JP2001087319A - 横移乗機能付き車椅子 - Google Patents

横移乗機能付き車椅子

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JP2001087319A
JP2001087319A JP30592499A JP30592499A JP2001087319A JP 2001087319 A JP2001087319 A JP 2001087319A JP 30592499 A JP30592499 A JP 30592499A JP 30592499 A JP30592499 A JP 30592499A JP 2001087319 A JP2001087319 A JP 2001087319A
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JP
Japan
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wheelchair
slide shaft
armrest plate
function
shaft
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JP30592499A
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English (en)
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Shuji Osada
修次 長田
Masaaki Kataue
政明 片上
Hitomi Okuda
ひとみ 奥田
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TOYO SANGYO SOZO CENTER
TOYO SANGYO SOZO CT
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TOYO SANGYO SOZO CENTER
TOYO SANGYO SOZO CT
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 自分一人では立ち上がったり、歩いて身体を
移動できない人を、車椅子からベッドやトイレへ、ある
いはベッドやトイレから車椅子へ移すに当たっては、従
来は介助者がこれらの人ををだき起こしたり、だき抱え
て移動させねばならなかった。 【解決手段】 車輪が後退可能な車椅子の肘掛け板に、
引き出し可能なスライド軸を取付け、その軸を引き出し
たあと倒して移動先と連結し、要介護者を肘掛け板に乗
せて、その軸上をスライドさせることにより移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自分一人で立ち上
がったり、歩いて、身体を移動できない様な、身体に障
害がある人が使用する車椅子に関する。
【0002】現在、日本では65歳以上の高齢者の急増
にともない介護保険制度が実施されることになり、高齢
者の介護に社会全体として取り組むことになった。同時
に、身体に不自由がある障害者もノーマライゼーション
の理念のもとに社会参加や職業に就く機会が増えてき
た。
【0003】しかし、自分一人では立ち上がったり、歩
いて身体を移動できない様な身体に障害がある人や高齢
者に取って、その日常生活の面倒を見る福祉施設や特別
養護老人ホームと言った公的な施設には限界がある。そ
のため、これらの障害者や高齢者の介護は、ホームヘル
パーや介護専門職員等の支援のもとに、家族が中心とな
ってせざるを得ないのが大勢である。
【0004】その場合、これらの身障者・高齢者の介護
には、どうしても主婦を中心とした女性に大きく負荷が
かかるのが実情である上、これからの高齢社会において
は健全な老人が、介護の必要な老人の世話をせざるを得
なくなる場合も多くなると予想される。
【0005】この様な状況において、寝たきりで、自分
の体を起こしたり、自分の体を移動させたりすることが
出来ない高齢者や障害者の場合は、身の回りのものを取
ったり、トイレのために自分の体を動かす事が出来ない
ため、介護者にだき起こしてもらったり、だき抱えて車
椅子に乗せてもらわなければならない。
【0006】このような介護は、ほとんどが前かがみの
姿勢で、かつ、かなりの力を必要とする上、それが一日
に何回も繰り返される24時間介護であるので、女性や
老人には極めて困難な動作である。特別養護老人ホーム
の介護専門員にはこの動作が当然多くなるが、その為に
腰を痛めている人や、腰痛持ちの人が多いのはこのため
である。
【0007】本発明は、足腰の立たない要介護者をベッ
ドから車椅子へ、車椅子からベッドへ、あるいは、車椅
