JP3568816B2 - 表示装置の欠陥修正装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば液晶表示装置、EL(エレクトロルミネセンス)表示装置、プラズマ表示装置等の表示装置の欠陥修正装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
表示装置としての例えば液晶表示装置については、市場への不良品の流出を防止するために、通常、パネル形態およびモジュール形態のそれぞれにおいて、点灯検査が実施される。この点灯検査では、液晶表示装置の点灯状態が規定の基準を満たしているか否かが判定される。この検査の結果、規定の基準を満たしていないものは不合格となり、不合格品は、それ以後の工程に送られず、すなわち市場に出荷されることなく、不良品として廃棄される。
【0003】
しかしながら、不良品と判定された液晶表示装置であっても、不良の発生具合によっては、不良な配線個所を修正することにより上記基準を満たすことができる場合がある。上記修正は、例えば、公開特許公報「特開平3−209422号公報(公開日:平成3年(1991)9月12日)」、あるいは公開特許公報「特開平6−82801号公報(公開日:平成6年(1994)3月25日)」に開示されたものをはじめとする欠陥修正装置によって行われ、欠陥修正によって救済された液晶表示装置は、市場に出荷されることになる。
【0004】
以下に、従来の欠陥修正装置、およびこの欠陥修正装置を用いて液晶表示装置に存在する欠陥を修正する方法について説明する。
【0005】
ここで、図2(a)(b)に示すように、欠陥修正される表示装置として例示する液晶表示装置1は、TFT(Thin Film Transistor)側基板2と、対向側電極やカラーフィルタを形成する対向側基板3とが、液晶層(図示せず)を介して張り合わされた構造を有するものである。
【0006】
また、上記液晶表示装置(表示装置)1において、特に、透過型のものは透過型液晶表示装置(表示装置)1b、反射型のものは反射型液晶表示装置(表示装置)1c、透過型と反射型の両機能を併せ持つものは透過・反射型液晶表示装置(表示装置)1aとしてそれぞれ示す。
【0007】
なお、透過型液晶表示装置1bとは、TFT側基板2側に配された光源からの光を対向側基板3を透過させることにより、対向側基板3側にて表示を行うものである。すなわち、この透過型液晶表示装置1bは、対向側基板3側に光源が配された場合、表示状態とならない。したがって、対向側基板3側が暗くなる室内等での使用に適しており、対向側基板3側が明るくなる屋外等では、表示が見づらくなる。
【0008】
また、反射型液晶表示装置1cとは、対向側基板3側に配された光源からの光をTFT側基板2上で対向側基板3側に反射させることにより、対向側基板3側にて表示を行うものである。すなわち、この反射型液晶表示装置1cは、TFT側基板2側に光源が配された場合、表示状態とならない。したがって、対向側基板3側が明るくなる屋外等での使用に適しており、対向側基板3側が暗くなる室内等では、表示が見づらくなる。
【0009】
また、透過型と反射型の両機能を併せ持つ透過・反射型液晶表示装置1aとは、TFT側基板2側に配された光源からの光を対向側基板3を透過させて表示を行い、対向側基板3側に配された光源からの光をTFT側基板2上で対向側基板3側に反射させて表示を行うものである。すなわち、この透過・反射型液晶表示装置1aは、対向側基板3側が明るい屋外等である場合と、対向側基板3側が暗い室内等ある場合との何れの場合にも鮮明な表示を行うことができる。
【0010】
また、液晶表示装置1には、前記の点灯検査において欠陥箇所が検出された場合、対向側基板3上の前記欠陥箇所におおよそ相当する位置に、検査作業者によって欠陥位置マーク41が記されるものとする。
【0011】
なお、液晶表示装置1は、対向側基板3側に、通常、絵素点灯部以外を遮光する遮光マスク(ブラックマスク)が存在すること、およびTFT構造を考慮して、TFT側基板2方向からのみの光ビーム照射による上記欠陥箇所の修正が可能なように設計されている。したがって、上記の各液晶表示装置1a〜1cの欠陥修正を行う場合、全てTFT側基板2側に光ビーム照射装置が存在することになる。
【0012】
従来の表示装置の欠陥修正装置は、透過型液晶表示装置1bの欠陥修正を行うものとなっており、例えば図13に示す構成を有している。この欠陥修正装置101は、点灯プローブ103と移動装置102とを備えている。点灯プローブ103は、透過型液晶表示装置1bにこれを点灯駆動する表示信号を供給するためのものである。移動装置102は、透過型液晶表示装置1bを点灯状態で移動させることができる移動ステージ102aと、この移動ステージ102aを支持する支持架台102bとを備えている。
【0013】
欠陥修正装置101は、また、光ビーム照射装置104、第1ハーフミラー105と第2ハーフミラー106、レンズ切換装置107、落射照明装置108、カメラ109、モニタ110および透過照明装置111を備えている。
【0014】
光ビーム照射装置104は、透過型液晶表示装置1bの欠陥部を修正するためのものであり、カメラ109は、光ビーム照射装置104による光ビーム照射箇所を確認し、透過型液晶表示装置1bの絵素の点灯状態を観察するためのものである。落射照明装置108は、カメラ109の撮像用の照明であり、第1ハーフミラー105および第2ハーフミラー106は、カメラ109と落射照明装置108に対する光路を導くものである。レンズ切換装置107は、光ビーム照射装置104から透過型液晶表示装置1bに光ビームを照射するため、および透過型液晶表示装置1bの表示状態を観察するために必要な数種類の倍率レンズを選択できるものであり、透過照明装置111は、光を照射し、これが透過型液晶表示装置1bを透過することにより、作業者40やカメラ109に表示状態を示すためのものである。
【0015】
つづいて、上記欠陥修正装置101による透過型液晶表示装置1bの欠陥修正方法について説明する。なお、この欠陥修正に先立ち、透過型液晶表示装置1bに対しては点灯検査が行われ、その欠陥箇所(欠陥絵素43を含む箇所)に欠陥位置マーク41が作業者40によって記される。
【0016】
まず、作業者40は、透過照明装置111の光が透過型液晶表示装置1bを透過している状態で、対向側基板3に記された欠陥位置マーク41を目視して、透過型液晶表示装置1bが光ビーム照射装置104の照射直下位置に来るように移動ステージ102aを操作する。
【0017】
つぎに、作業者40は、TFT側基板2側観察用のモニタ110を観察しながら、点灯プローブ103を介して駆動装置(図示せず)から付与される表示信号を切り換えて、図7(図7の上図)に示すように、モニタ110(モニタ表示画面110a)により欠陥絵素43を確認できるようにする。
【0018】
この時、作業者40は、切り換えた表示信号とモニタ110上の欠陥絵素43の表示状態の変化等から、あらかじめ定められた基準に従い、その欠陥の種類を判定する。
【0019】
つぎに、作業者40は、モニタ110を観察しながら、あらかじめ教示されている光ビーム照射位置教示マーク44に欠陥絵素43が重合するように移動ステージ102aを操作する(図6の下図)。
【0020】
つぎに、作業者40は、レンズ切換装置107を操作して光ビーム照射用の倍率レンズにより、モニタ110を図8に示すような光ビーム照射設定用の表示とする。
【0021】
つぎに、作業者40は、欠陥の種類ごとにあらかじめ作成された修正手順群の中から、先に判定した欠陥の種類と合致する修正手順を選択して、光ビーム照射形状教示マーク45を観察しながら、上記手順に示された光ビームの照射形状および照射強度等を設定し、TFT配線部46の前記手順に示された位置に光ビーム照射形状教示マーク45が重合するように移動ステージ102aを操作し、順次光ビームを照射する。
【0022】
つぎに、作業者40は、レンズ切換装置107を操作して欠陥修正確認用の倍率レンズにより、モニタ110を図7に示すような欠陥修正確認用の表示とする。
【0023】
つぎに、作業者40は、モニタ110を観察しながら、点灯プローブ103を介して付与される表示信号を切り換えて、欠陥絵素43が修正されたか否かを判断する。以上の作業を、作業者40は、各欠陥位置マーク41について、順次行う。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の透過型液晶表示装置の欠陥修正装置101では、透過型液晶表示装置1bに対してのみ欠陥修正可能であり、反射型液晶表示装置1cに対する欠陥修正、および透過・反射型液晶表示装置1aに対する完全な欠陥修正が不可能である。すなわち、透過型液晶表示装置1bの欠陥位置の特定に用いるカメラ109の撮像側(作業者40の目視側)はTFT側基板2側であり、この側からでは、反射型液晶表示装置1cおよび透過・反射型液晶表示装置1aの対向側基板3上に記された欠陥位置マーク41や反射による点灯表示状態を確認することができない。この結果、欠陥の修正は不可能である。
