JP2001084759A - 不揮発性強誘電体メモリ装置及びその製造方法 - Google Patents

不揮発性強誘電体メモリ装置及びその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スイッチング動作の繰り返しによる強誘電
体の疲労現象を減少させると共に、動作電圧を低め、動
作速度を高めることのできる不揮発性強誘電体メモリ装
置及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 ワードラインと、そのワードラインを横
切る方向に形成される一対のコントロールラインとセン
シングラインを配置し、ゲート誘電膜に強誘電性物質を
用いた第1トランジスタをコントロールラインとセンシ
ングラインの間に形成され、ワードラインにゲートを接
続され、第1トランジスタのソースとセンシングライン
との間に接続された第2トランジスタと、第1トランジ
スタのゲートとコントロールラインとの間に接続された
第3トランジスタとを形成させた。第1トランジスタの
ドレインには一定の電圧が加えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置に係り、
特に、不揮発性強誘電体メモリ装置及びその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、不揮発性強誘電体メモリ、つま
りFRAM(Ferroelectric Random Access Memory)は
DRAM程度のデータ処理速度を有し、電源のオフ時に
もデータが保存される特性のため次世代記憶素子として
注目を浴びている。FRAMはDRAMとほぼ同一構造
を有する記憶素子であって、キャパシタの材料として強
誘電体を使用して強誘電体の特性である高い残留分極を
利用したものである。このような残留分極の特性のため
電界を除去してもデータは保存される。
【0003】図1は一般的な強誘電体のヒステリシスル
ープを示す特性図である。図1に示すように、電界によ
り誘起された分極が電界を除去しても残留分極(又は自
発分極)の存在によって消滅されず、一定量(d,a状
態)を維持していることが分かる。不揮発性強誘電体メ
モリセルは前記d,a状態をそれぞれ1,0に対応させ
記憶素子として応用したものである。
【0004】以下、従来技術に係る不揮発性強誘電体メ
モリ装置を添付の図面に基づいて説明する。図2は従来
の不揮発性強誘電体メモリの単位セルを示したものであ
る。図2に示すように、一方向に形成されるビットライ
ンB/Lと、そのビットラインと交差する方向に形成さ
れるワードラインW/Lと、ワードラインに一定の間隔
を置いてワードラインと同一の方向に形成されるプレー
トラインP/Lと、ゲートがワードラインに連結され、
ドレインは前記ビットラインに連結されるトランジスタ
T1と、二端子のうち第1端子はトランジスタT1のソ
ースに連結され、第2端子は前記プレートラインP/L
に連結される強誘電体キャパシタFC1とで構成されて
いる。
【0005】このように構成された従来の不揮発性強誘
電体メモリ装置のデータ入出力動作を以下に説明する。
図3aは従来の不揮発性強誘電体メモリ装置の書込みモ
ードの動作を示すタイミング図であり、図3bは読み出
しモードの動作を示すタイミング図である。まず、書込
みモードの場合、外部から印加されるチップイネーブル
信号(CSBpad)が「ハイ」から「ロー」に活性化
され、同時に書込みイネーブル信号(WEBpad)が
「ハイ」から「ロー」に遷移して、書込みモードが始ま
る。次いで、書込みモードでのアドレスデコードが始ま
ると、ワードラインに印加されるパルスは「ロー」から
「ハイ」に遷移され、セルが選択される。
【0006】このように、ワードラインが「ハイ」状態
を維持している間にプレートラインには順に所定幅の
「ハイ」信号と所定幅の「ロー」信号が印加される。そ
して、選択されたセルにロジック値「1」又は「0」を
書くために、ビットラインに書込みイネーブル信号(W
EBpad)に同期した「ハイ」又は「ロー」信号を印
加する。すなわち、ビットラインに「ハイ」信号を印加
し、ワードラインに印加される信号が「ハイ」状態であ
る期間でプレートラインに印加される信号が「ロー」で
あれば、強誘電体キャパシタにはロジック値「1」が記
録される。そして、ビットラインに「ロー」信号を印加
し、プレートラインに印加される信号が「ハイ」信号で
あれば、強誘電体キャパシタにはロジック値「0」が記
録される。
【0007】このような書込みモードの動作によりセル
に格納されたデータを読み出すための動作は以下の通り
である。まず、外部からチップイネーブル信号(CSB
pad)が「ハイ」から「ロー」に活性化されると、ワ
ードラインが選択される前に全てのビットラインは等化
器信号によって「ロー」電圧に等電位とされる。
【0008】そして、各ビットラインを不活性化させた
後アドレスをデコードし、デコードされたアドレスによ
ってワードラインの「ロー」信号が「ハイ」信号に遷移
されセルを選択する。選択されたセルのプレートライン
に「ハイ」信号を印加して、強誘電体メモリに格納され
