JP2001086663A - バッテリ−バックアップ付き電源回路 - Google Patents
バッテリ−バックアップ付き電源回路Info
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Abstract
した場合はバッテリ−入力による駆動へ切り替えを行
い、高調波電流抑制回路が異常な場合は電源回路をアラ
ーム動作とし装置動作を停止させ、使用者に電源回路の
異常を通知することができるバッテリ−バックアップ付
き電源回路を提供する。 【解決手段】 高調波電流抑制回路4のAC入力電圧を
監視する入力電圧監視回路9と、高調波電流抑制回路4
の出力電圧を監視する出力電圧監視回路10と、入力電
圧監視回路9の出力信号PF−ONと出力電圧監視回路
10の出力信号PF−LOWとを入力し、入力正常で出
力低下の場合には電源異常として高調波電流抑制回路4
の制御するPF−ON信号を「H」から「L」に切り替
えて停止させる制御回路8と備える。
Description
るDC/DCコンバ−タの入力となる高調波電流抑制回
路の正常/異常を判別し、直流出力が保持できなくなる
時点でバッテリ−バックアップによる駆動へ切り替え直
流出力を保持するバッテリ−バックアップ付き電源回路
に関する。
回路は、直流出力を生成するDC/DCコンバ−タの入
力となる高調波電流抑制回路を交流電源に接続し、高調
波電流抑制回路の出力電圧を監視して、出力電圧が所定
の電圧より低下した場合にはバッテリ−入力による駆動
へ切り替えてバッテリ−から電力を供給し、出力電圧が
所定の電圧に達した場合にはAC入力による駆動に切り
替えている。
クアップ付き電源回路にあっては、バッテリ−入力によ
る駆動へ切り替わると、たとえ高調波電流抑制回路が異
常であっても、電源回路の直流出力は保持され、装置は
正常動作し続けるので、使用者は電源回路内の高調波電
流抑制回路が異常を生じていることが全くわからず、更
に装置が正常動作しているので、一度装置を正常オフさ
せその後、装置を再度立ち上げると、異常を生じた高調
波電流抑制回路に起動動作を行わせるとこととなり、高
調波電流抑制回路の異常状態をより進めてしまい、発煙
・発火などの危険性が更に増加させてしまうという問題
点があった。
クアップ動作を保証するために、発煙・発火の恐れがあ
る状態にも関わらず、使用者にアラームを通知すること
ができないという問題点もあった。
電圧が低下した場合はバッテリ−入力による駆動へ切り
替えを行い、高調波電流抑制回路が異常で出力電圧が低
下した場合は電源回路をアラーム動作とし装置動作を停
止させ、使用者に電源回路の異常を通知することができ
るバッテリ−バックアップ付き電源回路を提供すること
を目的としている。
に本発明のバッテリ−バックアップ付き電源回路におい
ては、高調波電流抑制回路のAC入力電圧を監視する入
力電圧監視手段と、入力電圧監視手段の出力と高調波電
流抑制回路の出力電圧監視手段の出力とを入力し、高調
波電流抑制回路が異常な場合には高調波電流抑制回路の
制御を停止させる制御手段とを備える。
を参照しながら説明する。尚、各図面に共通な要素には
同一符号を付す。図1はバッテリ−バックアップ付き電
源回路のブロック図である。電源回路1は、直流出力を
生成するDC/DCコンバ−タ2と、コネクタ3により
交流電源に接続されてDC/DCコンバ−タ2の入力と
なる高調波電流抑制回路4と、バッテリ−5に接続され
て高電圧を出力する昇圧回路6と、昇圧回路6の出力を
DC/DCコンバ−タ2の入力への切り替えを行うバッ
テリ−入力スイッチ7と、制御回路8とを有する。
力であるAC入力ラインの電圧を監視する入力電圧監視
回路9の出力信号AC−LOWと高調波電流抑制回路4
の出力電圧を監視する出力電圧監視回路10の出力信号
PF−LOWとを入力し、バッテリ−入力スイッチ7を
切り替えるON/OFF信号及び高調波電流抑制回路4
の制御部11を制御するPF−ON信号を出力する。
力電圧を出力電圧監視回路10により監視し、DC/D
Cコンバ−タ2の動作可能な電圧であるかどうかをPF
−LOW信号により判別している。
