JP2001091919A - 表示装置の欠陥修正装置 - Google Patents
表示装置の欠陥修正装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 表示装置の欠陥修正作業を容易に行なえるよ
うにする。 【解決手段】 液晶表示装置1の欠陥箇所を修正するた
めの光ビームを照射する光ビーム照射装置14と、光ビ
ーム照射位置を裏面側から撮像する照射部観察用カメラ
19と、液晶表示装置1を移動させる移動装置12と、
移動装置12に表示信号を付与して各絵素を表示状態に
駆動する駆動装置28と、液晶表示装置1の絵素の表示
状態を表面側から撮像する低倍率および高倍率カメラ2
1、22と、両側のカメラ19と21および22とによ
り撮像された映像を表示する合成映像用モニタ35と、
合成映像用モニタ35での表示画面上において液晶表示
装置1上での光ビーム照射位置を特定するマーク第2付
与装置25とを備える。
うにする。 【解決手段】 液晶表示装置1の欠陥箇所を修正するた
めの光ビームを照射する光ビーム照射装置14と、光ビ
ーム照射位置を裏面側から撮像する照射部観察用カメラ
19と、液晶表示装置1を移動させる移動装置12と、
移動装置12に表示信号を付与して各絵素を表示状態に
駆動する駆動装置28と、液晶表示装置1の絵素の表示
状態を表面側から撮像する低倍率および高倍率カメラ2
1、22と、両側のカメラ19と21および22とによ
り撮像された映像を表示する合成映像用モニタ35と、
合成映像用モニタ35での表示画面上において液晶表示
装置1上での光ビーム照射位置を特定するマーク第2付
与装置25とを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば液晶表示装
置、EL(エレクトロルミネセンス)表示装置、プラズ
マ表示装置等の表示装置の欠陥修正装置に関するもので
ある。
置、EL(エレクトロルミネセンス)表示装置、プラズ
マ表示装置等の表示装置の欠陥修正装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】表示装置としての例えば液晶表示装置に
ついては、市場への不良品の流出を防止するために、通
常、パネル形態、モジュール形態のそれぞれの状態にお
いて、点灯検査が実施される。この点灯検査では、液晶
表示装置の点灯状態が規定の基準を満たしているか否か
が判断される。この検査の結果、規定の基準を満たして
いないものは不合格となり、この不合格品は、それ以降
の工程に送られず、即ち市場に出荷されることなく、不
良品として廃棄される。
ついては、市場への不良品の流出を防止するために、通
常、パネル形態、モジュール形態のそれぞれの状態にお
いて、点灯検査が実施される。この点灯検査では、液晶
表示装置の点灯状態が規定の基準を満たしているか否か
が判断される。この検査の結果、規定の基準を満たして
いないものは不合格となり、この不合格品は、それ以降
の工程に送られず、即ち市場に出荷されることなく、不
良品として廃棄される。
【0003】しかしながら、不良品と判断された液晶表
示装置でも、不良の発生具合によっては、配線個所を修
正することにより上記基準を満たすことができる場合が
ある。上記修正は、例えば、特開平3−209422号
公報、あるいは特開平6−82801号公報に開示され
た欠陥修正装置によって行われる。欠陥修正によって救
済された液晶表示装置は市場に出荷されることになる。
以下、従来の欠陥修正装置、およびこの欠陥修正装置を
用いて液晶表示装置に存在する欠陥を修正する方法につ
いて説明する。
示装置でも、不良の発生具合によっては、配線個所を修
正することにより上記基準を満たすことができる場合が
ある。上記修正は、例えば、特開平3−209422号
公報、あるいは特開平6−82801号公報に開示され
た欠陥修正装置によって行われる。欠陥修正によって救
済された液晶表示装置は市場に出荷されることになる。
以下、従来の欠陥修正装置、およびこの欠陥修正装置を
用いて液晶表示装置に存在する欠陥を修正する方法につ
いて説明する。
【0004】ここで、図3(a)(b)に示すように、
欠陥修正される表示装置は、TFT(Thin Film Transi
stor)側基板2と、対向側電極やカラーフィルターを形
成する対向側基板3とが、液晶層(図示せず)を介して
張り合わされた構造の液晶表示装置1である。
欠陥修正される表示装置は、TFT(Thin Film Transi
stor)側基板2と、対向側電極やカラーフィルターを形
成する対向側基板3とが、液晶層(図示せず)を介して
張り合わされた構造の液晶表示装置1である。
【0005】従来の表示装置の欠陥修正装置は、透過型
の液晶表示装置1の欠陥修正を行うものとなっており、
例えば図10に示す構成を有している。なお、透過型の
液晶表示装置1とは、TFT側基板2側に配された光源
からの光を対向側基板3を透過させることにより、対向
側基板3側にて表示を行うものである。即ち、この透過
型の液晶表示装置1は、対向側基板3側に光源が配され
た場合、表示状態とならない。したがって、対向側基板
3側が暗くなる室内等での使用に適しており、対向側基
板3側が明るくなる屋外等では、表示が見辛くなる。
の液晶表示装置1の欠陥修正を行うものとなっており、
例えば図10に示す構成を有している。なお、透過型の
液晶表示装置1とは、TFT側基板2側に配された光源
からの光を対向側基板3を透過させることにより、対向
側基板3側にて表示を行うものである。即ち、この透過
型の液晶表示装置1は、対向側基板3側に光源が配され
た場合、表示状態とならない。したがって、対向側基板
3側が暗くなる室内等での使用に適しており、対向側基
板3側が明るくなる屋外等では、表示が見辛くなる。
【0006】欠陥修正装置101は、点灯プローブ10
3と移動装置102とを備えている。点灯プローブ10
3は、液晶表示装置1にこれを点灯駆動する表示信号を
供給するためのものである。移動装置102は、液晶表
示装置1を点灯状態で移動させることができる移動ステ
ージ102aと、この移動ステージ102aを支持する
支持架台102bとを備えている。
3と移動装置102とを備えている。点灯プローブ10
3は、液晶表示装置1にこれを点灯駆動する表示信号を
供給するためのものである。移動装置102は、液晶表
示装置1を点灯状態で移動させることができる移動ステ
ージ102aと、この移動ステージ102aを支持する
支持架台102bとを備えている。
【0007】欠陥修正装置101は、また、光ビーム照
射装置104、第1ハーフミラー105と第2ハーフミ
ラー106、レンズ切換装置107、落射照明装置10
8、カメラ109、モニタ110および透過照明装置1
11を備えている。
射装置104、第1ハーフミラー105と第2ハーフミ
ラー106、レンズ切換装置107、落射照明装置10
8、カメラ109、モニタ110および透過照明装置1
11を備えている。
【0008】光ビーム照射装置104は、液晶表示装置
1の欠陥部を修正するためのものであり、カメラ109
は、光ビーム照射装置104による光ビーム照射箇所を
確認し、液晶表示装置1の絵素の点灯状態を観察するた
めのものである。落射照明装置108は、カメラ109
の撮像用の照明であり、第1ハーフミラー105および
第2ハーフミラー106は、カメラ109と落射照明装
置108に対する光路を導くものである。レンズ切換装
置107は、光ビーム照射装置104から液晶表示装置
1に光ビームを照射するため、および液晶表示装置1の
表示状態を観察するために必要な数種類の倍率レンズを
選択できるものであり、透過照明装置111は、光を照
射し、これが液晶表示装置1を透過することにより、作
業者40やカメラ109に表示状態を示すためのもので
ある。
1の欠陥部を修正するためのものであり、カメラ109
は、光ビーム照射装置104による光ビーム照射箇所を
確認し、液晶表示装置1の絵素の点灯状態を観察するた
めのものである。落射照明装置108は、カメラ109
の撮像用の照明であり、第1ハーフミラー105および
第2ハーフミラー106は、カメラ109と落射照明装
置108に対する光路を導くものである。レンズ切換装
置107は、光ビーム照射装置104から液晶表示装置
1に光ビームを照射するため、および液晶表示装置1の
表示状態を観察するために必要な数種類の倍率レンズを
選択できるものであり、透過照明装置111は、光を照
射し、これが液晶表示装置1を透過することにより、作
業者40やカメラ109に表示状態を示すためのもので
ある。
【0009】次に、上記欠陥修正装置101による液晶
表示装置1の欠陥修正方法について説明する。なお、こ
の欠陥修正に先立ち、液晶表示装置1に対しては点灯検
査が行われ、その欠陥箇所(欠陥絵素43を含む箇所)
に欠陥位置マーク41が作業者40によって記される。
表示装置1の欠陥修正方法について説明する。なお、こ
の欠陥修正に先立ち、液晶表示装置1に対しては点灯検
査が行われ、その欠陥箇所(欠陥絵素43を含む箇所)
に欠陥位置マーク41が作業者40によって記される。
【0010】まず、作業者40は、透過照明装置111
の光が液晶表示装置1を透過している状態で、対向側基
板3に記された欠陥位置マーク41を目視して、液晶表
示装置1が光ビーム照射装置104の照射直下位置に来
るように移動ステージ102aを操作する。
の光が液晶表示装置1を透過している状態で、対向側基
板3に記された欠陥位置マーク41を目視して、液晶表
示装置1が光ビーム照射装置104の照射直下位置に来
るように移動ステージ102aを操作する。
【0011】次に、作業者40は、TFT側基板2側観
察用のモニタ110を観察しながら、点灯プローブ10
3を介して駆動装置(図示せず)から付与される表示信
号を切り換えて、図5(図5の上図)に示すように、モ
ニタ110により欠陥絵素43を確認できるようにす
る。
察用のモニタ110を観察しながら、点灯プローブ10
3を介して駆動装置(図示せず)から付与される表示信
号を切り換えて、図5(図5の上図)に示すように、モ
ニタ110により欠陥絵素43を確認できるようにす
る。
【0012】この時、作業者40は、切り換えた表示信
号とモニタ110上の欠陥絵素43の表示状態の変化等
から、予め定められた基準に従い、その欠陥の種類を判
定する。
号とモニタ110上の欠陥絵素43の表示状態の変化等
から、予め定められた基準に従い、その欠陥の種類を判
定する。
【0013】次に、作業者40は、モニタ110を観察
しながら、予め教示されている光ビーム照射位置教示マ
ーク44に欠陥絵素43が重合するように移動ステージ
102aを操作する(図5の下図)。
