JP2001090241A - 床構造 - Google Patents
床構造Info
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Abstract
と共に、問題となる振動周波数の振動を効率よく吸収す
ることができる床構造を提供する。 【解決手段】 床面12内に、所定間隔をおいて小梁1
1,11を並設すると共に、小梁11,11間には、床
面12内の床衝撃音の周波数帯域に含まれる重量床衝撃
音振動振幅最大領域と、床振動の周波数帯域に含まれる
床振幅最大領域との重複する領域に、錘兼用取付部材1
4を取り付けると共に、錘兼用取付部材14には、動吸
振器13が収納されている。
Description
発生して比較的高周波数を有する重量床衝撃音対策と比
較的低周波数の床振動対策とを同時に行うことが出来る
床構造に関するものである。
示す特開昭61−10664号公報に記載されているよ
うなものが知られている。
上に、クッションゴム2を敷設すると共に、このクッシ
ョンゴム2の上に、略台形或いは略矩形波状に連続形成
された屈曲薄鋼板3を取付け、合板等の下地4とフロー
リング表面材5とを支持するように構成されている。
質な弾性によって所望の防音性能を得ることが出来るも
のである。
公報に記載されたものでは、床表面の平板部材6を支持
する曲面パネル板7が、素材鋼板のXY方向に規則的に
3次元曲面を有する突起7a,7aを複数形成して構成
されている。
a間のピッチaを狭めることにより、この曲面パネル板
7の剛性を向上させて、衝撃により発生する重量床衝撃
音を低減させることができるものである。
号公報に記載されたものでは、床を構成する断面略コ字
状の鋼製枠又は鋼製桟8の内側に動吸振器9が設けられ
ている。
と、この板バネ部材9aの両端部に設けられる錘部材9
b,9bとから主に構成されて、両錘部材9b,9bの
略中央部が、前記鋼製枠又は鋼製桟8の内側の下辺部8
bに、取付部材9cを介して固定されていて、この動吸
振器9の固有振動数が、床パネル部材の固有振動数と等
しくなるように設定されている。
公報に記載されたものでは、更に、動吸振器9を覆うカ
バー体10が、別途設けられている。
載の従来のものでは、前記動吸振器9の固有振動数が、
床パネル部材の固有振動数と等しくなるように設定され
ているので、この床パネル部材に加えられた振動エネル
ギが、動吸振器9に移動して熱エネルギに変換され大気
に放出される。
が低減して、振動による不快な振動音を減少させること
が出来る。
63ヘルツオクターブバンド周波数成分がL65(L7
5〜L35:床衝撃音基準値、以下同様に記す)の性能
評価曲線を越えて、L70という評価になっている。
分の源となっている床振動は、図11に示すような振動
パターンを床面板部材毎に有している。
31.5ヘルツ成分が、基準レベルL0を約5デシベル
越えている。
数成分の源となっている床振動は、図13に示すような
振動パターンを床面板部材毎に有している。
うな従来の床構造では、図10,11に示されるような
重量床衝撃音低減対策として、床剛性を向上させるた
め、図6に示す従来例のように床を構成する部材の断面
形状や寸法を変更することは、困難であった。特に、工
業化住宅では、工場の生産ラインの既存の製造設備の変
更を行わなければならず、製造コストの上昇に繋がるの
で制約を受ける場合があった。
aを狭く設定して面密度を増加させる構成では、ピッチ
aの減少と共に曲面パネル板7の重量が、増大してしま
うといった問題があり、工場、搬送時、施工現場或いは
ストックヤードでの取り扱いの悪化を招いてしまう虞が
あった。
桟8等に設ける床構造では、図12,13に示す比較的
低周波数の振動を吸収するため動吸振器9を設けている
が、床剛性向上等のための部品が別途必要となり部品点
数が増大すると共に、取付工数が増大してしまうといっ
た問題があった。
の内側の下辺部8bに動吸振器9を取り付けている為、
鋼製枠又は鋼製桟8の延設方向に沿う位置に、動吸振器
9の取付位置が限定されてしまう。このため、床平面内
で最も吸収効率が高い領域内に設置出来ない場合が有
り、前記動吸振器9の振動吸収性能を高効率で発揮させ
ることは困難であった。
解決するためになされたものであって、重量の増大を抑
制して、取付性が良好であると共に、問題となる振動周
波数の振動を効率よく吸収することができる床構造を提
供することを目的としている。
め、請求項1記載の発明は、床面内に、所定間隔をおい
て小梁を並設すると共に、該小梁間には、床面内の床衝
