JP2001093357A - 差動信号伝送ケーブル - Google Patents

差動信号伝送ケーブル

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JP2001093357A
JP2001093357A JP26824799A JP26824799A JP2001093357A JP 2001093357 A JP2001093357 A JP 2001093357A JP 26824799 A JP26824799 A JP 26824799A JP 26824799 A JP26824799 A JP 26824799A JP 2001093357 A JP2001093357 A JP 2001093357A
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重広 笹井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 差動ペア内の特性インピーダンスのバランス
や対地バランスが保たれ、対内,対間スキューが小さ
く、またクロストークが少なく、特に500Mbps 以上のハ
イビットレート伝送が可能な差動伝送ケーブルを提供す
る。 【解決手段】 中心導体(1) の外周に、低密度絶縁層
(2) 及びスキン層(3) を順次設けた信号線(4) の2本を
平行に接して並べた信号線2芯(4、4)の外周に金属ラミ
ネートテープ等の導電テープを金属面を外側にして囲包
して外部導体(5) を設け、該外部導体(5) の外側で、信
号線2芯(4、4)の中央外側部の一方にドレイン線(6) を
縦添えし、該ドレイン線(6) と前記外部導体(5) の外周
に合成樹脂テープを巻回して押さえ巻テープ層(7) を設
け、更にこの外周にジャケット層(8)を被覆して差動信
号伝送ケーブル(9) とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種通信機器やコン
ピュータ等の大型機器の内部配線等に使用される差動信
号伝送ケーブルに関し、特には、高速LVDS(Low Vo
ltage Differential Signaling; 低電圧差動信号) 伝送
に代表されるような高速データ伝送用の差動信号伝送ケ
ーブルに関する。なお、差動伝送ケーブルとは、中心導
体が1対あり各々+V、−Vの電位となって動作し、外
来ノイズに強く,長距離伝送可能なデジタル伝送用ケー
ブルをいう。
【0002】
【従来の技術】昨今成長が著しいハイエンド・プロセッ
サ・システム、マルチメディア、或いはネットワーキン
グなどの分野においては、以前よりも高速のデータ伝送
レートが求められてきている。例えば、伝送距離は10
m程度ながら大量のデータをリアルタイムでしかも同期
伝送が必要とされ、これに適した差動信号伝送ケーブル
(以下、差動伝送ケーブルと略記する)が求められてい
る。従来の差動伝送ケーブルについて、図5の断面構造
図を用いて説明する。なお、同図(a)は従来1型の差
動信号伝送ケーブル、同図(b)は従来2型の差動信号
伝送ケーブル、また同図(c)は従来3型の差動信号伝
送ケーブルである。先ず従来の第1例としては,図5
(a)に示すように、例えば導体素線7本の撚り線から
なる中心導体(1) の外周に、例えばポリエチレン発泡体
からなる低密度絶縁体(2) を設け、この外周にスキン層
(3) を設けて信号線(4) とし、この信号線(4) の2本
(芯)と、この横の,例えば導体素線7本の撚り線から
なるドレイン線(6) 1本の計3本を平行に並べ、その外
側にアルミポリエステルテープ(以下、アルペットと略
記する)を金属面内側で螺旋巻き若しくは縦添えして外
部導体(5) を設け、この外周にジャケット層(8) を被覆
した差動伝送ケーブル(30)(以下、従来1型という)が
ある。また従来の第2例としては,図5(b)に示すよ
うに、前記第1例と同様の信号線(4) の2本(芯)を平
行に並べ、この2芯の中央の谷間部にドレイン線(6)1
本を縦添えし、その外側にアルペットを金属面内側で螺
旋巻き若しくは縦添えして外部導体(5) を設け、この外
周にジャケット層(8) を被覆した差動伝送ケーブル(40)
(以下、従来2型という)がある。更に従来の第3例と
しては、図5(c)に示すように、前記第1例と同様の