子からトイレへ、トイレから車椅子へ移すに当たり女性
の手で簡単に移動させることが出来る機能を有した車椅
子に関するものである。
【0008】
【従来の技術】従来の車椅子は、自分一人では立ち上が
ったり、歩いて身体を移動することが困難であったり、
それができない人が、車椅子の車輪を自分の腕や動かす
ことができる足で蹴ることにより回転させて、身体を移
動させる移動補助具(この車椅子を自操型車椅子と言
う)、車椅子を押してもらうことにより容易に移動でき
る移動補助具(この車椅子を介助型車椅子と言う)とし
て作成されている。
【0009】そのため、従来の車椅子には座り心地(安
楽性)、走行のスムースさ(室内外での走行場所への適
応性と車幅、耐ショック性、軽くてコンパクトな機
能)、使いやすさ(機能性と快適性)等が徹底的に研究
され、軽量車椅子、肘掛け部を脱着したり、後方に
はね上げたりできる車椅子、車輪を後退できる車椅
子、足置き台(フットレスト)を回転させたり、後方
に開けたりできる車椅子、背もたれの角度を変えるこ
とができる車椅子(リクライニング型)、車輪を簡単
に脱着できる車椅子、着座したまま座面の向きを左右
に回転できる車椅子等を追求して鋭意開発・製造されて
いる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、自分一人では
立ち上がったり、歩いて身体を移動できない人をベッド
から車椅子へ、車椅子からベッドへ、あるいは車椅子か
らトイレへ、トイレから車椅子へ移すに当たっては、従
来の車椅子にはこれらの人達を移乗させる機能がないた
め、介助者が要介護者をだき起こしたり、だき抱えて車
椅子や他の移動先に移動させねばならない。
【0011】このような介護は、ほとんどが前かがみの
姿勢で、かつ、かなりの力を必要とする上、それが一日
に何回も繰り返される24時間介護であるので、女性や
老人には極めて困難な動作であり、腰や肩を痛める原因
にもなる。そのため、要介護者をベッドやトイレ等の移
動先へ移すに当たり、要介護者を容易に車椅子へ乗せる
(移動させる)機能を有した車椅子の開発が望まれてい
た。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる状況下に
おいて、以下の機能を有する車椅子を開発することで上
記課題を解決しようとするものである。
【0013】(1)車輪が後退可能な車椅子の肘掛け板
に、引き出し可能なスライド軸を取付け、かつ該軸を引
き出したあと倒して、搭乗者の移動先へ該軸を連結する
ことができる機能を有し、かつ、該軸上を該肘掛け板が
スライドすることができる機能を有した横移乗機能付き
車椅子。
【0014】(2)上記(1)の機能を有した車椅子に
おいて、車椅子の幅方向に座シートを回転できる機能を
有した車椅子。
【0015】(3)上記(1)、(2)の機能を有した
車椅子における肘掛け板並びにスライド軸において、該
スライド軸を左右に傾けることができ、かつその状態で
肘掛け板をスライドできる機能を有した車椅子。
【0016】(4)上記(1)、(2)、(3)の機能
を有する車椅子において、車椅子の搭乗者の体重を支持
するフレームに取り付けたガイドに沿ってスライドする
ベアリングにより車輪が移動し、後退することができる
機能を有した車椅子
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の車椅子は要介護者を移動
させるに当たって、以下の条件下で使用する車椅子であ
る。 イ)必ず介助者が一人付くこと、かつ、その介助者は、
強い力を出せない人でもよい、 ロ)車椅子からの移乗先は、ベット或いは簡易トイレ等
の安定して設置された場所とする、 ハ)車輪を後退できる機能を有す車椅子を対象とする
【0018】そして本発明の車椅子は、従来の車椅子の
機能を出来るだけ損なわないよう、従来の車椅子の機能
はそのままとした状態で、従来ではただ肘を掛けるだけ
の機能しか持たしていない肘掛け板に、以下の機能を有
させることにより、上記課題を解決しようと考案された
ものである。
【0019】すなわち、本願発明の車椅子は、肘掛け板
1に図1(a)に示す様にスライド軸2を設置し、車輪
を後退させた後にそのスライド軸2を同図(b)の様に
引き上げ、その後、スライド軸を同図(c)の様に倒し
て、同図(d)の様に要介護者の移動先3と連結する。
そして、そのスライド軸に沿って肘掛け板1を同図
(d)の様に移動させることにより、要介護者を移動先
に簡単に移動させることができるようにした車椅子であ
る(請求項1)。
【0020】更に、スライド軸が容易に移動先3と連結
できるようにするため、図2のようにスライド軸を左右
に傾けることができる機能を付加し、かつその状態で肘
掛け板をスライドすることができる機能を付加した車椅
子である(請求項3)。