撃音の周波数帯域に含まれる重量床衝撃音振動振幅最大
領域と、床振動の周波数帯域に含まれる床振幅最大領域
との重複する領域に、錘兼用取付部材を取付けると共
に、該錘兼用取付部材には、動吸振器を収納する床構造
を特徴としている。
では、重量床衝撃音振動振幅最大領域と、床振動の周波
数帯域に含まれる床振幅最大領域との重複する領域に、
動吸振器を取付けた錘兼用取付部材が、取り付けられて
設けられているので、従来の金属製の鋼製枠又は鋼製桟
の位置に拘束されることなく、床面内の床衝撃音の床振
幅最大領域及び床振動の床振幅最大領域との双方が、最
も効率良く吸収される位置に動吸振器を設置出来る。
るように所定重量を有しているので、前記動吸振器の自
重と共に、重量床衝撃音の緩和に寄与する。
で設置出来、床の重量の増大を抑制しつつ、問題となる
振動周波数の振動を効率よく吸収することができる。
記錘兼用取付部材は、鋼板製で、前記小梁に係止される
耳部を有している請求項1記載の床構造を特徴としてい
る。
では、前記耳部を前記小梁に係止するだけで、剛性向
上、重量増加に寄与する錘兼用取付部材の床面への取付
が略完了する。このため、更に取付作業性が良好であ
る。
用取付部材は、隣接される一対の前記小梁間に架橋され
ることにより、該小梁同士を連結する請求項1又は2に
記載の床構造を特徴としている。
では、隣接される一対の前記小梁間に架橋されることに
より、該小梁同士が連結される。
錘兼用取付部材を挟んで一体となり、更に、前記床面の
剛性を向上させることが出来る。
記動吸振器には、板バネ部材と、該板バネ部材の前記錘
兼用取付部材に対する取付部から所定距離離間配置され
た動吸振器錘部材とを有する請求項1乃至3記載の床構
造を特徴としている。
では、前記動吸振器には動吸振器錘部材が、板バネ部材
の前記錘兼用取付部材に対する取付部から所定距離離間
配置されているので、床振動の周波数帯域に含まれる床
振幅最大領域に配設された動吸振器が、床振動エネルギ
を熱エネルギに変換して大気中に放出する。
同時に、床振動を吸振する該動吸振器の装着も行え、別
途部品を設ける必要も無いので、取付作業性が良好であ
る。
記錘兼用取付部材は、略ボックス状の収納箱であって、
前記動吸振器錘部材を収納する請求項1乃至4のうち何
れか一項記載の床構造を特徴としている。
では、前記錘兼用取付部材が、略ボックス状の収納箱で
あって、前記動吸振器錘部材が収納されているので、予
め収納を行っておくことにより、前記錘兼用取付部材を
取り付ける一工程で施工が略完了する。
前記床面には、長辺側に設けられた少なくとも一対の床
大梁と、上面床板材とを有する矩形枠体に、所定間隔を
おいてスライド移動可能に複数の小梁が並設されると共
に、隣接される一対の前記小梁間に、前記錘兼用取付部
材を架橋して該小梁同士を連結する請求項1乃至5記載
の床構造を特徴としている。
では、隣接される一対の前記小梁間に、前記錘兼用取付
部材が架橋されて、該小梁同士が連結されるので、矩形
枠体の剛性が更に向上する。しかも、小梁は、所定間隔
をおいてスライド移動可能に設けられているので、前記
錘兼用取付部材の取付位置の自由度が向上し、所望の領
域内に位置させて、問題となる振動周波数の振動を効率
良く吸収させることができる。
ついて図面を参照しながら詳細に説明する。なお、前記
従来のものと同一乃至均等な部分については、同一符号
を付して説明する。
造を示すものである。
ると、ユニット建物を構成する建物ユニットが、鋼製の
フレーム枠体で骨格部を構成されて、床部の四辺に配設
されて矩形枠体を構成する床大梁のうち、長辺側に設け
られた一対の床大梁間には、所定間隔をおいて複数の小
梁11,11が、床面12内に位置するように並設され
ている。これらの小梁は、図1中白抜き矢印に示すよう
に、前記長辺側の床大梁延設方向に沿って所望の位置に
固定可能である。
面床板材が設けられている。そして、これらの複数の建
物ユニットが組み合わせられて、例えば、4つの建物ユ
ニットが組み合わせられて、略田の字状に敷設されるこ
とにより、中央部に柱材を設けない大空間が形成され
る。
板材当たり2個、すなわち、一床面12内に、合計8カ
所に、動吸振器13を収納する錘兼用取付部材14…が
設けられている。
付部材14…配設位置が、床面12内の床衝撃音の周波
数帯域に含まれる重量床衝撃音振動振幅最大領域と、床
振動の周波数帯域に含まれる床振幅最大領域とが重複す
る領域内に位置するように設定されている。
ボックス形状を呈する鋼板製の収納箱部15が、上辺部
