JP2001090285A - テラス屋根の装飾装置 - Google Patents

テラス屋根の装飾装置

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JP2001090285A
JP2001090285A JP27108399A JP27108399A JP2001090285A JP 2001090285 A JP2001090285 A JP 2001090285A JP 27108399 A JP27108399 A JP 27108399A JP 27108399 A JP27108399 A JP 27108399A JP 2001090285 A JP2001090285 A JP 2001090285A
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正勝 町村
Tsuguo Inoue
嗣男 井上
Taichi Kanai
太一 金井
Hiroshi Hida
博 緋田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 前枠と側枠に有色合成樹脂製カバー材を装着
して、木調のテラス屋根とする場合の熱伸縮に対応する
構造を提供し、施工性及び外観の向上を図る。 【解決手段】 樹脂製カバー材の裏面にビス固定用肉厚
部を形成し、前記カバー材の背面に、その長手方向に適
宜の間隔をもって、前枠又は側枠に固定される固定片を
備えた短尺の固定金具を前記肉厚部にねじ込まれたビス
により取付け、前記固定金具を前記前枠及び側枠に前記
固定片により固定するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テラス屋根におけ
る屋根周辺の装飾装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のテラス屋根の構造の一例につい
て、図8及び図9を参照して説明する。図8は従来のテ
ラス屋根の上部の縦断面図、図9は同テラス屋根の上部
の前枠部分における正面図(イ)と側枠部分における断
面図(ロ)とを併合的に示す図である。
【0003】一般的に、テラス屋根は、建物Bから適当
な距離を隔てて立設された左右の柱1の上端部間に前枠
2を掛け渡し、その柱1に前枠2を柱固定金具3を介し
て固定し、前枠2の長手方向両端部と建物Bとの間に側
枠4を斜めに掛け渡し、その側枠4を前枠2にはビス
(図示省略)により、建物には垂木掛け5を介してコー
チスクリュウ6により固定し、また、前枠2の中間部と
垂木掛け5の中間部の間に垂木7を掛け渡し、その両端
部をビス8により固定するとともに、左右の側枠4と各
垂木7の間に中骨9を必要に応じて配置し、これら前枠
2と、左右の側枠4と、垂木掛け5とにより形成される
矩形の枠内にアクリル板などの屋根板10を嵌合すると
ともに、中骨9の上面で支持させた状態で、押え板11
を前枠2、側枠4及び垂木掛け5の上面に固着して、屋
根板10の周辺を固定した構造となっている。図8の1
2は、前枠に形成されている雨樋から雨水を柱に沿って
地上に導く縦樋である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そして、従来のテラス
屋根においては、上記構成部材のうち、看者の最も注目
を受け易い柱1、前枠2及び側枠4が、図8及び図9か
ら分かるように、アルミニューム合金形材で作られてい
て、強度的には何等問題がないが、化学的表面処理によ
り着色されているので、やはり金属的な色調が強い。一
方、テラス屋根の下に、木製の又は木調のデッキを取付
ける需要が高まってきた。このため、木調のデッキと金
属的な色調のテラスとの調和がとれないという問題が出
てきた。これに対して、テラスを木製としたり、木板等
でテラスを被覆することが考えられてきた。しかし、木
材は腐食しやすいしので、定期的に塗装が必要であるた
め、メンテナンスが容易でない。また、木材は加工精度
が良くなく、量産もできなかった。
【0005】そこで、本発明者らは、木製デッキとの調
和が図れ、メンテナンスも容易で、生産、加工も容易な
樹脂材を用いて、テラス屋根の主構造材を被覆すること
を着眼したが、樹脂特有の熱膨脹収縮に基づく新たな問
題があることが判明した。本発明の課題は、従って、テ
ラス屋根の主構造材を樹脂材で被覆して装飾する場合の
樹脂特有の伸縮を解決する手段を採り入れたテラス屋根
の装飾装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のテラス屋根の装飾装置は、前枠と側枠とを
