JP4930264B2 - 吸込具およびそれを用いた電気掃除機 - Google Patents

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Description

本発明は、電気掃除機などの吸引装置に接続されて使用する吸込具およびそれを用いた電気掃除機に関するものである。
従来のこの種の吸込具は、集塵室と連通したホースと、ホースの先端に設けた先端パイプと、この先端パイプに接続される延長管、床用吸込具などを有した電気掃除機に、ブラシノズルや隙間ノズルとして前記先端パイプや延長管の先端に着脱自在に取付けられるものであった。その構成としては、先端パイプや延長管の先端部などに設けた取付け部に回動自在、摺動自在、着脱自在に接続可能な形態が一般的であった(例えば、特許文献1乃至4参照)。
特開2000−070187号公報 特開2000−279352号公報 特許第3213608号公報 特許第3344136号公報
しかしながら、上記特許文献に記載されたような従来の吸込具の構成では、ブラシノズルや隙間ノズルなどの吸込具を、先端パイプに装着する時には、まず、先端パイプから延長管を取り外した後、吸込具を握り、その収納場所から取り外し、または回動させて先端パイプに装着する必要があった。また、吸込具を先端パイプに対して正しい位置に装着しないと、吸込具の吸込口が意図しない方向に向くため、使いにくいという欠点があり、位置決めのし難さが課題であった。
さらには、先端パイプから取り外す時には、上記とは逆に、吸込具を握り、先端パイプから吸込具を取り外してまたは回動させて収納場所に収納した後、先端パイプに延長管を装着する必要があり、吸込具と延長管の付け替え時に、汚れた吸込具を握らなくてはならず不衛生であるとともに、吸込具と延長管の着脱、吸込具の収納部からの着脱の3動作が必要であり、使用性が悪いという課題があった。
また、吸込具の吸込口の角度が固定されており、吸込口の角度が変えられる吸込具でも、吸込口の角度を手で調整する必要があり、やはり、不衛生であるとともに使用性が悪いという課題があった。
他の従来の吸込具として、吸込具を、先端パイプなどの先端に回動あるいは摺動させて付け替え、収納ができるものがあり、先端パイプに対する、吸込具の接続の位置決めは改善されてはいるが、やはり、吸込具と延長管の付け替えに汚れやすい吸込具を握らなくてはならず不衛生であるとともに、吸込具と延長管の着脱、吸込具の収納部からの着脱の3動作が必要であり、使用性が悪いという課題が残っている。
また、延長管への吸込具の着脱においても、同様に床用吸込具の着脱と吸込具の着脱が必要であった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、吸込具と延長管などの付け替え時に吸込具に触れることなく、また、吸込具の収納が掃除作業の延長で行うことができる、衛生的で、しかも使用性に優れた吸込具及び電気掃除機を提供することを目的とするものである。
上記従来の課題を解決するために、本発明の吸込具は、一端が電気掃除機などの吸引装置に連通接続された第1の連結管に接続され、他端に前記吸引装置に連通接続される第1の接続管が接続される連結管Aと、一端が前記連結管Aの先端部に回動自在に枢支され、他端に塵埃を吸い込む吸込口を形成した吸込部材とからなり、前記吸込部材は、前記吸込口が前記連結管Aの軸線に対して所定の角度になる方向に常に回動附勢する附勢手段と、前記附勢手段による附勢力で前記吸込口を前記連結管Aの軸線に対して所定の角度に位置させる手段と、前記連結管Aに配されると共に前記第1の接続管に係合する操作機構と、前記操作機構に形成されると共に前記吸込部材に設けた被係合部Aと係合して前記吸込部材を前記連結管Aの先端部の外郭上部近傍あるいは下部近傍に位置させて保持する係合手段とを備え、前記連結管Aの軸線に対して所定の角度になる使用状態の位置と前記連結管Aの先端部の外郭上部近傍あるいは下部近傍に回動した収納状態の位置との間を回動自在とし、前記第1の接続管と前記連結管Aとの接続解除に連動して、前記係合手段と前記被係合部Aとの係合が解除され、前記吸込口が前記連結管Aの軸線に対して所定の角度に位置するように前記吸込部材が回動すると共に、回動した前記吸込部材が収納状態の位置に戻るのを防止する収納防止手段を備えたもので、通常使用状態では、連結管Aと第1の接続管を接続して使用し、吸込部材を操作機構の係合手段と係合させて、連結管Aの先端部の外郭上部近傍あるいは下部近傍の位置で保持させて吸込部材を収納状態とし、操作機構を操作して連結管Aから第1の接続管を取り外すと、同時に操作機構の係合部から吸込部材の被係合部Aが外れて、吸込部材が附勢手段の附勢力によって、吸込口が連結管Aの軸線に対して所定の角度に位置するように吸込部材が回動して、吸込具として直ちに塵埃の吸込みが行え、使い勝手が非常に良いものである。