【0025】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、透過型の表示装置のみならず、反射型の表示装置、さらには透過型と反射型の両機能を併せ持つ表示装置に対しても、欠陥の修正を容易に、かつ確実に行うことができる表示装置の欠陥修正装置を提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明の表示装置の欠陥修正装置は、透過型、反射型、あるいは透過・反射型の表示装置の欠陥箇所を修正するための光ビームを照射する光ビーム照射手段と、前記表示装置を支持するとともに、この表示装置での前記光ビームの照射位置を変更する方向へ表示装置を移動可能な移動手段と、前記表示装置に表示信号を付与して表示装置の各絵素を表示状態に駆動する駆動手段と、前記駆動手段によって駆動される表示装置の絵素の表示状態を観察するための第1観察手段と、前記表示装置に光を透過させて表示状態を示すための透過照明手段と、前記表示装置に光を照射し反射光による表示状態を観察するための反射照明手段と、前記光ビーム照射手段による前記表示装置上での光ビーム照射位置を特定するための位置特定手段とを備えるとともに、前記第1観察手段および前記反射照明手段が前記表示装置の表示面側に設けられ、前記光ビーム照射手段および前記透過照明手段が前記表示装置に対して前記第1観察手段側とは反対側に設けられ、さらに、前記透過照明手段が、光源と、光源からの出射光を拡散する光拡散部材と、該光拡散部材で拡散された光を前記表示装置へ導く導光部材とを備えていることを特徴としている。
【0027】
上記の構成により、駆動手段により表示装置を駆動している状態において、透過照明手段および反射照明手段を作動させ、第1観察手段にて表示装置における絵素の表示状態を観察することにより、表示装置の欠陥絵素を特定することができる。その後、位置特定手段にて光ビーム照射手段による表示装置上での光ビーム照射位置を特定するとともに、この光ビーム照射位置と前記欠陥絵素の位置とが一致するように、移動手段にて表示装置を移動させ、光ビーム照射手段から前記欠陥絵素に対して光ビームを照射すれば、その欠陥絵素を修正することができる。
【0028】
このとき、透過照明手段および反射照明手段によって、表示装置の透過型表示および反射型表示が可能となる。したがって、本発明の欠陥修正装置は、透過型、反射型、および透過型と反射型の機能を有する透過・反射型の各表示装置の欠陥の修正を容易かつ確実に行うことができる。その結果、表示装置の良品率を向上させて、商品のコストダウンを図ることができる。
【0029】
さらに、光源からの出射光を光拡散部材で拡散し、導光部材で表示装置に導いて照射するため、透過型表示の光源を自由に配置することができる。この結果、欠陥修正装置の設計の自由度を広げることができるとともに、欠陥修正装置の小型化を容易に達成することができる。
【0030】
加えて、本発明の表示装置の欠陥修正装置は、前記第1観察手段が前記表示装置の表示面側に設けられ、前記光ビーム照射手段が前記表示装置に対して前記第1観察手段側とは反対側に設けられている。この構成により、表示装置における実用時の視認方向と同じ方向から表示装置の欠陥を観察することができる。この結果、表示装置の実用時と差異のない表示状態の観察ができる。
【0031】
本発明の表示装置の欠陥修正装置は、さらに、前記透過照明手段は、導光部材が光源からの出射光を前記光ビームと同一光路に導くように配設されていることを特徴としている。
【0032】
上記の構成により、さらに、表示装置に対して、光ビームおよび透過型の照明光の2本の光路を確保する必要がないため、装置を大型にすることなく透過照明手段を設けることができる。
【0033】
本発明の表示装置の欠陥修正装置は、さらに、前記光ビーム照射手段が、光ビーム照射の際に前記表示装置の欠陥箇所を観察するための第2観察手段を備えるとともに、前記透過照明手段が、前記第2観察手段のために前記表示装置の欠陥箇所への照明を行うことを特徴としている。
【0034】
上記の構成により、さらに、第2観察手段を設けることによって、表示装置の光ビームを照射する配線部の位置確認、光ビームの照射面積の調整、光ビーム照射後の観察などを行うことができる。加えて、その際に必要な観察対象である欠陥箇所への照明を透過照明手段によって、装置を大型にすることなく、欠陥箇所の観察を行うことが可能となる。
【0035】
本発明の表示装置の欠陥修正装置は、さらに、前記透過照明手段は、光拡散部材が光の拡散の程度を調整可能であることを特徴としている。
【0036】
上記の構成により、さらに、透過照明手段によって、表示装置へ平行光を照射することができる。したがって、表示装置への入射光の平行性を上げ、表示装置の欠陥位置特定に際し、良好な照明を行うことが可能になる。また、透過照明手段によって、表示装置へ拡散光を照射することができる。したがって、表示装置への入射光の拡散性を上げ、表示装置の表示状態の観察に際し、良好な照明を行うことが可能になる。このように、目的に応じた特性の入射光を表示装置へ照射することができる。
【0037】
本発明の表示装置の欠陥修正装置は、さらに、前記透過照明手段は、前記表示装置の照射領域を調整する照射領域調整部材を備えていることを特徴としている。
【0038】
上記の構成により、さらに、照射領域調整部材によって、表示装置への照射光による照射領域が良好となるように調整されるので、第1観察手段および第2観察手段による表示装置の表示状態の観察と欠陥位置特定に際し、良好な照明を行うことが可能となる。
【0039】
本発明の表示装置の欠陥修正装置は、さらに、前記第1観察手段による前記表示装置の観察範囲内の所定位置が、前記光ビーム照射手段による光ビーム照射位置に対応可能であることを特徴としている。
【0040】
上記の構成により、さらに、第1観察手段による表示装置の観察範囲内の所定位置と光ビームの照射位置とが対応するので、欠陥箇所が上記所定位置にくるように表示装置を移動させるだけで、前記欠陥箇所が光ビームの照射位置に合致し、前記欠陥箇所に確実に光ビームを照射することが可能となる。
【0041】
したがって、第1観察手段と光ビーム照射手段とを、必ずしも互いの光軸が一致するように配置する必要がない。この結果、第1観察手段および光ビーム照射手段の配置を様々に設定することができ、装置の設計の自由度を広げることができるとともに、装置の小型化を容易に達成することができる。
【0042】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態について図1から図12に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
【0043】
本実施の形態に係る表示装置の欠陥修正装置は、図1に示す構成となっている。この欠陥修正装置11は、例えば図2に示す液晶表示装置(表示装置)1の欠陥箇所を修正するものである。この液晶表示装置1には、欠陥修正に先立ち、点灯検査が行われ、その欠陥箇所(欠陥絵素43を含む箇所)に欠陥位置マーク41が作業者40によって記される。
【0044】
液晶表示装置1は、TFT側基板2と、対向側電極やカラーフィルタを形成する対向側基板3とが、液晶層(図示せず)を介して張り合わされた構造を有している。なお、以下の説明では、液晶表示装置1のうち、前述のように、透過型と反射型の両機能を併せ持つものを透過・反射型液晶表示装置(表示装置)1aとして示し、欠陥修正装置11は、この透過・反射型液晶表示装置1aに対して欠陥修正を行うものとする。
【0045】
欠陥修正装置11は、移動装置12、この移動装置12に設けられた点灯プローブ装置13を備えている。移動装置12は、透過・反射型液晶表示装置1aを点灯状態で移動させることができる移動ステージ(移動手段)12aと、この移動ステージ12aを支持する支持架台12bとを有している。
【0046】
点灯プローブ装置13は、透過・反射型液晶表示装置1aに点灯駆動用の表示信号を供給するための点灯プローブ(駆動手段)13aと、上記移動ステージ12aに設けられ、点灯プローブ13aを支持する支持架台13bとを有している。透過・反射型液晶表示装置1aと点灯プローブ装置13は、移動ステージ12aに対して容易に着脱可能である。上記点灯プローブ13aには、上記表示信号を出力する駆動装置(駆動手段)36が接続されている。なお、上記移動ステージ12aおよび支持架台12bには、対向側基板3側からの透過・反射型液晶表示装置1aの観察を可能とする開口部12a1、12b1がそれぞれ形成されている。
【0047】
欠陥修正装置11は、また、点灯プローブ装置13に取り付けられた透過・反射型液晶表示装置1aのTFT側基板2側に、光ビーム照射装置(光ビーム照射手段)14、第1ハーフミラー15、第2ハーフミラー(透過照明手段,導光部材)16、レンズ切換装置17、落射照射装置(透過照明手段,光源)18、照射部観察用カメラ(第2観察手段)19、第1モニタ(第2観察手段)20、拡散板(透過照明手段,光拡散部材)61および拡散板切換装置(透過照明手段,光拡散部材)62を備えている。
【0048】
光ビーム照射装置14は、透過・反射型液晶表示装置1aの欠陥部を修正するための光ビームを照射するものである。第1ハーフミラー15、第2ハーフミラー16およびレンズ切換装置17は、光ビーム照射装置14から透過・反射型液晶表示装置1aへの光路中にこの順序で設けられている。レンズ切換装置17は、透過・反射型液晶表示装置1aへの光ビーム照射のためのレンズ、透過・反射型液晶表示装置1aの表示状態を観察するため観察用レンズ、透過・反射型液晶表示装置1a内の透過照明エリアを変化させる透過照明用レンズ(照射領域調整部材)63(図3、図4)などの必要な数種類の倍率レンズを備え、これらのうちから選択されたレンズを上記光路中に配するものである。
