JP2001087430A - ゴルフクラブ用ヘッド - Google Patents

ゴルフクラブ用ヘッド

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JP2001087430A
JP2001087430A JP26669399A JP26669399A JP2001087430A JP 2001087430 A JP2001087430 A JP 2001087430A JP 26669399 A JP26669399 A JP 26669399A JP 26669399 A JP26669399 A JP 26669399A JP 2001087430 A JP2001087430 A JP 2001087430A
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cavity
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blade
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Hiroaki Honma
裕朗 本間
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Honma Golf Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フェースを備えたヘッド1の背面に凹部状の
キャビティ5を設けたゴルフクラブ用ヘッド1におい
て、フェースを補強することができ、もって打球時にフ
ェース面が変形するのを防止するとともに、良好な打球
感を確保することが可能なゴルフクラブ用ヘッド1を提
供する。 【解決手段】 フェースを備えたヘッド1の背面に凹部
状のキャビティ5を設けたゴルフクラブ用ヘッド1にお
いて、打球時にフェースの中心部の撓みをしづらくする
リブ6をキャビティ5に設けることにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフクラブ用ヘ
ッドに係り、特に、フェースを備えたヘッドの背面に凹
部状のキャビティを設けたアイアンクラブ用ヘッドに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、図17に示すように、ヘッド
51の正面に打球部であるフェース(図示せず)を設け
るとともにヘッド51の背面に凹部状のキャビティ52
を設けたアイアンクラブ用のキャビティ形成ヘッド51
が知られており、このヘッド51によれば、その背面に
凹部状のキャビティ52を設けたことによりヘッド51
の重量がヘッド51の周辺、特にソール部53に多く配
分されるために、クラブのスィング時ないし打球時にお
ける慣性モーメントを大きくすることができる。また、
ヘッド51の重心が下方に位置することになるために、
打球時にボールを上げ易くなり、フェースにおけるスウ
ィートスポットが拡大するために、打ち損ねの割り合い
を減らすことができる。
【0003】しかしながら、この種のキャビティ形成ヘ
ッド51においては、その背面に凹部状のキャビティ5
2を設けたことによりフェースの肉厚が薄くなり過ぎる
ことがあり、このようなことがあると、打球時にフェー
ス面が変形するために、打球方向を定めにくくなった
り、或は良好な打球感が損なわれたりする等の不都合を
来すことがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の点に鑑
み、フェースを備えたヘッドの背面に凹部状のキャビテ
ィを設けたゴルフクラブ用ヘッドにおいて、フェースを
補強することができ、もって打球時にフェース面が変形
するのを防止するとともに、良好な打球感を確保するこ
とが可能なゴルフクラブ用ヘッドを提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1によるゴルフクラブ用ヘッドは、
フェースを備えたヘッドの背面に凹部状のキャビティを
設けたゴルフクラブ用ヘッドにおいて、前記フェースを
補強するリブを前記キャビティに設けたことを特徴とす
るものである。
【0006】また、本発明の請求項2によるゴルフクラ
ブ用ヘッドは、フェースを備えたヘッドの背面に凹部状
のキャビティを設けたゴルフクラブ用ヘッドにおいて、
打球時に前記フェースの中心部の撓みをしづらくするリ
ブを前記キャビティに設けたことを特徴とするものであ
る。
【0007】また、本発明の請求項3によるゴルフクラ