有し、その間に屋根板を固定したテラス屋根において、
木粉を混入した長尺樹脂製カバー材の裏面にビス固定用
肉厚部を形成し、前記カバー材の背面に、その長手方向
に適宜の間隔をもって、前記前枠又は前記側枠に固定さ
れる固定片を備えた短尺の固定金具を前記肉厚部にねじ
込まれたビスにより取付け、前記固定金具を前記前枠及
び側枠の外側面に前記固定片により固定してなることを
特徴としている。カバー材の長手方向に間隔をおいて固
定金具を取付け、その固定金具を前枠及び側枠に固定片
を介して固定すると、木調のカバー材は前枠及び側枠の
表面を覆う。固定金具はビスによりカバー材の長手方向
に移動を阻止されている。従って、固定金具の取付位置
を適切に設定すれば、カバー材は堅固に前枠及び側枠に
固定される。
【0007】また、本発明のテラス屋根の装飾装置にお
いては、カバー材の裏面の上下端部に被係止部を、同カ
バー材の裏面の中間部に肉厚部をそれぞれ形成するとと
もに、固定金具の上下端部にカバー材の被係止部を係止
させる係止部を、同固定金具の中間部にカバー材の肉厚
部を嵌合する嵌合溝を形成してあり、固定金具は係止部
をカバー材の被係止部に、また、嵌合溝にカバー材の肉
厚部をそれぞれ嵌合して係止し、嵌合溝の裏面から肉厚
部にビスをねじ込んで、カバー材と固定金具が結合され
ていることを特徴としている。上記構成により、固定金
具の係止部と嵌合溝をカバー材の被係止部と厚肉部に嵌
合して、長手方向に所定位置まで摺動し、固定金具の裏
面から係合溝にビスをねじ込むことにより、容易かつ堅
固に結合されている。
【0008】上記カバー材は、前枠用カバー材及び側枠
用カバー材が同一の断面形状を有するものとし、固定金
具は、表面側に係止部及び嵌合溝が前枠用カバー材及び
側枠用カバー材に共通の断面形状を有し、裏面側に上下
に、前枠又は側枠の断面形状に対応する固定片を有する
ものとすることができる。上記構成により、同一断面形
状のカバー材を前枠にも側枠にも装着することができ、
いずれのカバー材も同じ要領で固定金具に結合すること
ができる。固定金具は、前枠と側枠の断面形状に応じて
位置、形状などが異なる固定片を備えれば良い。
【0009】本発明の好ましい実施の形態においては、
前枠用カバー材と側枠用カバー材の一方の長手方向端部
の裏面に他方長手方向端部の端面を近接し、前記一方の
長手方向端部の表面から同端部の端面を経て前記他方の
長手方向端部の表面まで連続する被覆部を有するコーナ
ーカバーを前記一方の長手方向端部に取付けてある。上
記構成により、前枠用カバー材の長手方向端部の表面か
ら同端部の端面を経て、これに隣接する前枠用カバー材
の長手方向端部の表面までが、コーナーカバーにより被
覆される。又は、前枠用カバー材の長手方向端部の表面
から、これに隣接する側枠用カバー材の長手方向端部の
端面を経て同端部の表面までが、コーナーカバーにより
被覆される。そして、双方のカバー材の熱収縮は、コー
ナーカバーの中に吸収され、両カバー材の端部同志の間
に熱収縮により生じる隙間が外部に露見されることが防
止される。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。図1はテラス屋根の
斜視図、図2は柱の横断面図、図3は図1のX−X線断
面図、図4は図1のY−Y線断面図、図5はコーナーカ
バーの斜視図、図6は、コーナーカバーが装着された状
態のテラス屋根のコーナー部の平面図である。上記従来
例の構成部材と同一又は相当の部材には、同一符号を用
いる。
【0011】本実施例においては、柱1と前枠2と左右
の側枠4を初めとするテラス屋根の主要構造材は、従来
と同様に、アルミニューム合金の形材で作られている
が、木調のテラス屋根とするため、柱1と前枠2と側枠
4の外側に露出する面に、木粉を混入した合成樹脂材料
を用いて成形された形材で作られたカバー材C0 ,C
1,C2 を装着してある。
【0012】まず、柱1について詳述すると、図2に示
すように、柱1は角筒状に形成された既存のものであ
り、その外周面を被覆するカバー材C0 が装着されてい
る。この柱のカバー材C0 は、柱の建物側に面する一辺
を除く三辺を被覆する断面コ字形の表カバー材13と、
前記一辺を被覆する裏カバー材14とを、スナップ結合
手段15により結合してなっている。スナップ結合手段
は、一例として、表カバー材13の両端部に形成された
あり溝と、裏カバー材14の両端部に形成された、前記
あり溝に押入して嵌合されるありほぞとから構成されて
いる。
【0013】前枠2は、既存のものであり、一例とし
