JP2001089742A - シーリングテープ - Google Patents

シーリングテープ

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JP2001089742A
JP2001089742A JP26602699A JP26602699A JP2001089742A JP 2001089742 A JP2001089742 A JP 2001089742A JP 26602699 A JP26602699 A JP 26602699A JP 26602699 A JP26602699 A JP 26602699A JP 2001089742 A JP2001089742 A JP 2001089742A
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acrylate
meth
acrylic
sealing
alkyl
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Tomoyasu Izugami
朋保 井津上
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アクリル系シーリング材の長所を生かしつ
つ、凹凸面への追従性がよく、長さ方向・幅方向への伸
縮を起こり難くすることにより、シール性能の信頼性が
高く、作業性のよいシーリングテープを提供する。 【解決手段】 引張伸度100%以下で引張強度100
kgf/cm2 以上を示し、可撓性を有する基材シート
の一面に、引張弾性率が1g/mm2 以下、破断伸度が
300%以上であり、かつ厚みが0.05〜10mmの
アクリル系樹脂層が積層されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物やその他の
隙間の防水、防湿、気密を目的として使用されるシーリ
ングテープに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、住宅やビルなどの建物の防水
・防湿・気密のために隙間に充填するシーリング材とし
ては、ポリサルファイド系、シリコーン系、変成シリコ
ーン系、ポリウレタン系、アクリル系、SBR系などの
ものが用いられている。これらのシーリング材は一般に
高粘度のペースト状であり、シールしようとする部材の
隙間へ充填された後、硬化して弾性体となることにより
シール性を発揮する。そのため凹凸面への追従性が良好
であって、気密性・水密性に優れる。しかしながら、ペ
ースト状のシーリング材は充填に時間がかかり、しかも
硬化に一定時間のエージングが必要であるため施工性に
問題があった。
【0003】一方、硬化を必要としないシーリング材と
して、ブチルゴム系、アスファルト等のシーリング材が
用いられている。これらのシーリング材は予め施工する
隙間の形状に合わせて形成されており、充填した後に圧
着することによりシーリング材は塑性変形して凹凸面に
追従し、シール性を発揮する。
【0004】しかし、ブチルゴム系やアスファルト系の
シーリング材は、一般に非架橋型であって柔軟剤等を含
有するため作業性や耐久性に問題があり、例えば、夏季
の高温や柔軟剤のブリードによりシーリング材同士が融
着したり、所定の場所以外で接着が起こる等の問題点が
あった。又、シールした部分を一旦分離するとシーリン
グ材の糊残りによって対象物の表面が汚れたり、シーリ
ング材が変形して再びシールすると気密性や水密性が低
下するなどの問題もあった。
【0005】上記の問題点を解消するものとして、特開
平2−92984号公報には弾性ゴム状アクリル系シー
リング材とその製造方法が開示されている。このアクリ
ル系シーリング材は(メタ)アクリル酸アルキルエステ
ルを主成分とするビニル系モノマーを光重合することに
よって形成され、適度なゴム弾性と粘着性を有すること
により、凹凸面への追従性に優れるとともに耐久性、耐
候性も良好であるとされている。
【0006】更に、アクリル系シーリング材は架橋によ
るゴム弾性と粘着性(タック)の制御が容易であり、シ
ール部を引き剥がした際に糊残りが起こり難く、再度シ
ールした場合でも気密性が低下しないような設計が可能
である。又、アクリル系シーリング材は耐久性に優れる
とともに光重合によって得られるので、製造上の安全性
