JP2001087177A - 電気掃除機用吸込口体及びそれを用いた電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機用吸込口体及びそれを用いた電気掃除機

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JP2001087177A
JP2001087177A JP26372399A JP26372399A JP2001087177A JP 2001087177 A JP2001087177 A JP 2001087177A JP 26372399 A JP26372399 A JP 26372399A JP 26372399 A JP26372399 A JP 26372399A JP 2001087177 A JP2001087177 A JP 2001087177A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 段差部等での衝撃の緩和と操作性を悪化させ
ることなく耐摩耗性の優れた電気掃除機用吸込口体及び
電気掃除機を提供する。 【解決手段】 下部ケース3に配した塵埃通路5の前方
もしくは後方に起毛布15を配した吸込口体1におい
て、起毛布15を下部ケース3の底面12から前壁13
もしくは後壁14にかけて屈曲させて取り付けること
で、下部ケース3の底面12から前壁13もしくは後壁
14を保護し、段差部等においても吸込口体1への衝撃
を軽減し耐久性を向上すると共に、不快音の発生をも軽
減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気掃除機用吸込
口体及びそれを用いた電気掃除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下に従来の電気掃除機用吸込口体の構
成を図9〜図14を用いて説明する。
【0003】まず、電気掃除機の全体構成を図9を用い
て説明すると、吸込口体30には後述の接続パイプ31
を介して延長管32が接続され、延長管32の他端には
手元操作部33が接続され、手元操作部33の後方には
ホース34が接続され、ホース34の他端には電気掃除
機本体35が接続されている。
【0004】吸込口体30は上部ケース36と下部ケー
ス37とから形成されており、下部ケース37には吸込
口体30の長手方向に延びる塵埃通路38と連通する吸
込口39及び回転自在に装着された回転ローラー40を
配しており、上部ケース36には壁面等と吸込口体30
との衝突時の衝突を和らげるためゴム状の材質で形成さ
れた軟質材41を下部ケース37に一体で2材質成形し
ている。吸込口体30の後部には吸込口39と連通した
接続パイプ31を配している。塵埃通路38の前方に位
置する下部ケース37の底面42には後述の取付部品4
3を取り付ける枠状の取付部44を有し、塵埃通路38
の前壁は取付部44の後端と略同一直線上に形成されて
いた。取付部品43は滑り性の良い緩衝材として起毛布
45を接着した状態で下部ケース37の取付部44に着
脱自在に固定されている。ここで、下部ケース37と取
付部品43は図13に示すように、取付時には取付部品
43に配した爪46を下部ケース37の開孔部47に挿
入しながら上方に押すことで爪46が撓み爪46と受部
48が当接することで嵌合保持され、取外時には取付部
品43の後端に配した突起49をドライバー等で下方に
押すことで爪46が内方に撓み取り外しが可能となる。
また、上部ケース36と下部ケース37は4箇所ビス5
0にて締結保持されている。さらに、上部ケース36に
は吸気孔51を、塵埃通路38には吸気孔51と連通す
る吸引孔52を配している。
【0005】上記構成により、掃除作業者は手元操作部
33を持ちながら吸込口体30を前後左右に動かしつつ
掃除作業を行い、吸込口体30は起毛布45と回転ロー
ラー40に支えられながら掃除面上を移動する。ここ
で、電気掃除機本体35を運転し吸引作用が働くことで