しながら、予め教示されている光ビーム照射位置教示マ
ーク44に欠陥絵素43が重合するように移動ステージ
102aを操作する(図5の下図)。
【0014】次に、作業者40は、レンズ切換装置10
7を操作して光ビーム照射用の倍率レンズにより、モニ
タ110を図6に示すような光ビーム照射設定用の表示
とする。
7を操作して光ビーム照射用の倍率レンズにより、モニ
タ110を図6に示すような光ビーム照射設定用の表示
とする。
【0015】次に、作業者40は、欠陥の種類毎に予め
作成された修正手順群の中から、先に判定した欠陥の種
類と合致する修正手順を選択して、光ビーム照射形状教
示マーク45を観察しながら、上記手順に示された光ビ
ームの照射形状および照射強度等を設定し、TFT配線
部46の前記手順に示された位置に光ビーム照射形状教
示マーク45が重合するように移動ステージ102aを
操作し、順次光ビーム照射を照射する。
作成された修正手順群の中から、先に判定した欠陥の種
類と合致する修正手順を選択して、光ビーム照射形状教
示マーク45を観察しながら、上記手順に示された光ビ
ームの照射形状および照射強度等を設定し、TFT配線
部46の前記手順に示された位置に光ビーム照射形状教
示マーク45が重合するように移動ステージ102aを
操作し、順次光ビーム照射を照射する。
【0016】次に、作業者40は、レンズ切換装置10
7を操作して欠陥修正確認用の倍率レンズにより、モニ
タ110を図6に示すような欠陥修正確認用の表示とす
る。
7を操作して欠陥修正確認用の倍率レンズにより、モニ
タ110を図6に示すような欠陥修正確認用の表示とす
る。
【0017】次に、作業者40は、モニタ110を観察
しながら、点灯プローブ103を介して付与される表示
信号を切り換えて、欠陥絵素43が修正されたか否かを
判断する。以上の作業を、作業者40は、各欠陥位置マ
ーク41について、順次行う。
しながら、点灯プローブ103を介して付与される表示
信号を切り換えて、欠陥絵素43が修正されたか否かを
判断する。以上の作業を、作業者40は、各欠陥位置マ
ーク41について、順次行う。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
液晶表示装置の欠陥修正装置101では、透過型の液晶
表示装置1に対してのみ欠陥修正可能であり、反射型の
液晶表示装置1に対する欠陥修正が不可能である。な
お、反射型の液晶表示装置1とは、対向側基板3側に配
された光源からの光をTFT側基板2上で対向側基板3
側に反射させることにより、対向側基板3側にて表示を
行うものである。即ち、この反射型の液晶表示装置1
は、TFT側基板2側に光源が配された場合、表示状態
とならない。したがって、対向側基板3側が明るくなる
屋外等での使用に適しており、対向側基板3側が暗くな
る室内等では、表示が見辛くなる。
液晶表示装置の欠陥修正装置101では、透過型の液晶
表示装置1に対してのみ欠陥修正可能であり、反射型の
液晶表示装置1に対する欠陥修正が不可能である。な
お、反射型の液晶表示装置1とは、対向側基板3側に配
された光源からの光をTFT側基板2上で対向側基板3
側に反射させることにより、対向側基板3側にて表示を
行うものである。即ち、この反射型の液晶表示装置1
は、TFT側基板2側に光源が配された場合、表示状態
とならない。したがって、対向側基板3側が明るくなる
屋外等での使用に適しており、対向側基板3側が暗くな
る室内等では、表示が見辛くなる。
【0019】即ち、液晶表示装置1の欠陥位置の特定に
用いるカメラ109の撮像側(作業者40の目視側)は
TFT側基板2側であり、この側からでは、反射型の液
晶表示装置1の対向側基板3上に記された欠陥位置マー
ク41や反射による点灯表示状態を確認することができ
ない。この結果、欠陥の修正は不可能である。
用いるカメラ109の撮像側(作業者40の目視側)は
TFT側基板2側であり、この側からでは、反射型の液
晶表示装置1の対向側基板3上に記された欠陥位置マー
ク41や反射による点灯表示状態を確認することができ
ない。この結果、欠陥の修正は不可能である。
【0020】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたものであって、その目的は、透過型の表示装置
のみならず、反射型の表示装置に対しても、欠陥の修正
を行なうことができ、かつこの作業を容易に行なうこと
ができる表示装置の欠陥修正装置を提供することにあ
る。
なされたものであって、その目的は、透過型の表示装置
のみならず、反射型の表示装置に対しても、欠陥の修正
を行なうことができ、かつこの作業を容易に行なうこと
ができる表示装置の欠陥修正装置を提供することにあ
る。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の表示装置の欠陥修正装置は、表示装置の
欠陥箇所を修正するための光ビームを照射する光ビーム
照射手段と、前記光ビーム照射手段による光ビーム照射
位置を表示装置の裏面側から撮像する光ビーム照射位置
撮像手段と、前記表示装置を支持するとともに、この表
示装置での前記光ビームの照射位置を変更する方向へ表
示装置を移動可能な移動手段と、前記表示装置に表示信
号を付与して表示装置の各絵素を表示状態に駆動する駆
動手段と、前記表示装置における絵素の表示状態を、表
示装置の表面側から撮像する表示状態撮像手段と、前記
光ビーム照射位置撮像手段と前記表示状態撮像手段とに
より撮像された映像を表示する映像表示手段と、前記映
像表示手段での表示画面上において前記光ビーム照射手
段による前記表示装置上での光ビーム照射位置を特定す
るための位置特定手段とを備えていることを特徴として
いる。
めに、本発明の表示装置の欠陥修正装置は、表示装置の
欠陥箇所を修正するための光ビームを照射する光ビーム
照射手段と、前記光ビーム照射手段による光ビーム照射
位置を表示装置の裏面側から撮像する光ビーム照射位置
撮像手段と、前記表示装置を支持するとともに、この表
示装置での前記光ビームの照射位置を変更する方向へ表
示装置を移動可能な移動手段と、前記表示装置に表示信
号を付与して表示装置の各絵素を表示状態に駆動する駆
動手段と、前記表示装置における絵素の表示状態を、表
示装置の表面側から撮像する表示状態撮像手段と、前記
光ビーム照射位置撮像手段と前記表示状態撮像手段とに
より撮像された映像を表示する映像表示手段と、前記映
像表示手段での表示画面上において前記光ビーム照射手
段による前記表示装置上での光ビーム照射位置を特定す
るための位置特定手段とを備えていることを特徴として
いる。
【0022】上記の構成によれば、駆動手段により表示
装置を駆動している状態において、表示状態撮像手段お
よび映像表示手段を使用して、表示装置における絵素の
表示状態を表示装置の表面側から観察することにより、
表示装置の欠陥絵素を特定することができる。
装置を駆動している状態において、表示状態撮像手段お
よび映像表示手段を使用して、表示装置における絵素の
表示状態を表示装置の表面側から観察することにより、
表示装置の欠陥絵素を特定することができる。
【0023】その後、光ビーム照射位置撮像手段および
映像表示手段を使用して表示装置を裏面側から観察しな
がら、位置特定手段にて光ビーム照射手段による表示装
置上での光ビーム照射位置を特定するとともに、この光
ビーム照射位置と前記欠陥絵素の位置とが一致するよう
に、移動手段にて表示装置を移動させ、光ビーム照射手
段から前記欠陥絵素に対して光ビームを照射すれば、そ
の欠陥絵素を修正することができる。
映像表示手段を使用して表示装置を裏面側から観察しな
がら、位置特定手段にて光ビーム照射手段による表示装
置上での光ビーム照射位置を特定するとともに、この光
ビーム照射位置と前記欠陥絵素の位置とが一致するよう
に、移動手段にて表示装置を移動させ、光ビーム照射手
段から前記欠陥絵素に対して光ビームを照射すれば、そ
の欠陥絵素を修正することができる。
【0024】上記のように、本欠陥修正装置では、表示
装置における絵素の表示状態を表示装置の表面側から観
察する一方、欠陥修正のための光ビーム照射位置を表示
装置の裏面側から観察しているので、透過型および反射
型の表示装置の欠陥修正が可能である。
装置における絵素の表示状態を表示装置の表面側から観
察する一方、欠陥修正のための光ビーム照射位置を表示
装置の裏面側から観察しているので、透過型および反射
型の表示装置の欠陥修正が可能である。
【0025】また、表示装置の表側の映像と裏側の映像
とを同一の映像表示手段にて表示するようにしているの
で、表示装置の欠陥修正作業において、作業者が上記二
つの映像を別々の映像表示手段によって見比べるといっ
た作業が不要となり、作業性が向上する。これにより、
表示装置の欠陥修正を容易かつ確実に行うことができ
る。この結果、表示装置の良品率を向上させて、コスト
ダウンを図ることができる。
とを同一の映像表示手段にて表示するようにしているの
で、表示装置の欠陥修正作業において、作業者が上記二
つの映像を別々の映像表示手段によって見比べるといっ
た作業が不要となり、作業性が向上する。これにより、
表示装置の欠陥修正を容易かつ確実に行うことができ
る。この結果、表示装置の良品率を向上させて、コスト
ダウンを図ることができる。
【0026】上記の表示装置の欠陥修正装置は、前記光
ビーム照射位置撮像手段による映像と前記表示状態撮像
手段による映像との何れか一方の映像を、表示装置の左
右方向と上下方向との何れか一方向において反転させる
映像信号反転手段を備えている構成である。
ビーム照射位置撮像手段による映像と前記表示状態撮像
手段による映像との何れか一方の映像を、表示装置の左
右方向と上下方向との何れか一方向において反転させる
映像信号反転手段を備えている構成である。
【0027】上記の構成によれば、映像信号反転手段に
て、光ビーム照射位置撮像手段による映像と表示状態撮
像手段による映像との何れか一方の映像を、表示装置の
左右方向と上下方向との何れか一方向において反転させ
ることにより、表示装置を移動手段にて移動させたと
き、映像表示手段の表示画面上における表示装置の上記
両映像の移動方向を一致させることができる。
て、光ビーム照射位置撮像手段による映像と表示状態撮
像手段による映像との何れか一方の映像を、表示装置の
左右方向と上下方向との何れか一方向において反転させ
ることにより、表示装置を移動手段にて移動させたと
き、映像表示手段の表示画面上における表示装置の上記
両映像の移動方向を一致させることができる。
【0028】これにより、作業者が、映像表示手段の表
示画面を観察しながら表示装置の欠陥位置を特定する作
