JP2001092948A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置及び画像処理方法

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JP2001092948A
JP2001092948A JP27043699A JP27043699A JP2001092948A JP 2001092948 A JP2001092948 A JP 2001092948A JP 27043699 A JP27043699 A JP 27043699A JP 27043699 A JP27043699 A JP 27043699A JP 2001092948 A JP2001092948 A JP 2001092948A
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JP
Japan
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representative signal
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signal value
images
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JP27043699A
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English (en)
Inventor
Hidekazu Akagi
英一 赤木
Junko Sato
淳子 佐藤
Sumiya Nagatsuka
澄也 長束
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 診断上重要な人体構造物を数回撮影して各回
の撮影で得られた画像を出力する際に、各画像で該人体
構造物が一定の階調で出力される事を可能とした画像処
理装置、及び画像処理方法を提供する事を目的とする。 【解決手段】 人体を透過した放射線に基づいて生成さ
れた放射線画像を処理する画像処理装置であって、前記
放射線画像の信号分布を検出する信号分布検出手段と、
前記信号分布を解析して放射線画像中の人体内の所定の
構造に相当する代表信号値を検出する代表信号値検出手
段と、前記検出した前記代表信号値に基づいて放射線画
像に対する画像処理条件を決定する画像処理条件決定手
段とを備え、前記信号分布の特徴に類似性のある複数の
放射線画像に対し処理を施す場合、前記複数の画像から
任意に選択した画像を基準画像とし、前記基準画像の前
記代表信号値を用いて、前記類似性のある画像の画像処
理条件を決定して画像処理を施す事を特徴とする画像処
理装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理装置及び画
像処理方法に関し、更に詳しくは放射線画像に対する画
像処理装置及び画像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年では銀塩フィルムを使用せずに輝尽
性螢光体やFPD(Flat Panel Detec
tor)等の放射線ディテクタから放射線画像をデジタ
ル信号とし直接取り出す放射線画像生成方法が用いられ
るようになってきている。そして、更に前記放射線画像
生成方法で得られた放射線画像をより診断に適した画像
とする目的で各種画像処理が施されるようになってきて
いる。
【0003】図9は放射線画像処理装置の構成概念図で
ある。図9において、放射線発生器50から放射された
放射線は、被写体51を透過して放射線画像読取器40
の前面に装着されている撮像パネルに照射される。放射
線画像読取器40は、該パネルに記録された画像を読み
出して、さらに、放射線画像処理装置41が所定の画像
処理を行う。
【0004】特開昭55−116340号公報、特開平
2−276484号公報などでは、診断に適した階調に
仕上げる事を目的とした画像処理のため、診断上重要な
解剖学的な人体の所定の構造に基づく信号値を求め、そ
れらの信号値を所定の濃度で出力する階調処理を施す技
術が記載されている。
【0005】例えば、図7は従来の技術による階調処理
の説明図で、図7(a)は表示された画像を、図7
(b)は図7(a)の画像を解析して得られたヒストグ
ラムを示している。画像F101の信号分布を示すヒス
トグラムH101で、解剖学的な人体の人体構造物A
(10)、A(20)に基づく信号値として、人体構造
物A(10)に対応する代表信号値S(101,10)
と人体構造物A(20)に対応する代表信号値S(10
1,20)を検出したとする。この代表信号値S(10
1,10)と代表信号値S(101,20)とが、一定
の濃度となる画像処理条件を決定し、全体を一定の階調
とする画像処理を施す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、同一被写体
の類似する部位、体位にも関わらず、複数の画像を撮影
すると、従来の技術による階調処理の説明図である図8
に示す画像F102のように、そのヒストグラムH10
2を解析すると、人体構造物A(10),A(20)を
表す画像F101と略同じ値の代表信号値S(102,
10)、代表信号値S(102,20)に加えて、異な
る信号値S(102,30)が含まれる画像がある。斯
様な信号値S(102,30)は、異物(新たに設けた
人工骨や造影剤等)が含まれる或いは体位の違いによる
人体構造の違いに対応している。
【0007】この異なる信号値S(102,30)のよ
うな信号値が存在すると、代表信号値Sを決定する場合
に、画像F101と画像F102の2つの画像で、人体
構造物A(20)を等しい階調に処理しようとしても、
人体構造物A(30)に対応する信号値S(102,3
0)を人体構造物A(20)に対応するものと誤認識し
てしまう可能性があった。従って、誤認識後の画像処理
の結果得られた画像によると、異なる人体構造物である
画像F101の人体構造物A(20)と画像F102の
人体構造物A(30)とが同じ濃度になってしまい、本
来同じ濃度で表現されるべき、画像F101の人体構造
物A(20)と画像F102の人体構造物A(20)と
が、異なる濃度で出力されてしまうとの問題が生じる。
つまり、画像毎に代表信号値を検出する限り、誤認識を
してしまう可能性があった。
【0008】同じ人体構造物が異なる濃度で出力されて
しまうと、これを観察すれば些細な濃度の差であっても
目立ってしまう。特に、同じ患者の画像で同一の部位を
撮影したものが異なる濃度で出力されると、著しく目立
つ事となる。
【0009】従って、本発明は診断上重要な人体構造物
を数回撮影して各回の撮影で得られた画像を出力する際
に、各画像で該人体構造物が一定の階調で出力される事
を可能とした画像処理装置、及び画像処理方法を提供す
る事を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の課題は請求項1
に記載の画像処理装置によって解決できる。即ち、請求
項1に記載の画像処理装置は、被写体を透過した放射線
に基づいて生成された放射線画像を処理する画像処理装
置であって、被写体の所定の構造に対応する特定の領域
を認識する領域認識手段と、前記領域の画像信号を解析
して被写体の所定の構造に対応する代表信号値を検出す
る代表信号値検出手段と、前記代表信号値に基づいて放
射線画像に対する画像処理条件を決定する画像処理条件
決定手段とを備え、前記画像信号の特徴に類似性のある
複数の放射線画像に対し処理を施す場合、前記複数の画
像から任意に選択した画像を基準画像とし、前記基準画
像の前記代表信号値を用いて、前記基準画像以外の前記
類似性のある画像の画像処理条件を決定して画像処理を
施す事を特徴とする。
【0011】この画像処理装置によれば、診断上重要な
人体構造物を数回撮影して各回の撮影で得られた画像を
出力する際に、各画像で該人体構造物が一定の階調で出
力する事が可能となった。
【0012】また、この画像処理装置は、前記類似性の
ある複数の放射線画像が、同一被写体の同一部位を透過
した放射線に基づいて生成されたものであると良い。
【0013】この画像処理装置によれば、同一被写体の
同一部位のように診断上重要な人体構造物を数回撮影し
て各回の撮影で得られた画像を出力する際に、各画像で
同一部位を一定の階調で出力する事が可能となった。
【0014】また、この画像処理装置は、前記類似性の
ある複数の放射線画像が、同一被写体の互いに対称な部
位を透過した放射線に基づいて生成されたものであると
良い。
【0015】この画像処理装置によれば、同一被写体の
互いに対称な部位のように診断上重要な人体構造物を数
回撮影して各回の撮影で得られた画像を出力する際に、