が高く、環境面の問題もない。そこで、アクリル系シー
リング材をテープ状としたシーリングテープは、対象物
の隙間に貼付するだけで粘着性により密着し、容易に気
密性が得られるので施工性に優れたシーリング材として
広く使用されている。
【0007】しかしながら、アクリル系シーリング材
は、厚み方向の変形のみならず長さ方向、幅方向にも伸
縮するためシール対象物への充填などの作業性が悪く、
伸ばしたままで充填すると収縮によるシール不良が起こ
ることがあった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、アクリル系
シーリング材の長所を生かしつつ、凹凸面への追従性が
よく、長さ方向・幅方向への伸縮を起こり難くすること
により、シール性能の信頼性が高く、作業性のよいシー
リングテープを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のシーリン
グテープは、引張伸度100%以下で100kgf/c
2 以上の引張強度を示し、可撓性を有する基材シート
の一面に、引張弾性率が1g/mm2 以下、破断伸度が
300%以上であり、かつ厚みが0.05〜10mmの
アクリル系樹脂層が積層されていることを特徴とするも
のである。
【0010】請求項2記載のシーリングテープは、請求
項1記載のシーリングテープであって、アクリル系樹脂
が、アルキル基の炭素数が11〜18であるアルキル
(メタ)アクリレート5〜60重量%と、アルキル基の
炭素数が4〜10であるアルキル(メタ)アクリレート
40〜95重量%とが共重合されてなるアクリル系共重
合体を主成分とするものである。
【0011】基材シート 本発明で使用される基材シートとしては、例えば、ポリ
エステル、ポリエチレン、ナイロン、ビニロン等の合成
繊維や綿、パルプ、紡績された糸を縦横に織った織布、
及びその一面にポリエチレンやポリプロピレンなどがラ
ミネートされたもの、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリスチレン、ポリ塩化ビニル等の一軸延伸されたフィ
ルム等が挙げられ、基材が容易に伸びて変形することが
ないように、引張伸度100%以下で100kgf/c
2 以上の引張強度を示すことが必要である。なお、引
張強度はJIS K 7127に準じて測定したもので
あり、その際の試験片は1号ダンベル形状、引張速度は
20mm/分を採用した。
【0012】基材シートは平滑面を有するフィルム状の
もの、格子状、網目状等の多孔性のシートであってもよ
い。その厚みは5〜500μmが好ましい。5μm未満
ではアクリル系粘着剤との積層が難しく、500μmを
超えると凹凸面への追従性が悪くなる。より好ましい厚
みは10〜100μmである。
【0013】アクリル系樹脂 シーリング材として用いられるアクリル系樹脂は、一般
にはアルキル(メタ)アクリレート100〜60重量%
と、これに共重合可能な他のビニルモノマー0〜40重
量%から構成される。このうち本発明では、アルキル
(メタ)アクリレートとしてアルキル基の炭素数が11
〜18のアルキル(メタ)アクリレート5〜60重量%
とアルキル基の炭素数が4〜10のアルキル(メタ)ア
クリレート40〜95重量%とが共重合されてなるアク
リル系共重合体を主成分とするものが好ましく用いられ
る。
【0014】アルキル基の炭素数が11〜18のアルキ
ル(メタ)アクリレートとしては、例えば、ラウリル
(メタ)アクリレート、ミリスチル(メタ)アクリレー
ト、イソミリスチル(メタ)アクリレート、パルミチル
(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレー
ト等が挙げられる。
【0015】アルキル基の炭素数が4〜10であるアル
キル(メタ)アクリレートとしては、例えば、n−ブチ
ル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)
アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、n
−オクチル(メタ)アクリレート、ノニル(メタ)アク
リレート、デシル(メタ)アクリレート等が挙げられ
る。これらは単独又は組み合わせて用いることができ
る。
【0016】又、アクリル系共重合体には、シーリング
材の柔軟性や接着性を調節する目的で他の改質ビニルモ
