JP2001091761A - 光ファイバ伝送路 - Google Patents
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- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/24—Coupling light guides
- G02B6/26—Optical coupling means
- G02B6/28—Optical coupling means having data bus means, i.e. plural waveguides interconnected and providing an inherently bidirectional system by mixing and splitting signals
- G02B6/293—Optical coupling means having data bus means, i.e. plural waveguides interconnected and providing an inherently bidirectional system by mixing and splitting signals with wavelength selective means
- G02B6/29371—Optical coupling means having data bus means, i.e. plural waveguides interconnected and providing an inherently bidirectional system by mixing and splitting signals with wavelength selective means operating principle based on material dispersion
- G02B6/29374—Optical coupling means having data bus means, i.e. plural waveguides interconnected and providing an inherently bidirectional system by mixing and splitting signals with wavelength selective means operating principle based on material dispersion in an optical light guide
- G02B6/29376—Optical coupling means having data bus means, i.e. plural waveguides interconnected and providing an inherently bidirectional system by mixing and splitting signals with wavelength selective means operating principle based on material dispersion in an optical light guide coupling light guides for controlling wavelength dispersion, e.g. by concatenation of two light guides having different dispersion properties
- G02B6/29377—Optical coupling means having data bus means, i.e. plural waveguides interconnected and providing an inherently bidirectional system by mixing and splitting signals with wavelength selective means operating principle based on material dispersion in an optical light guide coupling light guides for controlling wavelength dispersion, e.g. by concatenation of two light guides having different dispersion properties controlling dispersion around 1550 nm, i.e. S, C, L and U bands from 1460-1675 nm
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- H04B10/00—Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
- H04B10/25—Arrangements specific to fibre transmission
- H04B10/2507—Arrangements specific to fibre transmission for the reduction or elimination of distortion or dispersion
- H04B10/2513—Arrangements specific to fibre transmission for the reduction or elimination of distortion or dispersion due to chromatic dispersion
- H04B10/2525—Arrangements specific to fibre transmission for the reduction or elimination of distortion or dispersion due to chromatic dispersion using dispersion-compensating fibres
- H04B10/25253—Arrangements specific to fibre transmission for the reduction or elimination of distortion or dispersion due to chromatic dispersion using dispersion-compensating fibres with dispersion management, i.e. using a combination of different kind of fibres in the transmission system
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 分散マネージメントされた光ファイバ伝送路
であって、高速の信号伝送を行う場合であっても信号光
波長の近傍におけるサイドバンドの発生を抑制すること
ができる光ファイバ伝送路を提供する。 【解決手段】 光ファイバ伝送路1は、送信器(または
中継器)2と受信器(または中継器)3との間に設けら
れた1つの中継スパンのものであり、送信器2から受信
器3へ順にN個の区間41〜4Nからなる。所定波長(例
えば波長1.55μm)における波長分散は、nの値が
奇数である区間4nでは正であり、nの値が偶数である
区間4nでは負である(n=1〜N)。各区間4nの平均
波長分散D nの絶対値のうちの最大値をDmaxで表し、各