吸気孔51から吸引孔52へと気流のバイパスができ、
絨毯上において塵埃通路38の下方が覆われてしまった
場合にも吸込口体30と絨毯との吸着が軽減され掃除作
業者が吸込口体30を動かす操作力が軽減されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の電気
掃除機用吸込口体では軟質材41より低い段差部等で吸
込口体30を動かしている場合や階段等で吸込口体30
を一旦持ち上げたりした場合に下部ケース37の底面4
2と前壁53で形成されるコーナー部54近傍と段差部
等が衝突した際の衝撃がダイレクトに吸込口体30に加
わり吸込口体30の耐久性に影響を与えたり不快音が発
生するケースがあった。
【0007】また、塵埃通路38が取付部44の後端と
略同一直線上に配されていたので起毛布45の掃除面と
の耐摩耗性を向上させるため起毛布45の取付面積を増
やそうとすればするほど塵埃通路38が狭くなり塵埃通
路38の断面積が低下し吸込気流の流速が増大したり吸
着圧が増加することで吸込音と操作力が大きくなってい
た。一方、塵埃通路38の断面積を増やそうとすれば下
部ケース37の奥行きが大きくなると同時に吸込口体3
0の質量が増え使い勝手が低下してしまっていた。
【0008】また、下部ケース37の前壁53より軟質
材41が突出しているため、吸込口体30と壁面等が密
着した際にも壁面と床面とで形成される角と下部ケース
37の前壁53との間のスペースには十分な吸引力がか
からずその部分にゴミ残りが発生していたと共に、軟質
材41は緩衝効果を優先させるためゴム状の材質で成形
されているので滑り性が悪く壁面に沿った横移動時の操
作力も大きかった。
【0009】また、毛足の長い絨毯等では絨毯が塵埃通
路38の天面近傍まで入り込み吸引孔52がほとんどふ
さがれ操作力が増加してしまっていた。
【0010】さらに、上部ケース36と下部ケース37
とを締結するビス締結部55はビス50が下部ケース3
7の底面42より突出しないよう凹状に形成しているた
め、絨毯上で吸込口体30を操作する際に絨毯が凹部5
6に入り込み操作力が増加してしまっていた。
【0011】本発明は、以上のような従来の課題を解決
しようとするものであって、使い勝手の良い電気掃除機
用吸込口体および電気掃除機を提供することを目的とし
ている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、吸込口と塵埃通路とを有した下部ケース
と、前記塵埃通路の前方もしくは後方の少なくとも一方
に取り付けられた滑り性の良い緩衝材とを備え、前記緩
衝材を前記下部ケースの底面から同下部ケースの前壁も
しくは後壁にかけて屈曲させて取り付けるものである。
【0013】上記構成により、滑り性の良い緩衝材によ
り吸込口体の床面上での摺動に支障をきたすことなく下
部ケースの底面から前壁もしくは後壁を保護しているた
め段差部等においても吸込口体への衝突をも軽減するこ
とができ吸込口体の耐久性を向上させると共に不快音の
発生をも低減できる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
吸込口と塵埃通路とを有した下部ケースと、前記塵埃通
路の前方もしくは後方の少なくとも一方に取り付けられ
た滑り性の良い緩衝材とを備え、前記緩衝材を前記下部
ケースの底面から同下部ケースの前壁もしくは後壁にか
けて屈曲させて取り付けるもので、滑り性の良い緩衝材
により吸込口体の床面上での摺動に支障をきたすことな
く下部ケースの底面から前壁もしくは後壁を保護してい
るため段差部等においても吸込口体への衝突をも軽減す
ることができ吸込口体の耐久性を向上させると共に不快
音の発生をも低減できる。
【0015】本発明の請求項2記載の発明は、緩衝材の
最外側面が吸込口体の前端部もしくは後端部より突出す
るように設定するもので、吸込口体の前端部もしくは後
端部が壁面等と密着しながら吸込口体を壁面に沿って横
方向に移動させたりする際に、壁面と床面とで形成され
る角まで緩衝材が密着し塵埃をかき出したり拭き取るこ