業等において、移動手段により表示装置を何れの方向に
移動させれば良いかの判断に混乱を来すことなく、その
作業を容易に行なうことができる。
示画面を観察しながら表示装置の欠陥位置を特定する作
業等において、移動手段により表示装置を何れの方向に
移動させれば良いかの判断に混乱を来すことなく、その
作業を容易に行なうことができる。
【0029】また、上記の表示装置の欠陥修正装置は、
前記光ビーム照射位置撮像手段による映像と前記表示状
態撮像手段による映像とが前記映像表示手段の表示画面
において重ね合わされて表示されるように切り換える表
示状態切換え手段を備えている構成としてもよい。
前記光ビーム照射位置撮像手段による映像と前記表示状
態撮像手段による映像とが前記映像表示手段の表示画面
において重ね合わされて表示されるように切り換える表
示状態切換え手段を備えている構成としてもよい。
【0030】上記の構成によれば、1台の映像表示手段
に、光ビーム照射位置撮像手段による映像と表示状態撮
像手段による映像とを重ね合わせて表示することができ
る。これにより、作業者は、表示装置の絵素の挙動が修
正した絵素のものであるのか、修正した絵素に隣接する
絵素のものであるのかを容易かつ正確に認識することが
できる。また、欠陥絵素に対して光ビーム照射位置を一
致させることが非常に容易となる。この結果、表示装置
の欠陥修正を容易かつ正確に行うことができる。
に、光ビーム照射位置撮像手段による映像と表示状態撮
像手段による映像とを重ね合わせて表示することができ
る。これにより、作業者は、表示装置の絵素の挙動が修
正した絵素のものであるのか、修正した絵素に隣接する
絵素のものであるのかを容易かつ正確に認識することが
できる。また、欠陥絵素に対して光ビーム照射位置を一
致させることが非常に容易となる。この結果、表示装置
の欠陥修正を容易かつ正確に行うことができる。
【0031】また、上記の表示装置の欠陥修正装置は、
前記光ビーム照射位置撮像手段による映像と前記表示状
態撮像手段による映像とが前記映像表示手段の表示画面
において並べて表示されるように切り換える表示状態切
換え手段を備えている構成としてもよい。
前記光ビーム照射位置撮像手段による映像と前記表示状
態撮像手段による映像とが前記映像表示手段の表示画面
において並べて表示されるように切り換える表示状態切
換え手段を備えている構成としてもよい。
【0032】上記の構成によれば、1台の映像表示手段
に、光ビーム照射位置撮像手段による映像と表示状態撮
像手段による映像とを並べて表示することができる。こ
れにより、作業者は、1台の映像表示手段の表示画面を
観察しながら、例えば、一方の映像、即ち光ビーム照射
位置撮像手段による映像から反射層の異常を検知した場
合、他方の映像、即ち表示状態撮像手段による映像に基
づいて、上記異常が不良レベルものであるか否かを正確
に、かつ容易に判断することができる。
に、光ビーム照射位置撮像手段による映像と表示状態撮
像手段による映像とを並べて表示することができる。こ
れにより、作業者は、1台の映像表示手段の表示画面を
観察しながら、例えば、一方の映像、即ち光ビーム照射
位置撮像手段による映像から反射層の異常を検知した場
合、他方の映像、即ち表示状態撮像手段による映像に基
づいて、上記異常が不良レベルものであるか否かを正確
に、かつ容易に判断することができる。
【0033】また、上記の表示装置の欠陥修正装置は、
前記映像表示手段における表示状態を、前記光ビーム照
射位置撮像手段による映像と前記表示状態撮像手段によ
る映像との何れか一方を表示する状態と、これら両映像
を並べて表示する状態と、上記両映像を重ね合わせて表
示する状態とに切り換える表示状態切換え手段を備えて
いる構成としてもよい。
前記映像表示手段における表示状態を、前記光ビーム照
射位置撮像手段による映像と前記表示状態撮像手段によ
る映像との何れか一方を表示する状態と、これら両映像
を並べて表示する状態と、上記両映像を重ね合わせて表
示する状態とに切り換える表示状態切換え手段を備えて
いる構成としてもよい。
【0034】上記の構成によれば、表示切換え手段によ
り、映像表示手段が光ビーム照射位置撮像手段による映
像と前記表示状態撮像手段による映像との何れか一方を
表示する状態と、これら両映像を重ね合わせて表示する
状態と、これら両映像を並べて表示する状態とを選択す
ることができる。
り、映像表示手段が光ビーム照射位置撮像手段による映
像と前記表示状態撮像手段による映像との何れか一方を
表示する状態と、これら両映像を重ね合わせて表示する
状態と、これら両映像を並べて表示する状態とを選択す
ることができる。
【0035】これにより、1台の映像表示手段により、
光ビーム照射位置撮像手段による映像または表示状態撮
像手段による映像を適切に表示し得るとともに、これら
両映像を重ね合わせて、あるいは並べて表示することに
より、作業者が、映像表示画面上において、表示装置の
欠陥を修正した絵素とそれ以外の絵素とを明確かつ容易
に識別することができる。したがって、欠陥の修正結果
の確認を容易に行なうことができる。
光ビーム照射位置撮像手段による映像または表示状態撮
像手段による映像を適切に表示し得るとともに、これら
両映像を重ね合わせて、あるいは並べて表示することに
より、作業者が、映像表示画面上において、表示装置の
欠陥を修正した絵素とそれ以外の絵素とを明確かつ容易
に識別することができる。したがって、欠陥の修正結果
の確認を容易に行なうことができる。
【0036】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図1ない
し図9に基づいて以下に説明する。まず、本発明の前提
となる表示装置の欠陥修正装置を、図2に基づいて説明
する。この欠陥修正装置11は、例えば図3に示す反射
型の液晶表示装置1の欠陥箇所を修正するものである。
この液晶表示装置1には、欠陥修正に先立ち、点灯検査
が行われ、その欠陥箇所(欠陥絵素43を含む箇所)に
欠陥位置マーク41が作業者40によって記される。
し図9に基づいて以下に説明する。まず、本発明の前提
となる表示装置の欠陥修正装置を、図2に基づいて説明
する。この欠陥修正装置11は、例えば図3に示す反射
型の液晶表示装置1の欠陥箇所を修正するものである。
この液晶表示装置1には、欠陥修正に先立ち、点灯検査
が行われ、その欠陥箇所(欠陥絵素43を含む箇所)に
欠陥位置マーク41が作業者40によって記される。
【0037】液晶表示装置1は、TFT側基板2と、対
向側電極やカラーフィルターを形成する対向側基板3と
が、液晶層(図示せず)を介して張り合わされた構造を
有している。
向側電極やカラーフィルターを形成する対向側基板3と
が、液晶層(図示せず)を介して張り合わされた構造を
有している。
【0038】欠陥修正装置11は、移動装置12および
この移動装置12に設けられた点灯プローブ13を備え
ている。移動装置12は、液晶表示装置1を点灯状態で
移動させることができる移動ステージ12aと、この移
動ステージ12aを支持する支持架台12bとを有して
いる。
この移動装置12に設けられた点灯プローブ13を備え
ている。移動装置12は、液晶表示装置1を点灯状態で
移動させることができる移動ステージ12aと、この移
動ステージ12aを支持する支持架台12bとを有して
いる。
【0039】点灯プローブ13は、液晶表示装置1に点
灯駆動用の表示信号を供給するためのものである。点灯
プローブ13には、上記表示信号を出力する駆動装置2
8が接続されている。なお、上記移動ステージ12aお
よび支持架台12bには、対向側基板3側からの液晶表
示装置1の観察を可能とする開口部12a1 、12b 1
がそれぞれ形成されている。
灯駆動用の表示信号を供給するためのものである。点灯
プローブ13には、上記表示信号を出力する駆動装置2
8が接続されている。なお、上記移動ステージ12aお
よび支持架台12bには、対向側基板3側からの液晶表
示装置1の観察を可能とする開口部12a1 、12b 1
がそれぞれ形成されている。
【0040】欠陥修正装置11は、また、点灯プローブ
13に取り付けられた液晶表示装置1のTFT側基板2
側に、光ビーム照射装置14、第1ハーフミラー15、
第2ハーフミラー16、レンズ切換え装置17、落射照
明装置18、照射部観察用カメラ19および第1モニタ
20を備えている。
13に取り付けられた液晶表示装置1のTFT側基板2
側に、光ビーム照射装置14、第1ハーフミラー15、
第2ハーフミラー16、レンズ切換え装置17、落射照
明装置18、照射部観察用カメラ19および第1モニタ
20を備えている。
【0041】光ビーム照射装置14は、液晶表示装置1
の欠陥部を修正するための光ビームを照射するものであ
る。第1ハーフミラー15、第2ハーフミラー16およ
びレンズ切換え装置17は、光ビーム照射装置14から
液晶表示装置1への光路中にこの順序で設けられてい
る。レンズ切換え装置17は、液晶表示装置1への光ビ
ームの照射状態や液晶表示装置1の表示状態を観察する
ために必要な数種類の倍率レンズを備え、これらのうち
から選択されたレンズを上記光路中に配するものであ
る。落射照明装置18は照射部観察用カメラ19による
撮像用の照明装置であり、この落射照明装置18の光は
第2ハーフミラー16に反射されて液晶表示装置1に照
射される。照射部観察用カメラ19は、液晶表示装置1
からの光を第1ハーフミラー15を介して受けることに
より、光ビーム照射装置14からの液晶表示装置1に対
する光ビーム照射位置を観察するためのものである。第
1モニタ20は、照射部観察用カメラ19による撮像画
像を表示するものである。
の欠陥部を修正するための光ビームを照射するものであ
る。第1ハーフミラー15、第2ハーフミラー16およ
びレンズ切換え装置17は、光ビーム照射装置14から
液晶表示装置1への光路中にこの順序で設けられてい
る。レンズ切換え装置17は、液晶表示装置1への光ビ
ームの照射状態や液晶表示装置1の表示状態を観察する
ために必要な数種類の倍率レンズを備え、これらのうち
から選択されたレンズを上記光路中に配するものであ
る。落射照明装置18は照射部観察用カメラ19による
撮像用の照明装置であり、この落射照明装置18の光は
第2ハーフミラー16に反射されて液晶表示装置1に照
射される。照射部観察用カメラ19は、液晶表示装置1
からの光を第1ハーフミラー15を介して受けることに
より、光ビーム照射装置14からの液晶表示装置1に対
する光ビーム照射位置を観察するためのものである。第
1モニタ20は、照射部観察用カメラ19による撮像画
像を表示するものである。
【0042】欠陥修正装置11は、さらに、点灯プロー
ブ13に取り付けられた液晶表示装置1の対向側基板3
