JP2001084371A - 生体情報を用いた個人認証システム - Google Patents

生体情報を用いた個人認証システム

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JP2001084371A JP26022499A JP26022499A JP2001084371A JP 2001084371 A JP2001084371 A JP 2001084371A JP 26022499 A JP26022499 A JP 26022499A JP 26022499 A JP26022499 A JP 26022499A JP 2001084371 A JP2001084371 A JP 2001084371A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 生体情報採取用デバイス,生体情報採取方式
あるいは照合時に使用すべき生体特徴データが変更され
ても、ユーザに生体情報の再登録作業を求めることな
く、システムのバージョンアップを容易に行なえるよう
にする。 【解決手段】 生体情報を採取する機能をもつ生体情報
入力部22と、この生体情報入力部22により採取され
た生体情報を所定の採取条件で採取された状態に変換す
る生体情報変換部231と、この生体情報変換部231
により変換された生体情報から生体特徴データを抽出す
る生体特徴データ抽出部31とをそなえて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データとして
採取される生体情報(例えば、指紋,音声,虹彩,顔,
網膜,血管,掌形,署名等)や時系列データとして生体
情報(例えば、音声,キーストローク,動的署名等)を
用いて、個人の識別・認証を行なうシステムに関する。
【0002】近年、生体情報を用いて個人の識別・認証
を行なう各種の装置が開発されている。また、このよう
な装置をネットワーク上での個人認証システムとして利
用することも多くなってきている。そのシステムをネッ
トワーク上での本人認証システムとして用いる場合、認
証サーバと呼ばれる装置で一括して登録指紋データを管
理することが多い。例えば指紋を用いて本人確認を行な
う場合、指紋入力装置をそなえたクライアント側で指紋
特徴情報を抽出し、サーバに特徴情報を転送する。サー
バ側では照合を行ない本人として確認した上でアクセス
許可等の処理を行なう。
【0003】このような個人認証システムでは、そのメ
ンテナンスやバージョンアップに際して指紋入力装置の
仕様変更が行なわれる可能性を考慮して、複数機種の指
紋入力装置(指紋スキャナ)に対応できるようにするこ
とが望まれている。同時に、生体特徴情報の再登録を行
なうことなく、データ照合方式のバージョンアップ等を
スムーズに行なうことができるようにすることも望まれ
ている。
【0004】
【従来の技術】従来の生体情報を用いた個人認証装置、
例えば指紋照合装置等はスタンドアロン用途での利用を
想定して開発されているため、その装置を製作する会社
(ベンダ)によって指紋照合のための規格やフォーマッ
トが固有のものとなっている。従って、異なる会社で製
作された指紋照合装置を採用したシステム間での相互乗
り入れ等は不可能であった。
【0005】また、従来の個人認証システムでは、生体
情報を入力する装置への依存が大きく、指紋等ではスキ
ャナ(生体情報入力デバイス)の読み取り方式やスキャ
ナによって読み取る指紋画像の解像度が変わると、照合
時に使用すべく予め登録されている各個人の指紋の特徴
データ〔指紋画像データ(生体情報)から抽出されたデ
ータ〕を使用することができなくなるため、新たなスキ
ャナを用いて、指紋の特徴データを全て登録し直してい
る。
【0006】さらには、生体情報の照合方式が変わった
場合にも利用するデータ構造が変わるため、やはり照合
時に使用すべく予め登録されている各個人の指紋の特徴
データを使用することができなくなり、照合方式を変更
する都度、新たな照合方式に対応した手法で、指紋の特
徴データを全て登録し直している。つまり、従来、生体
情報入力デバイスと生体情報照合方式とは1対1でしか
対応せず、また、生体情報照合方式とその生体情報照合
方式で必要とされる生体特徴データ(生体情報から抽出
されるデータ)とも1対1でしか対応せず、生体情報入
力デバイスや生体情報照合方式が変更されると、予め生
体情報から抽出・登録されている生体特徴データを使用
することができず、指紋の特徴データを全て登録し直さ
なければならんない。
【0007】ここで、図34および図35を参照しなが
ら、生体情報を用いた個人認証システムの一般的な構成
について説明する。図34は、入退出管理のために用い
られる個人認証システムの構成を示すブロック図であ
り、図35は、パソコン接続型の個人認証システムの構
成を示すブロック図である。図34に示す個人認証シス
テム120は、生体情報としての指紋を用いて個人の識
別・認証を行なうものであって、個人の指紋を画像デー
タとして読み取り、その画像データから抽出された指紋
特徴データ(生体特徴データ)と予め登録された指紋特
徴データとが一致した場合に、電気錠制御部110によ
りドア100の電気錠(図示省略)を解錠させてドア1
00を開放可能にするものである。
【0008】この個人認証システム120は、制御部1
21,指紋入力部122,指紋画像入力制御部123,
指紋特徴データ抽出部124,指紋特徴データ登録部1
25,指紋特徴データ照合部126,指紋照合結果出力
部127およびID番号入力部128をそなえて構成さ
れている。ここで、制御部121は、個人認証システム
120を統括的に管理・制御するものであり、指紋入力
部122は、生体情報としての指紋を画像データとして
採取するものであり、指紋画像入力制御部123は、指
紋入力部122による指紋の採取動作(入力動作)を制
御するためのものである。
【0009】また、指紋特徴データ抽出部124は、指
紋入力部122により採取された指紋の画像データから
指紋特徴データを抽出するものであり、指紋特徴データ
登録部125は、指紋の画像データから抽出された登録
指紋特徴データを予め登録保存するものであり、指紋特
徴データ照合部126は、指紋入力部122および指紋
特徴データ抽出部124により得られた照合対象者につ
いての照合用指紋特徴データと、その照合対象者につい
て指紋特徴データ登録部125に予め登録保存されてい
る登録指紋特徴データとの照合を行なうものである。
【0010】そして、指紋照合結果出力部127は、指
紋特徴データ照合部126による照合結果を電気錠制御
部110へ出力するもので、電気錠制御部110は、指
紋照合結果出力部127からの照合結果が一致であれ
ば、ドア100の電気錠を解錠するように制御する。な
お、ID番号入力部128は、指紋特徴データ照合部1
26に登録指紋特徴データを登録する際や、指紋特徴デ
ータ照合部126に登録保存されているデータを変更・
編集する際などに、ID番号を制御部121へ入力する
ためのものである。
【0011】上述の構成により、図34に示す個人認証
システム120は、入退出管理されるべき部屋のドア1
00を開く際の個人認証に用いられる。入退出者がドア
100を開けるためには、入退出者は、指紋を指紋入力
部122で読み取らせ、指紋を画像データとして個人認
証システム120に入力する。指紋入力部122で採取
された指紋の画像データは、指紋画像入力制御部123
を介して指紋特徴データ抽出部124に入力され、この
指紋特徴データ抽出部124で指紋の画像データから照
合用指紋特徴データが抽出される。この照合用指紋特徴
データは、指紋特徴データ照合部126において、その
照合対象者(入退出者)について指紋特徴データ登録部
125に予め登録保存されている登録指紋特徴データと
照合され、これらの指紋特徴データが一致した場合、指
紋照合結果出力部127から電気錠制御部110に対し
て解錠指示が送られ、電気錠制御部110によりドア1
00の電気錠(図示省略)が解錠されドア100が開放
可能になる。
【0012】一方、図35に示す個人認証システム14
0は、パソコン130に接続されて生体情報としての指
紋を用いて個人の識別・認証を行なうものであって、制
御部141,指紋入力部142,指紋画像入力制御部1
