JP2001089612A - 反りのないポリオレフィンを着色するための顔料 - Google Patents
反りのないポリオレフィンを着色するための顔料Info
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- JP2001089612A JP2001089612A JP2000240774A JP2000240774A JP2001089612A JP 2001089612 A JP2001089612 A JP 2001089612A JP 2000240774 A JP2000240774 A JP 2000240774A JP 2000240774 A JP2000240774 A JP 2000240774A JP 2001089612 A JP2001089612 A JP 2001089612A
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09B—ORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
- C09B57/00—Other synthetic dyes of known constitution
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09B—ORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
- C09B7/00—Indigoid dyes
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/36—Sulfur-, selenium-, or tellurium-containing compounds
- C08K5/45—Heterocyclic compounds having sulfur in the ring
- C08K5/46—Heterocyclic compounds having sulfur in the ring with oxygen or nitrogen in the ring
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
- Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 反りのないポリオレフィンを着色するための
顔料の使用を提供すること。 【解決手段】 反らないポリオレフィンの着色のため
の、式(I)の顔料であって、 【化1】 上式で、XがClまたはCH3を表す顔料と、式(I
I)の顔料であって、 【化2】 上式で、RがフェニルまたはC12H25である顔料の
使用。
顔料の使用を提供すること。 【解決手段】 反らないポリオレフィンの着色のため
の、式(I)の顔料であって、 【化1】 上式で、XがClまたはCH3を表す顔料と、式(I
I)の顔料であって、 【化2】 上式で、RがフェニルまたはC12H25である顔料の
使用。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリオレフィンの
反りのない着色のための顔料の使用に関する。
反りのない着色のための顔料の使用に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリオレフィン、特に高密度ポリエチレ
ンを着色するために有機顔料を使用するとき、予期しな
い収縮および反りの問題が生じる可能性がある。これ
は、顔料の存在により結晶化の挙動が変化するためであ
る可能性がある。いくつかの研究によれば、顔料が核剤
として働くことによって、微結晶のサイズおよび結晶化
速度の両方に影響を及ぼし、予想よりも高い温度で結晶
化が引き起こされることが示された。
ンを着色するために有機顔料を使用するとき、予期しな
い収縮および反りの問題が生じる可能性がある。これ
は、顔料の存在により結晶化の挙動が変化するためであ
る可能性がある。いくつかの研究によれば、顔料が核剤
として働くことによって、微結晶のサイズおよび結晶化
速度の両方に影響を及ぼし、予想よりも高い温度で結晶
化が引き起こされることが示された。
【0003】これらの点は全て重要な商業上の問題を有
する。例えば、ボトル用枠箱の着色は、顔料メーカーに
とって非常に重要な市場である。顔料は、高密度ポリエ
チレンの適用分野で使用するときに重要な条件を満たさ
なければならず、それはポリマーの結晶化プロセスに影
響を及ぼしてはならないことである。そのような影響に
より収縮および反りが生じ、射出された物品が変形し機
械的性質が低下する可能性がある。
する。例えば、ボトル用枠箱の着色は、顔料メーカーに
とって非常に重要な市場である。顔料は、高密度ポリエ
チレンの適用分野で使用するときに重要な条件を満たさ
なければならず、それはポリマーの結晶化プロセスに影
響を及ぼしてはならないことである。そのような影響に
より収縮および反りが生じ、射出された物品が変形し機
械的性質が低下する可能性がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ポリオレフィンの着色
に有機顔料を使用するとき、この問題を回避するため
に、顔料表面の改質を目的として表面処理が開発されて
きた。すなわち有機粒子表面上に金属酸化物(例えばジ
ルコニウム、ケイ素、アルミニウム)の薄層を沈澱させ
ること、あるいは顔料表面上にいくつかの極性ポリマー
(ポリアクリレートまたはセルロース誘導体)を吸着さ
せまたは沈澱させることである。しかしこれらの処理
は、常に有効とは限らない。
に有機顔料を使用するとき、この問題を回避するため
に、顔料表面の改質を目的として表面処理が開発されて
きた。すなわち有機粒子表面上に金属酸化物(例えばジ
ルコニウム、ケイ素、アルミニウム)の薄層を沈澱させ
ること、あるいは顔料表面上にいくつかの極性ポリマー
(ポリアクリレートまたはセルロース誘導体)を吸着さ
