JP2001087762A - 海洋深層水による水、その製造方法、その製造装置 - Google Patents
海洋深層水による水、その製造方法、その製造装置Info
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Abstract
を豊富に含み、かつミネラルバランスの優れた飲料水や
魚類等の養殖用水または生物等の育成に用いることがで
きる海洋深層水による水、その製造方法、その製造装置
を提供することを目的としたものである。 【解決手段】 海洋深層水を電気透析槽1と逆浸透膜槽
2とに送り込むとともに、逆浸透膜槽2によって処理さ
れた脱塩水を、電気透析槽1における濃縮水用原水とし
て電気透析槽1に送り、逆浸透膜槽2によって処理され
た濃縮水を製塩原水とし、電気透析槽1によって処理さ
れた脱塩水を、ミネラル分を多量に含む飲料水とする。
Description
0m以上深い海洋深層水による水、その製造方法、その
製造装置に関し、殊に海洋深層水を電気透析法と逆浸透
膜槽とを利用して脱塩処理し、生物に必要な栄養素を豊
富に含み、かつミネラルバランスの優れた飲料水や魚類
等の養殖用水または生物等に育成に利用することができ
る海洋深層水による水、その製造方法、その製造装置に
関するものである。
ンスが優れ、栄養塩類の豊富であることに注目し、様々
な利用方法が検討されている。特に、最近では、水道水
の水質の悪化に起因する消費者の水道水離れが顕著にな
り、かつ消費者の健康食品・健康飲料への関心の高まり
とともに、ミネラルウォータの需要が上昇している。
ネラル分を含有し、かつ清浄である海洋深層水を飲料水
として利用することが試みられ、海洋深層水による飲料
水の製造方法が検討されている。ところで、海洋深層水
を飲料水として利用するためには、通常、海水淡水化と
同様に脱塩操作を行う必要がある。この海水淡水化に
は、一般に蒸発法、逆浸透法などの技術で行われてい
る。
5−219921号公報に開示された清涼飲料水のよう
に、海洋深層水の水淡水化を行わずに、通常の飲料水に
所定の配合割合で混合して清涼飲料を製造することが開
示されている。
法の施行によって、多種多様な塩が製造販売されるよう
になった。特に、海洋深層水に着目した塩について、特
開平10−150947号公報に開示されている。この
塩は、海洋深層水を直接濃縮して、天日乾燥させて製造
することが示されている。
膜法による海水淡水化で得られる脱塩水は、脱塩操作に
よって海水中に含まれるミネラル分も同時に除去され
る。従って、海洋深層水を蒸発法、逆浸透膜法によって
脱塩した場合、ミネラル分だけではなく、海洋深層水の
重要な含有物である硝酸態窒素(NO3 −N)、リン酸
態リン(PO4 −Si)、珪酸態リン(SiO2 −S
i)等の各種栄養塩類も除去されるので好ましくない。
このような要因で、海洋深層水の淡水化には、現状の淡
水化操作による深層水によるミネラルウォータを製造す
ることは行われていない。
示された清涼飲料水では、海洋深層水を飲料用水に1〜
20重%配合、すなわち海洋深層水を5〜100倍に薄
めたものを清涼飲料水としており、海洋深層水の特徴で
ある栄養塩類濃度やミネラル分濃度も同様に希釈されて
いる。ミネラル分濃度を上昇させるためには、海洋深層
水の配合割合を増加させる必要がある。しかし、海洋深
層水の配合割合を増加させると、塩類およびナトリウム
濃度も増加することになり、飲料水として適合性を欠く
ことになる。このような製法による飲料用水は、海洋深
層水の特徴の一つであるミネラル分が十分に配合された
水を生産することができないという問題があった。
開示されている塩は、海洋深層水をそのまま濃縮して、
天日乾燥させて製造され、海洋深層水の特徴を生かした
塩を製造するものである。しかし、この製造方法では、
濃縮水を天日や加熱によって、塩を製造することが開示
されているが、ミネラル分を多量に含むミネラル水を製
造することを考慮した技術ではない。
たものであり、海洋深層水を利用して、生物に必要な栄
養素を豊富に含み、かつミネラルバランスの優れた飲料