ノマーが共重合されてもよい。他の改質ビニルモノマー
としては、例えば、アクリル酸、マレイン酸、イタコン
酸等のカルボキシル基含有ビニルモノマーもしくはその
無水物:アクリロニトリル、N−ビニルピロリドン、N
−ビニルカプロラクタム、アクリロイルモルホリン、
(メタ)アクリルアミド、ジメチルアミノエチル(メ
タ)アクリレート、ジメチルアミノプロピル(メタ)ア
クリルアミド等の窒素含有ビニルモノマー:2−ヒドロ
キシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチ
ル(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性(メタ)
アクリレート、ポリオキシエチレン(メタ)アクリレー
ト、ポリオキシプロピレン(メタ)アクリレート等の水
酸基含有ビニルモノマー等が挙げられる。
【0017】又、上記アクリル系共重合体にはポリエチ
レン等のオレフィン系樹脂への接着性を付与するため
に、末端に重合性の不飽和二重結合を有するオレフィン
系重合体を適宜共重合させてもよい。末端に重合性の不
飽和二重結合を有するオレフィン系重合体としては、末
端に他のビニルモノマーと共重合可能な二重結合とオレ
フィン骨格からなるポリマー構造を有するものであれば
よい。上記オレフィン骨格としては、例えば、エチレン
−プロピレン共重合体、エチレン−ブチレン共重合体等
が挙げられる。
【0018】これらの改質モノマーの共重合割合は、前
記したように全モノマー分の40重量%以内とすること
が好ましい。
【0019】アクリル系共重合体は、塊状重合、溶液重
合、乳化重合、パール重合等の方法により重合して得ら
れ、溶剤型、エマルジョン型のいずれであってもよい。
塊状重合では均一な重合体が得られるという点で紫外線
による光重合が好ましく、この場合は光重合開始剤が含
有される。これらの共重合体の架橋は公知の架橋剤を用
いて架橋されてもよく、イソシアネート架橋、エポキシ
架橋、アジリジン架橋、多官能性ビニルモノマーによる
架橋等が挙げられる。
【0020】以下、紫外線重合型アクリル系粘着剤につ
いて述べる。紫外線重合法は、アクリル系モノマー組成
物に光重合開始剤、多官能性ビニルモノマー等を配合
し、離型処理されたフィルム上に塗布し、酸素による重
合阻害を抑制するために透明フィルムで覆う、もしくは
窒素ガス等の不活性ガス雰囲気下で紫外線を照射するこ
とにより重合する。
【0021】光重合開始剤としては、例えば、4−(2
−ヒドロキシエトキシ)フェニル(2−ヒドロキシ−2
−プロピル)ケトン(メルク社製,商品名「ダロキュア
2959」)、α−ヒドロキシ−α,α−ジメチル−ア
セトフェノン(メルク社製,商品名「ダロキュア117
3」)、メトキシアセトフェノン、2,2−ジメトキシ
−2−フェニルアセトフェノン(チバスペシャルティケ
ミカルズ社製,商品名「イルガキュア651」)、2−
ヒドロキシ−2−シクロヘキシルアセトフェノン(チバ
スペシャルティケミカルズ社製,商品名「イルガキュア
184」)などのアセトフェノン系;その他ハロゲン化
ケトン、アシルホスフィノキシド、アシルホスフォナー
ト等を挙げることができる。
【0022】アクリル系共重合体を紫外線照射による塊
状重合で得る場合には、アクリル系モノマー組成物に共
重合可能な不飽和二重結合を分子内に2個以上有するよ
うな多官能性ビニルモノマーを添加しておくことで架橋
することができる。このようなものとしては、例えば、
ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、(ポリ)エ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート、(ポリ)プ
ロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペン
チルグリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリス
リトールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトー
ルトリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパン
トリ(メタ)アクリレート、アリル(メタ)アクリレー