たロジック値「1」に対応するデータを破壊させる。も
し、強誘電体メモリにロジック値「0」が格納されてい
れば、それに対応するデータは破壊されない。
【0009】このように、破壊されたデータと破壊され
てないデータは前述したヒステリシスループの原理によ
って異なる値を出力し、センスアンプはロジック値
「1」又は「0」をセンシングする。すなわち、データ
が破壊された場合は、図1のヒシテリシスループのdか
らfに変更される場合であり、データが破壊されてない
場合は、aからfに変更される場合である。したがっ
て、一定の時間が経過した後センスアンプがイネーブル
すると、データが破壊された場合は増幅されロジック値
「1」を出力し、データが破壊されてない場合はロジッ
ク値「0」を出力する。
【0010】このように、センスアンプからデータを出
力した後には、特に破壊されたデータは元のデータに戻
らなければならないので、ワードラインに「ハイ」信号
を印加した状態でプレートラインを「ハイ」から「ロ
ー」に不活性化させる。
【0011】図4は従来の1T/1C構造のセルを有す
る不揮発性強誘電体メモリ装置の構成ブロック図であ
る。図4に示すように、ほぼ矩形の領域に単位セルを多
数マトリックス状に配置したアレイからなり、その矩形
領域の図面上下側の一部を参照セルアレイ部42に割り
当てて構成されるメインセルアレイ部41と、メインセ
ルアレイ部41の図面上左側に沿って形成され、メイン
セルアレイ部41及び参照セルアレイ部42に駆動信号
を印加するワードライン駆動部43と、メインセルアレ
イ部41の参照セルアレイを割り当てた箇所に沿って形
成されるセンシングアンプ部44とで構成されている。
ここで、ワードライン駆動部43はメインセルアレイ部
41のメインワードライン及び参照セルアレイ部42の
参照ワードラインに駆動信号を印加するためのものであ
る。センシングアンプ部44は複数のセンシングアンプ
より構成され、ビットライン及びビットバーラインの信
号を増幅する。
【0012】このような従来の不揮発性強誘電体メモリ
装置の動作を図5に基づいて説明する。図5は従来不揮
発性強誘電体メモリ装置のセルアレイの構成図である。
図5に示すように、メインセルアレイはDRAMのよう
に折り返しビットライン構造を有する。そして、参照セ
ルアレイ部42もまた折り返しビットライン構造を有
し、参照セルワードラインと参照セルプレートラインと
を対として構成させている。
【0013】従来の1T/1Cの基本構造は一つのトラ
ンジスタと一つの強誘電体とが直列に連結され、トラン
ジスタのゲートはワードラインに連結され、ドレインは
ビットラインに連結されている。そして、強誘電体キャ
パシタの一方の電極はプレートラインP/Lに連結さ
れ、他方の電極はトランジスタのソースに連結される。
ここで、参照セルワードライン及び参照セルプレートラ
インをそれぞれRWL_1,RPL_1とRWL_2,
RPL_2とする。
【0014】メインセルワードラインWL_N−1とメ
インセルプレートラインPL_N−1が活性化される
と、参照セルワードラインRWL_1と参照セルプレー
トラインRPL_1も活性化される。従って、ビットラ
インB/Lにはメインセルのデータが載せられ、ビット
バーラインBB/Lには参照セルのデータが載せられ
る。
【0015】一方、メインセルワードラインWL_Nと
メインセルプレートラインPL_Nが活性化されると、
参照セルワードラインRWL_2と参照セルプレートラ
インRPL_2もまた活性化される。従って、ビットバ
ーラインBB/Lにはメインセルのデータが載せられ、
ビットラインB/Lには参照セルデータが載せられる。
ここで、参照セルによる参照レベルREFはメインセル
によるビットラインレベルのB_H(ハイ)とB_L
(ロー)との間に存在する。
【0016】参照電圧REFをビットラインレベルのB
_HとB_Lとの間にするためには、参照セルの動作方
法によって二つの方法が考えられる。
【0017】第一は、参照セルのキャパシタにロジック
「1」を格納する方法で、その際、参照セルのキャパシ
タのサイズをメインセルのキャパシタのサイズに比べて
小さくすればよい。第二は、参照セルのキャパシタにロ
ジック「0」を格納する方法で、その際、参照セルのキ
ャパシタのサイズをメインセルのキャパシタのサイズに
比べて大きくすればよい。このように、従来技術の不揮
発性強誘電体メモリ装置は二つの方法を用いることによ
り、センスアンプ部44にて必要とされる参照電圧を作
り出していた。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来不揮
発性強誘電体メモリ装置は次のような問題点があった。
第一に、ビットラインレベルのB_HとB_Lとの間の
参照電圧を作るために第一の方法、つまり参照セルのキ
ャパシタのサイズをメインセルのキャパシタのサイズよ
り小さくする場合は、参照セルのキャパシタはメインセ
ルのキャパシタに比べて過度なスイッチング、つまり破
壊動作が行われるので、疲労現象が発生し、参照電圧を
不安定にさせる要因として作用する。第二に、ビットラ
インレベルのB_HとB_Lとの間の参照電圧を作るた
