JP2001085188A - イオン発生装置 - Google Patents

イオン発生装置

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JP2001085188A
JP2001085188A JP26091399A JP26091399A JP2001085188A JP 2001085188 A JP2001085188 A JP 2001085188A JP 26091399 A JP26091399 A JP 26091399A JP 26091399 A JP26091399 A JP 26091399A JP 2001085188 A JP2001085188 A JP 2001085188A
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JP
Japan
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ion generator
corona discharge
piezoelectric transformer
driving
drive circuit
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JP26091399A
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Tomokatsu Saito
智克 斎藤
Tadao Sugawara
忠男 菅原
Yoshinori Onodera
義則 小野寺
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01TSPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
    • H01T19/00Devices providing for corona discharge
    • H01T19/04Devices providing for corona discharge having pointed electrodes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01TSPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
    • H01T23/00Apparatus for generating ions to be introduced into non-enclosed gases, e.g. into the atmosphere

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、簡単な構成により、イオン移送の
ための送風手段により駆動回路を冷却すると共に、送風
手段の異常を検出して、コロナ放電による除電が確実に
行なわれるようにした、イオン発生装置を提供すること
を目的とする。 【解決手段】 駆動回路15からの駆動信号を圧電トラ
ンス16により昇圧して、負荷電極13からコロナ放電
させて、発生したイオンをイオン発生装置20によって
移送するようにしたイオン発生装置であって、送風手段
からの送風を上記駆動回路に吹き付けて冷却するよう
に、イオン発生装置10を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コロナ放電により
静電気の除電を行なうイオン発生装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、このようなイオン発生装置は、負
荷電極に対して高電圧を印加することによりコロナ放電
を発生させるようにしており、例えば図8に示すように
構成されている。図8において、イオン発生装置1は、
静電気除電装置として構成されており、高圧電源として
の巻線型電磁トランス2と、針状のコロナ放電電極3
と、これらを接続する高圧ケーブル4とを含んでいる。
巻線型電磁トランス2は、商用電源から電圧が印加され
ることにより、例えば7000乃至14000Vp−p
(ピーク トウ ピーク)程度の高電圧を発生して、高
圧ケーブル4を介してコロナ放電電極3に供給する。
【0003】このような構成のイオン発生装置1によれ
ば、図9に示すように、巻線型電磁トランス2から高電
圧がコロナ放電電極3に供給されると共に、対向電極5
が接地されることにより、コロナ放電電極3にコロナ放
電が発生して、空気イオンが生成される。そして、この
空気イオンによって、帯電物体6の静電気による電荷が
中和され、除電が行なわれることになる。
【0004】しかしながら、このようなイオン発生装置
1においては、高圧電源として巻線型電磁トランス2を
使用していることから、上述のような例えば7000乃
至14000Vp−p程度の高電圧を発生させるために
は、巻線型電磁トランス2が大型になり、その重量が非
常に重くなってしまう。このため、巻線型電磁トランス
2そしてイオン発生装置1が大型で且つ重量物となり、
取扱いが容易ではなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これに対して、上記の