水や魚類等の養殖用水または生物等の育成に用いること
ができる海洋深層水による水、その製造方法、その製造
装置を提供することを目的としたものである。
決したものであり、請求項1の発明は、海洋深層水を逆
浸透膜法と電気透析法とによって脱塩処理して得られる
水を飲料水、または生物育成用等の水とすることを特徴
とする海洋深層水による水の製造方法である。この発明
によれば、海洋深層水を逆浸透膜法によって脱塩処理
し、かつ逆浸透膜法による脱塩水を利用して海洋深層水
を電気透析法によって脱塩処理することで、効率的に海
洋深層水からミネラル分が豊富に含まれる飲料水等の水
を製造することができる。
を逆浸透膜法と電気透析法とによって脱塩処理し、前記
逆浸透膜法によって処理された脱塩水を、前記電気透析
法における濃縮水用原水とし、前記逆浸透膜法によって
処理された濃縮水を製塩原水とし、前記電気透析法によ
って処理された脱塩水を飲料水等とすることを特徴とす
る海洋深層水による水の製造方法である。この発明によ
れば、海洋深層水を逆浸透膜法によって脱塩処理し、か
つ逆浸透膜法による脱塩水を利用して海洋深層水を電気
透析法によって脱塩処理し、Na + イオンとCl- イオ
ンの濃度差を高めるようにし、効率的に脱塩処理し、海
洋深層水からミネラル分が豊富に含まれる飲料水等の水
を製造することができる。
による脱塩処理において、海洋深層水中の主としてナト
リウムイオン、塩素イオン、硫酸イオンを取り除くこと
を特徴とする請求項1または2に記載の海洋深層水によ
る水の製造方法である。この発明によれば、海洋深層水
の脱塩処理を逆浸透膜法と電気透析法とで行っており、
電気透析法が、その陽イオン交換膜と陰イオン交換膜と
のそれぞれの分画分子量を適宜な値に選択することによ
って、海洋深層水中のNa+ イオンとCl- イオンを選
択的に濃縮して脱塩処理するようにして、ミネラル分が
豊富に含まれる飲料水等の水を製造することができる。
による脱塩処理において、脱塩水中のカルシウムイオン
濃度、カリウムイオン濃度、シリカイオン濃度を高くす
ることを特徴とする請求項1,2または3に記載の海洋
深層水による水の製造方法である。この発明によれば、
海洋深層水を、逆浸透法によって得られる脱塩水を利用
して電気透析法で電気透析を行うとともに、電気透析法
を数段階に行って、脱塩水中のカルシウムイオン濃度、
カリウムイオン濃度、シリカイオン濃度を高くして、生
物に必要な栄養素やミネラル分を多く含む飲料水等の水
を製造することができる。
塩処理する逆浸透膜槽と、海洋深層水と前記逆浸透膜槽
からの脱塩処理された脱塩水とが供給されて電気透析す
る電気透析槽とを備え、前記逆浸透膜槽から製塩原水を
得るとともに、前記電気透析槽からミネラル分の濃縮さ
れた水を得ることを特徴とする海洋深層水による水の製
造装置である。この発明によれば、海洋深層水を逆浸透
膜槽で脱塩処理し、かつ逆浸透膜槽の脱塩水を利用して
海洋深層水を電気透析槽によって脱塩処理し、この電気
透析槽の希釈室と濃縮室とにおいて、濃縮室側に脱塩水
を送り込ん、希釈室と濃縮室との間のNa+ イオンとC
l- イオンの濃度差を高めることによって、Na+ イオ
ンとCl- イオンの輸送効率的を高めて脱塩処理し、希
釈室側から海洋深層水のミネラル分を多量に含む飲料水
等の水を製造することができる。
が多段に構成され、前記逆浸透膜槽からの脱塩水を各段
の前記電気透析槽に供給し、前記電気透析槽のミネラル
分の濃縮された脱塩水を後段の電気透析槽に供給してミ
ネラル分を濃縮することを特徴とする請求項5に記載の
海洋深層水による水の製造装置である。この発明によれ
ば、電気透析槽を多段にすることによって、さらに脱塩
効率を上げることができる。
をろ過槽でろ過して、前記逆浸透膜槽と前記電気透析槽
に供給することを特徴とする請求項5または6に記載の
海洋深層水による水の製造装置である。この発明によれ
ば、海洋深層水中に混入する固形物等、または海洋深層
水の取水中の輸送配管で輸送される過程で混入する固形