43,指紋特徴データ抽出部144,指紋特徴データ登
録部145,指紋特徴データ照合部146,指紋照合結
果出力部147およびI/O制御部148をそなえて構
成されている。
【0013】ここで、制御部141,指紋入力部14
2,指紋画像入力制御部143,指紋特徴データ抽出部
144,指紋特徴データ登録部145,指紋特徴データ
照合部146および指紋照合結果出力部147は、それ
ぞれ、前述した個人認証システム120における各部1
21〜127に対応するもので、その詳細な説明は省略
する。また、I/O制御部148は、制御部141に制
御されながらパソコン130とのインタフェースとして
機能するもので、指紋照合結果出力部147から出力さ
れる指紋照合結果をパソコン130へ送信する機能を果
たしている。
【0014】上述の構成により、図35に示す個人認証
システム140でも、照合対象者は、指紋を指紋入力部
142で読み取らせ、指紋を画像データとして個人認証
システム140に入力する。指紋入力部142で採取さ
れた指紋の画像データは、指紋画像入力制御部143を
介して指紋特徴データ抽出部144に入力され、この指
紋特徴データ抽出部144で指紋の画像データから照合
用指紋特徴データが抽出される。この照合用指紋特徴デ
ータは、指紋特徴データ照合部146において、その照
合対象者について指紋特徴データ登録部145に予め登
録保存されている登録指紋特徴データと照合され、その
指紋照合結果が、指紋照合結果出力部147およびI/
O制御部148を介してパソコン130へ送信される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】指紋による個人認証方
式を採用したシステムの運用に際しての課題について説
明する。最初の使用時にはユーザが自らの生体情報(指
紋の画像データ)の登録を行なう。その際には、本人で
あることを確認する手段が必要である。そのため、一般
的には、管理権限を有するスーパーユーザの立会いの元
で生体情報の登録を行なうか、あるいは、最初に使い捨
てパスワードを発行しそのパスワードを用いて生体情報
の登録を行なう。いずれにしても、登録した生体情報と
本人との一致を確認することが必須のため、生体情報の
登録作業を何回も行なうことは非常に不便であるし、再
登録の回数が増えるほど、成りすましの危険性が増大す
る。ここで、「成りすまし」とは、ある特定の個人に成
りすました他人が、自分の指紋をその特定の個人の指紋
として登録する行為である。
【0016】一方、指紋採取デバイス(指紋入力装置,
指紋スキャナ)のサイズも含めた性能は年々向上してお
り、その価格も著しく安くなってきている。導入済みの
システムを拡張する際には、より低コストで性能の良い
指紋採取デバイスを採用することが望ましいが、反面、
前述したように従来の指紋照合システム(個人認証シス
テム)では生体情報を入力する装置への依存が大きく、
最新の指紋採取デバイスをそのまま使用することが困難
な場合が多々生じている。
【0017】また、上述のようにシステム性能が特定の
ハードウェアに依存するということは、システムが運用
されている限りユーザ側は同じ装置を確保しつづけなけ
ればならないという問題も生じる。特に指紋採取デバイ
スの場合では、照合用データと登録データとを作成した
指紋画像の解像度が一致していることが必須であるとと
もに、指紋採取方式によって異なる、指紋画像の隆線と
谷線との明暗関係も、照合用データと登録データとで同
一である必要がある。FBI等の警察機関では採取する
指紋画像に関して独自の基準を設けているが、民生用の
低コスト機器ではこの規格に準拠しているものはほとん
ど無い。
【0018】そのため、システムバージョンアップ時や
システム拡張時に異なる装置ベンダの指紋採取デバイス
を採用した場合、前述した通り、全ユーザの指紋画像の
再登録作業が必須である。同様に、照合方式や照合に用
いる特徴情報が変更された場合にも利用するデータ構造
が変わるため、前述した通り、全ユーザの指紋画像の再
登録作業が必須になる。このような再登録作業は、全ユ
ーザの指紋を再度採取しなければならないため、極めて
面倒な作業であり、前述した成りすましのような不正行
為が行なわれる機会をつくることになって好ましくな
い。
【0019】上述のような課題は、指紋,音声,虹彩,
顔といった複数の生体情報による個人認証技術を組み合
わせて使う場合にも生じている。本発明は、このような
課題に鑑み創案されたもので、生体情報採取用デバイス
の変更,生体情報採取方式の変更あるいは照合時に使用
すべき生体特徴データの変更が行なわれても、ユーザに
生体情報の再登録作業を求めることなく、システムのバ
ージョンアップを容易に行なえるようにした、生体情報
を用いた個人認証システムを提供することを目的とす
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の生体情報を用いた個人認証システム(請求
項1)は、生体情報を採取する機能をもつ生体情報入力
部と、該生体情報入力部により採取された生体情報を所
定の採取条件で採取された状態に変換する生体情報変換
部と、該生体情報変換部により変換された生体情報から
生体特徴データを抽出する生体特徴データ抽出部とをそ
なえたことを特徴としている。
【0021】本発明の生体情報を用いた個人認証システ
ム(請求項2)は、生体情報を採取する機能をもつ生体
情報入力部と、該生体情報入力部により採取された生体
情報から生体特徴データを抽出する生体特徴データ抽出
部と、該生体情報入力部から該生体特徴データ抽出部へ
入力される前記生体情報にその生体情報についての採取
条件を添付する採取条件添付部と、該生体特徴データ抽
出部により前記生体情報から生体特徴データを抽出する
前に、前記生体情報を、その生体情報に添付された前記
採取条件に基づいて所定の採取条件で採取された状態に
変換する生体情報変換部とをそなえたことを特徴として
いる。
【0022】本発明の生体情報を用いた個人認証システ
ム(請求項3)は、前述と同様の生体情報入力部および
生体特徴データ抽出部のほかに、生体情報から抽出され
た登録生体特徴データを予め保存しておく生体特徴デー
タ登録部と、該生体情報入力部および該生体特徴データ
抽出部により得られた照合対象者についての照合用生体
特徴データとその照合対象者について該生体特徴データ
登録部に予め登録保存されている登録生体特徴データと
の照合を行なう生体特徴データ照合部と、該生体特徴デ
ータ抽出部から該生体特徴データ登録部もしくは生体特
徴データ照合部へ入力される生体特徴データにその生体
特徴データの抽出元である生体情報についての採取条件
を添付する採取条件添付部と、該生体特徴データ照合部
により前記の照合用生体特徴データと登録生体特徴デー
タとの照合を行なう前に、これらの生体特徴データに添
付された採取条件に基づいて、前記の照合用生体特徴デ
ータと登録生体特徴データとの少なくとも一方に変換処
理を施すことにより、前記の照合用生体特徴データと登
録生体特徴データとを同一の採取条件で得られたデータ
に変換する生体特徴データ変換部とをそなえたことを特
徴としている。
【0023】本発明の生体情報を用いた個人認証システ
ム(請求項4)は、前述と同様の生体情報入力部,生体
特徴データ抽出部,生体特徴データ登録部および生体特
徴データ照合部のほかに、該生体特徴データ抽出部から
該生体特徴データ登録部もしくは該生体特徴データ照合
部へ入力される生体特徴データにその生体特徴データに
ついての照合方式版数を添付する照合方式版数添付部
と、該生体特徴データ照合部により前記の照合用生体特
徴データと登録生体特徴データとの照合を行なう前に、
これらの生体特徴データに添付された照合方式版数に基
づいて、前記の照合用生体特徴データと登録生体特徴デ
ータとの少なくとも一方に変換処理を施すことにより、
前記の照合用生体特徴データと登録生体特徴データとを
同一の照合方式版数に対応したデータに変換する生体特
徴データ変換部とをそなえたことを特徴としている。
【0024】本発明の生体情報を用いた個人認証システ
ム(請求項5)は、前述と同様の生体情報入力部,生体
特徴データ抽出部,生体特徴データ登録部および生体特
徴データ照合部のほかに、該生体特徴データ照合部によ
る照合方式が変更された場合に、該生体特徴データ登録