問題を解決し得る高圧電源として、圧電トランスが注目
されて、導入されつつあり、例えば冷陰極管インバータ
等では既に実用化されている。このような圧電トランス
を使用したイオン発生装置7は、例えば図10に示すよ
うに構成されている。図10において、イオン発生装置
7は、直流電源7a,発振器7b,増幅部7c,駆動部
7d,圧電トランス7eと、検出部7f及び制御部7g
と、から構成されている。発振器7bは、直流電源7a
から給電されることにより、所定周波数の信号を生成
し、この信号は、増幅部7cにより増幅された後、駆動
部7cにより電流増幅されることにより、駆動信号が生
成され、負荷電極であるコロナ放電電極3に印加され
る。
【0006】また、検出部7fは、圧電トランス7eの
一次側または二次側の電圧及び電流を検出し、制御部7
gは、検出部7fで検出された圧電トランス7eの電圧
及び電流に基づいて、発振器7bを制御する。これによ
り、発振器7bは、圧電トランス7eに合致した単一ま
たは掃引周波数の信号を生成し、圧電トランス7eは、
駆動部7cからの駆動信号を例えば100乃至200倍
に昇圧する。かくして、負荷電極であるコロナ放電電極
3に所望の高周波高電圧が印加されることになる。
【0007】ところで、このようなイオン発生装置7に
おいては、圧電トランス7eを駆動するための駆動部7
d等の駆動回路におけるアンプが動作時に発熱する。し
かしながら、従来のイオン発生装置7においては、特に
発熱対策を施しておらず、場合によっては駆動回路が熱
暴走して故障することもあった。
【0008】さらに、このようなイオン発生装置7にお
いては、コロナ放電電極3のコロナ放電により発生した
イオンを、帯電物体6に向かって移送するために、図1
1または図12に示すように、送風手段8または9が設
けられている。図11において、送風手段8は、ファン
として構成されており、環状に配設されたコロナ放電電
極3及び対向電極5に対して、その中心の周りに回動す
るように配設されている。これにより、送風手段8が作
動することにより、コロナ放電電極3及び対向電極5の
間のコロナ放電により発生するイオンが、送風手段8に
よる気流によって移送されるようになっている。
【0009】また、図12において、送風手段9は、エ
アノズルとして構成されており、エアノズル内に圧縮空
気が導入されることにより、ノズル先端のイオン吹き出
し口9aから空気が噴射されると共に、ノズル内に配設
されたコロナ放電電極3と対向電極5との間のコロナ放
電により発生するイオンが、空気と共にイオン吹き出し
口9aから噴射され、帯電物体6に向かって移送される
ようになっている。
【0010】ここで、このような送風手段8または9を
備えたイオン発生装置7においては、何らかの異常が発
生して、送風手段8,9が停止した場合、イオンの移送
も停止することになり、帯電物体6の除電ができなくな
ってしまう。しかしながら、従来のイオン発生装置7に
おいては、送風手段8,9の停止に対する検出機能がな
いことから、送風手段8,9の停止に気付かずに、その
ままイオン発生装置7を動作させて、実際には帯電物体
6の除電ができないことがあった。
【0011】本発明は、以上の点に鑑み、駆動回路の加
熱を防止して、コロナ放電による除電が確実に行なわれ
るようにした、イオン発生装置を提供することを目的と
している。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的は、請求項1の
発明によれば、駆動回路からの駆動信号を圧電トランス
により昇圧して、負荷電極からコロナ放電させて、発生
したイオンを送風手段によって移送するようにしたイオ
ン発生装置であって、送風手段からの送風の一部を上記
駆動回路に導いて冷却する構成とした、イオン発生装置
により、達成される。
【0013】請求項1の構成によれば、イオンの移送の
ための送風手段を利用して、送風手段からの送風により
圧電トランスのため駆動回路を冷却するようにしたか
ら、駆動回路の動作時に発生する熱が効果的に放熱され
ることになり、駆動回路が確実に冷却されることにな
る。従って、駆動回路が動作時の発熱によって熱暴走す
るようなことがなく、常に確実にコロナ放電が行なわれ
る。
【0014】ここで、駆動回路の冷却のための送風手段
は、負荷電極のコロナ放電により発生するイオンを移送
するための送風手段を利用していることから、従来のイ
オン発生装置に対して送風手段から駆動回路までの通気
路を設けるだけの構成によって、駆動回路が冷却され
る。
【0015】請求項2の構成によれば、上記駆動回路に
温度検出手段を備えており、温度検出手段が異常な温度
上昇を検出するようになっている。つまり、送風手段に
何らかの異常が発生して、送風手段が停止すると、駆動
回路の冷却が中断して、駆動回路の温度が上昇する。し
たがって、この駆動回路の温度上昇を温度検出手段によ
って検出すれば、送風手段の異常発生が発見できる。
【0016】請求項3の構成によれば、上記駆動回路に
停止手段を備えており、温度検出手段が異常な温度上昇
を検出したとき、停止手段が駆動回路を停止させる構成
とした場合には、送風手段の異常発生時には、停止手段
により駆動回路が停止されるので、負荷電極のコロナ放