信号線(4) の2本(芯)とドレイン線(6) 1本を3本撚
りし、その外側にアルペットを金属面内側で螺旋巻き若
しくは縦添えして外部導体(5) を設け、この外周にジャ
ケット層(8) を被覆した差動伝送ケーブル(50)(以下、
従来3型という)がある。上記従来1〜3型の差動伝送
ケーブルは、TIA/EIA-422-B,同-485規格の信号を、例え
ば1kmの長距離伝送が可能であるが、この場合のデー
タ伝送レートは10Mbps程度となる( 但しケーブル長12
m時) 。なお、現行品で最も優れたものは、従来3型構
成であり、1.0Gbpsの差動信号を10m伝送可能であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来1
型の差動伝送ケーブル(30)は、ドレイン線(6) と外部導
体(5) のアルペット金属面とを強固に接触させると、接
触部(s) の低密度絶縁体(2) にドレイン線(6) が食い込
んで低密度絶縁体を潰してしまい、差動伝送ケーブルの
信号線2芯(以下、差動ペアともいう)(4,4) 内の特性
インピーダンスのバランスが崩れたり、対内(差動ペア
内)伝播遅延時間差( ディファレンシャル・スキュー)
(以下、対内スキューと略記する) が発生する原因とな
ってしまうという問題があった。なお、低密度絶縁体
(2) への食い込みをなくすために、ドレイン線(6) とア
ルペット金属面との接触を弱くすると、各信号線−グラ
ンド間(ドレイン線間)の電位が変化してしまう。ま
た、低密度絶縁体(2) の潰れを防ぐため絶縁体表面のス
キン層(3) を厚く堅固にすると、誘電率及び誘電正接が
悪化し、信号の伝送品質を低下させるという問題があっ
た。また従来2型の差動伝送ケーブル(40)は、ドレイン
線(6) と外部導体(5) のアルペット金属面とを強固に接
触させためにアルペットを高抗張力で巻回すると、ドレ
イン線(6) は巻方向に押されて接触部(s) の低密度絶縁
体(2) を潰し、差動ペア(4,4) 内のバランスが崩れた
り、スキュー(伝播遅延時間差)が発生する原因となっ
てしまうという問題があった。また、前記従来1型と同
様、低密度絶縁体(2) の潰れを防ぐため絶縁体表面のス
キン層(3) を厚く堅固にすると、誘電率及び誘電正接が
悪化し、信号の伝送品質を低下させるという問題があっ
た。また従来3型の差動伝送ケーブル(50)は、対撚り機
にて3本撚りする際にサプライテンションをコントロー
ルすることが難しかった。テンションのバラツキは信号
線2芯(4、4)間の物理長のバラツキとなり、スキューを
大きくする原因になっていた。また、仕上がり断面形状
は円形に近くなるので、平行タイプに比べ仕上がり外径
(厚さ方向)が大きくなるという欠点があった。本発明
は、上記従来技術が有する各種問題点を解決するために
なされたものであり、差動ペア内の特性インピーダンス
のバランスや対地バランスが保たれ、対内,対間スキュ
ーが小さく、またクロストーク(漏話)が少なく、特に
500Mbps以上のハイビットレート伝送が可能で、また作
業性及び端末加工性にも優れた差動伝送ケーブルを提供
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1の観点として本発明
は、中心導体(1) の外周に、低密度絶縁層(2) 及びスキ
ン層(3) を順次設けた信号線(4) の2本を平行に接して
並べた信号線2芯(4、4)の外周に導電テープを囲包して
外部導体(5) を設け、該外部導体(5) の外側にドレイン
線(6) を縦添えし、該ドレイン線(6) と前記外部導体
(5) の外周に合成樹脂テープを巻回して押さえ巻合成樹
脂テープ層(以下、押さえ巻テープ層と略記する)(7)
を設け、更にこの外周にジャケット層(8) を被覆してな
る差動信号伝送ケーブル(9) であって、前記導電テープ
は、金属ラミネートテープ、金属蒸着テープ若しくは金
属テープからなり、金属面を外側にして螺旋巻または縦
添えされて外部導体(5) が形成され、また前記ドレイン
線(6) は、外部導体(5) の外側で、信号線2芯(4、4)の
中央外側部或いは横外側部の一方または両方に縦添えさ
れ、前記合成樹脂テープにより外部導体(5) に密着させ
るように押さえ巻されている差動信号伝送ケーブル(9)
にある。上記第1の観点の差動信号伝送ケーブル(9) で
