JP5386209B2 - 板ばね式制振装置 - Google Patents

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Description

本発明は、住宅の重量床衝撃音を低減するために好適に採用される板ばね式制振装置に関するものである。
従来、重量床衝撃音を低減するための制振装置として、特開2007-100449号公報(特許文献1)に記載されたものがある。この制振装置は、マス部材をゴム弾性体により弾性支持するダイナミックダンパである。
ダイナミックダンパの他に、例えば、特開2006-348996号公報(特許文献2)および特開2008-215405号公報(特許文献3)に、振動体に対して打撃を行うことにより、制振効果を発揮する装置が記載されている。特許文献2に記載の制振装置は、一対のコイルスプリングにより、振動体に対して打撃を行うマス部材を支持している。特許文献3に記載の制振装置は、平板状の板ばね部材により、振動体に対して打撃を行うマス部材を片持ち支持している。
特開2007-100449号公報 特開2006-348996号公報 特開2008-215405号公報(図6)
振動体に対して打撃を行う制振装置において、制振効果を高めるために、打撃力に寄与するマス部材の有効質量を大きくする必要がある。一方、制振装置全体としては、できるだけ軽量化の要請がある。
しかし、特許文献2の制振装置において、マス部材の質量を大きくすると、マス部材を支持するために、コイルスプリングのばね定数を大きくしなければならない。そうすると、コイルスプリングの大型化、質量の増大化を招来し、結果として、マス部材の質量の増大以上に、制振装置全体の質量が増大化してしまう。また、特許文献3の制振装置において、マス部材の質量を大きくすると、平板状の板ばね部材の板厚を厚くしなければならなくなり、同様にマス部材の質量の増大以上に、制振装置全体の質量が増大化してしまう。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、マス部材の有効質量を大きくしつつ、マス部材を支持する板ばね部材の軽量化を図ることができる板ばね式制振装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、板ばね式制振装置に係る第一の発明は、マス部材と、前記マス部材が振動体に対して前記振動体の主振動方向に相対移動可能となるように、前記振動体に対して前記マス部材を支持する板ばね部材と、前記マス部材および前記振動体のうち何れか一方に固定的に設けられ、且つ、前記振動体が前記主振動方向に振動した場合に前記マス部材および前記振動体の他方に対して打撃する粘弾性体と、を備える板ばね式制振装置において、前記板ばね部材は、前記振動体に固定される基部と、前記基部および前記振動体から離間した位置に設けられ、前記マス部材を固定するマス取付部と、前記基部からそれぞれ立設するように高さ方向の一方縁が前記基部に設けられ、前記基部から前記マス取付部側に向かって延びるように設けられ、前記マス取付部からそれぞれ立設するように高さ方向の他方縁が前記マス取付部に設けられ、相互に離隔して設けられた複数のリブ状立壁部と、前記複数のリブ状立壁部を連結し、前記基部と前記マス取付部の一方に連結される連結板部材と、を備え、前記複数のリブ状立壁部は、前記基部側の高さを前記マス取付部側の高さより高くなるように形成されることを特徴とする。
板ばね式制振装置に係る第二の発明は、マス部材と、前記マス部材が振動体に対して前記振動体の主振動方向に相対移動可能となるように、前記振動体に対して前記マス部材を支持する板ばね部材と、前記マス部材および前記振動体のうち何れか一方に固定的に設けられ、且つ、前記振動体が前記主振動方向に振動した場合に前記マス部材および前記振動体の他方に対して打撃する粘弾性体と、を備える板ばね式制振装置において、前記板ばね部材は、前記振動体に固定される基部と、前記基部および前記振動体から離間した位置に設けられ、前記マス部材を固定するマス取付部と、前記基部からそれぞれ立設するように高さ方向の一方縁が前記基部に設けられ、前記基部から前記マス取付部側に向かって延びるように設けられ、前記マス取付部からそれぞれ立設するように高さ方向の他方縁が前記マス取付部に設けられ、相互に離隔して設けられた複数のリブ状立壁部と、前記複数のリブ状立壁部の一方縁または他方縁から屈曲形成され、前記基部と前記マス取付部の一方に連結される複数の板状フランジと、を備え、前記複数のリブ状立壁部は、前記基部側の高さを前記マス取付部側の高さより高くなるように形成されることを特徴とする。
