JP2000011774A - 無遮蔽ツイストペアケーブル - Google Patents
無遮蔽ツイストペアケーブルInfo
- Publication number
- JP2000011774A JP2000011774A JP10171436A JP17143698A JP2000011774A JP 2000011774 A JP2000011774 A JP 2000011774A JP 10171436 A JP10171436 A JP 10171436A JP 17143698 A JP17143698 A JP 17143698A JP 2000011774 A JP2000011774 A JP 2000011774A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- twisted pair
- pair cable
- unshielded twisted
- cable
- pitch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Communication Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 周波数300MHzまでの伝達特性が得られ
る無遮蔽ツイストペアケーブルを提供する。 【解決手段】 カテゴリー5の特性を有する無遮蔽ツイ
ストペアケーブルにおいて、導体10a〜13aの径を
太くして硬くしたり、対撚りピッチや集合ピッチを最適
に組み合わせることにより、伝送損失を減少させて周波
数300MHzまでの伝達特性を得ることができる。
る無遮蔽ツイストペアケーブルを提供する。 【解決手段】 カテゴリー5の特性を有する無遮蔽ツイ
ストペアケーブルにおいて、導体10a〜13aの径を
太くして硬くしたり、対撚りピッチや集合ピッチを最適
に組み合わせることにより、伝送損失を減少させて周波
数300MHzまでの伝達特性を得ることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無遮蔽ツイストペ
アケーブルに関する。
アケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】図5は無遮蔽ツイストペアケーブルの従
来例を示す断面図であり、図6は無遮蔽ツイストペアケ
ーブルの他の従来例を示す断面図である。
来例を示す断面図であり、図6は無遮蔽ツイストペアケ
ーブルの他の従来例を示す断面図である。
【0003】図5に示す無遮蔽ツイストペアケーブル
は、一番対1、二番対2、三番対3及び四番対4の各ツ
イストペアを各々異なるピッチで撚り合わせてツイスト
ペアコア5を形成し、ツイストペアコア5をPVC等か
らなるシース6で覆った構造を有している。
は、一番対1、二番対2、三番対3及び四番対4の各ツ
イストペアを各々異なるピッチで撚り合わせてツイスト
ペアコア5を形成し、ツイストペアコア5をPVC等か
らなるシース6で覆った構造を有している。
【0004】図6に示す無遮蔽ツイストペアケーブル
は、ポリエチレンチューブ等からなる中心介在7の外周
に一番対1、二番対2、三番対3及び四番対4の各ツイ
ストペアを、図5に示す無遮蔽ツイストペアケーブルよ
りも短いピッチで撚り合わせてツイストペアコア8を形
成し、PVC等からなるシース6で覆った構造を有して
いる。
は、ポリエチレンチューブ等からなる中心介在7の外周
に一番対1、二番対2、三番対3及び四番対4の各ツイ
ストペアを、図5に示す無遮蔽ツイストペアケーブルよ
りも短いピッチで撚り合わせてツイストペアコア8を形
成し、PVC等からなるシース6で覆った構造を有して
いる。
【0005】これらの無遮蔽ツイストペアケーブルは周
波数100MHzまでの伝送特性を満足するカテゴリー
5の特性を有しており、超高速LANに用いられる。
波数100MHzまでの伝送特性を満足するカテゴリー
5の特性を有しており、超高速LANに用いられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の無遮蔽ツイストペアケーブルには漏話特性での
ばらつきがある。また通信技術の進展に伴い、300M
Hzまでの高い周波数の伝達特性が要求されるようにな
ってきた。
た従来の無遮蔽ツイストペアケーブルには漏話特性での
ばらつきがある。また通信技術の進展に伴い、300M
Hzまでの高い周波数の伝達特性が要求されるようにな
ってきた。
【0007】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、周波数300MHzまでの伝達特性が得られる無遮
蔽ツイストペアケーブルを提供することにある。
し、周波数300MHzまでの伝達特性が得られる無遮
蔽ツイストペアケーブルを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、カテゴリー5の特性を有する無遮蔽ツイス
トペアケーブルにおいて、導体径を5%以上太くしたも
のである。
に本発明は、カテゴリー5の特性を有する無遮蔽ツイス
トペアケーブルにおいて、導体径を5%以上太くしたも
のである。
【0009】また、本発明は、カテゴリー5の特性を有
する4対の無遮蔽ツイストペアケーブルにおいて、対撚
りピッチが8mm〜15mmの範囲であり、向かい合う
2対のピッチ差が0.5mm以上であり、他の向かい合
う2対のピッチ差が1mm以上であるものである。
する4対の無遮蔽ツイストペアケーブルにおいて、対撚
りピッチが8mm〜15mmの範囲であり、向かい合う
2対のピッチ差が0.5mm以上であり、他の向かい合