【0049】
落射照射装置18は照射部観察用カメラ19による撮像用の照明装置であり、この落射照射装置18の光は第2ハーフミラー16に反射されて透過・反射型液晶表示装置1aに照射される。照射部観察用カメラ19は、透過・反射型液晶表示装置1aからの光を第1ハーフミラー15を介して受けることにより、光ビーム照射装置14からの透過・反射型液晶表示装置1aに対する光ビーム照射位置を観察するためのものである。第1モニタ20は照射部観察用カメラ19から出力される映像を表示するものである。
【0050】
また、落射照射装置18は透過・反射型液晶表示装置1aを透過させて表示状態を示すための透過照明用の照明装置であり、この落射照射装置18から出射された光は拡散板切換装置62の拡散板61にて拡散され、第2ハーフミラー16にて反射され、レンズ切換装置17の透過照明用レンズ63を通過して、透過・反射型液晶表示装置1aに照射される。透過・反射型液晶表示装置1aの透過照明エリアに照射されて、ここを通過した光は、後述する低倍率カメラ21および高倍率カメラ22にて受光され、透過・反射型液晶表示装置1aの表示状態が観察される。
【0051】
ここで、拡散板切換装置62は、透過・反射型液晶表示装置1aを透過させて表示状態を示すための透過光を拡散させる拡散板61を、必要な数種類を備え、これらのうちから選択された拡散板61を上記光路中に配するものである。例えば、拡散板切換装置62は、図4に示すように、透過・反射型液晶表示装置1aの全表示領域を照射する拡散光Ld2が透過照明用レンズ63から出射されるような拡散光Ld1を生成する拡散板61を備えていてもよい。
【0052】
つぎに、透過照明用レンズ63より出射される透過・反射型液晶表示装置1aへの照射光について説明する。
【0053】
落射照明装置18より出射された光の光路中に、拡散板切換装置62にて拡散板61が配されなかった場合、図3に示すように、落射照明装置18からの平行光Lp1は、レンズ切換装置17の透過照明用レンズ63のレンズ効果により、平行光Lp2として透過・反射型液晶表示装置1aに照射されて、透過照明用レンズ63の径とほぼ等しい透過照明エリア(照射領域)Spを透過する。
【0054】
これに対して、落射照明装置18より出射された光の光路中に、拡散板切換装置62にて拡散板61が配された場合、図4に示すように、落射照明装置18から出射され拡散板61にて拡散された拡散光Ld1は、レンズ切換装置17の透過照明用レンズ63を通過して、拡散光Ld2として透過・反射型液晶表示装置1aに照射され、透過・反射型液晶表示装置1aの全有効表示領域を含む透過照明エリア(照射領域)Sdを透過する。
【0055】
欠陥修正装置11は、さらに、点灯プローブ装置13に取り付けられた透過・反射型液晶表示装置1aの対向側基板3側に、低倍率カメラ(第1観察手段)21、高倍率カメラ(第1観察手段)22、反射照明装置(反射照明手段)23、マーク第1付与装置24、マーク第2付与装置(位置特定手段)25、カメラ表示切換器(第1観察手段)26および第2モニタ(第1観察手段)27を備えている。
【0056】
低倍率カメラ21は、作業者40が高倍率カメラ22の視野に欠陥絵素43を導くための拡大視野追い込み用のカメラである。高倍率カメラ22は、作業者40が透過・反射型液晶表示装置1aの後述する欠陥絵素43を特定して、その欠陥絵素43を光ビーム照射位置に移動させるための欠陥絵素位置特定用のカメラである。第2モニタ27は、低倍率カメラ21および高倍率カメラ22による透過・反射型液晶表示装置1aの表示状態を表示するものである。すなわち、作業者40は、高倍率カメラ22の出力映像を観察することにより欠陥絵素43を特定し、その欠陥絵素43を移動装置12により光ビーム照射位置に移動させることができる。
【0057】
マーク第1付与装置24は、低倍率カメラ21の視野内に高倍率カメラ22の視野位置を特定して示すためのものである。これにより、カメラ表示切換器26にて低倍率カメラ21の出力を選択した際、図6に示す高倍率カメラ視野教示用マーク42が付加された透過・反射型液晶表示装置1aの映像がカメラ表示切換器26を介して第2モニタ27に表示される。マーク第2付与装置25は、高倍率カメラ22の視野内に光ビームの照射位置を特定して示すためのものである。これにより、カメラ表示切換器26にて高倍率カメラ22の出力を選択した際、光ビーム照射位置教示マーク44が付加された透過・反射型液晶表示装置1aの映像がカメラ表示切換器26を介して第2モニタ27に表示される。
【0058】
マーク第1付与装置24およびマーク第2付与装置25は、カメラ画像の特定の位置に、カメラ画像に重ねてマークを表示させるための装置であり、例えばクロスライン発生器と呼ばれる装置からなる。このクロスライン発生器としては、例えば有限会社ナイス電子製の電子ライン発生器(DL-3201,D-3401,DL-3601等)を使用することができる。
【0059】
第2モニタ27は、カメラ表示切換器26を介して入力される、高倍率カメラ22および低倍率カメラ21からの映像を表示するものである。そして、カメラ表示切換器26は、第2モニタ27に表示する映像を、高倍率カメラ22の出力と低倍率カメラ21の出力とから選択する切換装置である。
【0060】
ここで、反射照明装置23は、高倍率カメラ22および低倍率カメラ21によって、透過・反射型液晶表示装置1aの反射光による表示状態を観察するための照明装置である。
【0061】
また、前記の落射照明装置18、拡散板61、第2ハーフミラー16、透過照明用レンズ63は、TFT側基板2側から透過・反射型液晶表示装置1aに光を照射し、その透過光により、対向側基板3側に設けられた高倍率カメラ21および低倍率カメラ22が透過・反射型液晶表示装置1aの表示画像を撮像できるようにするためのものである。そのため、拡散板61および透過照明用レンズ63は、落射照明装置18が出射した光をTFT側基板2の所定の透過照明エリアにむらなく均一に拡散照射するように形成されている。
【0062】
このように、欠陥修正装置11では、光源(落射照明装置18)からの出射光を拡散板61で拡散し、第2ハーフミラー16で透過・反射型液晶表示装置1aに導光するため、光源を配線の欠陥箇所の観察のための光源と共通にすることができる。また、欠陥修正装置11では、第2ハーフミラー16およびレンズ切換装置17を設けることによって、透過照明の拡散光の光路を、光ビーム14からの光ビームの光路と一致させ、透過・反射型液晶表示装置1aに対して同一の光軸から透過照明光および光ビームを照射することができる。よって、透過・反射型液晶表示装置1aの全ての範囲に対して、光ビーム照射装置14による光ビーム照射や、照射部観察用カメラ19による光ビーム照射位置の観察視野が遮断されない。したがって、欠陥修正装置11では、装置設計の自由度を狭めることなく、かつ、装置を大型化することなく、透過照明を行うことができる。
【0063】
なお、透過・反射型液晶表示装置1aがモジュール形態である場合、図5に示すように、モジュール形態の透過・反射型液晶表示装置51は、モジュール形態用の保持点灯装置52により保持され、かつ点灯駆動される。この構成においても、透過・反射型液晶表示装置51と保持点灯装置52は、透過・反射型液晶表示装置51を点灯状態で移動させる移動ステージ12aに対して容易に着脱可能である。なお、52はモジュール形態用の点灯プローブ装置であり、52aは前記点灯プローブ13aに対応する保持点灯接続部(駆動手段)、52bは支持架台である。さらに、支持架台52bには、対向側基板3側からの透過・反射型液晶表示装置1aの観察を可能とする開口部52b1が形成されている。
【0064】
つぎに、本欠陥修正装置11による透過・反射型液晶表示装置1aの欠陥修正方法について説明する。
【0065】
まず、作業者40は、レンズ切換装置17を操作して、透過照明用レンズ63に切り換える。あわせて、照射透過エリアを広くしたい場合は、拡散板切換装置62を操作して拡散板61を光路中に配置して、透過照明の照射光を拡散光にする。
【0066】
つぎに、作業者40は、カメラ表示切換器26を操作して、第2モニタ27に低倍率カメラ21により撮像された透過・反射型液晶表示装置1aの図6(図6の上側)に示すような映像を表示させる。
【0067】
つぎに、作業者40は、反射照明装置23もしくは落射照明装置18の光量等を調整して、第2モニタ27の表示画面、すなわち第2モニタ表示画面27aにおいて透過・反射型液晶表示装置1aの対向側基板3に記された欠陥位置マーク41を視認できるようにする。なお、同図に示す透過・反射型液晶表示装置1aはもちろん、第2モニタ表示画面27aに表示されているものである。
【0068】
つぎに、作業者40は、図6(図6の下側)に示すように、第2モニタ27に映し出された欠陥位置マーク41が、あらかじめ所定位置、例えば第2モニタ表示画面27aの中央部に設定された高倍率カメラ視野教示用マーク42と重合するように、移動ステージ12aを操作する。
【0069】
つぎに、作業者40は、カメラ表示切換器26を操作して、第2モニタ27に高倍率カメラ22からの図7(図7の上側)に示すような映像、すなわち高倍率カメラ視野教示用マーク42の位置における欠陥位置マーク41の部分が拡大された映像を表示させる。
