JP2001090959A - 魚焼き調理器 - Google Patents

魚焼き調理器

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JP2001090959A
JP2001090959A JP26864099A JP26864099A JP2001090959A JP 2001090959 A JP2001090959 A JP 2001090959A JP 26864099 A JP26864099 A JP 26864099A JP 26864099 A JP26864099 A JP 26864099A JP 2001090959 A JP2001090959 A JP 2001090959A
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cooking
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度検知装置によって調理物の量を間接的に
判定し、自動的に調理物を焼き上げることを目的とする
魚焼き調理器において、加熱部への印加電圧や調理開始
時の調理庫内温度を考慮していないため調理物の量を誤
判定し、必ずしも予想通りの焼け具合に調理物が焼き上
がるとは限らないという問題があった。 【解決手段】 コース入力部4によって調理物の調理手
段を入力し、ROM7に記憶された演算プログラムによ
り加熱手段3によって調理庫内を加熱し、その時の温度
変化を温度検知部2とタイマー10によって検知し、結
果をRAM8に一時的に記憶する。電源電圧検知部1と
コース入力部4の結果とRAM8に記憶された結果より
調理物の量を判定し、判定結果に応じた調理パターンを
選択して実行する。現時点での状態を表示部6によって
表示し、調理物が焼き上がった場合は報知部5によって
使用者に知らせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は温度検知部と電源電
圧検知部の検知結果により調理物の量を判定し、判定結
果に応じた調理パターンを加熱手段で実現することによ
って何時も良好な状態で自動的に調理物を焼き上げる魚
焼き調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の魚焼き調理器としては、調
理庫内の温度検知装置によって調理物の量を間接的に判
定し、調理庫内の上、下に取り付けたヒータへの通電を
制御することによって調理物に適した加熱制御を行う実
開平5−21831号公報に開示されているようなもの
などがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、温度検知装
置によって調理物の量を間接的に判定する上記の公報に
あっては、焼き具合をコントロールする手段は備えてい
るものの加熱部への印加電圧を考慮していないため調理
物の量を誤判定する可能性が大きく、必ずしも予想通り
の焼け具合に調理物が焼き上がるとは限らなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の一つの手段は、調理物を収納する調理庫と、
電源電圧を検知する電源電圧検知部と、前記調理庫内の
温度を検知する温度検知部と、前記調理庫内を加熱する
加熱手段と、調理物の調理方法を入力するコース入力部
と、加熱手段を通電制御し、かつ前記温度検知部の検知
結果と前記電源電圧検知部の結果と前記コース入力部の
結果に基づき前記調理物の種類に応じた前記調理物の量
を判定する演算・制御部とを有する魚焼き調理器とす
る。
【0005】この本発明によれば、加熱部への印加電圧
および調理開始時の調理庫内の温度を考慮しているた
め、調理物の量を誤判定することなく調理物を焼き上げ
ることが出来る。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、調理物を収納する調理庫と、電源電圧を検知する電
源電圧検知部と、前記調理庫内の温度を検知する温度検
知部と、前記調理庫内を加熱する加熱手段と、調理物の
調理方法を入力するコース入力部と、加熱手段を通電制
御し、かつ前記温度検知部の検知結果と前記電源電圧検
知部の結果と前記コース入力部の結果に基づき前記調理
物の種類に応じた前記調理物の量を判定する演算・制御
部とを有するように構成した魚焼き調理器であり、加熱