区間4nの平均波長分散Dnの絶対値のうちの最小値をD
minで表すと、最大値Dmaxと最小値Dminとの比R(=
Dmax/Dmin)が1.3以上10.0以下である。
であって、高速の信号伝送を行う場合であっても信号光
波長の近傍におけるサイドバンドの発生を抑制すること
ができる光ファイバ伝送路を提供する。 【解決手段】 光ファイバ伝送路1は、送信器(または
中継器)2と受信器(または中継器)3との間に設けら
れた1つの中継スパンのものであり、送信器2から受信
器3へ順にN個の区間41〜4Nからなる。所定波長(例
えば波長1.55μm)における波長分散は、nの値が
奇数である区間4nでは正であり、nの値が偶数である
区間4nでは負である(n=1〜N)。各区間4nの平均
波長分散D nの絶対値のうちの最大値をDmaxで表し、各
区間4nの平均波長分散Dnの絶対値のうちの最小値をD
minで表すと、最大値Dmaxと最小値Dminとの比R(=
Dmax/Dmin)が1.3以上10.0以下である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、波長多重伝送シス
テムにおいて多波長の信号光を伝送する光ファイバ伝送
路に関するものである。
テムにおいて多波長の信号光を伝送する光ファイバ伝送
路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】波長多重(WDM: Wavelength Divisio
n Multiplexing)伝送システムは、多波長の信号光を伝
送することにより高速・大容量の光通信を行うことがで
きる。光伝送路として用いられる石英系光ファイバの伝
送損失が波長1.55μm付近で小さく、波長1.55
μm帯の信号光を光増幅する光増幅器が実用化されてい
ることから、WDM伝送システムでは波長1.55μm
帯の多波長の信号光が用いられている。
n Multiplexing)伝送システムは、多波長の信号光を伝
送することにより高速・大容量の光通信を行うことがで
きる。光伝送路として用いられる石英系光ファイバの伝
送損失が波長1.55μm付近で小さく、波長1.55
μm帯の信号光を光増幅する光増幅器が実用化されてい
ることから、WDM伝送システムでは波長1.55μm
帯の多波長の信号光が用いられている。
【0003】多波長の信号光を伝送する光ファイバ伝送
路については、信号光波長帯域(波長1.55μm帯)
において波長分散があると、信号光のパルス波形が崩れ
て伝送品質が劣化する。したがって、この観点からは、
信号光波長帯域において波長分散値が小さいことが望ま
れる。一方、信号光波長帯域において波長分散値が略0
であると、非線形光学現象の1種である四光波混合が発
生し易くなり、これに因り漏話や雑音が生じて伝送品質
が劣化する。四光波混合の発生を抑制するためには、中
継間隔を短くして信号光パワーを小さくすればよいが、
多数の光増幅器を設ける必要があることから、光伝送シ
ステム全体として高価なものとなる。
路については、信号光波長帯域(波長1.55μm帯)
において波長分散があると、信号光のパルス波形が崩れ
て伝送品質が劣化する。したがって、この観点からは、
信号光波長帯域において波長分散値が小さいことが望ま
れる。一方、信号光波長帯域において波長分散値が略0
であると、非線形光学現象の1種である四光波混合が発
生し易くなり、これに因り漏話や雑音が生じて伝送品質
が劣化する。四光波混合の発生を抑制するためには、中
継間隔を短くして信号光パワーを小さくすればよいが、
多数の光増幅器を設ける必要があることから、光伝送シ
ステム全体として高価なものとなる。
【0004】このような問題に対処すべく、波長1.5
5μmにおいて波長分散が正である区間と負である区間
とを光ファイバ伝送路の長手方向に交互に設けて分散マ
ネージメントすることが提案されている。このような分
散マネージメントされた光ファイバ伝送路を用いれば、
光ファイバ伝送路全体の平均波長分散を略0とすること
により、波長分散に因る伝送品質の劣化を抑制すること
ができる。また、光ファイバ伝送路の殆どの領域におい
て波長分散の絶対値が0付近ではないことにより、四光
波混合に因る伝送品質の劣化を抑制することができると
されている(例えば、米国特許第5,894,537号明
細書や米国特許第5,887,105号明細書を参照)。
5μmにおいて波長分散が正である区間と負である区間
とを光ファイバ伝送路の長手方向に交互に設けて分散マ
ネージメントすることが提案されている。このような分
散マネージメントされた光ファイバ伝送路を用いれば、
光ファイバ伝送路全体の平均波長分散を略0とすること
により、波長分散に因る伝送品質の劣化を抑制すること
ができる。また、光ファイバ伝送路の殆どの領域におい
て波長分散の絶対値が0付近ではないことにより、四光
波混合に因る伝送品質の劣化を抑制することができると
されている(例えば、米国特許第5,894,537号明
細書や米国特許第5,887,105号明細書を参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術が以下の問題点を有していることを本願発明者は
見出した。すなわち、正分散区間と負分散区間との交互
配置が規則的である光ファイバ伝送路を用いてビットレ
ート10Gb/sを超える高速の信号伝送を行うと、信
号光の本来の波長の近傍にサイドバンドが発生すること
を見出した。このサイドバンドの発生は、光ファイバ伝
送路における長手方向の波長分散の正負の交番が規則的
であることから、信号光スペクトルと波長分散とが常に
同一履歴で相互作用することに因るものと考えられる。
このサイドバンドは伝送品質の劣化の要因となることか
ら、サイドバンドの発生を抑制することは重要である。
来技術が以下の問題点を有していることを本願発明者は
見出した。すなわち、正分散区間と負分散区間との交互
配置が規則的である光ファイバ伝送路を用いてビットレ
ート10Gb/sを超える高速の信号伝送を行うと、信
号光の本来の波長の近傍にサイドバンドが発生すること
を見出した。このサイドバンドの発生は、光ファイバ伝
送路における長手方向の波長分散の正負の交番が規則的
であることから、信号光スペクトルと波長分散とが常に
同一履歴で相互作用することに因るものと考えられる。
このサイドバンドは伝送品質の劣化の要因となることか
ら、サイドバンドの発生を抑制することは重要である。
【0006】本発明は、本願発明者による上記知見に基
づいて、上記問題点を解消する為になされたものであ
り、分散マネージメントされた光ファイバ伝送路であっ
て、高速の信号伝送を行う場合であっても信号光波長の
近傍におけるサイドバンドの発生を抑制することができ
る光ファイバ伝送路を提供することを目的とする。
づいて、上記問題点を解消する為になされたものであ
り、分散マネージメントされた光ファイバ伝送路であっ
て、高速の信号伝送を行う場合であっても信号光波長の
近傍におけるサイドバンドの発生を抑制することができ
る光ファイバ伝送路を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の光フ
ァイバ伝送路は、所定波長(例えば波長1.55μm)
において波長分散が正である区間と負である区間とが交
互に設けられた光ファイバ伝送路であって、中継スパン
における各区間の平均波長分散の絶対値のうちの最大値
と最小値との比が1.3以上10.0以下であることを
特徴とする。
ァイバ伝送路は、所定波長(例えば波長1.55μm)
において波長分散が正である区間と負である区間とが交
互に設けられた光ファイバ伝送路であって、中継スパン