ト、ビニル(メタ)アクリレート、ジビニルベンゼンや
その他エポキシアクリレート、ウレタンアクリレート等
が好適に使用される。
【0023】粘着付与樹脂は必要に応じて公知のロジン
系樹脂、変性ロジン系樹脂、テルペン系樹脂、テルペン
フェノール系樹脂、C5及びC9系石油樹脂、クマロン
樹脂やこれらの水添物等が挙げられ、単独または組み合
わせて使用される。また、必要に応じて公知の可塑剤、
軟化剤、無機系充填剤、有機系充填剤、顔料、染料、炭
酸カルシウム、シリカ、タルク等の各種添加剤を添加し
てもよい。
【0024】得られたアクリル系共重合体からなるアク
リル系樹脂層の引張弾性率が1g/mm2 を超えると柔
軟性が低下して伸び難くなり、凹凸面への追従性が悪く
なったり、伸ばして貼り付けると収縮力が働いて隙間が
できたりする。また、破断伸度が300%未満であると
必要な伸びを得るまでに切断することがある。なお、引
張弾性率及び破断伸度は、JIS Z 0237に準じ
て測定した。
【0025】基材シート面にアクリル系樹脂層を積層す
る方法は、重合した溶剤型もしくはエマルジョン型のア
クリル系樹脂層溶液を基材シートに直接塗布し乾燥させ
てもよく、また、離型処理された工程紙の離型処理面に
塗布乾燥し、転写により積層してもよい。また、光重合
性モノマー組成物を工程紙の離型処理面に塗布し、紫外
線照射により重合した樹脂層を基材シートの両面に転写
してもよく、或いは光重合性モノマー組成物を基材シー
トの両面に直接塗布した後、紫外線照射により光重合さ
せてもよい。更に、一方の樹脂層面にシリコーンなどで
離型処理された離型紙を積層すると、枚葉状として積み
重ねたりロール状として巻くこともできる。
【0026】本発明によるシーリングテープは、基材シ
ートの両面に積層される樹脂層の引張弾性率が1g/m
2 以下であり、破断伸度が300%以上であるから、
非常に柔軟であり凹凸面への追従性に優れる。又、引張
強度5kg/50mm以上で可撓性を有する基材シート
の両面に上記樹脂層が積層されているので、長さ方向、
幅方向のいずれにも伸びることなくシールすることがで
き、シール後に収縮の発生もなく、シール不良が起こる
こともない。
【0027】樹脂層として用いるアクリル系共重合体
は、主成分モノマーとしてアルキル基の炭素数が11〜
18であるアルキル(メタ)アクリレートが5〜60重
量%と、アルキル基の炭素数が4〜10であるアルキル
(メタ)アクリレート40〜95重量%とが共重合され
ることにより、粘着剤の伸び易さ、凹凸面への追従性な
どが特にすぐれたものとなる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を説明す
る。 (実施例1)2−エチルヘキシルアクリレート(2EH
A)80重量部、イソミリスチルアクリレート20重量
部、アクリル酸2重量部、ヘキサンジオールジアクリレ
ート(HDDA)0.05重量部、n−ドデシルメルカ
プタン(DDM)0.02重量部、2,2−ジメチル−
2−フェニルアセトフェノン(チバスペシャルティケミ
カルズ社製,商品名「イルガキュア651)0.1重量
部を均一混合してアクリル系モノマー組成物を調製し、
離型処理された厚み38μmの工程紙(ポリエステルフ
ィルム)の離型面上に重合終了時の厚みが1±0.1m
mとなるように塗工し、同様の離型処理されたカバーフ
ィルム(ポリエステルフィルム)を離型面が上記塗工面
に接するように積層した。その後、ケミカルランプを用
いてポリエステルフィルム上から照射強度2mW/cm
2 で紫外線を10分間照射した。得られたアクリル系樹
脂層の引張弾性率は0.6g/mm2 、破断伸度100
0%であった。
【0029】上記カバーフィルムを剥がし、露出したア
クリル系樹脂層面に基材シート(ポリエステルフィルム
(二村化学工業社製,商品名「太閤ポリエステルフィル
ムFE2001」,厚み12μm))を貼り合わせた。
基材シートの他の面にも上記と同様にしてアクリル系樹
脂層を貼り合わせてシーリングテープを得た。基材シー
トは、引張伸度45%で引張強度2300kgf/cm
2 を示すものであった。
【0030】(実施例2)基材シートを延伸ポリエチレ
ン製経緯積層熱融着布(積水化工社製,品番「HN3
3」,厚み30μm)に変更したこと以外は実施例1と
同様にしてシーリングテープを得た。基材シートは、引
張伸度30%で引張強度660kgf/cm 2 を示すも