各画像で前記部位が一定の階調で出力する事が可能とな
った。
【0016】また、これらの画像処理装置は、前記類似
性のある複数の放射線画像が、同一撮影条件で撮影され
たものであり、前記類似性のある画像の代表信号値とし
て、前記基準画像の前記代表信号値を用いると良い。
【0017】これらの画像処理装置によれば、線源から
被写体までの距離、線量、線源の管電圧等撮影条件が同
一の条件で撮影された場合の様に、診断上重要な人体構
造物を数回撮影して各回の撮影で得られた画像を出力す
る際に、各画像で前記人体構造物を一定の階調で出力す
る事が可能となった。
【0018】また、これらの画像処理装置は、複数の類
似画像を解析してそれぞれの類似画像から少なくとも1
カ所以上の前記被写体の所定の構造に対応する代表信号
値を得て、得られた代表信号値のうち同一の該構造に対
応する代表信号値同士の違いより複数の類似画像間の信
号分布のずれ量を算出し、前記ずれ量と前記代表信号値
より前記類似画像の前記代表信号値を決定すると良い。
【0019】これらの画像処理装置によれば、診断上重
要な人体構造物を数回撮影して各回の撮影で得られた画
像で互いの代表信号値にずれがあるとも、出力する際
に、各画像で前記人体構造物を一定の階調で出力する事
が可能となった。
【0020】また、これらの画像処理装置は、発生する
線量の違いに応じて前記ずれ量を算出し、前記ずれ量と
前記基準画像の前記代表信号値とに基づいて前記類似画
像の代表信号値を算出し、算出した前記代表信号値に基
づいて、前記画像処理条件を決定すると良い。
【0021】これらの画像処理装置によれば、数回の撮
影で線量に違いがあるとも、発生する線量の違いにより
算出したずれ量と前記基準画像の代表信号値とに基づい
て代表信号値を算出するので、出力する際に、各画像で
前記人体構造物を一定の階調で出力する事が可能となっ
た。
【0022】また、これらの画像処理装置は、受光した
線量の違いに応じて前記ずれ量を算出し、前記ずれ量と
前記基準画像の前記代表信号値とに基づいて前記類似画
像の代表信号値を算出し、算出した前記代表信号値に基
づいて、前記画像処理条件を決定すると良い。
【0023】これらの画像処理装置によれば、数回の撮
影で線量に違いがあるとも、受光する線量の違いにより
算出したずれ量と前記基準画像の代表信号値とに基づい
て代表信号値を算出するので、出力する際に、各画像で
前記人体構造物を一定の階調で出力する事が可能となっ
た。
【0024】また、これらの画像処理装置は、前記基準
画像の前記所定の構造に対応する前記代表信号値と該所
定の構造に対応する前記類似画像の代表信号値との差を
算出して前記ずれ量とすると良い。
【0025】これらの画像処理装置によれば、診断上重
要な人体構造物を数回撮影して各回の撮影で得られた画
像で代表信号値の検出が難しくとも、出力する際に、各
画像で前記人体構造物を一定の階調で出力する事が可能
となった。
【0026】また、これらの画像処理装置は、前記基準
画像を自動判別すると良い。
【0027】これらの画像処理装置によれば、画像処理
に失敗し、一定の階調とならなかった画像を自動判別す
る事が可能となった。
【0028】また、これらの画像処理装置は、前記自動
判別は、m枚の類似画像の前記代表信号値をそれぞれ比
較し、お互いに近い値を持つn枚の画像を基準画像とし
て判別するとよい(ただしm>n>0とする。)。
【0029】これらの画像処理装置によれば、複数の画
像においてそれぞれ被写体の特定の構造相当する信号を
比較する事で、画像処理に失敗し、一定の階調とならな
かった画像を自動判別する事が可能となった。
【0030】本発明の課題は請求項11に記載の画像処
理装置によって解決できる。即ち、請求項11に記載の
画像処理装置は、被写体を透過した放射線に基づいて生
成された放射線画像を処理する画像処理装置であって、
画像信号を解析して被写体の所定の構造に対応する代表
信号値を検出する代表信号値検出手段と、前記代表信号
値に基づいて放射線画像に対する画像処理条件を決定す
る画像処理条件決定手段とを備え、前記画像信号の特徴
に類似性のある複数の放射線画像に対し処理を施す場
合、前記複数の画像から任意に選択した画像を基準画像
とし、前記基準画像の前記代表信号値を用いて、前記基
準画像以外の前記類似性のある画像の画像処理条件を決
定して画像処理を施す事を特徴とする。
【0031】この画像処理装置によれば、診断上重要な
人体構造物を数回撮影して各回の撮影で得られた画像を
出力する際に、各画像で該人体構造物が一定の階調で出
力する事が可能となった。
【0032】また、この画像処理装置は、前記類似性の
ある複数の放射線画像が、同一被写体の同一部位を透過
した放射線に基づいて生成されたものであると良い。
【0033】この画像処理装置によれば、同一被写体の
同一部位のように診断上重要な人体構造物を数回撮影し
て各回の撮影で得られた画像を出力する際に、各画像で
同一部位を一定の階調で出力する事が可能となった。
【0034】また、この画像処理装置は、前記類似性の
ある複数の放射線画像が、同一被写体の互いに対称な部
位を透過した放射線に基づいて生成されたものであると
良い。
【0035】この画像処理装置によれば、同一被写体の
互いに対称な部位のように診断上重要な人体構造物を数
回撮影して各回の撮影で得られた画像を出力する際に、
各画像で前記部位が一定の階調で出力する事が可能とな
った。
【0036】また、これらの画像処理装置は、前記類似
性のある複数の放射線画像が、同一撮影条件で撮影され
たものであり、前記類似性のある画像の代表信号値とし
て、前記基準画像の前記代表信号値を用いると良い。
【0037】これらの画像処理装置によれば、線源から
被写体までの距離、線量、線源の管電圧等撮影条件が同
一の条件で撮影された場合の様に、診断上重要な人体構
造物を数回撮影して各回の撮影で得られた画像を出力す
る際に、各画像で前記人体構造物を一定の階調で出力す
る事が可能となった。
【0038】また、これらの画像処理装置は、複数の類
似画像を解析してそれぞれの類似画像から少なくとも1
カ所以上の前記被写体の所定の構造に対応する代表信号
値を得て、得られた代表信号値のうち同一の該構造に対
応する代表信号値同士の違いより複数の類似画像間の信
号分布のずれ量を算出し、前記ずれ量と前記代表信号値
より前記類似画像の前記代表信号値を決定すると良い。
【0039】これらの画像処理装置によれば、診断上重
要な人体構造物を数回撮影して各回の撮影で得られた画
像で互いの代表信号値にずれがあるとも、出力する際
に、各画像で前記人体構造物を一定の階調で出力する事
が可能となった。
【0040】また、これらの画像処理装置は、発生する
線量の違いに応じて前記ずれ量を算出し、前記ずれ量と
前記基準画像の前記代表信号値とに基づいて前記類似画
像の代表信号値を算出し、算出した前記代表信号値に基
づいて、前記画像処理条件を決定すると良い。
【0041】これらの画像処理装置によれば、数回の撮
影で線量に違いがあるとも、発生する線量の違いにより
算出したずれ量と前記基準画像の代表信号値とに基づい
て代表信号値を算出するので、出力する際に、各画像で
前記人体構造物を一定の階調で出力する事が可能となっ
た。
【0042】また、これらの画像処理装置は、受光した
線量の違いに応じて前記ずれ量を算出し、前記ずれ量と
前記基準画像の前記代表信号値とに基づいて前記類似画
像の代表信号値を算出し、算出した前記代表信号値に基
づいて、前記画像処理条件を決定すると良い。
【0043】これらの画像処理装置によれば、数回の撮
影で線量に違いがあるとも、受光する線量の違いにより
算出したずれ量と前記基準画像の代表信号値とに基づい
て代表信号値を算出するので、出力する際に、各画像で
前記人体構造物を一定の階調で出力する事が可能となっ
た。
【0044】また、これらの画像処理装置は、前記基準
画像の前記所定の構造に対応する前記代表信号値と該所
定の構造に対応する前記類似画像の代表信号値との差を
算出して前記ずれ量とすると良い。
【0045】これらの画像処理装置によれば、診断上重
要な人体構造物を数回撮影して各回の撮影で得られた画
像で代表信号値の検出が難しくとも、出力する際に、各
画像で前記人体構造物を一定の階調で出力する事が可能
となった。
【0046】また、これらの画像処理装置は、前記基準
画像を自動判別すると良い。
【0047】これらの画像処理装置によれば、画像処理
に失敗し、一定の階調とならなかった画像を自動判別す
る事が可能となった。
【0048】また、これらの画像処理装置は、前記自動
判別は、m枚の類似画像の前記代表信号値をそれぞれ比
較し、お互いに近い値を持つn枚の画像を基準画像とし
て判別すると良い(ただしm>n>0とする。)。
【0049】これらの画像処理装置によれば、複数の画
像においてそれぞれ被写体の特定の構造相当する信号を
