JP2001091714A - 後付鏡 - Google Patents

後付鏡

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JP2001091714A
JP2001091714A JP22087399A JP22087399A JP2001091714A JP 2001091714 A JP2001091714 A JP 2001091714A JP 22087399 A JP22087399 A JP 22087399A JP 22087399 A JP22087399 A JP 22087399A JP 2001091714 A JP2001091714 A JP 2001091714A
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mirror
retrofit
double
curvature
sided tape
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JP22087399A
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English (en)
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Kuniaki Shinohara
邦彰 篠原
Tetsuya Fukushima
哲弥 福嶋
Mitsumasa Sugano
充誠 菅野
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 確実に取り付け可能な、梱包箱厚みを低減さ
せ、緩衝材に含まれる揮発性成分による親水性阻害の無
い、後付用親水性鏡を提供する。 【解決手段】 鏡1のサイズを、市販の車輌の任意の樹
脂枠よりも、0.2〜0.8mm小さくし、さらに両面
テープ2の厚みを0.8〜2.4mm、テープ基材をア
クリルフォームとすることで、親水性鏡が確実に既設の
鏡に後付け固定できるようになるとともに、ミラー間の
緩衝材の削減が可能となり、梱包箱の厚みを低減化でき
る。また本発明の親水性鏡を梱包する際には、揮発性成
分を含まない緩衝材を使用する。これにより、通常の製
法で製造された緩衝材に含まれる揮発性成分による親水
性阻害を阻止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は既設の鏡の上に両面
テープを介して固定する後付鏡に係り、特に簡便かつ確
実に装着可能な乗物用後付鏡の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】既設の自動車用鏡の上に両面テープを介
して固定する後付鏡は市販されている。市販の後付鏡に
は、視界を広げるために曲率を既設の鏡よりも小さくし
た物や、防眩効果を付与するために着色層が設けられた
物が知られている。
【0003】また、鏡の表面を親水性に改質して流滴性
や防曇性を付与する技術として、特許第2756474
号が開示されている。これは、光触媒の光励起によって
表面を親水化する方法である。
【0004】さらに、既設の鏡に容易に親水性を付与す
ることを目的に、透明な樹脂フィルム上に親水性被膜を
形成した商品や親水性被膜形成用のコーティング剤が各
種提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の車両用後付鏡
は、既設の鏡の外周を固定する樹脂枠の内幅と同一サイ
ズ(クリアランス・ゼロ)で、両面テープを介して取り
付ける方式である。従来のサイズ(クリアランス・ゼ
ロ)では、既設鏡を固定する枠の大きさのバラツキを吸
収することが困難である。同一車種においても枠は複数
社にて製造される場合があるため、大きさにばらつきが
生じており、後付鏡の取り付けが困難になるケースがあ
る。
【0006】また、後付鏡と既設の鏡とで曲率が異なる
場合、後付鏡が部分的に浮き上がってしまい、十分な密
着力が得られないケースがある。
【0007】乗物用親水性鏡は、鏡の基体に親水性被膜
を形成した製品が多い。そのため、消費者が親水性鏡を
得るためには、新規購入時に限られるか、あるいは鏡を
交換する必要があった。
【0008】透明な樹脂フィルム上に親水性被膜を形成
した商品は、既設の鏡が平面鏡の場合は貼付が容易だ
が、曲面鏡には貼付が困難である。また、親水性被膜形
成用のコーティング剤の場合、下地処理を施さないと所
望の性能が十分に発揮されないことがあった。市販のフ
ィルム、コーティング剤はともに、貼付あるいは塗布の
作業が概して煩雑であり、どちらも消費者が親水性被膜
を容易に得られるとは言い難い。
【0009】一方、従来の後付鏡の梱包形態は、緩衝材
で鏡表面および裏面全面をはさみ込んで梱包する方式が