手段によって調理庫内を加熱し、庫内に設けた温度検知
部によって調理庫内の温度を検知する。ROM内の該当
する演算プログラムを用いて、温度検知部と電源電圧検
知部とコース入力部の結果より調理物の量を判定する。
また、演算・制御部は各部を制御する作用を有する。
【0007】本発明の請求項2に記載の発明は、演算・
制御部によって求められた調理物の量に応じて加熱手段
の通電を制御する請求項1記載の魚焼き調理器としたも
のであり、温度検知部と電源電圧検知部とコース入力部
の結果より調理物の量を判定し、判定された調理物の量
より該当する調理パターンをROMより読み込み、前記
調理パターンに沿って加熱手段の通電を制御するという
作用を有する。
【0008】本発明の請求項3に記載の発明は、調理物
の量を判定するための演算プログラムを複数記憶してい
るROMを備えて、演算・制御部は調理開始時の温度検
知部の検知結果に応じて前記複数の演算プログラムの中
から任意のものを選択して前記調理物の量を判定するこ
とを特徴とする請求項1記載の魚焼き調理器としたもの
であり、調理開始時の庫内温度が所定の温度より未満か
以上かによって選択する演算プログラムを変更するとい
う作用を有する。
【0009】本発明の請求項4に記載の発明は、演算・
制御部は調理開始時の温度検知部の検知結果が所定温度
未満の場合、第1の温度判定値から第2の温度判定値ま
での立ち上がり時間と、前記電源電圧検知部の検知結果
と、コース入力部の結果に応じて調理物の量を判定する
ことを特徴とする請求項1または3記載の魚焼き調理器
としたものであり、調理開始時の庫内温度が所定の温度
未満の場合、前記温度検知部によって第1の温度判定値
から第2の温度判定値に達するまでの立ち上がり時間を
計測し、この立ち上がり時間の結果と前記電源電圧検知
部の検知結果と前記コース入力部の結果より調理物の量
を判定するという作用を有する。
【0010】本発明の請求項5に記載の発明は、演算・
制御部は調理開始時の温度検知部の検知結果が所定温度
以上の場合、温度検知部の検知結果が下降から上昇へ転
じた時の温度と、その温度から一定時間での温度勾配
と、電源電圧検知部の検知結果と、コース入力部の結果
に応じて調理物の量を判定することを特徴とする請求項
1または3記載の魚焼き調理器としたものであり、調理
開始時の庫内温度が所定の温度以上の場合、一定時間経
過した後、前記加熱手段よる加熱を開始するものとす
る。前記加熱手段への通電が開始されると、それまで前
回計測時よりも下降していた前記温度検知部の検知結果
が上昇へ転じる時点が発生するので、発生した時点での
前記温度検知部の検知結果と、発生した時点から一定時
間後の温度勾配と、前記電源電圧検知部の検知結果と、
前記コース入力部の結果より調理物の量を判定するとい
う作用を有する。
【0011】本発明の請求項6に記載の発明は、調理庫
内の空気を調理庫外へ除去するファンを備えて、演算・
制御部は調理開始時の前記温度検知部の検知結果が所定
温度以上の場合、一定時間加熱手段への通電をオフしか
つ前記ファンを回した後、前記加熱手段へ通電制御する
ことを特徴とする請求項5記載の調理器としたものであ
り、調理開始時の庫内温度が所定温度以上の場合、一定
時間前記加熱手段への通電をオフしかつ前記ファンによ
って調理庫内の空気を調理庫外へ除去することで調理庫
内を冷却することによって、調理性能を向上させかつよ
り正確に調理物の量を判定することができるという作用
を有する。
【0012】本発明の請求項7に記載の発明は、演算・
制御部は温度検知部の検知結果が前記第1の温度判定値
に達してから一定時間経過しても前記第2の温度判定値
に達しない場合、調理物の量を最大値と判定することを
特徴とする請求項1または3または4記載の魚焼き調理
器としたものであり、調理物の量を判定するために必要
な立ち上がり時間が一定時間経過しても得られない場
合、調理物の量を最大値と判定して調理パターンを選択
することによって調理物の焼き過ぎを防止するという作
用を有する。
【0013】本発明の請求項8に記載の発明は、演算・
制御部は調理物の量を判定中、前記温度検知部の検知結
果が下降中に所定温度以下になった場合、判定演算プロ
グラムを変更することを特徴とする請求項1または3ま
たは5記載の魚焼き調理器としたものであり、調理物の
量を判定中に前記温度検知部の検知結果が所定温度以下
になった場合、判定演算プログラムを変更することによ