比較する事で、画像処理に失敗し、一定の階調とならな
かった画像を自動判別する事が可能となった。
【0050】また、本発明の課題は請求項21に記載の
画像処理装置によって解決できる。即ち請求項21に記
載の画像処理装置は、被写体を透過した放射線に基づい
て生成された放射線画像を処理する画像処理装置であっ
て、画像信号を解析して被写体の所定の構造に対応する
代表信号値を検出する代表信号値検出手段と、前記代表
信号値に基づいて放射線画像に対する画像処理条件を決
定する画像処理条件決定手段とを備え、前記画像信号の
特徴に類似性のある複数の放射線画像に対し処理を施す
場合、前記複数の画像から任意に選択した画像を基準画
像として自動判別し、前記基準画像以外の前記類似性の
ある画像の画像処理条件を用いて、画像処理を施す事を
特徴とする画像処理装置。
【0051】この画像処理装置によれば、画像処理に失
敗し、一定の階調とならなかった画像を自動判別する事
が可能となった。
【0052】また、これらの画像処理装置は、前記自動
判別は、m枚の類似画像の前記代表信号値をそれぞれ比
較し、お互いに近い値を持つn枚の画像を基準画像とし
て判別すると良い(ただしm>n>0とする。)。
【0053】これらの画像処理装置によれば、複数の画
像においてそれぞれ被写体の特定の構造相当する信号を
比較する事で、画像処理に失敗し、一定の階調とならな
かった画像を自動判別する事が可能となった。
【0054】また、本発明の課題は請求項23に記載の
画像処理方法によって解決できる。即ち請求項23に記
載の画像処理方法は、被写体を透過した放射線に基づい
て生成された放射線画像を処理する画像処理方法であっ
て、被写体の所定の構造に対応する特定の領域を認識
し、前記領域の画像信号を解析して被写体の所定の構造
に対応する代表信号値を検出し、前記代表信号値に基づ
いて放射線画像に対する画像処理条件を決定し、前記画
像信号の特徴に類似性のある複数の放射線画像に対し処
理を施す場合、前記複数の画像から任意に選択された基
準画像の前記代表信号値を用いて、前記基準画像以外の
前記類似性のある画像の画像処理条件を決定して画像処
理を施す事を特徴とする。
【0055】この画像処理方法によれば、診断上重要な
人体構造物を数回撮影して各回の撮影で得られた画像を
出力する際に、各画像で該人体構造物が一定の階調で出
力する事が可能となった。
【0056】また、この画像処理方法は、同一被写体の
同一部位を透過した放射線に基づいて前記類似性のある
複数の放射線画像を生成すると良い。
【0057】この画像処理方法によれば、同一被写体の
同一部位のように診断上重要な人体構造物を数回撮影し
て各回の撮影で得られた画像を出力する際に、各画像で
同一部位を一定の階調で出力する事が可能となった。
【0058】また、この画像処理方法は、同一被写体の
互いに対称な部位を透過した放射線に基づいて前記類似
性のある複数の放射線画像を生成すると良い。
【0059】この画像処理方法によれば、同一被写体の
互いに対称な部位のように診断上重要な人体構造物を数
回撮影して各回の撮影で得られた画像を出力する際に、
各画像で前記部位が一定の階調で出力する事が可能とな
った。
【0060】また、これらの画像処理方法は、同一撮影
条件で撮影された前記類似性のある複数の放射線画像の
代表信号値として、前記基準画像の前記代表信号値を用
いると良い。
【0061】この画像処理方法によれば、線源から被写
体までの距離、線量、線源の管電圧等撮影条件が同一の
条件で撮影された場合の様に、診断上重要な人体構造物
を数回撮影して各回の撮影で得られた画像を出力する際
に、各画像で前記人体構造物を一定の階調で出力する事
が可能となった。
【0062】また、これらの画像処理方法は、複数の類
似画像を解析してそれぞれの類似画像から少なくとも1
カ所以上の前記被写体の所定の構造に対応する代表信号
値を得て、得られた代表信号値のうち同一の該構造に対
応する代表信号値同士の違いより複数の類似画像間の信
号分布のずれ量を算出し、前記ずれ量と前記代表信号値
より前記類似画像の前記代表信号値を決定すると良い。
【0063】この画像処理方法によれば、診断上重要な
人体構造物を数回撮影して各回の撮影で得られた画像で
互いの代表信号値にずれがあるとも、出力する際に、各
画像で前記人体構造物を一定の階調で出力する事が可能
となった。
【0064】また、これらの画像処理方法は、発生する
線量の違いに応じて前記ずれ量を算出し、前記ずれ量と
前記基準画像の前記代表信号値とに基づいて前記類似画
像の代表信号値を算出し、算出した前記代表信号値に基
づいて、前記画像処理条件を決定すると良い。
【0065】これらの画像処理方法によれば、数回の撮
影で線量に違いがあるとも、発生する線量の違いにより
算出したずれ量と前記基準画像の代表信号値とに基づい
て代表信号値を算出するので、出力する際に、各画像で
前記人体構造物を一定の階調で出力する事が可能となっ
た。
【0066】また、これらの画像処理方法は、受光した
線量の違いに応じて前記ずれ量を算出し、前記ずれ量と
前記基準画像の前記代表信号値とに基づいて前記類似画
像の代表信号値を算出し、算出した前記代表信号値に基
づいて、前記画像処理条件を決定すると良い。
【0067】これらの画像処理方法によれば、数回の撮
影で線量に違いがあるとも、受光する線量の違いにより
算出したずれ量と前記基準画像の代表信号値とに基づい
て代表信号値を算出するので、出力する際に、各画像で
前記人体構造物を一定の階調で出力する事が可能となっ
た。
【0068】また、これらの画像処理方法は、前記基準
画像の前記所定の構造に対応する前記代表信号値と該所
定の構造に対応する前記類似画像の代表信号値との差を
算出して前記ずれ量とすると良い。
【0069】この画像処理方法によれば、診断上重要な
人体構造物を数回撮影して各回の撮影で得られた画像で
代表信号値の検出が難しくとも、出力する際に、各画像
で前記人体構造物を一定の階調で出力する事が可能とな
った。
【0070】また、これらの画像処理方法は、前記基準
画像を自動判別すると良い。
【0071】これらの画像処理方法によれば、画像処理
に失敗し、一定の階調とならなかった画像を自動判別す
る事が可能となった。
【0072】また、これらの画像処理方法は、前記自動
判別は、m枚の類似画像の前記代表信号値をそれぞれ比
較し、お互いに近い値を持つn枚の画像を基準画像とし
て判別すると良い(ただしm>n>0とする。)。
【0073】これらの画像処理方法によれば、複数の画
像においてそれぞれ被写体の特定の構造相当する信号を
比較する事で、画像処理に失敗し、一定の階調とならな
かった画像を自動判別する事が可能となった。
【0074】また、本発明の課題は請求項33に記載の
画像処理方法によって解決できる。即ち請求項33に記
載の画像処理方法は、被写体を透過した放射線に基づい
て生成された放射線画像を処理する画像処理方法であっ
て、検出された前記放射線画像の信号分布を解析して放
射線画像中の人体内の所定の構造に相当する代表信号値
を検出し、前記代表信号値に基づいて放射線画像に対す
る画像処理条件を決定し、前記画像信号の特徴に類似性
のある複数の放射線画像に対し処理を施す場合、前記複
数の画像から任意に選択された基準画像の前記代表信号
値を用いて、前記基準画像以外の前記類似性のある画像
の画像処理条件を決定して画像処理を施す事を特徴とす
る。
【0075】この画像処理方法によれば、診断上重要な
人体構造物を数回撮影して各回の撮影で得られた画像を
出力する際に、各画像で該人体構造物が一定の階調で出
力する事が可能となった。
【0076】また、この画像処理方法は、同一被写体の
同一部位を透過した放射線に基づいて前記類似性のある
複数の放射線画像を生成すると良い。
【0077】この画像処理方法によれば、同一被写体の
同一部位のように診断上重要な人体構造物を数回撮影し
て各回の撮影で得られた画像を出力する際に、各画像で
同一部位を一定の階調で出力する事が可能となった。
【0078】また、この画像処理方法は、同一被写体の
互いに対称な部位を透過した放射線に基づいて前記類似
性のある複数の放射線画像を生成すると良い。
【0079】この画像処理方法によれば、同一被写体の
互いに対称な部位のように診断上重要な人体構造物を数
回撮影して各回の撮影で得られた画像を出力する際に、
各画像で前記部位が一定の階調で出力する事が可能とな
った。
【0080】また、これらの画像処理方法は、同一撮影
条件で撮影された前記類似性のある複数の放射線画像の
代表信号値として、前記基準画像の前記代表信号値を用
いると良い。
【0081】この画像処理方法によれば、線源から被写
体までの距離、線量、線源の管電圧等撮影条件が同一の
条件で撮影された場合の様に、診断上重要な人体構造物
を数回撮影して各回の撮影で得られた画像を出力する際