ある。AC入力端子a、bは全波整流を行う整流用ダイ
オ−ド12の入力端子c、dに接続されている。整流用
ダイオ−ド12の一方の出力端子eに接続される一次側
の+ライン13には、チョ−クコイル14、平滑用ダイ
オ−ド15が直列に接続され、平滑用ダイオ−ド15を
挟んで整流用ダイオ−ド12の他方の出力端子fに接続
される一次側の0Vライン16との間にスイッチング素
子17、平滑用コンデンサ18が接続されている。
御部11が接続されている。平滑用コンデンサ18の両
端部は、高調波電流抑制回路4の出力端子g、hに接続
されている。
12により全波整流されてチョ−クコイル14に供給さ
れる電流をスイッチング素子17のオンオフ制御を行う
ことにより、高調波パルスにして平滑用ダイオ−ド1
5、平滑用コンデンサ18からなる平滑回路に供給し、
出力端子g、hから電圧eを出力している。
入力端子iは一次側の+ライン13に接続され、入力端
子iには電気抵抗(以後抵抗と記す)R1 、R2 が直列
に接続され、抵抗R2 の他端が接地されている。コンパ
レ−タ19の反転入力端子は基準電圧20に接続され、
非反転入力端子は抵抗R2 の一端とノイズ対策用コンデ
ンサC1 の一端と抵抗R3 の一端とに接続されている。
ノイズ対策用コンデンサの他端は接地されており、抵抗
R3 の他端はダイオ−ドD1 の一端に接続されている。
の出力端子とプルアップ用抵抗R4の一端ととともに出
力電圧監視回路の出力端子jに接続されている。抵抗R
4 の他端は電源端子Vccに接続されている。出力端子
jは制御回路8に接続されている。
直流出力電圧を保証できる最低入力電圧e0 の分圧に基
づいて決められている。
する電圧が基準電圧20を上回るときにPF−LOW信
号「H」を制御回路8に出力し、基準電圧20を下回る
ときにPF−LOW信号「L」を制御回路8に出力す
る。
ら電圧eが出力され、コンパレ−タ19の出力が「L」
のときは抵抗R2 とR3 とを並列に接続させた合成抵抗
による分圧e×R2 R3 /{R1 (R2 +R3 )+R2
R3 }がコンパレ−タ19の非反転入力端子に印加さ
れ、コンパレ−タ19の出力が「H」のときは、分圧e
×R2 /(R1 +R2 )がコンパレ−タ19の非反転入
力端子に印加される。
流抑制回路4の出力電圧eが同じならば、抵抗R2 とR
3 とを並列に接続させた合成抵抗による分圧e×R2 R
3 /{R1 (R2 +R3 )+R2 R3 }は抵抗R2 のみ
による分圧e×R2 /(R1+R2 )よりも小さいの
で、コンパレ−タ19の出力が「L」から「H」に切り
替わるときの入力端子iに印加される電圧eは、コンパ
レ−タ19の出力が「H」から「L」に切り替わるとき
の入力端子iに印加される電圧eよりも高くなければな
らない。
「H」から「L」に切り替わるときの入力端子iに印加
される電圧eは、コンパレ−タ19の出力が「L」から
「H」に切り替わるときの入力端子iに印加される電圧
eより確実に低くなってから切り替わり、ノイズ程度の
外乱で容易にバッテリ−入力による駆動へは切り替わら
ないようになっている。
入力端子k,mは、図2に示したAC入力端子a、bに
接続されている。入力端子k,mにはダイオ−ドD2 、
D3の入力端子が接続され、ダイオ−ドD2 、D3 の出
力端子は抵抗R5 の一端に接続されている。抵抗R5 の
他端は抵抗R6 ,R7 、ノイズ対策用コンデンサC2の
一端と、コンパレ−タ21の反転入力端子に接続されて
いる。抵抗R6 、ノイズ対策用コンデンサC2 の他端は
接地されている。コンパレ−タ21の非反転入力端子に
は基準電圧22及びコンパレ−タ23の非反転入力端子
に接続されている。ダイオ−ドD4 の一端は抵抗R7 の
他端に接続され、ダイオ−ドD4 の他端は抵抗R8 の一
端、コンパレ−タ23の出力端子とともに入力電圧監視
回路の出力端子nに接続されている。
及びコンデンサC3 の一端と、コンパレ−タ23の反転
入力端子とに接続されている。抵抗R8 、R9 の他端は
電源端子Vccに接続されている。
−ドD2 、D3 により全波整流し、さらに抵抗R7 とコ
ンデンサC2 とにより脈動電圧に変換し、前段のコンパ