物等を除去して、イオン交換膜の目詰まりを解消して連
続処理を可能とする。
よる水、その製造方法、その製造装置の実施の形態につ
いて、図面を参照して説明する。
る水およびその製造方法の一実施形態を説明する。な
お、本発明で使用する海洋深層水は、海面から概ね20
0m以上の深い海水から取水した清浄な海水である。因
みに、200m以下の浅い海水は、海洋表層水と呼ばれ
る。海洋深層水は、富栄養性の硝酸塩、燐酸塩、珪酸塩
が豊富であり、かつミネラル分がバランスよく含まれて
いる海水である。
層水と海洋深層水との水質を比較しして示す。なお、表
1は、その結果の一部を示したものである。表1から明
らかなように、海洋深層水は、表層水よりも低温である
ことが示されている。しかも、アンモニウムイオン濃度
が低く、硝酸イオン、リン酸イオン、シリカの栄養塩類
濃度が高いことがわかる。
化ナトリウムの脱塩処理が可能であれば、脱塩処理され
た海洋深層水を、健康飲料水、生物の育成、あるいは養
殖用水等に利用することができる。無論、海洋深層水の
脱塩処理によって得られた塩化ナトリウムは、食塩とし
て利用することができる。
の製造装置について、図1を参照して説明する。同図に
おいて、本実施形態の製造装置は、電気透析槽1と逆浸
透膜槽2とで構成され、海面から概ね200m以上深い
海水から取水された海洋深層水は、輸送配管を経て、そ
れぞれの海洋深層水入口から電気透析槽1の希釈室1
a、逆浸透膜槽2の濃縮室2aにそれぞれ供給される。
装置について、簡単に説明すると、海洋深層水を脱塩処
理する逆浸透膜槽2と、海洋深層水と逆浸透膜槽2から
の脱塩水とが供給されて電気透析する電気透析槽1とを
備えており、逆浸透膜槽からは、製塩原水を得るととも
に、電気透析槽1からは、ミネラル分が濃縮された水を
得ることができる。
送水管により、電気透析槽1の濃縮室1b側の脱塩水入
口と逆浸透膜槽2の脱塩水室2b側の脱塩水出口とが接
続され、脱塩水が電気透析槽1の濃縮室1bに送り込ま
れている。電気透析槽1の希釈室1a側の脱塩水出口か
らは、ミネラル水が送水される。電気透析槽1の濃縮室
1b側の濃縮水出口から濃縮水が排出される。この濃縮
水は、ミネラル飲料水として不要な成分が含まれてい
る。一方、逆浸透膜槽2の濃縮室2aからは、製塩原水
が排出される。
に、陽極電極板3と陰極電極板4とが設けられ、陽極電
極板3と陰極電極板4との間に、陽イオン交換膜(K)
51〜55 と陰イオン交換膜(A)61 ,62 とが配置
されている。陰イオン交換膜(A)61 は、陽イオン交
換膜52 ,53 間に配置され、陰イオン交換膜62 は、
陽イオン交換膜53 ,54 間に配置されている。なお、
図3は、電気透析法による海洋深層水の原理を簡単に説
明するための図であり、イオン交換膜の数は、さらに増
やしてもかなわないし、イオン交換膜の組み合わせも変
更して構わない。
水とが送り込まれ、陽極電極板3と陰極電極板4には、
直流電圧が印加される。海洋深層水中の陽イオンは、陰
極電極板4に向かって移動し、陰イオンは、陽極電極板
3に向かって移動する。その間に、陽イオン交換膜51
〜55 と陰イオン交換膜61 ,62 とが配置され、希釈
室1aと濃縮室1bとが形成されている。例えば、陰イ
オン交換膜61 と陽イオン交換膜53 の間の希釈室1a
の中のNa+ イオンは、陽イオン交換膜53 を通過し
て、陰イオン交換膜62 で阻止される。Na+ イオン
は、陽イオン交換膜53 と陰イオン交換膜62 とで囲ま
れた濃縮室1b内に留まる。
膜53 との間の希釈室1a中のClー イオンは、陰イオ
ン交換膜61 を通過して、陽イオン交換膜52 で阻止さ
れて、濃縮室1b内に留まる。濃縮室1b内では、Na
+ イオンとClー イオンとが集積される。同様に、他の
希釈室1a,濃縮室1bでも同様に、海洋深層水中の
陽,陰イオンが、移動または阻止される。
外の陽イオンが存在するが、陽イオン交換膜51 〜55
は、所定の分画分子量に設定することによって、他の陽
イオンが通過できないように設定することが可能であ
る。このようにイオン交換膜の分画分子量を選択するこ