に、各画像で前記人体構造物を一定の階調で出力する事
が可能となった。
【0082】また、これらの画像処理方法は、複数の類
似画像を解析してそれぞれの類似画像から少なくとも1
カ所以上の前記被写体の所定の構造に対応する代表信号
値を得て、得られた代表信号値のうち同一の該構造に対
応する代表信号値同士の違いより複数の類似画像間の信
号分布のずれ量を算出し、前記ずれ量と前記代表信号値
より前記類似画像の前記代表信号値を決定すると良い。
【0083】この画像処理方法によれば、診断上重要な
人体構造物を数回撮影して各回の撮影で得られた画像で
互いの代表信号値にずれがあるとも、出力する際に、各
画像で前記人体構造物を一定の階調で出力する事が可能
となった。
【0084】また、これらの画像処理方法は、発生する
線量の違いに応じて前記ずれ量を算出し、前記ずれ量と
前記基準画像の前記代表信号値とに基づいて前記類似画
像の代表信号値を算出し、算出した前記代表信号値に基
づいて、前記画像処理条件を決定すると良い。
【0085】これらの画像処理方法によれば、数回の撮
影で線量に違いがあるとも、発生する線量の違いにより
算出したずれ量と前記基準画像の代表信号値とに基づい
て代表信号値を算出するので、出力する際に、各画像で
前記人体構造物を一定の階調で出力する事が可能となっ
た。
【0086】また、これらの画像処理方法は、受光した
線量の違いに応じて前記ずれ量を算出し、前記ずれ量と
前記基準画像の前記代表信号値とに基づいて前記類似画
像の代表信号値を算出し、算出した前記代表信号値に基
づいて、前記画像処理条件を決定すると良い。
【0087】これらの画像処理方法によれば、数回の撮
影で線量に違いがあるとも、受光する線量の違いにより
算出したずれ量と前記基準画像の代表信号値とに基づい
て代表信号値を算出するので、出力する際に、各画像で
前記人体構造物を一定の階調で出力する事が可能となっ
た。
【0088】また、これらの画像処理方法は、前記基準
画像の前記所定の構造に対応する前記代表信号値と該所
定の構造に対応する前記類似画像の代表信号値との差を
算出して前記ずれ量とすると良い。
【0089】この画像処理方法によれば、診断上重要な
人体構造物を数回撮影して各回の撮影で得られた画像で
代表信号値の検出が難しくとも、出力する際に、各画像
で前記人体構造物を一定の階調で出力する事が可能とな
った。
【0090】また、これらの画像処理方法は、前記基準
画像を自動判別すると良い。
【0091】これらの画像処理方法によれば、画像処理
に失敗し、一定の階調とならなかった画像を自動判別す
る事が可能となった。
【0092】また、これらの画像処理方法は、前記自動
判別は、m枚の類似画像の前記代表信号値をそれぞれ比
較し、お互いに近い値を持つn枚の画像を基準画像とし
て判別すると良い(ただしm>n>0とする。)。
【0093】これらの画像処理方法によれば、複数の画
像においてそれぞれ被写体の特定の構造相当する信号を
比較する事で、画像処理に失敗し、一定の階調とならな
かった画像を自動判別する事が可能となった。
【0094】また、本発明の課題は請求項43に記載の
画像処理方法によって解決できる。即ち請求項43に記
載の画像処理方法は、被写体を透過した放射線に基づい
て生成された放射線画像を処理する画像処理方法であっ
て、画像信号を解析して被写体の所定の構造に対応する
代表信号値を検出し、前記代表信号値に基づいて放射線
画像に対する画像処理条件を決定し、前記画像信号の特
徴に類似性のある複数の放射線画像に対し処理を施す場
合、前記複数の画像から任意に選択した画像を基準画像
として自動判別し、前記基準画像以外の前記類似性のあ
る画像の画像処理条件を用いて、画像処理を施す事を特
徴とする。
【0095】この画像処理方法によれば、画像処理に失
敗し、一定の階調とならなかった画像を自動判別する事
が可能となった。
【0096】また、これらの画像処理方法は、前記自動
判別は、m枚の類似画像の前記代表信号値をそれぞれ比
較し、お互いに近い値を持つn枚の画像を基準画像とし
て判別すると良い(ただしm>n>0とする。)。
【0097】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第一の実施の形態
について説明する。図1は、本発明の画像処理装置を用
いたシステムの一例のハードウェア構成を示すブロック
図である。本実施の形態では、医療用としての人体の放
射線撮影に適用した場合を示す。
【0098】放射線発生源1は、放射線制御器2によっ
て制御されて、被写体(人体胸部等)Mに向けて放射線
(一般にはX線)を照射する。放射線画像読取器3に
は、被写体Mを挟んで放射線発生源1と対向する位置
に、輝尽性蛍光体を有する放射線画像変換パネル4が設
けられている。
【0099】放射線画像変換パネル4は、放射線発生源
1からの照射放射線量に対する被写体Mの放射線透過率
分布に従ってエネルギーを内蔵された輝尽性蛍光体に蓄
積し、被写体の潜像、即ち放射線画像を形成する。放射
線画像変換パネル4は、支持体上に輝尽性蛍光体層を、
輝尽性蛍光体の気相堆積、或いは、輝尽性蛍光体の塗布
によって設けてある。輝尽性蛍光体の材料としては、例
えば、特開昭61−72091号公報、特開昭59−7
5200号公報などに開示されるような材料が使われ
る。
【0100】レーザビーム発生部5からのレーザビーム
は、種々の光学系を経由して走査器(例えば、ポリゴン
ミラーなどの光偏向器)6、反射鏡7を介して放射線画
像変換パネル4に輝尽励起用の走査光(励起光)として
導かれる。導光体8は、上記レーザビームで走査された
放射線画像変換パネル4からの輝尽発光光を光電子増倍
管(フォトマルチプライヤ、以下フォトマルともいう)
10に導光する。
【0101】導光された光は、光電変換手段としてフォ
トマル10によって、入射光(透過線量)に対応した電
流信号に光電変換される。フォトマル10からの出力電
流は、電流/電圧変換器11で電圧信号に変換され、増
幅器12で増幅された後、A/D変換器13でデジタル
信号の画像データに変換される。なお、A/D変換器1
3から出力される画像データは、本実施の形態において
は、12ビット(0〜4095)のデジタル信号であ
る。
【0102】従って、この放射線画像読取器3は、放射
線画像変換パネル4を励起光で走査する事により輝尽性
蛍光体に蓄積記録されている放射線画像情報を輝尽発光
せしめ、輝尽発光を光電的に読み取って画像データを得
る手段である。なお、上述のレーザービームを用いる物
以外の読み取り手段を使用しても良い。
【0103】なお、輝尽性蛍光体を使用した放射線画像
読取器3の代わりに、FPD(フラットパネルディテク
タ)を用いて、デジタル画像データを得ることもでき
る。
【0104】放射線画像読取器3から出力されたデータ
は、放射線画像表示器20内の画像処理装置23に出力
され、適宜、画像処理が施され、表示される。この放射
線画像表示器20は画像データ記憶手段21と、画像処
理装置23と、出力データ記憶手段25と、出力手段2
6とを有している。これら各手段21〜26は、不図示
の制御手段によって制御されている。
【0105】この画像処理装置23は放射線画像表示器
20の内部にあっても、外部にあってもどちらでもよ
い。
【0106】画像データ記憶手段21は、放射線画像読
取器3によって読み取られた画像データを記憶する記憶
手段である。この画像データ記憶手段21に記憶された
画像データは、画像処理装置23によって画像処理さ
れ、診断に適した濃度や階調に変換され、出力手段26
に画像が表示される。複数の画像データを記憶するに
は、画像データ記憶手段21を複数備えても良いし、複
数の画像データを記憶可能な画像データ記憶手段を用い
ても良いし、もちろん、これを組み合わせても良い。
【0107】また、画像処理装置23は、更に領域認識
手段23a、代表信号値検出手段23b、画像処理条件
決定手段23cとを備えていて、領域認識手段23aは
被写体の所定の構造に対応する特定の領域を認識する手
段、代表信号値検出手段23bは前記信号分布を解析し
て放射線画像中の被写体の所定の構造に相当する代表信
号値を検出する手段、画像処理条件決定手段23cは前
記検出した前記代表信号値に基づいて放射線画像に対す
る画像処理条件を決定する手段であり、いずれも、後段
において詳述する。
【0108】出力データ記憶手段25は、画像処理装置
23によって画像処理された画像データ、即ち、表示画
像データを記憶する記憶手段である。
【0109】出力手段26は、出力データ記憶手段25
に記憶されているデータに基づいて、画像を表示するC
RTディスプレイ、フィルムに出力可能なプリンタ、テ
ープディスクなどの記録メディアに記録可能な記録装置
等である。
【0110】ここで、画像処理について、図2から図4
を用いて説明する。図2と図3は画像データから得られ