電が中断されることになる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を図1乃至図7を参照しながら、詳細に説明する。尚、
以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例である
から、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、
本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定
する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもの
ではない。
【0018】図1は、本発明によるイオン発生装置の一
実施形態の構成を示している。図1において、イオン発
生装置10は、静電気除電装置として構成されており、
直流電源11と、高圧電源ユニット12と、針状のコロ
ナ放電電極13とを含んでいる。
【0019】上記直流電源11は、所定電圧の直流電流
を供給するものである。また、上記高圧電源ユニット1
2は、図2に示すように、増幅部14,駆動部15,圧
電トランス16と、負荷電極であるコロナ放電電極13
の−側に接続された帰還抵抗17と、さらに増幅部14
と駆動部15との間に接続された温度検出手段及び停止
手段としてのサーモスタット18とを有している。
【0020】上記増幅部14は、例えばトランジスタか
ら構成されており、帰還部17からの信号を電圧増幅し
て例えば10乃至50Vp−p(ピーク トウ ピー
ク)に増幅する。上記駆動部15は、例えばトランジス
タから構成されており、増幅部14からの信号を電流増
幅して、圧電トランス16に入力する。
【0021】上記圧電トランス16は、外部から振動や
衝撃を加えて、歪みを起こさせることにより電圧を発生
する特性を有する圧電材料を使用して構成された例えば
圧電セラミックストランスが用いられる。この場合、圧
電材料としては、例えばPbZrx Tiy 3等が使用
されている。この圧電トランス16は、入力部に固有共
振周波数を持つ電圧を印加すると、長さ方向に機械的な
振動を発生し、圧電効果によって出力部に高電圧を出力
できる構成になっている、つまり、従来の電磁トランス
よりも高い電圧を出力することができる。このため、圧
電トランス16は、その特性により入力信号を例えば1
00乃至200倍に増幅する。これにより、圧電トラン
ス16は、駆動部15からの10乃至50Vp−pの駆
動信号により、例えば3000乃至7000Vp−pの
高電圧を出力する。
【0022】上記帰還抵抗17は、一側が負荷電極であ
るコロナ放電電極13の−側に接続されており、他側が
増幅部14の入力側に接続されている。これにより、コ
ロナ放電電極13の−側から帰還抵抗17を介して増幅
部14にフィードバックするフィードバックループが構
成されることになる。このフィードバックループは、圧
電トランス16とコロナ放電電極13の合成によって決
まる自己発振周波数の駆動信号をフィードバックするこ
とによって、所謂自励発振回路が構成されている。つま
り、圧電トランス16と放電電極13とを帰還抵抗17
で戻す構成により、圧電トランス16の自励発振手段を
形成している。
【0023】上記サーモスタット18は、温度を検出し
て、温度が所定温度以上になったとき、内蔵されたスイ
ッチをオフさせるように構成されている。これにより、
圧電トランス16のための駆動回路、即ち駆動部15等
の温度が所定温度、例えば摂氏90度以上になったと
き、スイッチをオフして、増幅部14から駆動部15へ
の入力信号を遮断するようになっている。
【0024】図3及び図4は、上記イオン発生装置10
に送風手段を組み込んだ形式のイオン発生装置の第一の
構成例を示している。図3及び図4において、イオン発
生装置20は、図12に示したノズル型の送風手段と同
様にエアノズルとして構成される、送風手段23が組み
込まれている。
【0025】具体的には、イオン発生装置は、図2で説
明した高圧電源ユニット12を内蔵した箱状等の安定し
た形状の本体28と、この本体28の上部に一体に設け
られた筒状部24を有する送風手段23とを備えてい
る。筒状部24には、外部の図示しない供給手段から圧
縮空気が導入される圧縮空気入口21を有している。筒
状部24の内部には、図4に示されているように空気通
路25が長さ方向に延びており、筒状部24の他端側で
徐々に縮径された開口形状の先端に設けたイオン吹き出
し口22に連続している。この先端付近で、筒状部24
の内部に収容され、ノズル状に先端を細く形成したコロ
ナ放電電極13の周囲を囲むように対向電極19が設け
られており、この対向電極19は、筒状部24の上記開
口がそのままアース接続されることにより構成されてい
る。
【0026】そして、上記空気通路を通った圧縮空気
は、イオン吹き出し口22から噴射されるようになって
いる。さらに、イオン発生装置20は、筒状部24内
で、上記空気通路25の途中に分岐部27を形成して、
第2の空気通路26を形成し、この第2の空気通路26
は、高圧電源ユニット12の駆動回路としての駆動部1
5付近に導かれており、駆動部15に上記分岐した圧縮
空気を吹きつけるようになっている。
【0027】本実施形態によるイオン発生装置10は、
以上のように構成されており、最初に高圧電源ユニット
