JP5280216B2 - 全排気型安全キャビネット - Google Patents

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Description

本発明は、医療分野や製薬分野などにおいて、微生物や病原体などの生物材料を安全に取扱うための安全キャビネットに係り、特に、装置内に外部から流入した空気の全部が装置内を通った後装置外に排気される全排気型安全キャビネットの構成に関する。
本発明に関連した従来技術であって、特許文献に記載された技術としては、例えば、特開2006−71233号公報(特許文献1)に記載されたものがある。該特開2006−71233号公報の段落0042及び図6には、バイオハザード対策室用の安全キャビネット7として、作業空間25内の互いに離れた位置に風速計31a、31bを配し、該作業空間内の風速変化を測定して、前面シャッタ14の開き度合いによる全体の風量変化を推定し、特に、2つの風速計のうちの少なくともいずれかで風速の減少が測定されたときに、前面シャッタ14の下方の前面開口部15の流入風速が減少しエアバリア破損(エアバリア効果の劣化)が発生したと判断するとした技術が記載されている。
特開2006−71233号公報
上記特開2006−71233号公報に記載された安全キャビネット7において、前面開口部15からの空気が、ほぼ直接的に前面吸い込みスリット17を通して循環流路26内に吸い込まれる構成の場合には、前面開口部15の流入風速は、作業空間25内で風速計31a、31bが配された位置の空気の流れの状態よりも、送風機22による循環流路26内への空気吸込み力に依存する度合いが極めて高いと考えられる。このため、この場合には、風速計31a、31bで測定される風速と前面開口部15の流入風速との対応性は低く、風速計31a、31bで測定される風速が減少した場合であっても、送風機22による循環流路26内への空気吸込み力が十分である場合には、前面開口部15の流入風速は減少しないまたは減少したとしてもその減少度は極めて低いと考えられ、風速計31a、31bで測定される風速により、作業空間25内の風速の制御はされても、前面開口部15の流入風速を効率的に制御することは困難であると考えられる。
本発明の課題点は、上記従来技術の状況に鑑み、バイオハザード対策用の全排気型安全キャビネットにおいて、作業空間内の空気の流動速度を制御して作業空間内の乱流の発生などを抑え、細菌の相互汚染などを防止可能にするとともに、前面シャッタの下方の前面開口部の流入風速を制御して該前面開口部におけるエアバリア効果が確実に得られるようにすることである。
本発明の目的は、かかる課題点を解決して、安全性が確保されたバイオハザード対策用の全排気型安全キャビネットを提供することにある。
上記課題点を解決するために、本発明では、バイオハザード対策用の全排気型安全キャビネットとして、作業空間内に第1の風速センサを、排気口の前に第2の風速センサをそれぞれ設け、演算回路により、第1の風速センサにより測定した空気の作業空間内流速に基づき作業空間内流量を演算し、第2の風速センサにより測定した空気の排気流速に基づき排気流量を演算し、さらに、該排気流量と該作業空間内流量の差の空気流量を演算し、該差の空気流量と、前面シャッタの下方の前面開口部の空気流入流路の断面積とから、該前面開口部にエアバリアを形成するための該前面開口部からの空気の流入流速を演算し、第1の風速センサによる測定結果に基づき作業空間内流速を制御するとともに、上記演算回路による演算結果に基づき、前面開口部からの空気の流入流速を制御して、該それぞれの流速が予め設定した所定範囲内にあるようにした構成とする。
本発明によれば、バイオハザード対策用の全排気型安全キャビネットにおいて、作業空間内の乱流の発生などが抑えられ、細菌の相互汚染等が防止されるとともに、前面シャッタの下方の前面開口部におけるエアバリア効果が確実に得られるようになり、安全性が確保される。
以下、本発明の実施例につき、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施例としての全排気型安全キャビネットの構造を示す側面図、図2は、図1の全排気型安全キャビネットの正面図、図3は、図1の全排気型安全キャビネットの制御系の構成図である。