たヒストグラムの例を示すグラフである。図4は本実施
の形態の画像処理の概念を説明する説明図である。本実
施の形態の放射線画像処理装置は、基準画像の解析結果
を他の画像に適用するものであるから、まず基準画像に
対する処理、基準画像と類似した画像である類似画像に
対する画像処理の順で説明する。また、以下の説明で
は、類似画像は基準画像よりも後に撮影された例により
説明するが、基準画像と類似画像の撮影順序の前後はい
ずれでも良く、例えば数分おきに順次、同一被写体の同
一部位や互いに対称の部位のような類似する画像を撮影
した場合などには、連続して撮影された画像の中から任
意の画像を基準画像に設定する。また、任意の画像は一
枚に限らず、複数枚の基準画像の平均値、中央値、最大
値、最小値などを用いて、他の画像に適用しても良い。
【0111】今、画像データが、図1で図示したような
胸部であるとする。画像処理装置23は、画像データの
解析により診断対象領域ROIを特定する。そして、領
域認識手段23aは、この診断対象領域ROIの画像デ
ータを統計処理して、画像データの信号分布であるヒス
トグラムH1を求める(図2(a))。次に、代表信号
値検出手段23bは、信号分布の解析を行って代表信号
値S(m,n)を検出する。図2(a)では、代表信号
値S(m,n)として複数の代表信号値S(1,1)と
S(1,2)を検出した例を示している。信号分布の解
析は、微分処理、積分処理などの手法により実現してい
る。
【0112】なお、以下の説明で、代表信号値S(m,
n)との表記では括弧内の数値に関して、mは撮影毎の
画像、即ち画像Fmの区分であり、第1回の撮影で得た
画像F1に対応する信号値は代表信号値S(1,n)、
第2回の撮影で得た画像F2に対応する信号値は代表信
号値S(2,n)と表記する事とし、nは人体構造物の
区分であり人体構造物A(1)に対応する信号値は代表
信号値S(m,1)、人体構造物A(2)に対応する信
号値は代表信号値S(m,2)と表記する事とする。
【0113】次に画像処理条件決定手段23cは、代表
信号値S(m,n)に基づいて、画像Fmに対する、診
断に適した階調変換を実行するための階調処理条件を設
定する。階調処理条件は、人体構造物A(n)に対応す
る代表信号値S(m,n)が一定の値となる様、信号分
布の正規化を行い、さらにフィルムの階調特性に変換す
るテーブルを通して出力濃度を決定するためのパラメー
タである。階調処理条件は本発明の画像処理条件の一例
である。
【0114】このように、画像処理装置23において
は、記憶された基準画像F1の画像データに対して、画
像処理を施し、表示画像データを生成する。画像処理装
置23によって生成された表示画像データは、出力デー
タ記憶手段25へと転送、記憶され、出力手段26に画
像が表示される事になる。
【0115】次に、類似画像の画像処理について説明す
る。すでに撮影した画像から任意の画像を選択して基準
画像F1とし、その他の画像を画像F2、F3・・Fm
とする。
【0116】まず階調処理の基準となる基準画像F1を
決定する。基準画像F1は、画像処理装置を操作する技
師が任意に選択できる。又、複数の類似画像を解析して
得られたそれぞれの基準信号値は、理想的に解析が行わ
れた場合、近い値をとり、目的と異なる人体構造物A
(n)を誤認識する等の解析に誤りがあった場合に大き
く外れることが多い。そのため、これらの基準信号値の
比較をし、値の近い上位の幾つかの画像、又はお互いの
値のずれが閾値以下となる等の画像を、正確な画像処理
が成されているとして複数の基準画像とし、値が大きく
異なる画像の画像処理条件に適用する事で、自動で階調
が正しくない画像を判断する事と、修正する事とができ
る。また、複数撮影の場合、いずれの撮影順の画像を必
ず基準とする等と決めておくこともできる。
【0117】例えば、定期健康診断であれば1年に一度
実施される胸部や腹部の撮影、骨折であれば、初診時の
診断時の撮影、数週間に一度撮影される経過観察用の撮
影、そして同一被写体の同一部位や互いに対称の部位な
どを連続して撮影するなど、放射線画像の撮影では同一
患者で同一部位や互いに対称の部位を撮影する場合がき
わめて多い。また、X線曝射量、撮影距離が基準画像F
1、画像F2でほぼ等しい場合、人体構造物A(1)と
人体構造物A(2)がそれぞれ同じ人体構造物であれ
ば、透過X線量が同程度となり、取得される画像データ
信号値Sも同程度になる。
【0118】図2の例では、任意に決定した基準画像F
1の信号値を統計処理してヒストグラムH1を取得し、
このヒストグラムH1に基づいて特定の人体構造物A
(1)に相当する代表信号値S(1,1)、人体構造物
A(2)に相当する部分の代表信号値S(1,2)を認
識する。
【0119】基準画像F1と画像F2では、同一患者で
解剖学的人体構造物の大部分が同じであるため、人体構
造物A(1)、A(2)に相当する部分の信号分布がほ
ぼおなじである。そのため、人体構造物A(1)に相当
する代表信号値S(1,1)とS(1,2)とはほぼ同
じとなる。しかし、異物或いは体位などの影響により生
じた信号値S(2,3)付近の信号を誤認識して代表信
号値S(2,2)とした場合、S(1,2)とは異なる
値になる。
【0120】本実施の形態では、2つの画像で、画像F
2の代表信号値S(l,2)を信号解析により求めるの
ではなく、基準画像F1の信号解析の結果である画像デ
ータ信号値S(1,2)を用い、代表信号値S(2,
2)=代表信号値S(1,2)として採用する。これに
より、画像F2においても代表信号値S(2,2)は人
体構造物A(2)に相当する信号値として信頼できるの
で、人体構造物A(2)の正確な認識が可能となる。
【0121】このように、画像F2の画像処理条件を決
定する際のパラメータである代表信号値S(m,n)に
ついて、基準画像F1の画像処理条件を決定する際に用
いたパラメータである代表信号値S(1,n)の一部又
は全部を用いる事で、同一の人体構造物A(n)を常に
一定の階調で画像処理する事が可能となる。
【0122】本例では画像あたり2つの代表値信号を検
出する例で説明したが、基準画像で1つの代表値信号を
検出する場合にも、3つ以上の代表信号値を検出する場
合にも適用できる。
【0123】次に図3を用いて、X線曝射量、人体構造
物A(n)を透過する透過X線量が基準画像F1、画像
F2で大きく異なり、同一の人体構造物A(n)が異な
る画像データ信号値となるため、S(2,n)=S
(1,n)とする事はできない場合について説明する。
【0124】まず図2の例と同様に、階調処理の基準と
なる基準画像F1の決定と、複数の代表値信号S(1,
1)、S(1,2)・・S(1,n)の検出を行う。
【0125】次に基準画像F1の代表信号値S(1,
1)、S(1,2)・・S(1,m)と対応する人体構
造物A(1)、A(2)・・A(m)いずれかのうち対
応しているとの信頼性が最も高い代表信号値を1つ選出
する。以下は代表信号値としてS(1,1)が選出され
たものとして説明する。画像F3で、S(1,1)に対
応する代表信号値S(3,1)を解析により求める。さ
らに続けて画像1の場合と同様にS(3,2)を求める
と、何れかを誤認識してしまう可能性が高いため、下記
の方式でS(3,2)を求める。
【0126】線量が異なる場合でも、式(1)で算出さ
れる2つの人体構造物A(1)、A(2)に相当する代
表信号値の差kはほぼ一定である。
【0127】 k=S(1,2)−S(1,1) 式(1) さらにS(3,1)は高い信頼性で求められていること
から、式(2)によりS(3,2) S(3,2)=S(3,1)+k 式(2) をあらたに算出することが出来る。
【0128】式(2)を一般化した式(3)により、更
には続けて補正された代表信号値Sa(m,n)を求め
る。ただし、式(3)で、シフト量kmは基準画像F1
の代表信号値S(1,1)と代表信号値S(1,n)と
のシフト量を表すものである。
【0129】 S(m,n)=S(m,1)+km 式(3) 本例では、同一患者の類似した部位であれば、撮影条件
の違いや、人体構造の僅かな違いがあっても、基準画像
F1の代表信号値の分布と、画像F3の代表信号値の分
布とに類似性がある事に着目し、第2の画像ではもっと
も信頼できる1つの代表信号値を検出するのみで、基準
画像F1から得たシフト量を利用して代表信号値Sを決
定している。
【0130】また、画像F1、F2・・などで人体構造
物A(n)に相当する代表信号値S(1,n)、代表信
号値S(2,n)・・の値に違いがみられる場合、複数
の画像F(n)間での信号値の累積ヒストグラム、平均
値、メジアン値などにより信号分布のずれ量を算出し
て、その結果と代表信号値S(1,n)より代表信号値
S(2,n)・・S(m,n)を決定しても良い。
【0131】次に図4を用いて、図2と図3で説明した
画像処理の概念を説明する。撮影が行われると、撮影に