部に登録されている、全ての登録生体特徴データを、変
更後の照合方式に対応した生体特徴データに一括して変
換する生体特徴データ変換部とをそなえたことを特徴と
している。
【0025】本発明の生体情報を用いた個人認証システ
ム(請求項6)は、前述と同様の生体情報入力部および
生体特徴データ抽出部のほかに、生体情報から抽出され
た登録生体特徴データとして前記識別・認証に必要不可
欠な生体特徴データのほかにそれ以外の補助的な生体特
徴データも予め保存する生体特徴データ登録部と、前記
識別・認証に用いる生体特徴データの種類が変更された
場合、前記必要不可欠な生体特徴データとともに前記補
助的な生体特徴データを使用して、その変更に応じた新
たな登録生体特徴データを再構成する生体特徴データ再
構成部とをそなえたことを特徴としている。
【0026】本発明の生体情報を用いた個人認証システ
ム(請求項7)は、前述と同様の生体情報入力部および
生体特徴データ抽出部のほかに、生体情報から抽出され
た登録生体特徴データとともにその登録生体特徴データ
の抽出元である生体情報を予め保存する生体特徴データ
登録部と、前記識別・認証に用いる生体特徴データの種
類が変更された場合、前記登録生体特徴データの抽出元
である生体情報から、その変更に応じた新たな登録生体
特徴データを抽出して再構成する生体特徴データ再構成
部とをそなえたことを特徴としている。
【0027】本発明の生体情報を用いた個人認証システ
ム(請求項8)は、生体情報から抽出される生体特徴デ
ータに照合方式版数を添付する照合方式版数添付部と、
前記生体特徴データに添付されている照合方式版数に応
じた照合方式で前記生体特徴データを用いた照合処理を
行なう生体特徴データ照合部とをそなえたことを特徴と
している。
【0028】本発明の生体情報を用いた個人認証システ
ム(請求項9)は、生体情報を採取する機能をもつ生体
情報入力部と、該生体情報入力部により採取された生体
情報から複数の照合方式で必要となる生体特徴データを
抽出しうる生体特徴データ抽出部と、生体情報から抽出
された登録生体特徴データを予め保存しておく生体特徴
データ登録部と、該生体情報入力部および該生体特徴デ
ータ抽出部により得られた照合対象者についての照合用
生体特徴データとその照合対象者について該生体特徴デ
ータ登録部に予め登録保存されている登録生体特徴デー
タとの照合を行なう複数の照合方式に対応可能な生体特
徴データ照合部と、該生体特徴データ抽出部から該生体
特徴データ登録部へ入力される登録生体特徴データにそ
の登録生体特徴データについての照合方式版数を添付す
る照合方式版数添付部とをそなえ、該生体特徴データ抽
出部が、該生体情報入力部により採取された生体情報か
ら、前記登録生体特徴データに添付された前記照合方式
版数に対応した照合方式で必要となる生体特徴データ
を、前記照合用生体特徴データとして抽出することを特
徴としている。
【0029】本発明の生体情報を用いた個人認証システ
ム(請求項10)は、生体情報を採取する機能をもつ生
体情報入力部と、該生体情報入力部により採取された生
体情報から生体特徴データを抽出しうる生体特徴データ
抽出部と、生体情報から抽出された登録生体特徴データ
を予め保存しておく生体特徴データ登録部と、該生体情
報入力部および該生体特徴データ抽出部により得られた
照合対象者についての照合用生体特徴データとその照合
対象者について該生体特徴データ登録部に予め登録保存
されている登録生体特徴データとの照合を行なう複数の
照合方式に対応可能な生体特徴データ照合部と、該生体
特徴データ抽出部から該生体特徴データ登録部および該
生体特徴データ照合部へ入力される生体特徴データにそ
の生体特徴データについての照合方式版数を添付する照
合方式版数添付部とをそなえるとともに、該生体特徴デ
ータ抽出部が、前記生体特徴データを、照合方式に依存
する依存データと、照合方式に依存せず全ての照合方式
で共通に用いられる共通データとに分けて抽出し、該生
体特徴データ照合部が、前記照合用生体特徴データに添
付された照合方式版数と前記登録生体特徴データに添付
された照合方式版数とが不一致である場合には、これら
の生体特徴データにおける前記共通データを用いて前記
照合を行なうことを特徴としている。
【0030】一方、本発明の生体情報を用いた個人認証
システム(請求項11)は、クライアント側で個人の生
体情報からの照合用生体特徴データの抽出を行ない、サ
ーバ側で生体特徴データの照合を行なうことにより前記
個人の識別・認証を行なう、クライアントサーバ型の個
人認証システムであって、前記クライアント側に、生体
情報を採取する機能をもつ生体情報入力部と、該生体情
報入力部により採取された生体情報から複数の照合方式
で必要となる生体特徴データを抽出しうる生体特徴デー
タ抽出部と、該生体特徴データ抽出部から前記サーバ側
へ送られる登録生体特徴データにその登録生体特徴デー
タについての照合方式版数を添付する照合方式版数添付
部とをそなえるとともに、前記サーバ側に、前記クライ
アント側からの前記登録生体特徴データを前記照合方式
版数とともに予め保存しておく生体特徴データ登録部
と、前記クライアント側からの照合対象者についての照
合用生体特徴データとその照合対象者について該生体特
徴データ登録部に予め登録保存されている登録生体特徴
データとの照合を行なう、複数の照合方式に対応可能な
生体特徴データ照合部とをそなえ、前記登録生体特徴デ
ータに添付された前記照合方式版数が、前記サーバ側か
ら前記クライアント側の該生体特徴データ抽出部に通知
され、該生体特徴データ抽出部が、前記サーバ側から通
知された前記照合方式版数に対応した照合方式で必要と
なる生体特徴データを、該生体情報入力部により採取さ
れた生体情報から、前記照合用生体特徴データとして抽
出することを特徴としている。
【0031】また、本発明の生体情報を用いた個人認証
システム(請求項12)は、クライアント側で個人の生
体情報からの照合用生体特徴データの抽出を行ない、サ
ーバ側で生体特徴データの照合を行なうことにより前記
個人の識別・認証を行なう、クライアントサーバ型の個
人認証システムであって、前記クライアント側に、生体
情報を採取する機能をもつ生体情報入力部と、該生体情
報入力部により採取された生体情報から生体特徴データ
を抽出する生体特徴データ抽出部と、該生体特徴データ
抽出部から前記サーバ側へ送られる登録生体特徴データ
にその登録生体特徴データについての該生体情報入力部
での採取条件を添付する採取条件添付部とをそなえると
ともに、前記サーバ側に、前記クライアント側からの前
記登録生体特徴データを前記採取条件とともに予め保存
しておく生体特徴データ登録部と、前記クライアント側
からの照合対象者についての照合用生体特徴データとそ
の照合対象者について該生体特徴データ登録部に予め登
録保存されている登録生体特徴データとの照合を行なう
生体特徴データ照合部とをそなえ、前記登録生体特徴デ
ータに添付された前記採取条件が、前記サーバ側から前
記クライアント側の該生体特徴データ抽出部に通知さ
れ、該生体特徴データ抽出部が、前記サーバ側から通知
された前記採取条件に従った生体特徴データを、該生体
情報入力部により採取された生体情報から、前記照合用
生体特徴データとして抽出することを特徴としている。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。生体情報入力デバイス(指紋入力
用のスキャナ等)の採取方式,解像度,画像アスペクト
比(縦方向/横方向の画素数比)および階調の変更や、
採取データ(指紋の画像データ等)から生体特徴データ
として抽出すべき特徴点等の変更に対応するには、入力
スキャナ仕様,登録照合エンジン仕様,生体特徴データ
仕様に関する情報をやりとりする仕組みが必須である。
その仕組みについて、第1〜第13実施形態として以下
に具体的に説明する。各実施形態では、生体情報が指紋
の画像データであり、指紋による個人認証を行なうもの
とする。
【0033】なお、指紋の特徴データは、指紋隆線の分
岐点(特徴点)座標,端点(特徴点)座標,交差点座
標,指紋中心座標,指紋三角州座標,指紋隆線方向,特
徴点間の距離,指紋特徴点間の隆線本数などであり、そ
のほとんどが座標値である。このため、スキャナにより
採取される指紋画像の解像度の影響を強く受ける。ま