【0070】
つぎに、作業者40は、第2モニタ27を観察しながら、点灯プローブ13aを介して駆動装置36から透過・反射型液晶表示装置1aに付与される表示信号を切り換え、さらに、反射照明装置23もしくは落射照明装置18の光量と、レンズ切換装置17等を調整し、図7に示すように、第1モニタ20において欠陥絵素43が確認できるようにする。
【0071】
このとき、作業者40は、切り換えた表示信号と、第1モニタ20上の欠陥絵素43についての上記表示信号の切り換えによる表示状態の変化等から、あらかじめ定められた基準に従って、欠陥絵素43の欠陥の種類を判定する。
【0072】
つぎに、作業者40は、第2モニタ27を観察しながら、図7(図7の下側)に示すように、あらかじめ所定位置、例えば第2モニタ表示画面27aの中央部に設定されている光ビーム照射位置教示マーク44に欠陥絵素43が重合するように移動ステージ12aを操作する。
【0073】
つぎに、作業者40は、レンズ切換装置17を操作して、光ビーム照射用の倍率レンズにより、第1モニタ20(第1モニタ表示画面20a)を図8に示すような光ビーム照射設定用の表示とする。
【0074】
つぎに、作業者40は、欠陥絵素43における欠陥の種類ごとにあらかじめ作成されている修正手順群のうちから、先に判定した欠陥の種類と合致する修正手順を選択する。そして、光ビーム照射装置14からの光ビームの照射形状を示す光ビーム照射形状教示マーク45を観察しながら、上記手順に示された光ビーム照射形状および照射強度等を設定する。さらに、透過・反射型液晶表示装置1aにおけるTFT配線部46の上記手順に示された位置に光ビーム照射形状教示マーク45が重合するように移動ステージ12aを操作し、光ビーム照射装置14から順次光ビームを照射する。
【0075】
つぎに、作業者40は、再び、レンズ切換装置17を操作して、透過照明用レンズ63に切り換える。あわせて、照射透過エリアを広くしたい場合は、拡散板切換装置62を操作して拡散板61を光路中に配置して、透過照明の照射光を拡散光にする。
【0076】
つぎに、作業者40は、カメラ表示切換器26を操作して、第2モニタ27に、高倍率カメラ22もしくは低倍率カメラ21からの映像を選択して表示させる。そして、第2モニタ27を観察しながら、点灯プローブ13aを介して駆動装置36から透過・反射型液晶表示装置1aに付与される表示信号を切り換え、さらに、反射照明装置23もしくは落射照明装置18の光量等を調整して、欠陥絵素43が修正されたか否かを判断する。以上の作業を、作業者40は、各欠陥位置マーク41について、順次行う。
【0077】
ここで、図6に示した高倍率カメラ視野教示用マーク42と、図7に示した光ビーム照射位置教示マーク44と、図8に示した光ビーム照射形状教示マーク45の各位置を関連付ける方法について説明する。
【0078】
まず、作業者40は、レンズ切換装置17を操作して光ビーム照射用の倍率レンズにより第1モニタ20を図8に示すような光ビーム照射設定用の表示とする。
【0079】
つぎに、作業者40は、第1モニタ20の表示画面の任意のコーナーにおける透過・反射型液晶表示装置1aの最外郭の絵素、例えば最上段右端の絵素の中心が光ビーム照射形状教示マーク45と重なるように移動ステージ12aを操作する。
【0080】
つぎに、作業者40は、レンズ切換装置17を操作して、透過照明用レンズ63に切り換え、必要に応じて拡散板切換装置62を操作して透過照明用の照射光を拡散光にする。
【0081】
つぎに、作業者40は、カメラ表示切換器26を操作して、第2モニタ27に欠陥絵素位置特定用の高倍率カメラ22からの図7に示すような映像を表示させる。
【0082】
つぎに、作業者40は、第2モニタ27に表示されている映像における、上記の最上段右端の絵素に光ビーム照射位置教示マーク44が重なるように、マーク第2付与装置25を操作して、光ビーム照射位置教示マーク44の位置を調整する。
【0083】
つぎに、作業者40は、カメラ表示切換器26を操作して、第2モニタ27に低倍率カメラ21からの図6に示すような映像を表示させる。
【0084】
つぎに、作業者40は、第2モニタ27に表示されている映像における、上記の最上段右端の絵素に高倍率カメラ視野教示用マーク42が重なるように、マーク第1付与装置24を操作して、高倍率カメラ視野教示用マーク42の位置を調整する。
【0085】
以上の作業により、低倍率カメラ21内の高倍率カメラ22の視野位置、すなわち高倍率カメラ視野教示用マーク42と、高倍率カメラ22内の光ビーム照射位置、すなわち光ビーム照射位置教示マーク44とを、各カメラ視野光軸が一致していなくても、関連付けることができる。
【0086】
なお、本実施の形態では、表示装置として透過・反射型液晶表示装置1aの欠陥修正を例に挙げて説明したが、本欠陥修正装置11は、透過型液晶表示装置1bおよび反射型液晶表示装置1cの欠陥修正にも適応することができるのはもちろんである。
【0087】
また、本欠陥修正装置11は、例えば、低温ポリシリコン液晶表示装置、高温ポリシリコン液晶表示装置、LCDオン単結晶シリコンデバイス、EL表示装置、プラズマ表示装置、プラズマアドレス液晶表示装置(PALC)等の表示装置に存在する欠陥の修正にも適応することが可能である。
【0088】
さらに、本欠陥修正装置11は、欠陥箇所の修正を行うだけでなく、修正工程前の点灯検査のための装置としても単独で十分に使用できるものであり、また点灯検査装置および欠陥修正装置の両機能を備えた欠陥検査修正装置としても使用可能である。
【0089】
なお、以下において、図9に基づき、本欠陥修正装置11を得る前提となった、反射型液晶表示装置1cの欠陥修正装置71について説明しておく。
【0090】
この欠陥修正装置71は、図9に示すように、移動装置12、この移動装置12に設けられた点灯プローブ13aを備えている。点灯プローブ13aは、反射型液晶表示装置1cに点灯駆動用の表示信号を供給するためのものである。
【0091】
欠陥修正装置71は、また、点灯プローブ13aに取り付けられた反射型液晶表示装置1cのTFT側基板2側に、光ビーム照射装置14、第1ハーフミラー15、第2ハーフミラー16、レンズ切換装置17、落射照射装置18、照射部観察用カメラ19および第1モニタ20を備えている。
【0092】
欠陥修正装置71は、さらに、点灯プローブ13aに取り付けられた反射型液晶表示装置1cの対向側基板3側に、低倍率カメラ21、高倍率カメラ22、反射照明装置23、マーク第1付与装置24、マーク第2付与装置25、カメラ表示切換器26および第2モニタ27を備えている。
【0093】
つぎに、本欠陥修正装置71による反射型液晶表示装置1cの欠陥修正方法について説明する。
【0094】
まず、作業者40は、カメラ表示切換器26を操作して、第2モニタ27に低倍率カメラ21により撮像された反射型液晶表示装置1cの図6(図6の上側)に示すような映像を表示させる。
【0095】
つぎに、作業者40は、反射照明装置23の照射光により、第2モニタ表示画面27aにおいて、図6(図6の下側)に示すように、反射型液晶表示装置1cの対向側基板3に記された欠陥位置マーク41が第2モニタ表示画面27aの所定位置に設定された高倍率カメラ視野教示用マーク42と重合するように、移動ステージ12aを操作する。
【0096】
つぎに、作業者40は、カメラ表示切換器26を操作して、第2モニタ27に欠陥絵素位置特定用の高倍率カメラ22からの図7(図7の上側)に示すような映像を表示させる。
【0097】
つぎに、作業者40は、第2モニタ27を観察しながら、点灯プローブ13aを介して反射型液晶表示装置1cに付与される表示信号を切り換えて、第1モニタ20において欠陥絵素43が確認できるようにする。この時、作業者40は、切り換えた表示信号とモニタ上欠陥絵素の表示状態の変化等から、あらかじめ定められた基準に従い、その欠陥の種類を判定する。
【0098】
つぎに、作業者40は、第2モニタ27を観察しながら、図7(図7の下側)に示すように、所定位置に設定されている光ビーム照射位置教示マーク44に欠陥絵素43が重合するように移動ステージ12aを操作する。
【0099】
つぎに、作業者40は、レンズ切換装置17を操作して、光ビーム照射用の倍率レンズにより、第1モニタ表示画面20aを図8に示すような光ビーム照射設定用の表示とする。
【0100】
つぎに、作業者40は、欠陥絵素43における欠陥の種類ごとにあらかじめ作成されている修正手順群のうちから、先に判定した欠陥種類と合致する修正手順を選択する。そして、光ビーム照射形状教示マーク45を観察しながら、上記手順に示された光ビーム照射形状および照射強度等を設定する。さらに、反射型液晶表示装置1cにおけるTFT配線部46の上記手順に示された位置に光ビーム照射形状教示マーク45が重合するように移動ステージ12aを操作し、光ビーム照射装置14から順次光ビームを照射する。
【0101】
つぎに、作業者40は、カメラ表示切換器26を操作して、第2モニタ27に、高倍率カメラ22もしくは低倍率カメラ21からの映像を選択して表示させる。そして、第2モニタ27を観察しながら、点灯プローブ13aを介して反射型液晶表示装置1cに付与される表示信号を切り換えて、欠陥絵素43が修正されたか否かを判断する。以上の作業を、作業者40は、各欠陥位置マーク41について、順次行う。