側に、低倍率カメラ21、高倍率カメラ22、反射照明
装置23、マーク第1付与装置24、マーク第2付与装
置25、カメラ表示切換器26、第2モニタ27を備え
ている。
ブ13に取り付けられた液晶表示装置1の対向側基板3
側に、低倍率カメラ21、高倍率カメラ22、反射照明
装置23、マーク第1付与装置24、マーク第2付与装
置25、カメラ表示切換器26、第2モニタ27を備え
ている。
【0043】低倍率カメラ21は、作業者40が高倍率
カメラ22の視野に欠陥絵素43を導くための拡大視野
追い込み用のカメラである。高倍率カメラ22は、作業
者40が液晶表示装置1の後述する欠陥絵素43を特定
して、その欠陥絵素43を光ビーム照射位置に移動させ
るための欠陥絵素位置特定用のカメラである。即ち、作
業者40は、高倍率カメラ22の出力映像を観察するこ
とにより欠陥絵素43を特定し、その欠陥絵素43を移
動装置12により光ビーム照射位置に移動させることが
できる。反射照明装置23は、高倍率カメラ22および
低倍率カメラ21による液晶表示装置1の表示画像撮像
用の照明装置である。
カメラ22の視野に欠陥絵素43を導くための拡大視野
追い込み用のカメラである。高倍率カメラ22は、作業
者40が液晶表示装置1の後述する欠陥絵素43を特定
して、その欠陥絵素43を光ビーム照射位置に移動させ
るための欠陥絵素位置特定用のカメラである。即ち、作
業者40は、高倍率カメラ22の出力映像を観察するこ
とにより欠陥絵素43を特定し、その欠陥絵素43を移
動装置12により光ビーム照射位置に移動させることが
できる。反射照明装置23は、高倍率カメラ22および
低倍率カメラ21による液晶表示装置1の表示画像撮像
用の照明装置である。
【0044】マーク第1付与装置24は、低倍率カメラ
21の視野内に高倍率カメラ22の視野位置を特定して
示すためのものである。これにより、カメラ表示切換器
26にて低倍率カメラ21の出力を選択した際、図4に
示す高倍率カメラ視野教示用マーク42が付加された液
晶表示装置1の映像がカメラ表示切換器26を介して第
2モニタ27に表示される。マーク第2付与装置25
は、高倍率カメラ22の視野内に光ビームの照射位置を
特定して示すためのものである。これにより、カメラ表
示切換器26にて高倍率カメラ22の出力を選択した
際、光ビーム照射位置教示マーク44(図5参照)が付
加された液晶表示装置1の映像がカメラ表示切換器26
を介して第2モニタ27に表示される。
21の視野内に高倍率カメラ22の視野位置を特定して
示すためのものである。これにより、カメラ表示切換器
26にて低倍率カメラ21の出力を選択した際、図4に
示す高倍率カメラ視野教示用マーク42が付加された液
晶表示装置1の映像がカメラ表示切換器26を介して第
2モニタ27に表示される。マーク第2付与装置25
は、高倍率カメラ22の視野内に光ビームの照射位置を
特定して示すためのものである。これにより、カメラ表
示切換器26にて高倍率カメラ22の出力を選択した
際、光ビーム照射位置教示マーク44(図5参照)が付
加された液晶表示装置1の映像がカメラ表示切換器26
を介して第2モニタ27に表示される。
【0045】マーク第1付与装置24およびマーク第2
付与装置25は、カメラ画像の特定の位置に、カメラ画
像に重ねてマークを表示させるための装置であり、例え
ばクロスライン発生器と呼ばれる装置からなる。このク
ロスライン発生器としては、例えば有限会社ナイス電子
製の電子ライン発生器(DL-3201,D-3401,DL-3601等)を
使用することができる。
付与装置25は、カメラ画像の特定の位置に、カメラ画
像に重ねてマークを表示させるための装置であり、例え
ばクロスライン発生器と呼ばれる装置からなる。このク
ロスライン発生器としては、例えば有限会社ナイス電子
製の電子ライン発生器(DL-3201,D-3401,DL-3601等)を
使用することができる。
【0046】カメラ表示切換器26は、第2モニタ27
に表示する映像を、高倍率カメラ22の出力と低倍率カ
メラ21の出力とから選択する切換え装置である。第2
モニタ27はカメラ表示切換器26を介して供給される
映像を表示するものである。
に表示する映像を、高倍率カメラ22の出力と低倍率カ
メラ21の出力とから選択する切換え装置である。第2
モニタ27はカメラ表示切換器26を介して供給される
映像を表示するものである。
【0047】次に、欠陥修正装置11による液晶表示装
置1の欠陥修正方法について説明する。まず、作業者4
0は、カメラ表示切換器26を操作して、第2モニタ2
7に低倍率カメラ21により撮像された液晶表示装置1
の図4(図4の上側)に示すような映像を表示させる。
置1の欠陥修正方法について説明する。まず、作業者4
0は、カメラ表示切換器26を操作して、第2モニタ2
7に低倍率カメラ21により撮像された液晶表示装置1
の図4(図4の上側)に示すような映像を表示させる。
【0048】次に、作業者40は、反射照明装置23の
照射光により、第2モニタ27の表示画面において、図
4(図4の下側)に示すように、液晶表示装置1の対向
側基板3に記された欠陥位置マーク41が第2モニタ2
7の表示画面の所定位置に設定された高倍率カメラ視野
教示用マーク42と重合するように、移動ステージ12
aを操作する。
照射光により、第2モニタ27の表示画面において、図
4(図4の下側)に示すように、液晶表示装置1の対向
側基板3に記された欠陥位置マーク41が第2モニタ2
7の表示画面の所定位置に設定された高倍率カメラ視野
教示用マーク42と重合するように、移動ステージ12
aを操作する。
【0049】次に、作業者40は、カメラ表示切換器2
6を操作して、第2モニタ27に欠陥絵素位置特定用の
高倍率カメラ22からの図5(図5の上側)に示すよう
な映像を表示させる。
6を操作して、第2モニタ27に欠陥絵素位置特定用の
高倍率カメラ22からの図5(図5の上側)に示すよう
な映像を表示させる。
【0050】次に、作業者40は、第2モニタ27を観
察しながら、点灯プローブ13を介して駆動装置28か
ら液晶表示装置1に付与される表示信号を切り換えて、
第1モニタ20において欠陥絵素43が確認できるよう
にする。この時、作業者40は、切り換えた表示信号と
モニタ上欠陥絵素の表示状態の変化等から、予め定めら
れた基準に従い、その欠陥の種類を判定する。
察しながら、点灯プローブ13を介して駆動装置28か
ら液晶表示装置1に付与される表示信号を切り換えて、
第1モニタ20において欠陥絵素43が確認できるよう
にする。この時、作業者40は、切り換えた表示信号と
モニタ上欠陥絵素の表示状態の変化等から、予め定めら
れた基準に従い、その欠陥の種類を判定する。
【0051】次に、作業者40は、第2モニタ27を観
察しながら、図5(図5の下側)に示すように、所定位
置に設定されている光ビーム照射位置教示マーク44に
欠陥絵素43が重合するように移動ステージ12aを操
作する。
察しながら、図5(図5の下側)に示すように、所定位
置に設定されている光ビーム照射位置教示マーク44に
欠陥絵素43が重合するように移動ステージ12aを操
作する。
【0052】次に、作業者40は、レンズ切換え装置1
7を操作して、光ビーム照射用の倍率レンズにより、第
1モニタ20の表示画面を図6に示すような光ビーム照
射設定用の表示とする。
7を操作して、光ビーム照射用の倍率レンズにより、第
1モニタ20の表示画面を図6に示すような光ビーム照
射設定用の表示とする。
【0053】次に、作業者40は、欠陥絵素43におけ
る欠陥の種類毎に予め作成されている修正手順群のうち
から、先に判定した欠陥種類と合致する修正手順を選択
する。そして、光ビーム照射形状教示マーク45を観察
しながら、上記手順に示された光ビーム照射形状および
照射強度等を設定する。さらに、液晶表示装置1におけ
るTFT配線部46の上記手順に示された位置に光ビー
ム照射形状教示マーク45が重合するように移動ステー
ジ12aを操作し、光ビーム照射装置14から順次光ビ
ームを照射する。
る欠陥の種類毎に予め作成されている修正手順群のうち
から、先に判定した欠陥種類と合致する修正手順を選択
する。そして、光ビーム照射形状教示マーク45を観察
しながら、上記手順に示された光ビーム照射形状および
照射強度等を設定する。さらに、液晶表示装置1におけ
るTFT配線部46の上記手順に示された位置に光ビー
ム照射形状教示マーク45が重合するように移動ステー
ジ12aを操作し、光ビーム照射装置14から順次光ビ
ームを照射する。
【0054】次に、作業者40は、カメラ表示切換器2
6を操作して、第2モニタ27に、高倍率カメラ22も
しくは低倍率カメラ21からの映像を選択して表示させ
る。そして、第2モニタ27を観察しながら、点灯プロ
ーブ13を介して液晶表示装置1に付与される表示信号
を切り換えて、欠陥絵素43が修正されたか否かを判断
する。以上の作業を、作業者40は、各欠陥位置マーク
41について、順次行う。
6を操作して、第2モニタ27に、高倍率カメラ22も
しくは低倍率カメラ21からの映像を選択して表示させ
る。そして、第2モニタ27を観察しながら、点灯プロ
ーブ13を介して液晶表示装置1に付与される表示信号
を切り換えて、欠陥絵素43が修正されたか否かを判断
する。以上の作業を、作業者40は、各欠陥位置マーク
41について、順次行う。
【0055】上記の欠陥修正装置11では、作業者40
は、修正作業の進行に応じて、2台のモニタ、即ち第1
および第2モニタ20、27を逐次見比べる必要があ
り、これが作業者40の負担となっている。
は、修正作業の進行に応じて、2台のモニタ、即ち第1
および第2モニタ20、27を逐次見比べる必要があ
り、これが作業者40の負担となっている。
【0056】さらに、一部の欠陥修正方法においては、
修正した絵素の表示挙動が隣接する絵素に影響を及ぼす
場合があり、2台のモニタ20、27を逐次見比べなが
らの作業では、モニタ65上の絵素の挙動が修正した絵
素のものであるのか、修正した絵素に隣接する絵素のも
のであるのかを誤認識し易く、欠陥修正を失敗する虞が
ある。
修正した絵素の表示挙動が隣接する絵素に影響を及ぼす
場合があり、2台のモニタ20、27を逐次見比べなが
らの作業では、モニタ65上の絵素の挙動が修正した絵
素のものであるのか、修正した絵素に隣接する絵素のも
のであるのかを誤認識し易く、欠陥修正を失敗する虞が
ある。
【0057】さらに、照射部観察用カメラ19と低倍率
カメラ21および高倍率カメラ22とは、液晶表示装置
1を挟んで反対側に位置しているため、移動装置12に
より液晶表示装置1をその上下方向に移動させた場合、
液晶表示装置1の映像は、第1モニタ20と第2モニタ
