動接片5の可
動接点5aを前記固定接点4aに断接するように構成さ
れている。
【0011】又、図1及び図2に示すように、第1タブ
端子片15及び第2タブ端子片16に、夫々1次側の接
続端子17,17が一体に形成されており、且つ、図1
に於て上方の第1タブ端子片15の直後に、下方へ向っ
て前記固定接片4が垂設されている。又、図1に於て下
方の前記第2タブ端子片16の直後に上方へ向って前記
可動接片5が立設されている。
端子片15及び第2タブ端子片16に、夫々1次側の接
続端子17,17が一体に形成されており、且つ、図1
に於て上方の第1タブ端子片15の直後に、下方へ向っ
て前記固定接片4が垂設されている。又、図1に於て下
方の前記第2タブ端子片16の直後に上方へ向って前記
可動接片5が立設されている。
【0012】尚、図中18はコイル12に接続される2
次側の接続端子片を示す。而して、前記第1タブ端子片
15及び第2タブ端子片16を前記絶縁ベース2の前部
ベース2aに固定するために、図1及び図3に示すよう
に該前部ベース2aの上方にスリット6,6が設けられ
ている。該スリット6,6は該前部ベース2aの前記開
放部Xに及ぶまで直線状に並設され、且つ、該前部ベー
ス2aの上下端部近傍に設けられている。而も、該スリ
ット6,6は前記第1及び第2の各タブ端子片15,1
6の厚み方向を水平にして前記開放部X方向から嵌挿さ
れるのである。このとき、前記第1タブ端子片15及び
第2タブ端子片16の根部近傍には、該第1タブ端子片
15及び第2タブ端子片16を夫々前記スリット6,6
に嵌挿したとき、各スリット6,6を中心とする上下に
及んで前記前部ベース2aの外側面に圧接できる突部1
5a及び16aが設けられている。
次側の接続端子片を示す。而して、前記第1タブ端子片
15及び第2タブ端子片16を前記絶縁ベース2の前部
ベース2aに固定するために、図1及び図3に示すよう
に該前部ベース2aの上方にスリット6,6が設けられ
ている。該スリット6,6は該前部ベース2aの前記開
放部Xに及ぶまで直線状に並設され、且つ、該前部ベー
ス2aの上下端部近傍に設けられている。而も、該スリ
ット6,6は前記第1及び第2の各タブ端子片15,1
6の厚み方向を水平にして前記開放部X方向から嵌挿さ
れるのである。このとき、前記第1タブ端子片15及び
第2タブ端子片16の根部近傍には、該第1タブ端子片
15及び第2タブ端子片16を夫々前記スリット6,6
に嵌挿したとき、各スリット6,6を中心とする上下に
及んで前記前部ベース2aの外側面に圧接できる突部1
5a及び16aが設けられている。
【0013】又、図1に於て該前部ベース2aの上下端
部のコーナであって、前記スリット6,6に近接して柱
状の補強部19,19が設けられており、更に、前記固
定接片4の先端部を嵌挿して固定するために、図1に於
て上面を解放したガイド溝20が該前部ベース2aの裏
側に設けられており、従って、該固定接片4を該前部ベ
ース2aの前記スリット6に嵌着する際には、第1タブ
端子片15の根部を前記突部15aを外側に位置させて
前記開放部X方向から挿入すると共に、固定接片4の先
端部を前記ガイド溝20に沿って嵌着すると、該固定接
片4は前部ベース2aの裏面に当接し、且つ、前記突部
15aが該前部ベース2aの外側面に圧接し、依って、
前部ベース2aの前記上方部のスリット6周辺は該突部
15a及び固定接片4によって挟持された状態となる。
而も、該固定接片4は上方から下方へ長く延設されてい
るので、該固定接片4が該前部ベース2aの裏面に圧接
して該前部ベース2aを保護する。
部のコーナであって、前記スリット6,6に近接して柱
状の補強部19,19が設けられており、更に、前記固
定接片4の先端部を嵌挿して固定するために、図1に於
て上面を解放したガイド溝20が該前部ベース2aの裏
側に設けられており、従って、該固定接片4を該前部ベ
ース2aの前記スリット6に嵌着する際には、第1タブ
端子片15の根部を前記突部15aを外側に位置させて
前記開放部X方向から挿入すると共に、固定接片4の先
端部を前記ガイド溝20に沿って嵌着すると、該固定接
片4は前部ベース2aの裏面に当接し、且つ、前記突部
15aが該前部ベース2aの外側面に圧接し、依って、
前部ベース2aの前記上方部のスリット6周辺は該突部