【0102】
上記のような欠陥修正装置71では、反射型液晶表示装置1cに対してのみ修正可能であった。すなわち、欠陥修正装置71では、低倍率カメラ21および高倍率カメラ22による透過型液晶表示装置1bの欠陥撮像用となる、TFT側基板2方向からの透過型液晶表示装置1bの透過光源が、落射照射装置18のみである。そして、この落射照射装置18にて透過できる範囲は微小であるため、初期観察用の低倍率カメラ21にて透過型液晶表示装置1bの欠陥を識別できない。この結果、透過型液晶表示装置1bに対する欠陥修正が不可能であった。
【0103】
さらに、以下において、図10から図12、図2および図6から図8に基づき、本欠陥修正装置11を得る前提となった、透過・反射型液晶表示装置1aの欠陥修正装置81について説明しておく。
【0104】
この欠陥修正装置81は、図10に示すように、移動装置12、この移動装置12に設けられた点灯プローブ装置13、および透過照明装置28を備えている。移動装置12は、透過・反射型液晶表示装置1aを点灯状態で移動させることができる移動ステージ12aと、この移動ステージ12aを支持する支持架台12bとを有している。
【0105】
点灯プローブ装置13は、透過・反射型液晶表示装置1aに点灯駆動用の表示信号を供給するための点灯プローブ13aと、上記移動ステージ12aに設けられ、点灯プローブ13aを支持する支持架台13bとを有している。透過・反射型液晶表示装置1aと点灯プローブ装置13は、移動ステージ12aに対して容易に着脱可能である。上記点灯プローブ13aには、上記表示信号を出力する駆動装置36が接続されている。なお、上記移動ステージ12a、支持架台12bおよび支持架台13bには、対向側基板3側からの透過・反射型液晶表示装置1aの観察を可能とする開口部12a1、12b1、13b1がそれぞれ形成されている。
【0106】
透過照明装置28は、点灯プローブ装置13に取り付けられた状態の透過・反射型液晶表示装置1aにおけるTFT側基板2の外面に沿うように設けられ、支持部材29を介して、上記支持架台12bに支持されている。
【0107】
欠陥修正装置81は、また、点灯プローブ装置13に取り付けられた透過・反射型液晶表示装置1aのTFT側基板2側に、光ビーム照射装置14、第1ハーフミラー15、第2ハーフミラー16、レンズ切換装置17、落射照射装置18、照射部観察用カメラ19および第1モニタ20を備えている。
【0108】
光ビーム照射装置14は、透過・反射型液晶表示装置1aの欠陥部を修正するための光ビームを照射するものである。第1ハーフミラー15、第2ハーフミラー16およびレンズ切換装置17は、光ビーム照射装置14から透過・反射型液晶表示装置1aへの光路中にこの順序で設けられている。レンズ切換装置17は、透過・反射型液晶表示装置1aへの光ビームの照射状態や透過・反射型液晶表示装置1aの表示状態を観察するために必要な数種類の倍率レンズを備え、これらのうちから選択されたレンズを上記光路中に配するものである。落射照射装置18は照射部観察用カメラ19による撮像用の照明装置であり、この落射照射装置18の光は第2ハーフミラー16に反射されて透過・反射型液晶表示装置1aに照射される。照射部観察用カメラ19は、透過・反射型液晶表示装置1aからの光を第1ハーフミラー15を介して受けることにより、光ビーム照射装置14からの透過・反射型液晶表示装置1aに対する光ビーム照射位置を観察するためのものである。第1モニタ20は照射部観察用カメラ19から出力される映像を表示するものである。
【0109】
欠陥修正装置81は、さらに、点灯プローブ装置13に取り付けられた透過・反射型液晶表示装置1aの対向側基板3側に、低倍率カメラ21、高倍率カメラ22、反射照明装置23、マーク第1付与装置24、マーク第2付与装置25、カメラ表示切換器26および第2モニタ27を備えている。
【0110】
低倍率カメラ21は、作業者40が高倍率カメラ22の視野に欠陥絵素43を導くための拡大視野追い込み用のカメラである。高倍率カメラ22は、作業者40が透過・反射型液晶表示装置1aの欠陥絵素43を特定して、その欠陥絵素43を光ビーム照射位置に移動させるための欠陥絵素位置特定用のカメラである。すなわち、作業者40は、高倍率カメラ22の出力映像を観察することにより欠陥絵素43を特定し、その欠陥絵素43を移動装置12により光ビーム照射位置に移動させることができる。反射照明装置23は、高倍率カメラ22および低倍率カメラ21による透過・反射型液晶表示装置1aの表示画像撮像用の照明装置である。
【0111】
マーク第1付与装置24は、低倍率カメラ21の視野内に高倍率カメラ22の視野位置を特定して示すためのものである。これにより、カメラ表示切換器26にて低倍率カメラ21の出力を選択した際、図6に示す高倍率カメラ視野教示用マーク42が付加された透過・反射型液晶表示装置1aの映像がカメラ表示切換器26を介して第2モニタ27に表示される。マーク第2付与装置25は、高倍率カメラ22の視野内に光ビームの照射位置を特定して示すためのものである。これにより、カメラ表示切換器26にて高倍率カメラ22の出力を選択した際、光ビーム照射位置教示マーク44が付加された透過・反射型液晶表示装置1aの映像がカメラ表示切換器26を介して第2モニタ27に表示される。
【0112】
マーク第1付与装置24およびマーク第2付与装置25は、カメラ画像の特定の位置に、カメラ画像に重ねてマークを表示させるための装置であり、例えばクロスライン発生器と呼ばれる装置からなる。このクロスライン発生器としては、例えば有限会社ナイス電子製の電子ライン発生器(DL-3201,D-3401,DL-3601等)を使用することができる。
【0113】
第2モニタ27は、カメラ表示切換器26を介して入力される、高倍率カメラ22および低倍率カメラ21からの映像を表示するものである。そして、カメラ表示切換器26は、第2モニタ27に表示する映像を、高倍率カメラ22の出力と低倍率カメラ21の出力とから選択する切換装置である。
【0114】
前記の透過照明装置28は、TFT側基板2側から透過・反射型液晶表示装置1aに光を照射し、その透過光により、対向側基板3側に設けられた高倍率カメラ21および低倍率カメラ22が透過・反射型液晶表示装置1aの表示画像を撮像できるようにするためのものである。
【0115】
透過照明装置28は、透過・反射型液晶表示装置1aとレンズ切換装置17との間に配設可能なように、薄型に形成されている。透過照明装置28は、図11(a)(b)に示すように、筐体31の内部に、光源となる複数の細型の蛍光管32を有している。透過照明装置28は、さらに、蛍光管32から放出される光とその反射光が均一となるように工夫された反射板33と、蛍光管32から放出される光と反射板33にて反射される光とがむらなく均一に拡散するように工夫された拡散板34とを有している。上記反射板33は蛍光管32に対する透過・反射型液晶表示装置1a側とは反対側位置に設けられ、上記拡散板34は蛍光管32に対する透過・反射型液晶表示装置1a側位置に設けられている。
【0116】
また、透過照明装置28には、光ビーム照射装置14による光ビーム照射や、照射部観察用カメラ19による光ビーム照射位置の観察視野を遮断しないように、開口部35が形成されている。この開口部35は、透過照明装置28が透過・反射型液晶表示装置1aを点灯状態で移動させる移動ステージ12aから分離して固定されているため、移動ステージ12aの移動に伴って透過・反射型液晶表示装置1aが移動した場合であっても移動しない。したがって、透過・反射型液晶表示装置1aの全ての範囲に対して、光ビーム照射装置14による光ビーム照射や、照射部観察用カメラ19による光ビーム照射位置の観察視野が遮断されることはない。
【0117】
なお、透過・反射型液晶表示装置1aがモジュール形態である場合、図12に示すように、モジュール形態の透過・反射型液晶表示装置51は、モジュール形態用の保持点灯装置52により保持され、かつ点灯駆動される。この構成においても、透過・反射型液晶表示装置51と保持点灯装置52は、透過・反射型液晶表示装置51を点灯状態で移動させる移動ステージ12aに対して容易に着脱可能である。なお、52はモジュール形態用の点灯プローブ装置であり、52aは前記点灯プローブ13aに対応する保持点灯接続部、52bは支持架台、52b1は前記開口部13b1に対応する開口部である。
【0118】
つぎに、本欠陥修正装置81による透過・反射型液晶表示装置1aの欠陥修正方法について説明する。
【0119】
まず、作業者40は、カメラ表示切換器26を操作して、第2モニタ27に低倍率カメラ21により撮像された透過・反射型液晶表示装置1aの図6(図6の上側)に示すような映像を表示させる。
【0120】
つぎに、作業者40は、反射照明装置23もしくは透過照明装置28の光量等を調整して、第2モニタ27の表示画面、すなわち第2モニタ表示画面27aにおいて透過・反射型液晶表示装置1aの対向側基板3に記された欠陥位置マーク41を視認できるようにする。なお、同図に示す透過・反射型液晶表示装置1aはもちろん、第2モニタ表示画面27aに表示されているものである。
【0121】