多い。例えば自動車アウトサイドミラー用後付鏡の場
合、緩衝材が最低でも3枚必要(緩衝材、鏡<左>、
緩衝材、鏡<右>、緩衝材)となり、梱包箱厚みが
最低でも20mm必要である。
【0010】鏡を梱包用するための緩衝材には、発泡ウ
レタンなどの樹脂製品が多用されている。樹脂製緩衝材
には樹脂モノマー、オリゴマー等の各種添加剤など、揮
発性成分が含有されており、これら成分は親水性表面に
付着すると、親水性が一時的に喪失する場合がある。
【0011】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、本発明の第一の目的は、ミラー枠の大きさ
が樹脂成形の公差範囲内でばらついていたり、ミラー曲
率が異なっていても、確実に取り付け可能な後付鏡を、
特に親水性の被膜を表面に形成した後付鏡を提供するこ
とにある。
【0012】本発明の第二の目的は、梱包箱厚みを低減
させ、物流コストの低減および店頭陳列効率を上げるこ
とにある。
【0013】本発明の第三の目的は、緩衝材に含まれる
揮発性成分による後付用親水性鏡の親水性阻害を阻止す
ることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の後付鏡は、市販されている任意の、鏡固定
用枠の内幅よりも0.2mm〜0.8mm小さくするこ
とを特徴とする。後付鏡のサイズを枠よりも小さくする
ことで、後付鏡が確実に枠内に納まるようになる。
【0015】さらに、本発明の後付鏡を固定するための
両面テープは、厚みを0.8〜2.4mmとすること
で、曲率が異なっても浮き上がること無く強固に固定す
ることが可能である。
【0016】また、テープの基材を圧縮弾性率が0.0
5〜0.20MPa(0.5〜2kgf/cm2)のア
クリルフォームとし、厚みを0.8mm〜2.4mmと
することで、ミラー間の緩衝材が不要あるいは削減が可
能となり、梱包箱の厚みを低減化できる。この場合の圧
縮弾性率とは、厚み方向に25%圧縮時(圧縮速度10
mm/分)の強度及び歪より求められる数値である。
【0017】本発明の一態様として、後付鏡の表面に親
水性物質を含有する層が形成されていることを特徴とす
る。親水性後付鏡を梱包するために使用される緩衝材
は、揮発性成分を含まないことを特徴とする。これによ
り、緩衝材に含まれる揮発性成分による後付用親水性鏡
の親水性阻害を阻止することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の後付鏡に利用できる基材
は、ガラスあるいは樹脂製の透明性基材、その他金属基
材などが適宜利用できる。基材は、無色であっても、染
料、金属イオン、顔料などの添加で着色しても良い。あ
るいは、無色透明基材に着色層を被覆しても良い。
【0019】反射膜には、クロム、アルミニウム、銀、
酸化チタン、酸化スズ、酸化珪素等が利用できる。反射
膜は、乾式の蒸着法やスパッタ法あるいは、イオンプレ
ーティング法などで形成できる。蒸着法には、電子ビ−
ム蒸着法、加熱蒸着法共に利用できる。あるいは、青や
緑に着色するために酸化スズや酸化チタンを組み合わ
せ、その膜厚を調整する方法で、製造されることもあ
る。また透明性基材においては反射膜を内側に裏面鏡と
して使用されることが多いが、反射膜を外側に表面鏡と
して使用されることもある。
【0020】本発明の後付鏡は、市販されている任意の
鏡固定用枠の内幅よりも0.2mm〜0.8mm、好ま
しくは0.4〜0.5mm小さくすることが望ましい。
枠の成形公差を見込んでも、枠の寸法上の上下限差は
0.2〜0.4mm程度であるので、後付鏡のサイズを
枠よりも小さくすることで、後付鏡が確実に枠内に納ま
るようになる。また、後付鏡が小さすぎて、枠との隙間
が外観上問題になることも無い。
【0021】本発明の後付鏡は、平面鏡であっても、曲
面鏡であっても良い。特に、本発明の後付鏡が乗物用の
場合、曲率が300〜1400mmの凸面鏡であること
が好ましい。単一の曲率を有する単曲率鏡でも良く、複
数の曲率を有する異曲率鏡でも良い。
【0022】本発明の後付鏡は、鏡の裏面に両面テープ
を貼付け、既設の鏡上に両面テープを介して固定する構
造となっている。本発明の後付鏡に使用される両面テー
プは、高い接着力(初期接着性、経年接着性、耐振動
性)、優れた耐候性(耐水性、耐冷熱性、耐老化性、
耐曝露性)、取り付け容易性が要求される。両面テー
プに使用される基材としては、ポリエステル、ポリエチ
レン、硬質塩化ビニール、軟質塩化ビニール、不織布、
高分子量ポリエチレン、シリコーンゴム、フッ素樹脂、
ポリイミド、ポリプロピレン、アクリル、ポリウレタ
ン、また、これら樹脂のエラストマーフォームなどが挙
げられる。上記〜の要求を総合的に満たすためには
アクリル系樹脂の利用が好ましい。 特に、テープ基材に
はアクリルフォーム、粘着材にはアクリル系粘着材が好