た、以下の実施形態では、便宜的に、生体情報として指
紋の画像データを採取して個人認証を行なう場合を例に
挙げているが、生体情報として、虹彩,顔,網膜,血
管,掌形,署名等の画像データを採取して用いてもよい
し、音声,キーストローク,動的署名等の時系列データ
を採取して用いてもよい。
【0034】
〔0〕個人認証システムの基本構成の説明 まず、図1を参照しながら本発明の第1〜第12実施形
態としての生体情報を用いた個人認証システム(パソコ
ン接続型指紋照合装置)の基本構成について説明する。
図1はそのブロック図であり、この図1に示すように、
本実施形態の生体情報を用いた個人認証システム10
は、パソコン接続型指紋照合装置で、生体情報入力デバ
イスである指紋入力装置(指紋スキャナ)20をパソコ
ン30に接続して構成されている。
【0035】そして、指紋入力装置20には、制御部2
1,指紋入力部22,指紋画像入力制御部23およびI
/O制御部24が内蔵され、パソコン30は、指紋特徴
データ抽出部31,指紋特徴データ登録部32,指紋特
徴データ照合部33および指紋照合結果出力部34とし
ての機能を果たしている。指紋入力装置20において、
制御部21は、指紋入力装置20を統括的に管理・制御
するものであり、指紋入力部(生体情報入力部)22
は、生体情報としての指紋を画像データとして採取する
ものであり、指紋画像入力制御部23は、指紋入力部1
22による指紋の採取動作(入力動作)を制御したり、
画像データの取込み判断を行なったりするものである。
また、I/O制御部24は、制御部21に制御されなが
らパソコン30とのインタフェースとして機能するもの
で、指紋入力部22および指紋画像入力制御部23によ
り採取された指紋の画像データをパソコン30へ送信す
る機能を果たしている。
【0036】一方、パソコン30において、指紋特徴デ
ータ抽出部(生体特徴データ抽出部)31は、指紋入力
装置20から送信されてきた指紋の画像データから指紋
特徴データを抽出するものであり、指紋特徴データ登録
部(生体特徴データ登録部)32は、指紋の画像データ
から抽出された登録指紋特徴データを予め登録保存する
ものである。また、指紋特徴データ照合部(生体特徴デ
ータ照合部)33は、指紋特徴データ抽出部31で抽出
された照合対象者についての照合用指紋特徴データと、
その照合対象者について指紋特徴データ登録部32に予
め登録保存されている登録指紋特徴データとの照合を行
なうものである。さらに、指紋照合結果出力部34は、
指紋特徴データ照合部33による照合結果を出力するも
のである。
【0037】なお、本発明の個人認証システムは、例え
ば図31を参照しながら後述する第13実施形態のごと
く、クライアントサーバ型として構成してもよい。図3
1に示す個人認証システム50では、後述するごとく、
クライアント60とサーバ70とが通信部61および通
信部71により接続されている。そして、クライアント
60側においては、指紋入力部22,指紋画像入力制御
部23,指紋特徴データ抽出部31A(31)および通
信部61をそなえ、指紋の画像データからの照合用指紋
特徴データの抽出処理を行ない、抽出された照合用指紋
特徴データが通信部61を通じてサーバ70へ送信され
る。一方、サーバ70側においては、指紋特徴データ登
録部32,指紋特徴データ照合部33A(33)および
通信部71をそなえ、通信部71により受信した照合用
指紋特徴データについての照合処理を行なう。なお、指
紋特徴データの照合をクライアント60側で行ない、サ
ーバ70では登録指紋特徴データの保存のみを行なうよ
うに構成してもよい。
【0038】このようなクライアントサーバ型の個人認
証システムは、第13実施形態のみで用いられており、
第1〜第12実施形態の個人認証システムでは、図1に
て説明したパソコン接続型指紋照合装置が用いられてい
る。しかし、第1〜第12実施形態の個人認証システム
を、図31に示すようなクライアントサーバ型として構
成しても構わない。
【0039】〔1〕第1実施形態の説明 図2は本発明の第1実施形態としての生体情報を用いた
個人認証システムの要部構成を示すブロック図である。
なお、図2中、既述の符号と同一の符号は同一もしくは
ほぼ同一の部分を示しているので、その詳細な説明は省
略する。また、図2では、図1に示した制御部21,I
/O制御部24,指紋照合結果出力部34の図示は省略
されている。
【0040】図2に示すように、第1実施形態の個人認
証システムにおける指紋画像入力制御部23には、指紋
画像解像度変換部(生体情報変換部)231がそなえら
れている。この指紋画像解像度変換部231は、指紋入
力部22により採取された指紋の画像データを、所定の
解像度(所定の採取条件)で採取された状態、即ち、所
定の解像度を有する画像データに変換するものであり、
指紋特徴データ抽出部31は、指紋画像解像度変換部2
31により変換された画像データから指紋特徴データを
抽出している。
【0041】次に、図3に示すフローチャートに従っ
て、第1実施形態の個人認証システムの動作を説明す
る。まず、指紋画像入力制御部23は、指紋入力部22
の解像度仕様情報を読み込んでから(ステップS1
1)、指紋入力部22を制御して指紋の画像データを採
取する(ステップS12)。
【0042】そして、採取された指紋の画像データは、
指紋画像入力制御部23における指紋画像解像度変換部
231により、所定の解像度を有する画像データに変換
された後(ステップS13)、指紋特徴データ抽出部3
1に入力され(ステップS14)、この指紋特徴データ
抽出部31で画像データから指紋特徴データが抽出され
る(ステップS15)。
【0043】このようにして、指紋特徴データ抽出部3
1には、常に一定の解像度を有する指紋の画像データが
入力されるので、指紋入力部22の解像度仕様が変わっ
た場合でも指紋特徴データ抽出部31には一定の解像度
の指紋画像を送ることができる。従って、指紋特徴デー
タ抽出部31で抽出された指紋特徴データは、指紋入力
部22の解像度仕様に依存しないため、異なる解像度の
指紋入力部22を使用した場合でも、照合互換性をもつ
ことになる。
【0044】上述のごとく、第1実施形態の個人認証シ
ステムでは、指紋特徴データ抽出部31に入力される指
紋の画像データの解像度が常に所定の値となっているた
め、指紋特徴データ登録部32に予め登録・保持される
登録指紋特徴データ(登録生体特徴データ)も指紋特徴
データ照合部33に供給される照合用指紋特徴データ
(照合用生体特徴データ)も同じ解像度の画像データか
ら抽出されることになる。従って、指紋入力部22(指
紋入力装置20)の解像度が変わったとしても、ユーザ
に指紋(生体情報)の再登録作業を求める必要がなく、
システムのバージョンアップを容易に行なうことができ
る。
【0045】なお、第1実施形態では、生体情報として
指紋の画像データを採取して使用する場合について説明
したが、生体情報として音声,キーストローク,動的署
名等の時系列データを採取して使用することもできる。
この場合、指紋入力部22に代えて、時系列データを生
体情報として採取する生体情報入力部をそなえる。さら
に、時系列データのサンプリング周期(サンプリング周
波数)が画像データについての解像度に相当するので、
指紋画像解像度変換部231に代えて、採取された時系
列データを所定のサンプリング周期を有する時系列デー
タに変換する生体情報変換部をそなえる。
【0046】〔2〕第2実施形態の説明 図4は本発明の第2実施形態としての生体情報を用いた
個人認証システムの要部構成を示すブロック図である。
なお、図4中、既述の符号と同一の符号は同一もしくは
ほぼ同一の部分を示しているので、その詳細な説明は省
略する。また、図4でも、図1に示した制御部21,I
/O制御部24,指紋照合結果出力部34の図示は省略
されている。
【0047】図4に示すように、第2実施形態の個人認
証システムにおける指紋画像入力制御部23には、指紋
画像解像度変換部(生体情報変換部)231および指紋
画像サイズ設定部(生体情報変換部)232がそなえら
れている。指紋画像解像度変換部231は、第1実施形
態のものと同様、指紋入力部22により採取された指紋
の画像データを、所定の解像度(所定の採取条件)で採
取された状態、即ち、所定の解像度を有する画像データ