板ばね式制振装置に係る第三の発明は、マス部材と、前記マス部材が振動体に対して前記振動体の主振動方向に相対移動可能となるように、前記振動体に対して前記マス部材を支持する板ばね部材と、前記マス部材および前記振動体のうち何れか一方に固定的に設けられ、且つ、前記振動体が前記主振動方向に振動した場合に前記マス部材および前記振動体の他方に対して打撃する粘弾性体と、を備える板ばね式制振装置において、前記板ばね部材は、前記振動体に固定される基部と、前記基部および前記振動体から離間した位置に設けられ、前記マス部材を固定するマス取付部と、前記基部の一箇所から立設するように高さ方向の一方縁が前記基部に設けられ、前記基部から前記マス取付部側に向かって延びるように設けられ、前記基部と前記マス取付部との途中から前記マス取付部側において複数に分岐して相互に離隔して設けられ、分岐された部分のそれぞれが前記マス取付部から立設するように高さ方向の他方縁が前記マス取付部に設けられたリブ状立壁部と、前記リブ状立壁部の一方縁からそれぞれ外側に屈曲形成され、前記基部に連結される2つの板状フランジと、を備え、前記リブ状立壁部は、前記基部側の高さを前記マス取付部側の高さより高くなるように形成されることを特徴とする。
このように、板ばね部材がリブ状立壁部を備えることにより、特許文献3のような平板状の板ばね部材に比べて、軽量化を図りつつ、十分な支持剛性を確保することができる。つまり、マス部材の有効質量を大きくしつつも、板ばね部材の軽量化を図ることができる。ここで、「リブ」とは、畝状の隆起を意味する。つまり、リブ状立壁部は、基部からマス取付部に亘って畝状に隆起するように形成されている。
また、前記マス部材の重心を通る前記主振動方向の直線は、相互に離隔した前記リブ状立壁部の間に設けられるようにしてもよい。
これにより、リブ状立壁部による支持剛性を高くすることができる。さらに、本発明により、マス部材が主振動方向とは異なる方向に振動することを規制することができる。つまり、振動体が主振動方向に振動した場合に、マス部材が主振動方向に安定して振動するようにできる。
また、第一の発明において、前記リブ状立壁部と前記連結板部材は、絞り加工により形成されてもよい。絞り加工により、リブ状立壁部の高さが高い部位と低い部位とを形成することができる。その結果、リブ状立壁部のうち基部側の方の高さを高くしつつ、リブ状立壁部のうちマス取付部側の高さを低くすることができる。つまり、リブ状立壁部の高さの高い部位を形成しつつ、マス取付部を振動体から離間した位置に設けることができる。ここで、リブ状立壁部の高さが高いほど、リブ状立壁部における振動体の主振動方向に対する断面係数が大きくなる。つまり、本発明により、リブ状立壁部の剛性を高めることができる。
また、第一、第二の発明において、前記リブ状立壁部は、2つからなり、前記基部は、2枚の前記リブ状立壁部の両外側にて前記振動体に固定されてもよい。つまり、基部のうち振動体に固定される部位は、2枚のリブ状立壁部の間ではない。従って、2枚のリブ状立壁部の両外側の固定部位の離間距離は、2枚のリブ状立壁部の間に固定部位を設ける場合に比べて、より離れた位置となる。これにより、基部が安定して振動体に固定される。このことは、マス部材に対する支持剛性を高めることにつながる。
また、第三の発明において、前記リブ状立壁部のうち分岐する前の部分は、1枚の平面状からなり、前記マス部材は、前記リブ状立壁部の前記分岐前部分を含む平面上に位置するように設けられるようにしてもよい。リブ状立壁部が1枚であっても、マス部材がリブ状立壁部を含む平面上に位置するように設けることで、安定してマス部材を支持することができる。
上記において、前記マス部材は、前記マス取付部に着脱可能に設けられてもよい。つまり、マス部材は、マス取付部に対して、溶接などにより、一体的に固定されていないことを意味する。これにより、制振装置全体として、低コスト化を図ることができる。さらに、振動体の制振対象周波数に応じてマス部材の質量を変更したり、板ばね部材の形状を変更したりすることで、制振装置のバネ定数の調整を容易に行うことができる。
上記において、前記粘弾性体は、前記板ばね部材に着脱可能に設けられてもよい。つまり、粘弾性体を板ばね部材に加硫接着をすることなく、粘弾性体を板ばね部材に取り付けることができる。これにより、低コスト化を図ることができる。さらに、振動体の制振対象周波数に応じて粘弾性体の材料や形状を変更することで、振動体に合った最適な制振装置のバネ定数や減衰特性等の調整を容易に行うことができる。
上記において、前記板ばね部材は、前記マス部材を前記振動体に対して片持ち支持してもよい。このように、マス部材を片持ち支持としているため、基部は1箇所となる。従って、マス部材の振動は1カ所の基部における振動に起因するものとなり、安定した制振効果を発揮する。
上記において、前記板ばね部材は、前記マス部材を前記振動体に対して両持ち支持してもよい。このように、マス部材を両持ち支持としているため、基部は2箇所となる。従って、マス部材の有効質量を安定的に大きくすることができる。
また、上記において、前記マス部材と前記マス取付部との対向面積より小さな座面からなり、前記マス部材と前記マス取付部との間に介在して設けられるワッシャを備えるようにしてもよい。
