JP2013237983A - 床構造および板ばね式制振装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】板ばね制振装置101,102は、床材510に固定される支持部11、および、床材510に対して振動可能な振動部12を有する板ばね部材10と、板ばね部材10の振動部12に取り付けられるマス部材30とを備える。板ばね部材10は、振動部12の先端を自由端とするように、床材510に対して片持ち支持される。支持部11は、床材510の振動モードの節側よりも腹側に位置し、かつ、振動部12の先端よりも腹側に位置する。
【選択図】図3B
Description
本手段に係る床構造は、床材に板ばね制振装置を配置した床構造であって、前記板ばね制振装置は、前記床材に固定される支持部、および、前記床材に対して振動可能な振動部を有する板ばね部材と、前記板ばね部材の前記振動部に取り付けられるマス部材と、を備え、前記板ばね部材は、前記振動部の先端を自由端とするように、前記床材に対して片持ち支持され、前記支持部は、前記床材の振動モードの節側よりも腹側に位置し、かつ、前記振動部の先端よりも前記腹側に位置する。
また、本手段に係る板ばね式制振装置は、前記床材に固定される支持部および前記床材に対して振動可能な振動部を有し、前記振動部の先端を自由端とするように前記床材に対して片持ち支持される板ばね部材と、前記板ばね部材の前記振動部に取り付けられるマス部材と、前記振動部に固定され、前記床材に接触するように設けられた粘弾性体と、を備える板ばね式制振装置であって、前記板ばね部材の前記振動部は、前記支持部と前記マス部材を取り付ける部位とをリブ状に連結するリブ状立壁部を備え、前記リブ状立壁部は、前記マス部材側に位置し、振動方向幅を同一に形成されたマス側立壁部と、前記支持部側に位置し、振動方向幅を前記マス側立壁部の振動方向幅より大きく形成された支持部側立壁部と、を備え、前記粘弾性体は、前記マス側立壁部のうち前記支持部側立壁部側に固定される。
(板ばね式制振装置の構成)
板ばね式制振装置100の構成について、図1A〜図1C、および、図2A〜図2Cを参照して説明する。板ばね式制振装置100は、住宅の上階の床材50(図1Aの二点鎖線)の裏面側に固定されており、床材50に生じた振動を低減する装置である。
次に、複数の板ばね式制振装置100を床材50に配置する構造について以下に説明する。床材50の種類として、二種類を例に挙げる。第一の床材は、ALC床材などのコンクリート床材を複数設置することによって形成する。第二の床材は、木板により形成する。
複数のコンクリート床材511,511,・・・を設置することによって形成される第一の床材510について、図3A〜図3Cを参照して説明する。床材510は、H型鋼により形成された、床全体の外周を形成する縦梁512a,512bおよび横梁512c,512dと、図3Bの横梁512c,512dの中央同士を連結する中央梁512eとを有する。各コンクリート床材511,511,・・・は、長方形の面材を有する直方体に形成されている。そして、各コンクリート床材511,511,・・・は、各横梁512c,512dと中央梁512eとを掛け渡すように、縦方向に並べて配置されている。各コンクリート床材511,511,・・・の長手方向端を横梁512c,512dおよび中央梁512eに固定されている。そして、コンクリート床材511,511,・・・の上面に、石膏ボード513およびフローリング材514が張られている。
(木板材に適用した例)
木板により形成された第二の床材520について、図5A〜図5Cを参照して説明する。ここで、当該床材520は、木材により形成された、床全体の外周を形成する縦梁522a,522bおよび横梁522c,522dと、図5Bの縦梁522a,522bを連結する中間横梁522e,522f,522gとを有する。3つの中間横梁522e,522f,522gにより、外周の梁522a〜522dの空間を4等分されている。
Claims (12)
- 床材に板ばね制振装置を配置した床構造であって、
前記板ばね制振装置は、
前記床材に固定される支持部、および、前記床材に対して振動可能な振動部を有する板ばね部材と、
前記板ばね部材の前記振動部に取り付けられるマス部材と、
を備え、
前記板ばね部材は、前記振動部の先端を自由端とするように、前記床材に対して片持ち支持され、
前記支持部は、前記床材の振動モードの節側よりも腹側に位置し、かつ、前記振動部の先端よりも前記腹側に位置する、床構造。 - 前記床材は、複数のコンクリート床材を設置することにより形成され、