は、外部導体(5) として巻回した導電テープの金属テー
プ層の上にドレイン線(6) を縦添えする事により、前記
従来1型及び2型のケーブルのように、ドレイン線(6)
が信号線(4) の低密度絶縁層(2) に食い込み、不均一に
潰れることがなく、差動ペア(4,4) 内の不平衡系特性イ
ンピーダンスのバランスが崩れるのを防止することがで
きる。また、前記ドレイン線(6) と外部導体(5) の外周
に合成樹脂テープを巻回して押さえ巻テープ層(7) を設
けたことにより、縦添えしたドレイン線(6) と外部導体
(5) の金属面とは確実に密着されるため、グランドが安
定確保され、差動ペア(4,4) 内−ドレイン線(6) 間の電
位は同等となり、良好な信号伝送特性が得られる。更
に、信号線2芯(4、4)は、従来3型のケーブルのように
ツイストせず平行であるため、信号線2芯の(4、4)の物
理長は常に等しく、スキューが生じない。また、従来3
型のツイストタイプと仕上がり外径(短径)を比較して
も、パラレルタイプは小さく有利と言える。また、従来
1型のケーブルに比べ、ドレイン線(6) の位置決めがし
易く、また安定するため、ケーブルの製造が比較的容易
である。
【0005】第2の観点として本発明は、前記導電テー
プの厚さ (t) が、0.010mm≦t≦0.050m
mである差動信号伝送ケーブル(9) にある。なお、導電
テープの厚さ (t) を上記範囲に限定した理由は、テー
プの機械的強度、低テンション巻回し加工、ケーブルの
可撓性を考慮してのことであり、実際には作業性、伝送
特性と端末加工性を良くする意味で薄手のものを選択す
るのが望ましい。上記第2の観点の差動信号伝送ケーブ
ル(9) では、導電テープの厚さ (t) を上記の範囲と
し、比較的薄手としたため、ケーブルの可撓性を損なう
ことが無く、テープ巻回しの作業性が良くなる。即ち低
テンション、例えば200〜300gの巻回し加工が可
能であるため、信号線(4) の低密度絶縁層(2) が潰れに
くくなる。
【0006】第3の観点として本発明は、前記合成樹脂
テープの厚さ (u) が、0.004mm≦u≦0.03
0mmである差動信号伝送ケーブル(9) にある。なお、
合成樹脂テープの厚さ (u) を上記範囲に限定した理由
は、テープの機械的強度、低テンション巻回し加工、ケ
ーブルの可撓性を考慮してのことであり、実際には作業
性、伝送特性と端末加工性を良くする意味で薄手のもの
を選択するのが望ましい。上記第3の観点の差動信号伝
送ケーブル(9) では、合成樹脂テープの厚さ (u) を上
記の範囲とし、比較的薄手としたため、ケーブルの可撓
性を損なうことが無く、テープ巻回しの作業性が良くな
る。即ち低テンション、例えば150〜250g巻回し
加工が可能であるため、信号線(4) の低密度絶縁層(2)
が潰れにくくなる。
【0007】第4の観点として本発明は、前記導電テー
プの金属面の一部に接着層が設けられ、接着層を外側に
して螺旋巻または縦添えされ、又は/及び前記合成樹脂
テープの片面に接着層が設けられ、接着層を外側にして
押さえ巻されている差動信号伝送ケーブル(9) にある。
上記第4の観点の差動信号伝送ケーブル(9) では、前記
導電テープの金属面の一部に接着層が設けられ、接着層
を外側にして螺旋巻または縦添えされているので、外部
導体(5) と合成樹脂テープ層(7) を接着させることが出
来る。又は/及び前記合成樹脂テープの片面に接着層が
設けられ、接着層を外側にして押さえ巻されているの
で、合成樹脂テープ層(7) とジャケット層(8) を接着さ
せることが出来る。従って、端末加工時、ドレイン線
(6) のみ残し、外部導体(5) まで一括剥離が可能にな
る。
【0008】第5の観点として本発明は、前記差動信号
伝送ケーブル(9) をスダレ状に整列・融着したスダレ状
の差動信号伝送ケーブル(10)にある。上記第5の観点の
差動信号伝送ケーブル(10)は、前記差動信号伝送ケーブ
ル(9) をスダレ状に整列・融着することにより容易に得
られる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の内容を、図に示す
実施の形態により更に詳細に説明する。なお、これによ
り本発明が限定されるものではない。図1は本発明の実
施形態(実施例)1の差動信号伝送ケーブルの断面構造
図である。図2は本発明の差動信号伝送ケーブルの他の