また、第1の接続管を取付ける時には、収納防止手段を解除して吸込部材を連結管Aの外郭上部あるいは下部に位置する方向に回動させ、収納して第1の接続管を取付ける。つまり、吸込具の使用状態、収納状態が、第1の接続管の着脱動作と連動及び使用動作の延長で行うことができ、吸込具に触れることなく、衛生的で使用性に優れた吸込具を提供することができる。
さらには、使用時における吸込具の吸込口の角度は、附勢手段による附勢力によって被掃除面側に常に附勢されているので、使用時の第1の連結管の角度によって吸込口の角度は追随が可能であり、従来の吸込具のように、吸込口の角度を気にすることなく、手軽に使用でき操作性が向上するとともに被掃除面への吸込口の密着性が向上することにより、集塵性能の向上が図れ、さらに、収納防止手段によって吸込部材はある一定の角度にて収納側への位置規制が行えるため、操作性を悪化させることも無く、操作性、集塵性能を大幅に向上させた吸込具を提供することができるものである。
また、本発明の電気掃除機は、吸引力を発生するモーターと、前記モーターの吸気上流に配設され塵埃を捕集する集塵室を有する電気掃除機本体と、前記集塵室の吸気口に接続される本体接続部を有する連通管と、請求項1〜15のいずれか1項に記載の吸込具を備えたもので、電気掃除機としての掃除範囲の拡大や使用性の向上、衛生的な掃除などが容易に行えるものである。
本発明の吸込具は、吸込具の使用状態、収納状態の選択が、延長管などの第1の接続管の着脱動作と使用動作の延長で行え、着脱動作が少なく、また、吸込具に触れることがないため、衛生的で使用性に優れた吸込具を提供することができる。
さらには、使用時における吸込具の吸込口の角度は、附勢手段による附勢力によって被掃除面側に附勢されているので、使用時の第1の連結管の角度によって吸込口の角度は追随が可能であり、従来の構成のように吸込口の角度を気にすることなく、手軽に使用でき操作性が向上するとともに被掃除面への吸込口の密着性が向上することにより、集塵性能の向上が図れるとともに収納防止手段によって吸込部材はある一定の角度にて収納側への位置規制が行えるため、操作性を悪化させることも無く、操作性、集塵性能を大幅に向上させた吸込具を提供するものである。
第1の発明は、一端が電気掃除機などの吸引装置に連通接続された第1の連結管に接続され、他端に前記吸引装置に連通接続される第1の接続管が接続される連結管Aと、一端が前記連結管Aの先端部に回動自在に枢支され、他端に塵埃を吸い込む吸込口を形成した吸込部材とからなり、前記吸込部材は、前記吸込口が前記連結管Aの軸線に対して所定の角度になる方向に常に回動附勢する附勢手段と、前記附勢手段による附勢力で前記吸込口を前記連結管Aの軸線に対して所定の角度に位置させる手段と、前記連結管Aに配されると共に前記第1の接続管に係合する操作機構と、前記操作機構に形成されると共に前記吸込部材に設けた被係合部Aと係合して前記吸込部材を前記連結管Aの先端部の外郭上部近傍あるいは下部近傍に位置させて保持する係合手段とを備え、前記連結管Aの軸線に対して所定の角度になる使用状態の位置と前記連結管Aの先端部の外郭上部近傍あるいは下部近傍に回動した収納状態の位置との間を回動自在とし、前記第1の接続管と前記連結管Aとの接続解除に連動して、前記係合手段と前記被係合部Aとの係合が解除され、前記吸込口が前記連結管Aの軸線に対して所定の角度に位置するように前記吸込部材が回動すると共に、回動した前記吸込部材が収納状態の位置に戻るのを防止する収納防止手段を備えたもので、通常使用状態では、連結管Aと第1の接続管を接続して使用し、吸込部材を操作機構の係合手段と係合させて、連結管Aの先端部の外郭上部近傍あるいは下部近傍の位置で保持させて吸込部材を収納状態とし、操作機構を操作して連結管Aから第1の接続管を取り外すと、同時に操作機構の係合部から吸込部材の被係合部Aが外れて、吸込部材が附勢手段の附勢力によって、吸込口が連結管Aの軸線に対して所定の角度に位置するように吸込部材が回動して、吸込具として直ちに塵埃の吸込みが行え、使い勝手が非常に良いものである。
また、第1の接続管を取付ける時には、収納防止手段を解除して吸込部材を連結管Aの外郭上部あるいは下部に位置する方向に回動させ、収納して第1の接続管を取付ける。つまり、吸込具の使用状態、収納状態が、第1の接続管の着脱動作と連動及び使用動作の延長で行うことができ、吸込具に触れることなく、衛生的で使用性に優れた吸込具を提供することができる。
さらには、使用時における吸込具の吸込口の角度は、附勢手段による附勢力によって被掃除面側に常に附勢されているので、使用時の第1の連結管の角度によって吸込口の角度は追随が可能であり、従来の吸込具のように、吸込口の角度を気にすることなく、手軽に使用でき操作性が向上するとともに被掃除面への吸込口の密着性が向上することにより、集塵性能の向上が図れ、さらに、収納防止手段によって吸込部材はある一定の角度にて収納側への位置規制が行えるため、操作性を悪化させることも無く、操作性、集塵性能を大幅に向上させた吸込具を提供することができるものである。