レータ21により、脈動電圧が基準電圧22を上回ると
き信号「L」を出力する。
力するとき、後段のコンパレータ23は信号「H」を出
力する。コンパレータ23の出力信号がAC−LOW信
号である。
ら「L」になったとき、後段のコンパレータ23の反転
入力に抵抗R9 及びコンデンサC3 のCR回路を通じて
基準電圧22を上回るように放電を行い、AC入力電圧
周波数1ヘルツ以上、AC電圧が予め決められた入力電
圧範囲外にあるか否かを判断している。これによって、
「瞬断」等であれば、AC−LOW信号は「H」のまま
であり、「停電」等であれば、AC−LOW信号は
「L」となる。
LOW信号とPF−ON信号とを組み合わせたテ−ブル
を有し、AC−LOW信号、PF−LOW信号を受け、
テ−ブルを参照して高調波電流抑制回路4を駆動するP
F−ON信号を生成している。 ここで、AC−LOW
信号とPF−LOW信号とPF−ON信号の組み合わせ
により、制御回路8は下記の様に電源内部動作を認識
し、動作させる。
下の状況となった場合(PF−ON信号:オン) 1.AC−LOW信号:H,PF−LOW信号:H → 入力正常,出力正常 =電源正常。動作継続 2.AC−LOW信号:H,PF−LOW信号:L → 入力正常,出力低下 =電源異常。アラーム動作へ 3.AC−LOW信号:L,PF−LOW信号:H → 入力範囲外,出力正常 =電源正常。動作継続 4.AC−LOW信号:L,PF−LOW信号:L → 入力範囲外,出力低下 =電源正常。バッテリ−駆
動に切り替え (2)高調波電流抑制回路4の停止中に以下の状況とな
った場合(PF−ON信号:オフ) 1.AC−LOW信号:H,PF−LOW信号:L → 入力正常,出力低下 =動作停止(電源起動 可
能) 2.AC−LOW信号:L,PF−LOW信号:L → 入力範囲外,出力低下 =動作停止(電源起動 不
可) 3.AC−LOW信号:H,PF−LOW信号:H → 入力正常,出力正常 =動作停止(電源起動 可
能) 4.AC−LOW信号:H,PF−LOW信号:H → 入力正常,出力正常 =動作停止(電源起動 不
可) このようにして、高調波電流抑制回路4が正常か異常か
を判別しつつ、バッテリ−入力による駆動も行うことが
できる。また異常時には、電源回路をアラーム動作に移
行し、電源回路を停止するとともに、使用者へ電源回路
が異常となったことを、図示せぬLEDなどの表示素子
により伝えることも可能となる。
えはPF−LOW信号が「L」になるまで行わないの
で、電源回路の瞬断能力の限界まで、バッテリ−入力に
頼らずに動作することが可能となっている。
W信号:Lの場合の動作を示す制御回路のフロ−チャ−
ト(1)、図6はAC−LOW信号:H,PF−LOW
信号:Lの場合の動作を示す制御回路のフロ−チャ−ト
(2)である。両図とも(A)〜(G)は、AC入力電
圧、高調波電流抑制回路4の出力電圧e、PF−LOW
信号、AC−LOW信号、高調波電流抑制回路4の制御
部11を制御するPF−ON信号、バッテリ−入力スイ
ッチ7を切り替えるON/OFF信号、DC/DCコン
バ−タ2の入力電圧を示す。
する。先ず、高調波電流抑制回路4の動作中に「停電」
等が発生した場合について、図5に基づいて説明する。
電圧が0ボルトになると、図4に示した高調波電流抑制
回路4の出力電圧e及びDC/DCコンバ−タ2の入力
電圧は、(B)、(G)に示すように降下し始める。
るAC−LOW信号が、(D)に示すように、「H」か
ら「L」に反転する。
に降下し、時刻t3 でDC/DCコンバ−タ2が直流出
力電圧を保証できる最低入力電圧e0 に達すると、出力
電圧監視回路10の出力であるPF−LOW信号が、
(C)に示すように、「H」から「L」に反転する。
「L」に反転したことにより、制御回路8は、高調波電
流抑制回路4の制御部11を制御するPF−ON信号を
「H」から「L」に反転してオフにし、バッテリ−入力
スイッチ7を切り替えるON/OFF信号を「L」から
「H」に反転してバッテリ−駆動に切り替える。DC/
DCコンバ−タ2の入力電圧はバッテリ−駆動により上
昇し始め、時刻t4 で正常状態に戻る。