せまたは沈澱させることである。しかしこれらの処理
は、常に有効とは限らない。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、式(I)および
式(II)のチアジン−インジゴ顔料であって、
式(II)のチアジン−インジゴ顔料であって、
【0006】
【化7】 上式でXはClまたはCH3を表し、
【0007】
【化8】 上式でRはフェニルまたはC12H25である顔料は、
高密度ポリエチレンに使用するときに反りを引き起こさ
ないことを見出した。
高密度ポリエチレンに使用するときに反りを引き起こさ
ないことを見出した。
【0008】この群のその他の誘導体、例えば式(II
I)および(IV)の2種の顔料や、式(II)の顔料
であってR=p−C6H4CF3であるものについても
試験したが、これらは高密度ポリエチレンに使用すると
きに反りを示す。
I)および(IV)の2種の顔料や、式(II)の顔料
であってR=p−C6H4CF3であるものについても
試験したが、これらは高密度ポリエチレンに使用すると
きに反りを示す。
【0009】
【化9】
【0010】
【化10】
【0011】したがって、本発明は、反らないポリオレ
フィンの着色に式(I)または(II)の顔料を使用す
ることに存し、式(I)または(II)の顔料で着色さ
れた反りのないポリオレフィン、より好ましくは高密度
ポリエチレン(HDPE)を提供する。
フィンの着色に式(I)または(II)の顔料を使用す
ることに存し、式(I)または(II)の顔料で着色さ
れた反りのないポリオレフィン、より好ましくは高密度
ポリエチレン(HDPE)を提供する。
【0012】式(I)の顔料でポリオレフィンを着色す
るとき、通常の量、すなわち着色される材料に対して
0.01重量%から30重量%、好ましくは0.1重量
%から10重量%という量を使用することができる。
るとき、通常の量、すなわち着色される材料に対して
0.01重量%から30重量%、好ましくは0.1重量
%から10重量%という量を使用することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】試験方法を以下に述べる。
【0014】顔料0.1%を含むHDPEおよび顔料
0.1%を含まないHDPEで射出成形した、60×6
0mmの10枚の試験プレート。
0.1%を含まないHDPEで射出成形した、60×6
0mmの10枚の試験プレート。
【0015】加工温度は220℃および280℃。
【0016】結果:無着色のHDPEでの試験プレート
と、顔料0.1%で着色したHDPEでの試験プレート
の間の、長さおよび幅の測定値の差。
と、顔料0.1%で着色したHDPEでの試験プレート
の間の、長さおよび幅の測定値の差。
【0017】%FV=(垂直収縮%−水平収縮%)/
(水平収縮)×100% %FV=0〜10%:良好 %FV=10〜20%:適当 %FV>20%:不適当
(水平収縮)×100% %FV=0〜10%:良好 %FV=10〜20%:適当 %FV>20%:不適当
【0018】
【表1】
【0019】式(I)および(II)の顔料では、試験
プレートの反りに関して優れた結果が得られた。
プレートの反りに関して優れた結果が得られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 バンジ・ラル・カウル スイス国、ツエー・ハー・4105・ビール− ベンケン、ブルツクアツカーシユトラー セ・48 (72)発明者 ブリユノ・ピアストラ フランス国、エフ−68330・ユニング、リ ユ・ラボワジエ・12
Claims (3)
- 【請求項1】 反らないポリオレフィンの着色のため
の、式(I)の顔料であって、 【化1】 上式でXがClまたはCH3を表す顔料と、式(II)
の顔料であって、 【化2】 上式でRがフェニルまたはC12H25である顔料の使
用。 - 【請求項2】 式(I)の顔料であって、 【化3】 上式でXがClまたはCH3を表す顔料、または式(I
I)の顔料であって、 【化4】 上式でRがフェニルまたはC12H25である顔料で着
色された、反りのないポリオレフィン。 - 【請求項3】 式(I)の顔料であって、 【化5】 上式でXがClまたはCH3を表す顔料、または式(I
I)の顔料であって、 【化6】 上式でRがフェニルまたはC12H25である顔料で着
色された、反らない高密度ポリエチレン(HDPE)。
Applications Claiming Priority (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
GBGB9918804.7A GB9918804D0 (en) | 1999-08-11 | 1999-08-11 | Pigment for warpage-free polyolefins coloration |
GBGB9919777.4A GB9919777D0 (en) | 1999-08-21 | 1999-08-21 | Pigment for warpage-free polyolefins coloration |
GB9918804.7 | 2000-03-08 | ||
GB9919777.4 | 2000-03-08 | ||
GB0005447.8 | 2000-03-08 | ||
GB0005447A GB0005447D0 (en) | 2000-03-08 | 2000-03-08 | Pigment for warpage-free polyolefins coloration |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001089612A true JP2001089612A (ja) | 2001-04-03 |
Family
ID=27255583