とができる。また、吸込口体と壁面との緩衝効果により
吸込口体の耐久性の向上と不快音の低減、壁面に沿った
横移動時には壁面を磨く効果に加え、滑り性の良い緩衝
材とすることで移動をスムーズにできる。
【0016】本発明の請求項3記載の発明は、下部ケー
スの上方開口部を覆う上部ケースを備え、下部ケースの
前壁もしくは後壁に沿って上方に延びる緩衝材の上端部
を下部ケースと上記上部ケースで挟持するもので、衝撃
の加わり易い下部ケースに取り付ける緩衝材の取付強度
をUPし、長年の使用においても緩衝材の外れを防止で
きる。
【0017】本発明の請求項4記載の発明は、下部ケー
スに設けた緩衝材取付用の緩衝材取付部の上端近傍に上
方に向かって塵埃通路側へ傾斜する傾斜部を配するもの
で、緩衝材取付部の上端というものは外観の見栄え上限
定される場合がほとんどであり、通常は下部ケースの前
壁の位置であり、このような限定条件が有る場合にも傾
斜部を配することで塵埃通路の前方に取り付けた緩衝材
はより前方へ、後方に取り付けた緩衝材はより後方へと
押しやることができ、壁面等と緩衝材のクッション効果
UPによる操作感の向上と吸込口体の耐久性の向上と不
快音の低減ができる。
【0018】本発明の請求項5記載の発明は、吸込口と
塵埃通路とを有した下部ケースと、前記塵埃通路の前方
もしくは後方の少なくとも一方に取り付けられた滑り性
の良い緩衝材と、前記下部ケースに設けられ前記緩衝材
を支持する緩衝材支持部とを備え、前記緩衝材支持部の
端部を前記塵埃通路の内側に臨ませるもので、塵埃通路
を確保しつつ緩衝材の取付面積を増やすことで、吸込気
流音と操作力を増大させることなく緩衝材の耐摩耗性を
向上できると共に絨毯上では緩衝材支持部が絨毯の塵埃
通路への入り込みを軽減させ操作力を一層低減できる。
【0019】本発明の請求項6記載の発明は、塵埃通路
と外気とを連通する吸引孔を設け、前記吸引孔を塵埃通
路の内側に臨ませた緩衝材支持部の端部の略上方に配す
るもので、緩衝材支持部により毛足の長い絨毯が塵埃通
路へ入り込むのを軽減し吸引孔がほとんどふさがれない
ため操作力の増加を軽減できる。
【0020】本発明の請求項7記載の発明は、吸込口と
塵埃通路とを有した下部ケースと、前記下部ケースとビ
ス等にて結合される部材と、前記下部ケースの前記塵埃
通路の前方もしくは後方の少なくとも一方に着脱自在に
取付部品を介して取り付けられた滑り性の良い緩衝材と
を備え、前記下部ケースと前記部材を結合するビス等に
よる結合部を前記取付部品の内側に配するもので、一般
的に結合部に配するビス等の突出防止用の凹部が下部ケ
ースの底面には存在しなくなるので、吸込口体を操作す
る際に絨毯が凹部に入り込み操作力が増加することを防
止できる。
【0021】本発明の請求項8記載の発明は、吸込口と
塵埃通路とを有した下部ケースと、前記塵埃通路の前方
もしくは後方の少なくとも一方に着脱自在に取付部品を
介して取り付けられた滑り性の良い緩衝材とを備え、前
記取付部品の一端を前記下部ケースの底面から前壁もし
くは後壁まで屈曲させると共に、前記取付部品の他端に
前記塵埃通路の前壁もしくは後壁に当接する突起を配す
るもので、取付部品が下部ケースの取付部品取付部を略
U字状に抱え込むことで前後のガタを規制できるため衝
撃の加わり易い下部ケースに取り付ける取付部品の嵌合
強度をUPでき長年の使用にも耐えることができる。
【0022】本発明の請求項9記載の発明は、塵埃吸引
用の電動送風機と、塵埃を捕集する集塵室と、請求項1
〜8のいずれか1項記載の電気掃除機用吸込口体に連通
するように接続される接続口を設けた電気掃除機とする
もので、使い勝手の良い電気掃除機を提供することがで
きる。
【0023】
【実施例】(実施例1)以下本発明の第1の実施例を、
図1〜図4を用いて説明する。
【0024】吸込口体1は上部ケース2と下部ケース3
とから形成されており、下部ケース3には吸込口体1の
長手方向に延びると共に吸引孔4を配した塵埃通路5と
連通する吸込口6及び回転自在に装着された回転ローラ