に変換するものであり、指紋画像サイズ設定部232
は、指紋入力部22により採取された指紋の画像データ
を、所定の縦方向/横方向(Y方向/X方向)の画素数
(またはアスペクト比;所定の採取条件)を有する画像
データに変換・設定するものである。つまり、第2実施
形態では、指紋画像解像度変換部231および指紋画像
サイズ設定部232により、指紋の画像データが、常
に、所定の解像度と所定の縦方向/横方向の画素数とを
有する画像データに変換されるようになっている。そし
て、第2実施形態の指紋特徴データ抽出部31は、指紋
画像入力制御部23で前述のごとく変換された画像デー
タから指紋特徴データを抽出している。
【0048】次に、図5に示すフローチャートに従っ
て、第2実施形態の個人認証システムの動作を説明す
る。まず、第1実施形態と同様、指紋画像入力制御部2
3は、指紋入力部22の解像度仕様情報を読み込んでか
ら(ステップS11)、指紋入力部22を制御して指紋
の画像データを採取する(ステップS12)。
【0049】そして、採取された指紋の画像データは、
指紋画像入力制御部23における指紋画像解像度変換部
231により所定の解像度を有する画像データに変換さ
れるとともに、指紋画像サイズ設定部232により所定
の縦方向/横方向の画素数(アスペクト比)を有する画
像データに変換された後(ステップS131)、指紋特
徴データ抽出部31に入力され(ステップS14)、こ
の指紋特徴データ抽出部31で画像データから指紋特徴
データが抽出される(ステップS15)。
【0050】このようにして、指紋特徴データ抽出部3
1には、常に、一定の解像度および一定の縦方向/横方
向の画素数を有する指紋の画像データが入力されるの
で、指紋入力部22の解像度やアスペクト比にかかる仕
様が変わった場合でも指紋特徴データ抽出部31には一
定の仕様の指紋画像を送ることができる。従って、指紋
特徴データ抽出部31で抽出された指紋特徴データは、
指紋入力部22の解像度やアスペクト比にかかる仕様に
依存しないため、異なる解像度/アスペクト比の指紋入
力部22を使用した場合でも、照合互換性をもつことに
なる。
【0051】上述のごとく、第2実施形態の個人認証シ
ステムでは、指紋特徴データ抽出部31に入力される指
紋の画像データが、常に所定の解像度に変換されるだけ
でなく、指紋画像サイズ設定部232により所定のサイ
ズに変換されるので、指紋特徴データ登録部32に予め
登録・保持される登録指紋特徴データ(登録生体特徴デ
ータ)も指紋特徴データ照合部33に供給される照合用
指紋特徴データ(照合用生体特徴データ)も同じ解像度
で同じサイズの画像データから抽出されることになる。
従って、指紋入力部22(指紋入力装置20)の解像度
やアスペクト比にかかる仕様が変わったとしても、ユー
ザに指紋(生体情報)の再登録作業を求める必要がな
く、システムのバージョンアップを容易に行なうことが
できる。
【0052】なお、第2実施形態でも、生体情報として
指紋の画像データを採取して使用する場合について説明
したが、生体情報として音声,キーストローク,動的署
名等の時系列データを採取して使用することもできる。
この場合、前述した通り時系列データのサンプリング周
期(サンプリング周波数)が画像データについての解像
度に相当し、時系列データの採取時間(測定時間長)が
画像データについての画像サイズに相当する。
【0053】〔3〕第3実施形態の説明 図6は本発明の第3実施形態としての生体情報を用いた
個人認証システムの要部構成を示すブロック図である。
なお、図6中、既述の符号と同一の符号は同一もしくは
ほぼ同一の部分を示しているので、その詳細な説明は省
略する。また、図6でも、図1に示した制御部21,I
/O制御部24,指紋照合結果出力部34の図示は省略
されている。
【0054】図6に示すように、第3実施形態の個人認
証システムにおける指紋画像入力制御部23には、指紋
画像変換部(生体情報変換部)233がそなえられてい
る。この指紋画像変換部233は、指紋入力部22によ
り採取された指紋の画像データを、所定の画像特性(例
えば画像階調や画像利得係数;所定の採取条件)を有す
る画像データに変換するものである。この指紋画像変換
部233としては、例えば、指紋入力装置20に内蔵さ
れた画像プリプロセッサ(画像前処理部)が用いられ
る。そして、第3実施形態の指紋特徴データ抽出部31
は、指紋画像変換部233により変換された画像データ
から指紋特徴データを抽出している。
【0055】次に、図7に示すフローチャートに従っ
て、第3実施形態の個人認証システムの動作を説明す
る。まず、指紋画像入力制御部23は、指紋入力部22
の仕様情報を読み込んでから(ステップS21)、指紋
入力部22を制御して指紋の画像データを採取する(ス
テップS22)。
【0056】そして、採取された指紋の画像データは、
指紋画像入力制御部23における指紋画像変換部233
により、指紋入力部22の仕様情報に基づいて所定の画
像特性(画像階調および利得条件)を有する画像データ
に変換された後(ステップS23)、指紋特徴データ抽
出部31に入力され(ステップS24)、この指紋特徴
データ抽出部31で画像データから指紋特徴データが抽
出される(ステップS25)。
【0057】このようにして、指紋特徴データ抽出部3
1には、常に一定の画像特性を有する指紋の画像データ
が入力されるので、指紋入力部22の画像特性にかかる
仕様が変わった場合でも指紋特徴データ抽出部31には
一定の画像特性の指紋画像を送ることができる。従っ
て、指紋特徴データ抽出部31で抽出された指紋特徴デ
ータは、指紋入力部22の画像特性にかかる仕様に依存
しないため、異なる画像特性の指紋入力部22を使用し
た場合でも、照合互換性をもつことになる。
【0058】上述のごとく、第3実施形態の個人認証シ
ステムでは、指紋特徴データ抽出部31に入力される指
紋の画像データの画像階調や画像利得係数が常に所定の
値になっているので、指紋特徴データ登録部32に予め
登録・保持される登録指紋特徴データ(登録生体特徴デ
ータ)も指紋特徴データ照合部33に供給される照合用
指紋特徴データ(照合用生体特徴データ)も同じ画像特
性の画像データから抽出されることになる。
【0059】従って、指紋入力部22の画像特性にかか
る仕様(例えば画像データの採取方式)が変わったとし
ても、ユーザに指紋(生体情報)の再登録作業を求める
必要がなく、システムのバージョンアップを容易に行な
うことができる。より具体的に説明すると、本発明の第
3実施形態の個人認証システムによれば、光学式で採取
された指紋画像と静電容量方式で採取された指紋画像と
の照合判定を、同一のシステムで行なうことが可能にな
る。
【0060】〔4〕第4実施形態の説明 図8は本発明の第4実施形態としての生体情報を用いた
個人認証システムの要部構成を示すブロック図である。
なお、図8中、既述の符号と同一の符号は同一もしくは
ほぼ同一の部分を示しているので、その詳細な説明は省
略する。また、図8でも、図1に示した制御部21,I
/O制御部24,指紋照合結果出力部34の図示は省略
されている。
【0061】図8に示すように、第4実施形態の個人認
証システムにおける指紋画像入力制御部23には、指紋
画像隆線谷線輝度変換部(生体情報変換部)234がそ
なえられている。この指紋画像隆線谷線輝度変換部23
4は、指紋入力部22により採取された指紋の画像デー
タを、所定の隆線/谷線の明暗関係(輝度関係;例え
ば、隆線が明で谷線が暗、もしくは、隆線が暗で谷線が
明)を有する画像データに変換するものである。そし
て、第4実施形態の指紋特徴データ抽出部31は、指紋
画像隆線谷線輝度変換部234により変換された画像デ
ータから指紋特徴データを抽出している。
【0062】この第4実施形態は、指紋画像に特有の例
を説明するものである。指紋画像の採取方式としては、
指紋隆線が暗で指紋谷線が明となるプリズム方式(例え
ば特開昭63−228271号公報参照),指紋隆線が明で指紋
谷線が暗となるプリズム方式(例えば特開昭58−144280
号公報参照),指紋隆線が明で指紋谷線が暗となる平行
平板方式(例えば特開平1−321576号公報参照),指紋
の凹凸を静電容量で検知する方式,指紋の凹凸を超音波
で検知する方式など、様々な画像採取方式がある。この