ブ用ヘッドは、上記した請求項1または2のゴルフクラ
ブ用ヘッドにおいて、リブがキャビティの周りのブレー
ドに連結するように設けられていることを特徴とするも
のである。
【0008】また、本発明の請求項4によるゴルフクラ
ブ用ヘッドは、上記した請求項1または2のゴルフクラ
ブ用ヘッドにおいて、リブがループ状に設けられている
ことを特徴とするものである。
【0009】上記構成を備えた本発明の請求項1による
ゴルフクラブ用ヘッドのように、ヘッドの背面に設けた
凹部状のキャビティにフェースを補強するリブが設けら
れると、このリブによる立体化構造ないし厚肉化構造に
より、フェースが薄肉状であってもこれを補強すること
が可能となり、また請求項2によるゴルフクラブ用ヘッ
ドのように、ヘッドの背面に設けた凹部状のキャビティ
に打球時にフェースの中心部の撓みをしづらくするリブ
が設けられると、やはりこのリブによる立体化構造ない
し厚肉化構造により、フェースが薄肉状であってもこれ
を補強することが可能となる。
【0010】このようにキャビティに設ける補強用のリ
ブの形状には様々なものが考えられるが、請求項3のよ
うに、リブをキャビティの周りのブレードに連結するよ
うに設けると、リブとブレードとが一体化され、フェー
スがリブを介してもブレードと一体化されるために、補
強作用を一層高めることが可能となり、また請求項4の
ように、リブをブレードに連結せずにループ状に設ける
と、フェースの所望の位置ないし範囲を重点的に補強す
ることが可能となる。
【0011】また、上記構成を備えた本発明の各請求項
によるゴルフクラブ用ヘッドによると、リブによる補強
効果によってキャビティの深さを従来よりも深く形成す
ることが可能となり、これにより上記したところのキャ
ビティ効果を一層拡大することが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】つぎに本発明の実施例を図面にし
たがって説明する。
【0013】第一実施例・・・図1(A)は、当該実施
例に係るゴルフクラブ用ヘッド1の正面を示しており、
同図(B)は同ヘッド1の背面を示している。また図2
(A)は同ヘッド1の平面、同図(B)は底面、図3
(A)は右側面、同図(B)は左側面をそれぞれ示して
おり、図4は同ヘッド1を斜め背面方向から見た斜視図
を示している。また図5は、図1におけるA−A線拡大
断面図である。
【0014】各図に示すように、当該実施例に係るゴル
フクラブ用ヘッド1は、ヘッド本体2およびホーゼル部
3を一体に備えた金属製のアイアンクラブヘッドであ
り、その正面に打球部である溝付きのフェース4が設け
られるとともに、その背面に凹部状のキャビティ5が設
けられており、この凹部状のキャビティ5の内部に、フ
ェース4を補強するためのリブ(補強部ないし補強用凸
部とも称する)6が一体に設けられている。このリブ6
は、打球時にフェース4の中心部の撓みをしづらくする
ものでもある。キャビティ5は、その全周をブレード
(周縁凸部とも称する)7に囲まれた所謂フルキャビテ
ィとして形成されている。
【0015】リブ6は、キャビティ5の底面の中央ない
し略中央に配置された横長の中央リブ(中央部とも称す
る)8と、この中央リブ8の長手方向端部とブレード7
とを連結するように配置された連結リブ(連結部とも称
する)10とを一体に備えており、所定の長さLを備え
た中央リブ8の両端部がそれぞれ連結リブ10を介して
ブレード7の一部をなすトップブレード9に連結されて
いる。中央リブ8はソール11と平行ないし略平行なな
だらかな曲線によって形成されているが、その一部また
は全部が直線状に形成されていても良い。連結リブ10
はそれぞれその全部が曲線によって形成されているが、
その一部は直線状に形成されていても良い。図1(B)
における右側の連結リブ10は、中央リブ8の端部から
カーブを描きつつ斜め左上方に向けて折れ曲がり、次い
で斜め右上方に折れ曲がってトップブレード9に達して
おり、総じてこの方向(背面方向)から見てs字形ない
し略s字形に形成されている。また、反対側の図1
(B)における左側の連結リブ10は、中央リブ8の端
部からカーブを描きつつ上方に向けて折れ曲がり、次い
で斜め左上方に折れ曲がってトップブレード9に達して
おり、総じてこの方向から見て円弧形ないし略円弧形に
形成されている。
【0016】また、図5の拡大断面に示すように、リブ
6の断面形状は、中央リブ8から連結リブ10にかけて
一様に、キャビティ5の底面側を底辺(長辺)とすると
