JP2001087404A - 自重降下装置 - Google Patents
自重降下装置Info
- Publication number
- JP2001087404A JP2001087404A JP26501599A JP26501599A JP2001087404A JP 2001087404 A JP2001087404 A JP 2001087404A JP 26501599 A JP26501599 A JP 26501599A JP 26501599 A JP26501599 A JP 26501599A JP 2001087404 A JP2001087404 A JP 2001087404A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drum
- rope
- coil spring
- torsion coil
- force
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Emergency Lowering Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】高所から避難する際使用する、安全なロープに
より降下する避難装置。 【解決手段】ねじりコイルばね(1)に予め張力を設定
(予張力を付与)して、これによりロープドラム(9)
の回転力を制動しているマルチディスクブレーキに対
し、フットバー(7)を踏み込むことによりねじりコイ
ルばね(1)の予張力を緩める方向に回転駒(2)を回
転させ制動力を低減させることでロープ(8)に沿い降
下する。
より降下する避難装置。 【解決手段】ねじりコイルばね(1)に予め張力を設定
(予張力を付与)して、これによりロープドラム(9)
の回転力を制動しているマルチディスクブレーキに対
し、フットバー(7)を踏み込むことによりねじりコイ
ルばね(1)の予張力を緩める方向に回転駒(2)を回
転させ制動力を低減させることでロープ(8)に沿い降
下する。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、自重にて降下する
装置に関するものである。
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】実用化されているもので降下中、本人が
任意に降下、停止できる装置は見かけられない。
任意に降下、停止できる装置は見かけられない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】高所から避難する際使
用する、安全性に配慮されたロープにより降下する避難
装置。
用する、安全性に配慮されたロープにより降下する避難
装置。
【0004】
【課題を解決するための手段】上方から垂下されたロー
プ(8)は、フレーム(11)・ロープ掛け(12)間
に挟まれ、ロープドラム(9)に巻き掛けられドラム
(5)、ロープドラム(9)間に挟まれ、装置下方に垂
らされている。
プ(8)は、フレーム(11)・ロープ掛け(12)間
に挟まれ、ロープドラム(9)に巻き掛けられドラム
(5)、ロープドラム(9)間に挟まれ、装置下方に垂
らされている。
【0005】フレーム(11)を持ちフットバー(7)
に足を乗せると体重の一部重量でねじりコイルばね
(1)の予張力が緩むので降下する。
に足を乗せると体重の一部重量でねじりコイルばね
(1)の予張力が緩むので降下する。
【0006】フットバー(7)を踏み続けると降下速度
が次第に増加するので(自動車のマニュアルトランスミ
ッションの)半クラッチ要領の踏み込みでスピードを加
減しながら降下する。
が次第に増加するので(自動車のマニュアルトランスミ
ッションの)半クラッチ要領の踏み込みでスピードを加
減しながら降下する。
【0007】フットバー(7)から足を離すと、ねじり
コイルばね(1)の戻りにより再度マルチディスクブレ
ーキが掛かるので降下は停止する。
コイルばね(1)の戻りにより再度マルチディスクブレ
ーキが掛かるので降下は停止する。
【0008】
【実施例1】ロープドラム(9)に巻き掛けられたロー
プ(8)には相当以上の押しつけ力がドラム(5)を介
したテンションバー(10)により掛けられているの
で、ロープ(8)・ロープドラム(9)間には滑りは生
じない。
プ(8)には相当以上の押しつけ力がドラム(5)を介
したテンションバー(10)により掛けられているの
で、ロープ(8)・ロープドラム(9)間には滑りは生
じない。
【0009】(降下者重量+装置重量に一致する)ロー
プ張力は摩擦力としてロープドラム(9)に伝えられ、
これは回転力としてドラム(5)からディスクストッパ
筒(13)を経由してディスク(6)に伝えられる。
プ張力は摩擦力としてロープドラム(9)に伝えられ、
これは回転力としてドラム(5)からディスクストッパ
筒(13)を経由してディスク(6)に伝えられる。
【0010】一方でねじりコイルばね(1)に生じてい
る予張力は回転駒(2)に対しその周方向へ力を伝え、
更にプレート押さえL(3)、R(4)が回転駒(2)
とねじ噛み合いになっているのでその力をプレート押さ
えL(3)、R(4)を経由して最終的にプレート(1