ため、指紋入力部22で採取される指紋画像の隆線(山
線)と谷線との明暗関係(輝度関係)は、各メーカーの
指紋画像採取デバイスによってまちまちである。図11
(A)は、隆線(山線)が明で谷線が暗である指紋画像
の具体例を示し、図11(B)は、隆線(山線)が暗で
谷線が明である指紋画像の具体例を示している。
【0063】指紋照合を行なう場合、隆線上の指紋特徴
点を使うのが一般的であり、画像の輝度関係が逆転して
いる場合は指紋画像の谷線特徴点の検出を行なってしま
うおそれがある。従って、各メーカーの指紋画像採取デ
バイス(指紋入力部22)を混在させた環境で指紋照合
システムを運用するためには、指紋隆線と指紋谷線との
輝度関係を確実に把握しておく必要がある。そこで、本
実施形態のごとく、指紋画像入力制御部23からは所定
の輝度関係で指紋特徴データ抽出部31に指紋画像を送
るように設定しておくことで、上述のような問題を回避
することができる。
【0064】次に、図9に示すフローチャートに従っ
て、第4実施形態の個人認証システムの動作を説明す
る。まず、指紋画像入力制御部23は、指紋入力部22
の仕様情報を読み込んでから(ステップS21)、指紋
入力部22を制御して指紋の画像データを採取する(ス
テップS22)。
【0065】そして、採取された指紋の画像データは、
指紋画像入力制御部23における指紋画像隆線谷線輝度
変換部234により、指紋入力部22の仕様情報に基づ
いて所定の隆線/谷線の明暗関係を有する画像データに
変換された後(ステップS231)、指紋特徴データ抽
出部31に入力され(ステップS24)、この指紋特徴
データ抽出部31で画像データから指紋特徴データが抽
出される(ステップS25)。
【0066】このようにして、指紋特徴データ抽出部3
1には、常に、隆線/谷線について一定の明暗関係を有
する指紋の画像データが入力されるので、指紋入力部2
2の仕様(指紋画像採取デバイス自体)が変わった場合
でも指紋特徴データ抽出部31には一定の明暗関係を有
する指紋画像を送ることができる。従って、指紋特徴デ
ータ抽出部31で抽出された指紋特徴データは、指紋入
力部22の仕様やメーカーに依存しないため、異なる仕
様/メーカーの指紋入力部22を使用した場合でも、照
合互換性をもつことになる。
【0067】上述のごとく、第4実施形態の個人認証シ
ステムでは、指紋特徴データ抽出部31に入力される指
紋画像の隆線/谷線が常に所定の明暗関係となっている
ので、誤って指紋画像の谷線特徴点を検出することを確
実に防止できるだけでなく、指紋入力部22の仕様/メ
ーカーが変わったとしても、ユーザに指紋(生体情報)
の再登録作業を求める必要がなく、システムのバージョ
ンアップを容易に行なうことができる。
【0068】なお、上述した第4実施形態では、指紋画
像入力制御部23は指紋入力部22の仕様情報を読み込
み、その仕様情報に基づいて、指紋入力部22により採
取された指紋画像における隆線/谷線の明暗関係を判断
しているが、指紋画像入力制御部23に、指紋入力部2
2により採取された指紋画像における隆線/谷線の明暗
関係を判断する明暗関係判断部としての機能をそなえ、
指紋画像隆線谷線輝度変換部234が、前記明暗関係判
断部による判断結果に応じて画像データの変換処理を行
なうように構成してもよい。このとき、前記明暗関係判
断部は、具体的には、指が指紋入力面にのせられていな
い時の画像と指が指紋入力面に載せられた時の画像との
輝度差を測定し、隆線と谷線との輝度関係を判定する。
【0069】このような明暗関係判断部をそなえた個人
認証システムの動作を、図10に示すフローチャートに
従って説明する。なお、図10では、所定の明暗関係
を、隆線が明で谷線が暗とする。まず、指紋画像入力制
御部23は、指紋入力部22の指紋入力面に指を置いて
いない時の画像を採取してから(ステップS31)、指
紋入力部22を制御して指紋の画像データを採取する
(ステップS32)。
【0070】そして、ステップS31およびS32で採
取られた両画像の輝度値を比較し(ステップS33)、
ステップS32で採取された指紋画像の方に明るい画素
が多い場合(ステップS34からYESルート)、指紋
画像において隆線が明で谷線が暗であると判断し(ステ
ップS35)、その指紋画像がそのまま指紋特徴データ
抽出部31に入力され(ステップS36)、指紋特徴デ
ータ抽出部31で画像データから指紋特徴データが抽出
される。
【0071】一方、ステップS31で採取された画像の
方に明るい画素が多い場合(ステップS34からNOル
ート)、指紋画像において隆線が暗で谷線が明であると
判断し(ステップS37)、その指紋画像の明暗関係
(輝度関係)を指紋画像隆線谷線輝度変換部234によ
り反転変換してから(ステップS38)、指紋画像が指
紋特徴データ抽出部31に入力され(ステップS3
9)、指紋特徴データ抽出部31で画像データから指紋
特徴データが抽出される。
【0072】この場合も、上述した第4実施形態と同様
の作用効果を得ることができる。なお、図10に示す例
では、隆線が明で谷線が暗になるように指紋画像の変換
を行なっているが、当然、明暗関係を逆に設定してもよ
い。 〔5〕第5実施形態の説明 図12は本発明の第5実施形態としての生体情報を用い
た個人認証システムの要部構成を示すブロック図であ
る。なお、図12中、既述の符号と同一の符号は同一も
しくはほぼ同一の部分を示しているので、その詳細な説
明は省略する。また、図12でも、図1に示した制御部
21,I/O制御部24,指紋照合結果出力部34の図
示は省略されている。
【0073】第5実施形態の個人認証システムは、第
1,第2実施形態のごとく指紋画像を指紋特徴データ抽
出部31に送る前に指紋入力制御部23で指紋画像の解
像度やサイズを合わせるのではなく、指紋特徴データ抽
出部31に指紋画像を送る際にその指紋画像の画像採取
条件を添付することを特徴としている。ここでいう画像
採取条件とは、解像度,階調数,縦横画素数(画像サイ
ズ,アスペクト比),画像利得特性等が挙げられる。こ
の画像採取条件は、照合方式に応じて適宜選択される。
そして、第5実施形態の指紋特徴データ抽出部31は、
入力された指紋画像を、それに付随した採取条件に基づ
いて内部で画像変換を行ない、所定の画像条件にした上
で特徴抽出を開始するように構成されている。
【0074】そこで、第5実施形態の個人認証システム
における指紋画像入力制御部23には、図12に示すよ
うに、指紋画像採取条件添付部(採取条件添付部)23
5がそなえられている。この指紋画像採取条件添付部2
35は、指紋入力部22で採取され指紋特徴データ抽出
部31へ入力されるべき指紋画像に、その指紋画像につ
いての画像採取条件(本実施形態では解像度および縦横
画素数とする)を添付するものである。また、第5実施
形態の指紋特徴データ抽出部31は、指紋画像から指紋
特徴データを抽出する前に、その指紋画像に添付された
画像採取条件に基づいて、その指紋画像を所定の画像採
取条件で採取された状態に変換する生体情報変換部とし
ての機能を有している。本実施形態では、この生体情報
変換部としての機能により、指紋画像が、所定の解像度
および縦横画素数を有する画像データに変換される。
【0075】次に、図13に示すフローチャートに従っ
て、第5実施形態の個人認証システムの動作を説明す
る。まず、指紋画像入力制御部23は、指紋入力部22
の仕様情報を読み込んでから(ステップS21)、指紋
入力部22を制御して指紋の画像データ(指紋画像)を
採取すると(ステップS22)、指紋画像採取条件添付
部235により、前記仕様情報に含まれる画像採取条件
(解像度および縦横画素数)を指紋画像に添付した後
(ステップS26)、その指紋画像を指紋特徴データ抽
出部31に入力する(ステップS27)。
【0076】そして、指紋特徴データ抽出部31におい
て、指紋画像は、前記生体情報変換部としての機能によ
り、その指紋画像に添付された解像度および縦横画素数
に基づいて、所定の解像度および縦横画素数を有する画
像データに変換された後(ステップS28)、変換され
た指紋画像から指紋特徴データが抽出される(ステップ
S25)。
【0077】このようにして、指紋特徴データ抽出部3
1において、常に、一定の解像度および一定の縦方向/
横方向の画素数を有する指紋画像が得られるので、指紋