う2対のピッチ差が1mm以上であるものである。
【0010】さらに本発明は、カテゴリー5の特性を有
する無遮蔽ツイストペアケーブルにおいて、対撚り時の
撚り返しを、対撚り方向と逆方向に150%行うことに
より被覆導体にねじりを与えて対撚りが安定するように
したものである。
する無遮蔽ツイストペアケーブルにおいて、対撚り時の
撚り返しを、対撚り方向と逆方向に150%行うことに
より被覆導体にねじりを与えて対撚りが安定するように
したものである。
【0011】本発明によれば、導体径を太くして硬くし
たり、対撚りピッチや集合ピッチを最適に組み合わせる
ことにより、伝送損失を減少させて周波数300MHz
までの伝達特性を得ることができる。
たり、対撚りピッチや集合ピッチを最適に組み合わせる
ことにより、伝送損失を減少させて周波数300MHz
までの伝達特性を得ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳述する。
図面に基づいて詳述する。
【0013】図1は本発明の無遮蔽ツイストペアケーブ
ルの一実施の形態を示す断面図である。
ルの一実施の形態を示す断面図である。
【0014】この無遮蔽ツイストペアケーブルは、一番
対10、二番対11、三番対12及び四番対13の各ツ
イストペアの各導体10a、11a、12a、13aの
外径径を5%以上太くし、各々異なるピッチで撚り合わ
せてツイストペアコア14を形成すると共に対撚り時の
撚り返しを、対撚り方向と逆方向に150%行い、集合
ピッチを小さくし、ツイストペアコア14をPVC等か
らなるシース15で覆ったものである。
対10、二番対11、三番対12及び四番対13の各ツ
イストペアの各導体10a、11a、12a、13aの
外径径を5%以上太くし、各々異なるピッチで撚り合わ
せてツイストペアコア14を形成すると共に対撚り時の
撚り返しを、対撚り方向と逆方向に150%行い、集合
ピッチを小さくし、ツイストペアコア14をPVC等か
らなるシース15で覆ったものである。
【0015】ここで、無遮蔽ツイストペアケーブルは、
対撚りピッチの範囲が8mm〜15mmであり、向かい
合う2対(一番対10及び三番対12)のピッチ差が
0.5mm以上であり、他の向かい合う2対(二番対1
1及び四番対13)のピッチ差が1mm以上であるのが
好ましい。
対撚りピッチの範囲が8mm〜15mmであり、向かい
合う2対(一番対10及び三番対12)のピッチ差が
0.5mm以上であり、他の向かい合う2対(二番対1
1及び四番対13)のピッチ差が1mm以上であるのが
好ましい。
【0016】一般にツイストペアケーブルにおいて、ピ
ッチを短くすると、漏話特性は良くなるが、伝送損失が
増加する。また、伝送損失を減らすために導体径を太く
すると、漏話特性が悪くなる。これらの関係を考慮した
上で対撚りピッチと集合ピッチとを組み合わせた結果を
表1に示す。
ッチを短くすると、漏話特性は良くなるが、伝送損失が
増加する。また、伝送損失を減らすために導体径を太く
すると、漏話特性が悪くなる。これらの関係を考慮した
上で対撚りピッチと集合ピッチとを組み合わせた結果を
表1に示す。
【0017】
【表1】
【0018】また、図3は本発明の無遮蔽ツイストペア
ケーブルの近端漏話減衰特性を示す図であり、図4は従
来の無遮蔽ツイストペアケーブルの近端漏話減衰特性を
示す図である。図3、4において横軸は周波数を示し、
縦軸が近端漏話減衰量を示している。図3においてL1
はカテゴリー5の規格値を示し、L2はケーブルの特性
波形を示している。図4においてL3はカテゴリー5の
規格値を示し、L4ケーブルの特性波形を示している。
ケーブルの近端漏話減衰特性を示す図であり、図4は従
来の無遮蔽ツイストペアケーブルの近端漏話減衰特性を
示す図である。図3、4において横軸は周波数を示し、
縦軸が近端漏話減衰量を示している。図3においてL1
はカテゴリー5の規格値を示し、L2はケーブルの特性
波形を示している。図4においてL3はカテゴリー5の
規格値を示し、L4ケーブルの特性波形を示している。
【0019】表1及び図3、4に示す近端漏話減衰量
(パワーサム/100m)のデータを見比べると、従来
の無遮蔽ツイストペアケーブルのデータと、本発明のデ
ータとでは100MHz地点で約5dBの差異があるこ
とが分かる。
(パワーサム/100m)のデータを見比べると、従来
の無遮蔽ツイストペアケーブルのデータと、本発明のデ
ータとでは100MHz地点で約5dBの差異があるこ
とが分かる。
【0020】図2は本発明の無遮蔽ツイストペアケーブ
ルの他の実施の形態を示す断面図である。
ルの他の実施の形態を示す断面図である。
【0021】図1に示した実施の形態との相違点は、ポ
リエチレンチューブ等からなる中心介在16の外周に一
番対10、二番対11、三番対12及び四番対13の各
ツイストペアを撚り合わせてツイストペアコア17を形
成し、ツイストペアコア17をシース15で覆った点で
ある。
リエチレンチューブ等からなる中心介在16の外周に一
番対10、二番対11、三番対12及び四番対13の各
ツイストペアを撚り合わせてツイストペアコア17を形
成し、ツイストペアコア17をシース15で覆った点で
ある。
【0022】このような無遮蔽ツイストペアケーブルに
おいても図1に示した実施の形態と同様の効果が得られ
る。
おいても図1に示した実施の形態と同様の効果が得られ
る。
【0023】以上において本発明によれば、導体径を5
%以上太くし、対撚り時の撚り返しを、対撚り方向と逆
方向に150%行うことにより、周波数300MHzま
での伝達特性が得られる無遮蔽ツイストペアケーブルの
提供を実現することができる。
%以上太くし、対撚り時の撚り返しを、対撚り方向と逆