12の電源がオンされると、これが圧電トランス16を
起動するためのトリガーとして機能し、圧電トランス1
6を構成する圧電材料の共振周波数に対応した駆動信号
が入力されて最初の動作が励振される。そして、圧電ト
ランス16と負荷電極であるコロナ放電電極13の合成
によって決まる共振周波数の信号が、帰還抵抗17を介
して増幅部14に入力される。この信号が、増幅部14
により増幅され、さらに駆動部15によって電流増幅さ
れて圧電トランス16に入力されて、高周波高電圧がコ
ロナ放電電極13に印加され、その後は前記フィードバ
ックループによりこの共振周波数の発振が持続すること
になる。これにより、コロナ放電電極13にコロナ放電
が発生して、空気イオンが発生し、この空気イオンがイ
オン発生装置20によってイオン吹き出し口22から除
電すべき帯電物体(図示せず)に向かって噴射されるこ
とにより、帯電物体の電荷を中和し、帯電物体の除電が
行なわれることになる。
【0028】この場合、イオン発生装置20の圧縮空気
入口21から導入された空気流の一部が、駆動部15に
吹き付けられることから、駆動部15が冷却されること
になり、動作中に発熱による温度上昇によって、駆動部
15が熱暴走することが防止される。
【0029】ここで、イオン発生装置20に何らかの異
常が発生して、イオン発生装置20が停止すると、イオ
ン発生装置20からの空気流が停止するので、コロナ放
電電極13で発生したイオンが移送されなくなるが、駆
動部15の冷却も停止することになって、駆動部15の
温度が急激に上昇する。この温度上昇をサーモスタット
18が検出して、内蔵スイッチをオフすることにより、
駆動部15には増幅部14からの信号が入力されなくな
り、圧電トランス16の駆動が中断され、コロナ放電電
極13のコロナ放電が中断する。従って、イオン発生装
置20に何らかの異常が発生した場合には、駆動部15
の温度上昇をサーモスタット18が検出することによ
り、圧電トランス16の駆動そしてコロナ放電電極13
のコロナ放電が中断されることになる。
【0030】図5は、本実施形態のイオン発生装置の回
路構成例を示している。図5において、イオン発生装置
30は、直流電源31,増幅部32,駆動部33,圧電
トランス34,負荷電極(コロナ放電電極)35及び帰
還抵抗36と、サーモスタット37と、を含んでいる。
増幅部32は、アンプ32aから構成されており、帰還
抵抗36の+側が入力端子に接続されることにより、負
荷電極35の−側の共振周波数がフィードバックされて
いる。これにより、増幅部32にて、アンプ32aが入
力された共振周波数を増幅して、駆動部33に出力す
る。駆動部33は、アンプ33aから構成されており、
増幅部32が入力端子に接続されることにより、増幅部
32のアンプ32aで増幅された信号が入力されてい
る。これにより、駆動部33にて、上記信号の電流増幅
が行なわれ、圧電トランス34に出力されるようになっ
ている。
【0031】このような構成のイオン発生装置30によ
れば、図1及び図2に示したイオン発生装置10と同様
に、圧電トランス34及び負荷電極35の合成により決
まる共振周波数が、帰還抵抗36によりフィードバック
されることにより、そのときの環境特性に適合した共振
周波数に対応した周波数の駆動信号が生成されることに
なる。ここで、送風手段(図示せず)が停止した場合、
サーモスタット37が駆動部33の温度上昇を検出し
て、内蔵スイッチ37aをオフにする。これにより、駆
動部33は、アンプ33aへの給電が中断することにな
り、駆動部33から駆動信号が出力されず、圧電トラン
ス34の駆動が中断し、負荷電極35のコロナ放電も中
断する。
【0032】図6及び図7は、上記イオン発生装置10
に送風手段を組み込んだ形式のイオン発生装置の第二の
構成例を示している。図6及び図7において、イオン発
生装置40は、ほぼ直方体状の筐体もしくはケース44
を備えており、このケース44内に上述した図2の高圧
電源ユニット12を内蔵し、送風手段47を内蔵してい
る。この場合,図3及び図4のイオン発生装置20と比
べると、圧縮空気の供給源を必要としない利点がある。
【0033】具体的には、上記送風手段47は、ケース
44の裏側に形成した開口部でなるファン吸い込み口4
5と、ケース44内に内蔵されたイオン移送用のファン
42と、ケース44の表側に配置したイオン吐き出し口
46とを有している。そして、上記ファン42は、ケー
ス44内に収容され、環状に配設されたコロナ放電電極
13及びリング状の対向電極41に対して、その中心の
周りに回動するように設けられており、さらに、ファン
42を保護するためのガードネット43が、上記イオン
吐き出し口46の外側を覆うように設けられている。
【0034】さらに、イオン発生装置40は、ファン4
2により発生する空気流の一部を、ケース44の内部で
分岐して空気分岐流48を形成し、高圧電源ユニット1
2の駆動回路としての駆動部15付近に導いて、駆動回
路に吹きつけるようになっている。
【0035】このような構成のイオン発生装置40によ
れば、図3及び図4に示したノズル型のイオン発生装置
20と同様に、イオン発生装置40による空気流の一部
が、駆動部15に吹き付けられることから、駆動部15
が冷却されることになり、動作中に発熱による温度上昇
