JP4415070B2 - 高耐食送電線 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は鉄塔間などに架設される架空送電線や鉄道用き電線等の送電線に関し、特に塩素イオンのような腐食性の高い物質が存在する環境に於いて、高い耐食性を有する送電線に関する。
【0002】
【従来の技術】
鉄塔間に架設される架空送電線や鉄道用き電線などは、鉄塔及びその他の設備の建設コストを低減するために、軽量であることが要求されている。このため、架空送電線や鉄道用き電線の導体素線としては軽量であって導体の中では比較的に導電率が高いアルミニウム又はアルミニウム合金からなる導体素線が用いられている。
【0003】
ところで、このような架空送電線や電車用き電線は日光、風雨、雪等の自然の環境に曝されるので、耐環境性に優れたものであることが要求されるが、撚線の導体素線として用いられるアルミニウム又はアルミニウム合金線はこうした通常の自然環境に於いて比較的良好な耐食性を有するので、防食処理を施すことなく使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このように耐食性に優れたアルミニウム又はアルミニウム合金線も海洋に近い地域に於いては、海水の塩分を含む蒸気が大気中に多量に存在するため、塩素イオン等によって腐食が進行し、電線の寿命が著しく低下するという問題がある。さらに又、このような海洋に近い地域以外でも、近年は酸性雨の原因物質である硫黄酸化物や窒素酸化物などの大気汚染物質が溶解した雨水などによって、アルミニウムやアルミニウム合金線の腐食が進行し、導電率低下による発熱等によって、さらに腐食が促進され断線するなどの問題がある。
【0005】
そこで、このような厳しい腐食環境に曝される地域に於いて使用される架空送電線等に対しては、その金属表面にグリースを塗布するなどの防食対策がとられているが、グリースは大気環境に於いて劣化するという問題点を有している。即ち、グリースは高分子化合物により構成されているので、日光による紫外線や熱によりグリースが劣化し、ひび割れ等を生じたりして剥落し、防食性が失われるという問題がある。このためグリースを使用して防食処理が施された防食架空送電線に対しては布設される環境によって定期的に監視して、グリースの補充などの保守点検を実施することが必要となるが、上述のようにひび割れ等をした場合にはひび割れした隙間から腐食性の水溶液が浸透し、外観から観察できない部分で急速に腐食が進行したりするため、完全な保守管理が困難となる問題がある。さらに又、このようなグリースを用いた電線は張り替え等の際に、接続作業が面倒になると言った問題も有している。
【0006】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、海洋地域に於ける塩素イオンを含む水分や酸性雨の原因となる硫黄酸化物や窒素酸化物などの腐食性物質の溶解した雨水などの腐食環境に曝される場合に於いて、グリースなどによる防食処理を施す必要のない高耐食性の送電線を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は前記課題を解決するために、鋭意実験研究を重ねた結果、Al−Mn系の金属間化合物が分散析出したアルミニウム合金を、線材又は被覆材として用いた合金線又は複合線を撚線の導体素線として用いることにより、高い導電率と上述のような防食処理が必要となる塩素イオンを含む水分が存在するような腐食性の高い環境に於いて極めて優れた耐食性を有する送電線が得られることを見出し、本発明に到達したものである。
【0010】
さらに、請求項の高耐食送電線は、撚線を構成する導体素線が、導電用アルミニウム又は導電用アルミニウム合金の芯材に、Mnを0.3〜4.3重量%含有し、残部がAl及び不可避不純物とからなる組成を有し、かつAl−Mn系の金属間化合物が分散析出しているアルミニウム合金が被覆されてなる高耐食複合線からなることを特徴とするものである。
【0011】