第2の発明は、特に、第1の発明の係合手段と被係合部Aとの係合を解除する解除手段操作部を有したもので、吸込具を使用する時に操作機構の係合手段と吸込部材の被係合部Aとの係合を解除する解除手段操作部を操作することによって、第1の接続管から連結管Aが外れるとともに、吸込部材の被係合部Aとの係合が解除され、連結管Aの先端部の吸込部材が附勢手段の附勢力によって吸込口が連結管Aの軸線に対して所定の角度に位置するように回動して、吸込具として直ちに塵埃の吸込みが行え、使い勝手が非常に良いものである。
第3の発明は、特に、第1又は第2の発明の収納防止手段の解除をする収納防止手段解除手段操作部を有したもので、収納防止手段解除手段操作部を操作することによって、吸込部材の位置規制が解除され、吸込部材を、連結管Aに対して収納位置まで移動させて、収納出来るので、使い勝手が良いものである。
第4の発明は、特に、第1〜3のいずれか一つの発明の吸込部材の吸込口先端部にブラシ・起毛布などの清掃用軟質部材を配設したもので、吸込部材による被掃除面への傷つきを防止するとともに、被掃除面上の塵埃をブラシ・起毛布などの清掃用軟質部材によって掻き出したり、拭いたりすることにより、さらなる使用性の向上と集塵性能の向上が図れるものである。
第5の発明は、特に、第4の発明の清掃用軟質部材は、吸込部材が連結管Aの先端部の外郭上部近傍あるいは下部近傍に位置した状態で、前記連結管Aの先端部より少し突出するようにしたもので、吸込部材を使用状態から、床面側に強く押し付けて収納防止手段が強制的に解除された時や、誤って操作機構の係合手段と吸込部材の被係合部Aとが係合して、吸込部材が連結管Aの先端部の外郭上部近傍あるいは下部近傍に位置させて収納保持させてしまっても、被掃除面に直接連結管Aの先端部が当たるのを防止し、被掃除面への傷つきを防止するとともに連結管Aの先端部の損傷を防止できるものである。
第6の発明は、特に、第4又は第5の発明の清掃用軟質部材は、附勢手段の附勢力と略同一以上の弾性力を有したもので、吸込部材を使用状態で押さえ付けると附勢手段の附勢力より軟質材の弾性力の方が同等もしくは大きいため、吸込部材が連結管A側に回動して移動し、床面の角度に関係なく連結管Aの角度を変えなくても、吸込具の吸気口が常に床面に密着することとなり、吸込み性を維持して、掃除性能の向上と使用性の向上が図れるものである。
第7の発明は、特に、第1〜6のいずれか一つの発明の吸込部材の回動範囲を約30〜90°に設定するとともに収納防止手段によって吸込部材が全回動時(使用状態)から収納状態側に移動しないように約60°で位置規制をしたもので、連結管Aに対して角度を持った床面から略水平な場所まで使用が可能となり、使用範囲が拡大するとともに、使用者によって、先端パイプなどの第1の連結管を持って吸込部材を操作させ易い自然な角度に自由に設定が可能になり、使い易くまた、被掃除面に吸込部材を押付けても約60°の位置で吸込部材が収納状態側に移動しないように位置規制されることにより吸込部材が収納位置まで移動しすぎることを防止してさらなる使用性の向上が図れるがものである。
第8の発明は、特に、第1〜7のいずれか一つの発明の吸込部材が連結管Aの先端部の外郭上部近傍あるいは下部近傍の位置と前記吸込部材の吸込口が前記連結管Aの軸線に対して所定の角度になる位置までの回動範囲内に、前記吸込部材の吸込口面と、第1の連結管に設けられ使用時に握る把手の軸線とが略平行になる位置を設定したもので、使用時に床面に対して把手が平行になり、吸込具を操作させ易い自然な角度であるため、使用性の向上が図れるものである。
第9の発明は、特に、第1〜8のいずれか一つの発明の吸込部材の回動時に、前記吸込部材と連結管Aの先端部との間に発生する隙間を覆うカバー体を配設したもので、吸込部材と連結管Aの先端部との間に発生する隙間からの吸気の漏れによる吸込力の低下を防止するとともに吸込具を大きくせずに本構成が構成でき、吸込部材の回動角度を大きく設定することができるため、吸込具の小型化を図りながら、さらなる使用性の向上が図れるものである。
第10の発明は、特に、第9の発明のカバー体を吸込部材の回動中心と略同軸で、かつ、前記吸込部材の回動と連動して回動するようにしたもので、カバー体の配設スペースを最小にして吸込具の小型・軽量化・簡素化が図れるものである。
第11の発明は、特に、第1〜10のいずれか一つの発明の吸込部材が、連結管Aの先端部の外郭上部近傍あるいは下部近傍に位置した時に、前記吸込部材を収納する収納カバー体を、前記連結管Aの先端部に配設したもので、吸込部材の収納状態で汚れた吸込口に手などが触れにくくなるため、さらに衛生的になるとともに吸込部材の収納時における外観を向上させ、また、吸込部材をぶつけたりした時の損傷防止が行えるものである。
第12の発明は、特に、第11の発明の収納カバー体の入り口先端部に、エラストマー、ゴム、塩化ビニル、起毛布などからなる軟質部材を配設したもので、収納カバー体をぶつけた時などの損傷防止が行えるとともに吸込部材を連結管Aの先端部の外郭上部あるいは下部近傍に位置させる方向に大きな力が加わっても、被掃除面に直接、収納カバー体の先端部が当たるのを防止し、被掃除面への傷つきを防止することができ、さらなる使用性の向上が図れるものである。