適に利用できる。
【0023】テープ基材は0.05〜0.20MPa
(0.5〜2kgf/cm2)の圧縮弾性率を有するこ
とが好ましい。圧縮弾性率が0.05MPaよりも小さ
いと車両用後付鏡の場合、走行時に振動が生じて像が揺
れてしまい、視認性が悪化するので好ましくない。ま
た、0.20MPaよりも大きいと、後付鏡の貼付け作
業性が悪くなるので好ましくない。両面テープに適度な
弾性を持たせることによって、曲率の異なるアウトサイ
ドミラーにも確実に接着できる。さらに後述するよう
に、梱包時の緩衝材を削減することが可能となる。圧縮
弾性率のさらに好ましい範囲は0.08〜0.16MP
aである。さらに好ましくは、0.08〜0.12MP
aである。
【0024】本発明の親水性鏡に使用可能なアクリル系
両面テープとしては、例えば、Y−4608,Y−46
12,Y−4620,Y−4630F(住友スリーエム
社製)、#5715(日東電工社製)などが好適に利用
できる。
【0025】本発明の後付鏡に使用する両面テープは、
曲率の異なる既設の鏡にも確実に接着できるように、厚
みを0.8〜2.4mmとすることが好ましい。
【0026】既設の鏡が、曲率300〜1400mmの
単曲率鏡であり、かつ、後付鏡が既設の鏡と曲率が等し
いかまたは小さい単曲率鏡であるとき、両面テープの厚
みは0.8〜1.6mm、好ましくは0.8〜1.2m
mとする。0.8mm未満では、既設鏡の外周にある固
定用枠の寸法ばらつきを吸収して本発明の後付鏡を既設
鏡の上に貼り付けることが困難である。1.6mmを超
えると、両面テープの基材が必要以上に厚いため、後付
鏡取り付け後のせん断接着力が低下する。
【0027】既設の鏡が、曲率300〜1400mmの
単曲率鏡であり、かつ、後付鏡は既設の鏡と曲率が大き
い単曲率鏡であるとき、両面テープの厚みは1.2〜
2.4mm、好ましくは1.5〜2mmであることを特
徴とする。1.2mm未満では、前記テープの取り付け
場所によっては既設の鏡との間に隙間ができたりするな
どして所望のスペーサの役割を果たさず不適切である。
2.4mmを超えると、前記テープが必要以上に厚いた
め、前記テープの貼りつけ部分で後付鏡が既設の鏡から
必要以上に飛び出た形となり、例えば、鏡清掃時に引っ
かかり部ができて好ましくない。
【0028】既設の鏡が、曲率300〜1400mmの
異曲率鏡であり、かつ、後付鏡の曲率が既設の鏡と同じ
であるとき、両面テープの厚みは0.8〜1.6mm、
好ましくは0.8〜1.2mmとする。
【0029】既設の鏡が、曲率300〜1400mmの
異曲率鏡であり、かつ、後付鏡の曲率が既設の鏡と異な
るとき、両面テープの厚みは0.8〜2.4mmとす
る。厚みの異なる複数のテープを使用し、両面テープの
形状、貼付け位地を工夫することで、本発明の親水性鏡
を取り付け可能にすることができる。
【0030】上記のような適度な弾性と厚みを有する両
面テープを本発明の後付鏡に使用すれば、該鏡を梱包す
る際に2枚以上の鏡を直接重ねても、テープが緩衝材の
代替となるので、緩衝材の削減効果が得られる。緩衝材
を削減することによって、梱包箱厚みを低減させ、物流
コストの低減および店頭陳列効率を上げることが可能と
なる。さらに、後付鏡表面への緩衝材接触面積を小さく
できるため、親水性被膜の養生効果を有したり、緩衝材
からの揮発性成分が付着して親水性が喪失する可能性が
少なくなる。
【0031】上記のような適度な弾性と厚みを有する両
面テープを本発明の後付鏡に使用すれば、図6に示すよ
うに、既設の鏡上に貼付した後付鏡を取り外す際、鏡の
隙間に鋼線、好ましくはピアノ線を挿入し、移動して、
テープ基材をせん断破壊させることによって後付鏡を離
脱させることができる。鋼線は線径が0.5〜1.5m
m、好ましくは0.8〜1.2mmのものが利用でき
る。後付鏡を除去した後、既設鏡上に残存したテープの
粘着剤をヘラかシール剥離剤などを使用して除去すれ
ば、既設鏡を損なうこと無く再利用することができる。
【0032】後付鏡の他の除去方法としては、図7に示
すように、市販のガラス切りなどで後付鏡の一部を切除
した後、前述のように鋼線を挿入するか、またはナイフ
などで両面テープを切断することも可能である。
【0033】本発明の好ましい態様によれば、後付鏡の
表面には金属酸化物を含む層が形成されていることを特
徴とする。金属酸化物を含有する被膜を形成する工程
は、種々の方法で実現できる。その1つの方法は、例え
ば、無定型金属酸化物の前駆体(金属アルコキシド、キ
レ−ト、又はアセテ−トのような有機金属化合物、また
は、ハロゲン化金属、金属の硫酸塩、硝酸塩、炭酸塩、
過酸化物のような無機金属化合物)を基材に塗布した
後、常温から200℃の温度で加水分解と脱水縮重合に
付すことによりまず無定型金属酸化物薄膜を形成する。
さらに、金属酸化物の結晶化温度以上の温度、かつ、基