図1、図2において、1は本発明の実施例としての全排気型安全キャビネット、11は作業空間、1aは、全排気型安全キャビネット1の筐体、17は排気口、12は、作業空間11の外側に形成され、該作業空間11内の空気を負圧により装置(全排気型安全キャビネット1)の排気口17側に導く排気用流路、14は、作業空間11内に配される作業対象物を支持する作業台、14aは、作業台14のY軸方向側の部分に形成された空気流出口、111は、作業空間11と排気用流路12とを分ける隔壁、111aは、隔壁111の下方に設けられた空気流出口、15は、透明ガラスから成り鉛直方向(Z軸方向)に対し傾けられた傾斜構造の前面シャッタ、16は、前面シャッタ15の下方に形成された前面開口部、21は、外部から空気を装置内に吸込む吸気用ファン、21aは、該吸気用ファン21内で羽根部を回転駆動するモータ、24は、吸気用ファン21から吹き込まれる空気を正圧状態にする圧力室、22は、排気用流路12からの空気を吸込み、該排気用流路12を負圧状態にするとともに、該吸込んだ空気の全部を上記排気口17側に吐出す排気用ファン、22aは、該排気用ファン22内で羽根部を回転駆動するモータ、25は、吸気用ファン21から吸込まれ、圧力室24で正圧状態とされた空気を濾過する第1のフィルタとしての吸気用HEPAフィルタ(High Efficiency Particulate Air Filter)、26は、排気用ファン22から吐出された空気を濾過する第2のフィルタとしての排気用HEPAフィルタ、27は、吸気用HEPAフィルタ(第1のフィルタ)25を通過した空気を整流し上記作業空間11側に通す吹出し整流板、18は、作業空間11内に配され、吹出し整流板27から該作業空間11に流出された空気の流速を測定する第1の風速センサ、19は、排気用HEPAフィルタ(第2のフィルタ)26と上記排気口17との間に配され、該排気用HEPAフィルタ26を通過し排気口17側に流動する空気の流速を測定する第2の風速センサ、31は、全排気型安全キャビネット1を制御する制御部、32は、全排気型安全キャビネット1の動作状態を表示する表示部、33は操作部、Fは、全排気型安全キャビネット1の外部から吸気用ファン21によって該全排気型安全キャビネット1内に吸込まれる空気の流れを示す矢印、Fは、吹出し整流板27から作業空間11に流出された空気の流れを示す矢印、Fは、前面開口部16から空気流出口14aに流入する空気の流れを示す矢印、Fは、作業空間11から排気用流路12に流出される空気の流れを示す矢印、Fは、空気流れF、Fが合流して形成される排気用流路12内の空気の流れを示す矢印、Fは、排気用流路12から排気用ファン22に吸込まれる空気の流れを示す矢印、Fは、排気口17から全排気型安全キャビネット1の外部に流出される空気の流れを示す矢印である。操作部33はスイッチ等を備えて構成される。
上記構成において、吸気用ファン21によって空気流れFとして全排気型安全キャビネット1内に吸込まれた空気は、圧力室24で正圧状態とされた後、吸気用HEPAフィルタ25に入る。吸気用HEPAフィルタ25内を通過するとき、空気は、該吸気用HEPAフィルタ25により塵埃等が捕捉されて清浄化される。清浄化された空気は吹出し整流板27で流れを整流状態とされた後、作業空間11に流出される。該作業空間11内では、空気は流れFとして下方(−Z軸方向)に流動する。作業空間11内で下方(−Z軸方向)に流動した空気は、大部分は隔壁111の空気流出口111aから排気用流路12内に流出し、一部は作業台14の空気流出口14aから排気用流路12内に流出する。一方、前面シャッタ15の下方に形成される前面開口部16からも外部の空気が空気流れFを形成して全排気型安全キャビネット1内に流入する。該流入した空気は、作業空間11の内奥側(−Y軸方向側)の領域には進入せずに、該作業空間11の前面開口部16側の一部の領域を通って作業台14の空気流出口14aに流入し、該空気流出口14aから排気用流路12内に流出する。作業空間11内で流れFとして下方(−Z軸方向)に流動し、空気流出口111a、14aから排気用流路12内に流出した空気と、流れFとして前面開口部16から全排気型安全キャビネット1内に流入し空気流出口14aから排気用流路12内に流出した空気とは、排気用流路12内で合流し該排気用流路12内を流れFとして流動する。該排気用流路12内は排気用ファン22により負圧状態とされており、上記合流した空気は、該負圧状態の排気用流路12内を通った後、排気用ファン22に流れFとして吸込まれる。該排気用ファン22は、該吸込んだ空気の全部を排気口17側に吐出す。排気用ファン22から吐出された空気は、排気口17に至る前に、排気用HEPAフィルタ26を通る。該空気は、該排気用HEPAフィルタ26を通るとき、該排気用HEPAフィルタ26により塵埃等が捕捉されて清浄化される。清浄化された空気は排気口17から外部に流出される。