ここで、マス部材が振動する際に、マス部材と板ばね部材とが当接したり離間したりするおそれがある。そうすると、当接する際に、音が発生するおそれがある。しかし、ワッシャを備えることにより、マス部材と板ばね部材とが当接することを抑制できる。つまり、音の発生を抑制できる。
本発明に係る板ばね式制振装置によれば、マス部材の有効質量を大きくしつつ、マス部材を支持する板ばね部材の軽量化を図ることができる。
第一実施形態:板ばね式制振装置を示す図である。(a)は、床裏面に取り付けた状態における板ばね式制振装置の正面図である。(b)は、板ばね式制振装置の底面図である。(c)は、板ばね式制振装置の右側面図である。 第一実施形態:板ばね部材を示す図である。(a)は、板ばね部材の正面図である。(b)は、板ばね部材の底面図である。(c)は、板ばね部材の右側面図である。 重量床衝撃音の試験における板ばね式制振装置の床裏への取り付け状態を示す図である。 試験結果を示すデータであって、オクターブバンド中心周波数に対する衝撃音レベルについてのデータである。 参考形態:板ばね式制振装置を示す図である。(a)は、床裏面に取り付けた状態における板ばね式制振装置の正面図である。(b)は、板ばね式制振装置の底面図である。(c)は、板ばね式制振装置の右側面図である。 参考形態:板ばね部材を示す図である。(a)は、板ばね部材の正面図である。(b)は、板ばね部材の底面図である。(c)は、板ばね部材の右側面図である。 参考形態撓み量の比較試験結果を示す図である。(a)は、第一実施形態における板ばね式制振装置を示し、(b)は、参考形態における板ばね式制振装置を示す。 第三実施形態:板ばね式制振装置を示す図である。(a)は、床裏面に取り付けた状態における板ばね式制振装置の正面図である。(b)は、板ばね式制振装置の底面図である。(c)は、板ばね式制振装置の右側面図である。 第三実施形態:板ばね部材を示す図である。(a)は、板ばね部材の正面図である。(b)は、板ばね部材の底面図である。(c)は、板ばね部材の右側面図である。 第四実施形態:板ばね式制振装置を示す図である。(a)は、床裏面に取り付けた状態における板ばね式制振装置の正面図である。(b)は、板ばね式制振装置の底面図である。(c)は、板ばね式制振装置の右側面図である。 第四実施形態:板ばね部材を示す図である。(a)は、板ばね部材の正面図である。(b)は、板ばね部材の底面図である。(c)は、板ばね部材の右側面図である。
以下、本発明の板ばね式制振装置を具体化した実施形態について図面を参照しつつ説明する。
<第一実施形態>
第一実施形態の板ばね式制振装置100について、図1および図2を参照して説明する。図1に示すように、板ばね式制振装置100は、住宅の上階の床裏に固定されており、床40に生じた振動を低減する装置である。この板ばね式制振装置100は、マス部材10と、板ばね部材20と、粘弾性体30と、ワッシャ60から構成される。
マス部材10は、図1に示すような円柱状に形成された鉄塊である。このマス部材10の質量は、目的の制振特性に応じて変更され、例えば、3kg程度を有するものを採用する。
板ばね部材20は、平板状の鋼板に対して打ち抜き加工およびプレス加工を施すことにより形成される。板ばね部材20は、マス部材10が振動体である床40に対して床40の主振動方向に相対移動可能となるように、床40の裏面に対してマス部材10を支持する。ここで、床40の主振動方向とは、建物の上下方向となる。板ばね部材20は、基部21と、マス取付部22、23と、粘弾性体取付部24と、2枚のリブ状立壁部25、26と、2つのフランジ27、28と、連結板部材29とを備える。
基部21は、矩形の平板状をなす部位である。この基部21の一方面が振動体である床40の裏面に当接するようにして、基部21は床40に固定されている。この基部21には、長方形の頂点に位置する4カ所の貫通孔21aが形成されている。この4カ所の貫通孔21aには、床40の裏面に締結するためのねじ(図示せず)が挿通される。
マス取付部22、23は、基部21および床40の裏面から離間し、床40の裏面にほぼ平行となるように設けられている。マス取付部22、23は、それぞれ矩形の平板状をなし、ほぼ中央に1個ずつの貫通孔22a、23aが形成されている。この貫通孔22a、23aには、マス部材10を固定するための締結ボルトが挿通される。このようにして、マス取付部22、23は、マス部材10を着脱可能に固定する。ここで、マス取付部22、23とマス部材10との間には、ワッシャ60が介在して設けられている。このワッシャ60は、マス部材10とマス取付部22、23との対向面積より小さな座面からなる。つまり、ワッシャ60により、マス取付部22、23とマス部材10とが直接当接しないようにされている。
