JP2001089784A - 防錆グリース及びこれを用いた架空送電線 - Google Patents
防錆グリース及びこれを用いた架空送電線Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、塩害環境下や大気汚染、酸性雨な
どの影響下で使用して有用な防錆グリースを提供せんと
するものである。 【解決手段】 かゝる本発明は、基油と増稠剤からなる
グリース主成分部分100重量部に弱アルカリ性からな
る受酸剤を1〜100重量部添加した防錆グリースにあ
り、これによって、耐酸性、機械的特性(脆さ)に優れ
たグリースが得られる。
どの影響下で使用して有用な防錆グリースを提供せんと
するものである。 【解決手段】 かゝる本発明は、基油と増稠剤からなる
グリース主成分部分100重量部に弱アルカリ性からな
る受酸剤を1〜100重量部添加した防錆グリースにあ
り、これによって、耐酸性、機械的特性(脆さ)に優れ
たグリースが得られる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塩害環境下や大気
汚染、酸性雨などの影響下で使用して有用な防錆グリー
ス及び架空送電線の改良に関するものである。
汚染、酸性雨などの影響下で使用して有用な防錆グリー
ス及び架空送電線の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鉄塔間に架設される架空送電線には、鉄
塔及びその他の設備コストの低減のため、軽量であるこ
とが要求される。この観点から、導体としては、軽量
で、導体の中で比較的導電率が高いアルミニウム線やそ
の合金線を用いた架空送電線が提案されている。
塔及びその他の設備コストの低減のため、軽量であるこ
とが要求される。この観点から、導体としては、軽量
で、導体の中で比較的導電率が高いアルミニウム線やそ
の合金線を用いた架空送電線が提案されている。
【0003】一方、鉄塔間に架設された架空送電線は、
自重により鉄塔間で撓み、その中央で垂れ下がった形状
となるが、そのとき、安全性確保の観点から、送電電圧
に応じて、最も垂れ下がった部分(最下点)の地上から
の高さが所定の高さ以上であることが必要とされる。し
かしながら、鉄塔などの支持点の高さをより一層高くす
ることは、鉄塔及びその他の設備コストの上昇を招く。
自重により鉄塔間で撓み、その中央で垂れ下がった形状
となるが、そのとき、安全性確保の観点から、送電電圧
に応じて、最も垂れ下がった部分(最下点)の地上から
の高さが所定の高さ以上であることが必要とされる。し
かしながら、鉄塔などの支持点の高さをより一層高くす
ることは、鉄塔及びその他の設備コストの上昇を招く。
【0004】そこで、従来より、鉄塔間における架空送
電線に負荷される張力を大きくして、弛み量(弛度)を
小さくする方法が採用されている。例えば送電線の張力
を高くするため、中心線材として、亜鉛メッキ鋼線やア
ルミニウム被覆鋼線からなる単線や撚線を用い、この鋼
線部分で強度を確保する一方、この周囲に複数のアルミ
ニウム線又はその合金線を同心円状に撚り合わせて所望
の導電性を確保した複合撚線(ACSR=Aluminum Con
ductor Steel Reinforced )からなる架空送電線が既に
提案されている。
電線に負荷される張力を大きくして、弛み量(弛度)を
小さくする方法が採用されている。例えば送電線の張力
を高くするため、中心線材として、亜鉛メッキ鋼線やア
ルミニウム被覆鋼線からなる単線や撚線を用い、この鋼
線部分で強度を確保する一方、この周囲に複数のアルミ
ニウム線又はその合金線を同心円状に撚り合わせて所望
の導電性を確保した複合撚線(ACSR=Aluminum Con
ductor Steel Reinforced )からなる架空送電線が既に
提案されている。
【0005】このようなACSRタイプの架空送電線の
場合、強い日差しや風雪雨などの自然環境下に曝されて
も、中心線材部分が防食処理された亜鉛メッキ鋼線やア
ルミニウム被覆鋼線であって、また、この中心線材の周
囲に撚り合わされる線材も耐食性の高いアルミニウム線
やその合金線であるため、通常の環境下では、十分な耐
食性を呈する。
場合、強い日差しや風雪雨などの自然環境下に曝されて
も、中心線材部分が防食処理された亜鉛メッキ鋼線やア
ルミニウム被覆鋼線であって、また、この中心線材の周
囲に撚り合わされる線材も耐食性の高いアルミニウム線