前記板ばね式制振装置は、前記複数のコンクリート床材を構成する各コンクリート床材に配置され、
前記支持部は、前記振動部の先端に対して、各前記コンクリート床材の中央側に位置する、請求項1の床構造。 - 前記コンクリート床材は、長方形の床面を有し、
前記板ばね式制振装置は、前記支持部から前記振動部の先端へ向かう方向が前記コンクリート床材の床面の長手方向に一致するように配置される、請求項2の床構造。 - 前記板ばね式制振装置は、1つの前記コンクリート床材に複数配置され、
1つの前記コンクリート床材に配置される複数の前記板ばね式制振装置において、前記振動部の先端同士の離間距離は、前記支持部同士の離間距離より長く設定されている、請求項2または3の床構造。 - 前記床材は、木板であり、梁により区画された複数の梁区画木板床材を設置することにより形成され、
前記板ばね式制振装置は、前記複数の梁区画木板床材を構成する各梁区画木板床材に配置され、
前記支持部は、前記振動部の先端に対して、各前記梁区画木板床材の中央側に位置する、請求項1の床構造。 - 前記梁区画木板床材は、長方形の床面を有し、
前記板ばね式制振装置は、前記支持部から前記振動部の先端へ向かう方向が前記梁区画木板床材の床面の長手方向に一致するように配置される、請求項5の床構造。 - 前記板ばね式制振装置は、1つの前記梁区画木板床材に複数配置され、
1つの前記梁区画木板床材に配置される複数の前記板ばね式制振装置において、前記振動部の先端同士の離間距離は、前記支持部同士の離間距離より長く設定されている、請求項5または6の床構造。 - 複数の前記板ばね式制振装置の振動低減周波数は、異なる周波数帯に設定されている、請求項4または7に記載の床構造。
- 前記板ばね部材の前記振動部は、前記支持部と前記マス部材を取り付ける部位とをリブ状に連結するリブ状立壁部を備え、
前記リブ状立壁部は、
前記マス部材側に位置し、振動方向幅を同一に形成されたマス側立壁部と、
前記支持部側に位置し、振動方向幅を前記マス側立壁部の振動方向幅より大きく形成された支持部側立壁部と、
を備え、
前記板ばね式制振装置は、前記マス側立壁部のうち前記支持部側立壁部側に固定され、前記床材に接触するように設けられた粘弾性体を備える、請求項1〜8の何れか一項の床構造。 - 前記支持部側立壁部は、前記マス側立壁部側から前記支持部側に行くに従って、振動方向幅が大きく形成され、
前記粘弾性体は、前記支持部側立壁部に隣接して設けられる、請求項9の床構造。 - 前記支持部は、前記粘弾性体よりも、前記床材の振動モードの腹側に位置する、請求項9または10の床構造。
- 前記床材に固定される支持部および前記床材に対して振動可能な振動部を有し、前記振動部の先端を自由端とするように前記床材に対して片持ち支持される板ばね部材と、
前記板ばね部材の前記振動部に取り付けられるマス部材と、
前記振動部に固定され、前記床材に接触するように設けられた粘弾性体と、
を備える板ばね式制振装置であって、
前記板ばね部材の前記振動部は、前記支持部と前記マス部材を取り付ける部位とをリブ状に連結するリブ状立壁部を備え、
前記リブ状立壁部は、
前記マス部材側に位置し、振動方向幅を同一に形成されたマス側立壁部と、
前記支持部側に位置し、振動方向幅を前記マス側立壁部の振動方向幅より大きく形成された支持部側立壁部と、
を備え、
前記粘弾性体は、前記マス側立壁部のうち前記支持部側立壁部側に固定される、板ばね式制振装置。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016118031A (ja) * | 2014-12-19 | 2016-06-30 | 住友理工株式会社 | 制振床構造 |
JP2018204627A (ja) * | 2017-05-30 | 2018-12-27 | 住友理工株式会社 | 制振装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001090241A (ja) * | 1999-09-17 | 2001-04-03 | Sekisui Chem Co Ltd | 床構造 |
JP2010230031A (ja) * | 2009-03-26 | 2010-10-14 | Tokai Rubber Ind Ltd | 板ばね式制振装置 |
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2012
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