実施形態を示す断面構造図であり、同図(a)は実施例
2の差動信号伝送ケーブル、また同図(b)、(c)は
それぞれ実施例3、4のデュアルドレインタイプの差動
信号伝送ケーブルである。図3は本発明の実施例5のス
ダレ状の差動信号伝送ケーブルの断面構造図である。ま
た図4は差動信号伝送ケーブルのアイパターン測定結果
を示すチャート図である。これらの図において、1は中
心導体、2は低密度絶縁層、3はスキン層、4は信号
線、5は外部導体(導電テープ)、6はドレイン線、7
は押さえ巻合成樹脂テープ層、8はジャケット層、9、
9a、9b、9cは差動信号伝送ケーブル、また10は
スダレ状の差動信号伝送ケーブルである。
【0010】−実施形態(実施例)1− 実施例1の差動伝送ケーブルについて図1を用いて説明
する。中心導体(1) として外径0.38mm(7/0.127m
m)の銀めっき軟銅撚線を用い、この外周に、低密度絶縁
層(2) として多孔質テトラフルオロエチレン共重合体樹
脂(PTFE)テープを0.23mmの厚さに巻回し、
次にこの外周にスキン層(3) としてテトラフルオロエチ
レン−パーフロロアルキルビニルエーテル樹脂(PF
A)樹脂を0.060 mmの厚さに設けて信号線(4) とし
た。次に前記信号線(4) の2本を平行に接して並べた信
号線2芯(4、4)の外周に、該信号線2芯(4、4)を囲包す
るように、金属面を外側にした0.015 mm厚さのアルペッ
ト(アルミ面ゼブラ接着層付)を螺旋巻きして外部導体
(5) を形成した。なお、このときの巻きテンションは約
250gとした。次に、ドレイン線(6) として前記中心
導体(1)に用いたものと同じ外径0.38mmの銀めっ
き軟銅撚線を用い、前記外部導体(5) の外側で信号線2
芯(4、4)の中央外側部に縦添えしてから、該ドレイン線
(6) を外部導体(5) の金属面に密着させる目的で、厚さ
0.010 mmの接着層付きポリエチレンテレフタレート樹脂
(PET)テープを接着面を外側として、ドレイン線
(6) 及び外部導体(5) の外周に巻回して、押さえ巻合成
樹脂テープ層(7) を設けた。なお、このときの巻きテン
ションは約200gとした。更にその外周にジャケット
層(8) として、熱可塑性樹脂のポリ塩化ビニル樹脂(P
VC)を約0.30mm厚さ(平均厚さ)に押し出し、
断面形状が略四角形(短径約1.8mm×長径約2.6
mm)の差動信号伝送ケーブル(9) を製造した。なお、
前記実施例1の外部導体(5) としては、ゼブラ接着層付
アルペットを用いているが、他の金属ラミネートテー
プ、金属蒸着テープ若しくは金属テープ(接着層無しを
含む) 等の導電テープを、金属面を外側にして螺旋巻ま
たは縦添えしても何ら差し支えない。また導電テープの
厚さも、0.010mm〜0.050mm迄可変出来
る。また、押さえ巻テープ層(7) としては、接着層付P
ETテープを使用したが、接着層が無くてもよく、また
他の材質の合成樹脂テープでもよい。また樹脂テープの
厚さも、0.004mm〜0.030mm迄可変出来る
また、ゼブラ接着層の替わりにスポット状の接着層等で
も良い。なお、スキン層(3) の厚さは特に限定しなかっ
たが、実施例1では0.060 mm厚程度で良い。一方従来
1、2型ではPFAスキン層厚0.10mmでも潰れが確認
されている。
【0011】−実施形態(実施例)2− 実施例2の差動伝送ケーブルについて図2(a)を用い
て説明する。この差動伝送ケーブル(9a)は、実施例
1と同様の構造である。但し、中心導体(1) 及びドレイ
ン線(6) の番手をAWG30番線に変更し、またスキン
層(3)を接着層付PETスキン層に変更している。
【0012】−実施形態(実施例)3− 実施例3の差動伝送ケーブルについて図2(b)を用い
て説明する。この差動伝送ケーブル(9b)はデュアル
ドレインタイプの差動信号伝送ケーブルであり、ドレイ
ン線(6) が外部導体(5) の外側で、信号線2芯(4、4)の
横外側部の両方に各1本縦添えされているものである。
なお、この差動伝送ケーブル(9b)の基本的な構成材
は、前記実施例1の差動伝送ケーブル(9) と同じであ
る。
【0013】−実施形態(実施例)4− 実施例4の差動伝送ケーブルについて図2(c)を用い
て説明する。なお、この差動伝送ケーブル(9c)は前
記実施例3と同様、デュアルドレインタイプの差動信号
