JP2001091839A - 共焦点顕微鏡 - Google Patents

共焦点顕微鏡

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JP2001091839A
JP2001091839A JP26532899A JP26532899A JP2001091839A JP 2001091839 A JP2001091839 A JP 2001091839A JP 26532899 A JP26532899 A JP 26532899A JP 26532899 A JP26532899 A JP 26532899A JP 2001091839 A JP2001091839 A JP 2001091839A
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Tomio Endo
富男 遠藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、簡単な構成で、最適な明るさの共
焦点画像を得ることができる共焦点顕微鏡を提供する。 【解決手段】光源21からの光をランダムピンホールパ
ターン部25aと開口部25bを有する回転ディスク2
5を一定速度で回転させた状態で、回転ディスク25の
ランダムピンホールパターン部25aを通過した像か開
口部25bを通過した像かを判断するマーカ25eを検
出するフォトインタラプタ35の検出出力に同期してシ
ャッタ31を開閉動作させランダムピンホールパターン
部25aを通過した複合画像または開口部25bを通過
した明視野画像をCCDカメラ32で所定時間に亘って
撮像し、この撮像により得られた複合画像と明視野画像
の蓄積画像データの差分演算から共焦点画像を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光を利用して試料
の微小構造や3次元の形状を高速に観察・測定する共焦
点顕微鏡に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、共焦点顕微鏡として、多数のピン
ホールをそのピンホール径の10倍程度の間隔で螺旋状
に配置したNipkowディスクと呼ばれるディスクを
用いたものが知られている。
【0003】ところが、Nipkowディスクを用いた
共焦点顕微鏡は、隣接するピンホールからのクロストー
クを除く必要があるため、隣接するピンホールの間隔を
大きくせざるを得ないことから、光源からの光の利用率
が1%程度低く、暗い画像しか得られないという問題が
あった。
【0004】そこで、このようなNipkowディスク
を用いた共焦点顕微鏡の改良を図ったものとして、R.
Juskaitis,T.Wilsonらの”Effi
cient real−time confocal
microscopy with white lig
ht sourcer”,Nature誌Vol.38
3Oct.1996 p804−806およびWO97
/31282に開示されたものがある。
【0005】図7は、T.Wilsonらによる共焦点
顕微鏡の概略構成を示すもので、ハロゲン光源または水
銀光源などの光源1からの光の光路上に光学レンズ2お
よびビームスプリッタ3を配置し、試料6まで光源1か
らの光を導くためのビームスプリッタ3の反射光路上に
回転ディスク4、対物レンズ5を配置し、また、ビーム
スプリッタ3の透過光路上に結像レンズ8を介してCC
Dカメラ9を配置し、このCCDカメラ9にモニタ11
を有するコンピュータ10を接続している。
【0006】ここで、回転ディスク4は、回転軸7を介
して図示しないモータの軸に連結され一定の回転速度で
回転するもので、図8に示すように、多数のピンホール
の配置がランダムで、ピンホール総面積が25〜50%
になるようなランダムピンホールパターン部4aと光が
自由に透過できる開口部4bと、これらランダムピンホ
ールパターン部4aと開口部4bとの間にあって光を遮
断する遮光部4c、4dを有している。
【0007】このような構成において、光源1から出射
された光が光学レンズ2を介してビームスプリッタ3に
入射され、ビームスプリッタ3で反射された光は、一定
の回転速度で回転する回転ディスク4に入射され、この
回転ディスク4のランダムピンホールパターン部4aと
開口部4bを交互に通過し、対物レンズ5を介して試料
6に照射される。また、試料6からの反射光は、対物レ
ンズ5を介し、再度回転ディスク4のランダムピンホー
ルパターン部4aと開口部4bを通過し、さらにビーム
スプリッタ3を透過し、結像レンズ8を介してCCDカ
メラ9で撮像される。この場合、CCDカメラ9は、回
転ディスク4の回転速度に同期して撮像タイミングが制