つぎに、作業者40は、図5(図5の下側)に示すように、第2モニタ27に映し出された欠陥位置マーク41が、あらかじめ所定位置、例えば第2モニタ表示画面27aの中央部に設定された高倍率カメラ視野教示用マーク42と重合するように、移動ステージ12aを操作する。
【0122】
つぎに、作業者40は、カメラ表示切換器26を操作して、第2モニタ27に高倍率カメラ22からの図7(図7の上側)に示すような映像、すなわち高倍率カメラ視野教示用マーク42の位置における欠陥位置マーク41の部分が拡大された映像を表示させる。
【0123】
つぎに、作業者40は、第2モニタ27を観察しながら、点灯プローブ13aを介して駆動装置36から透過・反射型液晶表示装置1aに付与される表示信号を切り換え、さらに、反射照明装置23もしくは透過照明装置28の光量等を調整し、第1モニタ20において欠陥絵素43が確認できるようにする。
【0124】
このとき、作業者40は、切り換えた表示信号と、第1モニタ20上の欠陥絵素43についての上記表示信号の切り換えによる表示状態の変化等から、あらかじめ定められた基準に従って、欠陥絵素43の欠陥の種類を判定する。
【0125】
つぎに、作業者40は、第2モニタ27を観察しながら、図7(図7の下側)に示すように、あらかじめ所定位置、例えば第2モニタ表示画面27aの中央部に設定されている光ビーム照射位置教示マーク44に欠陥絵素43が重合するように移動ステージ12aを操作する。
【0126】
つぎに、作業者40は、レンズ切換装置17を操作して、光ビーム照射用の倍率レンズにより、第1モニタ20(第1モニタ表示画面20a)を図8に示すような光ビーム照射設定用の表示とする。
【0127】
つぎに、作業者40は、欠陥絵素43における欠陥の種類ごとにあらかじめ作成されている修正手順群のうちから、先に判定した欠陥の種類と合致する修正手順を選択する。そして、光ビーム照射装置14からの光ビームの照射形状を示す光ビーム照射形状教示マーク45を観察しながら、上記手順に示された光ビーム照射形状および照射強度等を設定する。さらに、透過・反射型液晶表示装置1aにおけるTFT配線部46の上記手順に示された位置に光ビーム照射形状教示マーク45が重合するように移動ステージ12aを操作し、光ビーム照射装置14から順次光ビームを照射する。
【0128】
つぎに、作業者40は、カメラ表示切換器26を操作して、第2モニタ27に、高倍率カメラ22もしくは低倍率カメラ21からの映像を選択して表示させる。そして、第2モニタ27を観察しながら、点灯プローブ13aを介して透過・反射型液晶表示装置1aに付与される表示信号を切り換え、さらに、反射照明装置23もしくは透過照明装置28の光量等を調整して、欠陥絵素43が修正されたか否かを判断する。以上の作業を、作業者40は、各欠陥位置マーク41について、順次行う。
【0129】
上記のような欠陥修正装置81では、透過型および反射型液晶表示装置の修正が可能であるが、透過型液晶表示装置1bに対しては、透過照明装置28が新たに必要となる。しかし、透過照明装置28は透過型液晶表示装置1bとレンズ切換装置17との間の空間に設置する必要がある。そして、レンズの倍率が約50倍の時、透過型液晶表示装置1bとレンズとの距離がレンズの焦点深度との関係から約5mm程度しか確保できないため、この空間に透過照明装置28を設置する場合、超薄型の透過照明装置28が必要となる。
【0130】
ここで、透過照明装置28には、例えば液晶ディスプレイ等で使用されるバックライト等が利用できる。しかし、液晶ディスプレイのバックライトには光ビーム照射やカメラによる光ビーム照射位置観察用の開口部等は形成されないため、このバックライトを透過照明装置28として使用するためには、開口部等を追加工する必要がある。また、バックライトは現在3mm厚が限界であり、透過型液晶表示装置1bとレンズ切換装置17との間に、バックライトおよびバックライトを保持する機構等を設置すると、レンズ焦点調整量が確保できないという問題がある。
【0131】
そして、今後、液晶表示装置の絵素がますます超精細化するにともなって、レンズ倍率が拡大された場合、透過照明装置28の超薄型化がさらに必要となる。その結果、透過照明装置28を超薄型に対応が不可能である場合、欠陥修正装置81では欠陥の修正が不可能になる。
【0132】
つまり、先述した従来の欠陥修正装置101および上記欠陥修正装置71では、透過型もしくは反射型のどちらか1種類のみの液晶表示装置の欠陥修正しかできないため、液晶表示装置における反射型と透過型との生産量比が変動した場合、それぞれの欠陥修正装置の過不足が生じ、非効率的である。
【0133】
特に、透過・反射型液晶表示装置1aについては、その欠陥が透過表示状態で顕著となる場合や反射表示状態で顕著となる場合が混在している。そして、透過型液晶表示装置1b用の欠陥修正装置101、および反射型液晶表示装置1c用の欠陥修正装置71の両者とも、反射型と透過型の両方の表示状態を実現できない。したがって、両者とも、透過・反射型液晶表示装置1aに対しては、欠陥の識別および修正後の確認ができず、この結果、欠陥の修正が不可能であった。
【0134】
この点、透過・反射型液晶表示装置1a用の欠陥修正装置81は、透過・反射型液晶表示装置1a、透過型液晶表示装置1bおよび反射型液晶表示装置1cの何れに対しても、その欠陥の修正が可能である。しかし、欠陥修正装置81には、透過照明装置28に特殊な加工を施す必要があることや、将来、液晶表示装置の絵素が高精細化したとき、設置空間が制約されるという懸念がある。
【0135】
これに対して、本実施の形態に係る欠陥修正装置11では、落射照明装置18から出射された光を拡散板61によって拡散し、透過照明用レンズ63で透過型液晶表示装置1b上での表示領域を調整して透過型表示を行うため、透過型液晶表示装置1bとレンズ切換装置17との間の空間に何も設置する必要がない。すなわち、欠陥修正装置11によれば、透過型表示のために新たな透過照明装置を設けることなく、透過・反射型液晶表示装置1a、透過型液晶表示装置1bおよび反射型液晶表示装置1cの何れに対しても、その欠陥の修正が可能である。さらに、液晶表示装置1の全ての範囲に対して、光ビーム照射装置14による光ビーム照射や、照射部観察用カメラ19による光ビーム照射位置の観察視野が遮断されることがない。
【0136】
なお、本実施の形態は本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の範囲内で種々の変更が可能であり、例えば、以下のように構成することができる。
【0137】
本発明に係る表示装置の欠陥修正装置は、表示装置の欠陥個所を修正するための光ビームを照射する光ビーム照射手段と、前記表示装置を支持するとともに、この表示装置での前記光ビーム照射手段の光ビーム照射位置を変更する方向へ表示装置を移動可能な移動手段と、前記表示装置に表示信号を付与して表示装置の各絵素を表示状態に駆動する表示装置の駆動手段と、前記表示装置の駆動手段によって駆動される絵素の表示状態を観察して欠陥個所を判定する観察手段と、前記表示装置の透過型表示および反射型表示を可能とする照明手段と、前記光ビーム照射手段による前記表示装置上での光ビーム照射位置を特定するための位置特定手段を有する構成としてもよい。
【0138】
この構成によれば、駆動手段により表示装置を駆動している状態において、照明手段を作動させ、観察手段にて表示装置における絵素の表示状態を観察することにより、表示装置の欠陥絵素を特定することができる。その後、位置特定手段にて光ビーム照射手段による表示装置上での光ビーム照射位置を特定するとともに、この光ビーム照射位置と前記欠陥絵素の位置とが一致するように、移動手段にて表示装置を移動させ、光ビーム照射手段から前記欠陥絵素に対して光ビームを照射すれば、その欠陥絵素を修正することができる。
【0139】
このとき、前記照明手段は表示装置の透過型表示装置および反射型表示装置を可能とする。したがって、上記の構成の欠陥修正装置によれば、透過型、反射型、および透過型と反射型の機能を有する透過・反射型の各表示装置の欠陥の修正を容易にかつ確実に行うことができる。その結果、表示装置の良品率を向上させて、商品のコストダウンを図ることができる。
【0140】
上記の表示装置の欠陥修正装置は、前記観察手段における観察範囲の所定の位置が、前記光ビーム照射手段の光ビーム照射位置に対応しており、前記移動手段が、前記観察手段によって欠陥と判断される個所が前記所定の位置にくるように前記表示装置を移動させる構成としてもよい。
【0141】
この構成によれば、観察手段の観察範囲内の所定の位置と光ビームの照射位置とが対応しているので、欠陥箇所が前記所定位置にくるように表示装置を移動させるだけで、前記欠陥箇所が自ずと前記照射位置に合致し、前記欠陥箇所に確実に光ビームを照射することが可能となる。したがって、観察手段と光ビーム照射手段とを、必ずしも互いの光軸が一致するように配置する必要がない。その結果、観察手段および光ビーム照射手段の配置を様々に設定することができ、装置の設計の自由度を広げることができるとともに、設計次第では装置の小型化を図ることができる。
【0142】
上記の表示装置の欠陥修正装置は、前記光ビーム照射手段が、当該表示装置の光ビームが受光する配線部の位置確認、光ビームの受光する面積の調整、および光ビームの受光後の状況を観察するための、各種倍率が選択できるカメラ手段と、前記カメラ手段のための落射照明手段とを有し、前記落射照明手段が、当該表示装置の光ビーム受光部分の透過照明機能を併せ持つ構成としてもよい。