材16及び下辺部材17を、前記小梁11,11を挟ん
で上下方向から嵌合させることにより形成されている。
この実施の形態1では、これらの上辺部材16及び下辺
部材17の合計質量が、約10kgとなるように設定さ
れている。
は、略矩形平板状の上辺本体16aから下方に向けて
前,後辺部16b,16cが、屈曲形成されている。ま
た、下辺部材17には、矩形平板状の下辺本体17aか
ら上方に向けて前,後辺部17b,17cが、屈曲形成
されている。
cは、前記前,後辺部16b,16cに一部重複されて
装着されて、前記動吸振器13が設けられる空間を略閉
塞するように構成されている。
1,11側両端縁からは、各々一対の耳部18,18及
び19,19が突設されている。これらの耳部18,1
8には、各々左,右側片部20,20が一対、下方向に
向けて、屈曲形成されている。
左,右側片部21,21が一対、上方向に向けて、屈曲
形成されている。そして、前記上,下辺部材16,17
が嵌合された状態で、これらの小梁11,11に耳部1
8,19が上下方向から係止されて、これらの各左,右
側片部20,21が、先端縁の一部を重複させる。
の側面部に、各取付孔20a,20a及び21a,21
aを介して挿通されるリベット22,22が用いられて
固定されて、隣接される一対の前記小梁11,11間
に、この錘兼用取付部材14が、架橋されることによ
り、小梁11,11同士が連結されるように構成されて
いる。
状の板バネ部材23が設けられている。この板バネ部材
23のうち、略中央部下面側には、前記錘兼用取付部材
14の下辺部材17の下辺本体17aに対して取り付け
られる取付部材座部24が設けられている。
27を介して挿通されるリベット25によって前記下辺
本体17aに固着されるように構成されている。
この取付部材座部24から所定距離離間配置されて、一
対の動吸振器錘部材26,26が設けられている。この
実施の形態1では、一つの動吸振器錘部材26の重さが
約1.5〜6kgとなるように設定されている。
ついて説明する。
は、63ヘルツオクターブバンド周波数成分がL65
(L75〜L35:床衝撃音基準値、以下同様に記す)
の性能評価曲線を越えて、L70という評価になってい
る。
分の源となっている床振動は、図10に示すような振動
パターンを有している。
31.5ヘルツ成分が、基準レベルL0を約5デシベル
越えている。
数成分の源となっている床振動は、図12に示すような
振動パターンを有している。
うに、63ヘルツオクターブバンド周波数成分の振動パ
ターンと、31.5ヘルツオクターブバンド周波数成分
の振動パターンとにおける振動振幅最大位置が一致する
領域a,bが存在することが分かる。
は、63ヘルツ振動でも、31.5ヘルツ振動でも最小
となる。例えば、前記図9等の測定対象となった床は、
前記振動振幅最大位置における床の等価質量は、63ヘ
ルツ振動で75kg、31.5ヘルツ振動で、316k
gである。
位置では、これらの等価質量が増大する。
ブバンド周波数成分を3デシベル低減できれば、床衝撃
音基準値をL65まで改善できる。
量△LS(数式1中、Mは前記振幅最大位置における床
の等価質量を示し、添え字0は改善前、添え字1は改善
後を示す)から等価質量を2倍にすることにより3デシ
ベル低減できる。即ち、錘兼用取付部材14を図2中■
印で示したように領域a,b内に床1枚につき2個(4
枚につき合計8個)設置するとして、1個10kgの錘
設置により錘質量総和が80kgとなり、(M1=15
5kg)、目標が達成される。
る動吸振器13を前記振幅最大位置である領域a,bに
設置した場合に床振動改善量△LVは、下記数式2で表
される。
錘部材26,26の合計質量mと、動吸振器13設置位
置における床の等価質量との質量比を示し、ηは床の損
失係数を示している。このηは、不変であるので、μが
大きくなるほど床振動を低減できる。
約0.08であり、所望の床振動低減量が5デシベルで
あるとすると、上記数式2から質量比μを0.04に設
定すればよいことが分かる。
吸振器13を図2中○印で示したように錘兼用取付部材
14に収納させて、床1枚あたり2個(4枚あたり合計
8個)設置するとして、1個約1.5〜6kgの動吸振
器錘部材26を一対設けて動吸振器13が設置されてい
る。 このように動吸振器13を、前記錘兼用取付部材
14に収納させて取り付ければ、前記上,下辺部材1
6,17とこの動吸振器13との合計質量は約13kg
となり、(μ=13/316=0.04)、床振動低減
量5デシベルが達成される。