御されていて、ランダムピンホールパターン部4aと開
口部4bを通過した2つの画像を別々に撮像する。
【0008】そして、CCDカメラ9の出力画像データ
は、コンピュータ10に送られ、蓄積されるとともに、
画像処理される。この場合、ランダムピンホールパター
ン部4aを介して得られる画像データは、ピンホールの
密度が通常のNipkowディスクの数十倍であるた
め、共焦点画像に非共焦点画像が加わった複合画像デー
タとして得られ、また、開口部4bを介して得られる画
像データは、非共焦点画像である明視野画像データとし
て得られるので、これら画像データを差分演算すること
によって共焦点画像データを求め、この共焦点画像をモ
ニタ11に表示するようにしている。
【0009】なお、試料6表面近傍の立体画像を得る場
合は、試料6を垂直移動ステージやピエゾ素子によって
図示上下方向(イ)に移動させ、高さ方向で撮像位置を
変えた共焦点画像を取得し、撮像位置を変えた複数の共
焦点画像をコンピュータ10により合成することにより
立体画像をモニタ11に表示する。
【0010】従って、このようなT.Wilsonらの
共焦点顕微鏡によれば、Nipkowディスクを用いた
ものでは、光源からの入射光に対して利用できる試料か
らの光が0.5〜1%程度しかなかったものが、25〜
50%も利用できるようになり、数十倍明るい画像を得
ることができるので、従来、応用できないとされていた
生物観察への適用の可能性がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、生物の
蛍光観察を行なうような場合、試料から発せられる蛍光
は非常に微弱な光であるため、一般には、撮像部分に冷
却したCCDなどを用い、通常のTVレートより露出時
間を長くして撮像を行なうようにしている。
【0012】しかし、このようにCCDの露出時間を長
くして撮像を行なうとなると、上述したT.Wilso
nらの共焦点顕微鏡では、モータの回転に同期して回転
ディスク4を1回転させる間にランダムピンホールパタ
ーン部4aを介して得られる複合画像データと開口部4
bを介して得られる明視野画像データを1枚ずつ取得で
きる構成になっているので、CCDの露出時間を長くす
るだけでは、これら2つの画像データが混合されてしま
い共焦点画像データのみを取り出すことが難しくなる。
【0013】そこで、CCDの露出時間が長くなる分だ
けモータの回転速度を遅くすればよいが、CCDの露出
時間は、観察する試料の蛍光の明るさによって変化され
るため、モータの回転速度を任意に可変できるようにす
ることが必要である。しかし、通常使用されるDCモー
タやACモータの回転数を広い範囲で安定に可変させる
には、複雑な制御回路が必要になったり、精度の高い減
速ギアが必要になるなど、装置が大掛かりとなり価格的
に高価になるという問題点がある。また、モータとして
パルスモータを使用することも考えられるが、パルスモ
ータの場合振動や発熱が生じ、これらが観察系に悪影響
を及ぼすなどの問題点があった。
【0014】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、簡単な構成で、最適な明るさの共焦点画像を得るこ
とができる共焦点顕微鏡を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
光源からの光を試料に導く光学系と、光の通過部分と光
の遮蔽部分が混在した半通過領域と光が通過する開口部
を有し、その回転により前記光路上に前記半通過領域ま
たは開口部を位置させる回転部材と、この回転部材の前
記光路上に位置される前記回転部材の半通過領域または
開口部を判別する判別手段と、この判別手段での判別結
果に従って前記半通過領域を通過された複合画像または
前記開口部を通過された明視野画像のそれぞれの積分画
像データを取得する積分画像取得手段と、この積分画像
取得手段で取得した積分画像データから前記試料の共焦
点画像を生成する共焦点画像生成手段とを具備したこと
を特徴としている。
【0016】請求項2記載の発明は、積分画像取得手段
が、前記判別手段による前記回転部材の半通過領域また
は開口部の判別結果に同期させて開閉されるシャッタを
有することを特徴としている。
【0017】この結果、請求項1記載の発明によれば、
回転部材が複数回転される間、半通過領域を通過された
複合画像または開口部を通過された明視野画像を積分す
るようにしたので、蛍光観察のように撮像時間が長く設
定されたような場合も、回転部材の回転速度を変化する
ことなく、最適な明るさになるまで複合画像または明視
野画像を蓄積することで、これら積分画像から最適な明
るさの共焦点画像を得ることができる。