やその合金線であるため、通常の環境下では、十分な耐
食性を呈する。
【0006】ところが、このような耐食性に優れた構造
のACSRタイプの架空送電線にあっても、海洋の影響
を受ける塩害環境下、即ち海洋のNaClなどに起因し
て、塩素イオンなどのイオンが存在する環境下では、こ
のイオンと水(水分)との相互作用などによって、アル
ミニウム線やその合金線の耐食性が著しく低下し、送電
線自体の寿命が低下するという問題があった。
のACSRタイプの架空送電線にあっても、海洋の影響
を受ける塩害環境下、即ち海洋のNaClなどに起因し
て、塩素イオンなどのイオンが存在する環境下では、こ
のイオンと水(水分)との相互作用などによって、アル
ミニウム線やその合金線の耐食性が著しく低下し、送電
線自体の寿命が低下するという問題があった。
【0007】このため、従来にあっても、塩害環境下で
使用される架空送電線の場合、その金属部分を防錆グリ
ースで覆うことにより、耐食性の向上を図っている。
使用される架空送電線の場合、その金属部分を防錆グリ
ースで覆うことにより、耐食性の向上を図っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
大気汚染や酸性雨などの影響により、海洋の影響を受け
る以外の地域においても、アルミニウム線やその合金線
に対する腐食性が高まっており、このような環境下で使
用される架空送電線にあっても、腐食による劣化が問題
となってきている。
大気汚染や酸性雨などの影響により、海洋の影響を受け
る以外の地域においても、アルミニウム線やその合金線
に対する腐食性が高まっており、このような環境下で使
用される架空送電線にあっても、腐食による劣化が問題
となってきている。
【0009】一方、架空送電線に用いられる防錆グリー
スにあっても、上記塩害環境下ではもちろんのこと、大
気汚染や酸性雨などの影響下にあって、経時的に劣化す
るという懸念があった。
スにあっても、上記塩害環境下ではもちろんのこと、大
気汚染や酸性雨などの影響下にあって、経時的に劣化す
るという懸念があった。
【0010】つまり、通常の防錆グリースは、鉱油、合
成炭化水素やシリコン油などからなる基油と、ナトリウ
ム石鹸、リチウム系物質、アルミニウム系物質、有機ベ
ントナイト、有機ウレアなどの増稠剤とを主成分とし、
その他に劣化防止剤や構造安定剤などの添加剤を添加し
たものからなり、これらの各成分の配合調整によって、
所望の特性を得ているものの、上記のような塩害環境下
や大気汚染、酸性雨などの影響下に置かれると、その高
い酸性などによって、劣化が進行して、初期の防錆性能
が果たせなくなるという懸念があった。
成炭化水素やシリコン油などからなる基油と、ナトリウ
ム石鹸、リチウム系物質、アルミニウム系物質、有機ベ
ントナイト、有機ウレアなどの増稠剤とを主成分とし、
その他に劣化防止剤や構造安定剤などの添加剤を添加し
たものからなり、これらの各成分の配合調整によって、
所望の特性を得ているものの、上記のような塩害環境下
や大気汚染、酸性雨などの影響下に置かれると、その高
い酸性などによって、劣化が進行して、初期の防錆性能
が果たせなくなるという懸念があった。
【0011】本発明は、このような現状に鑑みてなされ
たもので、海洋の影響を受ける塩害環境下はもちろんの
こと、大気汚染や酸性雨などの影響下にある地域であっ
ても良好に対応できる防錆グリース及び架空送電線を提
供せんとするものである。
たもので、海洋の影響を受ける塩害環境下はもちろんの
こと、大気汚染や酸性雨などの影響下にある地域であっ
ても良好に対応できる防錆グリース及び架空送電線を提
供せんとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、基油と増稠剤からなるグリース主成分部分100重
量部に弱アルカリ性からなる受酸剤を1〜100重量部
添加したことを特徴とする防錆グリースにある。
は、基油と増稠剤からなるグリース主成分部分100重
量部に弱アルカリ性からなる受酸剤を1〜100重量部
添加したことを特徴とする防錆グリースにある。
【0013】請求項2記載の本発明は、前記受酸剤が、
炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、水酸化カルシウ
ム、水酸化マグネシウム、ハイドロタルサイトであるこ
とを特徴する請求項1記載の防錆グリースにある。
炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、水酸化カルシウ
ム、水酸化マグネシウム、ハイドロタルサイトであるこ
とを特徴する請求項1記載の防錆グリースにある。
【0014】請求項3記載の本発明は、単線又は撚線か
らなる中心線材の周囲に複数のアルミニウム線又はその
合金線を撚り合わせた複合撚線導体部分に、前記請求項
1又は2記載の防錆グリースを施したことを特徴とする
架空送電線にある。
らなる中心線材の周囲に複数のアルミニウム線又はその
合金線を撚り合わせた複合撚線導体部分に、前記請求項
1又は2記載の防錆グリースを施したことを特徴とする
架空送電線にある。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の防錆グリースは、従来と
同様、鉱油、合成炭化水素やシリコン油などからなる基
油にナトリウム石鹸、リチウム系物質、アルミニウム系
物質、有機ベントナイト、有機ウレアなどの増稠剤を添
加してなるグリースの主成分部分に、弱アルカリ性から
なる受酸剤を添加したものである。
同様、鉱油、合成炭化水素やシリコン油などからなる基
油にナトリウム石鹸、リチウム系物質、アルミニウム系
物質、有機ベントナイト、有機ウレアなどの増稠剤を添
加してなるグリースの主成分部分に、弱アルカリ性から
なる受酸剤を添加したものである。
【0016】本発明の受酸剤としては、炭酸カルシウ
ム、炭酸マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸化マグ
ネシウム、ハイドロタルサイトなどが挙げられ、こられ
は単独で用いてもよく、また、複数併用することも可能
である。
ム、炭酸マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸化マグ
ネシウム、ハイドロタルサイトなどが挙げられ、こられ
は単独で用いてもよく、また、複数併用することも可能
である。
【0017】これらの受酸剤を添加すると、後述するよ
うに、耐酸性が改善され、特に屋外の酸性の雰囲気下で
使用される際に大きな効果を発揮することが判った。そ
の理由としては、受酸剤が弱アルカリであることに起因
すると推測される。つまり、この受酸剤が存在すると、
酸性雨などによる酸がグリース中に進入してきても、ア
ルミニウム表面と接触する前に、この受酸剤と反応し
て、中和作用を呈するため、グリース自体やアルミニウ
ム金属の劣化が抑制されると考えられる。なお、受酸剤
自体は弱アルカリであるため、アルミニウム金属や鋼材
に対して悪影響を与えることもない。
うに、耐酸性が改善され、特に屋外の酸性の雰囲気下で
使用される際に大きな効果を発揮することが判った。そ
の理由としては、受酸剤が弱アルカリであることに起因
すると推測される。つまり、この受酸剤が存在すると、
酸性雨などによる酸がグリース中に進入してきても、ア
ルミニウム表面と接触する前に、この受酸剤と反応し
て、中和作用を呈するため、グリース自体やアルミニウ
ム金属の劣化が抑制されると考えられる。なお、受酸剤
自体は弱アルカリであるため、アルミニウム金属や鋼材
に対して悪影響を与えることもない。
【0018】このような作用を呈する受酸剤の添加量
を、グリース主成分部分100重量部に対して、1〜1
00重量部としたのは、1重量部未満では、十分な耐酸
性の改善が見られず、好ましくは10重量部以上がよ
く、また、逆に100重量部を越えるようになると、稠
度が著しく上昇してアルミニウム金属から剥がれ落ちる
恐れがあからである。
を、グリース主成分部分100重量部に対して、1〜1
00重量部としたのは、1重量部未満では、十分な耐酸
性の改善が見られず、好ましくは10重量部以上がよ
く、また、逆に100重量部を越えるようになると、稠
度が著しく上昇してアルミニウム金属から剥がれ落ちる
恐れがあからである。
【0019】また、本発明の場合、従来と同様、その他
に劣化防止剤や構造安定剤などの添加剤を必要により添
加することができる。
に劣化防止剤や構造安定剤などの添加剤を必要により添
加することができる。
【0020】一方、本発明に係る架空送電線は、このよ
うな構成からなる防錆グリースを、金属部分、例えば上
述したようにACSRタイプの架空送電線では、単線又
は撚線からなる中心線材の周囲に複数のアルミニウム線
又はその合金線を撚り合わせた複合撚線導体部分に塗布
することにより得られる。
