JP2001091807A - カメラレンズの防塵装置及び防塵方法 - Google Patents
カメラレンズの防塵装置及び防塵方法Info
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Abstract
メラレンズを常にクリーンな状態にし包装外観検査装置
の検査精度を向上できるカメラレンズの防塵装置及び防
塵方法を得る。 【解決手段】 撮影物が開口窓9を通して撮像されるよ
うにカメラレンズ4の前面側にケーシング7を配置し、
ケーシング7にカメラレンズ4の前面へエアーを送風す
るためのファンブロワー14備え、カメラレンズ4の前
面を通過したエアーを左右に分流しファンブロワー14
の背後に導入するための還流通路11,11を形成し、
還流通路11,11を通流したエアーをフィルター15
で濾過し再びファンブロワー14から清浄なエアーとし
てカメラレンズの前面へ送風するようにしたカメラレン
ズの防塵装置、及びカメラレンズの防塵方法。
Description
装外観検査装置に使用して好適なカメラレンズの防塵装
置及び防塵方法に関し、詳しくは、カメラレンズ前面に
フィルターで濾過した清浄なエアーを循環して送風させ
ることによって、カメラレンズへの塵埃等の付着を防止
し包装外観検査の精度を向上するようにしたものであ
る。
の製品が包装された包装容器との包装仕様が誤っていな
いかをCCDカメラで撮像して検査するための包装外観
検査装置がある。
査工程においては、一般に段ボール箱等の包装資材を扱
うため、これら包装資材から発生する塵埃等により空気
が汚染される。このため、包装外観検査装置のカメラレ
ンズ等、塵埃の影響を避けなければならない機器の使用
にはよい環境とは言えない。
用される検査機であり、空気中に露出するカメラレンズ
は塵埃等が付着してレンズが汚れ易く、検査の誤動作
等、検査精度に影響を及ぼしていた。このため、従来で
は検査ラインの稼働を一旦停止し定期的にカメラレンズ
を人為的に清掃する等のメンテナンス作業を行ってい
た。
ためになされたもので、カメラレンズへの塵埃等の付着
を防止し、カメラレンズを常にクリーンな状態にし検査
精度を向上できるようにしたカメラレンズの防塵装置及
び防塵方法を得ることを目的とする。
め、本発明によるカメラレンズの防塵装置は、撮影物が
開口窓を通して撮像されるようにカメラレンズの前面側
に配置されたケーシングと、ケーシングにカメラレンズ
の前面へエアーを送風するための送風手段と、送風後の
エアーを送風手段の背後に導入するための還流通路と、
還流通路を通流したエアーを濾過し再び送風手段から清
浄なエアーとしてカメラレンズの前面へ送風するフィル
ターとから構成したものである。
置によれば、送風手段から送風されたエアー圧によって
カメラレンズに付着している塵埃等が吹き飛ばされ除去
される。また、送風手段から送風されたエアーはカメラ
レンズの前面にエアーカーテンの気流を作るので、この
エアーカーテンによってカメラレンズへの塵埃等の付着
を防止することができる。
ーは還流通路を通り、この後、フィルターを通過させる
ことで塵埃等を濾過し、清浄なエアーとなって再び送風
手段からカメラレンズの前面に送風される。これによっ
て、カメラレンズは塵埃等の付着もなく常にクリーンな
状態に保つことができる。
の防塵装置及び防塵方法の実施の形態を光ディスクが収
納された包装ケースの包装外観検査装置に適用した場合
を例にとって図面を参照して説明する。
装仕様を検査している状態の斜視図、図2は図1のA−
A線断面におけるカメラレンズの防塵装置の縦断面図、
図3は同じくB−B線断面におけるカメラレンズの防塵
装置の横断面図である。
2の包装仕様を検査する包装外観検査装置は、CCDカ
メラからなるカメラ本体部3と、撮像レンズ(以下、カ
メラレンズ4という)を有するカメラレンズ部5の先端
部に取り付けられたレンズ防塵装置6からなる。
工あるいは樹脂成形された薄型の密閉状のケーシング7
から構成されている。ケーシング7はカメラレンズ部5
の先端部に嵌め込まれ、支持板8,8によってカメラ本
体部3に図示しない止め具によって固定される。これに
よって、カメラレンズ4のレンズ前面がケーシング7内
に臨むようにされる。そして、このカメラレンズ4が対
面するケーシング7の部分には開口窓9が開けられ、こ
の開口窓9を通して包装ケース2の画像がカメラ本体部
3に取り込まれる。
に左右からカメラレンズ部5を挟むようにして隔壁1
0,10が設けられ、これら隔壁10,10とケーシン