ー7を配しており、上部ケース2には吸気孔8を配して
いると共に壁面等と吸込口体1との衝突時の衝突を和ら
げるためゴム状の材質で形成された軟質材9を下部ケー
ス3に一体で2材質成形している。上部ケース2と下部
ケース3は4箇所ビス10にて締結保持されている。吸
込口体1の後部には吸込口6と連通した接続パイプ11
を配している。下部ケース2の底面12から前壁13及
び後壁14にかけては滑り性と拭き掃き性を兼ね備えた
材質の緩衝材として起毛布15を屈曲させて接着により
塵埃通路5の前後に取り付けていると共に、各々の起毛
布15の他端は起毛布を塵埃通路5の内側に突出させて
取り付けている。ここで、図4に示すように、起毛布1
5の前壁及び後壁は軟質材9より突出し、塵埃通路5の
前方に取り付けた起毛布15の前端部が吸込口体1の前
端部、塵埃通路5の後方に取り付けた起毛布15の後端
部が吸込口体1の後端部となるように設定している。起
毛布取付部19の上端近傍には上方に向かって塵埃通路
5の方向へ傾斜する傾斜部20を配し、下部ケース3の
前壁13及び後壁14に沿って上方に延びる起毛布15
の上端部は軟質材9で挟持されるよう傾斜部20にガイ
ドされながら軟質材9の内側に入り込む構成としてい
る。吸引孔4は塵埃通路5の内側まで突出させた起毛布
15の上方背後に配している。
【0025】上記構成により、掃除作業者は手元操作部
を持ちながら吸込口体1を前後左右に動かしつつ掃除作
業を行い、吸込口体1は起毛布15と回転ローラー7に
支えられながら掃除面上を移動する。ここで、電気掃除
機本体を運転し吸引作用が働くことで吸気孔8から吸引
孔4へと気流のバイパスができ、絨毯上において塵埃通
路5の下方が覆われてしまった場合にも吸込口体1と絨
毯との吸着が軽減され掃除作業者が吸込口体1を動かす
操作力が軽減されている。
【0026】ここで、滑り性の良い起毛布15により吸
込口体1の床面上での摺動に支障をきたすことなく、又
下部ケース3の底面12から前壁13及び後壁14を保
護しているため段差部等においても吸込口体1への衝突
をも軽減することができ吸込口体1の耐久性を向上させ
ると共に不快音の発生をも低減できる。
【0027】また、起毛布15は滑り性に加え拭き掃き
性をも兼ね備えた材質であると共に、起毛布15の前壁
及び後壁は軟質材9より突出するように設定しているの
で、吸込口体1の前端もしくは後端が壁面等と密着しな
がら吸込口体1を壁面に沿って横方向に移動させたりす
る際に、壁面と床面とで形成される角まで起毛布15が
密着し塵埃をかき出したり拭き取ることができる。ま
た、吸込口体1と壁面との緩衝効果により吸込口体1の
耐久性の向上と不快の低減、壁面に沿った横移動時には
壁面を磨く効果に加え、滑り性の良い起毛布15とする
ことで移動をスムーズにできる。
【0028】また、下部ケース3の前壁13及び後壁に
14沿って上方に延びる起毛布15の上端部を軟質材9
で挟持する構成を配しているので、衝撃の加わり易い下
部ケース3に取り付ける起毛布15の取付強度をUP
し、長年の使用においても起毛布15の外れを防止でき
る。
【0029】又、図8に示すように起毛布15の両側の
上端部を軟質材9で挟持する構成としても同様の効果が
得られるのは言うまでもないことである。
【0030】また、塵埃通路5の前方に取り付けた起毛
布15の前端部が吸込口体1の前端部、塵埃通路5の後
方に取り付けた起毛布15の後端部が吸込口体1の後端
部となるように設定していると共に、起毛布取付部19
の上端近傍に上方に向かって塵埃通路5の方向へ傾斜す
る傾斜部20を配しているので、起毛布15の上端部は
軟質材9の内側に入り込むように構成しても、傾斜部2
0がガイドとなり挿入性を向上できると共に、起毛布取
付部19の上端近傍に傾斜部20が無く鉛直な場合と比
べ、傾斜部20の傾斜幅分だけ起毛部15をより前方も
しくはより後方へ突出させることが可能となり、壁面等
と起毛布15のクッション効果UPによる操作感の向上
と吸込口体1の耐久性の向上と不快音の低減ができる。