15a及び固定接片4によって挟持された状態となる。
而も、該固定接片4は上方から下方へ長く延設されてい
るので、該固定接片4が該前部ベース2aの裏面に圧接
して該前部ベース2aを保護する。
【0014】又、図1に於て下方のスリット6には第2
タブ端子片16の根部が嵌挿される。該第2タブ端子片
16には前述したように、該スリット6の上下周辺であ
って、且つ、前部ベース2aの外側面に圧接する前記突
部16aが設けられると共に、該スリット6の裏面を圧
接するための内側突部16bが突設されている。従っ
て、該下方のスリット6の内外側面は前記突部16a及
び内側突部16bによって挟持されることになる。勿
論、前部ベース2aの前記スリット6,6の夫々の外側
方向は、前記上下のコーナに設けられた柱状補強部1
8,18によって補強されているので、前記スリット
6,6の夫々の前記上下のコーナ部位の前部ベース2a
は絶縁ベース2のモールド成形時に於ても反り変形は生
じない。但し、該スリット6,6間の前部ベース2aは
スリットにより切り離されている関係上、どうしてもモ
ールド成形時に反り変形が生じることが多い。
タブ端子片16の根部が嵌挿される。該第2タブ端子片
16には前述したように、該スリット6の上下周辺であ
って、且つ、前部ベース2aの外側面に圧接する前記突
部16aが設けられると共に、該スリット6の裏面を圧
接するための内側突部16bが突設されている。従っ
て、該下方のスリット6の内外側面は前記突部16a及
び内側突部16bによって挟持されることになる。勿
論、前部ベース2aの前記スリット6,6の夫々の外側
方向は、前記上下のコーナに設けられた柱状補強部1
8,18によって補強されているので、前記スリット
6,6の夫々の前記上下のコーナ部位の前部ベース2a
は絶縁ベース2のモールド成形時に於ても反り変形は生
じない。但し、該スリット6,6間の前部ベース2aは
スリットにより切り離されている関係上、どうしてもモ
ールド成形時に反り変形が生じることが多い。
【0015】又、前記第2タブ端子片16を前記スリッ
ト6に嵌挿する際には、絶縁ベース2の底部ベース2c
に設けたガイド溝21に可動接片5の反対側に突設され
た突片21を嵌挿し乍ら、該第2タブ端子片16を該ス
リット6に嵌着することにより前記可動接片5が図1に
於て上方へ立設され、前記絶縁カード3に係合されて左
右回動自在に形成され、そして、該可動接片5の可動接
点5aを前記固定接片4の固定接点4aに断接自在に形
成される。
ト6に嵌挿する際には、絶縁ベース2の底部ベース2c
に設けたガイド溝21に可動接片5の反対側に突設され
た突片21を嵌挿し乍ら、該第2タブ端子片16を該ス
リット6に嵌着することにより前記可動接片5が図1に
於て上方へ立設され、前記絶縁カード3に係合されて左
右回動自在に形成され、そして、該可動接片5の可動接
点5aを前記固定接片4の固定接点4aに断接自在に形
成される。
【0016】又、前記前部ベース2aの周縁部には外方
へ向って鍔部7が突設されており、そして、キャップ8
を図1に於て右側から該キャップ8の開放部を先にして
該絶縁ベース2に蓋装するとき、該キャップ8の先端面
が該鍔部7の内側面に圧接して該キャップ8と鍔部7と
の間に間隙が生じないように形成されるのであるが、該
絶縁ベース2のモールド成形時に、特に前記前部ベース
2aの中央寄りに反り変形が生じる為、該キャップ8と
鍔部7との間に間隙が生じ易い。そこで、本発明に於て
は、前部ベース2aの前記上方のスリット6の部位では
前記突部15a及び固定接片4によって内外側から挟持
され、又、下方のスリット6の部位に於ては前記突部1
6a及び内側突部16bによって内外側から挟持される
ので、該絶縁ベース2のモールド成形時に生じる反り変
形が矯正される。従って、前部ベース2a周縁の鍔部7
の裏面と前記キャップ8の先端面との間には隙間が生じ
ることがなくなり、小虫等の異物が小型電磁継電器11
内に侵入することはない。
へ向って鍔部7が突設されており、そして、キャップ8
を図1に於て右側から該キャップ8の開放部を先にして
該絶縁ベース2に蓋装するとき、該キャップ8の先端面
が該鍔部7の内側面に圧接して該キャップ8と鍔部7と
の間に間隙が生じないように形成されるのであるが、該
絶縁ベース2のモールド成形時に、特に前記前部ベース
