JP2001089799A - 衣類洗浄用液体組成物 - Google Patents

衣類洗浄用液体組成物

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JP2001089799A
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less
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liquid composition
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JP27021599A
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English (en)
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Tadashi Uwakawa
決 宇和川
Hideki Debari
英樹 出張
Midori Orino
美登理 折野
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NIPPON GOSEI SENZAI KK
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
NIPPON GOSEI SENZAI KK
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】衿袖などに付着した汚れに対して高い洗浄力を
有するとともに、安定性に優れた衣類洗浄用液体組成物
を提供する。 【解決手段】(a)高級アルコールエーテルと、(b)
アルカリ性プロテアーゼと、(c)ポリエチレングリコ
ールと、(d)メタキシレンスルホン酸ナトリウムと、
(e)エチレングリコールモノアルキルエーテルとを、
(a)と(d)との合計が25重量%以上40重量%以
下、(b)が0.3重量%以上5重量%以下、(c)が
1重量%以上7重量%以下、(e)が3重量%以上15
重量%以下、(a)と(d)との重量比(a)/(d)
が1/6以上6以下を満足するように配合した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、衣類洗浄用液体組
成物に関し、詳しくは、衿袖などに付着した汚れを洗浄
するためのプレスポット洗剤として適した衣類洗浄用液
体組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の衣類用洗剤には、汚れに対する洗
浄効果を高めるためにプロテアーゼなどの蛋白質分解酵
素を配合したものがみられる。そして、このような洗剤
は、蛋白質分解酵素が、洗剤中の他の配合物の影響によ
り保存中に酵素活性が低下する恐れがある。そこで、洗
剤中にさらにポリオキシエチレンアルキルエーテル等の
ノニオン系界面活性剤を配合することが既に提案されて
いる(たとえば、特開昭58−80397号公報参
照)。
【0003】一方、最近の衣類の洗浄においては、衿袖
汚れに対する洗浄のニーズが高く、洗濯機にて衣類を洗
浄する前にプロテアーゼなどの蛋白質分解酵素を配合し
た濃縮型洗剤を衿袖の汚れ部にプレスポットするような
洗濯も行われている。ところで、このような濃縮洗剤の
場合、界面活性剤も高濃度に配合されているが、特に、
ノニオン系界面活性剤の場合、濃度が高くなると、温度
変化によって洗浄剤溶液の安定性を阻害する恐れがあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みて、衿袖などに付着した汚れに対して高い洗
浄力を有するとともに、安定性に優れた衣類洗浄用液体
組成物を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる衣類洗浄
用液体組成物は、このような目的を達成するために、以
下の(a)成分、(b)成分、(c)成分、(d)成
分、(e)成分(a)成分:アルキル基の炭素数が10
以上16以下でエチレンオキサイドおよびプロピレンオ
キサイドのいずれか一方あるいは両方が5モル以上15
モル以下付加された高級アルコールエーテル (b)成分:プロテアーゼ (c)成分:平均分子量が300以上600以下のポリ
エチレングリコール (d)成分:メタキシレンスルホン酸ナトリウム (e)成分:アルキル基の炭素数が1以上4以下である
ジエチレングリコールモノアルキルエーテル を、(a)成分と(d)成分との合計が25重量%以上
40重量%以下、(b)成分が0.3重量%以上5重量
%以下、(c)成分が1重量%以上7重量%以下、
(e)成分が3重量%以上15重量%以下、(a)成分
と(d)成分との重量比(a)/(d)が1/6以上6
以下の条件で含有させた。
【0006】また、本発明の衣類洗浄用液体組成物にお
いて、(a)成分は、アルキル基の炭素数が10以上1