4)への軸方向力として伝えられる。
る予張力は回転駒(2)に対しその周方向へ力を伝え、
更にプレート押さえL(3)、R(4)が回転駒(2)
とねじ噛み合いになっているのでその力をプレート押さ
えL(3)、R(4)を経由して最終的にプレート(1
4)への軸方向力として伝えられる。
【0011】プレート(14)はプレートストッパ軸
(15)に周方向拘束され、プレートストッパ軸(1
5)は側板L(16)、R(17)に拘束され、側板L
(16)、R(17)はフレーム(11)に拘束されて
いる。
(15)に周方向拘束され、プレートストッパ軸(1
5)は側板L(16)、R(17)に拘束され、側板L
(16)、R(17)はフレーム(11)に拘束されて
いる。
【0012】即ち、ディスク(6)の回転力はプレート
(14)からの軸方向力によって押しつけられ、これに
よる摩擦力にて制動(マルチディスクブレーキが利く)
されているのでこのままでは降下しない。
(14)からの軸方向力によって押しつけられ、これに
よる摩擦力にて制動(マルチディスクブレーキが利く)
されているのでこのままでは降下しない。
【0013】フットバー(7)を踏み或重量を掛ける
と、その力がブレーキ解除レバー(18)、ブレーキ解
除アーム(19)に順次伝えられ、ブレーキ解除バー
(20)を或角度回転させる。
と、その力がブレーキ解除レバー(18)、ブレーキ解
除アーム(19)に順次伝えられ、ブレーキ解除バー
(20)を或角度回転させる。
【0014】ブレーキ解除ピン(21)はブレーキ解除
バー(20)と一体なので、これが回転駒(2)をして
ねじりコイルばね(1)を緩める方向に回転させると、
プレート(14)の軸方向力が減少しディスク(6)拘
束が緩みドラム(5)を経由してロープドラム(9)が
回転する結果、降下する。
バー(20)と一体なので、これが回転駒(2)をして
ねじりコイルばね(1)を緩める方向に回転させると、
プレート(14)の軸方向力が減少しディスク(6)拘
束が緩みドラム(5)を経由してロープドラム(9)が
回転する結果、降下する。
【0015】ドラム(5)内周は、両端からディスクス
トッパ筒(13)が差し込まれねじ止めされる。
トッパ筒(13)が差し込まれねじ止めされる。
【0016】ロープドラム(9)は中空で、テンション
バー(10)によりドラム(5)側に押しつけられてい
る。ロープドラム(9)にはロープ(8)が巻き掛けら
れ、両端をドラムホルダ(22)によって支持され回転
摺動し、側板L(16)、R(17)によって軸方向拘
束されている。ロープドラム(9)はドラム(5)と歯
車で相互に噛み合っている。
バー(10)によりドラム(5)側に押しつけられてい
る。ロープドラム(9)にはロープ(8)が巻き掛けら
れ、両端をドラムホルダ(22)によって支持され回転
摺動し、側板L(16)、R(17)によって軸方向拘
束されている。ロープドラム(9)はドラム(5)と歯
車で相互に噛み合っている。
【0017】ドラムホルダ(22)は、L字型でフレー
ム(11)に固定されている。
ム(11)に固定されている。
【0018】回転駒(2)は、ドラム(5)内周を回転
摺動し、ディスクストッパ筒(13)により軸方向規制
される。回転駒(2)は、プレート押さえL(3)、R
(4)とねじ状に噛み合い、それぞれに左ねじ、右ねじ
にて組まれている。
摺動し、ディスクストッパ筒(13)により軸方向規制
される。回転駒(2)は、プレート押さえL(3)、R
(4)とねじ状に噛み合い、それぞれに左ねじ、右ねじ
にて組まれている。
【0019】ねじりコイルばね(1)は、左右を回転駒
(2)に挟み込まれる位置関係にあり、ダブルトーショ
ンタイプで両端が回転駒(2)に掛けられている。
(2)に挟み込まれる位置関係にあり、ダブルトーショ
ンタイプで両端が回転駒(2)に掛けられている。
【0020】プレート押さえL(3)、R(4)は、内
周はプレートストッパ軸(15)外周とスプライン状で
回転拘束され、軸方向に摺動する。
周はプレートストッパ軸(15)外周とスプライン状で
回転拘束され、軸方向に摺動する。
【0021】プレートストッパ軸(15)は、両端を側
板L(16)、R(17)に拘束されプレート(14)
を回転拘束する。
板L(16)、R(17)に拘束されプレート(14)
を回転拘束する。
【0022】ブレーキ解除バー(20)は、外周をプレ
ートストッパ軸(15)内周で支持され回転摺動する。
ブレーキ解除バー(20)両端には、ブレーキ解除アー
ム(19)が一体回転するように差し込まれている。
ートストッパ軸(15)内周で支持され回転摺動する。
ブレーキ解除バー(20)両端には、ブレーキ解除アー
ム(19)が一体回転するように差し込まれている。
【0023】ブレーキ解除アーム(19)の他端はピン
にてブレーキ解除レバー(18)と回り対偶に繋がれて
いる。
にてブレーキ解除レバー(18)と回り対偶に繋がれて
いる。
【0024】側板L(16)、R(17)は、プレート
ストッパ軸(15)両端に差し込まれ押さえねじS(2
3)にて固定されている。
ストッパ軸(15)両端に差し込まれ押さえねじS(2
3)にて固定されている。
【0025】ブレーキ解除ピン(21)は、ブレーキ解