【0031】また、起毛布15を塵埃通路5の内側に入
り込む位置まで突出させて取り付けているので、塵埃通
路5を確保しつつ起毛布15の取付面積を増やすこと
で、吸込気流音と操作力を増大させることなく起毛布1
5の耐摩耗性を向上できると共に絨毯上では起毛布支持
部21が絨毯の塵埃通路5への入り込みを軽減させ操作
力を一層低減できる。
【0032】また、吸引孔4を塵埃通路5の内側まで突
出させた起毛布15の上方に配しているので、起毛布支
持部21により毛足の長い絨毯が塵埃通路5へ入り込む
のを軽減し吸引孔4がほとんどふさがれないため操作力
の増加を軽減できる。
【0033】(実施例2)以下本発明の第2の実施例
を、図5〜図7を用いて説明する。なお、上記第1の実
施例と同一構成部品については同一符号を付してその説
明を省略する。
【0034】起毛布15は下部ケース3に対して着脱自
在な取付部品22に接着した状態で下部ケース3の底面
12から前壁13及び後壁14にかけて屈曲させて取り
付けていると共に、取付部品22を下部ケース3に取り
付けた状態では起毛布15の他端が塵埃通路5の内側に
入り込む位置まで突出するよう取付部品22の大きさを
設定しており、塵埃通路5の前壁13及び後壁14に当
接する突起23を配している。起毛布15の前方、後方
への突出代は第1の実施例と同様に設定している。取付
部品22の起毛布取付部19の上端近傍に塵埃通路5側
へ傾斜する傾斜部20を配し、取付部品22の縦壁24
に沿って上方に延びる取付部品22及び起毛布15の上
端部は軟質材9で挟持されるよう傾斜部20にガイドさ
れながら軟質材9の内側に入り込む構成としている。吸
引孔4は塵埃通路5の内側まで突出させた取付部品22
の上方背後に配している。上部ケース2と下部ケース3
は取付部品22の内側に配したビス締結部25にて4箇
所ビス10にて締結保持している。下部ケース3と取付
部品22は図7に示すように、取付時には取付部品22
に配した爪26を下部ケース3のビス締結部25の左右
に設けた開孔部27に挿入しながら上方に押すことで爪
26が撓み爪26と受部28が当接することで嵌合保持
され、取外時には取付部品22に配した起毛布支持部2
1を手で下方に押すことで爪26が撓み取り外しが可能
となる。
【0035】上記構成により、第1の実施例と同様の効
果に加え、ビス締結部25を取付部品22の内側に配し
ているので、従来ビス締結部25に存在するビス10が
下部ケース3の底面12より突出しないよう設けていた
凹部29が下部ケース3の底面12に露出しなくなるた
め、絨毯上で吸込口体1を操作する際に絨毯が凹部29
に入り込むことで発生する操作力の増大を防止できる。
また、取付部品22が下部ケース3の取付部品取付部1
9を略U字状に抱え込むことで前後のガタを規制できる
ため衝撃の加わり易い下部ケース3に取り付ける取付部
品の嵌合強度をUPでき長年の使用にも耐えることがで
きる。
【0036】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明によれば、
吸込口と塵埃通路とを有した下部ケースと、前記塵埃通
路の前方もしくは後方の少なくとも一方に取り付けられ
た滑り性の良い緩衝材とを備え、前記緩衝材を前記下部
ケースの底面から同下部ケースの前壁もしくは後壁にか
けて屈曲させて取り付けるもので、滑り性の良い緩衝材
により吸込口体の床面上での摺動に支障をきたすことな
く下部ケースの底面から前壁もしくは後壁を保護してい
るため段差部等においても吸込口体への衝突をも軽減す
ることができ吸込口体の耐久性を向上させると共に不快
音の発生をも低減できる。
【0037】本発明の請求項2記載の発明によれば、緩
衝材の最外側面が吸込口体の前端部もしくは後端部より
突出するように設定するもので、吸込口体の前端部もし
くは後端部が壁面等と密着しながら吸込口体を壁面に沿
って横方向に移動させたりする際に、壁面と床面とで形
成される角まで緩衝材が密着し塵埃をかき出したり拭き
取ることができる。また、吸込口体と壁面との緩衝効果
により吸込口体の耐久性の向上と不快音の低減、壁面に