て、図3に示すように、ほぼ変形角筒状に形成され、前
面壁16は円弧状に形成されて、前枠2の底17から上
面壁18の前端部と結合され、さらに上方まで延長され
ている。そして、その延長部分16aと上面壁18と
で、雨樋19が形成されている。また、前枠2の底壁1
7には、長手方向に連続するあり溝20が形成されてい
る。このあり溝20には、柱1の上端部を前枠2に連結
するための連結金具4に貫通したボルト21を受けるナ
ット22が挿通される。また、23は垂木受け用凸条で
あり、24は、屋根板10の下端縁を挟持する押え縁1
1を前枠2の上面壁18に固定するねじである。25
は、雨樋19を縦樋12の上端部に連通させるための連
結管である。
【0014】そして、側枠4も、既存のものであり、一
例として、図4に示すように、断面形状がほぼ横転凸字
形の筒状に形成され、側面壁26は垂直面をなし、上面
壁27は段状に形成されて、その段部に屋根板10の側
端縁を挟持する押え板11がねじ28により固定されて
いる。29は、垂木掛け5を側枠4の建物側端部におい
て固定するための突縁である。
【0015】上記の形状を有する前枠2及び側枠4に装
着されるカバー材C1 ,C2 は、柱のカバー材C0 と同
様の色彩外観を有する木粉混入合成樹脂で成形されてい
て、図3及び図4から明らかなように、前枠用カバー材
C1 も側枠用カバー材C2 も、同一の形状を有してい
る。すなわち、表面部30と、その表面部の上端部と下
端部において裏面側に折り返されている係止部31,3
2と、表面部の中間部において裏面に突出されている肉
厚部33とを一体に有している。肉厚部33は、好まし
くは、鳩尾状に形成されている。
【0016】そして、前枠2及び側枠4は、上記の例の
ように、断面形状が異なるのが通例であるので、上記カ
バー材C1 ,C2 を直接、前枠2又は側枠4に取付ける
ことはできない。そこで、本発明では、同一形状のカバ
ー材を形状の異なる前枠2と側枠4に簡単に取付けるこ
とを可能にするため、図3に示すような前枠取付け用の
固定金具F1と、図4に示すような側枠取付け用固定金
具F2とを用意してある。しかし、いずれの固定金具
も、カバー材に対しては同じ要領で結合することができ
るように、共通の結合構造を備えている。
【0017】すなわち、前枠取付け用の固定金具F1
は、平板部34の上下端部に係止部35,36を有し、
また、平板部34の高さ方向中間部に表面側に開口する
嵌合溝37を有している。また、固定金具F1は、平板
部34の上下端部から裏面方向に突出する固定片38,
39を有している。係止部35,36はほぼコ字形に屈
曲されており、嵌合溝37はあり溝状に形成されてい
る。また、上部の固定片38は、先端部に爪38aを有
し、下部の固定片39は、ほぼ水平板状に形成されてい
る。なお、固定金具の嵌合溝37の背面側に突縁40が
設けられる場合がある。上記構造を有する前枠取付け用
の固定金具F1は、アルミニューム合金の形材で、10
cm前後の短尺物に作られている。そして、前枠用カバ
ー材C1 に対しては、その長手方向端面において上下の
係止部35,36をカバー材C1 の被係止部31,32
に嵌合し、かつ、中間の嵌合溝37にカバー材C1 の肉
厚部33を嵌合して、その固定金具F1をカバー材C1
の長手方向に所定位置まで摺動して、嵌合溝37の背面
から肉厚部33にビス41をねじ込むことにより、カバ
ー材C1 の長手方向に所定間隔ごとに、複数個の固定金
具F1が固着されている。
【0018】前枠用カバー材C1 を前枠2に取付けるに
は、固定金具F1の上部の固定片39を前枠2の雨樋1
9の上端縁16aに係止するとともに、突縁40を前枠
2の前面壁16に当接させた状態で、下部の固定片39
を前枠2の底壁17に当接し、その下部の固定片39か
らビス42を前枠2の底壁17にねじ込んで、固定金具
F1を前枠2に固定している。
【0019】他方、側枠取付け用の固定金具F2は、図
4に示すように、前枠取付け用の固定金具F1と同様
に、アルミニューム合金の形材で、10cm前後の短尺
物に作られている。この固定金具F2は、平板部43の
上下端部と平板部43の高さ方向中間部に、前枠取付け
用の固定金具F1の係止部35,36とほぼ同一断面形
状の係止部44,45と、前枠取付け用の固定金具F1
の嵌合溝37と同一の断面形状の嵌合溝46を有してい
る。また、固定金具F2の平板部43の上下端部から裏
面方向に突出する固定片47,48を有している。この
固定片47,48は、側枠4の上壁27と底壁28の間
隔と等しい間隔を有する平行な平板状に形成されてい