板の軟化点以下の温度に加熱することにより、無定型金
属酸化物を結晶性金属酸化物に相変化させても良い。他
の方法においては、無定型金属酸化物膜を蒸着法にて形
成後、金属酸化物の結晶化温度以上の温度、かつ、基板
の軟化点以下の温度に加熱することにより、無定型金属
酸化物を結晶性金属酸化物に相変化させる。他の方法に
おいては、金属酸化物ゾルを基板に塗布後、金属機酸化
物微粒子が焼結し、かつ、基板の軟化点以下の温度に加
熱することによって、金属酸化物含有膜を形成すること
ができる。この場合、硬化のため金属酸化物ゾルにバイ
ンダーを添加しても良く、金属酸化物の焼結温度よりも
低温で硬化させることができる。
【0034】金属酸化物被膜形成用組成物は、基本的
に、(1)金属酸化物ゾルと、(2)バインダーと、そ
して(3)溶媒とを含んでなる。
【0035】金属酸化物としては、二酸化チタン、過酸
化チタン、酸化鉄、酸化ビスマス、酸化モリブデン、酸
化ニッケル、酸化タングステン、シリカ、アルミナ、酸
化イットリウム、酸化錫、酸化マンガン、酸化亜鉛、酸
化コバルト、酸化銅、酸化銀、酸化バナジウム、酸化ク
ロム、酸化ジルコニウム、酸化ナトリウム、酸化カリウ
ム、酸化リチウム、酸化セリウムまたはこれらの任意の
組合せによるものを必要に応じて用いることができる。
これらの成分の添加によって、目的に合った機能を付与
できる。例えば、親水性は、二酸化チタン、シリカ、ア
ルミナなどが好ましい。また、紫外線吸収には紫外光の
自己失活性を有する酸化セリウムが好ましく、抗菌性を
求めるなら、Cu、Ag、Znのような金属が好まし
い。油汚れなどの防汚には、アルカリ金属酸化物が効果
が高く、好ましい。
【0036】また光触媒を用いると、光触媒の光励起に
よる分解性と親水性も利用することができる。光触媒性
金属酸化物としては、アナタース型二酸化チタン、ブル
ッカイト型二酸化チタン、ルチル型二酸化チタン、酸化
錫、酸化亜鉛、三酸化二ビスマス、三酸化タングステ
ン、酸化第二鉄、チタン酸ストロンチウムの群から選ば
れる1種又は2種以上が使用できる。なかでも、アナタ
ース型二酸化チタンが好ましい。
【0037】光触媒性金属酸化物粒子の平均粒子径は1
〜100nmが好ましく、より好ましくは1〜50nm
である。粒子径が上記範囲にあることで、親水化作用を
十分に発揮し、かつ組成物を適用した表面が粒子による
可視光の散乱により透明性を失ってしまうことを防止で
きる。特に、光触媒性被膜に高度な透明性や平滑性、耐
久性が要求される場合、平均粒子径が1〜30nmの光
触媒性金属酸化物を用いることが好ましい。
【0038】バインダーとしては、前記金属酸化物やホ
ウ酸塩、アルミノケイ酸塩、ホウケイ酸塩などの無機系
バインダーのほかに、シランカップリング剤、シリコー
ン樹脂、アクリルシリコーン、フッ素系樹脂、水溶性ポ
リマー、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロー
ス、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、
ヒドロキシプロピルセルロース、キサンタンガム、グア
ーガム、寒天、デキストリン、デンプン、ペクチン、ア
ルギン酸ナトリウム、アラビアゴム、ゼラチン、リグニ
ンスルフォン酸塩、ポリエチレングリコール、ポリプロ
ピレングリコール、ポリエチレングリコール/ポリプロ
ピレングリコール共重合体、カルボキシビニルポリマ
ー、アクリル酸エステル系重合体、ポリアクリル酸塩、
ポリアクリルアミド、ポリビニルアルコール、ポリビニ
ルピロリドン、ポリビニルアセテート、ポリビニルアセ
テート鹸化物、アセタール樹脂、ブチラール樹脂、アク
リル酸エステル系重合体、イソブチルマレイン酸共重合
物、アクリル酸/メタクリル酸共重合体、アクリル酸/
マレイン酸共重合体、メチルビニルエーテル/無水マレ
イン酸共重合体、ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂、ア
クリル樹脂、エポキシ樹脂などの有機系バインダーが使
用できる。
【0039】本発明の好ましい態様によれば、親水性の
暗所維持性を向上させるために、酸化チタンまたは酸化
チタン前駆体に加えて、シリカ、シリコーン、アルカリ
珪酸塩のような珪素を含有する化合物を、あるいは、そ
の前駆体を添加することもできる。この場合、この珪素
を含有する化合物が前記バインダーの働きも兼ねるもの
であればさらに好ましい。
【0040】本発明の好ましい態様によれば、後付鏡の
表面に形成される親水性被膜は、光触媒性の二酸化チタ
ンおよび前記珪素化合物、あるいは、二酸化チタン、前
記珪素化合物およびアルミナを含有することができる。
【0041】本発明の他の好ましい態様によれば、後付
鏡の表面に形成される親水性被膜は光触媒性の二酸化チ
タンを含む層の上に、さらに珪素化合物を、または前記