における各区間の平均波長分散の絶対値のうちの最大値
と最小値との比が1.3以上10.0以下であることを
特徴とする。
【0008】本発明に係る第2の光ファイバ伝送路は、
所定波長(例えば波長1.55μm)において波長分散
が正である区間と負である区間とが交互に設けられた光
ファイバ伝送路であって、隣接する区間と比較して平均
波長分散の絶対値が10%以上異なる区間の数が、中継
スパンに存在する区間の数の半数以上であることを特徴
とする。
所定波長(例えば波長1.55μm)において波長分散
が正である区間と負である区間とが交互に設けられた光
ファイバ伝送路であって、隣接する区間と比較して平均
波長分散の絶対値が10%以上異なる区間の数が、中継
スパンに存在する区間の数の半数以上であることを特徴
とする。
【0009】本発明に係る第3の光ファイバ伝送路は、
所定波長(例えば波長1.55μm)において波長分散
が正である区間と負である区間とが交互に設けられた光
ファイバ伝送路であって、隣接する区間と比較して平均
波長分散の絶対値が0.5ps/nm/km以上異なる
区間の数が、中継スパンに存在する区間の数の半数以上
であることを特徴とする。
所定波長(例えば波長1.55μm)において波長分散
が正である区間と負である区間とが交互に設けられた光
ファイバ伝送路であって、隣接する区間と比較して平均
波長分散の絶対値が0.5ps/nm/km以上異なる
区間の数が、中継スパンに存在する区間の数の半数以上
であることを特徴とする。
【0010】本発明に係る第4の光ファイバ伝送路は、
所定波長(例えば波長1.55μm)において波長分散
が正である区間と負である区間とが交互に設けられた光
ファイバ伝送路であって、中継スパンの信号光入射側に
ある区間の平均波長分散の絶対値が、中継スパンの信号
光出射側にある区間の平均波長分散の絶対値より大き
く、中継スパンの最も出射側にある区間の平均波長分散
の絶対値が1ps/nm/km以上であることを特徴と
する。さらに、中継スパンの信号光入射側にある区間の
長さが、中継スパンの信号光出射側にある区間の長さよ
り短いことを特徴とするのが好適である。
所定波長(例えば波長1.55μm)において波長分散
が正である区間と負である区間とが交互に設けられた光
ファイバ伝送路であって、中継スパンの信号光入射側に
ある区間の平均波長分散の絶対値が、中継スパンの信号
光出射側にある区間の平均波長分散の絶対値より大き
く、中継スパンの最も出射側にある区間の平均波長分散
の絶対値が1ps/nm/km以上であることを特徴と
する。さらに、中継スパンの信号光入射側にある区間の
長さが、中継スパンの信号光出射側にある区間の長さよ
り短いことを特徴とするのが好適である。
【0011】上記の第1〜第4の光ファイバ伝送路の何
れによっても、高速の信号伝送を行う場合であっても、
信号光波長の近傍におけるサイドバンドの発生を抑制す
ることができ、伝送品質を良好なものとすることができ
る。
れによっても、高速の信号伝送を行う場合であっても、
信号光波長の近傍におけるサイドバンドの発生を抑制す
ることができ、伝送品質を良好なものとすることができ
る。
【0012】また、上記の第1〜第4の光ファイバ伝送
路それぞれにおいて、各区間の長さが0.1km以上1
0km以下であることを特徴とする場合には、累積波長
分散が大きな値とならないので、累積波長分散と非線形
光学現象との相互作用に因る伝送特性の劣化を抑制する
ことができる。各区間の平均波長分散の絶対値が1ps
/nm/km以上であることを特徴とする場合には、非
線形光学現象に因る伝送特性の劣化を抑制することがで
きる。上記所定波長において全体の平均波長分散の絶対
値が0.5ps/nm/km以下であることを特徴とす
る場合には、累積波長分散に因る伝送特性の劣化を抑制
することができる。上記所定波長において全体の偏波モ
ード分散が0.2ps/km1/2以下であることを特徴
とする場合には、偏波モード分散に因る伝送特性の劣化
を抑制することができる。上記所定波長において全体の
伝送損失が0.3dB/km以下であることを特徴とす
る場合には、無中継伝送距離を長くすることができる。
また、上記所定波長において全体に亘って実効断面積が
20μm2以上であることを特徴とする場合には、非線
形光学現象に因る伝送特性の劣化を抑制することができ
る。
路それぞれにおいて、各区間の長さが0.1km以上1
0km以下であることを特徴とする場合には、累積波長
分散が大きな値とならないので、累積波長分散と非線形
光学現象との相互作用に因る伝送特性の劣化を抑制する
ことができる。各区間の平均波長分散の絶対値が1ps
/nm/km以上であることを特徴とする場合には、非
線形光学現象に因る伝送特性の劣化を抑制することがで
きる。上記所定波長において全体の平均波長分散の絶対
値が0.5ps/nm/km以下であることを特徴とす
る場合には、累積波長分散に因る伝送特性の劣化を抑制
することができる。上記所定波長において全体の偏波モ
ード分散が0.2ps/km1/2以下であることを特徴
とする場合には、偏波モード分散に因る伝送特性の劣化
を抑制することができる。上記所定波長において全体の
伝送損失が0.3dB/km以下であることを特徴とす
る場合には、無中継伝送距離を長くすることができる。
また、上記所定波長において全体に亘って実効断面積が
20μm2以上であることを特徴とする場合には、非線
形光学現象に因る伝送特性の劣化を抑制することができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明にお
いて同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を
省略する。
の実施の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明にお
いて同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を
省略する。
【0014】(第1の実施形態)先ず、本発明に係る光
ファイバ伝送路の第1の実施形態について説明する。図
1は、第1の実施形態に係る光ファイバ伝送路の説明図
である。本実施形態に係る光ファイバ伝送路1は、送信
器(または中継器)2と受信器(または中継器)3との
間に設けられた1つの中継スパンのものであり、送信器
2から受信器3へ順にN(N≧2)個の区間41〜4Nか
らなる。所定波長(例えば波長1.55μm)における
波長分散は、nの値が奇数である区間4nでは正であ
り、nの値が偶数である区間4nでは負である(n=1
〜N)。すなわち、波長分散が正である区間と負である
区間とが交互に設けられている。
ファイバ伝送路の第1の実施形態について説明する。図
1は、第1の実施形態に係る光ファイバ伝送路の説明図
である。本実施形態に係る光ファイバ伝送路1は、送信
器(または中継器)2と受信器(または中継器)3との
間に設けられた1つの中継スパンのものであり、送信器
2から受信器3へ順にN(N≧2)個の区間41〜4Nか
らなる。所定波長(例えば波長1.55μm)における
波長分散は、nの値が奇数である区間4nでは正であ
り、nの値が偶数である区間4nでは負である(n=1
〜N)。すなわち、波長分散が正である区間と負である
区間とが交互に設けられている。
【0015】このような光ファイバ伝送路1は、区間毎
に所定の波長分散を有する光ファイバを用いて、これら
を接続して構成されてもよい。或いは、光ファイバ伝送
路1は1連長の光ファイバで構成されてもよい。後者の
場合、例えば、光ファイバ伝送路1は、長手方向にクラ