第13の発明は、特に、第12の発明の軟質部材を、連結管Aの先端部より少し突出させて配設したもので、吸込部材を連結管Aの先端部の外郭上部近傍あるいは下部近傍に位置させる方向に大きな力が加わっても、被掃除面に直接、連結管Aの先端部や収納カバー体の先端部が当たるのを防止し、被掃除面への傷つきを防止することができ、さらなる使用性の向上が図れるものである。
第14の発明は、特に、第11〜13のいずれか一つの発明の収納カバー体を、左右に分割された外郭部材と操作機構を覆う操作機構カバー体とで構成し、前記左右の外郭部材を、リブなどを介して前記操作機構カバー体に結合させて固定するもので、収納カバー体の外郭を形成するために必要な部品で外郭の固定の一部が行え、小型化、部品点数の削減、安価な構成が可能となるものである。
第15の発明は、吸引力を発生するモーターと、前記モーターの吸気上流に配設され塵埃を捕集する集塵室を有する電気掃除機本体と、前記集塵室の吸気口に接続される本体接続部を有する連通管と、請求項1〜14のいずれか1項に記載の吸込具を備えたもので、電気掃除機としての掃除範囲の拡大や使用性の向上、衛生的な掃除などが容易に行えるものである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
本発明の第1の実施の形態における吸込具について、図1〜図4を用いて説明する。
図1は、本実施の形態における吸込具を接続した電気掃除機の全体斜視図、図2は、同吸込具の使用状態における断面図、図3は、同吸込具の使用状態での収納状態防止時における上面図、図4は、同吸込具の収納状態における断面図である。
図1乃至4において、電気掃除機の本体下1は、前側に塵埃を集積する集塵袋2を配置した集塵室3、後方に塵埃吸引用のモ−タ−4などを有し、前部の集塵袋2の上方を覆う蓋体5で集塵室3を形成するとともに、後部のモーター4などを配置した上方を本体上6で覆い、電気掃除機本体7(以下、「本体7」という)7が構成されている。
8は、一端に、本体7の前部に構成した集塵室3に連通し、モーター4の吸引力による吸い込み通路を形成するフロントカバー9の吸気口10に接続する本体接続部としての接続パイプ11を有し、他端に、使用時に握って操作する把手12を形成し、かつ、第1の接続管としての延長管13を接続する第1の連結管としての先端パイプ14を有するホースである。床面の塵埃を効率的に捕集する床用吸込具15を、第2の接続管としての吸込具管15Aを介して、延長管13の先端に着脱自在に接続して用いる。
16は、本体7を持ち運びする時に握るサゲテであり、17は、本体下1の前部底面に配設したキャスターローラー(図示せず)とともに使用時に本体7を移動させるローラーであり、本体下1の後部両側面に配設されている。
先端パイプ14の先端には、延長管13を取り外した時に、使用できる吸込部材として吸込具18を構成している。前記吸込具18は、下部略先端部に位置した回転軸19によって、一端に、ブラシ・起毛布などの清掃用軟質部材としてブラシ20を植毛した吸込部材としてのブラシホルダー21を、先端パイプ14に接続した第2の連結管としての連結管A22に対して回動自在に枢支し、前記ブラシホルダー21は、連結管A22の外郭上方の位置とブラシホルダー21の他端を連結管A22の吸込口側の接続口A23に連通させて連通部23Aを形成し、連結管A22に対してブラシ20が一定の角度αを有した位置との間を回動自在に構成している。
24は、ブラシホルダー21を吸込具18の接続口A23に対して一定の角度αを有する方向に附勢する附勢手段としてのフックバネであり、ブラシホルダー21の側面と連結管A22の側面に設けられ、ブラシホルダー21の回動範囲を規制する部材としてのリブA21AとリブB22Aが当接することによってブラシホルダー21の回動角度(β)を規制している。
この時、フックバネ24の附勢力(弾性力)は、ブラシ20の弾性力と同等もしくは、それより小さく設定している。また、角度βを、約60°に設定しており、ブラシ20と被掃除面の角度(α)は約30°となり、先端パイプ14の把手12と略平行となるようにしている。また、フックバネ24の附勢力は、ブラシ20の弾性力と同等もしくは、それより小さく設定していることにより、ブラシ20を被掃除面に押し付けることによって、ブラシホルダー21を回動させるとともに連結管A22の外郭上方に位置させ、保持させることが出来る。
25は、延長管13を、連結管A22に接続した時に一端に設けた凸部A26が、延長管13の凹部A27に係合し、延長管13を保持、固定する操作機構としての尾錠Aであり、前記尾錠A25は、他端に、解除手段操作部として指で押さえる釦A28を形成するとともに、軸A29によって回動自在に構成され、かつ、釦A28の略下部に圧縮バネA30を配置し、圧縮バネA30によって常に釦A28を上方に附勢、つまり、凸部A26を下方に附勢し、延長管13の凹部A27に係合させる方向に力を加えている。