って調理物をよりきれいに焼き上げる作用を有する。
【0014】本発明の請求項9に記載の発明は、演算・
制御部は判定テーブルの温度勾配を前記電源電圧検知部
の結果に応じて変更することを特徴とする請求項1また
は3または5記載の魚焼き調理器としたものであり、前
記電源電圧検知部の結果毎に判定テーブルを持つ場合に
比べてROMに記憶するデータ量を減らすことが出来る
作用を有する。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図1〜図9
を用いて説明する。
【0016】(実施例1)図1において、図には記載さ
れていない調理物を収納する調理庫と、電源電圧を検知
する電源電圧検知部1と、調理庫内の温度を検知する温
度検知部2と、調理庫内を加熱する加熱手段3と、調理
物の調理手段を入力するコース入力部4と、調理物の焼
き上がりや異常が検知されたことを報知する報知部5
と、前記コース入力部4で入力された結果や残り調理時
間を表示する表示部6と、調理物の量を判定するための
演算プログラムと調理パターンを複数記憶しているRO
M7と、前記温度検知部2の検知結果を一時的に記憶す
るRAM8と、各部を制御するための演算・制御部9
と、タイマー10と、ファン11から構成されている。
【0017】以下、図2を用いて調理物の量を判定する
アルゴリズムの一例を示す。
【0018】ステップ1において、調理庫内に調理物を
収納し、コース入力部4によって調理物の調理手段を入
力する。ステップ2において、電源電圧検知部1を用い
て電源電圧V0を検知する。ステップ3において、調理
物の量を判定する演算プログラムを選択、実行して調理
物の量を判定する。
【0019】(実施例2)演算・制御部9はROM7に
記憶されている演算プログラムを用いて、前記電源電圧
検知部1と前記温度検知部2と前記コース入力部4の結
果より調理物の量を判定する。演算・制御部9は判定さ
れた調理物の量より該当する調理パターンを前記ROM
7より読み込み、前記調理パターンに沿った加熱部3の
制御と現時点での状態を表示部6に表示して、調理物を
焼き上げる。調理物が焼き上がった時点で報知部5によ
り使用者に調理物が焼き上がったことを知らせる。
【0020】(実施例3)調理開始時の調理庫内温度が
違うと初期に調理物が受ける熱量が異なるために初期庫
内温度に応じた調理パターンを選択する必要がある。
【0021】以下、図3を用いて前記演算・制御部9で
の演算プログラムの選択方法の一例を示す。ステップ1
1において、調理開始時の調理庫内温度T0を前記温度
検知部2を用いて検知する。続いてステップ12におい
て、検知温度T0が判定値θ0未満の場合はステップ1
3に進んでプログラム1aを実行し、判定値θ0より大
きい場合はステップ14に進んでプログラム1bを実行
する。判定値θ0は、予め最適な値を実験的に決定する
ものである。
【0022】なお、以上の説明ではステップ12におけ
る判定値θ0は1つしかないが、判定値を複数用いてさ
らに複数の演算プログラムから選択するようにすれば、
調理物の焼き上がりにおいて有効である。
【0023】(実施例4)調理開始時の庫内温度がθ0
未満の場合の調理物の量を判定する工程をグラフに表す
と図4に示すようなものになる。調理物の量が少ないほ
ど温度上昇が急になり、調理物の量が多いほど温度上昇
が緩やかになるので、判定値温度θ1からθ2までの到
達時間によって調理物の量を判定することが出来る。
【0024】以下、図5を用いて調理開始時の庫内温度
が判定値θ0未満の場合の演算プログラムのアルゴリズ
ムの一例を説明する。ステップ21において、前記電源
電圧検知部1の結果および前記コース入力部4の結果に
応じた判定値を前記ROM7より読み込む。ステップ2
2において、前記加熱手段3をフル通電する。ステップ
23において、前記温度検知部2の示す温度Taが判定
値θ1以上であればステップ24に進み、判定値θ1未
満であればステップ23に戻る。ステップ24におい
て、タイマー10をスタートさせる。ステップ25にお
いて、前記温度検知部2の示す温度Taが判定値θ2以
上であればステップ26に進み、判定値θ2未満であれ
ばステップ25に戻る。ステップ26において、タイマ
ー10をストップさせる。ステップ27において、前記
タイマー10の計測時間tが判定値M1以下であればス
テップ28に進み、判定値M1より大きければステップ
29に進む。ステップ28において、調理物の量を