【0143】
この構成によれば、当該表示装置の光ビームが受光する配線部の位置確認時には、配線部の位置確認に最適となる倍率視野が、光ビームの受光する面積の調整時には、光ビームの受光する面積の調整に最適となる倍率視野が、また、光ビームの受光後の状況を観察する場合には、光ビームの受光後の状況の観察に最適となる倍率視野が逐次選択でき、必要な作業に最適な倍率視野が提供できる。
【0144】
上記の表示装置の欠陥修正装置は、前記照明手段が、前記表示装置の表示面側に設けられた反射型表示用の反射照明装置と、前記表示装置に対して表示面とは反対側に位置する、前記光ビーム照射観察カメラ用の落射照明を使用し透過型表示用の透過照明に用いる構成としてもよい。
【0145】
この構成によれば、透過型、反射型、および透過型と反射型との機能を有する透過・反射型の各表示装置の表示状態を容易にかつ確実に得ることができる。
【0146】
上記の表示装置の欠陥修正装置は、前記観察手段が前記表示装置の表示面側に設けられ、前記光ビーム照射手段が前記表示装置に対して前記観察手段とは反対側に設けられている構成としてもよい。
【0147】
この構成によれば、表示装置における実用時の視認方向と同じ方向から表示装置の欠陥を観察することができる。この結果、表示装置の実用時と差異のない表示状態の観察ができる。
【0148】
上記の表示装置の欠陥修正装置は、前記透過表示用の照明手段が、照射エリアを変化させるレンズ機能を有する構成としてもよい。
【0149】
この構成によれば、照射エリアを変化させることのできるレンズを具備することにより、表示装置への入射光のエリアが良好となるように調整されるので、観察手段による表示装置の表示状態の観察と欠陥位置特定に際し、良好な照明を提供することができる。
【0150】
上記の表示装置の欠陥修正装置は、前記透過表示用の照明手段が、照射光を平行光で照射させる機能を有する構成としてもよい。
【0151】
この構成によれば、照射光を平行光で照射することにより、表示装置への入射光の平行性を上げ、表示装置の欠陥位置特定に際し、良好な照明を提供することができる。
【0152】
上記の表示装置の欠陥修正装置は、前記透過表示用の照明手段が、照射光を拡散光で照射させる機能を有する構成としてもよい。
【0153】
この構成によれば、照射光を拡散光で照射することにより、表示装置への入射光の拡散性を上げ、表示装置の表示状態の観察に際し、良好な照明を提供することができる。
【0154】
上記の表示装置の欠陥修正装置は、前記透過表示用の照明手段が、照明強度を調節する手段を有している構成としてもよい。
【0155】
この構成によれば、表示装置の入射光の強度が調整されることにより、観察手段による表示装置の表示状態の観察と欠陥位置の特定に際し、良好な照明を提供することができる。
【0156】
上記の表示装置の欠陥修正装置は、前記反射表示用の照明手段が、照明強度を調節する手段と、さらに、射出する光の当該表示装置に対する入射角度を調節する手段とを有している構成としてもよい。
【0157】
この構成によれば、表示装置への入射角度の調整機構により、入射角度が良好となるよう調整され、入射光の強度も調整できることにより、観察手段による表示装置の表示状態の観察と欠陥位置の特定に際し、良好な照明を提供することができる。
【0158】
上記の表示装置の欠陥修正装置は、前記表示装置の観察手段が、表示装置の観察する範囲を変化させる機能を有する構成としてもよい。
【0159】
この構成によれば、表示装置の欠陥の判定時には、各絵素の観察に最適の大きさとなる倍率視野が得られ、位置特定時には、欠陥を光ビーム照射位置に導くために最適な倍率視野が得られる。また、上記観察手段によって、点欠陥や線欠陥の欠陥修正を容易に、かつ、確実に行うことができる。
【0160】
上記の表示装置の欠陥修正装置は、前記表示装置の駆動手段が、欠陥個所を判
定するために、付与する表示信号を変化させる機能を有する構成としてもよい。
【0161】
この構成によれば、特定の表示信号による表示状態だけでなく、数種類の表示信号による表示状態と、表示信号を変化させたときの表示状態の変化等を総合して表示状態を観察することができ、より確実な欠陥の検出ができる。さらに、表示装置の種類にあわせた信号を装置上で選択することが可能であり、表示装置の種類に関わらず、欠陥の識別確認を容易に、かつ、確実に行うことができる。
【0162】
上記の表示装置の欠陥修正装置は、前記表示装置の観察手段と欠陥位置特定手段が、前記表示装置の駆動手段によって様々に駆動される前記表示装置の表示状態から、作業者の目視観察や、表示状態を画像認識して、あるいは、その両方を併用して欠陥の存在と、欠陥個所位置を特定し、光ビーム照射位置に欠陥箇所を導く機能を有する構成としてもよい。
【0163】
この構成によれば、表示装置の種類に関わらず、作業者は、観察手段によって欠陥を容易に確認することができ、また、画像認識機能を付加することで、より容易に、あるいは自動的に欠陥の判定ができる。また、欠陥位置特定手段により、検出した欠陥を、容易に、あるいは、自動的に光ビーム照射位置に欠陥箇所を導くことができる。
【0164】
上記の表示装置の欠陥修正装置は、前記移動手段の表示装置支持部が、当該表示装置の表示状態を、表側および裏側から観察できる開口部を有している構成としてもよい。
【0165】
この構成によれば、移動手段に開口部が形成されていることにより、表示装置に対し、表裏どちらの方向からも光路を遮断することがない。したがって、表示装置に対して、透過照明と反射照明との両方の照明装置を備えることができる。また、表示装置に対して、表裏どちらの方向からも、検察手段、光ビーム照射手段を備えることができる。
【0166】
上記の表示装置の欠陥修正装置は、前記移動手段の表示装置支持部が、当該表示装置が駆動回路装着前のパネル状態であるときに、該パネルの端子部に前記表示装置の駆動手段からの駆動信号を通電する通電手段と、前記通電手段を該パネル端子部に対して離接させる離接手段とを有し、移動手段から容易に分離できる構成としてもよい。
【0167】
この構成によれば、表示装置がパネル状態のとき、離接手段によって通電手段が表示装置の端子部に例えば圧接され、通電手段を介して表示信号が上記表示装置に通電される。したがって、表示装置がパネル状態であっても、表示信号の通電によって各絵素を確実に駆動させることができ、パネル状態の表示装置に対して、欠陥の識別と修正後の確認を確実に行うことができ、さらに、表示装置支持部が移動手段から容易に分離できることにより、他の種類のパネル表示装置支持部に容易に交換することができる。
【0168】
上記の表示装置の欠陥修正装置は、前記移動手段の表示装置支持部が、当該表示装置が駆動回路装着後のモジュール形態であるときに、該モジュール端子部に前記表示装置の駆動手段からの駆動信号を通電する通電手段と、前記通電手段を該モジュール端子部に対して離接させる離接手段とを有し、移動手段から容易に分離できる構成としてもよい。
【0169】
この構成によれば、表示装置がモジュール状態のとき、離接手段によって通電手段が表示装置の端子部に例えば圧接され、通電手段を介して表示信号が前記表示装置に通電される。したがって、表示装置がモジュール状態であっても、表示信号の通電によって各絵素を確実に駆動させることができ、モジュール状態の表示装置に対して、欠陥の識別と修正後の確認を確実に行うことができ、さらに、表示装置支持部が移動手段から容易に分離できることにより、他の種類のモジュール表示装置支持部に容易に交換することができる。
【0170】
上記の表示装置の欠陥修正装置は、前記移動手段の表示装置支持部が、当該表示装置の形態によって、パネル形態およびモジュール形態のそれぞれの上記表示装置支持部に、容易に交換できる構成としてもよい。
【0171】
この構成によれば、表示装置支持部が移動手段から容易に分離できることにより、表示状態の形態に関わりなく、事前に準備された表示装置支持部に、短時間で容易に交換ができる。
【0172】
上記の表示装置の欠陥修正装置は、前記照明手段が、当該表示装置の反射表示状態を観察するための反射照明部と、当該表示装置の透過表示状態を観察するための透過照明部を、両方有し透過照明部に関しては新たに新設しない構成としてもよい。
【0173】
この構成によれば、表示装置が反射型の場合には、反射照明により観察手段を用いての表示装置の観察と欠陥位置特定手段による欠陥位置の特定が、表示装置が透過型の場合には、光ビーム観察用カメラの落射照明による観察手段を用いての表示装置の観察と欠陥位置特定手段による欠陥位置の特定が、また、表示装置が透過と反射の両機能を併せ持つ表示装置の場合には、反射照明による観察手段を用いての表示装置の観察と欠陥位置特定手段による欠陥位置の特定、さらに、光ビーム観察用カメラの落射照明による観察手段を用いての表示装置の観察と欠陥位置特定手段による欠陥位置の特定の両方が実現できる。また、照明手段を有していることにより、表示状態の形態に関わりなく、点欠陥や線欠陥の欠陥修正を容易に、かつ、確実に行うことができる。
【0174】
上記の表示装置の欠陥修正装置は、前記光ビーム照射手段が、光ビームの照射範囲と視野内の位置、照射強度を変化させる機能と、光ビーム合焦位置、および上記カメラ手段の合焦位置を調節する機能を有する構成としてもよい。