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000240774A Withdrawn JP2001089612A (ja) | 1999-08-11 | 2000-08-09 | 反りのないポリオレフィンを着色するための顔料 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6638996B1 (ja) |
EP (1) | EP1076076B1 (ja) |
JP (1) | JP2001089612A (ja) |
KR (1) | KR20010050022A (ja) |
AT (1) | ATE267847T1 (ja) |
DE (1) | DE60010990T2 (ja) |
ES (1) | ES2219235T3 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009249413A (ja) * | 2008-04-02 | 2009-10-29 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | チアジンインジゴ顔料分散剤、それを用いた顔料組成物、着色組成物およびカラーフィルタ |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10106147A1 (de) * | 2001-02-10 | 2002-08-14 | Clariant Gmbh | Saure Pigmentdispergatoren und Pigmentzubereitungen |
TWI351422B (en) * | 2006-04-28 | 2011-11-01 | Toyo Ink Mfg Co | Thiazineindigo pigment dispersant, and pigment com |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB1358574A (en) * | 1970-10-21 | 1974-07-03 | Sandoz Ltd | Sparingly soluble heterocyclic compounds and processes for their production |
DE2536120A1 (de) * | 1975-08-13 | 1977-03-03 | Basf Ag | Verfahren zur herstellung von schwerloeslichen farbstoffen |
US4602961A (en) * | 1983-09-14 | 1986-07-29 | Ciba-Geigy Corporation | Process for pigmenting high molecular weight organic material |
EP0554219A1 (de) * | 1992-01-29 | 1993-08-04 | Ciba-Geigy Ag | Kunststoffzusammensetzung mit Charge-Transfer Komplexen, deren Herstellung und deren Verwendung |
WO1998032800A1 (en) * | 1997-01-29 | 1998-07-30 | Clariant Finance (Bvi) Limited | Thiazine indigo pigments, solid solutions thereof and their preparation |
-
2000
- 2000-08-08 DE DE60010990T patent/DE60010990T2/de not_active Expired - Fee Related
- 2000-08-08 EP EP00117000A patent/EP1076076B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2000-08-08 ES ES00117000T patent/ES2219235T3/es not_active Expired - Lifetime
- 2000-08-08 AT AT00117000T patent/ATE267847T1/de not_active IP Right Cessation
- 2000-08-09 JP JP2000240774A patent/JP2001089612A/ja not_active Withdrawn
- 2000-08-09 KR KR1020000046066A patent/KR20010050022A/ko not_active Application Discontinuation
- 2000-08-11 US US09/637,541 patent/US6638996B1/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009249413A (ja) * | 2008-04-02 | 2009-10-29 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | チアジンインジゴ顔料分散剤、それを用いた顔料組成物、着色組成物およびカラーフィルタ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
ATE267847T1 (de) | 2004-06-15 |
US6638996B1 (en) | 2003-10-28 |
EP1076076A1 (en) | 2001-02-14 |
DE60010990T2 (de) | 2004-10-28 |
KR20010050022A (ko) | 2001-06-15 |
EP1076076B1 (en) | 2004-05-26 |
DE60010990D1 (de) | 2004-07-01 |
ES2219235T3 (es) | 2004-12-01 |
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