6以下でエチレンオキサイドおよびプロピレンオキサイ
ドのいずれか一方あるいは両方が5モル以上15モル以
下付加された高級アルコールエーテルに限定されるが、
アルキル基の炭素数は12以上14以下が好ましい。す
なわち、アルキル基の炭素数が10以上16以下に限定
される理由は、炭素数が10を下回ると、洗浄効果が劣
り、炭素数が16を越えると、水への溶解性が悪くなる
ためである。
【0007】また、(a)成分である高級アルコールエ
ーテルとしては、HLB(親水親油バランス)が、請求
項2のように、11以上15以下のものが好ましく、1
2以上15以下がより好ましい。すなわち、HLBが1
1未満であると、洗浄効果が劣り、HLBが15を越え
ると、固形状となり、ハンドリング性が悪くなる恐れが
ある。
【0008】(b)成分であるプロテアーゼとしては、
特に限定されないが、たとえば、ペプシン、トリプシ
ン、キモトリプシン、パパイン、コラゲナーゼ、ズブチ
リシン、カルペキシペプチダーゼ等が挙げられ、アルカ
リ領域にて優れた活性を有するアルカリ性プロテアーゼ
が好ましい。
【0009】(c)成分であるポリエチレングリコール
は、平均分子量が300以上600以下に限定される
が、300以上500以下が好ましい。その理由は、平
均分子量が300未満であると、洗浄効果が劣り、平均
分子量が600を越えると、高粘度もしくは固体となり
ハンドリング性が悪くなる。なお、本発明において、平
均分子量は、水酸基価の無水酢酸法で測定されたものを
言う。
【0010】(e)成分のジエチレングリコールモノア
ルキルエーテルとしては、アルキル基の炭素数が1以上
4以下であれば、特に限定されないが、ジエチレングリ
コールモノエチルエーテル,ジエチレングリコールモノ
ブロピルエーテル,ジエチレングリコールモノブチルエ
ーテル,ジエチレングリコールモノイソブチルエーテル
などが挙げられ、ジエチレングリコールモノエチルエー
テルが好ましい。
【0011】また、本発明において、(a)成分と
(d)成分との合計が25重量%以上40重量%以下、
(b)成分が0.3重量%以上5重量%以下、(c)成
分が1重量%以上7重量%以下、(e)成分が3重量%
以上15重量%以下、(a)成分と(d)成分との重量
比(a)/(d)が1/6以上6以下に限定されるが、
その理由は、以下のとおりである。
【0012】(a)成分と(d)成分との合計が、25
重量%未満の場合、汚れに対する洗浄効果が十分でな
く、40重量%を越えると、洗浄剤として使用時に泡立
ちが大きく、濯ぎに多量の水を要する。(b)成分が、
0.3重量%未満であると、汚れに対する洗浄効果が十
分でなく、5重量%を越えると、製品のコスト高とな
る。
【0013】(c)成分が、1重量%未満であると、溶
液が不安定になり、7重量%を越えても、増量による効
果の向上が認められない。(e)成分が3重量%未満で
あると汚れに対する洗浄効果が十分でなく、15重量%
を越えても、増量による効果の向上が認められない。
【0014】(a)成分と(d)成分との重量比(a)
/(d)が、1/6未満であると場合、汚れに対する洗
浄効果が十分でなく、6を越えると、低水温下での汚れ
に対する洗浄効果が十分でなく、かつ、高温下で溶液が
不安定になる。さらに、本発明の衣類洗浄用液体組成物
は、上記(a)〜(e)の成分と、水と、アルカリ剤と
を必須成分としているが、リパーゼ、光量、酵素安定
剤、抗菌剤、蛍光増白剤、消臭剤などの添加剤を本発明
の効果を損なわない範囲で適宜配合することができる。
【0015】なお、本発明の衣類洗浄用液体組成物のp
Hは、アルカリ領域であれば、特に限定されないが、
9.0以上11.0以下が好ましい。すなわち、pHが
9.0未満では、汚れに対する洗浄力が悪くなり、1
1.0を越えると、使用により手あれ等が生じる恐れが
ある。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を詳
しく説明する。
【0017】本発明にかかる衣類洗浄用液体組成物は、
(a)成分であるアルキル基の炭素数が10以上16以
下でエチレンオキサイドおよびプロピレンオキサイドの
いずれか一方あるいは両方が5モル以上15モル以下付
加され、HLBが11以上15以下である高級アルコー
ルエーテルと、(b)成分であるアルカリ性プロテアー
ゼと、(c)成分である平均分子量が300以上600
以下のポリエチレングリコールと、(d)成分であるメ
タキシレンスルホン酸ナトリウムと、(e)成分である
アルキル基の炭素数が1以上4以下であるジエチレング
リコールモノアルキルエーテルと、水とを含有してい
る。
【0018】そして、(a)成分と(d)成分との合計
が25重量%以上40重量%以下、(b)成分が0.3
重量%以上5重量%以下、(c)成分が1重量%以上7
重量%以下、(e)成分が3重量%以上15重量%以
下、(a)成分と(d)成分との重量比(a)/(d)
が1/6以上6以下となっている。