ッド領域の径が一定のままコア領域の径が調整されたも
のである。一般に、コア領域の径が大きいほど、波長分
散値を大きくすることができる。このような光ファイバ
伝送路1は、コア部の径が長手方向に変化しクラッド部
の径が長手方向に一定である光ファイバ母材を作製し
て、この光ファイバ母材からクラッド径が一定の光ファ
イバを線引することにより製造される。或いは、光ファ
イバ伝送路1は、長手方向にコア領域の径およびクラッ
ド領域の径が調整されたものである。この場合も、一般
に、コア領域の径が大きいほど、波長分散を大きくする
ことができる。このような光ファイバ伝送路1は、コア
部およびクラッド部それぞれの径が長手方向に一定であ
る光ファイバ母材を作製して、この光ファイバ母材から
光ファイバを線引する際に長手方向にクラッド径を変化
させることにより製造される。
に所定の波長分散を有する光ファイバを用いて、これら
を接続して構成されてもよい。或いは、光ファイバ伝送
路1は1連長の光ファイバで構成されてもよい。後者の
場合、例えば、光ファイバ伝送路1は、長手方向にクラ
ッド領域の径が一定のままコア領域の径が調整されたも
のである。一般に、コア領域の径が大きいほど、波長分
散値を大きくすることができる。このような光ファイバ
伝送路1は、コア部の径が長手方向に変化しクラッド部
の径が長手方向に一定である光ファイバ母材を作製し
て、この光ファイバ母材からクラッド径が一定の光ファ
イバを線引することにより製造される。或いは、光ファ
イバ伝送路1は、長手方向にコア領域の径およびクラッ
ド領域の径が調整されたものである。この場合も、一般
に、コア領域の径が大きいほど、波長分散を大きくする
ことができる。このような光ファイバ伝送路1は、コア
部およびクラッド部それぞれの径が長手方向に一定であ
る光ファイバ母材を作製して、この光ファイバ母材から
光ファイバを線引する際に長手方向にクラッド径を変化
させることにより製造される。
【0016】区間4nの平均波長分散をDnで表す。nの
値が奇数である区間4nではDn>0であり、nの値が偶
数である区間4nではDn<0である。また、この光ファ
イバ伝送路1の中継スパンにおいて、各区間4nの平均
波長分散Dnの絶対値のうちの最大値をDmaxで表し、各
区間4nの平均波長分散Dnの絶対値のうちの最小値をD
minで表す。本実施形態では、最大値Dmaxと最小値D
minとの比R(=Dmax/Dmin)が1.3以上10.0
以下であることを特徴とする。
値が奇数である区間4nではDn>0であり、nの値が偶
数である区間4nではDn<0である。また、この光ファ
イバ伝送路1の中継スパンにおいて、各区間4nの平均
波長分散Dnの絶対値のうちの最大値をDmaxで表し、各
区間4nの平均波長分散Dnの絶対値のうちの最小値をD
minで表す。本実施形態では、最大値Dmaxと最小値D
minとの比R(=Dmax/Dmin)が1.3以上10.0
以下であることを特徴とする。
【0017】この比Rが下限値1.3以上であることに
より、高速の信号伝送を行う場合であっても、信号光波
長の近傍におけるサイドバンドの発生を抑制することが
できる。また、各区間4nの平均波長分散Dnの絶対値が
2ps/nm/km以上であれば、非線形光学現象の発
生が抑制され、各区間4nの平均波長分散Dnの絶対値が
20ps/nm/km以下であれば、累積波長分散と非
線形光学現象との相互作用が抑制されるので、比Rの上
限値は10となる。
より、高速の信号伝送を行う場合であっても、信号光波
長の近傍におけるサイドバンドの発生を抑制することが
できる。また、各区間4nの平均波長分散Dnの絶対値が
2ps/nm/km以上であれば、非線形光学現象の発
生が抑制され、各区間4nの平均波長分散Dnの絶対値が
20ps/nm/km以下であれば、累積波長分散と非
線形光学現象との相互作用が抑制されるので、比Rの上
限値は10となる。
【0018】表1は、5種類の光ファイバ伝送路A〜E
それぞれにおける最大値Dmax(単位:ps/nm/k
m)、最小値Dmin(単位:ps/nm/km)、比R
および伝送特性をまとめた表である。
それぞれにおける最大値Dmax(単位:ps/nm/k
m)、最小値Dmin(単位:ps/nm/km)、比R
および伝送特性をまとめた表である。
【0019】
【表1】
【0020】この表に示すように、光ファイバ伝送路A
は、最大値Dmaxが10ps/nm/kmであり、最小
値Dminが2ps/nm/kmであり、比Rが5であっ
て、サイドバンドの発生が認められなかった。光ファイ
バ伝送路Bは、最大値Dmaxが20ps/nm/kmで
あり、最小値Dminが2ps/nm/kmであり、比R
が10であって、サイドバンドの発生が認められなかっ
た。光ファイバ伝送路Cは、最大値Dmaxが2.4ps
/nm/kmであり、最小値Dminが1.8ps/nm
/kmであり、比Rが1.3であって、サイドバンドの
発生が認められなかった。しかし、光ファイバ伝送路D
は、最大値Dmaxが2.0ps/nm/kmであり、最
小値Dminが1.8ps/nm/kmであり、比Rが
1.1であって、サイドバンドが発生し、伝送特性が劣
化した。また、光ファイバ伝送路Eは、各区間4nの平
均波長分散Dnの絶対値が同一であるものであり、比R
が1.0であって、サイドバンドが発生し、伝送特性が
劣化した。
は、最大値Dmaxが10ps/nm/kmであり、最小
値Dminが2ps/nm/kmであり、比Rが5であっ
て、サイドバンドの発生が認められなかった。光ファイ
バ伝送路Bは、最大値Dmaxが20ps/nm/kmで
あり、最小値Dminが2ps/nm/kmであり、比R
が10であって、サイドバンドの発生が認められなかっ
た。光ファイバ伝送路Cは、最大値Dmaxが2.4ps
/nm/kmであり、最小値Dminが1.8ps/nm
/kmであり、比Rが1.3であって、サイドバンドの
発生が認められなかった。しかし、光ファイバ伝送路D
は、最大値Dmaxが2.0ps/nm/kmであり、最
小値Dminが1.8ps/nm/kmであり、比Rが
1.1であって、サイドバンドが発生し、伝送特性が劣
化した。また、光ファイバ伝送路Eは、各区間4nの平
均波長分散Dnの絶対値が同一であるものであり、比R
が1.0であって、サイドバンドが発生し、伝送特性が
劣化した。
【0021】以上のように、本実施形態では、中継スパ
ンにおける各区間4nの平均波長分散Dnの絶対値のうち
の最大値Dmaxと最小値Dminとの比Rが1.3以上1
0.0以下であることにより、信号光波長の近傍におけ
るサイドバンドの発生を抑制することができ、伝送品質
を良好なものとすることができる。
ンにおける各区間4nの平均波長分散Dnの絶対値のうち
の最大値Dmaxと最小値Dminとの比Rが1.3以上1
0.0以下であることにより、信号光波長の近傍におけ
るサイドバンドの発生を抑制することができ、伝送品質
を良好なものとすることができる。
【0022】本実施形態では、各区間4nの長さLnが
0.1km以上10km以下であるのが好適であり、こ
の場合には、累積波長分散が大きな値とならないので、
累積波長分散と非線形光学現象との相互作用に因る伝送
特性の劣化を抑制することができる。各区間の平均波長
分散Dnの絶対値が1ps/nm/km以上であるのが
好適であり、この場合には、非線形光学現象に因る伝送
特性の劣化を抑制することができる。上記所定波長にお
いて全体の平均波長分散Dnの絶対値が0.5ps/n
m/km以下であるのが好適であり、この場合には、累
積波長分散に因る伝送特性の劣化を抑制することができ
る。上記所定波長において全体の偏波モード分散が0.