めに第二の方法、つまり参照セルのキャパシタのサイズ
をメインセルのキャパシタのサイズより大きくする場合
は、疲労現象は少ないが、キャパシタのサイズを大きく
しなければならない問題がある。
【0019】本発明は上記した従来技術の問題点を解決
するためになされたものであって、スイッチング動作の
繰り返しによる疲労現象を減少させると共に、動作電圧
を低め、動作速度を高くすることのできる不揮発性強誘
電体メモリ装置及びその製造方法を提供することにその
目的がある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の不揮発性強誘電体メモリ装置は、一方向に形
成された複数のワードライン、互いに一定の間隔を有し
てワードラインを横切る方向に対として形成される複数
のコントロールラインとセンシングライン、各対のコン
トロールラインとセンシングラインとの間に形成され、
ドレインに電源電圧が印加され、ゲート絶縁膜が強誘電
性物質からなる第1トランジスタ、ドレインがそれぞれ
のセンシングラインに連結され、ソースは第1トランジ
スタのソースに連結され、ゲートはワードラインに連結
される第2トランジスタ、ドレインがそれぞれのコント
ロールラインに連結され、ソースは第1トランジスタの
ゲートに連結され、ゲートはワードラインに連結される
第3トランジスタを含むことを特徴とする。
【0021】本発明の不揮発性強誘電体メモリ装置の製
造方法は、半導体基板内に所定の深さに第1絶縁層を形
成し、基板の表面から第1絶縁層の両先端に至る第2絶
縁層を形成して、半導体基板を第1基板と第2基板とに
区画する工程、第1基板上に強誘電性物質を介在して第
1ゲート電極を形成する工程、第1基板の両側の第2基
板上にそれぞれゲート絶縁膜を介在して、第2ゲート電
極と第3ゲート電極を形成する工程、第1ゲート電極の
両側の第1基板内に第1基板と反対導電型の第1ソース
/ドレイン領域を形成する工程、第2、第3ゲート電極
の両側の第2基板内に第2基板と反対導電型の第2、第
3ソース/ドレイン領域をそれぞれ形成する工程、第1
ソース不純物領域の一方側の第1基板内に第1基板と同
一導電型の第1不純物領域を形成する工程を備えること
を特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明実施形態の不揮発性
強誘電体メモリ装置を添付の図面に基づいて説明する。
図6は本不揮発性強誘電体メモリ装置による単位セルの
構成図である。図6に示すように、行方向に形成される
ワードラインW/Lと、列方向に形成され、互いに一定
の間隔を有するセンシングライン及びコントロールライ
ンと、ドレインに電源電圧が印加され、ゲート誘電物質
として強誘電性物質を用いる第1トランジスタT1と、
ドレインがセンシングラインに連結され、ソースが第1
トランジスタT1のソースに連結され、ゲートはワード
ラインに連結される第2トランジスタT2と、ドレイン
がコントロールラインに連結され、ソースは第1トラン
ジスタT1のゲートに連結され、ゲートはワードライン
に連結される第3トランジスタT3とで構成されてい
る。ここで、第1トランジスタT1はゲート絶縁膜が強
誘電性物質からなる強誘電体NMOSトランジスタであ
り、第2、第3トランジスタT2、T3はゲート絶縁膜
が通常のゲート絶縁物質からなるNMOSトランジスタ
である。また、上記のようにセンシングラインとコント
ロールラインとは一対として形成され、実際にはこの対
とされたラインが多数平行して配置されている。ワード
ラインも同様に多数平行に配置されている。
【0023】このように構成された本発明の不揮発性強
誘電体メモリ装置の動作を以下に説明する。まず、書込
みモード時にはワードラインが「ロー」から「ハイ」に
活性化されて第2、第3トランジスタT2、T3が活性
化される。このとき、センシングラインSLとコントロ
ールラインCLとの間には強誘電体の分極反転以上の臨
界電圧を加える。従って、臨界電圧が第2トランジスタ
T2のソースのノードN1と第3トランジスタT3のソ
ースのノードN2とへ伝達される。
【0024】ノードN1へ伝達された電圧は第1トラン
ジスタT1のソース及び基板に加えられ、ノードN2へ
伝達された電圧は第1トランジスタT1のゲートに加え
られる。周知のように、FETトランジスタのゲートと
基板の間のゲート絶縁膜はかなり薄く、ソースを介して
基板に加えられる電圧と絶縁膜を挟んだゲートとに電圧
が加わる際の印加電圧の向きによって、すなわち、第1
トランジスタT1の強誘電性物質はゲートと基板電圧に
よって分極方向が決定される。基板の電圧がゲートの電
圧より高い場合は、ロジック「ロー」、つまり「0」が
格納され、基板の電圧がゲートの電圧より低い場合はロ
ジック「ハイ」、つまり「1」が格納される。
【0025】一方、図7a及び7bと図8a及び8bは
ロジック「0」及びロジック「1」の格納状態を示す二
つの実施形態を示すものである。ここで、図7aと図8
aはロジック「0」の格納状態を示し、図7bと図8b
はロジック「1」の格納状態を示す。
【0026】一方、読み出しモード時は、第1トランジ
スタT1のドレインに1/2Vcc程度の電源電圧をか