【0018】また、請求項2記載の発明によれば、複合
画像または明視野画像の蓄積画像は、シャッタの開閉動
作により得られるので、装置としても簡単で、価格的に
も安価にできる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に従い説明する。
【0020】図1は、本発明が適用される共焦点顕微鏡
の概略構成を示している。図において、21は光源で、
この光源21は、ハロゲン光源または水銀光源からなっ
ている。そして、光源21からの光の光路上に光学レン
ズ22、励起フィルタ23およびビームスプリッタ24
を配置している。
【0021】この場合、励起フィルタ23は、後述する
試料28での蛍光を励起する波長を選択するためのもの
である。
【0022】ビームスプリッタ24から試料28までの
反射光路上には回転ディスク25、第1の結像レンズ2
6、対物レンズ27が配置され、また、ビームスプリッ
タ24の透過光路上に蛍光フィルタ29、第2の結像レ
ンズ30、シャッタ31を介してCCDカメラ32が配
置される。そして、このCCDカメラ32にモニタ34
を有するコンピュータ33を接続している。
【0023】この場合、回転ディスク25は、回転軸2
51を介して図示しないモータの軸に連結され一定の回
転速度で回転するものであり、図2に示すように、多数
のピンホールの配置がランダムで、ピンホール総面積が
25〜50%になるような半通過領域からなるランダム
ピンホールパターン部25aと光が自由に通過できる開
口部25bと、これらランダムピンホールパターン部2
5aと開口部25bとの間にあって光を遮断する遮光部
25c、25dを有し、さらに回転ディスク25周縁に
沿って、ランダムピンホールパターン部25aを通過し
た複合画像か、開口部25bを通過した明視野画像かを
判断するためのマーカ25eを有している。また、この
ような回転ディスク25周縁に対応させてフォトインタ
ラプタ35を配置している。フォトインタラプタ35
は、マーカ25eの状態から、CCDカメラ32に投影
されている像がランダムピンホールパターン部25aを
通過した複合画像か、開口部25bを通過した明視野画
像かを判別できるようにしている。
【0024】蛍光フィルタ29は、試料28からの蛍光
の波長のみを通し、光源21からの光を遮断するもので
ある。
【0025】シャッタ31は、シャッタ制御部36の指
示により開閉制御されるもので、シャッタ制御部36
は、フォトインタラプタ35の検出出力に同期してラン
ダムピンホールパターン部25aを通過した複合画像ま
たは開口部25bを通過した明視野画像のみを通過させ
るようにシャッタ31の開閉を制御するようになってい
る。
【0026】CCDカメラ32は、コンピュータ33か
らの指示により撮像の開始、終了、撮像画像の転送など
が制御され、ここでの撮像時間は、試料28の蛍光の明
るさによって異なるが、数秒程度に設定されている。
【0027】コンピュータ33は、シャッタ制御部36
によるシャッタ31の開閉制御に対応させてCCDカメ
ラ32で撮像された画像データを取込み演算処理してモ
ニタ34に表示させるようにしている。
【0028】次に、このように構成した実施の形態の動
作を説明する。
【0029】いま、光源21から出射された光が光学レ
ンズ22、励起フィルタ23を介してビームスプリッタ
24に入射されると、ビームスプリッタ24で反射され
た光は、一定の回転速度で回転する回転ディスク25の
ランダムピンホールパターン部25aと開口部25bと
に交互に照射される。この照射された光は、第1の結像
レンズ26、対物レンズ27を介して試料28に照射さ
れる。
【0030】次いで、試料28からの蛍光は、対物レン
ズ27、第1の結像レンズ26を介し、回転ディスク2
5のランダムピンホールパターン部25aと開口部25
bを通過し、さらにビームスプリッタ24を透過し、蛍
光フィルタ29により試料28からの蛍光成分のみを通
過し、第2の結像レンズ30を介してCCDカメラ32
に結像する。
【0031】この状態から、まず、図3に示すタイミン
グチャートにしたがって、CCDカメラ32により複合
画像を撮像する。
【0032】この場合、コンピュータ33の指示によ
り、同図(a)に示す「H」レベル信号をCCDカメラ
32に与え、所定の期間、撮像状態を維持させる。この
撮像時間は、試料28の蛍光の明るさによって異なるが
数秒程度に設定される。
【0033】この状態で、回転ディスク25の回転に応
じて、回転ディスク25のマーカ25eの状態を検出す
るフォトインタラプタ35により、同図(b)に示すよ
うにランダムピンホールパターン部25aに対応する
「H」レベル信号と、開口部25bに対応する「L」レ
ベル信号が交互に発生する。