粘弾性体取付部24は、後述する粘弾性体30を着脱可能に取り付ける部位である。この粘弾性体取付部24は、矩形の平板状をなしており、図1(b)の底面図に示すように、板ばね式制振装置100を下方から見た場合にマス取付部22、23の間に位置に設けられている。この粘弾性体取付部24は、図1(a)の正面図に示すように、マス取付部22、23に対して、僅かに床40の裏面側にずれて位置している。この粘弾性体取付部24の中央部には、図2(b)に示すように、瓢箪型貫通孔24aが形成されている。瓢箪型貫通孔24aのうち小玉状部分の中心が、マス部材10の重心を通り床40の主振動方向の直線上に位置するように形成されている。
2枚のリブ状立壁部25、26は、基部21、マス取付部22、23および粘弾性体取付部24に対してリブ状に形成されており、これらを連結している。2枚のリブ状立壁部25、26は、図1(a)に示すように、上下方向幅が図1(a)の左から右に行くに従って小さくなるように形成されている。ただし、2枚のリブ状立壁部25、26のうち図2(a)の下縁は、床40の裏面にほぼ平行な直線状に形成されている。
具体的には、一方のリブ状立壁部25は、基部21の一側(図2(b)の上縁)に立設され、一方のマス取付部22に立設され、且つ、粘弾性体取付部24の一側(図2(b)の上縁)に立設されている。この一方のリブ状立壁部25のうち基部21側の部分は、僅かに傾斜している。
また、他方のリブ状立壁部26は、基部21の他側(図2(b)の下縁)に立設され、他方のマス取付部23に立設され、且つ、粘弾性体取付部24の他側(図2(b)の下縁)に立設されている。この他方のリブ状立壁部26のうち基部21側の部分は、僅かに傾斜している。
つまり、2枚のリブ状立壁部25、26は、図2(b)の上下方向に離隔して、ほぼ平行な状態となるように設けられている。さらに、マス部材10の重心を通り床40の主振動方向の直線は、2枚のリブ状立壁部25、26の間に設けられている。
2つのフランジ27、28は、2枚のリブ状立壁部25、26のそれぞれの図2(a)の下縁から外側に延びるように屈曲形成されている。一方のフランジ27は、一方のマス取付部22の延長線上に位置し、他方のフランジ28は、他方のマス取付部23の延長線上に位置する。
連結板部材29は、2枚のリブ状立壁部25、26のうち図2(a)の上側傾斜面同士を連結している。さらに、連結板部材29は、基部21と粘弾性体取付部24とを連結している。つまり、連結板部材29は、粘弾性体取付部24およびリブ状立壁部25、26を介することにより、基部21とマス取付部22、23とを連結している。
粘弾性体30は、ゴムからなり、粘弾性体取付部24に固定されると共に、床40が主振動方向に振動した場合に床40の裏面に対して打撃する。具体的には、粘弾性体30は、衝突本体部31と、係合ストッパ部32とから構成される。
衝突本体部31は、逆円錐台形状に形成されている。この円形底面と円形上面との距離(端面間距離)は、粘弾性体取付部24の上面と床40の裏面との離間距離にほぼ等しくされている。詳細には、衝突本体部31の端面間距離は、床40の裏面に対して僅かに予圧を加えた状態となるように設定してもよいし、床40の裏面と衝突本体部31の上面とがいわゆるゼロタッチ状態(圧力が付与されていない状態)となるように設定してもよいし、床40の裏面との間に僅かに隙間を有するように設定してもよい。これらは、制振目的に応じて設定変更可能である。
係合ストッパ部32は、衝突本体部31の大径側端面に設けられ、茸状に形成されている。この係合ストッパ部32の首部の直径は、粘弾性体取付部24の瓢箪型貫通孔24aの小玉部の直径より僅かに小さくされている。また、係合ストッパ部32の先端大径突起部の高さは、係合ストッパ部32がマス取付部22、23から飛び出さないように設定されている。この係合ストッパ部32の先端大径突起部の直径は、瓢箪型貫通孔24aの大玉部の直径より小さく、かつ、瓢箪型貫通孔24aの小玉部の直径より大きくされている。
このように形成される粘弾性体30は、以下のようにして、粘弾性体取付部24に固定される。まず、係合ストッパ部32の先端大径突起部を粘弾性体取付部24の瓢箪型貫通孔24aの大玉部に挿通する。続いて、粘弾性体30を瓢箪型貫通孔24aの小玉部側にスライドさせる。このとき、粘弾性体30の衝突本体部31と、係合ストッパ部32の先端大径突起部とにより、粘弾性体取付部24が挟まれる。このようにして、粘弾性体30が粘弾性体取付部24に固定される。このとき、粘弾性体30の弾性中心とマス部材10の重心とは、床40の主振動方向(図2(a)の上下方向)に一致するように設定されている。
以上のように構成される板ばね式制振装置100は、以下のように動作する。ここで、粘弾性体30は、床40の裏面に対して予圧をかけられた状態で設定されている場合について説明する。