伝送ケーブルであるが、ドレイン線(6) は、外部導体
(5) の外側で、信号線2芯(4、4)の中央外側部の両方に
各1本縦添えされているものである。なお、この差動伝
送ケーブル(9b)の基本的な構成材は、前記実施例1
の差動伝送ケーブル(9) と同じである。
【0014】−実施形態(実施例)5− 実施例5の差動伝送ケーブルについて図3を用いて説明
する。前記実施例1により得られた差動信号伝送ケーブ
ル(9) を1ユニットとし、5ユニットをスダレ状に整列
・熱融着してスダレ状の差動信号伝送ケーブル(10)を製
造した。なお、ユニットの数は、例えば2〜40ユニッ
トが適当である。また、融着の方法としては、前記熱融
着の他に接着剤、紙粘着テープ等を用いることができ
る。
【0015】比較例 −比較例1− 比較例1の差動伝送ケーブルについて図5(a)を用い
て説明する。なおこの差動伝送ケーブルは従来1型のも
のである。先ず、信号線2芯(4、4)迄の製造は前記実施
例1と同様にして製造した。次に、前記信号線2芯(4、
4)、この横のドレイン線(6) (前記実施例1と同じ外径
0.38mmの銀めっき軟銅撚線)1本の計3本を平行
に並べ、その外側に0.015mm厚さのアルペットを金属面
内側で螺旋巻きして外部導体(5) を設け、その外周にジ
ャケット層(8) として、熱可塑性樹脂のPVCを約0.
30mm厚さに押し出し、差動信号伝送ケーブル(30)を
製造した。
【0016】−比較例2− 比較例2の差動伝送ケーブルについて図5(b)を用い
て説明する。なおこの差動伝送ケーブルは従来2型のも
のである。先ず、信号線2芯(4、4)迄の製造は前記実施
例1と同様にして製造した。次に、前記信号線2芯(4、
4)の中央の谷間部にドレイン線(6) (前記実施例1と同
じ外径0.38mmの銀めっき軟銅撚線)1本を縦添え
し、以降は、前記比較例1と同様にして外部導体(5) お
よびジャケット層(8) を設け、差動信号伝送ケーブル(4
0)を製造した。
【0017】−比較例3− 比較例3の差動伝送ケーブルについて図5(c)を用い
て説明する。なおこの差動伝送ケーブルは従来3型のも
のである。先ず、信号線2芯(4、4)迄の製造は前記実施
例1と同様にして製造した。次に、前記信号線2芯(4、
4)の中央の谷間部にドレイン線(6) (前記実施例1と同
じ外径0.38mmの銀めっき軟銅撚線)1本を縦添え
しながら3本撚りし、以降は、前記比較例1と同様にし
て外部導体(5) およびジャケット層(8) を設け、差動信
号伝送ケーブル(50)を製造した。
【0018】特性試験 前記実施例1及び比較例1〜3( 従来1〜3型) の差動
伝送ケーブルについて、差動特性インピーダンス、差動
伝播遅延時間、及びアイパターンの試験を行った。な
お、差動特性インピーダンス、差動伝播遅延時間の測定
はTDR測定器を用い、ケーブル長1mの試料で当社製
専用治具に接続して行った。またアイパターンの測定は
パルスジェネレータとオシロスコープを用い、ケーブル
長5mの試料で当社製専用治具に接続し、1Gbps ・0.5V
P-P の差動信号を伝送して行った。その結果を下記表1
と図4のアイパターン測定チャートに示す。
【0019】
【表1】
【0020】上記表1の結果から明らかなように、本発
明の差動伝送ケーブルは差動ペア内の特性インピーダン
スのバランスが良く、差動伝播遅延時間差が少なく、対
内スキューは小さかった。一方、従来1型及び2型は差
動ペア内の特性インピーダンスのバランスが崩れ、差動
伝播遅延時間差が大きくなり、対内スキューが生じてい
る。また従来3型は差動ペア内の特性インピーダンスの
バランスは良いが、信号線2芯の物理長が等しくない為
に対内スキューが大きくなっている。
【0021】また、図4のアイパターンの測定結果から
明らかなように、本発明の差動伝送ケーブルのアイパタ
ーンはスキューが無く、波形の「なまり」が少なく(波
形の立上り/立下りが急峻)、開口率が十分得られた良
好な波形であった。一方従来1型及び3型のアイパター
ンはスキューが生じ、結果的にアイが閉じてしまってい
る。更に従来1型、2型、及び3型のアイパターンは波
形の「なまり」も大きい(開口率を減らす原因)ので良
好な波形ではない。
【0022】
【発明の効果】本発明の差動信号伝送ケーブルは、外部
導体として巻回した導電テープの金属テープ層上の所定
部位にドレイン線を縦添えする事により、ドレイン線が