『少』と判定して終了する。ステップ29において、前
記タイマー10の計測時間tが判定値M2以下であれば
ステップ30に進み、判定値M2より大きければステッ
プ31に進む。ステップ30において、調理物の量を
『中』と判定して終了する。ステップ31において、調
理物の量を『多』と判定して終了する。
【0025】なお、以上の説明ではタイマー10の測定
時間を判定するための判定値は2つしかないが、判定値
をさらに複数用いて調理物の量を判定するようにすれ
ば、調理物の焼き上がりにおいて有効である。
【0026】(実施例5)調理開始時の庫内温度がθ0
以上の場合の調理物の量を判定する工程をグラフに示す
と図6,図7に示すようなものになる。図6は庫内初期
温度が同じで調理物の量が違う場合を、図7は調理物の
量が同じで庫内初期温度が違う場合を示している。図6
に示すように、庫内初期温度が同じでも調理物の量が異
なると、温度検知部の示す温度が下降から上昇へ転じた
時点の温度(以下、これを最下温度と呼ぶ)は調理物の
量が少ないときは高く、多いときは低くなり、また最下
温度から一定時間後の温度上昇幅は調理物の量が少ない
ときは大きく、多いときは小さくなる。さらに図7に示
すように、調理物の量が同じでも庫内初期温度が異なる
と、最下温度は庫内初期温度が高いときは高く、低いと
きは低くなり、また温度上昇幅は庫内初期温度が高いと
きは小さく、低いときは大きくなるので、最下温度およ
び最下温度から一定時間後の温度上昇幅によって調理物
の量を判定することが出来る。
【0027】以下、図8を用いて調理開始時の庫内温度
が判定値θ0以上の場合の演算プログラムのアルゴリズ
ムに一例を説明する。ステップ41において、電源電圧
検知部1の結果およびコース入力部4の結果に応じた判
定値をROM7より読み込む。ステップ42において、
タイマー10をスタートさせる。ステップ43におい
て、タイマー10の計測時間tt1が判定値c1以上で
あればステップ44に進み、判定値c1未満であればス
テップ43に戻る。ステップ44において、タイマー1
0をストップさせる。ステップ45において、加熱手段
3をフル通電する。ステップ46において、温度検知部
2の示す温度Tbが最下温度に達すればステップ47に
進み、最下温度に達していなければステップ46に戻
る。ステップ47において、最下温度Tb1をRAM8
に格納する。ステップ48において、前記タイマー10
をスタートさせる。ステップ49において、タイマー1
0の計測時間tt2が判定値c2以上であればステップ
50に進み、判定値c2未満であればステップ49に戻
る。ステップ50において、タイマー10をストップさ
せる。ステップ51において、タイマー10の停止時の
温度Tb2をRAM8に格納する。ステップ52におい
て、前記Tb2とTb1の差Tb3をRAM8に格納す
る。ステップ53において、最下温度Tb1が判定値θ
l以下であればステップ54に進み、判定値θlより大
きければステップ59に進む。ステップ54において、
温度上昇幅Tb3が判定値H1以下であればステップ5
5に進み、判定値H1より大きければステップ56に進
む。ステップ55において、調理物の量を『多』と判定
して終了する。ステップ56において、温度上昇幅Tb
3が判定値H2以下であればステップ57に進み、判定
値H2より大きければステップ58に進む。ステップ5
7において、調理物の量を『中』と判定して終了する。
ステップ58において、調理物の量を『少』と判定して
終了する。ステップ59において、温度上昇幅Tb3が
判定値H3以下であればステップ60に進み、判定値H
3より大きければステップ61に進む。ステップ60に
おいて、調理物の量を『多』と判定して終了する。ステ
ップ61において、温度上昇幅Tb3が判定値H4以下
であればステップ62に進み、判定値H4より大きけれ
ばステップ63に進む。ステップ62において、調理物
の量を『中』と判定して終了する。ステップ63におい
て、調理物の量を『少』と判定して終了する。
【0028】なお、以上の説明では最下温度を判定する
ための判定値が1つしかないが、複数用いて調理物の量
を判定するようにすれば、精度面で有効である。
【0029】また、温度上昇幅を判定するための判定値
が最下温度の範囲に対して各々2つしかないが、さらに
複数用いて調理物の量を判定するようにすれば、調理物
の焼き上がりにおいて有効である。