第1の風速センサ18による風速測定結果の情報及び第1の風速センサ18による風速測定結果の情報は、制御部31に入力される。
全排気型安全キャビネット1において、流れFにおける空気の流量(作業空間内流量)をQ、流れFにおける空気の流量(流入流量)をQ、流れFにおける空気の流量をQ、流れFにおける空気の流量をQ、流れFにおける空気の流量(排気流量)をQとするとき、Q、Q、Q、Q、Qの間には、
+Q=Q …(数1)
=Q=Q …(数2)
の関係があり、数1、数2から、
=Q−Q …(数3)
が導かれる。
さらに、上記第1の風速センサ18により測定された空気の作業空間11内の流速(作業空間内流速)をV、該V測定点位置における作業空間11内流路の断面積(XY平面内断面積)をS、上記第2の風速センサ19により測定された空気の流速(排気流速)をV、該V測定点位置における空気流路(排気流路)の断面積(XY平面内断面積)をS、前面開口部16における空気の流れFの流速(流入流速)をV、前面開口部16における空気流入流路の断面積をSとするとき、
=V・S …(数4)
=V・S …(数5)
=V・S …(数6)
となる。
上記数3〜数6から、
=(V・S−V・S)/S …(数7)
となる。
上記断面積S、S及びSの情報は、予めメモリ314に格納されているものとする。
上記流速(流入流速)Vは、数7を用いて、制御部31内の演算回路(図示なし)において演算され、演算結果は、表示部32に数値で表示される。第1の風速センサ18により測定された上記流速(作業空間内流速)Vも該表示部32に数値で表示される。制御部31内のファン駆動制御回路(図示なし)により、流速(作業空間内流速)Vの情報に基づいて吸気用ファン21の回転数が制御され、流速(流入流速)Vの情報に基づいて吸気用ファン21及び排気用ファン22の回転数が制御される。これらの制御により、流速(作業空間内流速)V及び流速(流入流速)Vがそれぞれ、予め設定された範囲内の値に維持される。流速Vが、予め設定された範囲内の値に維持されることで、作業空間11内に乱流などの発生が抑えられ、この結果、作業空間11内における細菌等の相互汚染などが防止可能となる。また、流速Vが、予め設定された範囲内の値に維持されることで、前面開口部16におけるエアバリア効果(エアカーテン効果)が確実に得られ、細菌等の、全排気型安全キャビネット1から外部への漏洩・拡散や、外部から該全排気型安全キャビネット1内への侵入が防止される。
以下、説明中で用いる図1、図2の構成における構成要素には、図1、図2の場合と同じ符号を付して用いる。
図3は、図1の全排気型安全キャビネット1の制御系の構成図である。
図3において、21bは、吸気用ファン21内のモータ21aを駆動するモータ駆動回路、22bは、排気用ファン22内のモータ22aを駆動するモータ駆動回路、311は、制御部31内の演算回路、312は、制御部31内のファン駆動制御回路、313は、制御部31内の判別回路、314は、記憶手段として制御部31内に設けたメモリである。演算回路311は、空気の流量及び流速の演算を行い、ファン駆動制御回路312は、ファンの駆動状態すなわち回転数を制御する制御信号を形成し、判別回路313は、空気の流速が予め設定された範囲内にあるか否かを判別し、メモリ314は、空気の流量及び流速の演算に必要な流路の断面積情報を予め格納しておく。