珪素化合物およびアルミナを含む層が被覆されているこ
とが好ましい。これらの化合物以外の成分として、前記
バインダー成分を含んでも良い。
【0042】前記金属酸化物ゾルやその前駆体は、必要
に応じて溶剤に溶解または分散して使用することができ
る。溶剤は、コーティング剤の金属酸化物粒子とバイン
ダーとが分散するものであれば特に制限されない。例え
ば、アルコール類、エーテル類、アセトン、2−ブタノ
ン、メチルプロピルケトン、メチルブチルケトン、ジプ
ロピルケトン等のケトン類、酢酸エチル、酢酸プロピ
ル、酢酸イソプロピル、酢酸ブチル、酢酸アミル、酪酸
エチル等のエステル類、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン、クロロホルム、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサ
ン等の脂肪族、芳香族、脂環式の炭化水素、石油類等の
一般的な有機溶媒や水が挙げられ、これらを単独、もし
くは混合して用いることができる。
【0043】金属酸化物を含む層を形成するためのコー
ティング剤には、さらに、界面活性剤を含有することが
できる。界面活性材の添加によって親水性被膜形成用組
成物を均一に塗付することが可能となる。また、界面活
性剤としては、フッ素系、シリコン系、炭化水素系、多
価アルコール系、グリコール系、脂肪酸塩系、エステル
塩系、スルホン酸系、アミン塩系、アンモニウム塩系な
どがあり、特にフッ素系界面活性剤は、コーティング時
の液のレベリング性向上に優れた効果を発揮するだけで
なく、さらには、他の界面活性剤よりも光触媒の光励起
による親水化発現が阻害され難いことから、好適に利用
できる。
【0044】本発明の好ましい態様によれば、P、Bな
どの添加は、多機能材の耐久性を向上させることができ
ることから好ましい。Pt、Pd、Ru、Rh、Ir、
Osのような白金金属を添加すると光触媒の酸化還元活
性を増強することができ、有機物汚れの分解性、有害気
体や悪臭の分解性を向上させることができる。
【0045】本発明の好ましい態様によれば、後付鏡の
表面に形成される親水性被膜は、(1)チタニアゾル、
(2)アルカリ金属珪酸塩、(3)溶媒からなる組成物
を基板上に塗布し、150〜400℃で焼成することに
より製造される。チタニアゾルとしては、酸化チタン粒
子の表面に含水酸化物を析出させたものが好適に利用で
きる。含水酸化物としては、分散性を良くするために等
電点がpHで5〜9.5のもの、たとえば、ケイ酸ナト
リウムなどの水溶性アルカリ金属珪酸塩や、シリカ前駆
体、アルキルシリケート、アルミナシリケート等のケイ
素及び/又はアルミニウムの化合物が好適に利用でき
る。本発明の好ましい別の態様によれば、分散性を良好
とするためには、pHが5〜9.5の中性であることが
望ましく、上記のケイ素及び/又はアルミニウムの化合
物が、添加されたチタニアゾルが好適に利用できる。
【0046】さらに望ましくは、そのゾルの組成重量比
が、チタニア換算/シリカ換算で2〜0.5であること
が好ましく、さらに好ましくは約1であることが好適で
ある。
【0047】チタニアゾルの溶媒は、分散安定性と塗布
性から、水とアルコールを含むことが望ましく、さらに
望ましくは、水/アルコール比で2〜0.5であること
が好適である。
【0048】親水性被膜形成用組成物の固形分中、アル
カリ金属珪酸塩の濃度は、約50重量%〜約20重量%
であることが好ましく、より好ましくは、約40重量%
〜約30重量%である。さらに好ましくは、おおよそ3
0重量%である。
【0049】本組成物の組成重量比は、チタニアゾル/
アルカリ珪酸塩比で、約1〜約4であることが好まし
く、より好ましくは、約2〜約3である。さらに好まし
くは、おおよそ2である。
【0050】親水性被膜の組成重量比は、チタニア/シ
リカ比で、約0.7〜約0.3であることが好ましく、
より好ましくは、約0.6〜約0.4である。さらに好
ましくは、おおよそ0.5である。
【0051】上記発明の好ましい態様によれば、溶液の
濃度は、固形分濃度で約0.1重量%〜約1.2重量%
であることが好ましく、より好ましくは約0.4重量%
〜約0.8重量%の範囲である。本発明の別の好ましい
態様によれば、適宜コーティング方法によって決定され
れば良く、本実施例で開示したスプレー法の場合は、上
記範囲にあることで、良好な性能および良好な強度を有
する表面が得られる。さらに、表面が均一かつ平滑で、
良好な光沢を有する多機能材を得ることができる。
【0052】親水性被膜の塗布方法としては、例えば、
スプレーコーティング法、ディップコーティング法、フ
ローコーティング法、スピンコーティング法、ロールコ
ーティング法、刷毛塗り、スポンジ塗り等の方法が好適
に利用できる。
【0053】本発明の親水性後付鏡に使用する両面テー