床40が主振動方向に振動した場合(床40に衝撃音が発生した場合を含む)に、板ばね部材20の弾性力によって、マス部材10が、床40の主振動方向へ振動する。そして、床40の振動が小さい場合には、粘弾性体30が床40の裏面から離間することなく、当接状態を維持する。この場合、板ばね式制振装置100は、いわゆるダイナミックダンパとして機能する。また、床40の振動が大きい場合には、粘弾性体30が床40の裏面から離間して、マス部材10と共に振動する。このとき、粘弾性体30は、床40の裏面に対して打撃を繰り返す。この粘弾性体30の打撃により、制振効果を発揮する。
ここで、本実施形態の板ばね式制振装置100による制振効果を検証するために、試験を行った。この試験は、JISA1318−2「建築物の床衝撃音遮断性能の測定方法 第2部:標準重量衝撃源による方法」に基づいて行った。ここでは、図3に示すように、床40の裏面に、複数の板ばね式制振装置100を取り付けて行った。具体的には、矩形枠状に組まれた梁50により囲まれる領域に敷き詰めるように、並列状に複数枚の床40が配置されている。それぞれの床40は、軽量気泡コンクリート(ALC)により形成されている。梁50で囲まれた最大領域全体において、床40全体の質量は約734kgである。
そして、梁50で囲まれた最大領域において、各四隅から各辺の4分の1付近を中心とする位置(4カ所)に、6個ずつの板ばね式制振装置100を設置している。つまり、合計24個の板ばね式制振装置100を設置している。それぞれの板ばね式制振装置100のマス部材10の質量は、約3kgとしている。つまり、全ての板ばね式制振装置100のマス部材10の総質量は、72kgとなり、床40全体の質量に対する比率は、9.8%となる。なお、図3において、丸型破線にて示す5カ所が衝撃を加える箇所となる。
この試験結果を図4に示す。図4は、オクターブバンド中心周波数に対する衝撃音レベルを示し、等級値(L値)も合わせて表示している。本実施形態の板ばね式制振装置100を設置した場合と比較するために、板ばね式制振装置100を設置していない状態における試験結果も表示する。
図4に示すように、本実施形態の板ばね式制振装置100を設置することにより、全ての周波数帯において衝撃音レベルを低減することができた。そして、板ばね式制振装置100を設置しない場合のL値がL70であったのに対して、板ばね式制振装置100を設置した場合のL値がL65となった。このように、板ばね式制振装置100は、非常に大きな制振効果を発揮していることが分かる。
また、本実施形態の板ばね式制振装置100は、特に、板ばね部材20に工夫をしている。板ばね部材20を上述したように構成することにより、以下の効果を奏する。
板ばね部材20がリブ状立壁部25、26を備える構成とすることにより、板ばね部材20の板厚を薄くしたとしても、十分に大きな曲げ剛性を確保できるようになる。つまり、本実施形態の板ばね部材20は、軽量化を図りつつ、マス部材10に対する支持剛性を確保できる。
特に、本実施形態においては、2枚のリブ状立壁部25、26が離隔して設けられ、且つ、マス部材10の重心を通る主振動方向の直線が2枚のリブ状立壁部25、26の間に設けられている。これにより、2枚のリブ状立壁部25、26による支持剛性を高くすることができる。さらに、マス部材10が主振動方向とは異なる方向に振動することを規制することができる。つまり、床40が主振動方向に振動した場合に、マス部材10が主振動方向に安定して振動するようにできる。
さらに、板ばね部材20は、2枚のリブ状立壁部25、26を連結する連結板部材29を備えている。この連結板部材29は、さらに、基部21とマス取付部22、23とを連結している。これらにより、マス部材10に対する板ばね部材20の支持剛性をより高くすることができる。さらに、板ばね部材20は、フランジ27、28を備えている。これにより、リブ状立壁部25、26とフランジ27、28とにより、マス部材10に対する支持剛性をより高くすることができる。
さらには、板ばね部材20において、主として、リブ状立壁部25、26と連結板部材29との連結部位、および、リブ状立壁部25、26と粘弾性体取付部24との連結部位は、絞り加工により形成されている。これら各部位の絞り加工により、リブ状立壁部25、26の高さが高い部位と低い部位とを形成することができる。その結果、リブ状立壁部25、26のうち基部21側の方の高さを高くしつつ、リブ状立壁部25、26のうちマス取付部22、23側の高さを低くすることができる。
つまり、リブ状立壁部25、26の高さの高い部位を形成しつつ、マス取付部22、23を振動体である床40から離間した位置に設けることができる。ここで、リブ状立壁部25、26の高さが高いほど、リブ状立壁部25、26における床40の主振動方向に対する断面係数が大きくなる。つまり、リブ状立壁部25、26を絞り加工することにより、リブ状立壁部25、26の剛性を高めることができる。なお、第一実施形態の板ばね部材20と、参考形態の板ばね部材220とを比較した試験結果について、参考形態の欄に後述する。