又、請求項の高耐食送電線は、撚線を構成する導体素線が、導電用アルミニウム又は導電用アルミニウム合金の芯材に、Mnを0.3〜4.3重量%、Mgを0.05〜6.0重量%含有し、残部がAl及び不可避不純物とからなる組成を有し、かつAl−Mn系の金属間化合物が分散析出しているアルミニウム合金が被覆されてなる高耐食複合線からなることを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態について説明する。本発明は、前記課題を解決する手段に記載したように、特定量のMnを含有するアルミニウム合金を熱処理し、Al−Mn系の金属間化合物を分散析出させた合金を導電用のアルミニウム又は導電用のアルミニウム合金線に被覆した高耐食性の複合線を撚線の導体素線として用いた高耐食送電線である。ここで高耐食性導体素線の被覆材として用いられるアルミニウム合金について説明すれば、熱処理により分散析出させるAl−Mn系の金属間化合物は微細で均一な状態とすることが望ましい。Al−Mn系の金属間化合物の分散析出が充分でないと、即ちアルミニウム中に固溶しているMn濃度が高い場合には耐食性及び導電性とも優れたものが得られなくなる。このような微細で均一な状態に分散析出させる目的に対してはMgを所定量添加することが有効である。
【0014】
又、送電線が布設される環境等により、より高い導電性や耐熱性が必要とされる場合には、導電用のアルミニウム又はアルミニウム合金を芯材として用い、これにAl−Mn系の金属間化合物が分散析出した前記のアルミニウム合金を被覆した複合線を導体素線として用いることにより、耐食性以外の導電性、引張強度、耐熱性などの特性に於いて、より優れた高耐食の送電線を得ることができる。
【0015】
なお、この複合線における被覆層の被覆率は、目的とする用途に応じて適宜選択して用いることができるが、通常高い導電性が要求される場合の被覆率は15〜60Vol %の範囲が好ましい。60Vol %を超えて大きいと目的とする特性改善効果が得られず、又15Vol %未満では伸線加工の際などに芯材が露出したりして、目的とする耐食性が得られないことがある。
【0016】
ここで、本発明の撚線を構成する導体素線において被覆材となる合金について、その組成の限定理由を述べる。
Mn;Mnは本発明に於いて耐食性を付与するための重要な合金成分で、その添加量に応じてAl−Mn系の金属間化合物として析出する。Mnの添加量が4.3重量%を超えて多いと鋳造時に粗大なMn化合物を生じ、その後の加工が困難になると共に、導電性及び耐食性も低下するので好ましくない。又、Mnの添加量が0.3重量%より少ない場合にはAl−Mn系金属間化合物の析出量と分散状態に不足を生じ、充分な耐食性が得られなくなるため好ましくない。
【0017】
Mg;Mgは本発明に於いて必ずしも必須の元素ではないが、Al−Mn系金属間化合物の析出を促進するので、Mnの添加量が比較的少ない時に前記のような析出状態を得るのに寄与する。しかし、Mgの添加量が0.05重量%未満ではこのような効果が充分得られず、又6.0重量%を超えて多いと導電性、鋳造性、加工性が低下するので、添加量としては0.05〜6.0重量%とするのが好ましい。
【0018】
又、以上のほか、鋳造結晶組織の微細化のためにはTiを0.003〜0.2重量%添加することが好ましい。0.003重量%未満では目的とする効果は得られず、又、0.2重量%を超えるとTi−Al系の粗大金属間化合物が生成される。又TiとB又はTiとCを複合添加した場合には結晶の微細化がより促進される。TiとBを複合添加する場合Tiは0.003〜0.1重量%、Bは0.0001〜0.05重量%添加することが好ましい。一方TiとCを複合添加する場合Tiは0.003〜0.1重量%、Cは0.0001〜0.05重量%添加することが好ましい。
【0019】
さらに強度向上のためにはCr,V,Zrの1種又は2種以上をそれぞれ0.03〜0.15重量%の範囲で添加することが望ましい。
又、鋳造時における溶湯の酸化を防止するためにはBeを0.01重量%未満で含有させることが望ましい。
【0020】
さらに又、本発明の高耐食導体素線の被覆材として用いられる合金に於いて、Feが0.2重量%以下、Siが0.4重量%以下、Znが0.5重量%以下、Cuが0.3重量%以下の範囲の不純物元素を含んでいても本発明の作用効果に実質的な変化はない。
【0021】