27とで共に上下同方向に移動するものの、左右に移動
させた場合、第1モニタ20と第2モニタ27とで互い
に左右逆方向に移動することになる。この結果、作業者
40が欠陥位置を特定する作業において、移動ステージ
12aをどの方向に移動させれば良いかの判断に混乱を
来し易くなっている。
カメラ21および高倍率カメラ22とは、液晶表示装置
1を挟んで反対側に位置しているため、移動装置12に
より液晶表示装置1をその上下方向に移動させた場合、
液晶表示装置1の映像は、第1モニタ20と第2モニタ
27とで共に上下同方向に移動するものの、左右に移動
させた場合、第1モニタ20と第2モニタ27とで互い
に左右逆方向に移動することになる。この結果、作業者
40が欠陥位置を特定する作業において、移動ステージ
12aをどの方向に移動させれば良いかの判断に混乱を
来し易くなっている。
【0058】そこで、本願の発明者は、さらに、作業者
40による液晶表示装置1の修正作業において、2台の
モニタ20、27を見比べる負担を無くすとともに、モ
ニタ上の絵素の挙動が修正した絵素のものであるか、修
正した絵素に隣接する絵素のものであるのかを正確に、
かつ容易に認識できる上、欠陥位置を特定する作業上で
の移動ステージ12a、即ち液晶表示装置1の移動方向
を正確に、かつ容易に判断できる表示装置の欠陥修正装
置を開発した。
40による液晶表示装置1の修正作業において、2台の
モニタ20、27を見比べる負担を無くすとともに、モ
ニタ上の絵素の挙動が修正した絵素のものであるか、修
正した絵素に隣接する絵素のものであるのかを正確に、
かつ容易に認識できる上、欠陥位置を特定する作業上で
の移動ステージ12a、即ち液晶表示装置1の移動方向
を正確に、かつ容易に判断できる表示装置の欠陥修正装
置を開発した。
【0059】以下この表示装置の欠陥修正装置を、図1
に基づいて説明する。なお、前記の図面に示した手段と
同一の機能を有する手段には同一の符号を付記し、その
説明を省略する。
に基づいて説明する。なお、前記の図面に示した手段と
同一の機能を有する手段には同一の符号を付記し、その
説明を省略する。
【0060】図1に示すように、本実施の形態における
表示装置の欠陥修正装置31は、反射型の液晶表示装置
1を保持するための点灯プローブ13、この点灯プロー
ブ13を支持する移動装置(移動手段)12、および駆
動装置(駆動手段)28を備えている。
表示装置の欠陥修正装置31は、反射型の液晶表示装置
1を保持するための点灯プローブ13、この点灯プロー
ブ13を支持する移動装置(移動手段)12、および駆
動装置(駆動手段)28を備えている。
【0061】欠陥修正装置31は、また、点灯プローブ
13に取り付けられた液晶表示装置1のTFT側基板2
側に、光ビーム照射装置(光ビーム照射手段)14、第
1ハーフミラー15、第2ハーフミラー16、レンズ切
換え装置17、落射照明装置18、照射部観察用カメラ
(光ビーム照射位置撮像手段)19を備えている。
13に取り付けられた液晶表示装置1のTFT側基板2
側に、光ビーム照射装置(光ビーム照射手段)14、第
1ハーフミラー15、第2ハーフミラー16、レンズ切
換え装置17、落射照明装置18、照射部観察用カメラ
(光ビーム照射位置撮像手段)19を備えている。
【0062】欠陥修正装置31は、さらに、上記液晶表
示装置1の対向側基板3側に、低倍率カメラ(表示状態
撮像手段)21、高倍率カメラ(表示状態撮像手段)2
2、反射照明装置23、マーク第1付与装置24、マー
ク第2付与装置(位置特定手段)25、カメラ表示切換
器26、映像信号反転装置(映像信号反転手段)32、
映像信号合成装置(表示状態切換え手段)33、合成方
法切換入力装置(表示状態切換え手段)34および合成
映像用モニタ(映像表示手段)35を備えている。
示装置1の対向側基板3側に、低倍率カメラ(表示状態
撮像手段)21、高倍率カメラ(表示状態撮像手段)2
2、反射照明装置23、マーク第1付与装置24、マー
ク第2付与装置(位置特定手段)25、カメラ表示切換
器26、映像信号反転装置(映像信号反転手段)32、
映像信号合成装置(表示状態切換え手段)33、合成方
法切換入力装置(表示状態切換え手段)34および合成
映像用モニタ(映像表示手段)35を備えている。
【0063】上記の映像信号反転装置32は、カメラ表
示切換器26を介して得られる低倍率カメラ21または
高倍率カメラ22からの液晶表示装置1の表示状態観察
用映像と、照射部観察用カメラ19から得られるビーム
照射位置観察用映像との何れか一方を左右方向または上
下方向の何れか一方向において反転させるものである。
示切換器26を介して得られる低倍率カメラ21または
高倍率カメラ22からの液晶表示装置1の表示状態観察
用映像と、照射部観察用カメラ19から得られるビーム
照射位置観察用映像との何れか一方を左右方向または上
下方向の何れか一方向において反転させるものである。
【0064】映像信号合成装置33は、映像信号反転装
置32から出力される二つの映像、即ち左右方向または
上下方向が反転した映像と、反転していない映像とを合
成するものである。上記映像信号合成装置33は、上記
二つの映像を複数の合成方法にて合成可能である。例え
ば、上記二つの映像が重ね合わされた状態に合成する。
あるいは、上記二つの映像が、上下方向または左右方向
に並べられた状態に合成する。
置32から出力される二つの映像、即ち左右方向または
上下方向が反転した映像と、反転していない映像とを合
成するものである。上記映像信号合成装置33は、上記
二つの映像を複数の合成方法にて合成可能である。例え
ば、上記二つの映像が重ね合わされた状態に合成する。
あるいは、上記二つの映像が、上下方向または左右方向
に並べられた状態に合成する。
【0065】合成方法切換入力装置34は、上記複数の
合成方法のうちから作業者40が適当な合成方法を選択
するためのものである。さらに、合成方法切換入力装置
34は、上記二つの映像のうちの何れか一方のみを選択
して、合成映像用モニタ35に表示させることができる
ようになっている。
合成方法のうちから作業者40が適当な合成方法を選択
するためのものである。さらに、合成方法切換入力装置
34は、上記二つの映像のうちの何れか一方のみを選択
して、合成映像用モニタ35に表示させることができる
ようになっている。
【0066】したがって、合成映像用モニタ35には、
合成方法切換入力装置34により選択され、映像信号合
成装置33から供給された映像が表示される。
合成方法切換入力装置34により選択され、映像信号合
成装置33から供給された映像が表示される。
【0067】ここで、上記映像信号反転装置32および
映像信号合成装置33についてさらに詳細に説明する。
映像信号合成装置33についてさらに詳細に説明する。
【0068】図7に示すように、照射部観察用カメラ1
9および高倍率カメラ22にて撮像された映像は、映像
信号反転装置32および映像信号合成装置33を経た
後、合成映像用モニタ35に表示される。
9および高倍率カメラ22にて撮像された映像は、映像
信号反転装置32および映像信号合成装置33を経た
後、合成映像用モニタ35に表示される。
【0069】液晶表示装置1に例えば同図に示す矢印が
表示されている場合、照射部観察用カメラ19には、液
晶表示装置1の裏面からの画像として画像Aが入力され
る。一方、高倍率カメラ22には、表面からの画像とし
て画像Bが入力される。
表示されている場合、照射部観察用カメラ19には、液
晶表示装置1の裏面からの画像として画像Aが入力され
る。一方、高倍率カメラ22には、表面からの画像とし
て画像Bが入力される。
【0070】今、映像信号反転装置32により高倍率カ
メラ22の出力画像(画像B)を反転させた場合、画像
Bは画像Cのように変換される。即ち、映像信号反転装
置32では、図8に示す処理が行なわれる。
メラ22の出力画像(画像B)を反転させた場合、画像
Bは画像Cのように変換される。即ち、映像信号反転装
置32では、図8に示す処理が行なわれる。
【0071】次に、映像信号合成装置33に画像Aと画
像Cとが重なり合う合成処理を行なわせた場合、合成映
像用モニタ35には画像Aと画像Cとが重ね合わされた
状態の画像Dが表示される。即ち、映像信号合成装置3
3では、図9に示す処理が行なわれる。
像Cとが重なり合う合成処理を行なわせた場合、合成映
像用モニタ35には画像Aと画像Cとが重ね合わされた
状態の画像Dが表示される。即ち、映像信号合成装置3
3では、図9に示す処理が行なわれる。
【0072】一方、映像信号合成装置33に画像Aと画
像Cとが上下に並ぶ合成処理を行なわせた場合、合成映
像用モニタ35には画像Aと画像Cとが上下に並んだ状
態の画像Eが表示される。
像Cとが上下に並ぶ合成処理を行なわせた場合、合成映
像用モニタ35には画像Aと画像Cとが上下に並んだ状
態の画像Eが表示される。
【0073】上記のような映像信号反転装置32および
映像信号合成装置33としては、例えば、Matrox Elect
ronic Systems Ltd.製の高速画像処理装置(商品名 G
ENESIS、販売代理店 住金制御エンジニアリング
株式会社)や、東京電子工業株式会社製の電子ライン発
生器・センターワイプ装置(商品名 LG410W)が
知られている。
映像信号合成装置33としては、例えば、Matrox Elect
ronic Systems Ltd.製の高速画像処理装置(商品名 G
ENESIS、販売代理店 住金制御エンジニアリング
株式会社)や、東京電子工業株式会社製の電子ライン発
生器・センターワイプ装置(商品名 LG410W)が
知られている。
【0074】次に、欠陥修正装置31による液晶表示装
置1の欠陥修正方法について説明する。まず、作業者4
0は、映像信号反転装置32を操作して、カメラ表示切
換器26を介して得られる低倍率カメラ21または高倍
率カメラ22からの映像信号が左右方向において反転す
るよう設定する。
置1の欠陥修正方法について説明する。まず、作業者4
0は、映像信号反転装置32を操作して、カメラ表示切
換器26を介して得られる低倍率カメラ21または高倍
率カメラ22からの映像信号が左右方向において反転す
るよう設定する。
【0075】次に、作業者40は、カメラ表示切換器2
6を操作して拡大視野追い込み用の低倍率カメラ21を
選択し、さらに、合成映像用モニタ35に低倍率カメラ
21からの図4(図4の上側)に示すような映像のみが
表示されるように、合成方法切換入力装置34を操作す
る。
6を操作して拡大視野追い込み用の低倍率カメラ21を
選択し、さらに、合成映像用モニタ35に低倍率カメラ
21からの図4(図4の上側)に示すような映像のみが