また、板ばね部材20は、マス部材10を床40に対して片持ち支持している。このように、マス部材10を片持ち支持としているため、基部21は1箇所となる。従って、マス部材10の振動は1カ所の基部21における振動に起因するものとなり、安定した制振効果を発揮する。
また、マス部材10とマス取付部22、23との間に、ワッシャ60が介在して設けられている。ここで、マス部材10が振動する際に、マス部材10とマス取付部22、23とが当接したり離間したりするおそれがある。そうすると、当接する際に、音が発生するおそれがある。しかし、ワッシャ60を介在させて、マス部材10とマス取付部22、23とが当接することを抑制することにより、当該音の発生を抑制できる。
また、マス部材10は、マス取付部22、23に着脱可能に設けられ、粘弾性体30は、粘弾性体取付部24に着脱可能に設けられている。つまり、溶接や加硫接着などにより、一体的に固定されていないことを意味する。これにより、制振装置全体として、低コスト化を図ることができる。さらに、振動体である床40の制振対象周波数に応じて、マス部材10の質量を変更したり、粘弾性体30の材料や形状を変更したり、板ばね部材20の形状を変更したりすることで、制振装置のバネ定数や減衰特性等の調整を容易に行うことができる。
<参考形態>
参考形態としての板ばね式制振装置200について、図5〜図6を参照して説明する。参考形態の板ばね式制振装置200において、第一実施形態の板ばね式制振装置100と同一構成については、同一符号を付して説明を省略する。参考形態の板ばね式制振装置200は、マス部材10と、板ばね部材220と、粘弾性体30と、ワッシャ60から構成される。
板ばね部材220は、第一実施形態の板ばね部材20と主要な形態は類似している。相違点は、リブ状立壁部225、226の上下幅が全長に亘って同一幅としている点である。つまり、板ばね部材220は、実質的に絞り加工が施されないように、プレス加工により形成されている。
本実施形態においても、第一実施形態の板ばね式制振装置100とほぼ同様の効果を奏する。ただし、絞り加工を施した第一実施形態の板ばね部材20と、絞り加工を施していない参考形態の板ばね部材220とは、曲げ剛性が相違する。
このことを検証するために解析を行った。解析結果は、図7に示す。図7(a)は、第一実施形態の板ばね部材20を対象としており、図7(b)は、参考形態の板ばね部材220を対象としている。図7(a)(b)に示すように、第一実施形態の板ばね部材20の撓み量W1は、参考形態の板ばね部材220の撓み量W2より小さいことが分かる。つまり、絞り加工を施した第一実施形態の板ばね部材20の方が曲げ剛性(断面二次モーメントに比例する値)が大きくなる。
<第三実施形態>
第三実施形態の板ばね式制振装置300について、図8〜図9を参照して説明する。第三実施形態の板ばね式制振装置300において、第一実施形態の板ばね式制振装置100と同一構成については、同一符号を付して説明を省略する。第三実施形態の板ばね式制振装置300は、マス部材10と、板ばね部材320と、粘弾性体30とから構成される。
板ばね部材320は、平板状の鋼板に対して打ち抜き加工およびプレス加工を施すことにより形成される。この板ばね部材320は、第一実施形態の板ばね部材20における、マス取付部22、23および連結板部材29を2枚のリブ状立壁部25、26の内側に配置し、且つ、基部21を2枚のリブ状立壁部25、26の外側に配置した構成となる。
詳細には、板ばね部材320は、基部321、322と、マス取付部323、324と、粘弾性体取付部325と、2枚のリブ状立壁部326、327と、2つのフランジ328、329と、連結板部材330とを備える。
基部321、322は、リブ状立壁部326、327の外側に設けられている。マス取付部323、324は、リブ状立壁部326、327の内側に設けられている。具体的には、一方のマス取付部323は、基部321、322側に設けられ、他方のマス取付部324は、一方のマス取付部323から基部321、322とは反対側に離隔した位置に設けられている。それぞれのマス取付部323、324には、貫通孔323a、324aが形成されている。そして、これらの貫通孔323a、324aは、リブ状立壁部326、327が延びる方向に一致するように形成されている。
また、粘弾性体取付部325は、マス取付部323、324の中央部にて、マス取付部323、324から階段状に図9(a)の上方に張り出して形成されている。連結板部材330は、マス取付部323、324の延長線上に位置し、リブ状立壁部326、327の他の部位を全て連結している。フランジ328、329は、リブ状立壁部326、327の図9(a)の上縁から外側に延びるように屈曲形成されている。