る。この固定金具F2にも、嵌合溝46の背面側に一つ
又は複数の突縁49が設けられる場合がある。
【0020】上記の構造を有する側枠取付け用の固定金
具F2は、側枠用カバー材C2 に対しては、前枠取付け
用の固定金具F1の前枠用カバー材C1 に対する場合と
同様に、側枠用カバー材C2 の長手方向端面において固
定金具F2の上下の係止部44,45をカバー材C2 の
被係止部31,32に嵌合し、かつ、中間の嵌合溝46
にカバー材C2 の肉厚部33を嵌合して、その固定金具
F2をカバー材C2 の長手方向所定位置まで摺動して、
嵌合溝46の背面から肉厚部33にビス50をねじ込む
ことにより、カバー材C2 の長手方向に所定間隔をもっ
て、複数個の固定金具F2が固着されている。
【0021】側枠用カバー材C2 を側枠4に取付けるに
は、固定金具F2の上部の固定片47を側枠4の上壁2
7の上面に、下部の固定片48を側枠4の底壁28の底
面に当接するとともに、突縁49を側枠4の前面壁26
に当接させた状態で、上下の固定片47,48からビス
51を側枠4の上壁47及び底壁48にねじ込んで、固
定金具F2を側枠4に固定している。
【0022】上述のようにして、カバー材C1 ,C2 が
前枠2と左右の側枠4の長手方向端部を隠蔽するように
装着される時は、通常は、図6に示すように、前枠用カ
バー材C1 の長手縦方向端部が側枠用カバー材C2 の長
手方向端部の端面52を覆い、従って、結果的に、前枠
用カバー材C1 の長手縦方向端部の端面53が露出され
る配置関係とされる。そして、両カバー材C1 ,C2
は、合成樹脂製であるため熱収縮量が比較的大きいの
で、両カバー材の端部同志の間は、とくに熱膨脹により
互いに干渉しないように、所定距離だけ離間される必要
がある。従って、何等の造作もしない場合は、テラス屋
根のコーナー部に、前枠用カバー材C1 の長手縦方向端
部の端面53と、両カバー材の端部間の隙間54が露出
されて、テラス屋根の外観を損なう恐れがある。これを
防止するため、好ましい実施例では、前記テラス屋根の
左右のコーナー部に、すなわち両カバー材の端部が隣接
する部分に、図1に示すようなコーナーカバーC3 が装
着されている。
【0023】コーナーカバーC3 は、図5に示すよう
に、横断面形状がL字形に連続する正面被覆板55と側
面被覆板56とを有し、さらに、両壁の上下端部を接続
する上壁57と下壁58とを有している。側面被覆板5
6は、前枠用カバー材C1 の長手方向端部の端面53か
ら側枠用カバー材C2 の長手方向端部の側面までを被覆
することができる幅を有している。上下の壁57,58
には、その正面被覆板側にやや寄った位置にねじ貫通孔
59,60が設けられている。そして、コーナーカバー
C3 は、両カバー材C1 ,C2 の隣接する長手方向端部
を覆うように、テラス屋根のコーナー部に嵌合し、上下
のねじ貫通孔59,60からビス61を前枠用カバー材
C1 の長手方向端部の被係止部31,32にねじ込むこ
とにより、コーナー部に取付けられている。
【0024】カバー材C1 ,C2 が収縮する時は、コー
ナーカバーC3 は、一方のカバー材C1 と一緒に移動す
るので、熱収縮によるカバー材の端部同志の干渉は回避
され、また、一方のカバー材C1 の長手方向端部の端面
53及び他方のカバー材C2の熱収縮を吸収するための
隙間54は、コーナーカバーC3 により隠蔽されている
ので、カバー材C1 ,C2 を装着したテラス屋根の外観
が向上する。
【0025】図5及び図6は左勝手のコーナーカバーを
示しているが、右側のコーナー部には、左勝手のコーナ
ーカバーと対称形のコーナーカバーが装着される。ま
た、コーナー部においては、両カバー材C1 ,C2 が図
6を反時計方向に90度回転した配置関係、すなわち、
側枠用カバー材(C1 )の長手方向端部が前枠用カバー
材(C2 )の長手方向端部の端面(52)を覆い、側枠
用カバー材(C1 )の長手方向端部の端面(53)が正
面方向に露出される配置関係とされて、側枠用カバー材
(C1 )の長手方向端部の裏面と前枠用カバー材(C2
)の長手方向端部の端面(52)との間に熱収縮を吸
収するための隙間(54)が設けられる場合もあり得
る。この場合には、先の実施例の配置関係の場合のコー
ナーカバーを左右交換して使用すれば良い。
【0026】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、木粉
を混入した長尺樹脂製カバー材の裏面にビス固定用肉厚
部を形成し、カバー材の背面に、その長手方向に適宜の