【0175】
この構成によれば、光ビームの照射範囲と視野内の位置、照射強度を変化させる機能により、修正を実施する欠陥の種類や、光ビームを照射する表示装置配線部位によって、照射範囲と視野内の位置、および照射強度を変化させることができ、個別に最適となる照射範囲と視野内の位置、および照射強度が提供できる。また、合焦位置を調節する機能により、装置に供給される表示装置の供給位置が変化などして、光ビーム照射手段による光ビーム合焦位置と表示装置位置が異なる事態が生じたとき、合焦位置を調節することによって、光ビーム合焦位置と表示装置位置を容易に一致させることができ、常に最適な修正ができる。
【0176】
上記の表示装置の欠陥修正装置は、表示装置の各製造工程および検査工程において得られる各種情報が伝達され集中する情報集積装置との間で情報伝達が可能な情報伝達手段を有している構成としてもよい。
【0177】
この構成によれば、構報伝達手段を介して得られる、表示装置の各製造工程および検査工程での各種情報に基づいて欠陥修正を行うことができるので、欠陥修正をより効率的に行うことができる。なお、上記の情報伝達手段としては、例えばネットワーク回線等の通信回線や各種の情報を記録可能な記録媒体がある。また、情報伝達手段を介して得られた情報に基づいて、例えば表示装置の移動や光ビームの照射を自動に行うようにすることも可能である。この場合、検査員を装置に立ち会わせる必要がなくなるので、人件費を削減することができ、これによって商品のコストダウンを図ることができる。
【0178】
上記の表示装置の欠陥修正装置は、前記表示装置が、透過型表示装置、反射型表示装置、および透過と反射の両機能を併せ持つ表示装置のいずれの欠陥箇所も修正できる構成としてもよい。
【0179】
この構成によれば、前記構成の欠陥修正装置を用いることにより、透過型表示装置、反射型表示装置、および透過と反射の両機能を併せ持つ表示装置のいずれにも欠陥箇所の修正を確実に行うことができる。
【0180】
【発明の効果】
以上のように、本発明の表示装置の欠陥修正装置は、表示装置の欠陥箇所を修正するための光ビームを照射する光ビーム照射手段と、前記表示装置を支持するとともに、この表示装置での前記光ビームの照射位置を変更する方向へ表示装置を移動可能な移動手段と、前記表示装置に表示信号を付与して表示装置の各絵素を表示状態に駆動する駆動手段と、前記駆動手段によって駆動される表示装置の絵素の表示状態を観察するための第1観察手段と、前記表示装置の透過型表示を可能とする透過照明手段と、前記表示装置の反射型表示を可能とする反射照明手段と、前記光ビーム照射手段による前記表示装置上での光ビーム照射位置を特定するための位置特定手段とを備えるとともに、前記透過照明手段が、光源と、光源からの出射光を前記表示装置へ導く導光部材と、光源からの出射光を拡散する光拡散部材とを備えている構成である。
【0181】
それゆえ、透過照明手段および反射照明手段によって、表示装置の透過型表示および反射型表示が可能となる。したがって、本発明の欠陥修正装置は、透過型、反射型、および透過型と反射型の機能を有する透過・反射型の各表示装置の欠陥の修正を容易かつ確実に行うことができる。その結果、表示装置の良品率を向上させて、商品のコストダウンを図ることができるという効果を奏する。
【0182】
さらに、光源からの出射光を光拡散部材で拡散し、導光部材で表示装置に導いて照射するため、光源を自由に配置することができる。この結果、装置の設計の自由度を広げることができるとともに、装置の小型化を容易に達成することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る表示装置の欠陥修正装置の概略の全体構成図である。
【図2】図2(a)は図1に示した液晶表示装置の正面図、図2(b)は同側面図である。
【図3】図1に示した欠陥修正装置における、透過照明用レンズより出射された平行光の説明図である。
【図4】図1に示した欠陥修正装置における、透過照明用レンズより出射された拡散光の説明図である。
【図5】図1に示した表示装置の欠陥修正装置の他の例を示すものであって、モジュール形態の液晶表示装置に対応する欠陥修正装置の概略の全体構成図である。
【図6】図1に示した拡大視野追い込み用の低倍率カメラによる撮像映像の説明図である。
【図7】図1に示した欠陥絵素位置特定用の高倍率カメラによる撮像映像の説明図である。
【図8】図1に示した光ビーム照射部確認用のカメラによる撮像映像の説明図である。
【図9】図1に示した表示装置の欠陥修正装置の前提となる反射型表示装置の欠陥修正装置の概略の全体構成図である。
【図10】図1に示した表示装置の欠陥修正装置の前提となる透過・反射型表示装置の欠陥修正装置の概略の全体構成図である。
【図11】図11(a)は図10に示した透過照明装置の正面図、図11(b)は同平面図である。
【図12】図1に示した表示装置の欠陥修正装置の前提となる他の透過・反射型表示装置の欠陥修正装置の概略の全体構成図である。
【図13】従来の透過型表示装置の欠陥修正装置の概略の全体構成図である。
【符号の説明】
1 液晶表示装置(表示装置)
1a 透過・反射型液晶表示装置(表示装置)
1b 透過型液晶表示装置(表示装置)
1c 反射型液晶表示装置(表示装置)
2 TFT側基板
3 対向側基板
11 欠陥修正装置
12 移動装置
12a 移動ステージ(移動手段)
13 点灯プローブ装置
13a 点灯プローブ(駆動手段)
14 光ビーム照射装置(光ビーム照射手段)
15 第1ハーフミラー
16 第2ハーフミラー(透過照明手段,導光部材)
17 レンズ切換装置
18 落射照明装置(透過照明手段,光源)
19 照射部観察用カメラ(第2観察手段)
20 第1モニタ(第2観察手段)
21 低倍率カメラ(第1観察手段)
22 高倍率カメラ(第1観察手段)
23 反射照明装置(反射照明手段)
24 マーク第1付与装置
25 マーク第2付与装置(位置特定手段)
26 カメラ表示切換器(第1観察手段)
27 第2モニタ(第1観察手段)
36 駆動装置(駆動手段)
41 欠陥位置マーク
42 高倍率カメラ視野教示用マーク
43 欠陥絵素
44 光ビーム照射位置教示マーク
45 光ビーム照射形状教示マーク
46 TFT配線部
51 モジュール形態の透過・反射型液晶表示装置
52 保持点灯装置
61 拡散板(透過照明手段,光拡散部材)
62 拡散板切換装置(透過照明手段,光拡散部材)
63 透過照明用レンズ(照射領域調整部材)
Sp,Sd 透過照明エリア(照射領域)

Claims (6)

  1. 透過型、反射型、あるいは透過・反射型の表示装置の欠陥箇所を修正するための光ビームを照射する光ビーム照射手段と、
    前記表示装置を支持するとともに、この表示装置での前記光ビームの照射位置を変更する方向へ表示装置を移動可能な移動手段と、
    前記表示装置に表示信号を付与して表示装置の各絵素を表示状態に駆動する駆動手段と、
    前記駆動手段によって駆動される表示装置の絵素の表示状態を観察するための第1観察手段と、
    前記表示装置に光を透過させて表示状態を示すための透過照明手段と、
    前記表示装置に光を照射し反射光による表示状態を観察するための反射照明手段と、
    前記光ビーム照射手段による前記表示装置上での光ビーム照射位置を特定するための位置特定手段とを備えるとともに、
    前記第1観察手段および前記反射照明手段が前記表示装置の表示面側に設けられ、前記光ビーム照射手段および前記透過照明手段が前記表示装置に対して前記第1観察手段側とは反対側に設けられ、
    さらに、前記透過照明手段が、光源と、光源からの出射光を拡散する光拡散部材と、該光拡散部材で拡散された光を前記表示装置へ導く導光部材とを備えていることを特徴とする表示装置の欠陥修正装置。
  2. 前記透過照明手段は、導光部材が光源からの出射光を前記光ビームと同一光路に導くように配設されていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置の欠陥修正装置。
  3. 前記光ビーム照射手段が、光ビーム照射の際に前記表示装置の欠陥箇所を観察するための第2観察手段を備えるとともに、
    前記透過照明手段が、前記第2観察手段のために前記表示装置の欠陥箇所への照明を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置の欠陥修正装置。
  4. 前記透過照明手段は、光拡散部材が光の拡散の程度を調整可能であることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の表示装置の欠陥修正装置。
  5. 前記透過照明手段は、前記表示装置の照射領域を調整する照射領域調整部材を備えていることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の表示装置の欠陥修正装置。
  6. 前記第1観察手段による前記表示装置の観察範囲内の所定位置が、前記光ビーム照射手段による光ビーム照射位置に対応可能であることを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の表示装置の欠陥修正装置。
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