グ7の側壁との間にエアー通気路としての還流通路1
1,11が設けられている。また、ケーシング7の前面
壁中央部分には分流壁12が形成され、この分流壁12
の左右のケーシング7の前面壁は弧面壁13,13に形
成されている。
0,10で囲まれた位置にファンブロワー14が配置さ
れている。ファンブロワー14はケーシング7が薄型で
あるため、ケーシング7の上下面の部分に膨出するよう
に形成された台形状の拡壁7a,7a内に配置されてい
る。
ルター15が配置され、さらに、ファンブロワー10の
背後の台形状の拡壁7aの一部に外気が採り入れられる
吸気口16が形成され、この吸気口16にフィルター1
5の一部を延長したフィルター15aが取り付けられて
いる。
ば、支軸17aを支点として開閉動作するシャッター板
17が備えられている。このシャッター板17は、ファ
ンブロワー14の回転駆動時に連動して図示しない駆動
手段により開口窓9が自動的に開放され、ファンブロワ
ー14の停止時に連動して自動的に開口窓9が閉止され
るようになっている。
る送風されるエアーは、隔壁10,10の間の空間を通
流し、ここで、送風方向はケーシング7の前面壁中央部
分の分流壁12で左右に分流されたあと、弧面壁13,
13に沿って迂回し、還流通路11,11に通流する。
そして、還流通路11,11を通流したエアーはファン
ブロワー14の背後からフィルター15を通過し、再び
ファンブロワー14から送風されるように構成されてい
る。
明する。ファンブロワー10から送風されるエアーは、
隔壁10,10の間の空間を通流させることで、この空
間内に臨んでいるカメラレンズ4の前面を水平方向に流
れる、いわゆるエアーカーテンの気流を作り出すことが
できる。すなわち、ファンブロワー10から送風される
エアーによってカメラレンズ4のレンズ面に付着してい
る塵埃等は吹き飛ばされ除去される。
テンが形成されることによって、ケーシング7の開口窓
9からケーシング7内に侵入しようとする塵埃等は、エ
アーカーテンの気流の流れによって遮断されレンズ面に
付着することはない。これによって、カメラレンズ4は
塵埃等による汚れのないクリーンな状態を保つことがで
きる。
エアーは、分流壁12で左右に分流され弧面壁13,1
3に沿って迂回し、還流通路11,11を経てファンブ
ロワー14の背後に還流されたあと、フィルター15を
通過し、ここで、エアー中の塵埃等がフィルター15に
濾過され清浄なエアーとなってファンブロワー14より
再びレンズ前面に送風される。
アーは、還流通路11,11から還流されたエアーの
他、吸気口16からフィルター15aを通して採り入れ
られ、清浄なエアーとしてファンブロワー14から送風
されるので、レンズ前面に送風されるエアーの送風量は
充分確保される。
は、包装ケースの包装外観検査中ではカメラレンズ4の
レンズ前面へエアーの送風によって、カメラレンズ4を
常にクリーンな状態に保つことができることになるの
で、包装外観検査装置による包装ケースの包装仕様の検
査精度を高めることができる。
ズ4の前面に送風されたエアーは、分流壁12から弧面
壁13,13に迂回され左右の還流通路11,11を経
て再びファンブロワー14から送風されるので、エアー
の流れが停滞することなく円滑に循環でき、しかも、吸
気口16から採り入れられるエアーによって充分な送風
量が確保できることから小電力で小型のファンブロワー
14でも機能することができる。
をシャッター板17で自動的に閉止された状態になるの
で、開口窓9からケーシング7内への塵埃等の侵入が阻
止でき、カメラレンズ4への塵埃等の付着を未然に防止
することができる。
態の例に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない
範囲内で種々の変形実施が可能である。
7の開口窓9を一枚板で回動式に開閉するようにした場
合について示したが、その他、2枚に分割したシャッタ
ー板17で開口窓9を左右から開閉するようにしてもよ
く、あるいは一枚板のシャッター板でスライド式に開口
窓9を開閉するようにしてもよい。
置は、光ディスクが収容される包装ケースの包装外観検
査装置に適用した例について説明したが、その他、光デ
ィスク以外の被包装物とその包装ケースの包装仕様を検
査する包装外観検査装置にも広く適用可能である。
を通して光学的に画像処理する電子機器のレンズ防塵装
置にも適用可能である。
レンズの防塵装置は、撮影物が開口窓を通して撮像され
るようにカメラレンズの前面側に配置されたケーシング
と、ケーシングにカメラレンズの前面へエアーを送風す