また、前記尾錠A25は、軸A29と釦A28の間にブラシホルダー21側に傾斜面31Aを有し、上方に突出した係合手段として係合部A31を形成し、ブラシホルダー21の連通部23A側に形成した被係合部A32に係合して、図4に示すようにブラシホルダー21を連結管22Aの上方に保持、固定できるようになっている。
同様に、吸込具18も、先端パイプ14の接続口B33部に設けられた凸部B34と釦B35を、軸B36で回動自在に構成した尾錠B37を配置し、前記釦B35の略下部に配置した圧縮バネB38で、凸部B34を下方に常時附勢し、連結管A22に設けた凹部B39と係合させる方向に力を加えて、先端パイプ14に連結管A22を接続して、吸込具18を固定している。床用吸込具15の吸込具管15Aと延長管13の接続も同一の構成で構成されている。
次に、ブラシホルダー21が連結管A22から回動してブラシ20で構成される吸込口40を突出させた状態で、前記ブラシホルダー21が一定角度以上、連結管A22の上方側に移動しないように収納防止手段としてストッパーA41が形成されている。前記ストッパーA41は、連結管A22上方に設けた支軸A42によって略コの字状の形状で、反支軸A42には、ブラシホルダー21の後面に当接するストッパー部41Aが形成され、支軸A42とストッパー部41Aの間には、上部から押すことによって、ストッパー部41Aを下方へ移動させる収納防止手段解除手段操作部として操作部A43を形成している。
また、44は、ブラシホルダー21が回動した時に連結管A22との間に発生する開口部を覆うカバー体としてのブラシカバーであり、ブラシホルダー21の回動中心である回転軸19によって回動自在に構成されており、連結管A22からの吸引力を吸込口40に伝える通路を形成する。
以上のように構成された本実施の形態における吸込具18及びそれを接続した電気掃除機の動作、作用は以下の通りである。
床面の掃除を行う時には、本体7の吸気口10に接続パイプ11を接続し、先端パイプ14の接続口B33に、吸込具18を、また、吸込具18の連結管A22の接続口A23に延長管13を接続し、延長管13の先端に、床用吸込具15の吸込具管15Aを接続して、先端パイプ14の把手12を握り、モーター4の吸引力によって床面上の塵埃を床用吸込具15から吸込み、吸込具管15A、延長管13、連結管A22、先端パイプ14、ホース8、接続パイプ11、吸気口10を介して、本体7の集塵室3に配置した集塵袋2内に集塵していく。
次に、ソファーや壁際、カーテン、テーブル上、また、床用吸込具15が入らないような隙間の掃除の時には、尾錠A25の釦A28を押して、延長管13を、吸込具18の連結管A22の接続口A23から外す。
この時、延長管13を吸込具18の連結管A22の接続口A23から外すと、図2に示すように、先端パイプ14の先端に接続した吸込具18のブラシホルダー21の被係合部A32と、尾錠A25の係合部A31による係合が解除されることにより、連結管A22の上方に位置していたブラシホルダー21が、フックバネ24の附勢力によって接続口A23側に回動し、ブラシホルダー21の側面に形成したリブA21Aが、連結管A22の側面に形成したリブB22Aと当接して、ブラシ20を配設したブラシホルダー21が連結管A22に対して一定の角度αを有した状態で保持される。したがってこの状態ですぐ吸込具18としてソファーや壁際などの掃除が可能になる。
また、フックバネ24による附勢力によって、ブラシ20が常に被掃除面側に附勢されていることにより、被掃除面への密着性が良く、塵埃の除去が効率的に行えるとともに、先端パイプ14に対する被掃除面の角度が変わってもブラシ20の面が、常に被掃除面に沿って回動することにより、把手12の角度を変える必要がなく、使用性が向上し、かつ、掃除性能も向上するものである。
さらには、爪楊枝やボタン、小石などの重量のある塵埃が、ブラシ20の通常の角度(本実施の形態でのβ)で吸えなくても、吸込具18を被掃除面に押し付けてブラシ20の角度を変えて、ブラシ20先端から連結管A22の接続口A23の距離を短くすることにより、ブラシ20部の真空圧が増大して吸込むことが可能となり、掃除実態にあった吸込み性の優れた吸込具18を提供することができるものである。
また、ブラシ20の傾斜角度βを約60°に設定していることにより、把手12と略平行になり、自然な姿勢で把手12を移動させることができ、楽に掃除が行える。
さらには、ブラシ20を、被掃除面に押し付け過ぎた場合には、図3に示すように、ブラシホルダー21が連結管A22側に回動するが、一定の角度で、ブラシホルダー21の後面が連結管A22上部に配設されたストッパー部41Aに当接することによって、それ以上、連結管A22側に移動することが無く、掃除動作を妨げること無く、良好に掃除が行える。