つまり、本実施形態の板ばね部材320は、基部321、322が、リブ状立壁部326、327の外側にて床40に固定されている。つまり、基部321、322のうち床40に固定される部位は、2枚のリブ状立壁部326、327の間ではない。従って、2枚のリブ状立壁部326、327の両外側の固定部位の離間距離は、2枚のリブ状立壁部326、327の間に固定部位を設ける場合に比べて、より離れた位置となる。これにより、基部321、322が安定して床40に固定される。このことは、マス部材10に対する板ばね部材320の支持剛性を高めることにつながる。
さらに、マス部材10を板ばね部材320に固定する位置、すなわち貫通孔323a、324aが、リブ状立壁部326、327の延びる方向に一致している。従って、マス部材10が床40に対して振動する際に、マス部材10が板ばね部材320に対して振動することを抑制する効果を発揮する。これにより、マス部材10と板ばね部材320とが当接したり離間したりすることにより音が発生することを抑制できる。
<第四実施形態>
第四実施形態の板ばね式制振装置400について、図10〜図11を参照して説明する。第四実施形態の板ばね式制振装置400において、第三実施形態の板ばね式制振装置300と実質的に同一構成については、同一符号を付して説明を省略する。第四実施形態の板ばね式制振装置400は、マス部材10と、板ばね部材420と、粘弾性体30とから構成される。
板ばね部材420は、平板状の鋼板に対して打ち抜き加工およびプレス加工を施すことにより形成される。この板ばね部材420は、第三実施形態の板ばね部材320における、一方のリブ状立壁部326の一部と他方のリブ状立壁部327の一部を当接する状態とし、連結板部材330を排除した構成となる。
詳細には、板ばね部材420は、基部421、422と、マス取付部423、424と、粘弾性体取付部425と、リブ状立壁部426、427と、2つのフランジ428、429とを備える。
一方のリブ状立壁部426と他方のリブ状立壁部427とが、一部(全長の3分の2程度)において当接しており、残りの一部(全長の3分の1程度)において離間している。そして、基部421、422は、リブ状立壁部426、427が当接して重なり合った部位のうち図11(a)の上縁からそれぞれ広がるように設けられている。マス取付部423、424は、一方のリブ状立壁部426と他方のリブ状立壁部427とが離間した部位を連結するように設けられている。また、粘弾性体取付部425は、マス取付部423、424の中央部にて、マス取付部423、424から階段状に図11(a)の上方に張り出して形成されている。フランジ428、429は、リブ状立壁部426、427の図11(a)の上縁から外側に延びるように屈曲形成されている。
つまり、本実施形態の板ばね部材420においては、リブ状立壁部426、427が重なる部位を設けている。つまり、リブ状立壁部426、427が実質的に1つからなるように形成している。このように、リブ状立壁部426、427が実質的に1枚であっても、マス部材10がリブ状立壁部426、427を含む平面上に位置するように設けることで、安定してマス部材10を支持することができる。
<その他>
上記実施形態において、フランジ27、28を排除した構成としてもよい。ただし、フランジを有することにより、板ばね部材20の支持剛性を高めることができる。また、連結板部材29を排除した構成としてもよい。つまり、2枚のリブ状立壁部25、26の一部が連結されていない状態を意味する。ただし、連結板部材29を有することにより、板ばね部材20の支持剛性を高めることができる。
上記実施形態においては、板ばね部材は、マス部材10を床40に対して片持ち支持するものとした。この他に、板ばね部材は、マス部材10を床40に対して両持ち支持するようにしてもよい。ただし、片持ち支持とすることにより、上述したように、基部が1カ所となることにより、安定して制振効果を発揮できる。一方、両持ち支持とすることにより、マス部材10の有効質量を安定的に大きくすることができる。
100、200、300、400:板ばね式制振装置
10:マス部材
20、220、320、420:板ばね部材
21、321、322、421、422:基部、 21a:貫通孔
22、23、323、324、423、424:マス取付部
22a、23a、323a、324a:貫通孔
24、325、425:粘弾性体取付部、 24a:瓢箪型貫通孔
25、26、225、226、326、327、426、427:リブ状立壁部
27、28、328、329、428、429:フランジ
29、330:連結板部材
30:粘弾性体、 31:衝突本体部、 32:係合ストッパ部
40:床(振動体)、 50:梁、 60:ワッシャ

Claims (11)

  1. マス部材と、
    前記マス部材が振動体に対して前記振動体の主振動方向に相対移動可能となるように、前記振動体に対して前記マス部材を支持する板ばね部材と、
    前記マス部材および前記振動体のうち何れか一方に固定的に設けられ、且つ、前記振動体が前記主振動方向に振動した場合に前記マス部材および前記振動体の他方に対して打撃する粘弾性体と、