るための送風手段と、送風後のエアーを送風手段の背後
に導入するための還流通路と、還流通路を通流したエア
ーを濾過し再び送風手段から清浄なエアーとしてカメラ
レンズの前面へ送風するフィルターとから構成したの
で、カメラレンズ面に塵埃等の付着もなく常にクリーン
な状態に保つことができ、画像処理精度を高めることが
できる。
にフィルターを備えた吸気口を設けたことによって、吸
気口から採り入れられるエアーによって充分な送風量が
確保でき、塵埃等の除去作用を効果的に行うことができ
ると共に、送風手段が小電力で小型のもので使用可能で
ある。
備えたことにより、包装外観検査の停止中では開口窓が
シャッター板で閉止されることで、開口窓からケーシン
グ内への塵埃等の侵入も阻止でき、カメラレンズへの塵
埃等の付着を未然に防止することができる。
法は、カメラレンズの前面側に配置したケーシングの開
口窓を通して撮影物が撮像されるようにし、カメラレン
ズの前面へ送風手段によりエアーを送風し、送風後のエ
アーを還流通路に通流し送風手段の背後に導き、このエ
アーをフィルターにより濾過し、再び送風手段から清浄
なエアーとしてカメラレンズの前面へ送風するようにし
たので、カメラレンズに塵埃等の付着もなく常にクリー
ンな状態に保つことができ、画像処理精度を高めること
ができる。また、画像処理の誤作動もないので、ライン
を中断することなく稼働率を向上することができる。
スクが収納された包装ケースの包装外観検査装置に適用
した例の斜視図である。
ズ、6…レンズ防塵装置、7…ケーシング、9…開口
窓、10…隔壁、11…還流通路、12…分流壁、13
…弧面壁、14…ファンブロワー、15,15a…フィ
ルター、16…吸気口
Claims (6)
- 【請求項1】 撮影物が開口窓を通して撮像されるよう
にカメラレンズの前面側に配置されたケーシングと、 上記ケーシングに上記カメラレンズの前面へエアーを送
風するための送風手段と、 送風後のエアーを分流し上記送風手段の背後に導入する
ための還流通路と、 上記還流通路を通流したエアーを濾過し再び上記送風手
段から清浄なエアーとして上記カメラレンズの前面へ送
風するフィルターとから構成したことを特徴とするカメ
ラレンズの防塵装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のカメラレンズの防塵装置
において、 上記フィルターの背後の上記ケーシング部分にフィルタ
ーを備えた吸気口を設けたことを特徴とするカメラレン
ズの防塵装置。 - 【請求項3】 請求項1記載のカメラレンズの防塵装置
において、 上記開口窓に開閉可能のシャッター板を備えたことを特
徴とするカメラレンズの防塵装置。 - 【請求項4】 カメラレンズの前面側に配置したケーシ
ングの開口窓を通して撮影物が撮像されるようにし、上
記カメラレンズの前面へ送風手段によりエアーを送風
し、送風後のエアーを分流して還流通路に通流し上記送
風手段の背後に導き、エアーをフィルターにより濾過
し、再び上記送風手段から清浄なエアーとして上記カメ
ラレンズの前面へ送風することを特徴とするカメラレン
ズの防塵方法。 - 【請求項5】 請求項4記載のカメラレンズの防塵方法
において、 上記送風手段による送風は、カメラレンズ面に対して水
平方向に送風させることを特徴とするカメラレンズの防
塵方法。 - 【請求項6】 請求項4記載のカメラレンズの防塵方法
において、 上記ケーシングの開口窓に上記送風手段のオン・オフ動
作に連動してシャッター板を開閉可能にしたことを特徴
とするカメラレンズの防塵方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27284199A JP2001091807A (ja) | 1999-09-27 | 1999-09-27 | カメラレンズの防塵装置及び防塵方法 |
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JP27284199A JP2001091807A (ja) | 1999-09-27 | 1999-09-27 | カメラレンズの防塵装置及び防塵方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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Family
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