次に、ブラシ20を配設したブラシホルダー21を収納する時や、延長管13を連結管A22に接続する時には、ブラシ20の弾性力がフックバネ24の附勢力(弾性力)と同等以上に設定していることから、ブラシ20を被掃除面に押し付け、ブラシホルダー21を回動させながらストッパーA41の操作部A43を押えることによりストッパーA41が支軸A42を支点として下方へ移動し、ストッパー部41Aとブラシホルダー21の後面との当接が解除されてブラシホルダー21が収納側に移動でき、ブラシホルダー21の被係合部A32が、尾錠A25の係合部A31の傾斜面31Aに誘われてその傾斜に沿って移動し、最終的には係合部A31に係合して、ブラシホルダー21が連結管A22の上方に位置して保持され、連結管A22の接続口A23に、延長管13の被接続口A45を容易に挿入することが可能になり、接続できるものである。
また、ブラシホルダー21が一定の角度βに位置した時に、ブラシホルダー21と連結管22との間に発生する隙間を覆うブラシカバー44を、ブラシホルダー21の回動中心である回転軸19によって回動自在に構成して配設することにより、ブラシホルダー21を大きくすること無く、連結管A22との間に連通部23Aを形成することができ、ブラシホルダー21の回動角度βを大きくして掃除範囲を拡大しても、小型の吸込具18を提供できる。
したがってソファーや壁際などを掃除する時に、使用する吸込具18の取付け、取り外しをする必要がなく、また、塵埃を吸込んだ吸込具18やブラシ20に触れること無く、延長管13の着脱動作や掃除動作と連動して吸込具18の使用状態、収納状態が選択でき、使用性が著しく向上するとともに清潔で収納性に優れ、かつ、掃除性能の優れた吸込具18を提供でき、多大な効用を得ることができるものである。
(実施の形態2)
本発明の第2の実施の形態における吸込具について、図5〜図10を用いて説明する。図5は、本実施の形態における吸込具を接続した電気掃除機の全体斜視図、図6は、同吸込具の使用状態における断面図、図7は、同吸込具の使用状態での収納状態防止時における断面図、図8は、同吸込具の収納状態における断面図、図9は、同吸込具の収納状態における上面図、図10は、同吸込具の使用状態における側面図である。
なお、上記第1の実施の形態における吸込具、電気掃除機と同一の部品については、同一符号を付与し、その説明を省略する。
本実施の形態における吸込具18Aは、ブラシホルダー21が連結管A22上方に位置した時に、ブラシホルダー21を覆うように収納すると共に、ネジA48、ネジB49によって連結管A22に固定される外郭部材として外郭右46と外郭左47を備えている。また、外郭右46、外郭左47の先端略外周部には、エラストマー、軟質塩化ビニル、ゴム、起毛布などの軟質材からなる軟質部材としてバンパー50が、図8に示すように、突出代Aを有して連結管A22の先端より突出して配設されている。ブラシホルダー21が連結管A22上方に位置した時に外郭右46、外郭左47の先端部よりも突出代Bを有して若干、ブラシ20の先端部が突出した状態で保持されている。
ブラシホルダー21と連結管A22との間に発生する隙間を覆ってブラシホルダー21とともに連通部23Aを形成するブラシカバー44は、ブラシホルダー21の回動中心と同軸で回動自在に構成され、ブラシホルダー21の連通部23A側に形成された被係合部B51、被係合部C52と係合する係合部B53を形成し、ブラシホルダー21の回動とともに回動する。
また、外郭右46、外郭左47の尾錠A25配置面には、尾錠A25を覆う操作機構カバー体として、外郭右46、外郭左47に設けた溝部右54、溝部左55と係合するリブC56を形成した外郭上57を配設して、外郭右46、外郭左47の上部の保持、固定を行っている。
以上のように、外郭右46、外郭左47及び外郭上57で、収納カバー体を形成している。
また、外郭右46、外郭左47の前部上面には、軸C58を支点にして、一端側に、ブラシホルダー21側に圧縮バネC59によって上方に附勢された操作部B60を、他端側に、外郭右46、外郭左47の内部に突出するように形成され下方に凸部形状を有するストッパー部B61を構成したストッパーB62を配設している。
以上のように構成された本実施の形態における吸込具18Aの動作、作用は以下の通りである。
床面の掃除を行う時には、上記実施の形態1と同様に各部品を接続して行う。
次に、ソファーや壁際、カーテン、テーブル上、また、床用吸込具15が入らないような隙間の掃除の時には、上記実施の形態1と同様に、尾錠A25の釦A28を押して、連結管A22から延長管13を外す。この時、尾錠A25の釦A28が押されると、図6に示すように、先端パイプ14の先端に接続した吸込具18Aのブラシホルダー21の被係合部A32と尾錠A25の係合部A31による係合が解除されることにより、連結管A22上方に位置していたブラシホルダー21がフックバネ24の附勢力によって、接続口A23側に回動し、ブラシホルダー21側面に形成したリブA21Aが、連結管A22の側面に形成したリブB22Aと当接して、ブラシ20を配設したブラシホルダー21が、連結管A22に対して一定の角度αを有した状態で保持され、その状態ですぐ吸込具18Aとしてソファーや壁際などの掃除が可能になる。