【0021】また、身体の移動が極めて困難な要介護者
に対しては、該車椅子の座シートからの、要介護者の該
肘掛け板への移乗を容易にできるようにするため、該車
椅子の座シート4に図3のように幅方向に回転できる機
能を付加し、要介護者を座シートに座ったままの状態
で、肘掛け板上に乗せることができるようにした車椅子
である(請求項2)。
【0022】更に、本発明の車椅子における車輪の後退
機構が、図4のように体重を支持するフレームに取り付
けられたガイドに沿ってスライドするベアリングによ
り、車輪が移動し、後退することができる機能を有した
車椅子である(請求項4)。
【0023】
【実施例】図1は本発明の第1実施態様を示す図であ
る。本発明の車椅子は、肘掛け板1を車椅子の搭乗者が
座ったまま横方向に移動するための移動板として活用す
るものなので、搭乗者がこの板上に座った状態で横方向
にスムースに移動できる事が必要である。
【0024】そのために本発明の車椅子の肘掛け板1
は、以下の構成から成っている。 (1)通常は肘掛け板として使用されるが、移動板とし
て利用する時はこの部分を図1(b)の様にスライド軸
とともに上に引き上げる事ができ、その後、図1(c)
の様にその軸を倒して、図1(d)の様に移動先と連結
できる機構 (2)搭乗者の体重を保持し、かつ肘掛け板の移動を誘
導するスライド軸 (3)肘掛け板がスライド軸上をスムースに移動できる
スライド機構 以下に本実施例において、上記機能を実現するための詳
細な構成を示す。
【0025】スライド軸2には搭乗する人の体重がその
ままかかる。そのため、スライド軸は、直径13mm、
長さ600mmの中実で熱処理され、かつ表面にメッキ
を施された工具鋼の丸い棒鋼とし、片側の肘掛け板に2
本づつ配置した。
【0026】肘掛け板1には搭乗者がその上に乗り、ス
ムースに移動できる機能を持たせる必要がある。そのた
め、肘掛け板の材質は、強度が強く、軽量で、加工の容
易なアクリル板(厚さ8mm)を使い、その表面には座
り心地を良くするためのクッション材を貼付した。その
大きさは搭乗者が安心して座れ、かつ肘掛け板としての
作用も出来ることが必要なので、幅(肘掛け板の高さに
なる)225mm、長さ(板の奥行きとなる)375m
mとした。そして、この肘掛け板の裏側には、ベアリン
グを内蔵してスムースに直線移動が可能となるよう図5
の様なリニアーブッシュを図6の様に肘掛け板1に4個
とり付けた。なお、車椅子を机やテーブルの下に入れる
ことができるようにするため、この肘掛け板の形状は図
1のように先端部を小さくしてもよい。
【0027】スライド軸の車椅子への取付と橋渡しのた
めの転倒可能機構は、通常の使用状態では肘掛け板を図
1(a)の様に垂直に立っているが、搭乗者を横移動す
る時には同図(b)の様にスライド軸を引き上げ、それ
を同図(c)の様に倒して、同図(d)の様に移乗先と
連結できる上、搭乗者が移動する時にはその体重を保持
できる様にスライド軸を保持できる機構が必要である。
そのための具体的構造を図7に示す。すなわち、車椅子
座席部の支柱10の一部に回転可能な支持柱11を図7
の様に設置し、その支持柱11に連結ブラケット12を
取り付け、この12の中にスライド軸を通す構造とした
ものである。以上の機構により、介助者が車椅子の車輪
を後退させた後、図1(a)〜(d)の様に肘掛け板と
ともにスライド軸を引き上げ、移動先と連結する。その
後、車椅子の搭乗者を肘掛け板1の上に動かし、肘掛け
板1に乗った搭乗者を支えながら移動すると言うもので
ある。なお、通常使用の場合は普通の車椅子と同様に、
車輪は前方に出た状態で使用し、移乗車椅子として使用
する時のみ車輪を後退させて使用する。
【0028】この結果、本発明により、女性一人の手で
容易に車椅子の搭乗者をベッドへ移動させたり、ベッド
から車椅子へ移動させることができるようになった。更
に、図8の様な便座に近似した孔をあけた肘掛け板を用
いることにより、搭乗者を車椅子からトイレへ、トイレ
から車椅子へ容易に移動させて、そのままの状態で用を
達せさせることもできた。
【0029】本発明の第2実施態様を示す車椅子は、身
体を動かすことが極めて困難な要介護者用の車椅子とし
たもので、図3の様に搭乗者を横移動できる状態にした
後、座ったままの状態で搭乗者を肘掛け板上に簡単に移
す機構を有す車椅子を目的としたものである。
【0030】その具体的操作は、図9に示す様に座シー
トを支持している回転支持軸5に取り付けたハンドル1
3を回転することにより、搭乗者が介助者に支えられて
いる状態で肘掛け板上に移動すると言うものである。
【0031】そのための機構は前記図3の様に環状にし
た座シート4の両端に回転支持軸5を配置し、この回転
支持軸5に同図のように座シート4を巻き付けたもので
ある。なお、この座シート4の内側には図10の様にタ