除バー(20)に圧入され回転駒(2)からの力を受け
ている。
除バー(20)に圧入され回転駒(2)からの力を受け
ている。
【0026】プレートストッパピン(24)は、プレー
トストッパ軸(15)に圧入されねじりコイルばね
(1)からの力を受けている。
トストッパ軸(15)に圧入されねじりコイルばね
(1)からの力を受けている。
【0027】フレーム(11)には、左、右を側板L
(16)、R(17)で構成される本体が下から差し込
まれている。
(16)、R(17)で構成される本体が下から差し込
まれている。
【0028】ダンパ部はフレーム(11)にねじり止め
固定され、ロープ掛け(12)がフレーム(11)との
間にロープ(8)を挟んで止めねじにてフレーム(1
1)に固定されている。
固定され、ロープ掛け(12)がフレーム(11)との
間にロープ(8)を挟んで止めねじにてフレーム(1
1)に固定されている。
【0029】
【発明の効果】フットバー(7)を踏み込むことにより
その踏み込み量に応じて降下速度が加減できるので降下
者の望む速度にて降下でき、必要に応じて任意に足を離
せば途中停止もできる。また、フットバー(7)を踏み
込まなければ降下開始しないので、誤操作による落下の
ないフェイルセーフである。
その踏み込み量に応じて降下速度が加減できるので降下
者の望む速度にて降下でき、必要に応じて任意に足を離
せば途中停止もできる。また、フットバー(7)を踏み
込まなければ降下開始しないので、誤操作による落下の
ないフェイルセーフである。
【図1】本考案の実施例の断面図である。
【図2】本考案の実施例の図1の中央部における直角方
向の断面図である。
向の断面図である。
【図3】本考案の実施例のロープ装着説明図である。
【図4】本考案の実施例の使用図である。
1 ねじりコイルばね 2 回転駒 3 プレート押さえL 4 プレート押さえR 5 ドラム 6 ディスク 7 フットバー 8 ロープ 9 ロープドラム 10 テンションバー 11 フレーム 12 ロープ掛け 13 ディスクストッパ筒 14 プレート 15 プレートストッパ軸 16 側板L 17 側板R 18 ブレーキ解除レバー 19 ブレーキ解除アーム 20 ブレーキ解除バー 21 ブレーキ解除ピン 22 ドラムホルダ 23 押さえねじS 24 プレートストッパピン
Claims (2)
- 【請求項1】 ねじりコイルばね(1)に予め張力を設
定(予張力を付与)して回転力を与え、これが回転駒
(2)との間でねじ噛み合いにて組まれるプレート押さ
えL(3)、R(4)にそれぞれの外向きに軸方向力を
付与することでドラム(5)からディスク(6)迄に伝
えられる回転力を制動しているマルチディスクブレーキ
に対し、フットバー(7)を踏み込むことによりねじり
コイルばね(1)の予張力を緩める方向に回転駒(2)
を回転させ制動力を低減させることでロープ(8)に沿
い降下する、自重降下装置。 - 【請求項2】 ロープ(8)の巻き掛けられたロープド
ラム(9)がテンションバー(10)により或一定力で
ドラム(5)に押しつけられ、かつドラム(5)、ロー
プドラム(9)が歯車により同期回転する、請求項1の
自重降下装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26501599A JP2001087404A (ja) | 1999-09-20 | 1999-09-20 | 自重降下装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26501599A JP2001087404A (ja) | 1999-09-20 | 1999-09-20 | 自重降下装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001087404A true JP2001087404A (ja) | 2001-04-03 |
Family
ID=17411405
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26501599A Pending JP2001087404A (ja) | 1999-09-20 | 1999-09-20 | 自重降下装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001087404A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105836649A (zh) * | 2016-06-13 | 2016-08-10 | 中冶建工集团有限公司 | 一种竖梯攀爬方法 |
-
1999
- 1999-09-20 JP JP26501599A patent/JP2001087404A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105836649A (zh) * | 2016-06-13 | 2016-08-10 | 中冶建工集团有限公司 | 一种竖梯攀爬方法 |
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