    を備える板ばね式制振装置において、
    前記板ばね部材は、
    前記振動体に固定される基部と、
    前記基部および前記振動体から離間した位置に設けられ、前記マス部材を固定するマス取付部と、
    前記基部からそれぞれ立設するように高さ方向の一方縁が前記基部に設けられ、前記基部から前記マス取付部側に向かって延びるように設けられ、前記マス取付部からそれぞれ立設するように高さ方向の他方縁が前記マス取付部に設けられ、相互に離隔して設けられた複数のリブ状立壁部と、
    前記複数のリブ状立壁部を連結し、前記基部と前記マス取付部の一方に連結される連結板部材と、
    を備え、
    前記複数のリブ状立壁部は、前記基部側の高さを前記マス取付部側の高さより高くなるように形成されることを特徴とする板ばね式制振装置
  2. マス部材と、
    前記マス部材が振動体に対して前記振動体の主振動方向に相対移動可能となるように、前記振動体に対して前記マス部材を支持する板ばね部材と、
    前記マス部材および前記振動体のうち何れか一方に固定的に設けられ、且つ、前記振動体が前記主振動方向に振動した場合に前記マス部材および前記振動体の他方に対して打撃する粘弾性体と、
    を備える板ばね式制振装置において、
    前記板ばね部材は、
    前記振動体に固定される基部と、
    前記基部および前記振動体から離間した位置に設けられ、前記マス部材を固定するマス取付部と、
    前記基部からそれぞれ立設するように高さ方向の一方縁が前記基部に設けられ、前記基部から前記マス取付部側に向かって延びるように設けられ、前記マス取付部からそれぞれ立設するように高さ方向の他方縁が前記マス取付部に設けられ、相互に離隔して設けられた複数のリブ状立壁部と、
    前記複数のリブ状立壁部の一方縁または他方縁から屈曲形成され、前記基部と前記マス取付部の一方に連結される複数の板状フランジと、
    を備え、
    前記複数のリブ状立壁部は、前記基部側の高さを前記マス取付部側の高さより高くなるように形成されることを特徴とする板ばね式制振装置
  3. マス部材と、
    前記マス部材が振動体に対して前記振動体の主振動方向に相対移動可能となるように、前記振動体に対して前記マス部材を支持する板ばね部材と、
    前記マス部材および前記振動体のうち何れか一方に固定的に設けられ、且つ、前記振動体が前記主振動方向に振動した場合に前記マス部材および前記振動体の他方に対して打撃する粘弾性体と、
    を備える板ばね式制振装置において、
    前記板ばね部材は、
    前記振動体に固定される基部と、
    前記基部および前記振動体から離間した位置に設けられ、前記マス部材を固定するマス取付部と、
    前記基部の一箇所から立設するように高さ方向の一方縁が前記基部に設けられ、前記基部から前記マス取付部側に向かって延びるように設けられ、前記基部と前記マス取付部との途中から前記マス取付部側において複数に分岐して相互に離隔して設けられ、分岐された部分のそれぞれが前記マス取付部から立設するように高さ方向の他方縁が前記マス取付部に設けられたリブ状立壁部と、
    前記リブ状立壁部の一方縁からそれぞれ外側に屈曲形成され、前記基部に連結される2つの板状フランジと、
    を備え、
    前記リブ状立壁部は、前記基部側の高さを前記マス取付部側の高さより高くなるように形成されることを特徴とする板ばね式制振装置
  4. 前記マス部材の重心を通る前記主振動方向の直線は、相互に離隔した前記リブ状立壁部の間に設けられる請求項1〜3の何れか一項に記載の板ばね式制振装置
  5. 前記リブ状立壁部と前記連結板部材は、絞り加工により形成される請求項1に記載の板ばね式制振装置
  6. 前記リブ状立壁部は、2つからなり、
    前記基部は、2枚の前記リブ状立壁部の両外側にて前記振動体に固定される請求項1または2に記載の板ばね式制振装置
  7. 前記リブ状立壁部のうち分岐する前の部分は、1枚の平面状からなり、
    前記マス部材は、前記リブ状立壁部の前記分岐前部分を含む平面上に位置するように設けられる請求項3に記載の板ばね式制振装置
  8. 前記マス部材は、前記マス取付部に着脱可能に設けられている請求項1〜7の何れか一項に記載の板ばね式制振装置
  9. 前記粘弾性体は、前記板ばね部材に着脱可能に設けられている請求項1〜8の何れか一項に記載の板ばね式制振装置
  10. 前記板ばね部材は、前記マス部材を前記振動体に対して片持ち支持している請求項1〜9の何れか一項に記載の板ばね式制振装置
  11. 前記板ばね部材は、前記マス部材を前記振動体に対して両持ち支持している請求項1〜9の何れか一項に記載の板ばね式制振装置
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