2aの中央寄りに反り変形が生じる為、該キャップ8と
鍔部7との間に間隙が生じ易い。そこで、本発明に於て
は、前部ベース2aの前記上方のスリット6の部位では
前記突部15a及び固定接片4によって内外側から挟持
され、又、下方のスリット6の部位に於ては前記突部1
6a及び内側突部16bによって内外側から挟持される
ので、該絶縁ベース2のモールド成形時に生じる反り変
形が矯正される。従って、前部ベース2a周縁の鍔部7
の裏面と前記キャップ8の先端面との間には隙間が生じ
ることがなくなり、小虫等の異物が小型電磁継電器11
内に侵入することはない。
【0017】尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない
限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該
改変されたものに及ぶことは当然である。
限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該
改変されたものに及ぶことは当然である。
【0018】
【発明の効果】本発明は上記一実施の形態にて詳述した
ような構成に係るから、絶縁ベースの前部ベースであっ
て、特に第1タブ端子片を嵌着するためのスリット部位
に於ては該第1タブ端子片に設けて突部及び固定接片に
よって内外側から挟持され、第2タブ端子片を嵌着する
ためのスリット部位に於ては該第2タブ端子片に設けた
突部及び内側突部によって内外側から挟持されるので、
絶縁ベースのモールド成形時に生じる反り変形が矯正さ
れる。
ような構成に係るから、絶縁ベースの前部ベースであっ
て、特に第1タブ端子片を嵌着するためのスリット部位
に於ては該第1タブ端子片に設けて突部及び固定接片に
よって内外側から挟持され、第2タブ端子片を嵌着する
ためのスリット部位に於ては該第2タブ端子片に設けた
突部及び内側突部によって内外側から挟持されるので、
絶縁ベースのモールド成形時に生じる反り変形が矯正さ
れる。
【0019】依って、前部ベースの鍔部とキャップとの
間に隙間が生じることがないので、小虫その他の異物が
小型電磁継電器の内部に侵入することが防止されると共
に外部環境の影響も軽減され、高品質が維持される。更
に又、外形寸法及び部品点数を増すことなく組立てるこ
とができるので、小型化にも寄与し、且つ、簡素な作業
工程にて第1及び第2タブ端子片を前部ベースに嵌着固
定して、該前部ベースの強度を確保することができる
等、正に著大なる効果を奏する発明である。
間に隙間が生じることがないので、小虫その他の異物が
小型電磁継電器の内部に侵入することが防止されると共
に外部環境の影響も軽減され、高品質が維持される。更
に又、外形寸法及び部品点数を増すことなく組立てるこ
とができるので、小型化にも寄与し、且つ、簡素な作業
工程にて第1及び第2タブ端子片を前部ベースに嵌着固
定して、該前部ベースの強度を確保することができる
等、正に著大なる効果を奏する発明である。
【図1】本発明の一実施の形態を示し、小型電磁継電器
のキャップを取外したときの側面図。
のキャップを取外したときの側面図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】図1のB−B線矢視図。
【図4】従来例を示し、小型電磁継電器のキャップを取
外したときの一部切欠側面図。
外したときの一部切欠側面図。
【図5】図4のC−C線矢視図。
2 絶縁ベース 2a 前部ベース 3 絶縁カード 4 固定接片 4a 固定接点 5 可動接片 5a 可動接点 6 スリット 7 鍔部 8 キャップ 15 第1タブ端子片 15a 突部 16 第2タブ端子片 16a 突部 16b 内側突部
Claims (1)
- 【請求項1】 コイルと、該コイルにて駆動されるアマ
チュアと、該アマチュアの回動動作が伝達される絶縁カ
ードと、該絶縁カードの回動動作にて可動接点と固定接
点とが断接するように配設された可動接片と固定接片と
がモールド成形にて形成された絶縁ベースに装着されて
成る小型電磁継電器に於て、前記絶縁ベースの前部ベー
スには上下に一側開放端部に及んで二条のスリットが平
行に設けられており、該スリットに固定接片及び可動接
片を夫々固設した第1タブ端子片及び第2タブ端子片を