イミングベルト14が、また回転支持軸5にはタイミン
グプーリー15が設置されている。そして、この回転支
持軸5に取り付けるハンドル13を回すことにより、タ
イミングベルト14を介して搭乗者が座っている座シー
ト4を回転し、搭乗者を座ったままの姿勢で肘掛け板上
に移すと言うものである。なお、このハンドル13は、
車椅子の通常の使用時は取り外しておくものとする。
【0032】本車椅子により、動くことが困難な要介護
者を女性一人で容易に肘掛け板上に乗せることが可能と
なり、本願請求項1の機能により搭乗者をベッドへ移動
させたり、ベッドから車椅子へ移動させることができる
ようになった。
【0033】なお、本実施例では回転支持軸5の回転を
手動のハンドルで行ったが、小容量のモーターによる電
気的駆動法を用いると、より容易に移動が可能となる。
【0034】図2は本発明の第3の実施態様を示したも
のである。すなわち、要介護者の移動先の範囲が狭かっ
たり、その移動先と本車椅子のスライド軸の設置関係を
微調整する必要が生じることがあるが、本発明の車椅子
は、その場合にスライド軸を斜めにすることにより調整
できる機能を持たせた車椅子に関するものである。すな
わち、第1実施態様における車椅子のリニアーブッシュ
9への取り付け部と、回転可能な支持柱11へのスライ
ド軸の連結ブラケット12を左右に傾斜させることがで
きる機構とすることにより、図2の様にスライド軸を斜
めの状態で連結でき、かつ肘掛け板1もスムースにスラ
イドできる機能を有した車椅子である。
【0035】そのために本発明の機構は、肘掛け板1へ
のリニアーブッシュ9の取り付け部を図11(b)の様
な構造とし、かつ回転可能な支持柱11へのスライド軸
の連結ブラケット12を図12の構造に変更したもので
ある。すなわち、第1の実施態様の車椅子における肘掛
け板1へのリニアーブッシュ9の取り付けは、図11
(a)のようにリニアーブッシュ9を直接肘掛け板1に
取り付けたものであるが、この機構ではスライド軸を斜
めにすることが出来ないばかりか、この肘掛け板をスラ
イド軸に沿ってスライドさせることはできない。そこ
で、スライド軸が斜めでき、かつその状態でリニアーブ
ッシュのスライドがスムースにできる様に、同図(b)
の様に肘掛け板1とリニアーブッシュ9の間にスラスト
ベアリング16を設置し、両者を同図(b)の様に連結
ボルト17を介して連結する。
【0036】また、スライド軸が左右に動ける機構は、
座シートの支持柱11へのスライド軸の連結方法を図1
2(a)の様にしてすることである。すなわち、図12
(a)は、回転可能な支持柱11へのスライド軸の取り
付けを、図12(b)の公知の球面内輪を有するロッド
エンド18で行うものであり、この球面内輪によりスラ
イド軸が左右に傾斜してもこの球面内輪の回転でその動
きを自由に行わせるものである。この結果、本実施例に
おいては、スライド軸が左右に各々約20度斜めの状態
になっても移動先と連結でき、かつ肘掛け板をスムース
に移動することが可能になった。これにより、要介護者
の移動先の範囲が狭かったり、その移動先の方向が本車
椅子と多少ずれても、要介護者を問題なく移動させるこ
とが可能になった。なお、回転可能な支持柱11は図1
0の回転支持軸5と同一機能を有す軸であるが、回転支
持軸5の先端にはハンドル13が取付可能な構造になっ
ている点に相違がある。したがって、支持柱11をハン
ドル13が取付可能な構造とすれば、同一体となる。
【0037】図4に本発明の第4実施態様を示す。すな
わち、本発明は車輪を後退できる車椅子である事を前提
にしているが、従来の車椅子の車輪後退機構は、図13
に示す様に車椅子の車輪を支持する支柱19を車椅子の
背面支柱から出した支点20に固定して、その回転によ
り車輪を後退させるものである。
【0038】しかし、従来法では図13に示したように
車輪が固定された支点の回りを支柱19で設定された半
径で回転するため、車輪の中心、すなわち、車椅子の高
さはその回転にともない5〜10mm上にあがり、それ
からすぐ下がると言う具合に、上昇してすぐ下降すると
言う不快感を与える。
【0039】そこで本発明はこの欠点を解決し、要介護
者の横移乗をスムースにできるようにするため、車輪を
ガイドに沿ってスライドするベアリングにより、図4の
ように移動させる車椅子に関するものであり、以下にそ
の実施例を用いてその内容を示す。すなわち、本発明の
車輪の後退機構は図4の様に、体重を支持するフレーム
に片側につき2本のガイド6を取り付け、そのガイドに
沿ってスライドするベアリング7を取り付けたプレート
8に車輪を固定し、そのガイドに沿って車輪を前後に移
動する機構の車椅子である。
【0040】
【発明の効果】以上、本願発明により、自分一人では立
ち上がったり、歩いて身体を移動できない人を、女性一
人の手で容易に車椅子からベッドへ移動させたり、ベッ