入力部22の解像度やアスペクト比にかかる仕様が変わ
った場合でも、一定の仕様の指紋画像から指紋特徴デー
タを抽出することができる。従って、抽出された指紋特
徴データは、指紋入力部22の解像度やアスペクト比に
かかる仕様に依存しないため、異なる解像度/アスペク
ト比の指紋入力部22を使用した場合でも、照合互換性
をもつことになる。
【0078】上述のごとく、第5実施形態の個人認証シ
ステムでは、指紋特徴データ登録部32に予め登録・保
持される登録指紋特徴データ(登録生体特徴データ)も
指紋特徴データ照合部33に供給される照合用指紋特徴
データ(照合用生体特徴データ)も同じ解像度で同じサ
イズの画像データから抽出されることになり、指紋入力
部22(指紋入力装置20)の解像度やアスペクト比に
かかる仕様が変わったとしても、ユーザに指紋(生体情
報)の再登録作業を求める必要がなく、システムのバー
ジョンアップを容易に行なうことができる。
【0079】なお、第5実施形態では、生体情報として
指紋の画像データを採取して使用する場合について説明
したが、生体情報として音声,キーストローク,動的署
名等の時系列データを採取して使用することもできる。
この場合、前述した通り、時系列データのサンプリング
周期(サンプリング周波数)が画像データについての解
像度に相当し、時系列データの採取時間(測定時間長)
が画像データについての画像サイズに相当する。また、
時系列データが音声である場合、採取条件として前述し
たサンプリング周期や採取時間のほかに帯域幅などを加
えてもよい。
【0080】また、第5実施形態では、指紋画像の採取
条件が解像度および縦横画素数である場合について説明
したが、指紋画像採取条件添付部235により、採取条
件として指紋画像における隆線/谷線の明暗関係をその
指紋画像に添付し、指紋特徴データ抽出部31におい
て、指紋画像から指紋特徴データを抽出する前に、その
指紋画像に添付された明暗関係に基づいて、その指紋画
像を所定の明暗関係を有する指紋画像に変換するように
構成してもよい。
【0081】この場合の個人認証システムの動作を、図
14に示すフローチャートに従って説明する。まず、指
紋画像入力制御部23は、指紋入力部22の仕様情報を
読み込んでから(ステップS21)、指紋入力部22を
制御して指紋の画像データ(指紋画像)を採取すると
(ステップS22)、指紋画像採取条件添付部235に
より、前記仕様情報に含まれる、指紋画像における隆線
/谷線の明暗関係を指紋画像に添付した後(ステップS
261)、その指紋画像を指紋特徴データ抽出部31に
入力する(ステップS271)。そして、指紋特徴デー
タ抽出部31において、指紋画像は、前記生体情報変換
部としての機能により、その指紋画像に添付された明暗
関係に基づいて、その指紋画像を所定の明暗関係を有す
る指紋画像に変換された後(ステップS281)、変換
された指紋画像から指紋特徴データが抽出される(ステ
ップS25)。
【0082】このようにして、指紋特徴データ抽出部3
1において、常に、隆線/谷線について一定の明暗関係
を有する指紋画像が得られるので、指紋入力部22の仕
様(指紋画像採取デバイス自体)が変わった場合でも、
一定の明暗関係を有する指紋画像から指紋特徴データを
抽出することができる。つまり、抽出された指紋特徴デ
ータは、指紋入力部22の仕様やメーカーに依存しない
ため、異なる仕様/メーカーの指紋入力部22を使用し
た場合でも、照合互換性をもつことになる。従って、誤
って指紋画像の谷線特徴点を検出することを確実に防止
できるだけでなく、指紋入力部22の仕様/メーカーが
変わったとしても、ユーザに指紋(生体情報)の再登録
作業を求める必要がなく、システムのバージョンアップ
を容易に行なうことができる。
【0083】〔6〕第6実施形態の説明 図15は本発明の第6実施形態としての生体情報を用い
た個人認証システムの要部構成を示すブロック図であ
る。なお、図15中、既述の符号と同一の符号は同一も
しくはほぼ同一の部分を示しているので、その詳細な説
明は省略する。また、図15でも、図1に示した制御部
21,I/O制御部24,指紋照合結果出力部34の図
示は省略されている。
【0084】第6実施形態の個人認証システムにおいて
は、図15に示すように、指紋画像入力制御部23に第
5実施形態と同様の指紋画像採取条件添付部235がそ
なえられるほか、指紋特徴データ抽出部31に指紋特徴
データ解像度情報添付部(採取条件添付部)311がそ
なえられるとともに、指紋特徴データ照合部33に指紋
特徴データ解像度情報一致判定部331および指紋特徴
データコンバータ(生体特徴データ変換部)332がそ
なえられている。
【0085】第6実施形態の指紋画像採取条件添付部2
35は、指紋入力部22で採取され指紋特徴データ抽出
部31へ入力されるべき指紋画像に、その指紋画像につ
いての画像採取条件として解像度を添付するものであ
る。指紋特徴データ解像度情報添付部311は、指紋特
徴データ抽出部31から指紋特徴データ登録部32や指
紋特徴データ照合部33へ入力される指紋特徴データ
に、その指紋特徴データの抽出元である指紋画像の解像
度を画像採取条件としてを添付するものである。ここで
添付される解像度は、指紋画像採取条件添付部235に
よって指紋画像に添付されたものである。
【0086】指紋特徴データ解像度情報一致判定部33
1は、指紋特徴データの照合を行なう際に、指紋特徴デ
ータ抽出部31からの照合用指紋特徴データに添付され
た解像度と指紋特徴データ登録部32からの登録指紋特
徴データに添付された解像度とが一致しているか否かを
判定するものである。指紋特徴データコンバータ332
は、指紋特徴データ解像度情報一致判定部331による
判定結果が不一致であった場合、照合用生体特徴データ
と登録生体特徴データとの照合を行なう前に、これらの
生体特徴データに添付された解像度に基づいて、照合用
生体特徴データと登録生体特徴データとを同じ解像度の
データに変換するものである。
【0087】このとき、指紋特徴データコンバータ33
2は、照合用生体特徴データの解像度と登録生体特徴デ
ータの解像度とを一致させるべく、照合用生体特徴デー
タと登録生体特徴データとの両方を、予め設定された適
正な解像度を有するデータに変換してもよいし、照合用
生体特徴データを登録生体特徴データと同じ解像度を有
するデータに変換してもよいし、登録生体特徴データを
照合用生体特徴データと同じ解像度を有するデータに変
換してもよい。なお、以下の動作説明では、指紋特徴デ
ータコンバータ332は、照合用生体特徴データを登録
生体特徴データと同じ解像度を有するデータに変換する
ものとしている。
【0088】次に、図16および図17に示すフローチ
ャートに従って、第6実施形態の個人認証システムの動
作を説明する。指紋特徴データ抽出部31においては、
図16に示すように、指紋画像入力制御部23から、画
像採取条件(解像度)を添付された指紋画像を入力され
ると(ステップS41)、その指紋画像から指紋特徴デ
ータを抽出した後(ステップS42)、指紋特徴データ
解像度情報添付部311により、指紋画像入力制御部2
3から添付されてきた解像度を指紋特徴データに添付し
(ステップS43)、その指紋特徴データを指紋特徴デ
ータ登録部32もしくは指紋特徴データ照合部33に入
力する。
【0089】第6実施形態の個人認証システムの動作に
ついて、図17を参照しながらより詳細に説明すると、
指紋特徴データ抽出部31に、画像採取条件(解像度)
を添付された照合用指紋画像が入力されると(ステップ
S51)、その照合用指紋画像の解像度が画像採取条件
から取得されるとともに(ステップS52)、その照合
用指紋画像から照合用指紋特徴データが抽出される(ス
テップS53)。そして、指紋特徴データ解像度情報添
付部311により、ステップS52で取得された解像度
を照合用指紋特徴データに添付し(ステップS54)、
その照合用指紋特徴データを指紋特徴データ照合部33
に入力する。
【0090】指紋特徴データ照合部33においては、照
合対象者について指紋特徴データ登録部32に予め登録
保存されている登録指紋特徴データが読み出され、この
登録指紋特徴データに添付されている解像度と照合用指
紋特徴データに添付された解像度とが比較され(ステッ
プS55)、指紋特徴データ解像度情報一致判定部33