とで、所用なイオンが選択できるイオン選択透過性膜と
することができる。または、選択すべきイオンのイオン
半径(結晶半径)を考慮して、陰イオン交換膜61 ,6
2 と陽イオン交換膜51 〜55 との孔の直径を選択する
ようにしてもよい。さらにまた、合成樹脂の材質の相違
に起因するイオン選択透過性膜を用いることによって、
必要なイオンを選択することができる。さらに、運転電
流および印加電圧を制御することにより、最適なイオン
交換を行うことができる。
性膜を用いることにより、電気透析槽において、陽イオ
ンまたは陰イオン同士内でのイオンの選択が可能である
ことが実験的に検証された。
形態を説明する。同図の海洋深層水による水の製造装置
は、電気透析槽1,11 と、逆浸透膜槽2とで構成さ
れ、海洋深層水が電気透析槽1と逆浸透膜槽2とに送り
込まれ、逆浸透膜槽2の脱塩水が電気透析槽1,11 に
送り込まれる。電気透析槽1の脱塩水は電気透析槽11
に送り込まれる。このように電気透析槽を多段に構成す
ることで、海洋深層水のミネラル分が多量に含まれた飲
料水として送水される。電気透析槽1,11 の濃縮水
は、排水される。1a,1b,2a,2bは、先に説明
した通りである。
造方法について説明する。図1の海洋深層水による水の
製造装置では、海洋深層水を逆浸透膜法と電気透析法と
による脱塩処理して得られる水を飲料水、または生物育
成用等の水とする海洋深層水による水の製造方法であ
る。さらに、詳細に説明すると、海洋深層水を逆浸透膜
法と電気透析法とによって脱塩処理し、逆浸透膜法によ
って処理された脱塩水を、電気透析法における濃縮水用
原水とし、逆浸透膜法によって処理された濃縮水を製塩
原水とし、電気透析法によって処理された脱塩水をミネ
ラル分を多量に含む飲料水等とする海洋深層水による水
の製造方法である。この電気透析法による脱塩処理で
は、海洋深層水中の主としてナトリウムイオン、塩素イ
オン、硫酸イオンを取り除く。
置では、電気透析槽を多段の設けることによって、ミネ
ラル分を濃縮して多量にミネラルを含む飲料水等の水と
することができる。
造方法について、図1を参照して詳細に説明する。海洋
深層水は、電気透析槽1と逆浸透膜槽2とに供給され、
逆浸透膜槽2では、脱塩処理が行われる。この脱塩水
は、電気透析槽1の濃縮室1bに送り込まれ、海洋深層
水は、電気透析槽1の希釈室1aに供給される。希釈室
1aのNa+ イオンとCl- イオンの濃度は高く、濃縮
室1bが脱塩水であるので、濃縮室1b内のNa+ イオ
ンとCl- イオンの濃度が低く、希釈室1aのNa+ イ
オンとCl- イオンの濃縮室1bへの輸送度は大きい。
従って、希釈室1a内のNa+ イオンとCl- イオンの
濃度は急速に低下して、ミネラル分を蓄積することがで
きる。このように電気透析槽を多段にすることによっ
て、脱塩水中のカルシウムイオン濃度、カリウムイオン
濃度、シリカイオン濃度を高くすることができる。
しており、海洋深層水を一旦、ろ過槽6に送り込まれ、
その後、電気透析槽1と逆浸透膜槽2とに送り込まれて
いる。取水された海洋深層水には、輸送管内に付着する
固形物が混入するおそれがあるので、ろ過槽7でろ過す
ることによって、海洋深層水中に混入する固形物や海洋
生物等が除去され、イオン交換膜に付着する固形物を可
能な限り削減することができ、長期に亘って、安定した
水を製造することができる。なお、図2の製造装置にお
いても同様に、ろ過槽7を設けることによって、同様な
効果を得ることができる。
で示した海洋深層水による水の製造装置による電気透析
槽と逆浸透膜槽とによって、海洋深層水がろ過槽等を経
て、電気透析槽に送られ、脱塩処理が行われている。脱
塩処理が行われた海洋深層水は、表1に示したような、
生物に必要な栄養素を豊富に含み、かつミネラルバラン
スの優れた飲料水や魚類等の養殖用水または生物等に育
成に利用することができる。
交換膜としては、主として海洋深層水のナトリウムイオ
ンを選択的に取り除く膜を適用する。また、陰イオン交
換膜としては、主として海洋深層水の塩素イオン、硫酸