けた状態でワードラインを「ロー」から「ハイ」に活性
化させた後、一旦、センシングラインSLとコントロー
ルラインCLをそれぞれ接地レベル或いは一定のレベル
にプルダウン及び等電位化させる。センシングラインS
LとコントロールラインCLはセンシングアンプ(図示
せず)の入力に用いられる。
【0027】コントロールラインに参照電圧を載せるた
めには、コントロールラインを参照レベル発生回路(図
示せず)又は参照セル(図示せず)に連結させる。従っ
て、第1トランジスタT1の極性に従って第1トランジ
スタT1に流れる電流が異なり、センシングラインとコ
ントロールラインに現れる電圧レベルが異なるようにな
る。センシングラインとコントロールラインに現れる電
圧レベルはセンシングアンプによって増幅され出力され
る。即ち、第1トランジスタT1にロジック「0」が格
納された場合は、センシングラインのレベルがコントロ
ールラインのレベルに比べて低く、第1トランジスタT
1にロジック「1」が格納された場合は、センシングラ
インのレベルがコントロールラインのレベルに比べて高
くなる。すなわち、従来のように、格納されたデータを
読み出すときに、データを破壊する必要がない。したが
って、強誘電体の特性が劣化することがない。また、デ
ータが破壊されないので、データを復する動作も不要と
なる。
【0028】図9は本不揮発性強誘電体メモリ装置のセ
ル配列図である。図9に示すように、本発明の不揮発性
強誘電体メモリ装置のセルは折り返し形態に配列され
る。図に示すように、コントロールラインCLとセンシ
ングラインSLとが対となり、複数対のコントロールラ
イン及びセンシングラインが形成される。そして、各セ
ンシングライン毎にセンシングアンプが連結される。
【0029】図10は本発明の第1実施形態に係る不揮
発性強誘電体メモリ素子の断面構造図である。図10に
示すように、本実施形態における半導体基板は第1,第
2の二つに分けられ、第2半導体基板11bの中に絶縁
層12,14で区画した領域内に第1半導体基板11a
が配置された形状とされている。絶縁層12は第1半導
体基板11aの底に形成され、絶縁層14は第1半導体
基板11aの両側面に形成されている。第1半導体基板
11a上には強誘電性物質15を介在して第1ゲート電
極16が形成され、第1基板11aの第1ゲート電極1
6の両側に第1半導体基板11aと反対導電型の第1ソ
ース/ドレイン領域20a/20bが形成されている。
すなわち、第1半導体基板11aに第1トランジスタが
形成されている。一方、第1半導体基板11aの外側、
すなわち双方の絶縁層14の両側の第2半導体基板11
b上にそれぞれゲート絶縁膜17aを介在して第2、第
3ゲート電極18a、18bを形成し、それぞれのゲー
ト電極の両側に第2半導体基板と反対導電型の第2、第
3ソース/ドレイン領域21a/21b、22a/22
bを形成させている。すなわち、第2半導体基板に第
2,第3トランジスタが形成されている。さらに、第1
半導体基板11aの第1ソース領域20aに接して第1
半導体基板11aと同一導電型の第1不純物領域23が
形成されている。
【0030】ここで、絶縁層12、14は第1半導体基
板11aの底面に形成された第1絶縁層12と、第1絶
縁層12の両先端と連結されるように、第1半導体基板
11aの両側面に形成されたトレンチタイプの第2絶縁
層14とで構成される。第1絶縁層12は第1半導体基
板11aと反対導電型の不純物を注入する方法を用いて
形成する。
【0031】そして、第1ドレイン領域20bには電源
電圧が印加される第1配線層24aが構成され、第1ソ
ース領域20aと第2ソース領域21aとを電気的に連
結する第2配線層24bがさらに構成され、第1ゲート
電極16と第3ソース領域22aとを電気的に連結する
第3配線層(図示せず)がさらに構成される。この際、
第1ドレイン領域20bには1/2Vcc程度の電源電
圧が印加される。
【0032】上記したように、第1ゲート電極16、第
1ソース/ドレイン領域20a/20b及び第1ゲート
電極16と第1半導体基板11aとの間に介在された強
誘電性物質15により第1トランジスタT1が構成され
る。このように、第1トランジスタT1が形成される第
1半導体基板11aは、絶縁層12及びトレンチタイプ
の第2絶縁層14によって第2半導体基板11bと完全
に分離されている。
【0033】即ち、第1トランジスタT1の内部基板の
第1半導体基板11aは外部基板の第2半導体基板11
bと第1絶縁層12及び第2絶縁層14によって分離さ
れているため、第1半導体基板11aのバイアスを調節
するためには、各セル毎に第1半導体基板11aと反対
導電型の第1不純物領域23が別に必要とされる。
【0034】第1ドレイン領域20bには外部の電源電
圧原のCPWR端が連結される。従って、図6に示すノ
ードN1に「ハイ」電圧が印加されると、内部基板の第
1半導体基板11aには「ハイ」電圧が伝達されるが、
外部基板の第2半導体基板11bとは第1、第2絶縁層
12、14によって分離された形態となる。第1トラン
ジスタT1のゲートはノードN2に連結され、ソースは