また、ブラシホルダー21が連結管A22側に移動する方向に大きな力が加わっても、外郭右46、外郭左47の先端略外周に軟質材で形成されたバンパー50を配置しているので被掃除面への傷つきが防止できる。さらには、ブラシ20が、外郭右46、外郭左47内に収納された状態で、ブラシ20の先端部が外郭右46、外郭左47より突出代Bだけ突出していることにより、被掃除面への傷つきがより防止できるとともにその収納状態でもブラシ20による簡単な掃除が可能であり、さらにはブラシ20が、外郭右46、外郭左47に突っかかって出てこないなどの不具合も防止できるものである。
さらには、ブラシ20を被掃除面に押し付け過ぎた場合には、図7に示すように、ブラシホルダー21が連結管A22側に回動するが、一定の角度でブラシカバー44の後面が外郭右46、外郭左47内部に突出したストッパー部61に当接することによってそれ以上、連結管A22側に移動することが無く、掃除動作を妨げること無く、良好に掃除が行える。
次に、ブラシ20を配設したブラシホルダー21を収納する時や、延長管13を連結管A22に接続する時には、ブラシ20の弾性力がフックバネ24の附勢力(弾性力)と同等以上に設定していることから、ブラシ20を、被掃除面に押し付け、ブラシホルダー21を回動させながらストッパーB62の操作部B60を押えることにより、ストッパーB62が軸C58を支点としてストッパー部B61が上方へ移動し、ストッパー部B61とブラシカバー44の後面との当接が解除されて、ブラシホルダー21が収納側に移動でき、ブラシホルダー21の被係合部A32が、尾錠A25の係合部A31の傾斜面31Aに誘われて、その傾斜に沿って移動し、最終的には、係合部A31に係合して、ブラシホルダー21が、連結管A22の上方に位置して保持されて、連結管A22の接続口A23に延長管13の被接続口A45が容易に挿入でき、接続できるものである。
また、外郭右46、外郭左47の中に、ブラシホルダー21と、ブラシカバー44と、ブラシ20の大部分が収納されることにより、収納状態で汚れやすいブラシホルダー21やブラシ20などに触れにくく、また、見た目にも汚れが目立たないため、より衛生的である。
したがって、ソファーや壁際などを掃除する時に、使用する吸込具18Aの取付け、取り外しをする必要がなく、また、塵埃を吸込んだ吸込具18Aやブラシ20に触れること無く、延長管13の着脱動作や掃除動作と連動して吸込具18Aの使用状態、収納状態が選択でき、使用性が著しく向上するとともに清潔で収納性に優れ、かつ、掃除性能の優れた吸込具18Aを提供でき、多大な効用を得ることができるものである。
なお、本実施の形態では、ブラシ20付きの吸込具18Aで説明したが、尾錠A25によるブラシホルダー21の収納時の保持が可能な構成であれば、例えば吸込口先端を絞った隙間ノズルのような形態の吸込具でも同様の効果が得られることは言うまでも無い。
また、同様に、延長管13の先端に、本実施の形態における吸込具18、18Aを配置しても同様の効果が得られることは言うまでも無い。
尚、上記第1、第2の実施の形態では、ブラシホルダー21の収納位置を、連結管A22の先端部の外郭上部近傍としたが、連結管A22の先端部の外郭下部近傍としても良い。
以上のように、本発明にかかる吸込具は、先端パイプなどへの吸込具の着脱が吸込具に触れること無く、かつ、延長管などの着脱における動作、掃除動作の中で容易に行えるとともに吸込具の収納も行え、衛生的で使用性の向上が図れるとともに掃除性能の向上が図れるので非常に有効である。
本発明の実施の形態1における吸込具を接続した電気掃除機の全体斜視図 同吸込具の使用状態における断面図 同吸込具の使用状態での収納状態防止時における断面図 同吸込具の収納状態における断面図 本発明の実施の形態2における吸込具を接続した電気掃除機の全体斜視図 同吸込具の使用状態における断面図 同吸込具の使用状態での収納状態防止時における断面図 同吸込具の収納状態における断面図 同吸込具の収納状態における上面図 同吸込具の使用状態における側面図
符号の説明
8 ホース(連通管)
11 接続パイプ(本体接続部)
13 延長管(第1の接続管)
14 先端パイプ(第1の連結管)
18、18A 吸込具
19 回転軸
20 ブラシ(清掃用軟質部材)
21 ブラシホルダー(吸込部材)
21A リブA(手段)
22 連結管A
22A リブB(手段)
23 接続口A
23A 連通部
24 フックバネ(附勢手段)
25 尾錠A(操作機構)
28 釦A(解除手段操作部)
31 係合部A(係合手段)
31A 傾斜面
32 被係合部A
40 吸込口
41 ストッパーA(収納防止手段)
41A ストッパー部
42 支軸A
43 操作部A(収納防止手段解除手段操作部)
44 ブラシカバー(カバー体)
46 外郭右(収納カバー体、外郭部材)
47 外郭左(収納カバー体、外郭部材)