プおよび両面テープの剥離紙は、消泡剤、制泡剤、離型
剤、剥離剤として添加されるシリコーンを含有しないこ
とが望ましい。もしくは転写性を有さない、すなわち、
テープ基材を形成する樹脂成分もしくは剥離紙に結合し
ており、テープや剥離紙に接触した物質の表面への移行
がほとんど無い、シリコーンが使用されていることが望
ましい。親水性被膜表面にシリコーンが付着すると親水
性が阻害されるためである。
【0054】本発明の親水性後付鏡を梱包する際に使用
する緩衝材は、従来品と同様、発泡ポリウレタン、発泡
スチロール、その他の高分子発泡体、でん粉などの生分
解性高分子の発泡体、エアーバックなどの市販の各種樹
脂製品や布帛、紙、パルプ成形品などが利用できるが、
親水性阻害を引き起こさないものを使用することが好ま
しい。親水性阻害は、樹脂原料のモノマーやオリゴマ
ー、消泡剤、制泡剤、離型剤、可塑剤、その他各種添加
剤などの、緩衝材に含まれる揮発性成分、転写性成分が
親水性被膜表面に付着することによって発生する。した
がって、前記親水性鏡を梱包する際に使用する緩衝材
は、揮発性成分や転写性成分をほとんど含まない(=親
水性阻害を引き起こさない程度しか含まない)ものを使
用することが望ましい。ここで、揮発性成分や転写性成
分を含まないとは、通常の揮発性成分や転写性成分を含
む緩衝材から梱包前に予め揮発性成分や転写性成分を除
去しておくことも含む。
【0055】親水性阻害を引き起こす物質を緩衝材から
除去する第一の方法としては、緩衝材を50〜150
℃、好ましくは50〜120℃、より好ましくは60〜
100℃、より好ましくは60〜80℃の温度で加熱処
理する方法である。具体的には、60℃・48時間〜8
0℃・24時間の処理が好ましい。
【0056】親水性阻害を引き起こす物質を緩衝材から
除去する第二の方法としては、洗浄剤を用いて緩衝材を
洗浄する方法である。ここで利用できる洗浄剤は、阻害
因子を緩衝材より除去できれば特に限定されず、界面活
性剤、アルカリ、などの水系洗浄剤や、アルコールなど
の有機溶剤、フッ素系溶剤などの非水系洗浄剤などが利
用できる。
【0057】本発明の後付鏡は、陸海空の乗物用のミラ
ーに好適に使用することができる。陸上車両用ミラーの
用途としては、例えば、自動車用ドアミラー、フェンダ
ーミラー、二輪車やオートバイ用のバックミラー、建築
機械のブルトーザーやフォークリフト、クレーン車等の
バックミラー、海上車輌用のミラーとしてはモーターボ
ートやジェットスキー等の後方確認用ミラー、空用とし
てはヘリコプターや軽飛行機等の機体下方確認用ミラー
に好適に利用できる。ヘリコプターや軽飛行機等は陸海
上車輌の使用環境と比べて高度、気圧変化が著しく、上
空では下方確認鏡が曇りやすい又は結露しやすいと報告
されているが、当該親水性鏡は好適に使用することがで
きる。乗物用以外の用途としては、例えば、道路鏡、室
内鏡、洗面鏡、浴室鏡などにも利用できる。
【0058】
【実施例】(実施例1)図1は、単一曲率を有する後付
鏡のサイズ、および同一曲率をもつ単一曲率乗用車タイ
プのミラーへの取り付け方の例として、両面テープの形
状、厚み、その貼りつけ位置、及び貼りつけ後の断面を
示す。両面テープの形状は幅10〜15mm、長さ50
〜60mmであり、断面図の様に基のミラーと当該後付
鏡との隙間は一定である。
【0059】(実施例2)図2は、単一曲率を有する後
付鏡のサイズ、および同一曲率をもつ単一曲率RV車や
軽自動車タイプのミラーへの取り付け方の例として、両
面テープの形状、厚み、その貼りつけ位置、及び貼りつ
け後の断面を示す。両面テープの形状は幅10〜15m
m、長さ50〜60mmであり、断面図の様に基のミラ
ーと当該後付鏡との隙間は一定である。
【0060】(実施例3)図3は、単一曲率を有する後
付鏡の、同一曲率かつ単一曲率を持つが、ミラー樹脂枠
の製造メーカーが異なる乗用車タイプミラーへの取付け
方法を示す。(具体的にはトヨタ・マーク・ツーと、そ
の兄弟車であるトヨタ・クレスタ、チェイサーへの取付
け方法である。) 図の様に左右に各1本ずつ1.2mmの厚みをもつ両面
テープを貼り付ける他、ミラー中央部に同厚みの両面テ
ープを1本追加して取り付け可能としている。
【0061】(実施例4)図4は、単一曲率を有する後
付鏡の乗用車タイプ異曲率ミラーへの取り付け方の例と
して、両面テープの形状、厚み、その貼りつけ位置、及
び貼りつけ後の断面を示す。(具体的にはトヨタ・アル
テッツアの運転席側ミラーへの取り付け方法である。)
両面テープの形状は幅10〜15mm、長さ50〜60
mmである。基のミラーと当該後付鏡の隙間は一定でな
いが、0.8〜1.2mmの厚みをもつ両面テープの取
り付け位置を極力両端に取り付ける事で、異曲率を持つ
乗用車用ミラーへも容易に取り付け可能である。
【0062】(実施例5)図5は、単一曲率を有する後