うな構成からなる防錆グリースを、金属部分、例えば上
述したようにACSRタイプの架空送電線では、単線又
は撚線からなる中心線材の周囲に複数のアルミニウム線
又はその合金線を撚り合わせた複合撚線導体部分に塗布
することにより得られる。
【0021】この架空送電線では、特に酸性雨などに起
因する酸性雰囲気下で使用されても、その酸がアルミニ
ウム線又はその合金線の表面に到達する前に、グリース
中の受酸剤との反応により中和されて無害化されるの
で、従来のグリースに比較して、大幅な耐酸性の向上が
得られる。
因する酸性雰囲気下で使用されても、その酸がアルミニ
ウム線又はその合金線の表面に到達する前に、グリース
中の受酸剤との反応により中和されて無害化されるの
で、従来のグリースに比較して、大幅な耐酸性の向上が
得られる。
【0022】〈実施例〉次に、表1に示した種々の配合
例からなる本発明の条件を満たす防錆グリース(実施例
1〜9)を製造し、各特性〔耐酸性、機械的特性(脆
さ)〕について特性試験を行った。その結果も同表に併
記した。
例からなる本発明の条件を満たす防錆グリース(実施例
1〜9)を製造し、各特性〔耐酸性、機械的特性(脆
さ)〕について特性試験を行った。その結果も同表に併
記した。
【0023】〈比較例〉また、比較のため、表2に示し
た種々の配合例からなる本発明の条件を欠く防錆グリー
ス(比較例1〜6)も製造し、これらについても、各特
性〔耐酸性、機械的特性(脆さ)〕について特性試験を
行った。その結果を同表に併記した。
た種々の配合例からなる本発明の条件を欠く防錆グリー
ス(比較例1〜6)も製造し、これらについても、各特
性〔耐酸性、機械的特性(脆さ)〕について特性試験を
行った。その結果を同表に併記した。
【0024】おな、上記耐酸性は、アルミニウム板に上
記各防錆グリースを塗り付け、これを1M(モル)塩酸
中に1時間放置し、アルミニウム板の重量減少が0.1
%以下のものを◎で表示し、0.1%超から1.0%以
下のものを○で表示し、1.0%超から5.0%以下の
ものを×で表示した。
記各防錆グリースを塗り付け、これを1M(モル)塩酸
中に1時間放置し、アルミニウム板の重量減少が0.1
%以下のものを◎で表示し、0.1%超から1.0%以
下のものを○で表示し、1.0%超から5.0%以下の
ものを×で表示した。
【0025】上記機械的特性(脆さ)は、製造したグリ
ースが元のグリースと比較して50%以上稠度、すなわ
ち増稠剤による基油の保持の特性が低下したものを△で
表示し、50%未満のものを○で表示した。
ースが元のグリースと比較して50%以上稠度、すなわ
ち増稠剤による基油の保持の特性が低下したものを△で
表示し、50%未満のものを○で表示した。
【0026】
【表1】
【0027】
【表2】
【0028】まず、表1から、本発明に係る防錆グリー
ス(実施例1〜9)の場合、いずれも良好な特性を呈
し、特に受酸剤の添加量が多い場合においても、高い耐
酸性が得られるのに対して、表2から、本発明の条件を
欠く防錆グリース(比較例1〜6)では、耐酸性が悪
く、脆さにおいてもバラツキがあることが判る。
ス(実施例1〜9)の場合、いずれも良好な特性を呈
し、特に受酸剤の添加量が多い場合においても、高い耐
酸性が得られるのに対して、表2から、本発明の条件を
欠く防錆グリース(比較例1〜6)では、耐酸性が悪
く、脆さにおいてもバラツキがあることが判る。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る防錆グリースでは、基油と増稠剤からなるグリー
ス主成分部分に弱アルカリ性からなる受酸剤を添加して
あるため、耐酸性、機械的特性(脆さ)に優れたグリー
スが得られる。
に係る防錆グリースでは、基油と増稠剤からなるグリー
ス主成分部分に弱アルカリ性からなる受酸剤を添加して
あるため、耐酸性、機械的特性(脆さ)に優れたグリー
スが得られる。
【0030】また、本発明に係る架空送電線では、単線
又は撚線からなる中心線材の周囲に複数のアルミニウム
線又はその合金線を撚り合わせた複合撚線導体部分に、
上記防錆グリースを施してあるため、耐酸性に優れた電
線が得られる。
又は撚線からなる中心線材の周囲に複数のアルミニウム
線又はその合金線を撚り合わせた複合撚線導体部分に、
上記防錆グリースを施してあるため、耐酸性に優れた電