製枠又は鋼製桟の位置に拘束されることなく、前記両側
の小梁11,11を、他の小梁11と干渉させないよう
に、図1中白抜き矢印で示す方向へ長辺側の床大梁延設
方向に沿って移動させると共に、前記小梁11,11長
手延設方向に沿って係止された前記耳部18,19を、
矢印と直交する方向にスライド移動させることにより、
床面12内での殆どの位置、例えば、重量床衝撃音振動
振幅最大領域と、床振動の周波数帯域に含まれる床振幅
最大領域との重複する領域a,bに、この動吸振器13
を収納した錘兼用取付部材14を固定して設けることが
出来る。
幅最大領域及び床振動の床振幅最大領域との双方が、最
も効率良く吸収される領域a,b内位置に動吸振器13
を効率よく設置出来る。
となるように、鋼板製の収納箱部15を前記上辺部材1
6及び下辺部材17によって主に構成されて、所定重量
(合計約80kg)を有しているので、前記動吸振器1
3の自重(合計約13kg)と共に、重量床衝撃音の緩
和に寄与する。
積層等する必要が無く、床の重量の増大を抑制しつつ、
問題となる比較的高周波数の振動周波数(例えば、65
ヘルツオクターブバンド周波数成分)の振動を効率よく
吸収し、図3に示すようにL65床衝撃音基準を達成す
ることができる。
に収納された動吸振器13が、動吸振器錘部材26,2
6を、板バネ部材23の前記錘兼用取付部材14に対す
る取付部材座部24から所定距離離間配置させて取付け
られているで、床振動の周波数帯域に含まれる床振幅最
大領域a,bに配設されたこの動吸振器13が、床振動
エネルギを熱エネルギに変換して大気中に放出する。
し、図4に示されるように、31.5ヘルツオクターブ
バンド周波数成分近傍の騒音も、基準レベルL0を殆ど
越えることはない。
着と同時に、床振動を吸振する動吸振器13の装着も行
え、別途部品を設ける必要も無いので、取付作業性が良
好である。
ボックス形状を呈する収納箱部15から突設された耳部
18,18及び19,19を前記小梁11,11に係止
して、前記リベット22を用いて固定するだけで、動吸
振器13が収納された錘兼用取付部材14の床面12へ
の取付が略完了する。このため、更に取付作業性が良好
である。
部15の両端縁部から突設されて、隣接される一対の前
記小梁11,11間に架橋されることにより、これらの
小梁11,11同士が連結される。
1が、この鋼板製の錘兼用取付部材14を挟んで一体と
なり、更に、前記床面12の剛性を向上させることが出
来る。
示すものである。なお、前記実施の形態1と同一乃至均
等な部分については同一符号を付して説明する。
2の床構造では、上辺部材16のみで、前記動吸振器1
3を収納する収納箱部15を形成している。即ち、錘兼
用取付部材としての上辺部材16の上辺本体16a裏面
側には、前記動吸振器13がリベット25で、垂下する
ように取り付けられ、一体となるように収納されて、対
向辺側である下方を開放するように構成されている。
形態1と同様であるので、説明を省略する。
てきたが、本発明は、前記実施の形態1,2に限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計
変更等があっても本発明に含まれる。
を一体となるように収納して、対向辺側をである上方を
開放するように構成しても良く、また、前記実施の形態
1では、下辺本体16bの略中央部に前記取付部材座部
24を介して、単体の前記動吸振器13を固着させるよ
うに構成しているが、特にこれに限らず、例えば、前,
後辺部17b,17c等に近接させて、この動吸振器1
3を固着させる等、動吸振器13の取付位置が、下辺本
体17のどの位置であってもよく、しかも、この動吸振
器13の数量も、1個の前記錘兼用取付部材14あたり
の2個以上の複数個であってもよい。
のものでは、重量床衝撃音振動振幅最大領域と、床振動
の周波数帯域に含まれる床振幅最大領域との重複する領
域に、動吸振器を取付けた錘兼用取付部材が、取り付け
られて設けられているので、従来の金属製の鋼製枠又は
鋼製桟の位置に拘束されることなく、床面内の床衝撃音
の床振幅最大領域及び床振動の床振幅最大領域との双方
が、最も効率良く吸収される位置に動吸振器を設置出来
る。
るように所定重量を有しているので、前記動吸振器の自
重と共に、重量床衝撃音の緩和に寄与する。
で設置出来、床の重量の増大を抑制しつつ、問題となる
振動周波数の振動を効率よく吸収することができる。
記耳部を前記小梁に係止するだけで、剛性向上、重量増
加に寄与する錘兼用取付部材の床面への取付が略完了す