間隔をもって、前枠又は側枠に固定される固定片を備え
た短尺の固定金具を前記肉厚部にねじ込まれたビスによ
り取付け、前記固定金具を前枠及び側枠の外側面に前記
固定片により固定してなるから、カバー材のテラス屋根
に対する取付けを簡単にかつ、堅固に行うことができ、
施工性が向上される。
【0027】請求項2に記載された発明によれば、カバ
ー材に対する固定金具の取付けが容易にでき、かつ、固
定金具をカバー材に対して不要に移動することなく、固
定することができるので、カバー材を前枠及び側枠に確
実に固定することができる。
【0028】請求項3に記載された発明によれば、単一
種類のカバー材を前枠用にも側枠用にも使用することが
でき、しかも、固定金具を前枠と側枠にそれぞれ適切な
位置に固定することができる。
【0029】請求項4に記載された発明によれば、被係
止部及び肉厚部を有する合成樹脂製のカバー材の長手方
向端部を近接して取付ける場合に、カバー材の長手方向
端部の端面及びカバー材の熱収縮を吸収するための隙間
が隠蔽されるので、テラス屋根の外観が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】テラス屋根の斜視図。
【図2】柱の横断面図。
【図3】図1のX−X線断面図。
【図4】図1のY−Y線断面図。
【図5】コーナーカバーの斜視図。
【図6】コーナーカバーが装着された状態のテラス屋根
のコーナー部の平面図。
【図7】図6のZ−Z線断面図。
【図8】従来のテラス屋根の構成の一例を示す縦断面
図。
【図9】同じく、従来のテラス屋根の要部の正面図と断
面図の併合図。
【符号の説明】
1 柱 2 前枠 4 側枠 C1 ,C2 カバー材 30 表面部 31,32 被係止部 33 肉厚部 F1,F2 固定金具 34,43 平板部 35,36 係止部 44,45 係止部 37,46 嵌合溝 38,39 固定片 47,48 固定片 C3 コーナーカバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金井 太一 東京都品川区大崎1丁目11番1号 新日軽 株式会社内 (72)発明者 緋田 博 東京都品川区大崎1丁目11番1号 新日軽 株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前枠と側枠とを有し、その間に屋根板を
    固定したテラス屋根において、木粉を混入した長尺樹脂
    製カバー材の裏面にビス固定用肉厚部を形成し、前記カ
    バー材の背面に、その長手方向に適宜の間隔をもって、
    前記前枠又は側枠に固定される固定片を備えた短尺の固
    定金具を前記肉厚部にねじ込まれたビスにより取付け、
    前記固定金具を前記前枠及び側枠に前記固定片により固
    定してなることを特徴とするテラス屋根の装飾装置。
  2. 【請求項2】 カバー材の裏面の上下端部に被係止部
    を、前記カバー材の裏面の中間部に肉厚部をそれぞれ形
    成するとともに、固定金具の上下端部に前記カバー材の
    被係止部を係止させる係止部を、固定金具の中間部に前
    記カバー材の肉厚部を嵌合する嵌合溝を形成してあり、
    前記固定金具は前記係止部を前記カバー材の被係止部
    に、また、前記嵌合溝に前記カバー材の肉厚部をそれぞ
    れ嵌合して係止し、前記嵌合溝の裏面から前記肉厚部に
    ビスをねじ込んで、前記カバー材と前記固定金具が結合
    されていることを特徴とする請求項1に記載されたテラ
    ス屋根の装飾装置。
  3. 【請求項3】 カバー材は、前枠用カバー材及び側枠用
    カバー材が同一の断面形状を有するものであり、固定金
    具は、表面側に係止部及び嵌合溝が前枠用カバー材及び
    側枠用カバー材に共通の断面形状を有し、裏面側の上下
    に、前枠又は側枠の断面形状に対応する固定片を有する
    ものであることを特徴とする請求項1に記載されたテラ
    ス屋根の装飾装置。
  4. 【請求項4】 前枠用カバー材と側枠用カバー材の一方
    の長手方向端部の裏面に他方長手方向端部の端面を近接
    し、前記一方の長手方向端部の表面から同端部の端面を
    経て前記他方の長手方向端部の表面まで連続する被覆部
    を有するコーナーカバーを前記一方の長手方向端部に取
    付けたことを特徴とする請求項1,2又は3に記載され
    たテラス屋根の装飾装置。
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