よって得られた基準画像F1の処理前データ41は、前
述の通り信号解析がなされて、代表信号値S(1,n)
をパラメータとして設定された画像処理条件に従って画
像処理を施され、階調処理後データ42が得られる。画
像F1以下も同様に処理され、撮影によって得られた画
像F2の処理前データ43は、信号解析がなされて、代
表信号値S(1,n)をパラメータとして設定された画
像処理条件に従って画像処理を施され、階調処理後デー
タ44が得られる。画像F3以後の処理も同様である。
【0132】従来法ではこのように異物等が含まれる或
いは体位の違い等による人体構造の僅かな違いがある場
合、階調処理結果に影響を及ぼす場合があったが、本発
明ではそのような画像においても、同一被写体で同一部
位、互いに対称な部位、体位での撮影の場合を撮影した
場合、他の画像があれば、その画像を解析する事で一定
の階調での階調処理を行う事が可能となる。
【0133】前述の例では、撮影条件が違う場合とし
て、X線量が異なる場合に画像データを解析してX線量
に対応して変化する前述のシフト量を求めて、このシフ
ト量と基準画像F1の代表信号値とに基づいて該類似画
像(第二の画像)の第2の代表信号値を算出する例を説
明した。
【0134】次に画像データの解析によらずにシフト量
を求める例を説明する。図1でフォトタイマ18は放射
線画像変換パネル4の近傍に設置してあり、受光したX
線の線量に応じて変化する信号を出力する。人体構造物
A(n)に対応する代表信号値S(n,m)は、X線量
に応じてその値が変化し、シフト量はその変化を数量化
した物であるから、フォトタイマ18の出力の変化に基
づいて、シフト量を算出することができる。フォトタイ
マ18は不図示の演算部に接続されていて、該演算部は
フォトタイマ18の出力信号に応じてシフト量を算出
し、画像処理装置23は算出されたシフト量に基づい
て、該類似画像の第2の代表信号値の算出と、画像処理
条件の決定を行い、以下、同様の処理を行う。
【0135】また、次の例によっても、画像データの解
析によらずにシフト量を求める事ができる。
【0136】図1で、放射線制御器2は前述のように放
射線発生源1の発するX線量(単位mAs)を制御して
いる。X線量(単位mAs)の制御条件は、例えば、5
mAs、10mAs等の数値をオンラインで外部の機器
から入力されても良いし、ユーザが数値を直接手入力す
る物でも良い。
【0137】人体構造物A(n)に対応する代表信号値
S(n,m)は、X線量に応じてその値が変化し、シフ
ト量はその変化を数量化した物であるから、発生すべき
X線量と直接対応する制御条件に基づいて、シフト量を
算出することができる。放射線画像表示器20と放射線
制御器2とはシグナルケーブル27により接続されてい
て、制御条件を参照して演算部(不図示)にてシフト量
を算出する。
【0138】画像処理装置23は算出されたシフト量に
基づいて、該類似画像の第2の代表信号値の算出と、画
像処理条件の決定を行い、以下、同様の処理を行う。
【0139】制御条件を参照するのでなく、ユーザーが
放射線制御器2に入力したものと同じ制御条件を直接手
入力で設定手段24から入力しても良い。
【0140】次に本発明の第二の実施の形態について図
5を用いて説明する。図5は、第二の実施の形態におけ
る放射線画像処理装置から画像処理装置203を取り出
して説明するブロック図である。
【0141】第二の実施の形態は第一の実施の形態と比
較すると画像処理装置203の部分が相違し、他は同様
である。従って、重複する部分の説明は省略する。
【0142】画像処理装置203は代表信号値検出手段
203b、画像処理条件決定手段203cを備えてい
る。代表信号値検出手段203b、画像処理条件決定手
段203cはそれぞれ前述の代表信号値検出手段23
b、画像処理条件決定手段23cと同様である。画像処
理条件決定手段203cは画像データ記憶手段21から
送られた信号を解析して、あらかじめ定められた一定の
濃度及び/又はコントラストに再現する。
【0143】図6は画像データ記憶手段21から送られ
た信号から得られたヒストグラムの例を示すグラフであ
る。図6で横軸は信号値、縦軸は各信号値の出現頻度を
表している。図6の信号値を元に解析を行った場合、R
OI内の信号解析を行う図5で説明した例より多くの信
号が含まれるが、頻度分布の解析を行い、同様に基準信
号値S(1,1)S(1,2)を検出する。
【0144】これらの所定の構造に対応する基準信号値
S(1,1)とS(1,2)が一定の濃度、コントラス
トになるように正規化を行うための画像処理条件を決定
する。
【0145】基準信号値Sが求められた後の画像処理条
件の決定は第一の実施の形態と同様に施されるので説明
を省略する。
【0146】
【発明の効果】請求項1、請求項11、請求項23、請
求項33に記載の発明によれば、診断上重要な人体構造
物を数回撮影して各回の撮影で得られた画像を出力する
際に、各画像で該人体構造物が一定の階調で出力する事
が可能となった。
【0147】請求項2、請求項12、請求項24、請求
項34に記載の発明によれば、同一被写体の同一部位の
ように診断上重要な人体構造物を数回撮影して各回の撮
影で得られた画像を出力する際に、各画像で同一部位を
一定の階調で出力する事が可能となった。
【0148】請求項3、請求項13、請求項25、請求
項35に記載の発明によれば、同一被写体の互いに対称
な部位のように診断上重要な人体構造物を数回撮影して
各回の撮影で得られた画像を出力する際に、各画像で前
記部位が一定の階調で出力する事が可能となった。
【0149】請求項4、請求項14、請求項26、請求
項36に記載の発明によれば、線源から被写体までの距
離、線量、線源の管電圧等撮影条件が同一の条件で撮影
された場合の様に、診断上重要な人体構造物を数回撮影
して各回の撮影で得られた画像を出力する際に、各画像
で前記人体構造物を一定の階調で出力する事が可能とな
った。
【0150】請求項5、請求項15、請求項27、請求
項37に記載の発明によれば、診断上重要な人体構造物
を数回撮影して各回の撮影で得られた画像で互いの代表
信号値にずれがあるとも、出力する際に、各画像で前記
人体構造物を一定の階調で出力する事が可能となった。
【0151】請求項6、請求項16、請求項28、請求
項38に記載の発明によれば、数回の撮影で線量に違い
があるとも、発生する線量の違いにより算出したずれ量
と前記基準画像の代表信号値とに基づいて代表信号値を
算出するので、出力する際に、各画像で前記人体構造物
を一定の階調で出力する事が可能となった。
【0152】請求項7、請求項17、請求項29、請求
項39に記載の発明によれば、数回の撮影で線量に違い
があるとも、受光する線量の違いにより算出したずれ量
と前記基準画像の代表信号値とに基づいて代表信号値を
算出するので、出力する際に、各画像で前記人体構造物
を一定の階調で出力する事が可能となった。
【0153】請求項8、請求項18、請求項30、請求
項40に記載の発明によれば、診断上重要な人体構造物
を数回撮影して各回の撮影で得られた画像で代表信号値
の検出が難しくとも、出力する際に、各画像で前記人体
構造物を一定の階調で出力する事が可能となった。
【0154】請求項9、請求項19、請求項31、請求
項41に記載の発明によれば、画像処理に失敗し、一定
の階調とならなかった画像を自動判別する事が可能とな
った。
【0155】請求項10、請求項20、請求項32、請
求項42に記載の発明によれば、複数の画像においてそ
れぞれ被写体の特定の構造相当する信号を比較する事
で、画像処理に失敗し、一定の階調とならなかった画像
を自動判別する事が可能となった。
【0156】請求項21、請求項22、請求項43、請
求項44に記載の発明によれば、画像処理に失敗し、一
定の階調とならなかった画像を自動判別する事が可能と
なった。
【図面の簡単な説明】
【図1】放射線画像処理装置のハードウェア構成を示す
ブロック図である。
【図2】画像データから得られたヒストグラムの例を示
すグラフである。
【図3】画像データから得られたヒストグラムの例を示
すグラフである。
【図4】本実施の形態の画像処理の概念を説明する説明
図である。
【図5】放射線画像処理装置の一部を取り出したブロッ
ク図である。
【図6】画像信号のヒストグラムの例である。
【図7】従来の技術による階調処理の説明図である。
【図8】従来の技術による階調処理の説明図である。
【図9】放射線画像処理装置の構成概念図である。
【符号の説明】