ドから車椅子へ移動させることができるようになった。
【0041】また、便座に近似した孔をあけた肘掛け板
を用いることにより、搭乗者を車椅子からトイレへ、ト
イレから車椅子へ容易に移動させて、そのままの状態で
用を達せさせることもできるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の車椅子の構成と、介助者が本願車椅
子を移乗操作する手順を示す図であり、図1(a)は車
椅子の車輪を後退させた状態を、図1(b)はスライド
軸を引き出した状態を、図1(c)はスライド軸を倒し
ている状態を、図1(d)はスライド軸を移動先と連結
した状態を示す。
【図2】スライド軸を移動先に連結する際に、スライド
軸が斜めになった状態を示す。
【図3】本発明に係わるスライド軸を移動先と連結した
状態と座シートの回転機能を示す図である。
【図4】本発明の第4実施態様の車椅子における車輪後
退機構を示す。
【図5】本発明に係わる肘掛け板に設置したリニアーブ
ッシュの外観とその断面図を示す。
【図6】肘掛け板の裏面に取り付けられたリニアーブッ
シュの配置図を示す。
【図7】スライド軸を車椅子へ取り付けた状況とその構
造を示す。図7(a)は肘掛け板を引き上げている状態
でのスライド軸の車椅子へ取り付け状況を、図7(b)
はスライド軸を移動先と連結している状態でのスライド
軸の車椅子へ取り付け状況を示す。
【図8】便座に近似した孔を開けた肘掛け板の形状例を
示す。
【図9】本願開発の車椅子のハンドル13を回して座シ
ートを回転し、車椅子の搭乗者を肘掛け板1に移乗させ
ている状態を示す。
【図10】本発明の第2実施態様の車椅子における座シ
ートの構成を示す。
【図11】肘掛け板にリニアーブッシュが取り付けられ
た状態を示す。図11(a)は本発明の第1実施態様で
の取り付け状況を、図11(b)は第3実施態様での取
り付け状況を示す。
【図12】本発明の第3実施態様の車椅子におけるスラ
イド軸の取り付け状況とロッドエンドの外観と構成を示
す。図12(a)はスライド軸の取り付け状況を、図1
2(b)はロッドエンドの外観と構成を示す。
【図13】従来の車椅子における車輪の後退機構を示
す。
【符号の簡単な説明】
1は肘掛け板、2は肘掛け板に取り付けられたスライド
軸、3は移動先、4は座シート、5は回転支持軸、6は
ガイド、7はベアリング、8はプレート、9はリニアー
ブッシュ、10は車椅子座席部の支柱、11は回転可能
な支持柱、12は連結ブラケット、13は回転支持軸に
取り付けたハンドル、14はタイミングベルト、15は
タイミングプーリー、16はスラストベアリング、17
は連結ボルト、18はロッドエンド、19は車輪を支持
する支柱、20は支点。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪が後退可能な車椅子の肘掛け板に、
    引き出し可能なスライド軸を取付け、かつ該軸を引き出
    したあと倒して、搭乗者の移動先へ該軸を連結すること
    ができる機能を有し、かつ、該軸上を該肘掛け板がスラ
    イドすることができる機能を有した横移乗機能付き車椅
    子。
  2. 【請求項2】 車椅子の幅方向に座シートを回転できる
    機能を有することを特徴とする請求項1記載の車椅子。
  3. 【請求項3】 請求項1及び請求項2記載の車椅子の肘
    掛け板並びにスライド軸において、該スライド軸を左右
    に傾ける事ができ、かつその状態で肘掛け板をスライド
    できる機能を有することを特徴とする請求項1記載の車
    椅子。
  4. 【請求項4】 車椅子の搭乗者の体重を支持するフレー
    ムに取り付けたガイドに沿ってスライドするベアリング
    により車輪が移動し、後退することのできる機能を有す
    ることを特徴とする請求項1記載の車椅子。
JP30592499A 1999-09-21 1999-09-21 横移乗機能付き車椅子 Pending JP2001087319A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100750665B1 (ko) 2006-02-20 2007-08-20 박신택 기능성 휠체어
JP2018158145A (ja) * 2016-02-05 2018-10-11 ヨコキ株式会社 スライディングボードを用いた要介護者の移乗支援方法、車椅子、及び移送具

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KR100750665B1 (ko) 2006-02-20 2007-08-20 박신택 기능성 휠체어
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