なお、高耐食送電線に於ける具体的な撚線構造の一例を示せば、図1に示すように全体を、Al−Mn系金属間化合物を分散析出させた高耐食のアルミニウム合金からなる導体素線のみで形成した送電線、あるいは、図2に示すように、中心部分に亜鉛めっき鋼線12からなる撚線を配し、その周辺に導電用アルミニウム線を芯材とし、これに高耐食アルミニウム合金を被覆した複合線13を導体素線として撚り合わせた送電線等が一例として挙げられる。なお図示してないが撚線を構成する導体素線としては図示したような断面形状が丸形のものだけでなく、平角、台形、テープ状あるいはパイプ型等、公知の種々の形状の導体素線を用いて撚線を構成することができることは勿論である。
【0022】
【実施例】
次に、本発明の撚線に用いられる導体素線と、参考例、比較例とを比較して具体的に説明する。
【0023】
参考例1
Mn:0.3重量%、Fe:0.1重量%、Si:0.05重量%、Zn:0.05重量%、Cu:0.02重量%、Ti:0.02重量%、Cr:0.03重量%、V:0.02重量%、Zr:0.02重量%、残部Alの組成からなる鋳塊を作り、熱間圧延にて9.5mmφの荒引き線を得た。その後400℃の還元性雰囲気で12時間熱処理した上で、この線材を連続伸線機により伸線し、Al−Mn系金属間化合物を析出させた3.2mmφのアルミニウム合金線を得た。
【0024】
参考例2
Mn:1.6重量%とした以外は参考例1と同様の組成からなるアルミニウム合金を用い、参考例1と同様にしてAl−Mn系金属間化合物を析出させた3.2mmφのアルミニウム合金線を得た。
【0025】
参考例3
Mn:4.3重量%とした以外は、参考例1と同様組成からなるアルミニウム合金を用い、参考例1と同様にしてAl−Mn系金属間化合物を析出させた3.2mmφのアルミニウム合金線を得た。
【0026】
比較例1
Mn:0.1重量%とした以外は参考例1と同様の組成からなるアルミニウム合金を用い、参考例1と同様にしてAl−Mn系金属間化合物を析出させた3.2mmφのアルミニウム合金線を得た。
【0027】
比較例2
Mn:4.8重量%とした以外は参考例1と同様の組成からなるアルミニウム合金を用い、参考例1と同様にしてAl−Mn系金属間化合物を析出させた3.2mmφのアルミニウム合金線を得た。
【0028】
参考例4
Mg:0.5重量%を添加した以外は参考例1と同様の組成からなる9.5mmφ荒引線を作製し、次いで参考例1と同様の方法で伸線及び熱処理を行い、Al−Mn系金属間化合物を析出させた3.2mmφのアルミニウム合金線を得た。
【0029】
実施例5
参考例2と同様の組成を持つ鋳塊を400℃の還元性雰囲気で10時間熱処理した上で、熱間圧延、冷間圧延してAl−Mn系金属間化合物が分散析出された厚さ2.8mmのアルミニウム合金テープを得た。次いでこのテープを9.5mmφの導電用アルミニウムの芯材に縦添えし、管状に成形しながら縁部を溶接し、Al−Mn系金属間化合物が分散析出されたアルミニウム合金が被覆された複合線材を得た。その後、この複合線材を連続伸線機で伸線し、被覆材と芯材とが完全に一体化した3.2mmφの複合線を得た。
【0030】
実施例6
参考例2と同様の組成を持つ鋳塊を熱間及び冷間圧延して、厚さ0.9mmのテープを作製し、その後、実施例5と同様の方法で、3.2mmφの複合線を得た。
【0031】
実施例7
参考例2と同様の組成を持つ鋳塊を熱間及び冷間圧延して、厚さ0.4mmのテープを作製し、その後、実施例5と同様の方法で、3.2mmφの複合線を得た。
【0032】
従来例1
JIS H 2110で定められる電気用アルミニウム地金から3.2mmφの硬アルミニウム線を作製した。
【0033】
従来例2
JIS H 2110で定められる電気用アルミニウム地金に、Si,Mg等を添加して電気学会電気規格調査会標準規格JEC−3405で定められる3.2mmφのイ号アルミ合金線を作製した。
【0034】
従来例3
JIS H 2110で定められる電気用アルミニウム地金に、Zr等を添加して電気学会電気規格調査会標準規格JEC−3406で定められる3.2mmφの耐熱アルミ合金線を作製した。
【0035】
参考例9
参考例2のアルミニウム合金線を2.6mmφまで伸線し、これを7本撚り合わせた撚線を作製した。
【0036】
従来例4
従来例1のアルミニウム線を2.6mmφまで伸線し、これを7本撚り合わせた撚線を作製した。
【0037】