イオンを取り除く膜を適用する。さらには、陽イオン交
換膜としては、海洋深層水のカルシウムイオン、カリウ
ムイオン、シリカの透過性の低いイオン交換膜を適用す
ることで、電気透析槽の希釈室側からミネラル分の損な
われない海洋深層水を製造することが可能であり、この
脱塩処理した海洋深層水を健康飲料水として利用するこ
とができる。
液の分離を行う方法である。この分離は、イオンに対し
て選択透過性を持つイオン交換膜を用いて、電極間に直
流電圧を印加して、電流を通すことによって行うように
してもよい。
層水を、電気透析法と逆浸透膜法とによって脱塩処理し
て、海洋深層水から清浄でミネラルバランスが優れ、栄
養塩類の豊富な生物に必要な栄養素を豊富に含み、また
魚類等の養殖用水または植物等の育成に利用することが
できる極めて有用な水を製造することができる利点があ
る。
気透析法で脱塩処理をする際に、逆浸透膜法で生成した
脱塩水とで、電気透析するので、Na+ イオンとCl-
イオンの輸送効率を高めて、脱塩処理をして、ミネラル
バランスの優れた飲料水や栄養塩類の豊富な生物に必要
な栄養素を豊富に含み、また魚類等の養殖用水または植
物等の育成に利用することができる極めて有用な水を効
率良く製造することができる。
画分子量を選択したイオン選択透過性膜が用いられてお
り、選択的にイオンを除去して、有効なイオンを水に含
有させることができる利点がある。
法、その製造装置の一実施形態を示す図である。
法、その製造装置の他の実施形態を示す図である。
法、その製造装置の他の実施形態を示す図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 海洋深層水を逆浸透膜法と電気透析法と
によって脱塩処理して得られる水を飲料水、または生物
育成用等の水とすることを特徴とする海洋深層水による
水の製造方法。 - 【請求項2】 前記海洋深層水を逆浸透膜法と電気透析
法とによって脱塩処理し、前記逆浸透膜法によって処理
された脱塩水を、前記電気透析法における濃縮水用原水
とし、前記逆浸透膜法によって処理された濃縮水を製塩
原水とし、前記電気透析法によって処理された脱塩水を
飲料水等とすることを特徴とする海洋深層水による水の
製造方法。 - 【請求項3】 前記電気透析法による脱塩処理におい
て、海洋深層水中の主としてナトリウムイオン、塩素イ
オン、硫酸イオンを取り除くことを特徴とする請求項1
または2に記載の海洋深層水による水の製造方法。 - 【請求項4】 前記電気透析法による脱塩処理におい
て、脱塩水中のカルシウムイオン濃度、カリウムイオン
濃度、シリカイオン濃度を高くすることを特徴とする請
求項1,2または3に記載の海洋深層水による水の製造
方法。 - 【請求項5】 海洋深層水を脱塩処理する逆浸透膜槽
と、 海洋深層水と前記逆浸透膜槽からの脱塩処理された脱塩
水とが供給されて電気透析する電気透析槽とを備え、前
記逆浸透膜槽から製塩原水を得るとともに、前記電気透
析槽からミネラル分の濃縮された水を得ることを特徴と
する海洋深層水による水の製造装置。 - 【請求項6】 前記電気透析槽が多段に構成され、前記
逆浸透膜槽からの脱塩水を各段の前記電気透析槽に供給
し、前記電気透析槽のミネラル分の濃縮された脱塩水を
後段の電気透析槽に供給してミネラル分を濃縮すること
を特徴とする請求項5に記載の海洋深層水による水の製
造装置。 - 【請求項7】 前記海洋深層水をろ過槽でろ過して、前
記逆浸透膜槽と前記電気透析槽に供給することを特徴と
する請求項5または6に記載の海洋深層水による水の製
造装置。
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---|---|---|---|
JP27259599A JP3587102B2 (ja) | 1999-09-27 | 1999-09-27 | 海洋深層水による水の製造方法、海洋深層水の処理方法、その装置 |
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