表示されるように、合成方法切換入力装置34を操作す
る。
【0076】次に、作業者40は、反射照明装置23の
光量等を調整して、合成映像用モニタ35において液晶
表示装置1の対向側基板3に記された欠陥位置マーク4
1を視認できるようにする。
光量等を調整して、合成映像用モニタ35において液晶
表示装置1の対向側基板3に記された欠陥位置マーク4
1を視認できるようにする。
【0077】次に、作業者40は、図4(図4の下側)
に示すように、合成映像用モニタ35に映し出された欠
陥位置マーク(欠陥箇所)41が、予め所定位置、例え
ば合成映像用モニタ35における表示画面の中央部に設
定された高倍率カメラ視野教示用マーク42と重合する
ように、移動ステージ12aを操作する。
に示すように、合成映像用モニタ35に映し出された欠
陥位置マーク(欠陥箇所)41が、予め所定位置、例え
ば合成映像用モニタ35における表示画面の中央部に設
定された高倍率カメラ視野教示用マーク42と重合する
ように、移動ステージ12aを操作する。
【0078】次に、作業者40は、カメラ表示切換器2
6を操作して、合成映像用モニタ35に欠陥絵素位置特
定用の高倍率カメラ22からの図5(図5の上側)に示
すような映像、即ち高倍率カメラ視野教示用マーク42
の位置における欠陥位置マーク41の部分が拡大された
映像を表示させる。
6を操作して、合成映像用モニタ35に欠陥絵素位置特
定用の高倍率カメラ22からの図5(図5の上側)に示
すような映像、即ち高倍率カメラ視野教示用マーク42
の位置における欠陥位置マーク41の部分が拡大された
映像を表示させる。
【0079】次に、作業者40は、合成映像用モニタ3
5を観察しながら、点灯プローブ13を介して駆動装置
28から液晶表示装置1に付与される表示信号を切り換
え、さらに、反射照明装置23の光量等を調整し、合成
映像用モニタ35において欠陥絵素43が確認できるよ
うにする。このとき、作業者40は、切り換えた表示信
号と、合成映像用モニタ35上の欠陥絵素43について
の上記表示信号の切り換えによる表示状態の変化等か
ら、予め定められた基準に従って、欠陥絵素43の欠陥
の種類を判定する。
5を観察しながら、点灯プローブ13を介して駆動装置
28から液晶表示装置1に付与される表示信号を切り換
え、さらに、反射照明装置23の光量等を調整し、合成
映像用モニタ35において欠陥絵素43が確認できるよ
うにする。このとき、作業者40は、切り換えた表示信
号と、合成映像用モニタ35上の欠陥絵素43について
の上記表示信号の切り換えによる表示状態の変化等か
ら、予め定められた基準に従って、欠陥絵素43の欠陥
の種類を判定する。
【0080】次に、作業者40は、合成映像用モニタ3
5を観察しながら、図5(図5の下側)に示すように、
予め所定位置、例えば合成映像用モニタ35における表
示画面の中央部に設定されている光ビーム照射位置教示
マーク44に欠陥絵素43が重合するように移動ステー
ジ12aを操作する。
5を観察しながら、図5(図5の下側)に示すように、
予め所定位置、例えば合成映像用モニタ35における表
示画面の中央部に設定されている光ビーム照射位置教示
マーク44に欠陥絵素43が重合するように移動ステー
ジ12aを操作する。
【0081】次に、作業者40は、レンズ切換え装置1
7を操作して光ビーム照射用の倍率レンズを光路に配す
るとともに、照射部観察用カメラ19からの図6に示す
ような光ビーム照射設定用の映像のみが合成映像用モニ
タ35に表示されるように、合成方法切換入力装置34
への入力により映像信号合成装置33を操作する。
7を操作して光ビーム照射用の倍率レンズを光路に配す
るとともに、照射部観察用カメラ19からの図6に示す
ような光ビーム照射設定用の映像のみが合成映像用モニ
タ35に表示されるように、合成方法切換入力装置34
への入力により映像信号合成装置33を操作する。
【0082】次に、作業者40は、欠陥絵素43におけ
る欠陥の種類毎に予め作成されている修正手順群のうち
から、先に判定した欠陥種類と合致する修正手順を選択
する。そして、光ビーム照射装置14からの光ビームの
照射形状を示す光ビーム照射形状教示マーク45を観察
しながら、上記手順に示された光ビーム照射形状および
照射強度等を設定する。さらに、液晶表示装置1におけ
るTFT配線部46の上記手順に示された位置に光ビー
ム照射形状教示マーク45が重合するように移動ステー
ジ12aを操作し、光ビーム照射装置14から順次光ビ
ームを照射する。
る欠陥の種類毎に予め作成されている修正手順群のうち
から、先に判定した欠陥種類と合致する修正手順を選択
する。そして、光ビーム照射装置14からの光ビームの
照射形状を示す光ビーム照射形状教示マーク45を観察
しながら、上記手順に示された光ビーム照射形状および
照射強度等を設定する。さらに、液晶表示装置1におけ
るTFT配線部46の上記手順に示された位置に光ビー
ム照射形状教示マーク45が重合するように移動ステー
ジ12aを操作し、光ビーム照射装置14から順次光ビ
ームを照射する。
【0083】次に、作業者40は、カメラ表示切換器2
6を操作して、高倍率カメラ22からの映像を選択する
とともに、この映像と照射部観察用カメラ19からの映
像とを重ね合わせた映像が合成映像用モニタ35に表示
されるように、合成方法切換入力装置34への入力によ
り映像信号合成装置33を操作する。
6を操作して、高倍率カメラ22からの映像を選択する
とともに、この映像と照射部観察用カメラ19からの映
像とを重ね合わせた映像が合成映像用モニタ35に表示
されるように、合成方法切換入力装置34への入力によ
り映像信号合成装置33を操作する。
【0084】次に、作業者40は、反射照明装置23の
光量等を調整して、欠陥絵素31が修正されたか否か
を、合成映像用モニタ35に映し出された修正絵素の表
示状態の映像(高倍率カメラ22からの映像)と修正絵
素位置の映像(照射部観察用カメラ19からの映像)と
が重なった映像から判断する。以上の作業を、作業者4
0は、各欠陥位置マーク41について、順次行う。
光量等を調整して、欠陥絵素31が修正されたか否か
を、合成映像用モニタ35に映し出された修正絵素の表
示状態の映像(高倍率カメラ22からの映像)と修正絵
素位置の映像(照射部観察用カメラ19からの映像)と
が重なった映像から判断する。以上の作業を、作業者4
0は、各欠陥位置マーク41について、順次行う。
【0085】上記のように、本実施の形態の欠陥修正装
置31では、液晶表示装置1の表面からの映像、即ち欠
陥絵素43の表示状態と、裏面からの映像とを同一の合
成映像用モニタ35にて観察できるようになっている。
したがって、液晶表示装置1における欠陥絵素43の修
正作業を1個の合成映像用モニタ35のみを観察しなが
ら容易に行なうことができる。
置31では、液晶表示装置1の表面からの映像、即ち欠
陥絵素43の表示状態と、裏面からの映像とを同一の合
成映像用モニタ35にて観察できるようになっている。
したがって、液晶表示装置1における欠陥絵素43の修
正作業を1個の合成映像用モニタ35のみを観察しなが
ら容易に行なうことができる。
【0086】ここで、図4に示した高倍率カメラ視野教
示用マーク42と、図5に示した光ビーム照射位置教示
マーク44と、図6に示した光ビーム照射形状教示マー
ク45の各位置を関連付ける方法について説明する。
示用マーク42と、図5に示した光ビーム照射位置教示
マーク44と、図6に示した光ビーム照射形状教示マー
ク45の各位置を関連付ける方法について説明する。
【0087】まず、作業者40は、レンズ切換え装置1
7および合成方法切換入力装置34を操作して、合成映
像用モニタ35を図6に示すような光ビーム照射設定用
の表示とする。
7および合成方法切換入力装置34を操作して、合成映
像用モニタ35を図6に示すような光ビーム照射設定用
の表示とする。
【0088】次に、作業者40は、合成映像用モニタ3
5の表示画面の任意のコーナーにおける液晶表示装置1
の最外郭の絵素、例えば最上段右端の絵素の中心が光ビ
ーム照射形状教示マーク45と重なるように移動ステー
ジ12aを操作する。
5の表示画面の任意のコーナーにおける液晶表示装置1
の最外郭の絵素、例えば最上段右端の絵素の中心が光ビ
ーム照射形状教示マーク45と重なるように移動ステー
ジ12aを操作する。
【0089】次に、作業者40は、カメラ表示切換器2
6および合成方法切換入力装置34を操作して、合成映
像用モニタ35に欠陥絵素位置特定用の高倍率カメラ2
2からの図5に示すような映像を表示させる。
6および合成方法切換入力装置34を操作して、合成映
像用モニタ35に欠陥絵素位置特定用の高倍率カメラ2
2からの図5に示すような映像を表示させる。
【0090】次に、作業者40は、合成映像用モニタ3
5に表示されている映像における、上記の最上段右端の
絵素に光ビーム照射位置教示マーク44が重なるよう
に、マーク第2付与装置25を操作して、マーク44の
位置を調整する。
5に表示されている映像における、上記の最上段右端の
絵素に光ビーム照射位置教示マーク44が重なるよう
に、マーク第2付与装置25を操作して、マーク44の
位置を調整する。
【0091】次に、作業者40は、カメラ表示切換器2
6および合成方法切換入力装置34を操作して、合成映
像用モニタ35に低倍率カメラ21からの図4に示すよ
うな映像を表示させる。
6および合成方法切換入力装置34を操作して、合成映
像用モニタ35に低倍率カメラ21からの図4に示すよ
うな映像を表示させる。
【0092】次に、作業者40は、合成映像用モニタ3
5に表示されている映像における、上記の最上段右端の
絵素に高倍率カメラ視野教示用マーク42が重なるよう
に、マーク第1付与装置24を操作して、マーク42の
位置を調整する。
5に表示されている映像における、上記の最上段右端の
絵素に高倍率カメラ視野教示用マーク42が重なるよう
に、マーク第1付与装置24を操作して、マーク42の
位置を調整する。
【0093】以上の作業により、低倍率カメラ21内の
高倍率カメラ22の視野位置、即ち高倍率カメラ視野教
示用マーク42と、高倍率カメラ22内の光ビーム照射
位置、即ち光ビーム照射位置教示マーク44とを、各カ
メラ視野光軸が一致していなくても、関連付けることが
できる。
高倍率カメラ22の視野位置、即ち高倍率カメラ視野教
示用マーク42と、高倍率カメラ22内の光ビーム照射
位置、即ち光ビーム照射位置教示マーク44とを、各カ
メラ視野光軸が一致していなくても、関連付けることが
できる。
【0094】なお、本実施の形態では、表示装置として
反射型の液晶表示装置1の欠陥修正を例に挙げて説明し
たが、本欠陥修正装置31は、透過型の液晶表示装置1