次に、このようにして得られた実施例、比較例、参考例および従来例の導体素線と撚線について、種々の特性評価を行った。即ち、参考例1乃至4、実施例乃至、比較例1乃至2、従来例1乃至3の導体素線については導電率、引張強度を測定すると共に、腐食試験を行って耐食性の評価を行った。又、実施例9、従来例4の撚線については腐食試験による耐食性の評価のみを行った。なお、耐食性の評価は以下の腐食試験によって行った。
・ 腐食試験100mmの長さに切断した導体素線と撚線をそれぞれ2N−HClの水溶液と、2N−HNOの水溶液に100時間浸漬し、試験後の腐食減量をそれぞれ測定した。次いでこの腐食減量から線材の単位表面積(cm)当たりの腐食量(mg)を算出した。これらの試験結果を表1と表2に纏めて示す。
【0038】
【表1】
Figure 0004415070
【0039】
【表2】
Figure 0004415070
【0040】
この表1に示すように、参考例1〜4および本発明の実施例5〜7の素線に於いては、全て導電線が50%IACS以上の高い導電率を有していると共に、耐食性に於いても腐食性の高い塩素イオンを含む水溶液中での腐食率が、現在導電用として使用されている従来例1〜3のアルミニウム線及び合金線に比べて数十分の1、又硝酸イオンのような酸化性の酸に対しても約1/2程度と優れた耐食性を有している。さらに実施例5〜7に示すように、芯材に導電性の高いアルミニウムを用いて複合線とした場合には現用のアルミニウム系導体材料に於いて、最も多くの場合に必要とされている導電率55%IACS以上の高い導電性を有する導体素線が得られる。
【0041】
一方、本発明の合金組成から外れる比較例1〜2の合金線に於いて、Mnの含有量が高い比較例1では導電率と塩素イオンを含む水溶液中での耐食性が急激に低下することを示している。又Mnの含有量が低い比較例2では導電率は良い特性を示すものの、塩素イオンを含む水溶液中での耐食性は比較例1と同様に急激に低下することを示している。
【0042】
また、表2に示すように、高耐食性の導体素線を用いた参考例9の撚線は、表1の導体素線と同様に、腐食性の高い塩素イオンを含む水溶液中での腐食率が、現在導電用として使用されている従来例4のアルミニウム撚線に比べて数十分の1、又、硝酸イオンのような酸化性の酸に対しても約1/2程度と優れた耐食性を有している。
【0043】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明に係る高耐食送電線は、撚線を構成する導体素線が所定量のMnを含有する合金を熱処理し、Al−Mn系の金属間化合物を分散析出させた合金を種々の導電用アルミニウムや導電用アルミニウム合金線に被覆した高耐食複合線からなるため、塩素イオン等を含む水分が存在する腐食性の高い環境に於いて、極めて優れた耐食性を有すると共に、導電率も50%IACS以上の高い導電性が得られるから、耐食性と導電性を兼備した高耐食性の送電線を得ることができる。
【0044】
又、本発明の撚線を構成する導体素線として、芯材に導電性、機械的強度、耐熱性などに優れる導体材料を用い、被覆材として上述の合金を用いることにより、耐食性に加えて、導電性、機械的強度、耐熱性などの特性においても優れた撚線を得ることができるから、腐食性の高い環境に曝される送電線など、種々の目的及び環境に適用することのできる応用範囲の広い高耐食送電線を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電線の一例の断面図
【図2】本発明の送電線の一例の断面図
【符号の説明】
1 Al−Mn合金線
2 亜鉛めっき鋼線
3 Al−Mn合金覆アルミ線

Claims (2)

  1. 撚線を構成する導体素線が、導電用アルミニウム又は導電用アルミニウム合金の芯材に、Mnを0.3〜4.3重量%含有し、残部がAl及び不可避不純物とからなる組成を有し、かつAl−Mn系の金属間化合物が分散析出しているアルミニウム合金が被覆されてなる高耐食複合線からなることを特徴とする高耐食送電線。
  2. 撚線を構成する導体素線が、導電用アルミニウム又は導電用アルミニウム合金の芯材に、Mnを0.3〜4.3重量%、Mgを0.05〜6.0重量%含有し、残部がAl及び不可避不純物とからなる組成を有し、かつAl−Mn系の金属間化合物が分散析出しているアルミニウム合金が被覆されてなる高耐食複合線からなることを特徴とする高耐食送電線。
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