【0034】このフォトインタラプタ35の検出出力
は、シャッタ制御部36に入力される。シャッタ制御部
36は、同図(c)に示すように、フォトインタラプタ
35により入力されるランダムピンホールパターン部2
5aに対応する「H」レベル信号に同期して、シャッタ
31に対し「H」レベル信号を開放指示信号として出力
し、この間だけシャッタ31を開状態に移行させる。こ
れにより、シャッタ31は、ランダムピンホールパター
ン部25aが光路上に位置した時にのみ開放するように
制御されることとなり、試料28からの蛍光は、ランダ
ムピンホールパターン部25aを通過し、共焦点画像に
非共焦点画像が加わった複合画像としてCCDカメラ3
2に撮像される。このCCDカメラ32により撮像され
る複合画像データは、所定時間が経過して、コンピュー
タ33からの指示が同図(a)に示す「L」レベル信号
に移行するまで積分され、その後、この積分画像データ
は、コンピュータ33に送られる。
【0035】次に、図4に示すタイミングチャートにし
たがって、CCDカメラ32により明視野画像を撮像す
る。
【0036】この場合、コンピュータ33の指示によ
り、同図(a)に示す「H」レベル信号をCCDカメラ
32に与え、所定の期間、撮像状態を維持させる。この
撮像時間も、試料28の蛍光の明るさによって異なるが
数秒程度に設定される。
【0037】この状態で、回転ディスク25の回転に応
じて、回転ディスク25のマーカ25eの状態を検出す
るフォトインタラプタ35より、同図(b)に示すよう
にランダムピンホールパターン部25aに対応する
「H」レベル信号と、開口部25bに対応する「L」レ
ベル信号が交互に発生する。
【0038】このフォトインタラプタ35の検出出力
は、シャッタ制御部36に入力される。シャッタ制御部
36は、同図(c)に示すように、フォトインタラプタ
35より入力される開口部25bに対応する「L」レベ
ル信号に同期して、シャッタ31に対し「H」レベル信
号を開放指示信号として出力し、この間だけシャッタ3
1を開状態に移行させる。これにより、シャッタ31
は、開口部25bが光路上に位置した時にのみ開放する
ように制御されることとなり、試料28からの蛍光は、
開口部25bを通過し、非共焦点画像である明視野画像
としてCCDカメラ32に撮像される。このCCDカメ
ラ32により撮像される明視野画像データは、所定時間
が経過して、コンピュータ33からの指示が同図(a)
に示す「L」レベル信号に移行するまで積分され、その
後、この積分画像データは、コンピュータ33に送られ
る。
【0039】その後、コンピュータ33により、複合画
像データと明視野画像データの差分演算が実行されて共
焦点画像データが生成され、この生成された共焦点画像
データがモニタ34に表示される。
【0040】なお、この実施の形態では、蛍光観察の場
合を述べたが、励起フィルタ23と蛍光フィルタ29を
取り除けば、通常の反射型顕微鏡による試料観察に適用
できる。また、試料28から得られる光量が十分ある場
合は、回転ディスク25の回転数を、例えば1800r
pmにしておけば、CCDカメラ32に代えて通常のN
TSC仕様のカメラを用いることができる。
【0041】したがって、このような構成とすれば、回
転ディスク25を一定速度で回転させた状態で、シャッ
タ31の開閉動作に同期させてランダムピンホールパタ
ーン部25aを通過した複合画像または開口部25bを
通過した明視野画像をCCDカメラ32で所定時間に亘
って撮像し、この撮像により得られた複合画像と明視野
画像の蓄積画像データの差分演算から共焦点画像データ
を得るようにしたので、非常に暗い試料28である蛍光
観察のようにCCDカメラ32での撮像時間が長く設定
されたような場合も、従来のように回転ディスク25の
回転速度を変化することなく、最適な明るさになるまで
複合画像データまたは明視野画像データを蓄積すること
で、これら積分画像データから最適な明るさの共焦点画
像を得ることができる。
【0042】また、複合画像または明視野画像の蓄積画
像データは、シャッタ31の開閉動作により得られるの
で、従来の回転ディスク25の回転速度を変化させるた
め複雑な制御回路や精度の高い減速ギアを用いたものと
比べて、装置として簡単にでき、価格的にも安価にでき
る。
【0043】なお、上述した実施の形態では、シャッタ
31をCCDカメラ32の直前に配置しているが、光源
21と光学レンズ22との間または励起フィルタ23と
ビームスプリッタ24との間に配置するようにしてもよ
い。このようにすると、ランダムピンホールパターン部
25aを介して複合画像を、開口部25bを介して明視
野画像を取込んでいる以外は、光源21からの光が試料
28側に照射しないようにできるので、試料28の蛍光
