JP2001089952A - インサイドベルト芯地 - Google Patents

インサイドベルト芯地

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JP2001089952A
JP2001089952A JP26540199A JP26540199A JP2001089952A JP 2001089952 A JP2001089952 A JP 2001089952A JP 26540199 A JP26540199 A JP 26540199A JP 26540199 A JP26540199 A JP 26540199A JP 2001089952 A JP2001089952 A JP 2001089952A
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JP
Japan
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inside belt
interlining
belt interlining
yarn
warp
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Pending
Application number
JP26540199A
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English (en)
Inventor
Masayuki Umeda
真之 梅田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Boseki Co Ltd
Original Assignee
Nitto Boseki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nitto Boseki Co Ltd filed Critical Nitto Boseki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スカート、ズボン等に内装するインサイドベ
ルト芯地に関し、適度な伸縮性・保形性があり、着用時
に快適なインサイドベルト芯地を得ることを課題とす
る。 【解決手段】経糸に捲縮加工糸を、緯糸に前記経糸より
2倍以上太い捲縮加工糸または非伸縮性の糸を使用した
織物で、かつ経方向の定荷重伸長率が8〜18%である
芯地により解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、伸縮性芯地に関
し、さらに詳しくはズボンやスカート等の腰部に内装す
るインサイドベルト芯地に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ズボンやスカート等の腰部に内装
するインサイドベルト芯地としては、ポリエステル綿混
糸、ポリエステル100%糸または綿100%糸等の紡
績糸を使用した非伸縮性の織物が一般的である。また、
伸縮性のあるインサイドベルト芯地は、ゴム糸を使用し
細巾の織物又は編物とした物(実公昭52−42216
号)、あるいは、ポリウレタン系弾性糸を経糸または経
糸・緯糸に使用した物(実開昭49−2516号)が知
られている。しかしながら、非伸縮性のインサイドベル
ト芯地は、保形性という意味では優れているが、伸縮性
がほとんどない為、着用時の快適性に劣るものであっ
た。また、伸縮性のゴム糸使いのインサイドベルト芯地
は、伸縮性はあるものの縮む力が強すぎて締付け感があ
り着用時に快適とはいえず、さらに保形性もないため見
た目も良くなかった。また、ポリウレタン系弾性糸使用
のインサイドベルト芯地では、伸縮性・保形性は、得ら
れるものの風合いが硬くなりすぎることや高価であるな
どの問題点があった。また、従来のインサイドベルト芯
地は、裁断して使用するときには、切り口部分がほつれ
る問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のイン
サイドベルト芯地の問題点を解消し、腰回り方向に適度
な伸縮性があり、かつ適度な保形性があり、さらに硬く
なりすぎることがなく着用時に快適な伸縮性のあるイン
サイドベルト芯地を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、経糸にポリエ
ステル捲縮加工糸を使用し、緯糸にポリエステル捲縮加
工糸または非伸縮性の糸を使用した織物であって、前記
緯糸が前記経糸の2倍以上の太さであり、かつ経方向の
定荷重伸長率が8〜18%であることを特徴とするイン
サイドベルト芯地である。また、前記インサイドベルト
芯地に、樹脂加工したことを特徴とするインサイドベル
ト芯地である。さらに、前記インサイドベルト芯地に熱
可塑性樹脂を塗布したことを特徴とする接着インサイド
ベルト芯地である。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明のインサイドベルト芯地は、経糸に20デニール
〜600デニールのポリエステルフィラメントの捲縮加
工糸を単糸、双糸または数本引き揃えて使用し、緯糸に
は経糸より2倍以上太くなるようにポリエステルフィラ
メント捲縮加工糸または非伸縮性の糸を単糸、双糸また
は数本引き揃え使用して製織し、芯地生機を製造する。
この生機を精練、リラックス、染色、ヒートセット等の
整理加工を行ない、経方向に定荷重伸長率が8〜18%
のインサイドベルト芯地が得られる。
【0006】前記インサイドベルト芯地は、経糸方向に
細巾に裁断して腰回り方向となるように使用する。この
ようにして得られたインサイドベルト芯地をズボン・ス
カートの腰部に用いれば、腰回り方向には伸縮性のある
糸を使用している為に、製品着用時には人体にソフトに
フィットし、かつ着席時等の力がかかった場合には、適
度に伸縮する為腰回りが締め付けられず快適である。イ
ンサイドベルト芯地の伸縮性は、5%以下では快適性が
得られず、20%以上となると保形性に問題がでてく
る。かつ緯糸には経糸より2倍以上太い伸縮性糸および
非伸縮性糸を使用している為に、腰部ベルト部分の上下