2ps/km1/2以下であるのが好適であり、この場合
には、偏波モード分散に因る伝送特性の劣化を抑制する
ことができる。上記所定波長において全体の伝送損失が
0.3dB/km以下であるのが好適であり、この場合
には、無中継伝送距離を長くすることができる。また、
上記所定波長において全体に亘って実効断面積が20μ
m2以上であるのが好適であり、この場合には、非線形
光学現象に因る伝送特性の劣化を抑制することができ
る。
0.1km以上10km以下であるのが好適であり、こ
の場合には、累積波長分散が大きな値とならないので、
累積波長分散と非線形光学現象との相互作用に因る伝送
特性の劣化を抑制することができる。各区間の平均波長
分散Dnの絶対値が1ps/nm/km以上であるのが
好適であり、この場合には、非線形光学現象に因る伝送
特性の劣化を抑制することができる。上記所定波長にお
いて全体の平均波長分散Dnの絶対値が0.5ps/n
m/km以下であるのが好適であり、この場合には、累
積波長分散に因る伝送特性の劣化を抑制することができ
る。上記所定波長において全体の偏波モード分散が0.
2ps/km1/2以下であるのが好適であり、この場合
には、偏波モード分散に因る伝送特性の劣化を抑制する
ことができる。上記所定波長において全体の伝送損失が
0.3dB/km以下であるのが好適であり、この場合
には、無中継伝送距離を長くすることができる。また、
上記所定波長において全体に亘って実効断面積が20μ
m2以上であるのが好適であり、この場合には、非線形
光学現象に因る伝送特性の劣化を抑制することができ
る。
【0023】(第2の実施形態)次に、本発明に係る光
ファイバ伝送路の第2の実施形態について説明する。本
実施形態に係る光ファイバ伝送路の構成は、図1に示し
たものと同様である。
ファイバ伝送路の第2の実施形態について説明する。本
実施形態に係る光ファイバ伝送路の構成は、図1に示し
たものと同様である。
【0024】本実施形態では、隣接する区間と比較して
平均波長分散の絶対値が10%以上異なる区間の数が、
中継スパンに存在する区間の数Nの半数以上であること
を特徴とする。すなわち、区間4nの平均波長分散Dnの
絶対値が、隣接する区間4n- 1の平均波長分散Dn-1の絶
対値と10%以上異なり、或いは、隣接する区間4n+ 1
の平均波長分散Dn+1の絶対値と10%以上異なれば、
その区間4nについて1だけ計数する。これを中継スパ
ン内にあるN個の区間41〜4Nそれぞれについて行って
得られた計数値がN/2以上であることを特徴とする。
平均波長分散の絶対値が10%以上異なる区間の数が、
中継スパンに存在する区間の数Nの半数以上であること
を特徴とする。すなわち、区間4nの平均波長分散Dnの
絶対値が、隣接する区間4n- 1の平均波長分散Dn-1の絶
対値と10%以上異なり、或いは、隣接する区間4n+ 1
の平均波長分散Dn+1の絶対値と10%以上異なれば、
その区間4nについて1だけ計数する。これを中継スパ
ン内にあるN個の区間41〜4Nそれぞれについて行って
得られた計数値がN/2以上であることを特徴とする。
【0025】表2は、2種類の光ファイバ伝送路Fおよ
びGそれぞれにおける各区間4nの波長分散Dn(単位:
ps/nm/km)をまとめた表である。
びGそれぞれにおける各区間4nの波長分散Dn(単位:
ps/nm/km)をまとめた表である。
【0026】
【表2】
【0027】この表に示すように、光ファイバ伝送路F
およびGの何れも、隣接する区間と比較して平均波長分
散の絶対値が10%以上異なる区間の数が区間数N(=
10)の半数以上であり、高速の信号伝送を行う場合で
あっても、信号光波長の近傍におけるサイドバンドの発
生を抑制することができ、伝送品質を良好なものとする
ことができる。
およびGの何れも、隣接する区間と比較して平均波長分
散の絶対値が10%以上異なる区間の数が区間数N(=
10)の半数以上であり、高速の信号伝送を行う場合で
あっても、信号光波長の近傍におけるサイドバンドの発
生を抑制することができ、伝送品質を良好なものとする
ことができる。
【0028】本実施形態でも、各区間4nの長さLnが
0.1km以上10km以下であるのが好適であり、各
区間の平均波長分散Dnの絶対値が1ps/nm/km
以上であるのが好適であり、上記所定波長において全体
の平均波長分散Dnの絶対値が0.5ps/nm/km
以下であるのが好適であり、上記所定波長において全体
の偏波モード分散が0.2ps/km1/2以下であるの
が好適であり、上記所定波長において全体の伝送損失が
0.3dB/km以下であるのが好適であり、また、上
記所定波長において全体に亘って実効断面積が20μm
2以上であるのが好適である。
0.1km以上10km以下であるのが好適であり、各
区間の平均波長分散Dnの絶対値が1ps/nm/km
以上であるのが好適であり、上記所定波長において全体
の平均波長分散Dnの絶対値が0.5ps/nm/km
以下であるのが好適であり、上記所定波長において全体
の偏波モード分散が0.2ps/km1/2以下であるの
が好適であり、上記所定波長において全体の伝送損失が
0.3dB/km以下であるのが好適であり、また、上
記所定波長において全体に亘って実効断面積が20μm
2以上であるのが好適である。
【0029】(第3の実施形態)次に、本発明に係る光
ファイバ伝送路の第3の実施形態について説明する。本
実施形態に係る光ファイバ伝送路の構成も、図1に示し
たものと同様である。
ファイバ伝送路の第3の実施形態について説明する。本
実施形態に係る光ファイバ伝送路の構成も、図1に示し
たものと同様である。
【0030】本実施形態では、隣接する区間と比較して
平均波長分散の絶対値が0.5ps/nm/km以上異
なる区間の数が、中継スパンに存在する区間の数の半数
以上であることを特徴とする。すなわち、区間4nの平
均波長分散Dnの絶対値が、隣接する区間4n-1の平均波
長分散Dn-1の絶対値と0.5ps/nm/km以上異
なり、或いは、隣接する区間4n+1の平均波長分散Dn+1
の絶対値と0.5ps/nm/km以上異なれば、その
区間4nについて1だけ計数する。これを中継スパン内
にあるN個の区間41〜4Nそれぞれについて行って得ら
れた計数値がN/2以上であることを特徴とする。
平均波長分散の絶対値が0.5ps/nm/km以上異
なる区間の数が、中継スパンに存在する区間の数の半数
以上であることを特徴とする。すなわち、区間4nの平
均波長分散Dnの絶対値が、隣接する区間4n-1の平均波