図3の構成において、第1の風速センサ18が測定した作業空間11内の空気の流速(作業空間内流速)Vの情報信号及び第2の風速センサ19が測定した空気の流速(排気流速)Vの情報信号は、制御部31に入力される。制御部31内では、演算回路311において、流速(作業空間内流速)Vと該Vの測定点位置における作業空間内流路の断面積Sとから該V測定点位置における空気の作業空間内流量Qが演算されるとともに、流速(排気流速)Vと該Vの測定点位置における排気流路の断面積Sとから該V測定点位置における空気の排気流量Qが演算され、さらにその後、該排気流量Qと上記作業空間内流量Qの差の空気流量(Q−Q=V・S−V・S)が演算され、該差の空気流量と、前面開口部16における空気流入流路の断面積Sとから、数7により、該前面開口部16から作業空間11内に流入する空気の流入流速Vが演算される。演算回路311は該演算を行う際、作業空間内流路の断面積S、排気流路の断面積S及び空気流入流路の断面積Sの情報は、予めメモリ314に格納されているものを読み出して用いる。該演算された流速(流入流速)Vと第1の風速センサ18が測定した流速(作業空間内流速)Vは、表示部32において数値で表示されるとともに、それぞれが、判別回路313において、予め設定されたそれぞれの基準値(範囲を含む)と比較され、予め設定された範囲内にあるか否かを判別される。該それぞれの基準値の情報も予めメモリ314に格納されているものとし、判別回路313は、上記判別を行うとき、これらを該メモリ314から読み出す。該判別の結果も表示部32に表示される。該判別の結果、流速(流入流速)V及び流速(作業空間内流速)Vが予め設定された範囲内にある場合には、判別回路313からはファン駆動制御回路312に制御信号は出力されないが、流速(作業空間内流速)Vが予め設定された範囲内にない場合には、吸気用ファン21の回転数をファン駆動制御回路312に制御させるための制御信号が判別回路313から出力され、ファン駆動制御回路312は、該制御信号に基づき、モータ駆動回路21bを介してモータ21aの回転数を制御し、吸気用ファン21の回転数を制御する。流速(作業空間内流速)Vが、予め設定された範囲の値に達していない場合は、流速(作業空間内流速)Vが、予め設定された範囲内の値になるように、吸気用ファン21の回転数が増大され、反対に、流速(作業空間内流速)Vが、予め設定された範囲の値を超えている場合は、吸気用ファン21の回転数が低減され、流速(作業空間内流速)Vが、予め設定された範囲内の値になるようにされる。また、判別回路313における判別の結果、流速(流入流速)Vが予め設定された範囲内の値でない場合には、排気用ファン22の回転数をファン駆動制御回路312に制御させるための制御信号が判別回路313から出力されるかまたは排気用ファン22及び吸気用ファン21の回転数をファン駆動制御回路312に制御させるための制御信号が判別回路313から出力され、ファン駆動制御回路312は、該制御信号に基づき、モータ駆動回路22bを介してモータ22aの回転数を制御し、排気用ファン22の回転数を制御するか、または、モータ駆動回路22b、21bを介してモータ22a、21aの回転数を制御し、排気用ファン22及び吸気用ファン21の回転数を制御する。流速(流入流速)Vが、予め設定された範囲の値に達していない場合は、流速(流入流速)Vが、予め設定された範囲内の値となるように、排気用ファン22の回転数が増大されるかまたは排気用ファン22及び吸気用ファン21の回転数が増大され、反対に、流速(流入流速)Vが、予め設定された範囲の値を超えている場合は、排気用ファン22の回転数が低減されるかまたは排気用ファン22及び吸気用ファン21の回転数が低減され、流速(流入流速)Vが、予め設定された範囲内の値となるようにされる。
上記全排気型安全キャビネット1によれば、流速Vが、予め設定された範囲内の値に維持されることで、作業空間11内に乱流などが発生しないようにされ、この結果、細菌等の相互汚染などが防止可能となる。また、流速Vが、予め設定された範囲内の値に維持されることで、前面開口部16におけるエアバリア効果が確実に得られ、細菌等の全排気型安全キャビネット1内から外部への漏洩・拡散や、外部からの該全排気型安全キャビネット1内への侵入が防止される。
なお、上記全排気型安全キャビネット1においては、モータ駆動回路21b、22bを、制御部31や吸気用ファン21、排気用ファン22の外部に設ける構成としたが、本発明はこれに限定されず、モータ駆動回路21b、22bを制御部31内に設ける構成としても、また、モータ駆動回路21bを吸気用ファン21内に、モータ駆動回路22bを排気用ファン22内に設ける構成としてもよい。