沿った横移動時には壁面を磨く効果に加え、滑り性の良
い緩衝材とすることで移動をスムーズにできる。
【0038】本発明の請求項3記載の発明によれば、下
部ケースの上方開口部を覆う上部ケースを備え、下部ケ
ースの前壁もしくは後壁に沿って上方に延びる緩衝材の
上端部を下部ケースと上記上部ケースで挟持するもの
で、衝撃の加わり易い下部ケースに取り付ける緩衝材の
取付強度をUPし、長年の使用においても緩衝材の外れ
を防止できる。
【0039】本発明の請求項4記載の発明によれば、下
部ケースに設けた緩衝材取付用の緩衝材取付部の上端近
傍に上方に向かって塵埃通路側へ傾斜する傾斜部を配す
るもので、緩衝材取付部の上端というものは外観の見栄
え上限定される場合がほとんどであり、通常は下部ケー
スの前壁の位置であり、このような限定条件が有る場合
にも傾斜部を配することで塵埃通路の前方に取り付けた
緩衝材はより前方へ、後方に取り付けた緩衝材はより後
方へと押しやることができ、壁面等と緩衝材のクッショ
ン効果UPによる操作感の向上と吸込口体の耐久性の向
上と不快音の低減ができる。
【0040】本発明の請求項5記載の発明によれば、吸
込口と塵埃通路とを有した下部ケースと、前記塵埃通路
の前方もしくは後方の少なくとも一方に取り付けられた
滑り性の良い緩衝材と、前記下部ケースに設けられ前記
緩衝材を支持する緩衝材支持部とを備え、前記緩衝材支
持部の端部を前記塵埃通路の内側に臨ませるもので、塵
埃通路を確保しつつ緩衝材の取付面積を増やすことで、
吸込気流音と操作力を増大させることなく緩衝材の耐摩
耗性を向上できると共に絨毯上では緩衝材支持部が絨毯
の塵埃通路への入り込みを軽減させ操作力を一層低減で
きる。
【0041】本発明の請求項6記載の発明によれば、塵
埃通路と外気とを連通する吸引孔を設け、前記吸引孔を
塵埃通路の内側に臨ませた緩衝材支持部の端部の略上方
に配するもので、緩衝材支持部により毛足の長い絨毯が
塵埃通路へ入り込むのを軽減し吸引孔がほとんどふさが
れないため操作力の増加を軽減できる。
【0042】本発明の請求項7記載の発明によれば、吸
込口と塵埃通路とを有した下部ケースと、前記下部ケー
スとビス等にて結合される部材と、前記下部ケースの前
記塵埃通路の前方もしくは後方の少なくとも一方に着脱
自在に取付部品を介して取り付けられた滑り性の良い緩
衝材とを備え、前記下部ケースと前記部材を結合するビ
ス等による結合部を前記取付部品の内側に配するもの
で、一般的に結合部に配するビス等の突出防止用の凹部
が下部ケースの底面には存在しなくなるので、吸込口体
を操作する際に絨毯が凹部に入り込み操作力が増加する
ことを防止できる。
【0043】本発明の請求項8記載の発明によれば、吸
込口と塵埃通路とを有した下部ケースと、前記塵埃通路
の前方もしくは後方の少なくとも一方に着脱自在に取付
部品を介して取り付けられた滑り性の良い緩衝材とを備
え、前記取付部品の一端を前記下部ケースの底面から前
壁もしくは後壁まで屈曲させると共に、前記取付部品の
他端に前記塵埃通路の前壁もしくは後壁に当接する突起
を配するもので、取付部品が下部ケースの取付部品取付
部を略U字状に抱え込むことで前後のガタを規制できる
ため衝撃の加わり易い下部ケースに取り付ける取付部品
の嵌合強度をUPでき長年の使用にも耐えることができ
る。
【0044】本発明の請求項9記載の発明によれば、塵
埃吸引用の電動送風機と、塵埃を捕集する集塵室と、請
求項1〜8のいずれか1項記載の電気掃除機用吸込口体
に連通するように接続される接続口を設けた電気掃除機
とするもので、使い勝手の良い電気掃除機を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す電気掃除機用吸込
口体の側面図
【図2】同電気掃除機用吸込口体の下面図
【図3】同電気掃除機用吸込口体の要部断面図
【図4】同電気掃除機用吸込口体の起毛布の突出代を説
明する図
【図5】本発明の第2の実施例を示す電気掃除機用吸込
口体の下面図
【図6】同電気掃除機用吸込口体の要部断面図