長分散Dn-1の絶対値と0.5ps/nm/km以上異
なり、或いは、隣接する区間4n+1の平均波長分散Dn+1
の絶対値と0.5ps/nm/km以上異なれば、その
区間4nについて1だけ計数する。これを中継スパン内
にあるN個の区間41〜4Nそれぞれについて行って得ら
れた計数値がN/2以上であることを特徴とする。
【0031】表3は、光ファイバ伝送路Hにおける各区
間4nの波長分散Dn(単位:ps/nm/km)をまと
めた表である。
間4nの波長分散Dn(単位:ps/nm/km)をまと
めた表である。
【0032】
【表3】
【0033】この表に示すように、光ファイバ伝送路H
は、隣接する区間と比較して平均波長分散の絶対値が
0.5ps/nm/km以上異なる区間の数が区間数N
(=10)の半数以上であり、高速の信号伝送を行う場
合であっても、信号光波長の近傍におけるサイドバンド
の発生を抑制することができ、伝送品質を良好なものと
することができる。
は、隣接する区間と比較して平均波長分散の絶対値が
0.5ps/nm/km以上異なる区間の数が区間数N
(=10)の半数以上であり、高速の信号伝送を行う場
合であっても、信号光波長の近傍におけるサイドバンド
の発生を抑制することができ、伝送品質を良好なものと
することができる。
【0034】本実施形態でも、各区間4nの長さLnが
0.1km以上10km以下であるのが好適であり、各
区間の平均波長分散Dnの絶対値が1ps/nm/km
以上であるのが好適であり、上記所定波長において全体
の平均波長分散Dnの絶対値が0.5ps/nm/km
以下であるのが好適であり、上記所定波長において全体
の偏波モード分散が0.2ps/km1/2以下であるの
が好適であり、上記所定波長において全体の伝送損失が
0.3dB/km以下であるのが好適であり、また、上
記所定波長において全体に亘って実効断面積が20μm
2以上であるのが好適である。
0.1km以上10km以下であるのが好適であり、各
区間の平均波長分散Dnの絶対値が1ps/nm/km
以上であるのが好適であり、上記所定波長において全体
の平均波長分散Dnの絶対値が0.5ps/nm/km
以下であるのが好適であり、上記所定波長において全体
の偏波モード分散が0.2ps/km1/2以下であるの
が好適であり、上記所定波長において全体の伝送損失が
0.3dB/km以下であるのが好適であり、また、上
記所定波長において全体に亘って実効断面積が20μm
2以上であるのが好適である。
【0035】(第4の実施形態)次に、本発明に係る光
ファイバ伝送路の第4の実施形態について説明する。図
2は、第4の実施形態に係る光ファイバ伝送路の説明図
である。本実施形態に係る光ファイバ伝送路1は、送信
器(または中継器)2と受信器(または中継器)3との
間に設けられた1つの中継スパンのものであり、送信器
2から受信器3へ順にN(N≧2)個の区間41〜4Nか
らなる。所定波長(例えば波長1.55μm)における
波長分散は、nの値が奇数である区間4nでは正であ
り、nの値が偶数である区間4nでは負である(n=1
〜N)。すなわち、波長分散が正である区間と負である
区間とが交互に設けられている。
ファイバ伝送路の第4の実施形態について説明する。図
2は、第4の実施形態に係る光ファイバ伝送路の説明図
である。本実施形態に係る光ファイバ伝送路1は、送信
器(または中継器)2と受信器(または中継器)3との
間に設けられた1つの中継スパンのものであり、送信器
2から受信器3へ順にN(N≧2)個の区間41〜4Nか
らなる。所定波長(例えば波長1.55μm)における
波長分散は、nの値が奇数である区間4nでは正であ
り、nの値が偶数である区間4nでは負である(n=1
〜N)。すなわち、波長分散が正である区間と負である
区間とが交互に設けられている。
【0036】区間4nの平均波長分散をDnで表す。nの
値が奇数である区間4nではDn>0であり、nの値が偶
数である区間4nではDn<0である。また、区間4nの
長さをLnで表す。本実施形態では、中継スパンの信号
光入射側にある区間の平均波長分散の絶対値が、中継ス
パンの信号光出射側にある区間の平均波長分散の絶対値
より大きいことを特徴とする。すなわち、任意の隣接す
る2つの区間4nおよび区間4n+1に着目したときに、入
射側にある区間4nの平均波長分散Dnの絶対値が、出射
側にある区間4n+1の平均波長分散Dn+1の絶対値より大
きい。また、中継スパンの最も出射側にある区間4Nの
平均波長分散DNの絶対値が1ps/nm/km以上で
あることを特徴とする。
値が奇数である区間4nではDn>0であり、nの値が偶
数である区間4nではDn<0である。また、区間4nの
長さをLnで表す。本実施形態では、中継スパンの信号
光入射側にある区間の平均波長分散の絶対値が、中継ス
パンの信号光出射側にある区間の平均波長分散の絶対値
より大きいことを特徴とする。すなわち、任意の隣接す
る2つの区間4nおよび区間4n+1に着目したときに、入
射側にある区間4nの平均波長分散Dnの絶対値が、出射
側にある区間4n+1の平均波長分散Dn+1の絶対値より大
きい。また、中継スパンの最も出射側にある区間4Nの
平均波長分散DNの絶対値が1ps/nm/km以上で
あることを特徴とする。
【0037】このように各区間の波長分散が設定された
光ファイバ伝送路においては、送信器2に近く信号光の
パワーが比較的大きい区間では、波長分散の絶対値が比
較的大きいことで、非線形光学現象の発生が抑制され
る。一方、受信器3に近く伝送損失に因り信号光のパワ
ーが比較的小さい区間では、非線形光学現象が発生し難
いので、波長分散の絶対値を小さくすることができ、累
積波長分散をも小さくすることができる。また、最も値
が小さくなる最終区間4Nの波長分散DNの絶対値を1p
s/nm/km以上とすることで、非線形光学現象の発
生を抑制することができる。本実施形態でも、高速の信
号伝送を行う場合であっても、信号光波長の近傍におけ
るサイドバンドの発生を抑制することができ、伝送品質
を良好なものとすることができる。
光ファイバ伝送路においては、送信器2に近く信号光の
パワーが比較的大きい区間では、波長分散の絶対値が比
較的大きいことで、非線形光学現象の発生が抑制され
る。一方、受信器3に近く伝送損失に因り信号光のパワ
ーが比較的小さい区間では、非線形光学現象が発生し難
いので、波長分散の絶対値を小さくすることができ、累
積波長分散をも小さくすることができる。また、最も値