1 放射線発生源 2 放射線制御器 3 放射線画像読取器 4 放射線画像変換パネル 20 放射線画像表示器 21 画像データ記憶手段 23 画像処理装置 23a 領域認識手段 23b 代表信号値検出手段 23c 画像処理条件決定手段 24 設定手段 25 出力データ記憶手段 26 出力手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C093 AA26 CA10 EB01 FF05 FF20 FF27 FF33 FF37 FG08 5B057 AA08 CA08 CA12 CB08 CB12 CC03 CE11 DA08 DB02 DB09 5C072 AA01 BA07 HA02 HA13 UA01 VA01

Claims (44)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を透過した放射線に基づいて生成
    された放射線画像を処理する画像処理装置であって、被
    写体の所定の構造に対応する特定の領域を認識する領域
    認識手段と、前記領域の画像信号を解析して被写体の所
    定の構造に対応する代表信号値を検出する代表信号値検
    出手段と、前記代表信号値に基づいて放射線画像に対す
    る画像処理条件を決定する画像処理条件決定手段とを備
    え、前記画像信号の特徴に類似性のある複数の放射線画
    像に対し処理を施す場合、前記複数の画像から任意に選
    択した画像を基準画像とし、前記基準画像の前記代表信
    号値を用いて、前記基準画像以外の前記類似性のある画
    像の画像処理条件を決定して画像処理を施す事を特徴と
    する画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記類似性のある複数の放射線画像が、
    同一被写体の同一部位を透過した放射線に基づいて生成
    されたものである事を特徴とする請求項1に記載の画像
    処理装置。
  3. 【請求項3】 前記類似性のある複数の放射線画像が、
    同一被写体の互いに対称な部位を透過した放射線に基づ
    いて生成されたものである事を特徴とする請求項1に記
    載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記類似性のある複数の放射線画像が、
    同一撮影条件で撮影されたものであり、前記類似性のあ
    る画像の代表信号値として、前記基準画像の前記代表信
    号値を用いる事を特徴とする請求項1、2又は3に記載
    の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 複数の類似画像を解析してそれぞれの類
    似画像から少なくとも1カ所以上の前記被写体の所定の
    構造に対応する代表信号値を得て、得られた代表信号値
    のうち同一の該構造に対応する代表信号値同士の違いよ
    り複数の類似画像間の信号分布のずれ量を算出し、前記
    ずれ量と前記代表信号値より前記類似画像の前記代表信
    号値を決定する事を特徴とする請求項1、2、3又は4
    に記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 発生する線量の違いに応じて前記ずれ量
    を算出し、前記ずれ量と前記基準画像の前記代表信号値
    とに基づいて前記類似画像の代表信号値を算出し、算出
    した前記代表信号値に基づいて、前記画像処理条件を決
    定する事を特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の
    画像処理装置。
  7. 【請求項7】 受光した線量の違いに応じて前記ずれ量
    を算出し、前記ずれ量と前記基準画像の前記代表信号値
    とに基づいて前記類似画像の代表信号値を算出し、算出
    した前記代表信号値に基づいて、前記画像処理条件を決
    定する事を特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の
    画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記基準画像の前記所定の構造に対応す
    る前記代表信号値と該所定の構造に対応する前記類似画
    像の代表信号値との差を算出して前記ずれ量とする事を
    特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7に記載
    の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記基準画像を自動判別する事を特徴と
    する請求項1、2、3、4、5、6、7又は8に記載の
    画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記自動判別は、m枚の類似画像の前
    記代表信号値をそれぞれ比較し、お互いに近い値を持つ
    n枚の画像を基準画像として判別する事を特徴とする請
    求項9に記載の画像処理装置(ただしm>n>0とす
    る。)。
  11. 【請求項11】 被写体を透過した放射線に基づいて生
    成された放射線画像を処理する画像処理装置であって、
    画像信号を解析して被写体の所定の構造に対応する代表
    信号値を検出する代表信号値検出手段と、前記代表信号
    値に基づいて放射線画像に対する画像処理条件を決定す
    る画像処理条件決定手段とを備え、前記画像信号の特徴
    に類似性のある複数の放射線画像に対し処理を施す場
    合、前記複数の画像から任意に選択した画像を基準画像
    とし、前記基準画像の前記代表信号値を用いて、前記基
    準画像以外の前記類似性のある画像の画像処理条件を決
    定して画像処理を施す事を特徴とする画像処理装置。
  12. 【請求項12】 前記類似性のある複数の放射線画像
    が、同一被写体の同一部位を透過した放射線に基づいて
    生成されたものである事を特徴とする請求項11に記載
    の画像処理装置。
  13. 【請求項13】 前記類似性のある複数の放射線画像
    が、同一被写体の互いに対称な部位を透過した放射線に
    基づいて生成されたものである事を特徴とする請求項1
    1に記載の画像処理装置。
  14. 【請求項14】 前記類似性のある複数の放射線画像
    が、同一撮影条件で撮影されたものであり、前記類似性
    のある画像の代表信号値として、前記基準画像の前記代
    表信号値を用いる事を特徴とする請求項11、12又は
    13に記載の画像処理装置。
  15. 【請求項15】 複数の類似画像を解析してそれぞれの
    類似画像から少なくとも1カ所以上の前記被写体の所定
    の構造に対応する代表信号値を得て、得られた代表信号
    値のうち同一の該構造に対応する代表信号値同士の違い
    より複数の類似画像間の信号分布のずれ量を算出し、前
    記ずれ量と前記代表信号値より前記類似画像の前記代表
    信号値を決定する事を特徴とする請求項11、12、1
    3又は14に記載の画像処理装置。
  16. 【請求項16】 発生する線量の違いに応じて前記ずれ
    量を算出し、前記ずれ量と前記基準画像の前記代表信号
    値とに基づいて前記類似画像の代表信号値を算出し、算
    出した前記代表信号値に基づいて、前記画像処理条件を
    決定する事を特徴とする請求項11、12、13又は1
    4に記載の画像処理装置。
  17. 【請求項17】 受光した線量の違いに応じて前記ずれ
    量を算出し、前記ずれ量と前記基準画像の前記代表信号
    値とに基づいて前記類似画像の代表信号値を算出し、算
    出した前記代表信号値に基づいて、前記画像処理条件を
    決定する事を特徴とする請求項11、12、13又は1
    4に記載の画像処理装置。
  18. 【請求項18】 前記基準画像の前記所定の構造に対応
    する前記代表信号値と該所定の構造に対応する前記類似
    画像の代表信号値との差を算出して前記ずれ量とする事
    を特徴とする請求項11、12、13、14、15、1
    6又は17に記載の画像処理装置。
  19. 【請求項19】 前記基準画像を自動判別する事を特徴
    とする請求項11、12、13、14、15、16、1
    7又は18に記載の画像処理装置。
  20. 【請求項20】 前記自動判別は、m枚の類似画像の前
    記代表信号値をそれぞれ比較し、お互いに近い値を持つ
    n枚の画像を基準画像として判別する事を特徴とする請
    求項19に記載の画像処理装置(ただしm>n>0とす
    る。)。
  21. 【請求項21】 被写体を透過した放射線に基づいて生
    成された放射線画像を処理する画像処理装置であって、
    画像信号を解析して被写体の所定の構造に対応する代表
    信号値を検出する代表信号値検出手段と、前記代表信号