ノードN1と連結される。従って、ノードN1によって
内部基板の第1半導体基板11aのバイアスが調節され
る。
【0035】このように構成された本発明の第1実施形
態に係る不揮発性強誘電体メモリ装置の製造方法を以下
に説明する。図11a〜11eは本発明の第1実施形態
に係る不揮発性強誘電体メモリ装置の製造工程の断面図
である。図11aに示すように、第1導電型半導体基板
11の所定の深さに不純物イオン注入によって第1絶縁
層12を形成する。以後、第1絶縁層12の両先端に接
するように、半導体基板11を所定の深さにエッチング
してトレンチ13を形成する。
【0036】図11bに示すように、トレンチ13内に
絶縁物質を埋め込み、第2絶縁層14を形成すると、第
1導電型半導体基板11は第1絶縁層12及び第2絶縁
層14によって電気的に分離される。ここで、便宜上、
第1絶縁層12及び第2絶縁層14の内側に形成された
半導体基板を第1半導体基板11aと定義し、外側に形
成された半導体基板を第2半導体基板11bと定義す
る。
【0037】図11cに示すように、第1半導体基板1
1a上に強誘電性物質15を介在して第1ゲート電極1
6を形成し、第1半導体基板11aの両側の第1、第2
絶縁層12、14により区画される第2半導体基板11
b上にはそれぞれ通常のゲート絶縁物質17aを用い
て、第2、第3ゲート電極18a、18bを形成する。
【0038】図11dに示すように、第1ゲート電極1
6の一方側のソース領域が形成される部位の第1半導体
基板11aの所定部位をマスク物質19にマスキングし
た後、第1、第2半導体基板11a、11bと反対導電
型の不純物を注入する。従って、第1ゲート電極16の
両側の第1半導体基板11aの表面内には第1ソース/
ドレイン領域20a/20bが形成され、第2ゲート電
極18aの両側の第2半導体基板11bの表面内には第
2ソース/ドレイン領域21a/21bが形成され、第
3ゲート電極18bの両側の第2半導体基板11bの表
面内には第3ソース/ドレイン領域22a/22bが形
成される。
【0039】以後、図11eに示すように、マスク物質
19を除去した後、その部分にのみ選択的にイオン注入
を行い、第1半導体基板11aと同一導電型の第1不純
物領域23を形成する。この際、第1、第2半導体基板
11a、11bはP導電型であり、ソース/ドレイン領
域はN導電型である。
【0040】以後、第1ドレイン領域20bへ電源電圧
を伝達するための第1配線層24aを形成し、第1ソー
ス領域20aと第2ソース領域21aとを電気的に連結
する第2配線層24bを形成する。また、図面には図示
しないが、第1ゲート電極16と第3ソース領域22a
とを電気的に連結する第3配線層(図示せず)を形成す
る工程がさらに備えられる。
【0041】一方、図12は本発明の第2実施形態に係
る不揮発性強誘電体メモリ装置の断面構造図である。図
12に示すように、本発明の第2実施形態に係る不揮発
性強誘電体メモリ装置は本発明の第1実施形態の断面構
造と同様であり、第1ドレイン領域20b内に第1半導
体基板11aと同一導電型の第2不純物領域23aを形
成したことが第1実施形態と異なる点である。この第2
不純物領域23aには電源電圧1/2Vccが印加され
る。
【0042】第2不純物領域23aと第1ドレイン領域
20bとはPNダイオード形態に構成されるので、第2
不純物領域23aに印加される電源電圧は第1半導体基
板11aまで伝達される。しかし、第1、第2絶縁層1
2、14によって、接地レベルの第2半導体基板11b
までは伝達されない。すなわち、第1半導体基板11a
に「ハイ」電圧が誘起されても、第1ドレイン領域20
bによって第2不純物領域23aへは伝達されない。従
って、第1半導体基板11aに誘起された電圧と電源電
圧とは互いに分離される。
【0043】このような本発明の第2実施形態に係る不
揮発性強誘電体メモリ装置の製造工程を以下に説明す
る。図13a〜13eは本発明の第2実施形態に係る不
揮発性強誘電体メモリ装置の製造工程の断面図である。
ここで、図13a〜図13dは本発明の第1実施形態を
示す図11a〜図11dと同様であるので、その説明は
省略する。
【0044】図13dに示すように、それぞれ第1、第
2ソース/ドレイン領域20a/20b、21a/21
b及び第3ソース/ドレイン領域22a/22bを形成
した後、マスク物質19を除去する。
【0045】以後、図13eに示すように、第1ドレイ
ン領域20b及びマスク物質19が除去された領域が露
出されるようにマスキングした後、不純物イオン注入を
行い、第1半導体基板11aと同一導電型の第1不純物
領域23及び第2不純物領域23aを形成する。そし
て、第2不純物領域23aに電源電圧を伝達するための
第1配線層24aを形成し、第1ソース領域20aと第
2ソース領域21aとを電気的に連結する第2配線層2
4bを形成する。また、図示しないが、第1ゲート電極
16と第3ソース領域22aとを電気的に連結する第3
配線層を形成する工程がさらに備えられる。
【0046】次に、図14は本発明の第3実施形態に係
る不揮発性強誘電体メモリ装置の断面構造図である。本
発明の第3実施形態は半導体基板にウェルが形成された