方向に150%行うことにより、周波数300MHzま
での伝達特性が得られる無遮蔽ツイストペアケーブルの
提供を実現することができる。
【0024】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
な優れた効果を発揮する。
【0025】周波数300MHzまでの伝達特性が得ら
れる無遮蔽ツイストペアケーブルの提供を実現すること
ができる。
れる無遮蔽ツイストペアケーブルの提供を実現すること
ができる。
【図1】本発明の無遮蔽ツイストペアケーブルの一実施
の形態を示す断面図である。
の形態を示す断面図である。
【図2】本発明の無遮蔽ツイストペアケーブルの他の実
施の形態を示す断面図である。
施の形態を示す断面図である。
【図3】本発明の無遮蔽ツイストペアケーブルの近端漏
話減衰特性を示す図である。
話減衰特性を示す図である。
【図4】従来の無遮蔽ツイストペアケーブルの近端漏話
減衰特性を示す図である。
減衰特性を示す図である。
【図5】無遮蔽ツイストペアケーブルの従来例を示す断
面図である。
面図である。
【図6】無遮蔽ツイストペアケーブルの他の従来例を示
す断面図である。
す断面図である。
10〜13 ツイストペア 10a〜13a 導体 14 ツイストペアコア 15 シース
Claims (3)
- 【請求項1】 カテゴリー5の特性を有する無遮蔽ツイ
ストペアケーブルにおいて、導体径を5%以上太くした
ことを特徴とする無遮蔽ツイストペアケーブル。 - 【請求項2】 カテゴリー5の特性を有する4対の無遮
蔽ツイストペアケーブルにおいて、対撚りピッチが8m
m〜15mmの範囲であり、向かい合う2対のピッチ差
が0.5mm以上であり、他の向かい合う2対のピッチ
差が1mm以上であることを特徴とする無遮蔽ツイスト
ペアケーブル。 - 【請求項3】 カテゴリー5の特性を有する無遮蔽ツイ
ストペアケーブルにおいて、対撚り時の撚り返しを、対
撚り方向と逆方向に150%行うことにより被覆導体に
ねじりを与えて対撚りが安定するようにしたことを特徴
とする無遮蔽ツイストペアケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10171436A JP2000011774A (ja) | 1998-06-18 | 1998-06-18 | 無遮蔽ツイストペアケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10171436A JP2000011774A (ja) | 1998-06-18 | 1998-06-18 | 無遮蔽ツイストペアケーブル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000011774A true JP2000011774A (ja) | 2000-01-14 |
Family
ID=15923098
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10171436A Pending JP2000011774A (ja) | 1998-06-18 | 1998-06-18 | 無遮蔽ツイストペアケーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000011774A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008520065A (ja) * | 2004-11-15 | 2008-06-12 | ベルデン・シーディーティー・(カナダ)・インコーポレーテッド | 高性能通信ケーブル |
JP2008294687A (ja) * | 2007-05-24 | 2008-12-04 | Tsushin Kogyo Kk | 信号伝送路及びパッチコード |
JP2010287337A (ja) * | 2009-06-09 | 2010-12-24 | Sumitomo Electric Ind Ltd | ツイストペアケーブル及びその製造方法 |
JP2020087681A (ja) * | 2018-11-22 | 2020-06-04 | 日立金属株式会社 | 可動部用ケーブル |
-
1998
- 1998-06-18 JP JP10171436A patent/JP2000011774A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008520065A (ja) * | 2004-11-15 | 2008-06-12 | ベルデン・シーディーティー・(カナダ)・インコーポレーテッド | 高性能通信ケーブル |
US8455762B2 (en) | 2004-11-17 | 2013-06-04 | Belden Cdt (Canada) Inc. | High performance telecommunications cable |
JP2008294687A (ja) * | 2007-05-24 | 2008-12-04 | Tsushin Kogyo Kk | 信号伝送路及びパッチコード |
JP2010287337A (ja) * | 2009-06-09 | 2010-12-24 | Sumitomo Electric Ind Ltd | ツイストペアケーブル及びその製造方法 |
JP2020087681A (ja) * | 2018-11-22 | 2020-06-04 | 日立金属株式会社 | 可動部用ケーブル |
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