    値に基づいて放射線画像に対する画像処理条件を決定す
    る画像処理条件決定手段とを備え、前記画像信号の特徴
    に類似性のある複数の放射線画像に対し処理を施す場
    合、前記複数の画像から任意に選択した画像を基準画像
    として自動判別し、前記基準画像以外の前記類似性のあ
    る画像の画像処理条件を用いて、画像処理を施す事を特
    徴とする画像処理装置。
  22. 【請求項22】 前記自動判別は、m枚の類似画像の前
    記代表信号値をそれぞれ比較し、お互いに近い値を持つ
    n枚の画像を基準画像として判別する事を特徴とする請
    求項21に記載の画像処理装置(ただしm>n>0とす
    る。)。
  23. 【請求項23】 被写体を透過した放射線に基づいて生
    成された放射線画像を処理する画像処理方法であって、
    被写体の所定の構造に対応する特定の領域を認識し、前
    記領域の画像信号を解析して被写体の所定の構造に対応
    する代表信号値を検出し、前記代表信号値に基づいて放
    射線画像に対する画像処理条件を決定し、前記画像信号
    の特徴に類似性のある複数の放射線画像に対し処理を施
    す場合、前記複数の画像から任意に選択された基準画像
    の前記代表信号値を用いて、前記基準画像以外の前記類
    似性のある画像の画像処理条件を決定して画像処理を施
    す事を特徴とする画像処理方法。
  24. 【請求項24】 同一被写体の同一部位を透過した放射
    線に基づいて前記類似性のある複数の放射線画像を生成
    する事を特徴とする請求項23に記載の画像処理方法。
  25. 【請求項25】 同一被写体の互いに対称な部位を透過
    した放射線に基づいて前記類似性のある複数の放射線画
    像を生成する事を特徴とする請求項23に記載の画像処
    理方法。
  26. 【請求項26】 同一撮影条件で撮影された前記類似性
    のある複数の放射線画像の代表信号値として、前記基準
    画像の前記代表信号値を用いる事を特徴とする請求項2
    3、24又は25に記載の画像処理方法。
  27. 【請求項27】 複数の類似画像を解析してそれぞれの
    類似画像から少なくとも1カ所以上の前記被写体の所定
    の構造に対応する代表信号値を得て、得られた代表信号
    値のうち同一の該構造に対応する代表信号値同士の違い
    より複数の類似画像間の信号分布のずれ量を算出し、前
    記ずれ量と前記代表信号値より前記類似画像の前記代表
    信号値を決定する事を特徴とする請求項23、24、2
    5又は26に記載の画像処理方法。
  28. 【請求項28】 発生する線量の違いに応じて前記ずれ
    量を算出し、前記ずれ量と前記基準画像の前記代表信号
    値とに基づいて前記類似画像の代表信号値を算出し、算
    出した前記代表信号値に基づいて、前記画像処理条件を
    決定する事を特徴とする請求項23、24、25又は2
    6に記載の画像処理方法。
  29. 【請求項29】 受光した線量の違いに応じて前記ずれ
    量を算出し、前記ずれ量と前記基準画像の前記代表信号
    値とに基づいて前記類似画像の代表信号値を算出し、算
    出した前記代表信号値に基づいて、前記画像処理条件を
    決定する事を特徴とする請求項23、24、25又は2
    6に記載の画像処理方法。
  30. 【請求項30】 前記基準画像の前記所定の構造に対応
    する前記代表信号値と該所定の構造に対応する前記類似
    画像の代表信号値との差を算出して前記ずれ量とする事
    を特徴とする請求項23、24、25、26、27、2
    8又は29に記載の画像処理方法。
  31. 【請求項31】 前記基準画像を自動判別する事を特徴
    とする請求項23、24、25、26、27、28、2
    9又は30に記載の画像処理方法。
  32. 【請求項32】 前記自動判別は、m枚の類似画像の前
    記代表信号値をそれぞれ比較し、お互いに近い値を持つ
    n枚の画像を基準画像として判別する事を特徴とする請
    求項31に記載の画像処理方法(ただしm>n>0とす
    る。)。
  33. 【請求項33】 被写体を透過した放射線に基づいて生
    成された放射線画像を処理する画像処理方法であって、
    検出された前記放射線画像の信号分布を解析して放射線
    画像中の人体内の所定の構造に相当する代表信号値を検
    出し、前記代表信号値に基づいて放射線画像に対する画
    像処理条件を決定し、前記画像信号の特徴に類似性のあ
    る複数の放射線画像に対し処理を施す場合、前記複数の
    画像から任意に選択された基準画像の前記代表信号値を
    用いて、前記基準画像以外の前記類似性のある画像の画
    像処理条件を決定して画像処理を施す事を特徴とする画
    像処理方法。
  34. 【請求項34】 同一被写体の同一部位を透過した放射
    線に基づいて前記類似性のある複数の放射線画像を生成
    する事を特徴とする請求項33に記載の画像処理方法。
  35. 【請求項35】 同一被写体の互いに対称な部位を透過
    した放射線に基づいて前記類似性のある複数の放射線画
    像を生成する事を特徴とする請求項33に記載の画像処
    理方法。
  36. 【請求項36】 同一撮影条件で撮影された前記類似性
    のある複数の放射線画像の代表信号値として、前記基準
    画像の前記代表信号値を用いる事を特徴とする請求項3
    3、34又は35に記載の画像処理方法。
  37. 【請求項37】 複数の類似画像を解析してそれぞれの
    類似画像から少なくとも1カ所以上の前記被写体の所定
    の構造に対応する代表信号値を得て、得られた代表信号
    値のうち同一の該構造に対応する代表信号値同士の違い
    より複数の類似画像間の信号分布のずれ量を算出し、前
    記ずれ量と前記代表信号値より前記類似画像の前記代表
    信号値を決定する事を特徴とする請求項33、34、3
    5又は36に記載の画像処理方法。
  38. 【請求項38】 発生する線量の違いに応じて前記ずれ
    量を算出し、前記ずれ量と前記基準画像の前記代表信号
    値とに基づいて前記類似画像の代表信号値を算出し、算
    出した前記代表信号値に基づいて、前記画像処理条件を
    決定する事を特徴とする請求項33、34、35又は3
    6に記載の画像処理方法。
  39. 【請求項39】 受光した線量の違いに応じて前記ずれ
    量を算出し、前記ずれ量と前記基準画像の前記代表信号
    値とに基づいて前記類似画像の代表信号値を算出し、算
    出した前記代表信号値に基づいて、前記画像処理条件を
    決定する事を特徴とする請求項33、34、35又は3
    6に記載の画像処理方法。
  40. 【請求項40】 前記基準画像の前記所定の構造に対応
    する前記代表信号値と該所定の構造に対応する前記類似
    画像の代表信号値との差を算出して前記ずれ量とする事
    を特徴とする請求項33、34、35、36、37、3
    8又は39に記載の画像処理方法。
  41. 【請求項41】 前記基準画像を自動判別する事を特徴
    とする請求項33、34、35、36、37、38、3
    9又は40に記載の画像処理方法。
  42. 【請求項42】 前記自動判別は、m枚の類似画像の前
    記代表信号値をそれぞれ比較し、お互いに近い値を持つ
    n枚の画像を基準画像として判別する事を特徴とする請
    求項41に記載の画像処理方法(ただしm>n>0とす
    る。)。
  43. 【請求項43】 被写体を透過した放射線に基づいて生
    成された放射線画像を処理する画像処理方法であって、
    画像信号を解析して被写体の所定の構造に対応する代表
    信号値を検出し、前記代表信号値に基づいて放射線画像
    に対する画像処理条件を決定し、前記画像信号の特徴に
    類似性のある複数の放射線画像に対し処理を施す場合、
    前記複数の画像から任意に選択した画像を基準画像とし
    て自動判別し、前記基準画像以外の前記類似性のある画
    像の画像処理条件を用いて、画像処理を施す事を特徴と
    する画像処理方法。
  44. 【請求項44】 前記自動判別は、m枚の類似画像の前
    記代表信号値をそれぞれ比較し、お互いに近い値を持つ
    n枚の画像を基準画像として判別する事を特徴とする請
    求項43に記載の画像処理方法(ただしm>n>0とす
    る。)。
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