の欠陥修正にも適応することができるのは勿論である。
反射型の液晶表示装置1の欠陥修正を例に挙げて説明し
たが、本欠陥修正装置31は、透過型の液晶表示装置1
の欠陥修正にも適応することができるのは勿論である。
【0095】また、本欠陥修正装置31は、例えば、低
温ポリシリコン液晶表示装置、高温ポリシリコン液晶表
示装置、LCDオン単結晶シリコンデバイス、EL表示
装置、プラズマ表示装置、プラズマアドレス液晶表示装
置(PALC)等の表示装置に存在する欠陥の修正にも
適応することが可能である。
温ポリシリコン液晶表示装置、高温ポリシリコン液晶表
示装置、LCDオン単結晶シリコンデバイス、EL表示
装置、プラズマ表示装置、プラズマアドレス液晶表示装
置(PALC)等の表示装置に存在する欠陥の修正にも
適応することが可能である。
【0096】さらに、本欠陥修正装置31は、欠陥箇所
の修正を行うだけでなく、修正工程前の点灯検査のため
の装置としても単独で十分に使用できるものであり、ま
た点灯検査装置および欠陥修正装置の両機能を備えた欠
陥検査修正装置としても使用可能である。
の修正を行うだけでなく、修正工程前の点灯検査のため
の装置としても単独で十分に使用できるものであり、ま
た点灯検査装置および欠陥修正装置の両機能を備えた欠
陥検査修正装置としても使用可能である。
【0097】以上のように、本発明の表示装置の欠陥修
正装置は、映像信号合成手段が、複数の映像のうちから
1つの映像のみを選択して映像表示手段に表示させる機
能を備えていてもよい。
正装置は、映像信号合成手段が、複数の映像のうちから
1つの映像のみを選択して映像表示手段に表示させる機
能を備えていてもよい。
【0098】上記の構成によれば、1台の映像表示手段
に、光ビーム照射位置撮像手段による映像と表示状態撮
像手段による映像との何れか一方を選択して1つの映像
のみを表示することができる。これにより、作業者が、
1台の映像表示手段に表示される、例えば、表示状態撮
像手段による低倍率表示状態観察映像と高倍率表示状態
観察映像とから欠陥位置を特定する場合に、表示状態撮
像手段による映像のみを詳細に映像表示手段に表示させ
ることができる。また、例えば、光ビーム照射位置撮像
手段による映像に基づいて、配線パターン形成状態の詳
細を観察する際には、光ビーム照射位置撮像手段による
映像のみを映像表示手段に詳細に表示させることができ
る。このような表示を行なうことにより、それぞれの作
業を容易に行なうことができる。
に、光ビーム照射位置撮像手段による映像と表示状態撮
像手段による映像との何れか一方を選択して1つの映像
のみを表示することができる。これにより、作業者が、
1台の映像表示手段に表示される、例えば、表示状態撮
像手段による低倍率表示状態観察映像と高倍率表示状態
観察映像とから欠陥位置を特定する場合に、表示状態撮
像手段による映像のみを詳細に映像表示手段に表示させ
ることができる。また、例えば、光ビーム照射位置撮像
手段による映像に基づいて、配線パターン形成状態の詳
細を観察する際には、光ビーム照射位置撮像手段による
映像のみを映像表示手段に詳細に表示させることができ
る。このような表示を行なうことにより、それぞれの作
業を容易に行なうことができる。
【0099】
【発明の効果】以上のように、本発明の表示装置の欠陥
修正装置は、表示装置の欠陥箇所を修正するための光ビ
ームを照射する光ビーム照射手段と、前記光ビーム照射
手段による光ビーム照射位置を表示装置の裏面側から撮
像する光ビーム照射位置撮像手段と、前記表示装置を支
持するとともに、この表示装置での前記光ビームの照射
位置を変更する方向へ表示装置を移動可能な移動手段
と、前記表示装置に表示信号を付与して表示装置の各絵
素を表示状態に駆動する駆動手段と、前記表示装置にお
ける絵素の表示状態を、表示装置の表面側から撮像する
表示状態撮像手段と、前記光ビーム照射位置撮像手段と
前記表示状態撮像手段とにより撮像された映像を表示す
る映像表示手段と、前記映像表示手段での表示画面上に
おいて前記光ビーム照射手段による前記表示装置上での
光ビーム照射位置を特定するための位置特定手段とを備
えている構成である。
修正装置は、表示装置の欠陥箇所を修正するための光ビ
ームを照射する光ビーム照射手段と、前記光ビーム照射
手段による光ビーム照射位置を表示装置の裏面側から撮
像する光ビーム照射位置撮像手段と、前記表示装置を支
持するとともに、この表示装置での前記光ビームの照射
位置を変更する方向へ表示装置を移動可能な移動手段
と、前記表示装置に表示信号を付与して表示装置の各絵
素を表示状態に駆動する駆動手段と、前記表示装置にお
ける絵素の表示状態を、表示装置の表面側から撮像する
表示状態撮像手段と、前記光ビーム照射位置撮像手段と
前記表示状態撮像手段とにより撮像された映像を表示す
る映像表示手段と、前記映像表示手段での表示画面上に
おいて前記光ビーム照射手段による前記表示装置上での
光ビーム照射位置を特定するための位置特定手段とを備
えている構成である。
【0100】このように、本欠陥修正装置では、表示装
置における絵素の表示状態を表示装置の表面側から観察
する一方、欠陥修正のための光ビーム照射位置を表示装
置の裏面側から観察しているので、透過型および反射型
の表示装置の欠陥修正が可能である。
置における絵素の表示状態を表示装置の表面側から観察
する一方、欠陥修正のための光ビーム照射位置を表示装
置の裏面側から観察しているので、透過型および反射型
の表示装置の欠陥修正が可能である。
【0101】また、表示装置の表側の映像と裏側の映像
とを同一の映像表示手段にて表示するようにしているの
で、表示装置の欠陥修正作業において、作業者が上記二
つの映像を別々の映像表示手段によって見比べるといっ
た作業が不要となり、作業性が向上する。これにより、
表示装置の欠陥修正を容易かつ確実に行うことができ
る。この結果、表示装置の良品率を向上させて、コスト
ダウンを図ることができる。
とを同一の映像表示手段にて表示するようにしているの
で、表示装置の欠陥修正作業において、作業者が上記二
つの映像を別々の映像表示手段によって見比べるといっ
た作業が不要となり、作業性が向上する。これにより、
表示装置の欠陥修正を容易かつ確実に行うことができ
る。この結果、表示装置の良品率を向上させて、コスト
ダウンを図ることができる。
【0102】上記の表示装置の欠陥修正装置は、前記光
ビーム照射位置撮像手段による映像と前記表示状態撮像
手段による映像との何れか一方の映像を、表示装置の左
右方向と上下方向との何れか一方向において反転させる
映像信号反転手段を備えている構成である。
ビーム照射位置撮像手段による映像と前記表示状態撮像
手段による映像との何れか一方の映像を、表示装置の左
右方向と上下方向との何れか一方向において反転させる
映像信号反転手段を備えている構成である。
【0103】上記の構成によれば、映像信号反転手段に
て、光ビーム照射位置撮像手段による映像と表示状態撮
像手段による映像との何れか一方の映像を、表示装置の
左右方向と上下方向との何れか一方向において反転させ
ることにより、表示装置を移動手段にて移動させたと
き、映像表示手段の表示画面上における表示装置の上記
両映像の移動方向を一致させることができる。
て、光ビーム照射位置撮像手段による映像と表示状態撮
像手段による映像との何れか一方の映像を、表示装置の
左右方向と上下方向との何れか一方向において反転させ
ることにより、表示装置を移動手段にて移動させたと
き、映像表示手段の表示画面上における表示装置の上記
両映像の移動方向を一致させることができる。
【0104】これにより、作業者が、映像表示手段の表
示画面を観察しながら表示装置の欠陥位置を特定する作
業等において、移動手段により表示装置を何れの方向に
移動させれば良いかの判断に混乱を来すことなく、その
作業を容易に行なうことができる。
示画面を観察しながら表示装置の欠陥位置を特定する作
業等において、移動手段により表示装置を何れの方向に
移動させれば良いかの判断に混乱を来すことなく、その
作業を容易に行なうことができる。
【0105】また、上記の表示装置の欠陥修正装置は、
前記光ビーム照射位置撮像手段による映像と前記表示状
態撮像手段による映像とが前記映像表示手段の表示画面
において重ね合わされて表示されるように切り換える表
示状態切換え手段を備えている構成としてもよい。
前記光ビーム照射位置撮像手段による映像と前記表示状
態撮像手段による映像とが前記映像表示手段の表示画面
において重ね合わされて表示されるように切り換える表
示状態切換え手段を備えている構成としてもよい。
【0106】上記の構成によれば、1台の映像表示手段
に、光ビーム照射位置撮像手段による映像と表示状態撮
像手段による映像とを重ね合わせて表示することができ
る。これにより、作業者は、表示装置の絵素の挙動が修
正した絵素のものであるのか、修正した絵素に隣接する
絵素のものであるのかを容易かつ正確に認識することが
できる。また、欠陥絵素に対して光ビーム照射位置を一
致させることが非常に容易となる。この結果、表示装置
の欠陥修正を容易かつ正確に行うことができる。
に、光ビーム照射位置撮像手段による映像と表示状態撮
像手段による映像とを重ね合わせて表示することができ
る。これにより、作業者は、表示装置の絵素の挙動が修
正した絵素のものであるのか、修正した絵素に隣接する
絵素のものであるのかを容易かつ正確に認識することが
できる。また、欠陥絵素に対して光ビーム照射位置を一
致させることが非常に容易となる。この結果、表示装置
の欠陥修正を容易かつ正確に行うことができる。
【0107】また、上記の表示装置の欠陥修正装置は、
前記光ビーム照射位置撮像手段による映像と前記表示状
態撮像手段による映像とが前記映像表示手段の表示画面
において並べて表示されるように切り換える表示状態切
換え手段を備えている構成としてもよい。
前記光ビーム照射位置撮像手段による映像と前記表示状
態撮像手段による映像とが前記映像表示手段の表示画面
において並べて表示されるように切り換える表示状態切
換え手段を備えている構成としてもよい。
【0108】上記の構成によれば、1台の映像表示手段
に、光ビーム照射位置撮像手段による映像と表示状態撮
像手段による映像とを並べて表示することができる。こ
れにより、作業者は、1台の映像表示手段の表示画面を
観察しながら、例えば、一方の映像、即ち光ビーム照射
位置撮像手段による映像から反射層の異常を検知した場
合、他方の映像、即ち表示状態撮像手段による映像に基
づいて、上記異常が不良レベルものであるか否かを正確
に、かつ容易に判断することができる。
に、光ビーム照射位置撮像手段による映像と表示状態撮