調波電流抑制回路4に異常が発生した場合について、図
6に基づいて説明する。
1 で高調波電流抑制回路4に異常が発生すると、高調波
電流抑制回路4の出力電圧e及びDC/DCコンバ−タ
2の入力電圧は、(B)、(G)に示すように降下し始
める。
に降下し、時刻t2 でDC/DCコンバ−タ2が直流出
力電圧を保証できる最低入力電圧e0 に達すると、出力
電圧監視回路10の出力であるPF−LOW信号が、
(C)に示すように、「H」から「L」に反転する。入
力電圧監視回路9の出力であるAC−LOW信号は、A
C入力電圧が正常なので、(D)に示すように、「H」
のままである。
「H」、「L」になったことにより、制御回路8は、高
調波電流抑制回路4の制御部11を制御するPF−ON
信号を「H」から「L」に反転してオフにして高調波電
流抑制回路4を停止させ、バッテリ−入力スイッチ7を
切り替えるON/OFF信号を「L」のままにする。
ったことを、図示せぬLEDなどの表示素子により使用
者へ伝える。
波電流抑制回路4が停止し、バッテリ−駆動にも切り替
えられないことにより時刻t3 で急降下し、時刻t4 で
出力が0ボルトとなって、図示せぬ装置は停止する。
圧回路を用いて高圧化してDC/DCコンバ−タに入力
したが、図7に示すように、DC/DCコンバ−タを2
段にし、高調波電流抑制回路4の出力電圧を前段のDC
/DCコンバ−タ30に入力し、前段のDC/DCコン
バ−タ30の出力とバッテリ−5の出力とそれぞれダイ
オ−ド32、33を介して後段のDC/DCコンバ−タ
31に入力し、後段のDC/DCコンバ−タ31で昇圧
するようにすれば、バッテリ−入力を昇圧しない回路構
成にも本発明を適用することができる。
ているので以下に記載される効果を奏する。高調波電流
抑制回路のAC入力電圧を監視する入力電圧監視手段
と、入力電圧監視手段の出力と出力電圧監視手段の出力
とを入力し、入力正常で出力低下の場合には電源異常と
して高調波電流抑制回路の制御を停止させるようにした
ことにより、発煙、発火等の危険を防止できる。
に電源回路が異常であることを報知できる。
−タと第2のコンパレ−タとCR回路とを有し、第1の
コンパレ−タによりAC入力電圧が予め決められた電圧
を下回る「断」状態を検出すると、AC入力電圧周波数
1ヘルツ以上、第2のコンパレ−タの基準電圧を上回る
ようにCR回路から放電を行い、第2のコンパレ−タの
出力が反転したときAC入力電圧が入力電圧範囲外にあ
ると判定するようにしたことにより、停電のときには、
電源回路の瞬断能力の限界までバッテリ−入力を使用せ
ずに動作可能となるので、バッテリ−の放電回数を低減
できる。
ができるので、電源外形の小型化と軽量、低価格化を実
現できる。
ク図である。
付き電源回路のブロック図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 直流出力を生成するDC/DCコンバ−
タの入力となる高調波電流抑制回路を交流電源に接続
し、出力電圧監視手段により高調波電流抑制回路の出力
電圧を監視して、出力電圧が所定の電圧より低下した場
合にはバッテリ−バックアップに切り替えるバッテリ−
バックアップ付き電源回路において、 前記高調波電流抑制回路のAC入力電圧を監視する入力
電圧監視手段と、 前記入力電圧監視手段の出力と前記出力電圧監視手段の
出力とを入力し、入力正常で出力低下の場合には電源異
常として高調波電流抑制回路の制御を停止させることを
特徴としたバッテリ−バックアップ付き電源回路。 - 【請求項2】 前記入力電圧監視手段は、第1のコンパ
レ−タと第2のコンパレ−タとCR回路とを有し、第1
のコンパレ−タにより前記AC入力電圧が予め決められ
た電圧を下回る「断」状態を検出すると、AC入力電圧
周波数1ヘルツ以上、第2のコンパレ−タの基準電圧を
上回るようにCR回路から放電を行い、第2のコンパレ
−タの出力が反転したときAC入力電圧が入力電圧範囲
外にあると判定する請求項1記載のバッテリ−バックア
ップ付き電源回路。
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