によって、駆動部15が熱暴走することが防止される。
【0036】ここで、イオン発生装置40に何らかの異
常が発生して、イオン発生装置40が停止すると、イオ
ン発生装置40からの空気流が停止するので、駆動部1
5の冷却が停止して、駆動部15の温度が急激に上昇す
る。この温度上昇をサーモスタット18が検出して、内
蔵スイッチ18(図示せず)をオフすることにより、駆
動部15には増幅部14からの信号が入力されなくな
り、圧電トランス16の駆動が中断され、コロナ放電電
極13のコロナ放電が中断する。従って、イオン発生装
置40に何らかの異常が発生した場合には、駆動部15
の温度上昇をサーモスタット18が検出することによ
り、圧電トランス16の駆動そしてコロナ放電電極13
のコロナ放電が中断されることになる。
【0037】上述した実施形態においては、温度検出手
段及び停止手段としてのサーモスタット18は、温度上
昇時に、増幅部14から駆動部15への信号を遮断し、
またサーモスタット37は、温度上昇時に、駆動部33
への電源ラインを遮断するように構成されているが、駆
動部15,33を停止して、圧電トランス16,34の
駆動を中断するものであれば、他の任意の構成、例えば
温度検出手段と停止手段を別々に設けた組み合わせとし
て、例えば、温度センサとスイッチング素子等の組合せ
も可能である。また、本発明の構成は、図10で説明し
た従来の回路でも可能である。また、上述した実施形態
においては、イオン発生装置10は、静電気除電装置と
して構成されているが、他の用途、例えば空気清浄器等
にも適用することができる。
【0038】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、駆
動回路の加熱を防止して、コロナ放電による除電が確実
に行なわれるようにした、イオン発生装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるイオン発生装置の一実施形態の構
成を示すブロック図である。
【図2】図1のイオン発生装置における高圧電源ユニッ
トの構成を示すブロック図である。
【図3】図1のイオン発生装置における送風手段の第一
の構成例を示す概略斜視図である。
【図4】図3の送風手段の概略断面図である。
【図5】図1のイオン発生装置の具体的な回路構成を示
す回路図である。
【図6】図1のイオン発生装置における送風手段の第二
の構成例を示す概略斜視図である。
【図7】図6の送風手段の概略断面図である。
【図8】従来のイオン発生装置の一例の構成を示すブロ
ック図である。
【図9】図8のイオン発生装置の除電動作を示す説明図
である。
【図10】従来の圧電トランスを使用したイオン発生装
置の一例の構成を示すブロック図である。
【図11】図10のイオン発生装置で使用されるイオン
移送用のファン型送風装置の構成例を示す概略斜視図で
ある。
【図12】図11のイオン発生装置で使用されるイオン
移送用のノズル型送風装置の構成例を示す概略斜視図で
ある。
【符号の説明】
10,30・・・イオン発生装置、11,31・・・直
流電源、12・・・高圧電源ユニット、13・・・針状
のコロナ放電電極(負荷電極)、14,32・・・増幅
部、15,33・・・駆動部、16,34・・・圧電ト
ランス、17,36・・・帰還抵抗、18,37・・・
サーモスタット、20,40・・・送風手段、35・・
・負荷電極。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野寺 義則 宮城県登米郡中田町宝江新井田字加賀野境 30番地 ソニー・プレシジョン・マグネ株 式会社内 Fターム(参考) 5G067 AA70 DA01 DA18 DA21 DA22 5H730 AA20 AS00 BB21 BB52 BB61 FD31 FD61 XX04 XX19 XX24 XX38 XX42

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動回路からの駆動信号を圧電トランス
    により昇圧して、負荷電極からコロナ放電させて、発生
    したイオンを送風手段によって移送するようにしたイオ
    ン発生装置であって、 送風手段からの送風の一部を上記駆動回路に導いて冷却
    する構成としたことを特徴とするイオン発生装置。
  2. 【請求項2】 上記駆動回路に温度検出手段を備えてお
    り、この温度検出手段が異常な温度上昇を検出すること
    により、上記送風手段の異常を検出する構成としたこと
    を特徴とする請求項1に記載のイオン発生装置。
  3. 【請求項3】 上記駆動回路に停止手段を備えており、
    上記温度検出手段が異常な温度上昇を検出したとき、停
    止手段が駆動回路を停止させる構成としたことを特徴と
    する請求項2に記載のイオン発生装置。
  4. 【請求項4】 上記温度検出手段及び停止手段が、駆動
    回路に組み込まれたサーモスタットであることを特徴と
    する請求項3に記載のイオン発生装置。
JP26091399A 1999-09-14 1999-09-14 イオン発生装置 Pending JP2001085188A (ja)

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