が小さくなる最終区間4Nの波長分散DNの絶対値を1p
s/nm/km以上とすることで、非線形光学現象の発
生を抑制することができる。本実施形態でも、高速の信
号伝送を行う場合であっても、信号光波長の近傍におけ
るサイドバンドの発生を抑制することができ、伝送品質
を良好なものとすることができる。
【0038】さらに、中継スパンの信号光入射側にある
区間の長さが、前記中継スパンの信号光出射側にある区
間の長さより短いのが好適である。すなわち、任意の隣
接する2つの区間4nおよび区間4n+1に着目したとき
に、入射側にある区間4nの長さLnが、出射側にある区
間4n+1の長さLn+1より短い。このようにすることで、
送信器2に近い区間では、区間長を比較的短くすること
で、累積波長分散を小さくすることができる。また、受
信器3に近い区間では、区間長を比較的長くすること
で、生産性を向上させることができる。
区間の長さが、前記中継スパンの信号光出射側にある区
間の長さより短いのが好適である。すなわち、任意の隣
接する2つの区間4nおよび区間4n+1に着目したとき
に、入射側にある区間4nの長さLnが、出射側にある区
間4n+1の長さLn+1より短い。このようにすることで、
送信器2に近い区間では、区間長を比較的短くすること
で、累積波長分散を小さくすることができる。また、受
信器3に近い区間では、区間長を比較的長くすること
で、生産性を向上させることができる。
【0039】本実施形態でも、各区間4nの長さLnが
0.1km以上10km以下であるのが好適であり、各
区間の平均波長分散Dnの絶対値が1ps/nm/km
以上であるのが好適であり、上記所定波長において全体
の平均波長分散Dnの絶対値が0.5ps/nm/km
以下であるのが好適であり、上記所定波長において全体
の偏波モード分散が0.2ps/km1/2以下であるの
が好適であり、上記所定波長において全体の伝送損失が
0.3dB/km以下であるのが好適であり、また、上
記所定波長において全体に亘って実効断面積が20μm
2以上であるのが好適である。
0.1km以上10km以下であるのが好適であり、各
区間の平均波長分散Dnの絶対値が1ps/nm/km
以上であるのが好適であり、上記所定波長において全体
の平均波長分散Dnの絶対値が0.5ps/nm/km
以下であるのが好適であり、上記所定波長において全体
の偏波モード分散が0.2ps/km1/2以下であるの
が好適であり、上記所定波長において全体の伝送損失が
0.3dB/km以下であるのが好適であり、また、上
記所定波長において全体に亘って実効断面積が20μm
2以上であるのが好適である。
【0040】(変形例)本発明は、上記実施形態に限定
されるものではなく種々の変形が可能である。例えば、
光ファイバ伝送路の各区間における波長分散は、図3に
示すように一様であってもよいが、図4に示すように一
様ではなく分布していてもよい。後者の場合、例えば、
波長分散が負である区間4n(長さLn)が、波長分散D
n1の小区間4n1(長さLn1)、波長分散Dn2の小区間4
n2(長さLn2)および波長分散D n3の小区間4n3(長さ
Ln3)からなるものすれば、区間4nの平均波長分散Dn
は、 Dn=Dn1・Ln1+Dn2・Ln2+Dn3・Ln3)/Ln なる式で得られる。その他、各区間における波長分散
は、一定符号であって任意の分布を有していてよい。
されるものではなく種々の変形が可能である。例えば、
光ファイバ伝送路の各区間における波長分散は、図3に
示すように一様であってもよいが、図4に示すように一
様ではなく分布していてもよい。後者の場合、例えば、
波長分散が負である区間4n(長さLn)が、波長分散D
n1の小区間4n1(長さLn1)、波長分散Dn2の小区間4
n2(長さLn2)および波長分散D n3の小区間4n3(長さ
Ln3)からなるものすれば、区間4nの平均波長分散Dn
は、 Dn=Dn1・Ln1+Dn2・Ln2+Dn3・Ln3)/Ln なる式で得られる。その他、各区間における波長分散
は、一定符号であって任意の分布を有していてよい。
【0041】また、図5に示すように、任意の隣接する
区間42m-1および区間42mに着目したときに、区間4
2m-1および区間42mそれぞれにおける累積波長分散の絶
対値が互いに等しく、 D2m-1・L2m-1=−D2m・L2m なる関係式が成り立つのも好適である(m=1〜N/
2)。この場合には、任意の隣接する区間42m-1および
区間42mに亘る累積波長分散が値0であるので、波形劣
化を抑制することができる。
区間42m-1および区間42mに着目したときに、区間4
2m-1および区間42mそれぞれにおける累積波長分散の絶
対値が互いに等しく、 D2m-1・L2m-1=−D2m・L2m なる関係式が成り立つのも好適である(m=1〜N/
2)。この場合には、任意の隣接する区間42m-1および
区間42mに亘る累積波長分散が値0であるので、波形劣
化を抑制することができる。
【0042】
【発明の効果】以上、詳細に説明したとおり、本発明に
係る第1〜第4の光ファイバ伝送路は何れも、所定波長
(例えば波長1.55μm)において波長分散が正であ
る区間と負である区間とが交互に設けられた光ファイバ
伝送路であるので、非線形光学現象や波長分散に因る波
形劣化が抑制される。
係る第1〜第4の光ファイバ伝送路は何れも、所定波長
(例えば波長1.55μm)において波長分散が正であ
る区間と負である区間とが交互に設けられた光ファイバ
伝送路であるので、非線形光学現象や波長分散に因る波
形劣化が抑制される。
【0043】そして、本発明に係る第1の光ファイバ伝
送路によれば、中継スパンにおける各区間の平均波長分
散の絶対値のうちの最大値と最小値との比が1.3以上
10.0以下であることにより、高速の信号伝送を行う
場合であっても信号光波長の近傍におけるサイドバンド
の発生を抑制することができる。
送路によれば、中継スパンにおける各区間の平均波長分
散の絶対値のうちの最大値と最小値との比が1.3以上
10.0以下であることにより、高速の信号伝送を行う
場合であっても信号光波長の近傍におけるサイドバンド
の発生を抑制することができる。
【0044】本発明に係る第2の光ファイバ伝送路によ
れば、隣接する区間と比較して平均波長分散の絶対値が
10%以上異なる区間の数が、中継スパンに存在する区
間の数の半数以上であることにより、高速の信号伝送を
行う場合であっても信号光波長の近傍におけるサイドバ
ンドの発生を抑制することができる。
れば、隣接する区間と比較して平均波長分散の絶対値が