ともにリブ6の先端面側を上辺(短辺)とする台形状な
いし略台形状に形成されており、その幅wをキャビティ
5の底面側からリブ6の先端面側にかけて徐々に狭まる
ように形成されている。
【0017】また、リブ6の高さhは、これも中央リブ
8から連結リブ10にかけて一様とされており、この高
さhはブレード7の何れの部分よりも低く形成されてい
る。
【0018】また、打球部であるフェース面、キャビテ
ィ5の底面およびリブ6の先端面は互いに平行ないし略
平行な平面として形成されており、このうち特にリブ6
によって二分割されたキャビティ5の底面、すなわちリ
ブ6およびトッププレード9に囲まれたキャビティ5の
第一底面12と、リブ6のソール11側に位置するキャ
ビティ5の第二底面13(リブ6およびトップブレード
9以外のブレード7に囲まれたキャビティ5の第二底面
13)とは互いに面一の平面状に形成されており、この
底面に、図示しない商品ロゴ等がプレートとして埋設さ
れたり、或は刻設されたりしている。
【0019】上記構成を備えたゴルフクラブ用ヘッド1
においては、上記したように当該ヘッド1の背面側に設
けた凹部状のキャビティ5の内部にフェース4を補強す
るリブ6が一体に設けられているために、このリブ6に
よりフェース4がその背面方向に立体化され厚肉化され
ており、よってこのリブ6により比較的薄肉のフェース
4が補強されている。
【0020】また、このリブ6が、キャビティ5の中央
に配置された横長の中央リブ8と、この中央リブ8の端
部とトップブレード9とを連結するように配置された左
右一対の連結リブ10とを一体に有して底面上に二次元
的に設けられており、また連結リブ10がその全部を曲
線状に形成されて直線の場合よりも比較的長く形成され
ており、更にリブ6の断面形状がキャビティ5の底面側
を底辺とする台形状に形成されているために、フェース
4が一層補強されている。したがってこれらの構成によ
っても、打球時にフェース4が衝撃により変形するのを
防止することができ、また打球感を重量感が出るように
向上させることができる。
【0021】また、上記構成を備えたゴルフクラブ用ヘ
ッド1においては併せて、リブ6による補強効果によっ
てキャビティ5の深さを従来よりも深く形成することが
可能となるために、これにより上記したところのキャビ
ティ効果を一層拡大することができる。上記ヘッド1で
は、リブ6によって二面に仕切られたキャビティ5の第
一底面12および第二底面13が面一の平面状に形成さ
れているために、キャビティ5が随分と深く形成されて
おり、よって特に大きなキャビティ効果を得ることが可
能である。
【0022】尚、本願発明者らは、以下のようなリブ6
による補強効果の確認試験を行なった。
【0023】すなわち、キャビティアイアンの場合、バ
ックフェース側のキャビティ深さを深くして周辺に重量
を配分することにより、より大きなスウィートエリアが
得られるが、キャビティ深さを深くすることはフェース
の肉厚が薄くなることに繋がり、ボールヒット時の打球
感が損なわれる虞があり、また材質の選定によってはフ
ェース面が変形する場合もある。そこで、キャビティ5
内にリブ6を設けてフェース面を補強したのが本発明の
ヘッド1であり、リブ6付きの本発明のヘッド1をリブ
無しの比較例と比較した。比較試験のテストピースは以
下のようなものである。
【0024】テストピースE(本発明実施例に係るヘ
ッド) 種類:5番アイアンヘッド 材質:SUS630 キャビティ面積:14.5cm リブの全体形状:図1(B)に示すとおりのレイアウト
のリブであって、その長さ(全長)が85mm リブの詳細形状:図6(A)に示すとおりの寸法設定で
あって、すなわちリブの断面形状である台形における底
辺(長辺)の長さaが4mm、上辺(短辺)bの長さが
2mm、高さcが3mm フェース肉厚:2.5mm
【0025】テストピースA(比較例1) 上記テストピースEからリブを除去した形状のものであ
り、かつフェース肉厚を上記テストピースEよりも厚い
4.0mmとしたもの。
【0026】テストピースB(比較例2) 上記テストピースEからリブを除去した形状のものであ
り、かつフェース肉厚を上記テストピースEよりも厚い
3.5mmとしたもの。
【0027】テストピースC(比較例3) 上記テストピースEからリブを除去した形状のものであ
り、かつフェース肉厚を上記テストピースEよりも厚い
3.0mmとしたもの。
【0028】テストピースD(比較例4) 上記テストピースEからリブを除去した形状のものであ
り、かつフェース肉厚を上記テストピースEと同じ2.
