JP5280216B2 - 全排気型安全キャビネット - Google Patents
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Description
本発明の目的は、かかる課題点を解決して、安全性が確保されたバイオハザード対策用の全排気型安全キャビネットを提供することにある。
図1は、本発明の実施例としての全排気型安全キャビネットの構造を示す側面図、図2は、図1の全排気型安全キャビネットの正面図、図3は、図1の全排気型安全キャビネットの制御系の構成図である。
Q2+Q3=Q5 …(数1)
Q5=Q6=Q7 …(数2)
の関係があり、数1、数2から、
Q3=Q7−Q2 …(数3)
が導かれる。
Q2=V2・S2 …(数4)
Q7=V7・S7 …(数5)
Q3=V3・S3 …(数6)
となる。
V3=(V7・S7−V2・S2)/S3 …(数7)
となる。
上記断面積S2、S7及びS3の情報は、予めメモリ314に格納されているものとする。
図3において、21bは、吸気用ファン21内のモータ21aを駆動するモータ駆動回路、22bは、排気用ファン22内のモータ22aを駆動するモータ駆動回路、311は、制御部31内の演算回路、312は、制御部31内のファン駆動制御回路、313は、制御部31内の判別回路、314は、記憶手段として制御部31内に設けたメモリである。演算回路311は、空気の流量及び流速の演算を行い、ファン駆動制御回路312は、ファンの駆動状態すなわち回転数を制御する制御信号を形成し、判別回路313は、空気の流速が予め設定された範囲内にあるか否かを判別し、メモリ314は、空気の流量及び流速の演算に必要な流路の断面積情報を予め格納しておく。
1a…筐体、
11…作業空間、
111…隔壁、
111a…空気流出口、
12…排気用流路、
14…作業台、
14a…空気流出口、
15…前面シャッタ、
16…前面開口部、
17…排気口、
18…第1の風速センサ、
19…第2の風速センサ、
21…吸気用ファン、
21a、22a…モータ、
21b、22b…モータ駆動回路、
22…排気用ファン、
24…圧力室、
25…吸気用HEPAフィルタ、
26…排気用HEPAフィルタ、
27…吹出し整流板、
31…制御部、
311…演算回路、
312…ファン駆動制御回路、
313…判別回路、
314…メモリ、
32…表示部、
33…操作部。
Claims (2)
- 前面シャッタの内面側に作業空間が形成され、該作業空間に流入した空気の全部が排気用流路を経て排気口から装置外部に排気されるバイオハザード対策用の全排気型安全キャビネットであって、
外部から空気を装置内に吸込む吸気用ファンと、
上記吸気用ファンから吸込まれた空気を濾過する第1のフィルタと、
上記第1のフィルタを通過した空気を整流し上記作業空間側に通す吹出し整流板と、
上記作業空間内に配される作業対象物を支持する作業台と、
上記前面シャッタの下方に形成される前面開口部と、
上記作業空間の外側に形成され、該作業空間内からの全空気を上記排気口側に導く排気用流路と、
上記前面開口部から流入した空気が、上記作業空間の内奥側の領域には進入せず該作業空間の上記前面開口部側の一部の領域を通って上記排気用流路内に流出するように、上記作業台の上記前面開口部側部分に設けられた空気流出口と、
上記排気用流路からの全空気を吸込み、該排気用流路を負圧状態にするとともに、該吸込んだ全空気を上記排気口側に吐出す排気用ファンと、
上記排気用ファンから吐出された空気を濾過する第2のフィルタと、
上記作業空間内に配され、上記吹出し整流板から該作業空間に流出された空気の流速を測定する第1の風速センサと、
上記第2のフィルタと上記排気口との間に配され、該第2のフィルタを通過し上記排気口側に流動する空気の流速を測定する第2の風速センサと、
上記第1の風速センサにより測定した空気の作業空間内流速と該測定点位置における作業空間内流路の断面積とから該測定点位置における空気の作業空間内流量を演算し、上記第2の風速センサにより測定した空気の排気流速と該測定点位置における排気流路の断面積とから該測定点位置における空気の排気流量を演算し、該排気流量と該作業空間内流量の差の空気流量を演算し、該差の空気流量と、上記前面開口部における空気流入流路の断面積とから、該前面開口部から作業空間内に流入する空気の流入流速を演算する演算回路と、
上記第1の風速センサが測定した上記空気の作業空間内流速及び上記演算回路が演算した上記空気の流入流速を表示する表示部と、
上記第1の風速センサが測定した上記作業空間内流速が、予め設定された範囲内にあるか否か、及び、上記演算回路が演算した上記流入流速が、予め設定された範囲内にあるか否かを判別する判別回路と、