付鏡の、異曲率RV車タイプミラーへの取り付け方の例
として、両面テープの形状、厚み、その貼りつけ位置、
及び貼りつけ後の断面を示す。(具体的には三菱・パジ
ェロ・イオである) 断面図の様に元のミラーの単一曲面上に接する位置に、
1.2mmの厚みをもつ両面テープを貼りつけ、ミラー
曲率のより小さな面上へは、20〜25mm角の、厚さ
1.5〜2mmの両面テープを元のミラー曲面に接する
位置に貼り付ける。この方法により、元のミラーと当該
後付けミラー間で生じる隙間を後者の両面テープで保持
できる。
【0063】(実施例6)図8は、ベースとなる緩衝材
1枚と鏡固定用の緩衝材1枚を使用した例である。何れ
の緩衝材も80℃・24時間加熱処理によって脱脂され
ており、密閉容器内で揮発する何れの成分も入っていな
い状態である。ベースとなる緩衝材には、2枚重ねのう
ち1枚の鏡裏面で接しており、当該鏡表面は他方鏡裏面
に貼付した両面テープの剥離紙に接している。両面テー
プ及びその剥離紙は密閉容器内で揮発する何れの成分も
入っていないものを使用する。ベースとなる緩衝材に直
接接触していない鏡表面は、他方の緩衝材で鏡表面全体
を覆い隠すことなく部分的に接触させて梱包箱内で固定
する。
【0064】(実施例7)図9は、厚み部中間に切り込
みを入れた2つの緩衝材から構成され、実施例1同様、
2枚重ねにした鏡の一部を挟み込み、梱包箱内で固定す
る方法である。何れの緩衝材も脱脂されており、密閉容
器内で揮発する何れの成分も入っていない状態である。
更に両面テープ及びその剥離紙は密閉容器内で揮発する
何れの成分も入っていないものを使用する。
【0065】(実施例8)図10は、1枚のコート紙を折
り曲げ中間に切り込み構造を持つ。実施例1同様、2枚
重ねにした鏡の一部をこの切り込み部分に挟み込み、梱
包箱内で固定する方法である。コート紙、両面テープ及
びその剥離紙は、密閉容器内で揮発する何れの成分も入
っていないものを使用する。本実施例では、2枚重ねの
鏡は相互が両面テープを介して接触しても、しなくても
良い。
【0066】
【発明の効果】本発明によれば、後付鏡を車両などのア
ウトサイドミラー上へ効果的かつ確実に取り付け可能な
ため、従来の様に取付け可能な車種が限定されることが
ない。本発明によれば、後付鏡の表面に親水性被膜を形
成しているので、消費者が容易に貼付することができ
る。さらに本発明によれば、店頭陳列用後付鏡の梱包箱
厚みを低減でき、物流コストの低減および店頭陳列効率
を上げる事が可能となる他、表面に被覆した親水性被膜
の養生効果をもつ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る、単一曲率を持つ乗用
車タイプミラーへの取付け基本構成を示す説明図
【図2】本発明の実施例2に係る、単一曲率を持つRV
車、軽自動車タイプミラーへの取付け基本構成を示す説
明図
【図3】本発明の実施例3に係る、単一曲率を持つ乗用
車タイプでミラー製造メーカの異なるミラーへの取付け
基本構成を示す説明図
【図4】本発明の実施例4に係る、異曲率を持つ乗用車
タイプミラーへの取付け基本構成を示す説明図
【図5】本発明の実施例5に係る、異曲率を持つRV
車、軽自動車タイプミラーへの取付け基本構成を示す説
明図
【図6】本発明の後付鏡を取り外す一手段の説明図
【図7】本発明の後付鏡を取り外す一手段の説明図
【図8】本発明の実施例6に係る梱包箱構造を示す説明
【図9】本発明の実施例7に係る梱包箱構造を示す説明
【図10】本発明の実施例8に係る梱包箱構造を示す説
明図
【符号の説明】
1…鏡本体 2…両面テープ 3…飛散防止テープ 4…両面テープ追加分 5…隙間用両面テープ 6…鋼線 7…両面テープ 8…後付鏡 9…純正鏡 10…市販へら(シール剥がし剤) 11…市販カッター 12…ガラス切り等による後付鏡の切断面 13…緩衝材 14…梱包箱 15…コート紙

Claims (37)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既設の鏡の上に両面テープを介して固
    定する後付鏡であって、該後付鏡のサイズは、既設の鏡
    を固定している枠の内幅よりも0.2〜0.8mm小さ
    いことを特徴とする、後付鏡
  2. 【請求項2】 後付鏡は平面鏡である、請求項1に記
    載の後付鏡
  3. 【請求項3】 後付鏡は凸面鏡である、請求項1に記
    載の後付鏡
  4. 【請求項4】 後付鏡の曲率は、300〜1400m
    mであることを特徴とする、請求項3に記載の後付鏡
  5. 【請求項5】 後付鏡は単曲率鏡であることを特徴と
    する、請求項4に記載の後付鏡
  6. 【請求項6】 後付鏡は異曲率鏡であることを特徴と
    する、請求項4に記載の後付鏡
  7. 【請求項7】 前記両面テープの厚みは0.8〜2.