【0030】また、ステップ42の後にファン11を通
電オンさせ、ステップ44の後にファン11を通電オフ
するようにすれば、調理性能および調理物の量の判定に
おいて精度面で有効である。
【0031】(実施例6)本実施例はタイマー10の計
測において上限値を設けるものであり、これ以外は第4
の実施例と同様に出来るものである。
【0032】タイマー10に上限値を設けることによっ
て、必ず次のステップへ移るため、確実にサブルーチン
を終了する事が出来る。
【0033】(実施例7)本発明は、温度検知部2の示
す温度が最下温度に達する前に判定値θ3以下になった
場合、調理物の量を判定するための演算プログラムをプ
ログラム1aに変更するものであり、これ以外は実施例
5と同様に出来るものである。
【0034】最下温度を検知中にθ3以下になるレベル
では、無視できるくらいの熱量しか調理物は受けないの
で、低温度用の調理パターンを適用する方が調理物を上
手に焼き上げることが出来る。
【0035】なお、以上の説明では演算プログラム変更
のための判定値が1つしかないが、さらに複数用いて演
算プログラムを変更するようにすれば、調理物の焼き上
がりにおいて有効である。
【0036】(実施例8)実施例5より、最下温度と温
度上昇幅によって調理物の量を判定するため横軸を最下
温度、縦軸を温度上昇幅にすると図9に示すような判定
テーブルを作成することが出来る。
【0037】このとき、電源電圧が変わっても原理は変
わらないので、縦軸の値を変更するだけで判定テーブル
の内容を適用することが可能であり、判定テーブルの内
容を共通化することによってROM7に記憶する容量を
減らすことが出来る。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、使用者が
時間を設定する必要がなく、また加熱部への印加電圧お
よび調理開始の調理庫内の温度を考慮しているため、生
焼けや焼きすぎたりすることなく調理物を焼き上げるこ
とが出来るという有利な効果を得ることができる。
【0039】請求項2記載の発明によれば、調理物の量
に応じて加熱手段の通電を制御しているため、最適な状
態で調理物を焼き上げることが出来る。
【0040】請求項3記載の発明によれば、調理開始時
の調理庫内の温度を考慮しているため、調理庫内の状態
によることなく正しく調理物の量を判定することが出来
る。
【0041】請求項4記載の発明によれば、調理開始時
の調理庫内温度が所定温度未満の場合、立ち上がり時間
と電源電圧検知部の結果とコース入力部の結果で調理物
を判定しているため、調理物の量を正しく判定すること
が出来る。
【0042】請求項5記載の発明によれば、調理開始時
の調理庫内温度が所定温度以上の場合、最下温度と立ち
上がり温度と電源電圧検知部の結果とコース入力部の結
果で調理物を判定しているため、調理物の量を正しく判
定することが出来る。
【0043】請求項6記載の発明によれば、調理開始時
の調理庫内温度が所定温度以上の場合、一定時間ファン
を回した後加熱手段への通電をオンしているため、調理
性能が向上し、かつ調理物の量をより正しく判定するこ
とが出来る。
【0044】請求項7記載の発明によれば、立ち上がり
時間が一定時間以上の場合調理物の量を最大値と判定す
ることによって、必ず次の工程へ進むことが出来る。
【0045】請求項8記載の発明によれば、最下温度を
判定中に温度検知部の検知結果が所定温度以下になった
場合、判定演算プログラムを変更して調理物の量を判定
することによって、調理性能を向上することが出来る。
【0046】請求項9記載の発明によれば、判定テーブ
ルの温度勾配を電源電圧検知部の結果に応じて変更する
ことによってROMに記憶するデータ量を減らすことが
出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の魚焼き調理器の一実施例の構成を示す
ブロック図
【図2】本発明の魚焼き調理器の一実施例の演算・制御
部での処理内容を示す流れ図
【図3】本発明の魚焼き調理器の一実施例の演算・制御
部での処理内容を示す流れ図
【図4】本発明の魚焼き調理器の演算プログラム1aを
実行した時の調理物の量の違いによる温度変化の違いを
示すグラフ図
【図5】本発明の魚焼き調理器の一実施例の演算・制御
部での処理内容を示す流れ図
【図6】本発明の魚焼き調理器の演算プログラム1bを
実行した時の調理物の量の違いによる温度変化の違いを