10%以上異なる区間の数が、中継スパンに存在する区
間の数の半数以上であることにより、高速の信号伝送を
行う場合であっても信号光波長の近傍におけるサイドバ
ンドの発生を抑制することができる。
【0045】本発明に係る第3の光ファイバ伝送路によ
れば、隣接する区間と比較して平均波長分散の絶対値が
0.5ps/nm/km以上異なる区間の数が、中継ス
パンに存在する区間の数の半数以上であることにより、
高速の信号伝送を行う場合であっても信号光波長の近傍
におけるサイドバンドの発生を抑制することができる。
れば、隣接する区間と比較して平均波長分散の絶対値が
0.5ps/nm/km以上異なる区間の数が、中継ス
パンに存在する区間の数の半数以上であることにより、
高速の信号伝送を行う場合であっても信号光波長の近傍
におけるサイドバンドの発生を抑制することができる。
【0046】また、本発明に係る第4の光ファイバ伝送
路によれば、中継スパンの信号光入射側にある区間の平
均波長分散の絶対値が、中継スパンの信号光出射側にあ
る区間の平均波長分散の絶対値より大きく、中継スパン
の最も出射側にある区間の平均波長分散の絶対値が1p
s/nm/km以上であることにより、高速の信号伝送
を行う場合であっても信号光波長の近傍におけるサイド
バンドの発生を抑制することができる。さらに、中継ス
パンの信号光入射側にある区間の長さが、中継スパンの
信号光出射側にある区間の長さより短いことにより、波
長分散の絶対値が大きい領域で波長分散の符号を頻繁に
交番させる必要がなく、生産性も向上する。
路によれば、中継スパンの信号光入射側にある区間の平
均波長分散の絶対値が、中継スパンの信号光出射側にあ
る区間の平均波長分散の絶対値より大きく、中継スパン
の最も出射側にある区間の平均波長分散の絶対値が1p
s/nm/km以上であることにより、高速の信号伝送
を行う場合であっても信号光波長の近傍におけるサイド
バンドの発生を抑制することができる。さらに、中継ス
パンの信号光入射側にある区間の長さが、中継スパンの
信号光出射側にある区間の長さより短いことにより、波
長分散の絶対値が大きい領域で波長分散の符号を頻繁に
交番させる必要がなく、生産性も向上する。
【0047】以上のように、本発明に係る光ファイバ伝
送路を用いれば、非線形光学現象や波長分散に因る波形
劣化を抑制した上で、信号光波長の近傍におけるサイド
バンドの発生をも抑制することができるので、ビットレ
ート10Gb/sを超える高速の信号伝送を行う場合で
あっても、伝送品質が良好なWDM伝送を実現すること
ができる。
送路を用いれば、非線形光学現象や波長分散に因る波形
劣化を抑制した上で、信号光波長の近傍におけるサイド
バンドの発生をも抑制することができるので、ビットレ
ート10Gb/sを超える高速の信号伝送を行う場合で
あっても、伝送品質が良好なWDM伝送を実現すること
ができる。
【図1】第1,第2および第3の実施形態それぞれに係
る光ファイバ伝送路の説明図である。
る光ファイバ伝送路の説明図である。
【図2】第4の実施形態に係る光ファイバ伝送路の説明
図である。
図である。
【図3】変形例の光ファイバ伝送路の説明図である。
【図4】変形例の光ファイバ伝送路の説明図である。
【図5】変形例の光ファイバ伝送路の説明図である。
1…光ファイバ伝送路、2…送信器、3…受信器、4…
区間。
区間。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 10/12 10/28 10/02 H04J 14/00 14/02
Claims (11)
- 【請求項1】 所定波長において波長分散が正である区
間と負である区間とが交互に設けられた光ファイバ伝送
路であって、 中継スパンにおける各区間の平均波長分散の絶対値のう
ちの最大値と最小値との比が1.3以上10.0以下で
あることを特徴とする光ファイバ伝送路。 - 【請求項2】 所定波長において波長分散が正である区
間と負である区間とが交互に設けられた光ファイバ伝送
路であって、 隣接する区間と比較して平均波長分散の絶対値が10%
以上異なる区間の数が、中継スパンに存在する区間の数
の半数以上であることを特徴とする光ファイバ伝送路。 - 【請求項3】 所定波長において波長分散が正である区
間と負である区間とが交互に設けられた光ファイバ伝送
路であって、 隣接する区間と比較して平均波長分散の絶対値が0.5
ps/nm/km以上異なる区間の数が、中継スパンに
存在する区間の数の半数以上であることを特徴とする光
ファイバ伝送路。 - 【請求項4】 所定波長において波長分散が正である区
間と負である区間とが交互に設けられた光ファイバ伝送
路であって、 中継スパンの信号光入射側にある区間の平均波長分散の
絶対値が、前記中継スパンの信号光出射側にある区間の
平均波長分散の絶対値より大きく、前記中継スパンの最
も出射側にある区間の平均波長分散の絶対値が1ps/
nm/km以上であることを特徴とする光ファイバ伝送
路。 - 【請求項5】 中継スパンの信号光入射側にある区間の
長さが、前記中継スパンの信号光出射側にある区間の長
さより短いことを特徴とする請求項4記載の光ファイバ
伝送路。 - 【請求項6】 各区間の長さが0.1km以上10km
以下であることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項
に記載の光ファイバ伝送路。 - 【請求項7】 各区間の平均波長分散の絶対値が1ps
/nm/km以上であることを特徴とする請求項1〜4
の何れか1項に記載の光ファイバ伝送路。 - 【請求項8】 前記所定波長において全体の平均波長分
散の絶対値が0.5ps/nm/km以下であることを
特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の光ファイ
バ伝送路。 - 【請求項9】 前記所定波長において全体の偏波モード
分散が0.2ps/km1/2以下であることを特徴とす
る請求項1〜4の何れか1項に記載の光ファイバ伝送
路。 - 【請求項10】 前記所定波長において全体の伝送損失
が0.3dB/km以下であることを特徴とする請求項
1〜4の何れか1項に記載の光ファイバ伝送路。 - 【請求項11】 前記所定波長において全体に亘って実
効断面積が20μm 2以上であることを特徴とする請求
項1〜4の何れか1項に記載の光ファイバ伝送路。
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