信号線の柔らかい低密度絶縁層に食い込み、不均一に潰
れることがなく、差動ペア内の特性インピーダンスのバ
ランスが良くなった。また、縦添えしたドレイン線を合
成樹脂テープで押さえ巻し、外部導体(5) の金属面に確
実に密着させたことにより、グランドが安定確保され、
且つ差動ペア内−ドレイン線間の電位は同等となり、良
好な信号伝送特性が得られるようになった。また、信号
線2芯の物理長は常に等しいので対内スキューが生じな
くなった。また、仕上り外径(短径)が従来3型のツイ
ストタイプよりも小さくできるようになった。また、作
業性、端末加工性が良好になった。更に、ケーブルの製
造が比較的容易であるので、従来設備でも対応が可能に
なった。従って、本発明は産業に寄与する効果が極めて
大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態(実施例)1の差動信号伝送
ケーブルの断面構造図である。
【図2】本発明の差動信号伝送ケーブルの他の実施形態
を示す断面構造図であり、同図(a)は実施例2の差動
信号伝送ケーブル、また同図(b)、(c)はそれぞれ
実施例3、4のデュアルドレインタイプの差動信号伝送
ケーブルである。
【図3】本発明の実施例5のスダレ状の差動信号伝送ケ
ーブルの断面構造図である。
【図4】差動信号伝送ケーブルのアイパターン測定結果
を示すチャート図である。
【図5】従来の差動信号伝送ケーブルの実施形態を示す
断面構造図であり、同図(a)は従来1型(比較例1)
の差動信号伝送ケーブル、同図(b)は従来2型(比較
例2)の差動信号伝送ケーブル、また同図(c)は従来
3型(比較例3)の差動信号伝送ケーブルである。
【符号の説明】
1 中心導体 2 低密度絶縁層 3 スキン層 4 信号線 5 外部導体(導電テープ) 6 ドレイン線 7 押さえ巻合成樹脂テープ層 8 ジャケット層 9、9a、9b、9c 差動信号伝送ケーブル 10 スダレ状の差動信号伝送ケーブル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心導体(1) の外周に、低密度絶縁層
    (2) 及びスキン層(3)を順次設けた信号線(4) の2本を
    平行に接して並べた信号線2芯(4、4)の外周に導電テー
    プを囲包して外部導体(5) を設け、該外部導体(5) の外
    側にドレイン線(6) を縦添えし、該ドレイン線(6) と前
    記外部導体(5) の外周に合成樹脂テープを巻回して押さ
    え巻合成樹脂テープ層(7) を設け、更にこの外周にジャ
    ケット層(8) を被覆してなる差動信号伝送ケーブル(9)
    であって、 前記導電テープは、金属ラミネートテープ、金属蒸着テ
    ープ若しくは金属テープからなり、金属面を外側にして
    螺旋巻または縦添えされて外部導体(5) が形成され、ま
    た前記ドレイン線(6) は、外部導体(5) の外側で、信号
    線2芯(4、4)の中央外側部或いは横外側部の一方または
    両方に縦添えされ、前記合成樹脂テープにより外部導体
    (5) に密着させるように押さえ巻されていることを特徴
    とする差動信号伝送ケーブル(9) 。
  2. 【請求項2】 前記導電テープの厚さ (t) が、0.0
    10mm≦t≦0.050mmであることを特徴とする
    請求項1記載の差動信号伝送ケーブル(9) 。
  3. 【請求項3】 前記合成樹脂テープの厚さ (u) が、
    0.004mm≦u≦0.030mmであることを特徴
    とする請求項1または2記載の差動信号伝送ケーブル
    (9) 。
  4. 【請求項4】 前記導電テープの金属面の一部に接着層
    が設けられ、接着層を外側にして螺旋巻または縦添えさ
    れ、又は/及び前記合成樹脂テープの片面に接着層が設
    けられ、接着層を外側にして押さえ巻されていることを
    特徴とする請求項1、2または3記載の差動信号伝送ケ
    ーブル(9) 。
  5. 【請求項5】 前記請求項1〜4の差動信号伝送ケーブ
    ル(9) をスダレ状に整列・融着したことを特徴とするス
    ダレ状の差動信号伝送ケーブル(10)。
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