5mmとしたもの。
【0029】測定結果は、図6(B)の表図に示すとお
りとなり、すなわち、リブを設けたフェース肉厚2.5
mmのテストピースEによれば、リブを設けていないフ
ェース肉厚3.5mmのテストピースBよりも大きなフ
ェース変形荷重を確保することができ、また、リブを設
けていないフェース肉厚3.0mmのテストピースCよ
りも良好で、リブを設けていないフェース肉厚3.5m
mのテストピースBと同等な打球感を得ることができ
た。したがって以上の試験結果から、リブを配置するこ
とによりフェース肉厚を薄くしても、良好なフェース強
度および打球感を確保できることを確認することができ
た。
【0030】また上記したように、リブ6の形状につい
ては様々なものが考えられ、例えばそのキャビティ5内
におけるリブ6のレイアウトは以下のようなものであっ
ても良い。
【0031】第二実施例・・・図7に示すように、リブ
6が、キャビティ5の底面の中央ないし略中央に配置さ
れた横長の中央リブ8と、この中央リブ8の長手方向端
部とブレード7とを連結するように配置された連結リブ
10とを一体に備えており、所定の長さを備えた中央リ
ブ8の両端部がそれぞれ連結リブ10を介してブレード
7の一部をなすトップブレード9に連結されている。中
央リブ8はソール11と平行ないし略平行ななだらかな
曲線によって形成されており、連結リブ10はそれぞれ
固有の曲線によって形成されている。すなわち、図上右
側の連結リブ10は、中央リブ8の端部からカーブを描
きつつ斜め左上方に折れ曲がり、次いで上方に向かって
カーブを描いてトップブレード9に達しており、総じて
この方向(背面方向)から見て円弧形ないし略円弧形に
形成されている。また、反対側の図上左側の連結リブ1
0は、中央リブ8の端部からカーブを描きつつ上方に折
れ曲がってトップブレード9に達しており、総じてこの
方向から見て円弧形ないし略円弧形に形成されている。
【0032】第三実施例・・・図8に示すように、リブ
6が、キャビティ5の底面の中央ないし略中央に配置さ
れた横長の中央リブ8と、この中央リブ8の長手方向端
部とブレード7とを連結するように配置された連結リブ
10とを一体に備えており、所定の長さを備えた中央リ
ブ8の両端部がそれぞれ連結リブ10を介してブレード
7の一部をなすサイドブレード14およびアンダーブレ
ード15に連結されている。中央リブ8はソール11と
平行ないし略平行ななだらかな曲線によって形成されて
おり、連結リブ10はそれぞれ固有の曲線によって形成
されている。すなわち、図上右側の連結リブ10は、中
央リブ8の端部からカーブを描きつつ斜め右下方に折れ
曲がってサイドブレード14に達しており、総じて円弧
形ないし略円弧形に形成されている。また、反対側の図
上左側の連結リブ10は、中央リブ8の端部からカーブ
を描きつつ下方に折れ曲がってアンダーブレード15に
達しており、総じて円弧形ないし略円弧形に形成されて
いる。
【0033】第四実施例・・・図9に示すように、リブ
6が、キャビティ5の底面の中央ないし略中央に配置さ
れた横長の中央リブ8と、この中央リブ8の長手方向端
部とブレード7とを連結するように配置された連結リブ
10とを一体に備えており、所定の長さを備えた中央リ
ブ8の両端部がそれぞれ連結リブ10を介してブレード
7の一部をなすサイドブレード14およびアンダーブレ
ード15に連結されている。中央リブ8はソール11と
平行ないし略平行な二本の直線部8aの組み合わせによ
って形成されるとともにこの二本の直線部8aが両者の
間の連結部8bによって互いに連結されており、この連
結部8bは下向き凸の円弧形ないし略円弧形に形成され
ている。連結リブ10はそれぞれ固有の曲線によって形
成されている。すなわち、図上右側の連結リブ10は、
中央リブ8の端部からカーブを描きつつ斜め右下方に折
れ曲がってサイドブレード14に達しており、反対側の
図上左側の連結リブ10は、中央リブ8の端部からカー
ブを描きつつ下方に折れ曲がってアンダーブレード15
に達している。
【0034】第五実施例・・・図10に示すように、リ
ブ6が全体に一本の曲線によって構成されており、この
曲線が谷部6aの左右両側にそれぞれ山部6bを配置し
て全体として波形状に形成されており、この波形状の曲
線の両端部がそれぞれアンダーブレード15に連結され
ている。
【0035】第六実施例・・・図11に示すように、リ
ブ6が左右に二本設けられており、この二本のリブ6が
それぞれその上端部においてトップブレード9に連結さ
れている。図上右側のリブ6はその下端部においてカー