の褪色を極力防止できる。
【0044】また、上述した実施の形態では、回転ディ
スク25として、多数のピンホールを有するランダムピ
ンホールパターン部25aを有するものを述べたが、図
5に述べたように、ランダムピンホールパターン部25
aに代えて、多数のラインを形成したラインパターン部
25fを有するものを用いることができる。この場合、
図5は、図2と同一部分には、同符号を付している。
【0045】さらに、回転ディスク25に代えて、図6
に示すように円筒状をなす回転体を用いることもでき
る。この場合、円筒状の回転体41の周面に沿って多数
のピンホールをランダムに形成したランダムピンホール
パターン部41aと光が自由に通過できる開口部41b
と、これらランダムピンホールパターン部41aと開口
部41bとの間にあって光を遮断する遮光部41c、4
1dを有し、さらに回転体41の一方開口端の周縁に沿
って、ランダムピンホールパターン部41aを通過した
像か、開口部41bを通過した像かを判断するためのマ
ーカ41eを有するようにしている。このような回転体
41を用いても上述したと同様な効果を期待できる。
【0046】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、簡単
な構成で、しかも最適な明るさの共焦点画像を得ること
ができる共焦点顕微鏡を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の概略構成を示す図。
【図2】一実施の形態に用いられる回転ディスクの概略
構成を示す図。
【図3】一実施の形態の動作を説明するためのフローチ
ャート。
【図4】一実施の形態の動作を説明するためのフローチ
ャート。
【図5】本発明に用いられる他の回転ディスクの概略構
成を示す図。
【図6】本発明に用いられる他の回転ディスクの概略構
成を示す図。
【図7】従来の共焦点顕微鏡の概略構成を示す図。
【図8】従来の共焦点顕微鏡に用いられる回転ディスク
の概略構成を示す図。
【符号の説明】
21…光源 22…光学レンズ 23…励起フィルタ 24…ビームスプリッタ 25…回転ディスク 251…回転軸 25a…ランダムピンホールパターン部 25b…開口部 25c.25d…遮光部 25e…マーカ 25f…ラインパターン部 26…第1の結像レンズ 27…対物レンズ 28…試料 29…蛍光フィルタ 30…第2の結像レンズ 31…シャッタ 32…CCDカメラ 33…コンピュータ 34…モニタ 35…フォトインタラプタ 36…シャッタ制御部 41…回転体 41a…ランダムピンホールパターン部 41b…開口部 41c.41d…遮光部 41e…マーカ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA51 AA53 DD00 DD06 DD09 FF42 GG02 GG03 GG12 HH13 JJ03 JJ09 JJ26 LL04 LL22 LL26 LL30 LL46 NN11 NN17 PP24 QQ14 QQ25 SS02 SS13 2H052 AA08 AA09 AC04 AC07 AC08 AF21 AF25

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源からの光を試料に導く光学系と、 光の通過部分と光の遮蔽部分が混在した半通過領域と光
    が通過する開口部を有し、その回転により前記光路上に
    前記半通過領域または開口部を位置させる回転部材と、 この回転部材の前記光路上に位置される前記回転部材の
    半通過領域または開口部を判別する判別手段と、 この判別手段での判別結果に従って前記半通過領域を通
    過された複合画像または前記開口部を通過された明視野
    画像のそれぞれの積分画像データを取得する積分画像取
    得手段と、 この積分画像取得手段で取得した各画像データから前記
    試料の共焦点画像を生成する共焦点画像生成手段とを具
    備したことを特徴とする共焦点顕微鏡。
  2. 【請求項2】 前記積分画像取得手段は、前記判別手段
    による前記回転部材の半通過領域または開口部の判別結
    果に同期させて開閉されるシャッタを有することを特徴
    とする請求項1記載の共焦点顕微鏡。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006503283A (ja) * 2002-10-16 2006-01-26 パーキンエルマー・シンガポール・プライベート・リミテッド 画像化に関する改善
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