のであった。
【0031】(実施例3)アクリル系モノマー組成物を
ブチルアクリレート70重量部、ラウリルアクリレート
30重量部、アクリル酸4重量部、HDDA0.05重
量部、DDMなし、「イルガキュア651」0.1重量
部としたこと以外は実施例1と同様にしてシーリングテ
ープを得た。
【0032】(比較例1)アクリル酸を20重量部、D
DMを0.01重量部としたこと以外は実施例1と同様
にしてシーリングテープを得た。
【0033】(比較例2)溶剤型ゴム系粘着剤(東洋イ
ンキ製造社製,商品名「BPS375−1」)を使用
し、乾燥後の厚みが500μmとなるように、離型処理
された厚み38μmのポリエステルフィルムの離型面に
塗布し、100℃で3分間乾燥して粘着層を形成したこ
と以外は実施例1と同様にしてシーリングテープを得
た。
【0034】(比較例3)基材シートを使用せずに実施
例1のアクリル系樹脂層を2枚貼り合わせたものとし
た。
【0035】実用性評価 図に示す装置を用いて水密性試験を行った。図1は平面
図であり、図2における5(受け皿)を除いた部分は図
1のII−II線における断面である。この装置は図1及び
図2に示すように、アクリル板製容器1の底板11に長
方形の開口部が設けられ、底板11上面に上記開口部の
幅よりも小さい間隔を開けて2枚の外壁材2(旭硝子外
装建材社製,商品名「ビーオ」)が接着され、底板11
の開口部へ突き出た外壁材2の下面がシーリングテープ
3により鉄板4と貼り合わされたものである。アクリル
板製容器1内には深さ55mmで貯水されている。5は
受け皿である。外壁材2と鉄板4とのシール作業性、及
び24時間後と10日後の漏水の有無を調べた。その結
果を表1に示した。
【0036】
【表1】
【0037】
【発明の効果】本発明のシーリングテープは、上記のよ
うに構成されており、伸びにくい基材シートを用いてい
るので、長さ方向・幅方向への伸縮が非常に少ないこと
によりシール作業性がよく、施工後のシール性能の信頼
性が高い。又、樹脂層は伸び易いので凹凸面への追従性
が特に優れ、耐久性もよく、対象物に一旦貼り付けた後
に引き剥がしても糊残りがない。従って、建築物やその
他の隙間の防水、防湿、気密のために好適に使用できる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】水密性試験の状態を示す平面図。
【図2】図1のII−II線における断面模式図。
【符号の説明】
1 :アクリル板製容器 2 :外壁材 3 :シーリングテープ 4 :鉄板 5 :受け皿 11:底板
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C08L 33:00 C08L 33:00 Fターム(参考) 4F071 AA31 AA31X AA32 AA32X AF15Y AF20Y AF21Y AF26 AG15 AH03 AH19 BB02 BC01 BC02 BC12 4F100 AK04 AK25B AK25J AK41 AL01B AR00A BA02 BA25B DG11 EH462 GB07 JD02 JD04 JD05 JK02A JK07B JK08B JK17A YY00A YY00B 4H017 AA04 AB01 AC04 AC16 AD05 AD06 AE03 4J004 AA10 AB01 FA10

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引張伸度100%以下で100kgf/
    cm2 以上の引張強度を示し、可撓性を有する基材シー
    トの一面に、引張弾性率が1g/mm2 以下、破断伸度
    が300%以上であり、かつ厚みが0.05〜10mm
    のアクリル系樹脂層が積層されていることを特徴とする
    シーリングテープ。
  2. 【請求項2】 アクリル系樹脂が、アルキル基の炭素数
    が11〜18であるアルキル(メタ)アクリレート5〜
    60重量%と、アルキル基の炭素数が4〜10であるア
    ルキル(メタ)アクリレート40〜95重量%とが共重
    合されてなるアクリル系共重合体を主成分とすることを
    特徴とする請求項1記載のシーリングテープ。
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