ブを描きつつ右方向に折れ曲がってアンダーブレード1
5に連結されており、反対側の図上左側のリブ6はその
下端部においてカーブを描きつつ斜め左下方に折れ曲が
って、やはりアンダーブレード15に連結されている。
この二本のリブ6により、キャビティ5の底面は互いに
面一状に三分割されている。
【0036】第七実施例・・・図12に示すように、リ
ブ6が格子状に設けられており、すなわち一本の横リブ
6cと三本の縦リブ6dとの組み合わせによって構成さ
れている。横リブ6cはトップブレード9と平行ないし
略平行に配置された直線によって構成されており、その
端部をサイドブレード14およびアンダーブレード15
に連結しており、キャビティ5の底面を上下方向に二分
割している。また、縦リブ6dはそれぞれ横リブ6cに
対して直交する直線によって構成されており、その端部
をそれぞれトップブレード9およびアンダブレード15
に連結しており、キャビティ5の底面を左右方向に四分
割している。この格子状のリブ6により、キャビティ5
の底面は互いに面一状に八分割されている。
【0037】第八実施例・・・図13に示すように、リ
ブ6が格子状に設けられており、すなわち二本の横リブ
6cと同じく二本の縦リブ6dとの組み合わせによって
構成されている。横リブ6cはそれぞれトップブレード
9と平行ないし略平行に配置された直線によって構成さ
れており、その端部をサイドブレード14およびトップ
ブレード9もしくはアンダーブレード15に連結してお
り、キャビティ5の底面を上下方向に三分割している。
また、縦リブ6dはそれぞれ横リブ6cに対して直交す
る直線によって構成されており、その端部をそれぞれト
ップブレード9およびアンダブレード15に連結してお
り、キャビティ5の底面を左右方向に三分割している。
この格子状のリブ6により、キャビティ5の底面は互い
に面一状に九分割されている。
【0038】上記第一ないし第八実施例に係るヘッド1
は何れも、リブ6がキャビティ5の周りのブレード7に
連結するよう設けられているために、リブ6とブレード
7とが一体化されるとともにフェース4がリブ6を介し
てもブレード7と一体化されており、よってリブ6によ
るフェース4の補強作用が一層高められているが、リブ
6は、以下に示すようにブレード7に対して連結されず
に設けられても良い。
【0039】第九実施例・・・図14に示すように、リ
ブ6がブレード7に連結せずに設けられており、この方
向(背面方向)から見て円形のループ状に設けられてい
る。この円形ループ状のリブ6により、キャビティ5の
底面はその内外に二分割されており、かつ互いに面一状
に二分割されている。
【0040】第十実施例・・・図15に示すように、リ
ブ6がブレード7に連結せずに設けられており、この方
向から見て横長の楕円形のループ状に設けられている。
この楕円形ループ状のリブ6により、キャビティ5の底
面はその内外に二分割されており、かつ互いに面一状に
二分割されている。楕円形はこれに代えて、一部に直線
部を備えた長円形であっても良い。
【0041】第十一実施例・・・図16に示すように、
リブ6がブレード7に連結せずに設けられており、この
方向から見てヘッド本体2に対して相似形ないし略相似
形のループ状に設けられている。この相似形ループ状の
リブ6により、キャビティ5の底面はその内外に二分割
されており、かつ互いに面一状に二分割されている。
【0042】上記第九ないし第十一実施例に係るヘッド
1は何れも、リブ6がブレード7に対して連結されずに
設けられているために、キャビティ5底面すなわちフェ
ース4の所望の位置ないし範囲を重点的に補強すること
ができる。ループ状のリブ6はエンドレスであるため、
ブレード7に連結されていなくても十分な補強効果を奏
する。
【0043】尚、上記第二ないし第十一実施例に係るヘ
ッド1の正面、平面、底面および左右側面の各形状は、
リブ6が見える部分におけるこのリブ6の配置(レイア
ウト)を除き、上記第一実施例と同じないし略同じであ
る。またこれらの各実施例におけるリブ6の断面の形状
および大きさも上記第一実施例と同じないし略同じであ
る。
【0044】
【発明の効果】本発明は、以下の効果を奏する。
【0045】すなわち先ず、上記構成を備えた本発明の
請求項1によるゴルフクラブ用ヘッドにおいては、ヘッ
ドの背面に設けた凹部状のキャビティにフェースを補強
するリブが設けられているために、このリブによる立体
化構造ないし厚肉化構造により、フェースが薄肉状であ
ってもこれを有効に補強することができる。したがっ