構造を有する。即ち、図14に示すように、第1導電型
半導体基板41と、第1導電型半導体基板41の表面内
の所定の深さまで形成された第1導電型ウェル領域42
と、一定の間隔を置いて第1導電型ウェル領域42を垂
直方向に分離する第1、第2絶縁層43a、44aと、
第1絶縁層43aと第2絶縁層44aとの間の第1導電
型ウェル領域42上に、強誘電性物質45を介在して形
成された第1ゲート電極46と、第1ゲート電極46が
形成された第1導電型ウェル領域42の両側の第1、第
2絶縁層43a、44aによって分離される他のウェル
領域上に、それぞれ通常のゲート絶縁膜47を介在して
形成された第2、第3ゲート電極48a、48bと、第
1ゲート電極46の両側の第1導電型ウェル領域42内
に形成される第1ソース/ドレイン領域49a/49b
と、第2、第3ゲート電極48a、48bの両側のウェ
ル領域内に形成される第2、第3ソース/ドレイン領域
50a/50b、51a/51bとで構成されている。
【0047】ここで、第1ドレイン領域49bには電源
電圧が印加される第1配線層52aが構成され、第1ソ
ース領域49aと第2ソース領域50aとを電気的に連
結する第2配線層52bがさらに構成され、第1ゲート
電極46と第3ソース領域51aとを電気的に連結する
第3配線層(図示せず)がさらに構成されている。そし
て、第1、第2絶縁層43a、44aはトレンチタイプ
を含む。
【0048】本発明の第3実施形態は第1トランジスタ
T1及び第2、第3トランジスタT2、T3が同様の構
造を有する。即ち、第1、第2実施形態では第1半導体
基板11aのバイアスを調節するために、各セル毎に第
1半導体基板11aと同一導電型の不純物領域23を形
成したが、本発明の第3実施形態では不純物領域を形成
しない。単に、第1トランジスタT1のゲート電極は強
誘電性物質のゲート絶縁膜を有し、第2、第3トランジ
スタT2、T3のゲート電極は通常のゲート絶縁膜を有
する違いがあるだけである。
【0049】このように構成された本発明の第3実施形
態に係る不揮発性強誘電体メモリ装置の製造方法を以下
に説明する。図15a〜15dは本発明の第3実施形態
に係る不揮発性強誘電体メモリ装置の製造方法を説明す
るための工程断面図である。図15aに示すように、第
1導電型半導体基板41の表面から所定の深さに第1導
電型のウェル領域42を形成する。その後、ウェル領域
42の半導体基板41を所定の深さにエッチングして、
第1、第2トレンチ43、44を形成する。
【0050】図15bに示すように、第1、第2トレン
チ43、44に絶縁物質を埋め込み、第1、第2絶縁層
43a、44aを形成する。従って、第1、第2絶縁層
43a、44aによってウェル領域42は垂直方向に分
離される。
【0051】図15cに示すように、第1絶縁層43a
と第2絶縁層44aとの間のウェル領域42上に強誘電
性物質45を介在して第1ゲート電極46を形成し、第
1ゲート電極46が形成されたウェル領域42の両側の
第1、第2絶縁層43a、44aにより分離される他の
ウェル領域上にそれぞれ通常のゲート絶縁膜47を介在
して、第2、第3ゲート電極48a、48bを形成す
る。
【0052】図15dに示すように、第1、第2ゲート
電極46、48a及び第3ゲート電極48bをマスクに
用いた不純物イオン注入によって、第1ゲート電極46
の両側のウェル領域42内に第1ソース/ドレイン領域
49a/49bを形成する。同時に、第2、第3ゲート
電極48a、48bの両側のウェル領域42内にも第
2、第3ソース/ドレイン領域50a/50b、51a
/51bを形成する。以後、第1ドレイン領域49bに
電源電圧を伝達するための第1配線層52aを形成し、
第1ソース領域49aと第2ソース領域50aとを電気
的に連結する第2配線層52bを形成する。また、図示
しないが、第1ゲート電極46と第3ソース領域51a
とを電気的に連結する第3配線層を形成する工程がさら
に備えられる。
【0053】
【発明の効果】以上で詳述したように、本発明の不揮発
性強誘電体メモリ装置は次のような効果がある。破壊的
でない方法によりメモリセルを動作させるため、過度な
スイッチング動作にも係わらず、強誘電体の劣化特性を
減少させることができる。また、読み出し時にデータが
破壊されないので、破壊されたデータを復する必要がな
いので、その分動作速度を向上させることができる。さ
らに、二つのNMOSトランジスタを構成させているの
で、動作電圧を減少させ且つ動作速度を向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的な強誘電体のヒステリシスループを示す
特性図。
【図2】従来不揮発性強誘電体メモリの単位セルの構成
図。
【図3a】従来不揮発性強誘電体メモリ装置の書込みモ
ードの動作を示すタイミング図。
【図3b】読み出しモードの動作を示すタイミング図。
【図4】従来の1T/1C構造のセルを有する不揮発性
強誘電体メモリ装置の構成ブロック図。
【図5】従来不揮発性強誘電体メモリ装置のセルアレイ
の構成図。
【図6】本発明の不揮発性強誘電体メモリ装置による単
位セルの構成図。
【図7a】〜