像手段による映像とを並べて表示することができる。こ
れにより、作業者は、1台の映像表示手段の表示画面を
観察しながら、例えば、一方の映像、即ち光ビーム照射
位置撮像手段による映像から反射層の異常を検知した場
合、他方の映像、即ち表示状態撮像手段による映像に基
づいて、上記異常が不良レベルものであるか否かを正確
に、かつ容易に判断することができる。
【0109】また、上記の表示装置の欠陥修正装置は、
前記映像表示手段における表示状態を、前記光ビーム照
射位置撮像手段による映像と前記表示状態撮像手段によ
る映像との何れか一方を表示する状態と、これら両映像
を並べて表示する状態と、上記両映像を重ね合わせて表
示する状態とに切り換える表示状態切換え手段を備えて
いる構成としてもよい。
前記映像表示手段における表示状態を、前記光ビーム照
射位置撮像手段による映像と前記表示状態撮像手段によ
る映像との何れか一方を表示する状態と、これら両映像
を並べて表示する状態と、上記両映像を重ね合わせて表
示する状態とに切り換える表示状態切換え手段を備えて
いる構成としてもよい。
【0110】上記の構成によれば、表示切換え手段によ
り、映像表示手段が光ビーム照射位置撮像手段による映
像と前記表示状態撮像手段による映像との何れか一方を
表示する状態と、これら両映像を重ね合わせて表示する
状態と、これら両映像を並べて表示する状態とを選択す
ることができる。
り、映像表示手段が光ビーム照射位置撮像手段による映
像と前記表示状態撮像手段による映像との何れか一方を
表示する状態と、これら両映像を重ね合わせて表示する
状態と、これら両映像を並べて表示する状態とを選択す
ることができる。
【0111】これにより、1台の映像表示手段により、
光ビーム照射位置撮像手段による映像または表示状態撮
像手段による映像を適切に表示し得るとともに、これら
両映像を重ね合わせて、あるいは並べて表示することに
より、作業者が、映像表示画面上において、表示装置の
欠陥を修正した絵素とそれ以外の絵素とを明確かつ容易
に識別することができる。したがって、欠陥の修正結果
の確認を容易に行なうことができる。
光ビーム照射位置撮像手段による映像または表示状態撮
像手段による映像を適切に表示し得るとともに、これら
両映像を重ね合わせて、あるいは並べて表示することに
より、作業者が、映像表示画面上において、表示装置の
欠陥を修正した絵素とそれ以外の絵素とを明確かつ容易
に識別することができる。したがって、欠陥の修正結果
の確認を容易に行なうことができる。
【図1】本発明の実施の一形態における表示装置の欠陥
修正装置の構成を示す説明図である。
修正装置の構成を示す説明図である。
【図2】図1に示した欠陥修正装置の前提となる欠陥修
正装置の構成を示す説明図である。
正装置の構成を示す説明図である。
【図3】図3(a)は図1に示した液晶表示装置の正面
図、図3(b)は同側面図である。
図、図3(b)は同側面図である。
【図4】図1に示した拡大視野追い込み用の低倍率カメ
ラによる液晶表示装置の映像の説明図である。
ラによる液晶表示装置の映像の説明図である。
【図5】図1に示した欠陥絵素位置特定用の高倍率カメ
ラによる液晶表示装置の映像の説明図である。
ラによる液晶表示装置の映像の説明図である。
【図6】図1に示した光ビームの照射部観察用カメラに
よる撮像映像の説明図である。
よる撮像映像の説明図である。
【図7】図1に示した構成を映像信号反転装置および映
像信号合成装置に注目して簡略化したブロック図であ
る。
像信号合成装置に注目して簡略化したブロック図であ
る。
【図8】図7に示した映像信号反転装置の動作例を示す
説明図である。
説明図である。
【図9】図7に示した映像信号合成装置の動作例を示す
説明図である。
説明図である。
【図10】従来の表示装置の欠陥修正装置の構成を示す
説明図である。
説明図である。
1 液晶表示装置(表示装置) 12 移動装置(移動手段) 13 点灯プローブ 14 光ビーム照射装置(光ビーム照射手段) 19 照射部観察用カメラ(光ビーム照射位置撮像手
段) 21 低倍率カメラ(表示状態撮像手段) 22 高倍率カメラ(表示状態撮像手段) 25 マーク第2付与装置(位置特定手段) 28 駆動装置(駆動手段) 31 欠陥修正装置 32 映像信号反転装置(映像信号反転手段) 33 映像信号合成装置(表示状態切換え手段) 34 合成方法切換入力装置(表示状態切換え手段) 35 合成映像用モニタ(映像表示手段) 41 欠陥位置マーク 42 高倍率カメラ視野教示用マーク 43 欠陥絵素(欠陥箇所) 44 光ビーム照射位置教示マーク
段) 21 低倍率カメラ(表示状態撮像手段) 22 高倍率カメラ(表示状態撮像手段) 25 マーク第2付与装置(位置特定手段) 28 駆動装置(駆動手段) 31 欠陥修正装置 32 映像信号反転装置(映像信号反転手段) 33 映像信号合成装置(表示状態切換え手段) 34 合成方法切換入力装置(表示状態切換え手段) 35 合成映像用モニタ(映像表示手段) 41 欠陥位置マーク 42 高倍率カメラ視野教示用マーク 43 欠陥絵素(欠陥箇所) 44 光ビーム照射位置教示マーク
フロントページの続き Fターム(参考) 2G086 EE10 EE12 2H088 FA13 FA14 FA16 FA17 FA30 HA08 HA24 HA28 MA20 2H092 JA24 JB77 MA35 MA57 NA27 PA13 5G435 AA00 AA17 BB12 BB15 BB16 EE33 HH12 KK05 KK10
Claims (5)
- 【請求項1】表示装置の欠陥箇所を修正するための光ビ
ームを照射する光ビーム照射手段と、 前記光ビーム照射手段による光ビーム照射位置を表示装
置の裏面側から撮像する光ビーム照射位置撮像手段と、 前記表示装置を支持するとともに、この表示装置での前
記光ビームの照射位置を変更する方向へ表示装置を移動
可能な移動手段と、 前記表示装置に表示信号を付与して表示装置の各絵素を
表示状態に駆動する駆動手段と、 前記表示装置における絵素の表示状態を、表示装置の表
面側から撮像する表示状態撮像手段と、 前記光ビーム照射位置撮像手段と前記表示状態撮像手段
とにより撮像された映像を表示する映像表示手段と、 前記映像表示手段での表示画面上において前記光ビーム
照射手段による前記表示装置上での光ビーム照射位置を
特定するための位置特定手段とを備えていることを特徴
とする表示装置の欠陥修正装置。 - 【請求項2】前記光ビーム照射位置撮像手段による映像
と前記表示状態撮像手段による映像との何れか一方の映
像を、表示装置の左右方向と上下方向との何れか一方向
において反転させる映像信号反転手段を備えていること
を特徴とする請求項1に記載の表示装置の欠陥修正装
置。 - 【請求項3】前記光ビーム照射位置撮像手段による映像
と前記表示状態撮像手段による映像とが前記映像表示手
段の表示画面において重ね合わされて表示されるように
切り換える表示状態切換え手段を備えていることを特徴
とする請求項1または2に記載の表示装置の欠陥修正装
置。 - 【請求項4】前記光ビーム照射位置撮像手段による映像
と前記表示状態撮像手段による映像とが前記映像表示手
段の表示画面において並べて表示されるように切り換え
る表示状態切換え手段を備えていることを特徴とする請
求項1または2に記載の表示装置の欠陥修正装置。 - 【請求項5】前記映像表示手段における表示状態を、前
記光ビーム照射位置撮像手段による映像と前記表示状態
撮像手段による映像との何れか一方を表示する状態と、
これら両映像を並べて表示する状態と、上記両映像を重
ね合わせて表示する状態とに切り換える表示状態切換え
手段を備えていることを特徴とする請求項1または2に
記載の表示装置の欠陥修正装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26697499A JP2001091919A (ja) | 1999-09-21 | 1999-09-21 | 表示装置の欠陥修正装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26697499A JP2001091919A (ja) | 1999-09-21 | 1999-09-21 | 表示装置の欠陥修正装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001091919A true JP2001091919A (ja) | 2001-04-06 |
Family
ID=17438307
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26697499A Pending JP2001091919A (ja) | 1999-09-21 | 1999-09-21 | 表示装置の欠陥修正装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001091919A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004177193A (ja) * | 2002-11-26 | 2004-06-24 | Toppan Printing Co Ltd | カラーフィルタ評価装置 |
JP2007206444A (ja) * | 2006-02-02 | 2007-08-16 | Sony Corp | 欠陥修正手法の表示方法 |
JP2011203132A (ja) * | 2010-03-25 | 2011-10-13 | Seiko Epson Corp | 外観検査装置 |
-
1999
- 1999-09-21 JP JP26697499A patent/JP2001091919A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004177193A (ja) * | 2002-11-26 | 2004-06-24 | Toppan Printing Co Ltd | カラーフィルタ評価装置 |
JP4517574B2 (ja) * | 2002-11-26 | 2010-08-04 | 凸版印刷株式会社 | カラーフィルタ評価方法 |
JP2007206444A (ja) * | 2006-02-02 | 2007-08-16 | Sony Corp | 欠陥修正手法の表示方法 |
JP2011203132A (ja) * | 2010-03-25 | 2011-10-13 | Seiko Epson Corp | 外観検査装置 |
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