    4mmであることを特徴とする、請求項1〜6のいずれ
    か一項に記載の後付鏡
  8. 【請求項8】 既設の鏡が、曲率300〜1400m
    mの単曲率鏡であり、かつ、後付鏡が既設の鏡と曲率が
    等しいかまたは小さい単曲率鏡であるとき、両面テープ
    の厚みは0.8〜1.6mmであることを特徴とする、
    請求項3〜7のいずれか一項に記載の後付鏡
  9. 【請求項9】 既設の鏡が、曲率300〜1400m
    mの単曲率鏡であり、かつ、後付鏡は既設の鏡と曲率が
    大きい単曲率鏡であるとき、両面テープの厚みは1.2
    〜2.4mmであることを特徴とする、請求項3〜7の
    いずれか一項に記載の後付鏡
  10. 【請求項10】 既設の鏡が、曲率300〜1400
    mmの異曲率鏡であり、かつ、後付鏡の曲率が既設の鏡
    と同じであるとき、両面テープの厚みは0.8〜1.6
    mmであることを特徴とする、請求項3〜7のいずれか
    一項に記載の後付鏡
  11. 【請求項11】 既設の鏡が、曲率300〜1400
    mmの異曲率鏡であり、かつ、後付鏡の曲率が既設の鏡
    と異なるとき、両面テープの厚みは0.8〜2.4mm
    であることを特徴とする、請求項3〜7のいずれか一項
    に記載の後付鏡
  12. 【請求項12】 両面テープの圧縮弾性率を0.05
    〜0.20MPa(0.5〜2kgf/cm2)とする
    ことを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一項に記
    載の後付鏡
  13. 【請求項13】 両面テープの基材はアクリルフォー
    ムであることを特徴とする、請求項1〜12のいずれか
    一項に記載の後付鏡
  14. 【請求項14】 両面テープの粘着材はアクリル系粘
    着材であることを特徴とする、請求項1〜13のいずれ
    か一項に記載の後付鏡
  15. 【請求項15】 着色層が被覆されていることを特徴
    とする、請求項1〜14のいずれか一項に記載の後付鏡
  16. 【請求項16】 基体表面には、親水性を呈する金属
    酸化物を含む層が形成されていることを特徴とする後付
  17. 【請求項17】 後付鏡の表面に、金属酸化物を含む
    層が形成されていることを特徴としている、請求項1〜
    16のいずれか一項に記載の後付鏡
  18. 【請求項18】 前記金属酸化物を含む層の表面は親
    水性を呈することを特徴とする、請求項17に記載の後
    付鏡
  19. 【請求項19】 金属酸化物は光触媒であることを特
    徴とする、請求項18に記載の後付鏡
  20. 【請求項20】 光触媒は二酸化チタンであることを
    特徴とする、請求項19に記載の後付鏡
  21. 【請求項21】 光触媒はバインダーを介して固定す
    ることを特徴とする、請求項19または20に記載に後
    付鏡
  22. 【請求項22】 バインダーに珪素化合物を含むこと
    を特徴とする、請求項21に記載の後付鏡
  23. 【請求項23】 バインダーに珪素化合物およびアル
    ミナを含むことを特徴とする、請求項22に記載の後付
  24. 【請求項24】 バインダーに、さらにアルカリ金属
    酸化物を含むことを特徴とする、請求項22または23
    に記載の後付鏡
  25. 【請求項25】 前記光触媒を含む層の上に、さらに
    金属酸化物を含む層が被覆されていることを特徴とす
    る、請求項19〜24のいずれか一項に記載の後付鏡
  26. 【請求項26】 前記光触媒を含む層の上に、さらに
    金属酸化物を含む層が被覆されていることを特徴とする
    後付鏡であって、該金属酸化物を含む層の表面は親水性
    を呈することを特徴とする、請求項25に記載の後付鏡
  27. 【請求項27】 親水性物質は珪素化合物であること
    を特徴とする、請求項25または26に記載の後付鏡
  28. 【請求項28】 親水性物質は珪素化合物およびアル
    ミナを含むことを特徴とする、請求項26に記載の後付
  29. 【請求項29】 親水性物質は、さらにアルカリ金属
    酸化物を含むことを特徴とする、請求項27または28
    に記載の後付鏡
  30. 【請求項30】 前記両面テープは、シリコーンを含
    有しないことを特徴とする、請求項16〜29のいずれ
    か一項に記載の後付鏡
  31. 【請求項31】 前記両面テープおよびその剥離紙に
    は転写性を有さないシリコーンを含有することを特徴と
    する、請求項16〜29のいずれか一項に記載の後付鏡
  32. 【請求項32】 請求項16〜31のいずれか1項に
    記載の後付鏡を梱包するための緩衝材であって、該緩衝
    材は揮発性成分を含まないことを特徴とする緩衝材
  33. 【請求項33】 前記緩衝材は、予め50℃〜150
    ℃で加熱することによって揮発性成分を除去することを
    特徴とする、請求項32に記載の緩衝材
  34. 【請求項34】 前記緩衝材は、予め洗浄剤で洗浄す
    ることによって揮発性成分を除去することを特徴とす
    る、請求項32に記載の緩衝材
  35. 【請求項35】 請求項32〜34に記載の緩衝材を
    使用して、請求項15〜31のいずれか一項に記載の後
    付鏡を梱包したことを特徴とする、梱包体
  36. 【請求項36】 請求項1〜31のいずれか1項に記
    載の後付鏡を既設の鏡の上に取りつけた後で、後付鏡を
    取り外す方法であって、直径0.5〜1.5mmの鋼線
    にて両面テープをせん断破壊させることを特徴とする、
    後付鏡の取り外し方法
  37. 【請求項37】 前記鋼線はピアノ線であることを特
    徴とする、請求項36に記載の方法
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5548707B2 (ja) * 2010-01-15 2014-07-16 コミー株式会社 死角確認用ミラー

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