また、上記全排気型安全キャビネット1においては、判別回路313による判別の結果、上記流速(作業空間内流速)Vが予め設定された範囲内にない場合には、吸気用ファン21の回転数をファン駆動制御回路312に制御させるための制御信号が判別回路313から出力され、ファン駆動制御回路312が該制御信号に基づき自動的にモータ21aの回転数を制御して、吸気用ファン21の回転数を制御し、また、判別回路313による判別の結果、流速(流入流速)Vが予め設定された範囲内の値でない場合には、排気用ファン22の回転数をファン駆動制御回路312に制御させるための制御信号が判別回路313から出力されるかまたは排気用ファン22及び吸気用ファン21の回転数をファン駆動制御回路312に制御させるための制御信号が判別回路313から出力され、ファン駆動制御回路312が該制御信号に基づき自動的に、モータ22aの回転数を制御して排気用ファン22の回転数を制御するか、または、モータ22a、21aの回転数を制御して排気用ファン22及び吸気用ファン21の回転数を制御する構成としたが、この他、表示部32に表示された判別回路313による判別の結果に基づき、作業者が手動的に、モータ駆動回路21b、22bを介してモータ21a、22aの回転数を制御して吸気用ファン21の回転数や、排気用ファン22の回転数を制御する構成であってもよい。
本発明の実施例としての全排気型安全キャビネットの構造を示す側面図である。 図1の全排気型安全キャビネットの正面図である。 図1の全排気型安全キャビネットの制御系の構成図である。
1…全排気型安全キャビネット、
1a…筐体、
11…作業空間、
111…隔壁、
111a…空気流出口、
12…排気用流路、
14…作業台、
14a…空気流出口、
15…前面シャッタ、
16…前面開口部、
17…排気口、
18…第1の風速センサ、
19…第2の風速センサ、
21…吸気用ファン、
21a、22a…モータ、
21b、22b…モータ駆動回路、
22…排気用ファン、
24…圧力室、
25…吸気用HEPAフィルタ、
26…排気用HEPAフィルタ、
27…吹出し整流板、
31…制御部、
311…演算回路、
312…ファン駆動制御回路、
313…判別回路、
314…メモリ、
32…表示部、
33…操作部。

Claims (2)

  1. 前面シャッタの内面側に作業空間が形成され、該作業空間に流入した空気の全部が排気用流路を経て排気口から装置外部に排気されるバイオハザード対策用の全排気型安全キャビネットであって、
    外部から空気を装置内に吸込む吸気用ファンと、
    上記吸気用ファンから吸込まれた空気を濾過する第1のフィルタと、
    上記第1のフィルタを通過した空気を整流し上記作業空間側に通す吹出し整流板と、
    上記作業空間内に配される作業対象物を支持する作業台と、
    上記前面シャッタの下方に形成される前面開口部と、
    上記作業空間の外側に形成され、該作業空間内から空気を上記排気口側に導く排気用流路と、
    上記前面開口部から流入した空気が、上記作業空間の内奥側の領域には進入せず該作業空間の上記前面開口部側の一部の領域を通って上記排気用流路内に流出するように、上記作業台の上記前面開口部側部分に設けられた空気流出口と、
    上記排気用流路からの空気を吸込み、該排気用流路を負圧状態にするとともに、該吸込んだ全空気を上記排気口側に吐出す排気用ファンと、
    上記排気用ファンから吐出された空気を濾過する第2のフィルタと、
    上記作業空間内に配され、上記吹出し整流板から該作業空間に流出された空気の流速を測定する第1の風速センサと、
    上記第2のフィルタと上記排気口との間に配され、該第2のフィルタを通過し上記排気口側に流動する空気の流速を測定する第2の風速センサと、
    上記第1の風速センサにより測定した空気の作業空間内流速と該測定点位置における作業空間内流路の断面積とから該測定点位置における空気の作業空間内流量を演算し、上記第2の風速センサにより測定した空気の排気流速と該測定点位置における排気流路の断面積とから該測定点位置における空気の排気流量を演算し、該排気流量と該作業空間内流量の差の空気流量を演算し、該差の空気流量と、上記前面開口部における空気流入流路の断面積とから、該前面開口部から作業空間内に流入する空気の流入流速を演算する演算回路と、
    上記第1の風速センサが測定した上記空気の作業空間内流速及び上記演算回路が演算した上記空気の流入流速を表示する表示部と、
    上記第1の風速センサが測定した上記作業空間内流速が、予め設定された範囲内にあるか否か、及び、上記演算回路が演算した上記流入流速が、予め設定された範囲内にあるか否かを判別する判別回路と、