方向には、適度なしっかり感があり、ベルト部が横段状
に折れたりせず、保形性も良好である。また、上下方向
をさらにしっかり感を持たすためには、ポリエステル熱
融着繊維の紡績糸またはフィラメント糸等を緯糸に使用
することも有効である。
【0007】また、本発明のインサイドベルト芯地に樹
脂加工を行なうことによって、細巾状に切断する際に切
り口の繊維がほつれたり、細巾状に切断されたインサイ
ドベルト芯地を使用する際に切り口部分がほつれること
がないインサイドベルト芯地が得られる。
【0008】本発明のインサイドベルト芯地は、製品に
縫い込んで使用することも可能である。また、前記芯地
にパウダードット方式、ダブルドット方式、シンター方
式およびスプレー方式によって、熱可塑性樹脂を塗布
し、接着タイプの芯地として使用することも可能であ
る。
【0009】
【実施例】以下に本発明を実施例で具体的に説明する。 [実施例1]75デニール36フィラメントのポリエス
テル捲縮加工糸を経糸に、300デニール96フィラメ
ントのポリエステル捲縮加工糸を2本引き揃えて緯糸に
用いて構成した経糸密度75本/in、緯糸密度30本
/inの平織物を織り、この平織物をリラックス、精
練、染色、ヒートセットの各加工を行い、定荷重伸長率
14.0%のインサイドベルト芯地を得た。さらに、該
インサイドベルト芯地にポリアミド樹脂をダブルドット
コーティング法で付与し、経伸度が12.0%であるイ
ンサイドベルト芯地を得た。
【0010】[比較例1]ポリエステル100%の綿番
手16/1を経糸・緯糸に、それぞれ用いて構成した平
織物に、実施例1と同様の加工を行なった後、前記パウ
ダードットコーティング法で樹脂を付与し、比較例1の
織物芯地を得た。 [比較例2]ポリエステル65%綿35%の綿番手23
/2を経糸・緯糸に、それぞれ用いて構成した平織物
に、実施例1と同様の加工を行なった後、前記パウダー
ドットコーティング法でポリアミド樹脂を付与し、比較
例2の織物芯地を得た。 [比較例3]経糸にポリエステル/ポリウレタン交撚2
80Dを、緯糸にポリエステル70Dを用いた織物に、
実施例1と同様の加工を行なった後、ダブルドットコー
ティング法でポリアミド樹脂を付与し、比較例3の織物
芯地を得た。混率は、ポリエステル80%ポリウレタン
20%であった。
【0011】実施例1、比較例1〜3をそれぞれ30m
m巾にカットして、スカートの腰部分のインサイドベル
ト芯地として使用したスカートを製作し、風合い・外観
・着用感について着用テストを行なった。なお表地は、
ウール95%ポリウレタン5%のストレッチポプリン伸
び率20%のものを使用した。その結果を表1に示す。
測定方法は下記の通りである。 定荷重伸長率(%):巾20cm×長さ5cmの試料
をKES測定装置で500g/cmの荷重をかけたとき
の伸長率の値を用いた。 風合い:表生地と伸縮性芯地とを接着したものを触覚
による検査によった。 外観 :スカート着用した時の視覚による検査によっ
た。 着用感:スカート着用時の着心地による官能検査によ
った。
【0012】表中記載の総合評価とは、着用テストの評
価結果を総合的に勘案したものである。◎:非常に良好
○:良好 △:不十分
【表1】
【0013】[評価]比較例1使用のスカートは、風合
いはソフトであるが伸縮性がなく着用時快適と言えなか
った。また、着用後腰ベルト部分に横段状のしわが見ら
れた。比較例2使用のスカートは、縦横方向ともにしっ
かりした風合いであり、保形性も良好であるが、伸縮性
がなく特に着席時等に締付け感があり快適とはいえなか
った。比較例3使用のスカートは、腰回り方向に伸縮性
があり着席時等に伸縮し、また保形性もあるが、縦横方
向ともに風合いが硬すぎてフィット感がなく快適とはい
えなかった。
【0014】本発明の実施例1使用のスカートは、腰回
り方向に適度な伸縮性がありソフトな風合いであり、着
席時にも締付け感がなかった。また、フィット性に優れ
ていてソフトでありながら、上下方向に中折れすること
もなく、保形性も良く最も良好であった。
【0015】
【発明の効果】本発明のインサイドベルト芯地を、ズボ
ンやスカート等の腰部に使用した場合には、着席時に適
度な伸縮性があり締付けることなくフィットし、快適で
ある。さらに着用時にはソフトな風合いで、硬くなりす
ぎることもなく保形性もあり着用感に優れている。ま
た、本発明の樹脂加工を施したインサイドベルト芯地
は、細巾状に切断する際に切り口の繊維がほつれたり、
細巾状に切断されたインサイドベルト芯地を使用する際
に切り口部分がほつれることがないものである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 経糸がポリエステル捲縮加工糸で、緯糸
    がポリエステル捲縮加工糸または非伸縮性の糸であっ
    て、前記緯糸は前記経糸より2倍以上の太さであり、か
    つ経方向の定荷重伸長率が8〜18%であることを特徴
    とするインサイドベルト芯地。
  2. 【請求項2】 インサイドベルト芯地に樹脂加工をした
    ことを特徴とする請求項1記載のインサイドベルト芯
    地。
  3. 【請求項3】 インサイドベルト芯地に熱可塑性樹脂を
    塗布したことを特徴とする請求項1または請求項2記載
    のインサイドベルト芯地。
JP26540199A 1999-09-20 1999-09-20 インサイドベルト芯地 Pending JP2001089952A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004018753A1 (ja) * 2002-08-20 2004-03-04 Toyo Boseki Kabushiki Kaisya 仮撚加工糸を含む芯地とその製造方法
JP2005240200A (ja) * 2004-02-24 2005-09-08 Solotex Corp ベルト芯地
JP2007211365A (ja) * 2006-02-08 2007-08-23 Kyokuyo Sangyo Co Ltd 織物接着芯地及びその製造方法

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