【図7b】ロジック「0」及びロジック「0」の格納状
態を示す図面。
【図8a】〜
【図8b】図7a及び図7bとは異なるロジック「0」
及びロジック「0」の格納状態を示す図面。
【図9】本発明の不揮発性強誘電体メモリ装置のセル配
列図。
【図10】本発明の第1実施形態に係る不揮発性強誘電
体メモリ装置の断面構造図。
【図11a】〜
【図11e】本発明の第1実施形態に係る不揮発性強誘
電体メモリ装置の製造工程を示す断面図。
【図12】本発明の第2実施形態に係る不揮発性強誘電
体メモリ装置の断面構造図。
【図13a】〜
【図13e】本発明の第2実施形態に係る不揮発性強誘
電体メモリ装置の製造工程を示す断面図。
【図14】本発明の第3実施形態に係る不揮発性強誘電
体メモリ装置の断面構造図。
【図15a】〜
【図15d】本発明の第3実施形態に係る不揮発性強誘
電体メモリ装置の製造工程を示す断面図。
【符号の説明】
11a、11b:第1、第2半導体基板 41:第1導電型半導体基板 12、43a:第1絶縁層 14、44a:第2絶縁層 15、45:強誘電性物質 16、46:第1ゲート電極 17a、47:ゲート絶縁膜 18a、18b:第2、第3ゲート電極 19:マスク物質 20a/20b、49a/49b:第1ソース/ドレイ
ン領域 21a/21b、50a/50b:第2ソース/ドレイ
ン領域 22a/22b、51a/51b:第3ソース/ドレイ
ン領域 23、23a:第1、第2不純物領域 24a、24b:第1、第2配線層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 27/108 H01L 27/10 681D 21/8242

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方向に形成された複数のワードライ
    ン、 互いに一定の間隔を有して前記ワードラインを横切る方
    向に形成される複数対のコントロールラインとセンシン
    グライン、 各対のコントロールラインとセンシングラインとの間に
    形成され、ドレインに電源電圧が印加され、ゲート絶縁
    膜が強誘電性物質からなる第1トランジスタ、 ドレインが前記センシングラインに連結され、ソースは
    前記第1トランジスタのソースに連結され、ゲートはワ
    ードラインに連結される第2トランジスタ、 ドレインが前記コントロールラインに連結され、ソース
    は前記第1トランジスタのゲートに連結され、ゲートは
    ワードラインに連結される第3トランジスタ、を含むこ
    とを特徴とする不揮発性強誘電体メモリ装置。
  2. 【請求項2】 前記第2、第3トランジスタのゲート絶
    縁膜は通常のゲート絶縁物質からなることを特徴とする
    請求項1記載の不揮発性強誘電体メモリ装置。
  3. 【請求項3】 前記第1トランジスタはゲート絶縁膜が
    強誘電性物質からなる強誘電体NMOSトランジスタで
    あり、前記第2、第3トランジスタは通常のNMOSト
    ランジスタであることを特徴とする請求項1記載の不揮
    発性強誘電体メモリ装置。
  4. 【請求項4】 第1半導体基板、 前記第1半導体基板の両側面及び底面を囲んで形成され
    た絶縁層、 前記絶縁層の両側面及び底面を囲んで形成された第2半
    導体基板、 前記第1半導体基板上に強誘電性物質を介在して形成さ
    れた第1ゲート電極、 前記絶縁層の両側の前記第2半導体基板上にそれぞれゲ
    ート絶縁膜を介在して形成された第2、第3ゲート電
    極、 前記第1ゲート電極の両側の第1半導体基板の表面内に
    形成され、前記第1半導体基板と反対導電型の第1ソー
    ス/ドレイン領域、 前記第2、第3ゲート電極の両側の第2半導体基板の表
    面内に形成され、前記第2半導体基板と反対導電型の第
    2、第3ソース/ドレイン領域、 前記第1ソース領域の一側の第1半導体基板の表面内に
    形成される第1半導体基板と同一導電型の第1不純物領
    域、を含むことを特徴とする不揮発性強誘電体メモリ装
    置。
  5. 【請求項5】 前記絶縁層は第1半導体基板の底面に形
    成された第1絶縁層と、 前記第1絶縁層の両先端に連結されるように前記第1半
    導体基板の両側面に形成されたトレンチタイプの第2絶
    縁層とで構成されることを特徴とする請求項4記載の不
    揮発性強誘電体メモリ装置。
  6. 【請求項6】 前記第1ドレイン領域に電源電圧を印加
    する第1配線層が構成され、前記第1ソース領域と前記
    第2ソース領域とを電気的に連結する第2配線層が構成
    され、前記第1ゲート電極と前記第3ソース領域とを電
    気的に連結する第3配線層がさらに構成されることを特
    徴とする請求項4記載の不揮発性強誘電体メモリ装置。
  7. 【請求項7】 前記第1ドレイン領域内に前記第1半導
    体基板と同一導電型の不純物領域をさらに構成すること
    を特徴とする請求項4記載の不揮発性強誘電体メモリ装
    置。
  8. 【請求項8】 前記第1半導体基板と同一導電型の不純