【図7】図5のA−A断面図
【図8】他の実施例を示す電気掃除機用吸込口体の側面
【図9】従来例を示す電気掃除機の全体図
【図10】同電気掃除機の電気掃除機用吸込口体の側面
【図11】同電気掃除機の電気掃除機用吸込口体の下面
【図12】図11のB−B断面図
【図13】図11のC−C断面図
【図14】図11のD−D断面図
【符号の説明】
3 下部ケース 5 塵埃通路 12 底面 13 前壁 14 後壁 15 起毛布
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浦谷 裕之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 酒谷 英明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3B061 AA44

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸込口と塵埃通路とを有した下部ケース
    と、前記塵埃通路の前方もしくは後方の少なくとも一方
    に取り付けられた滑り性の良い緩衝材とを備え、前記緩
    衝材を前記下部ケースの底面から同下部ケースの前壁も
    しくは後壁にかけて屈曲させて取り付けたことを特徴と
    する電気掃除機用吸込口体。
  2. 【請求項2】 緩衝材の最外側面が吸込口体の前端部も
    しくは後端部より突出するように設定した請求項1記載
    の電気掃除機用吸込口体。
  3. 【請求項3】 下部ケースの上方開口部を覆う上部ケー
    スを備え、下部ケースの前壁もしくは後壁に沿って上方
    に延びる緩衝材の上端部を下部ケースと上記上部ケース
    で挟持するようにした請求項1又は2記載の電気掃除機
    用吸込口体。
  4. 【請求項4】 下部ケースに設けた緩衝材取付用の緩衝
    材取付部の上端近傍に上方に向かって塵埃通路側へ傾斜
    する傾斜部を配した請求項2又は3記載の電気掃除機用
    吸込口体。
  5. 【請求項5】 吸込口と塵埃通路とを有した下部ケース
    と、前記塵埃通路の前方もしくは後方の少なくとも一方
    に取り付けられた滑り性の良い緩衝材と、前記下部ケー
    スに設けられ前記緩衝材を支持する緩衝材支持部とを備
    え、前記緩衝材支持部の端部を前記塵埃通路の内側に臨
    ませた電気掃除機用吸込口体。
  6. 【請求項6】 塵埃通路と外気とを連通する吸引孔を設
    け、前記吸引孔を塵埃通路の内側に臨ませた緩衝材支持
    部の端部の略上方に配した請求項5記載の電気掃除機用
    吸込口体。
  7. 【請求項7】 吸込口と塵埃通路とを有した下部ケース
    と、前記下部ケースとビス等にて結合される部材と、前
    記下部ケースの前記塵埃通路の前方もしくは後方の少な
    くとも一方に着脱自在に取付部品を介して取り付けられ
    た滑り性の良い緩衝材とを備え、前記下部ケースと前記
    部材を結合するビス等による結合部を前記取付部品の内
    側に配したことを特徴とする電気掃除機用吸込口体。
  8. 【請求項8】 吸込口と塵埃通路とを有した下部ケース
    と、前記塵埃通路の前方もしくは後方の少なくとも一方
    に着脱自在に取付部品を介して取り付けられた滑り性の
    良い緩衝材とを備え、前記取付部品の一端を前記下部ケ
    ースの底面から前壁もしくは後壁まで屈曲させると共
    に、前記取付部品の他端に前記塵埃通路の前壁もしくは
    後壁に当接する突起を配したことを特徴とする電気掃除
    機用吸込口体。
  9. 【請求項9】 塵埃吸引用の電動送風機と、塵埃を捕集
    する集塵室と、請求項1〜8のいずれか1項記載の電気
    掃除機用吸込口体に連通するように接続される接続口を
    設けた電気掃除機。
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