48 ネジA
49 ネジB
50 バンパー(軟質部材)
51 被係合部B
52 被係合部C
53 係合部B
54 溝部右
55 溝部左
56 リブC
57 外郭上(収納カバー体、操作機構カバー体)
58 軸C
59 圧縮バネC
60 操作部B
61 ストッパー部B
62 ストッパーB

Claims (15)

  1. 一端が電気掃除機などの吸引装置に連通接続された第1の連結管に接続され、他端に前記吸引装置に連通接続される第1の接続管が接続される連結管Aと、一端が前記連結管Aの先端部に回動自在に枢支され、他端に塵埃を吸い込む吸込口を形成した吸込部材とからなり、前記吸込部材は、前記吸込口が前記連結管Aの軸線に対して所定の角度になる方向に常に回動附勢する附勢手段と、前記附勢手段による附勢力で前記吸込口を前記連結管Aの軸線に対して所定の角度に位置させる手段と、前記連結管Aに配されると共に前記第1の接続管に係合する操作機構と、前記操作機構に形成されると共に前記吸込部材に設けた被係合部Aと係合して前記吸込部材を前記連結管Aの先端部の外郭上部近傍あるいは下部近傍に位置させて保持する係合手段とを備え、前記連結管Aの軸線に対して所定の角度になる使用状態の位置と前記連結管Aの先端部の外郭上部近傍あるいは下部近傍に回動した収納状態の位置との間を回動自在とし、前記第1の接続管と前記連結管Aとの接続解除に連動して、前記係合手段と前記被係合部Aとの係合が解除され、前記吸込口が前記連結管Aの軸線に対して所定の角度に位置するように前記吸込部材が回動すると共に、回動した前記吸込部材が収納状態の位置に戻るのを防止する収納防止手段を備えたことを特徴とする吸込具。
  2. 係合手段と被係合部Aとの係合を解除する解除手段操作部を有したことを特徴とする請求項1に記載の吸込具。
  3. 収納防止手段の解除をする収納防止手段解除手段操作部を有したことを特徴とする請求項1または2に記載の吸込具。
  4. 吸込部材の吸込口先端部にブラシ・起毛布などの清掃用軟質部材を配設したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の吸込具。
  5. 清掃用軟質部材は、吸込部材が連結管Aの先端部の外郭上部近傍あるいは下部近傍に位置した状態で、前記連結管Aの先端部より少し突出するようにしたことを特徴とする請求項4に記載の吸込具。
  6. 清掃用軟質部材は、附勢手段の附勢力と略同一以上の弾性力を有したことを特徴とする請求項4または5に記載の吸込具。
  7. 吸込部材の回動範囲を約30〜90°に設定するとともに収納防止手段によって吸込部材が全回動時(使用状態)から収納状態側に移動しないように約60°で位置規制をしたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の吸込具。
  8. 吸込部材が連結管Aの先端部の外郭上部近傍あるいは下部近傍の位置と前記吸込部材の吸込口が前記連結管Aの軸線に対して所定の角度になる位置までの回動範囲内に、前記吸込部材の吸込口面と、第1の連結管に設けられ使用時に握る把手の軸線とが略平行になる位置を設定したことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の吸込具。
  9. 吸込部材の回動時に、前記吸込部材と連結管Aの先端部との間に発生する隙間を覆うカバー体を配設したことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の吸込具。
  10. カバー体を吸込部材の回動中心と略同軸で、かつ、前記吸込部材の回動と連動して回動するようにしたことを特徴とする請求項9記載の吸込具。
  11. 吸込部材が、連結管Aの先端部の外郭上部近傍あるいは下部近傍に位置した時に、前記吸込部材を収納する収納カバー体を、前記連結管Aの先端部に配設したことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の吸込具。
  12. 収納カバー体の入り口先端部に、エラストマー、ゴム、塩化ビニル、起毛布などからなる軟質部材を配設したことを特徴とする請求項11に記載の吸込具。
  13. 軟質部材を、連結管Aの先端部より少し突出させて配設したことを特徴とする請求項12に記載の吸込具。
  14. 収納カバー体を、左右に分割された外郭部材と操作機構を覆う操作機構カバー体とで構成し、前記左右の外郭部材を、リブなどを介して前記操作機構カバー体に結合させて固定することを特徴とする請求項11〜13のいずれか1項に記載の吸込具。
  15. 吸引力を発生するモーターと、前記モーターの吸気上流に配設され塵埃を捕集する集塵室を有する電気掃除機本体と、前記集塵室の吸気口に接続される本体接続部を有する連通管と、請求項1〜14のいずれか1項に記載の吸込具を備えた電気掃除機。
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