上記判別の結果、上記第1の風速センサが測定した上記作業空間内流速が、予め設定された範囲内にないとき、上記吸気用ファンの回転数を制御するとともに、上記演算回路が演算した上記流入流速が、予め設定された範囲内にないとき、上記排気用ファンの回転数を制御または該排気用ファンの回転数及び上記吸気用ファンの回転数を制御するファン駆動制御回路と、
を備え、上記作業空間内流速及び上記流入流速を制御し、該それぞれの流速を、予め設定した範囲内にする構成としたことを特徴とする全排気型安全キャビネット。 - 前面シャッタの内面側に作業空間が形成され、該作業空間に流入した空気の全部が排気口から装置外部に排気されるバイオハザード対策用の全排気型安全キャビネットであって、
外部から空気を、装置の正面側部分であって上記前面シャッタよりも上方の部分から装置内に吸込む吸気用ファンと、
上記吸気用ファンから吐出された空気を濾過する第1のフィルタと、
上記第1のフィルタを通過した空気を整流し上記作業空間側に通す吹出し整流板と、
上記作業空間内に配される作業対象物を支持する作業台と、
上記前面シャッタの下方に形成される前面開口部と、
上記作業空間の背後部及び上記作業台の下方部に形成され、上記吹出し整流板から該作業空間内に吹き出された全空気及び上記前面開口部から該作業空間内に流入した全空気を合流させて上記排気口側に導く排気用流路と、
上記作業台の上記前面開口部側部分に設けられ、上記前面開口部から上記作業空間内に流入した全空気と、上記吹出し整流板から上記作業空間内に吹き出された空気の一部とを上記排気用流路内に流出させる第1の空気流出口と、
装置の背面側に配され、上記作業空間と上記排気用流路とを分ける隔壁と、
上記隔壁の下部に設けられ、上記吹出し整流板から上記作業空間内に吹き出された空気のうち、上記第1の空気流出口からの流出分以外の空気を上記排気用流路内に流出させる第2の空気流出口と、
上記排気用流路からの全空気を吸込み、該排気用流路を負圧状態にするとともに、該吸込んだ空気を吐出す排気用ファンと、
上記排気用ファンの上方に配され、該排気用ファンから吐出された空気を濾過する第2のフィルタと、
上記第2のフィルタの上方に配され、装置上方に向かって開口し、上記第2のフィルタを通過した空気を、装置上方に向け外部に排気する上記排気口と、
上記作業空間内に配され、上記吹出し整流板から該作業空間に流出された空気の流速を測定する第1の風速センサと、
上記第2のフィルタと上記排気口との間に配され、該第2のフィルタを通過し上記排気口側に流動する空気の流速を測定する第2の風速センサと、
上記第1の風速センサにより測定した空気の作業空間内流速と該測定点位置における作業空間内流路の断面積とから該測定点位置における空気の作業空間内流量を演算し、上記第2の風速センサにより測定した空気の排気流速と該測定点位置における排気流路の断面積とから該測定点位置における空気の排気流量を演算し、該排気流量と該作業空間内流量の差の空気流量を演算し、該差の空気流量と、上記前面開口部における空気流入流路の断面積とから、該前面開口部から作業空間内に流入する空気の流入流速を演算する演算回路と、
上記第1の風速センサが測定した上記作業空間内流速及び上記演算回路が演算した上記流入流速を表示する表示部と、
上記第1の風速センサが測定した上記作業空間内流速が、予め設定された範囲内にあるか否か、及び、上記演算回路が演算した上記流入流速が、予め設定された範囲内にあるか否かを判別する判別回路と、
上記判別の結果、上記第1の風速センサが測定した上記作業空間内流速が、予め設定された範囲内にないとき、上記判別回路から出力される制御信号に基づき、上記吸気用ファンの回転数を制御するとともに、上記演算回路が演算した上記流入流速が、予め設定された範囲内にないとき、上記判別回路から出力される制御信号に基づき、上記排気用ファンの回転数を制御または該排気用ファンの回転数及び上記吸気用ファンの回転数を制御するファン駆動制御回路と、
を備え、上記作業空間内流速及び上記流入流速を制御し、該それぞれの流速を、予め設定した範囲内にする構成としたことを特徴とする全排気型安全キャビネット。
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JP2009003644A JP5280216B2 (ja) | 2009-01-09 | 2009-01-09 | 全排気型安全キャビネット |
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2009
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