【0019】この衣類洗浄用組成物は、以上のように、
(a)成分と(d)成分との合計が25重量%以上40
重量%以下であるので、汚れに対する洗浄効果に優れ、
濯ぎに要する時間も短時間で済む。また、(b)成分が
0.3重量%以上5重量%以下であるので、製品コスト
がかからず、汚れに対する洗浄効果も十分なものとな
る。
【0020】(c)成分が1重量%以上7重量%以下で
あるので、安定性に優れている。(e)成分が3重量%
以上15重量%以下であるので、汚れに対する洗浄効果
に優れている。
【0021】(a)成分と(d)成分との重量比(a)
/(d)が1/6以上6以下であるので、高温下で保存
しても安定性があり、低水温下でも汚れに対して十分な
洗浄効果を示す。
【0022】
【実施例】以下に、本発明の実施例を比較例と対比させ
つつより詳しく説明する。
【0023】(実施例1〜3および比較例1〜3)以下
の表1に示す各成分を用い、それぞれ液体組成物を得
た。これらの組成物について洗浄力と安定性についてそ
れぞれ調べその結果を表1に併せて示した。なお、表
中、(b)成分のアルカリ性プロテアーゼとしては、ノ
ボノルディスクバイオインダストリー社の商品名「サビ
ナーゼ16.0L」を用いた。
【0024】また、洗浄力および安定性の評価について
は、以下に示す評価方法を用いた。
【0025】〔洗浄力〕調整した液体組成物を用いた、
洗浄水温度27℃、液体組成物使用量6.5g/リット
ルの条件下、湿式人工汚染布(日本洗濯化学協会市販
品)を攪拌式洗浄力試験機(Terg−O−Tomet
er)により洗浄し、洗浄前と洗浄後の布の表面反射率
の差より洗浄率を算出した。 洗浄率(%)=(Rw −Rs )/(R0 −Rs )×10
0 Rw ;洗濯後の汚染布の表面反射率 Rs ;洗濯前の汚染布の表面反射率 R0 ;洗濯前の原白布の表面反射率
【0026】〔安定性〕調整した液体組成物を10℃、
20℃、30℃、40℃で12時間放置した後の液体組
成物の外観を目視判定した。
【0027】
【表1】
【0028】上記表1から本発明の衣類洗浄用液体組成
物によれば、高い洗浄力を備えているとともに、高温下
で保存しても安定性に優れていることがよくわかる。
【0029】
【発明の効果】本発明にかかる衣類洗浄用液体組成物
は、以上のように構成されているので、衿袖などに付着
した汚れに対して高い洗浄力を有するとともに、安定性
に優れている。また、請求項2のようにすれば、より安
定性に優れたものとなる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C11D 3/386 C11D 3/386 D06L 1/12 D06L 1/12 (72)発明者 出張 英樹 大阪府八尾市跡部南の町2丁目2−4 日 本合成洗剤株式会社内 (72)発明者 折野 美登理 大阪府八尾市跡部南の町2丁目2−4 日 本合成洗剤株式会社内 Fターム(参考) 4H003 AA03 AC08 AC23 BA12 DA01 DA03 EB22 EB36 EC02 ED02 ED29 FA16 FA28 FA35

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】以下の(a)成分、(b)成分、(c)成
    分、(d)成分、(e)成分 (a)成分:アルキル基の炭素数が10以上16以下で
    エチレンオキサイドおよびプロピレンオキサイドのいず
    れか一方あるいは両方が5モル以上15モル以下付加さ
    れた高級アルコールエーテル (b)成分:プロテアーゼ (c)成分:平均分子量が300以上600以下のポリ
    エチレングリコール (d)成分:メタキシレンスルホン酸ナトリウム (e)成分:アルキル基の炭素数が1以上4以下である
    ジエチレングリコールモノアルキルエーテル を、(a)成分と(d)成分との合計が25重量%以上
    40重量%以下、(b)成分が0.3重量%以上5重量
    %以下、(c)成分が1重量%以上7重量%以下、
    (e)成分が3重量%以上15重量%以下、(a)成分
    と(d)成分との重量比(a)/(d)が1/6以上6
    以下の条件で含有する衣類洗浄用液体組成物。
  2. 【請求項2】(a)成分のHLBが11以上15以下で
    ある請求項1に記載の衣類洗浄用液体組成物。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017209119A1 (ja) * 2016-05-31 2017-12-07 花王株式会社 衣料の洗浄方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017209119A1 (ja) * 2016-05-31 2017-12-07 花王株式会社 衣料の洗浄方法
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