    物領域は電源電圧が印加されることを特徴とする請求項
    7記載の不揮発性強誘電体メモリ装置。
  9. 【請求項9】 第1導電型半導体基板、 前記第1導電型半導体基板の所定の深さまで形成された
    ウェル領域、 一定の間隔を置いて前記ウェル領域を垂直方向に分離す
    る第1、第2絶縁層、 前記第1絶縁層と第2絶縁層との間の前記ウェル領域上
    に強誘電性物質を介在して形成された第1ゲート電極、 前記第1、第2絶縁層により分離され、前記第1ゲート
    電極が形成されてないウェル領域上にそれぞれ通常のゲ
    ート絶縁膜を介在して形成された第2、第3ゲート電
    極、 前記第1ゲート電極の両側のウェル領域内に形成される
    第1ソース/ドレイン領域、 前記第2、第3ゲート電極の両側のウェル領域内にそれ
    ぞれ形成される第2、第3ソース/ドレイン領域、を含
    むことを特徴とする不揮発性強誘電体メモリ装置。
  10. 【請求項10】 前記第1ドレイン領域に電源電圧を印
    加する第1配線層が構成され、前記第1ソース領域と前
    記第2ソース領域とを電気的に連結する第2配線層が構
    成され、前記第1ゲート電極と前記第3ソース領域とを
    電気的に連結する第3配線層がさらに構成されることを
    特徴とする請求項9記載の不揮発性強誘電体メモリ装
    置。
  11. 【請求項11】 半導体基板内に所定の深さに第1絶縁
    層を形成し、前記基板の表面から前記第1絶縁層の両先
    端に達する第2絶縁層を形成して、前記半導体基板を第
    1基板と第2基板とに区画する工程、 前記第1基板上に強誘電性物質を介在して第1ゲート電
    極を形成する工程、 前記第1基板の両側の第2基板上にそれぞれ通常のゲー
    ト絶縁膜を介在して、第2ゲート電極と第3ゲート電極
    を形成する工程、 前記第1ゲート電極の両側の第1基板内に第1基板と反
    対導電型の第1ソース/ドレイン領域を形成する工程、 前記第2、第3ゲート電極の両側の第2基板内に前記第
    2基板と反対導電型の第2、第3ソース/ドレイン領域
    をそれぞれ形成する工程、 前記第1ソース不純物領域の一方側の第1基板内に前記
    第1基板と同一導電型の第1不純物領域を形成する工
    程、を備えることを特徴とする不揮発性強誘電体メモリ
    装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記第2絶縁層は前記基板を所定の深
    さに除去してトレンチを形成する工程と、 前記トレンチ内に絶縁物質を埋め込む工程とで形成する
    ことを特徴とする請求項11記載の不揮発性強誘電体メ
    モリ装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記第1ドレイン領域に電源電圧を印
    加する第1配線層を形成する工程がさらに備えられ、前
    記第1ソース領域に前記第2ソース領域を連結する第2
    配線層を形成する工程がさらに備えられ、前記第3ソー
    ス領域と前記第1ゲート電極とを連結する第3配線層を
    形成する工程がさらに備えられることを特徴とする請求
    項11記載の不揮発性強誘電体メモリ装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 前記第1ドレイン領域内に、前記第1
    ドレイン領域と反対導電型の不純物領域を形成すること
    を特徴とする請求項11記載の不揮発性強誘電体メモリ
    装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 第1導電型の半導体基板内の所定の深
    さまで第2導電型のウェル領域を形成する工程、 一定の間隔を置いて前記ウェル領域を垂直方向に分離す
    る第1、第2絶縁層を形成する工程、 前記第1絶縁層と第2絶縁層との間の前記ウェル領域上
    に強誘電性物質を介在して、第1ゲート電極を形成する
    工程、 前記第1ゲート電極が形成されたウェル領域の両側の第
    1、第2絶縁層によって分離される他のウェル領域上に
    それぞれ通常のゲート絶縁膜を介在して、第2、第3ゲ
    ート電極を形成する工程、 前記第1ゲート電極の両側のウェル領域内に第1ソース
    /ドレイン領域を形成する工程、 前記第2、第3ゲート電極の両側のウェル領域内にそれ
    ぞれ第2、第3ソース/ドレイン領域を形成する工程、
    を備えることを特徴とする不揮発性強誘電体メモリ装置
    の製造方法。
  16. 【請求項16】 前記第1、第2絶縁層を形成する工程
    は前記ウェル領域の半導体基板を一定の間隔を置いてエ
    ッチングして第1、第2トレンチを形成する工程と、 前記第1、第2トレンチ内に絶縁物質を埋め込む工程と
    を備えることを特徴とする請求項15記載の不揮発性強
    誘電体メモリ装置の製造方法。
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