示すグラフ図
【図7】本発明の魚焼き調理器の演算プログラム1bを
実行した時の初期温度の違いによる温度変化の違いを示
すグラフ図
【図8】本発明の魚焼き調理器の一実施例の演算・制御
部での処理内容を示す流れ図
【図9】本発明の魚焼き調理器の一実施例の調理物の量
を判定するためのファジイテーブルを示す図
【符号の説明】
1 電源電圧検知部 2 温度検知部 3 加熱手段 4 コース入力部 5 報知部 6 表示部 7 ROM 8 RAM 9 演算・制御部 10 タイマー
フロントページの続き (72)発明者 山下 佳洋 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3L086 AA12 CB08 CB20 CC02 CC12 DA13 3L087 AA01 BB07 BB20 BC02 BC11 DA24 4B040 AA01 AC01 AD04 AE13 LA02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調理物を収納する調理庫と、電源電圧を
    検知する電源電圧検知部と、前記調理庫内の温度を検知
    する温度検知部と、前記調理庫内を加熱する加熱手段
    と、調理物の調理方法を入力するコース入力部と、加熱
    手段を通電制御し、かつ前記温度検知部の検知結果と前
    記電源電圧検知部の結果と前記コース入力部の結果に基
    づき前記調理物の種類に応じた前記調理物の量を判定す
    る演算・制御部とを有する魚焼き調理器。
  2. 【請求項2】 演算・制御部によって求められた調理物
    の量に応じて加熱手段の通電を制御する請求項1記載の
    魚焼き調理器。
  3. 【請求項3】 調理物の量を判定するための演算プログ
    ラムを複数記憶しているROMを備えて、演算・制御部
    は調理開始時の温度検知部の検知結果に応じて前記複数
    の演算プログラムの中から任意のものを選択して調理物
    の量を判定することを特徴とする請求項1記載の魚焼き
    調理器。
  4. 【請求項4】 演算・制御部は調理開始時の温度検知部
    の検知結果が所定温度未満の場合、第1の温度判定値か
    ら第2の温度判定値までの立ち上がり時間と、前記電源
    電圧検知部の検知結果と、コース入力部の結果に応じて
    調理物の量を判定することを特徴とする請求項1または
    3記載の魚焼き調理器。
  5. 【請求項5】 演算・制御部は調理開始時の温度検知部
    の検知結果が所定温度以上の場合、前記温度検知部の検
    知結果が下降から上昇へ転じた時の温度と、その温度か
    ら一定時間での温度勾配と、電源電圧検知部の検知結果
    と、コース入力部の結果に応じて調理物の量を判定する
    ことを特徴とする請求項1または3記載の魚焼き調理
    器。
  6. 【請求項6】 調理庫内の空気を調理庫外へ除去するフ
    ァンを備えて、演算・制御部は調理開始時の前記温度検
    知部の検知結果が所定温度以上の場合、一定時間加熱手
    段への通電をオフしかつ前記ファンを回した後、加熱手
    段へ通電制御することを特徴とする請求項5記載の調理
    器。
  7. 【請求項7】 演算・制御部は温度検知部の検知結果が
    第1の温度判定値に達してから一定時間経過しても第2
    の温度判定値に達しない場合、調理物の量を最大値と判
    定することを特徴とする請求項1または3または4記載
    の魚焼き調理器。
  8. 【請求項8】 演算・制御部は調理物の量を判定中、温
    度検知部の検知結果が下降中に所定温度以下になった場
    合、判定演算プログラムを変更することを特徴とする請
    求項1または3または5記載の魚焼き調理器。
  9. 【請求項9】 演算・制御部は判定テーブルの温度勾配
    を電源電圧検知部の結果に応じて変更することを特徴と
    する請求項1または3または5記載の魚焼き調理器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104007775A (zh) * 2013-02-25 2014-08-27 美的集团股份有限公司 电热电器及其电压检测方法

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