て、打球時にフェース面が変形するのを防止して打球方
向を制御し易くなり、また打球感を重量感が出るように
向上させることができる。
【0046】また、上記構成を備えた本発明の請求項2
によるゴルフクラブ用ヘッドにおいては、ヘッドの背面
に設けた凹部状のキャビティに打球時にフェースの中心
部の撓みをしづらくするリブが設けられているために、
やはりこのリブによる立体化構造ないし厚肉化構造によ
り、フェースが薄肉状であってもこれを有効に補強する
ことができる。したがって、打球時にフェース面が変形
するのを防止して打球方向を制御し易くなり、また打球
感を重量感が出るように向上させることができる。
【0047】またこれに加えて、上記構成を備えた本発
明の請求項3によるゴルフクラブ用ヘッドによれば、リ
ブがキャビティの周りのブレードに連結するように設け
られるために、リブとブレードとが一体化され、フェー
スがリブを介してもブレードと一体化され、よってリブ
による補強作用を一層高めることができる。
【0048】また、上記構成を備えた本発明の請求項4
によるヘゴルフクラブ用ヘッドによれば、リブがループ
状に設けられるために、フェースの所望の位置ないし範
囲を重点的に補強することができる。
【0049】また、各請求項によるゴルフクラブ用ヘッ
ドに共通して、リブによる補強効果によって凹部状のキ
ャビティの深さを従来よりも深く形成することが可能と
なるために、これによりキャビティ効果を一層拡大する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の第一実施例に係るゴルフクラ
ブ用ヘッドの正面図、(B)は同ヘッドの背面図
【図2】(A)は同ヘッドの平面図、(B)は同ヘッド
の底面図
【図3】(A)は同ヘッドの右側面図、(B)は同ヘッ
ドの左側面図
【図4】同ヘッドを背面方向から見た斜視図
【図5】図1におけるA−A線拡大断面図
【図6】(A)は性能比較試験に供したヘッドにおける
リブの説明図、(B)は試験結果を示す表図
【図7】本発明の第二実施例に係るゴルフクラブ用ヘッ
ドの背面図
【図8】本発明の第三実施例に係るゴルフクラブ用ヘッ
ドの背面図
【図9】本発明の第四実施例に係るゴルフクラブ用ヘッ
ドの背面図
【図10】本発明の第五実施例に係るゴルフクラブ用ヘ
ッドの背面図
【図11】本発明の第六実施例に係るゴルフクラブ用ヘ
ッドの背面図
【図12】本発明の第七実施例に係るゴルフクラブ用ヘ
ッドの背面図
【図13】本発明の第八実施例に係るゴルフクラブ用ヘ
ッドの背面図
【図14】本発明の第九実施例に係るゴルフクラブ用ヘ
ッドの背面図
【図15】本発明の第十実施例に係るゴルフクラブ用ヘ
ッドの背面図
【図16】本発明の第十一実施例に係るゴルフクラブ用
ヘッドの背面図
【図17】従来例に係るヘッドを背面方向から見た斜視
【符号の説明】
1 ゴルフクラブ用ヘッド(ヘッド) 2 ヘッド本体 3 ホーゼル部 4 フェース 5 キャビティ 6 リブ 6a 谷部 6b 山部 6c 横リブ 6d 縦リブ 7 ブレード 8 中央リブ 8a 直線部 8b 連結部 9 トップブレード 10 連結リブ 11 ソール 12 第一底面 13 第二底面 14 サイドブレード 15 アンダーブレード

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フェース(4)を備えたヘッド(1)の
    背面に凹部状のキャビティ(5)を設けたゴルフクラブ
    用ヘッド(1)において、 前記フェース(4)を補強するリブ(6)を前記キャビ
    ティ(5)に設けたことを特徴とするゴルフクラブ用ヘ
    ッド。
  2. 【請求項2】 フェース(4)を備えたヘッド(1)の
    背面に凹部状のキャビティ(5)を設けたゴルフクラブ
    用ヘッド(1)において、 打球時に前記フェース(4)の中心部の撓みをしづらく
    するリブ(6)を前記キャビティ(5)に設けたことを
    特徴とするゴルフクラブ用ヘッド。
  3. 【請求項3】 請求項1または2のゴルフクラブ用ヘッ
    ドにおいて、 リブ(6)がキャビティ(5)の周りのブレード(7)
    に連結するように設けられていることを特徴とするゴル
    フクラブ用ヘッド。
  4. 【請求項4】 請求項1または2のゴルフクラブ用ヘッ
    ドにおいて、 リブ(6)がループ状に設けられていることを特徴とす
    るゴルフクラブ用ヘッド。
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