る。このため、更に取付作業性が良好である。
る一対の前記小梁間に架橋されることにより、該小梁同
士が連結される。
錘兼用取付部材を挟んで一体となり、更に、前記床面の
剛性を向上させることが出来る。
記動吸振器には動吸振器錘部材が、板バネ部材の前記錘
兼用取付部材に対する取付部から所定距離離間配置され
ているので、床振動の周波数帯域に含まれる床振幅最大
領域に配設された動吸振器が、床振動エネルギを熱エネ
ルギに変換して大気中に放出する。
同時に、床振動を吸振する該動吸振器の装着も行え、別
途部品を設ける必要も無いので、取付作業性が良好であ
る。
記錘兼用取付部材が、略ボックス状の収納箱であって、
前記動吸振器錘部材が収納されているので、予め収納を
行っておくことにより、前記錘兼用取付部材を取り付け
る一工程で施工が略完了する。このように、前記錘兼用
取付部材の装着と同時に、床振動を吸振する動吸振器の
装着も行え、別途部品を設ける必要も無いので、取付作
業性が良好である。
隣接される一対の前記小梁間に、前記錘兼用取付部材が
架橋されて、該小梁同士が連結されるので、矩形枠体の
剛性が更に向上する。しかも、小梁は、所定間隔をおい
てスライド移動可能に設けられているので、前記錘兼用
取付部材の取付位置の自由度が向上し、所望の領域内に
位置させて、問題となる振動周波数の振動を効率良く吸
収させることができる、という実用上有益な効果を発揮
する。
明する分解斜視図である。
域を説明するグラフ図である。
より、重量床衝撃音等級のうち、いづれの等級まで改善
されているかを示すグラフ図である。
より得られる床振動のグラフ図である。
明する分解斜視図である。
近傍の斜視図である。
位置近傍の斜視図である。
ち、いづれの等級に位置するかを示すグラフ図である。
オクターブバンド周波数成分での床振動パターンを示す
解析図である。
グラフ図である。
ルツオクターブバンド周波数成分での床振動パターンを
示す解析図である。
Claims (6)
- 【請求項1】床面内に、所定間隔をおいて小梁を並設す
ると共に、該小梁間には、床面内の床衝撃音の周波数帯
域に含まれる重量床衝撃音振動振幅最大領域と、床振動
の周波数帯域に含まれる床振幅最大領域との重複する領
域に、錘兼用取付部材を取り付けると共に、該錘兼用取
付部材には、動吸振器を取付けることを特徴とする床構
造。 - 【請求項2】前記錘兼用取付部材は、鋼板製で、前記小
梁に係止される耳部を有していることを特徴とする請求
項1記載の床構造。 - 【請求項3】前記錘兼用取付部材は、隣接される一対の
前記小梁間に架橋されることにより、該小梁同士を連結
することを特徴とする請求項1又は2記載の床構造。 - 【請求項4】前記動吸振器には、板バネ部材と、該板バ
ネ部材の前記錘兼用取付部材に対する取付部から所定距
離離間配置された動吸振器錘部材とを有することを特徴
とする請求項1乃至3のうち何れか一項記載の床構造。 - 【請求項5】前記錘兼用取付部材は、略ボックス状の収
納箱であって、前記動吸振器錘部材を収納することを特
徴とする請求項1乃至4のうち何れか一項記載の床構
造。 - 【請求項6】前記床面には、長辺側に設けられた少なく
とも一対の床大梁と、上面床板材とを有する矩形枠体
に、所定間隔をおいてスライド移動可能に複数の小梁が
並設されると共に、隣接される一対の前記小梁間に、前
記錘兼用取付部材を架橋して該小梁同士を連結すること
を特徴とする請求項1乃至5記載の床構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26351999A JP3707596B2 (ja) | 1999-09-17 | 1999-09-17 | 床構造 |
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JP26351999A JP3707596B2 (ja) | 1999-09-17 | 1999-09-17 | 床構造 |
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JP2001090241A true JP2001090241A (ja) | 2001-04-03 |
JP3707596B2 JP3707596B2 (ja) | 2005-10-19 |
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1999
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