線が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C10N 30:12 C10N 30:12 40:32 40:32 50:10 50:10 (72)発明者 片山 慎司 東京都江東区木場1丁目5番1号 株式会 社フジクラ内 (72)発明者 味村 彰治 東京都江東区木場1丁目5番1号 株式会 社フジクラ内 Fターム(参考) 4H104 AA13C CJ02A DA02A EB02 EB06 FA02 LA06 PA11 QA18 5G327 EA08
Claims (3)
- 【請求項1】 基油と増稠剤からなるグリース主成分部
分100重量部に弱アルカリ性からなる受酸剤を1〜1
00重量部添加したことを特徴とする防錆グリース。 - 【請求項2】 前記受酸剤が、炭酸カルシウム、炭酸マ
グネシウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、
ハイドロタルサイトであることを特徴する請求項1記載
の防錆グリース。 - 【請求項3】 単線又は撚線からなる中心線材の周囲に
複数のアルミニウム線又はその合金線を撚り合わせた複
合撚線導体部分に、前記請求項1又は2記載の防錆グリ
ースを施したことを特徴とする架空送電線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26972399A JP2001089784A (ja) | 1999-09-24 | 1999-09-24 | 防錆グリース及びこれを用いた架空送電線 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26972399A JP2001089784A (ja) | 1999-09-24 | 1999-09-24 | 防錆グリース及びこれを用いた架空送電線 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001089784A true JP2001089784A (ja) | 2001-04-03 |
Family
ID=17476278
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26972399A Pending JP2001089784A (ja) | 1999-09-24 | 1999-09-24 | 防錆グリース及びこれを用いた架空送電線 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001089784A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012127517A1 (ja) * | 2011-03-18 | 2012-09-27 | トヨタ自動車株式会社 | 添加剤、オイルフィルター、機械の潤滑装置 |
WO2015049250A1 (en) * | 2013-10-01 | 2015-04-09 | Shell Internationale Research Maatschappij B.V. | Grease composition and method for production thereof |
JP2016079254A (ja) * | 2014-10-14 | 2016-05-16 | 東京製綱株式会社 | 耐火山性ガス防食グリース,ワイヤロープの防食方法および塗油装置 |
WO2016190109A1 (ja) * | 2015-05-25 | 2016-12-01 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 液状組成物および端子付き被覆電線 |
US10112132B2 (en) | 2012-01-23 | 2018-10-30 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Oil additive and oil filter |
CN112852527A (zh) * | 2021-01-07 | 2021-05-28 | 北京市政建设集团有限责任公司 | 一种高热稳定性密封油脂及其制备方法 |
-
1999
- 1999-09-24 JP JP26972399A patent/JP2001089784A/ja active Pending
Cited By (12)
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