嵌合するとき、該第1及び第2タブ端子片には夫々突部
が設けられ、該突部等によって前記スリット部位を内外
側から挟持することにより、該第1及び第2タブ端子片
を前部ベースに固定すると共に、該前部ベースのモール
ド成形時に生じる反り変形を矯正してキャップと該前部
ベースとの間に隙間が生じないようにしたことを特徴と
する小型電磁継電器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27296899A JP2001093393A (ja) | 1999-09-27 | 1999-09-27 | 小型電磁継電器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27296899A JP2001093393A (ja) | 1999-09-27 | 1999-09-27 | 小型電磁継電器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001093393A true JP2001093393A (ja) | 2001-04-06 |
Family
ID=17521311
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27296899A Pending JP2001093393A (ja) | 1999-09-27 | 1999-09-27 | 小型電磁継電器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001093393A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7187257B2 (en) | 2004-11-02 | 2007-03-06 | Uchiya Thermostat Co., Ltd. | Electromagnetic relay |
US7439834B2 (en) | 2005-07-11 | 2008-10-21 | Uchiya Thermostat Co., Ltd. | Electromagnetic relay |
-
1999
- 1999-09-27 JP JP27296899A patent/JP2001093393A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7187257B2 (en) | 2004-11-02 | 2007-03-06 | Uchiya Thermostat Co., Ltd. | Electromagnetic relay |
US7385471B2 (en) | 2004-11-02 | 2008-06-10 | Hideaki Takeda | Electromagnetic relay |
US7420448B2 (en) | 2004-11-02 | 2008-09-02 | Uchiya Thermostat Co., Ltd. | Electromagnetic relay |
DE102004060371B4 (de) * | 2004-11-02 | 2008-09-25 | Uchiya Thermostat Co., Ltd., Misato | Elektromagnetisches Relais |
US7474181B2 (en) | 2004-11-02 | 2009-01-06 | Uchiya Thermostat Co., Ltd | Electromagnetic relay |
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US7439834B2 (en) | 2005-07-11 | 2008-10-21 | Uchiya Thermostat Co., Ltd. | Electromagnetic relay |
DE102005051679B4 (de) | 2005-07-11 | 2020-07-23 | Uchiya Thermostat Co., Ltd. | Elektromagnetisches Relais |
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