    上記判別の結果、上記第1の風速センサが測定した上記作業空間内流速が、予め設定された範囲内にないとき、上記吸気用ファンの回転数を制御するとともに、上記演算回路が演算した上記流入流速が、予め設定された範囲内にないとき、上記排気用ファンの回転数を制御または該排気用ファンの回転数及び上記吸気用ファンの回転数を制御するファン駆動制御回路と、
    を備え、上記作業空間内流速及び上記流入流速を制御し、該それぞれの流速を、予め設定した範囲内にする構成としたことを特徴とする全排気型安全キャビネット。
  2. 前面シャッタの内面側に作業空間が形成され、該作業空間に流入した空気の全部が排気口から装置外部に排気されるバイオハザード対策用の全排気型安全キャビネットであって、
    外部から空気を、装置の正面側部分であって上記前面シャッタよりも上方の部分から装置内に吸込む吸気用ファンと、
    上記吸気用ファンから吐出された空気を濾過する第1のフィルタと、
    上記第1のフィルタを通過した空気を整流し上記作業空間側に通す吹出し整流板と、
    上記作業空間内に配される作業対象物を支持する作業台と、
    上記前面シャッタの下方に形成される前面開口部と、
    上記作業空間の背後部及び上記作業台の下方部に形成され、上記吹出し整流板から該作業空間内に吹き出された全空気及び上記前面開口部から該作業空間内に流入した全空気を合流させて上記排気口側に導く排気用流路と、
    上記作業台の上記前面開口部側部分に設けられ、上記前面開口部から上記作業空間内に流入した全空気と、上記吹出し整流板から上記作業空間内に吹き出された空気の一部とを上記排気用流路内に流出させる第1の空気流出口と、
    装置の背面側に配され、上記作業空間と上記排気用流路とを分ける隔壁と、
    上記隔壁の下部に設けられ、上記吹出し整流板から上記作業空間内に吹き出された空気のうち、上記第1の空気流出口からの流出分以外の空気を上記排気用流路内に流出させる第2の空気流出口と、
    上記排気用流路からの全空気を吸込み、該排気用流路を負圧状態にするとともに、該吸込んだ空気を吐出す排気用ファンと、
    上記排気用ファンの上方に配され、該排気用ファンから吐出された空気を濾過する第2のフィルタと、
    上記第2のフィルタの上方に配され、装置上方に向かって開口し、上記第2のフィルタを通過した空気を、装置上方に向け外部に排気する上記排気口と、
    上記作業空間内に配され、上記吹出し整流板から該作業空間に流出された空気の流速を測定する第1の風速センサと、
    上記第2のフィルタと上記排気口との間に配され、該第2のフィルタを通過し上記排気口側に流動する空気の流速を測定する第2の風速センサと、
    上記第1の風速センサにより測定した空気の作業空間内流速と該測定点位置における作業空間内流路の断面積とから該測定点位置における空気の作業空間内流量を演算し、上記第2の風速センサにより測定した空気の排気流速と該測定点位置における排気流路の断面積とから該測定点位置における空気の排気流量を演算し、該排気流量と該作業空間内流量の差の空気流量を演算し、該差の空気流量と、上記前面開口部における空気流入流路の断面積とから、該前面開口部から作業空間内に流入する空気の流入流速を演算する演算回路と、
    上記第1の風速センサが測定した上記作業空間内流速及び上記演算回路が演算した上記流入流速を表示する表示部と、
    上記第1の風速センサが測定した上記作業空間内流速が、予め設定された範囲内にあるか否か、及び、上記演算回路が演算した上記流入流速が、予め設定された範囲内にあるか否かを判別する判別回路と、
    上記判別の結果、上記第1の風速センサが測定した上記作業空間内流速が、予め設定された範囲内にないとき、上記判別回路から出力される制御信号に基づき、上記吸気用ファンの回転数を制御するとともに、上記演算回路が演算した上記流入流速が、予め設定された範囲内にないとき、上記判別回路から出力される制御信号に基づき、上記排気用ファンの回転数を制御または該排気用ファンの回転数及び上記吸気用ファンの回転数を制御するファン駆動制御回路と、
    を備え、上記作業空間内流速及び上記流入流速を制御し、該それぞれの流速を、予め設定した範囲内にする構成としたことを特徴とする全排気型安全キャビネット。
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