1により、これらの解像度が一致しているか否かが判定
される(ステップS56)。
【0091】これらの解像度が一致している場合(ステ
ップS56のYESルート)、指紋特徴データコンバー
タ332による変換処理を行なうことなく、登録指紋特
徴データと照合用指紋特徴データとの比較・照合を行な
う(ステップS57)。一方、不一致である場合(ステ
ップS56のNOルート)、指紋特徴データコンバータ
332により照合用生体特徴データを登録生体特徴デー
タと同じ解像度を有するデータに変換し、照合用生体特
徴データの解像度と登録生体特徴データの解像度とを一
致させてから(ステップS58)、登録指紋特徴データ
と照合用指紋特徴データとの比較・照合を行なう(ステ
ップS59)。指紋特徴データ照合部33による比較照
合の結果、登録指紋特徴データと照合用指紋特徴データ
との一致率が所定値以上であった場合には、例えばデー
タベースや電子決済システムに対するアクセスを許可す
る。
【0092】このように、第6実施形態では、指紋特徴
データ照合部33において、解像度の異なる指紋画像か
ら抽出された2つの指紋特徴データを照合する場合に
は、指紋特徴データに添付された解像度情報に基づいて
照合用指紋特徴データの解像度を登録指紋特徴データの
解像度に一致させてから、照合処理が行なわれる。従っ
て、指紋入力部22の解像度にかかる仕様が変わったと
しても、ユーザに指紋(生体情報)の再登録作業を求め
る必要がなく、システムのバージョンアップを容易に行
なうことができる。
【0093】なお、第6実施形態では、生体情報として
指紋の画像データを採取して使用する場合について説明
したが、生体情報として音声,キーストローク,動的署
名等の時系列データを採取して使用することもできる。
また、第6実施形態では、指紋特徴データに添付される
採取条件が解像度である場合について説明したが、指紋
画像採取条件添付部235および指紋特徴データ解像度
情報添付部311により、採取条件として、縦横画素数
(画像サイズ)や指紋画像における隆線/谷線の明暗関
係を、指紋画像および指紋特徴データに添付し、添付さ
れた採取条件に基づいて指紋特徴データコンバータ33
2が変換処理を行なうように構成してもよい。
【0094】〔7〕第7実施形態の説明 図18は本発明の第7実施形態としての生体情報を用い
た個人認証システムの要部構成を示すブロック図であ
る。なお、図18中、既述の符号と同一の符号は同一も
しくはほぼ同一の部分を示しているので、その詳細な説
明は省略する。また、図18でも、図1に示した制御部
21,I/O制御部24,指紋照合結果出力部34の図
示は省略されている。
【0095】第7実施形態の個人認証システムにおいて
は、図18に示すように、指紋特徴データ抽出部31に
照合方式版数添付部312がそなえられるとともに、指
紋特徴データ照合部33に照合方式版数一致判定部33
3および指紋特徴データコンバータ(生体特徴データ変
換部)334がそなえられている。照合方式版数添付部
312は、指紋特徴データ抽出部31から指紋特徴デー
タ登録部32や指紋特徴データ照合部33へ入力される
指紋特徴データに、その指紋特徴データについての照合
方式版数を添付するものである。
【0096】ここで、照合方式版数(バージョン)と
は、指紋特徴データ照合部33による照合方式を特定す
るための情報であり、照合方式の種類によって照合時に
必要となる指紋特徴データの種類が変わる。従って、照
合方式の種類によって、指紋特徴データ抽出部31が指
紋画像から抽出すべき指紋特徴データ(指紋中心,指紋
特徴点座標,指紋特徴点間の距離,指紋隆線方向,指紋
特徴点官の隆線本数等)も変わってくる。
【0097】本実施形態の指紋特徴データ抽出部31
は、指紋特徴データ照合部33による現在の照合方式版
数を指定・入力されると、その照合方式版数で必要とな
る指紋特徴データを抽出し、照合方式版数添付部312
は、抽出された指紋特徴データに前記現在の照合方式版
数を添付する。照合方式版数一致判定部333は、指紋
特徴データの照合を行なう際に、指紋特徴データ抽出部
31からの照合用指紋特徴データに添付された照合方式
版数と指紋特徴データ登録部32からの登録指紋特徴デ
ータに添付された照合方式版数とが一致しているか否か
を判定するものである。
【0098】指紋特徴データコンバータ334は、照合
方式版数一致判定部333による判定結果が不一致であ
った場合、照合用生体特徴データと登録生体特徴データ
との照合を行なう前に、これらの生体特徴データに添付
された照合方式版数に基づいて、照合用生体特徴データ
と登録生体特徴データとを同じ照合方式版数に対応した
データに変換するものである。
【0099】このとき、指紋特徴データコンバータ33
4は、照合用生体特徴データの照合方式版数と登録生体
特徴データの照合方式版数とを一致させるべく、照合用
生体特徴データと登録生体特徴データとの両方を、所定
の照合方式版数に対応したデータに変換してもよいし、
照合用生体特徴データを登録生体特徴データの照合方式
版数に対応したデータに変換してもよいし、登録生体特
徴データを照合用生体特徴データの照合方式版数に対応
したデータに変換してもよい。なお、以下の動作説明で
は、指紋特徴データコンバータ334は、照合用生体特
徴データを登録生体特徴データの照合方式版数に対応し
たデータに変換するものとしている。指紋特徴データコ
ンバータ334による変換対象データは、例えば、指紋
中心,指紋特徴点座標,指紋特徴点間の距離,指紋隆線
方向等である。
【0100】次に、図19および図20に示すフローチ
ャートに従って、第7実施形態の個人認証システムの動
作を説明する。指紋特徴データ抽出部31においては、
図19に示すように、指紋画像入力制御部23から指紋
画像を入力されるとともに照合方式版数を指定・入力さ
れると(ステップS411)、その指紋画像から、指定
・入力された照合方式版数に対応した指紋特徴データを
抽出した後(ステップS421)、照合方式版数添付部
312により、指定・入力された照合方式版数を指紋特
徴データに添付し(ステップS431)、その指紋特徴
データを指紋特徴データ登録部32もしくは指紋特徴デ
ータ照合部33に入力する。
【0101】第7実施形態の個人認証システムの動作に
ついて、図20を参照しながらより詳細に説明すると、
指紋特徴データ抽出部31に照合用指紋画像が入力され
るとともに(ステップS511)、照合方式版数が取得
されると(ステップS521)、その照合用指紋画像か
ら前記照合方式版数に対応した指紋特徴データが抽出さ
れる(ステップS531)。そして、照合方式版数添付
部312により、ステップS521で取得された照合方
式版数を照合用指紋特徴データに添付し(ステップS5
41)、その照合用指紋特徴データを指紋特徴データ照
合部33に入力する。
【0102】指紋特徴データ照合部33においては、照
合対象者について指紋特徴データ登録部32に予め登録
保存されている登録指紋特徴データが読み出され、この
登録指紋特徴データに添付されている照合方式版数と照
合用指紋特徴データに添付された照合方式版数とが比較
され(ステップS551)、照合方式版数一致判定部3
33により、これらの照合方式版数が一致しているか否
かが判定される(ステップS561)。
【0103】これらの照合方式版数が一致している場合
(ステップS561のYESルート)、指紋特徴データ
コンバータ334による変換処理を行なうことなく、登
録指紋特徴データと照合用指紋特徴データとの比較・照
合を行なう(ステップS57)。一方、不一致である場
合(ステップS561のNOルート)、指紋特徴データ
コンバータ334により照合用生体特徴データを登録生
体特徴データの照合方式版数に対応したデータに変換
し、照合用生体特徴データの照合方式版数と登録生体特
徴データの照合方式版数とを一致させてから(ステップ
S581)、登録指紋特徴データと照合用指紋特徴デー
タとの比較・照合を行なう(ステップS59)。
【0104】このように、第7実施形態では、第6実施
形態で用いた解像度情報に代えて照合方式版数を使用
し、照合用生体特徴データを登録生体特徴データの照合
方式版数に対応したデータに変換して照合を行なうこと
で、照合の互換性を維持することができる。従って、照
合方式が変わったとしても、ユーザに指紋(生体情報)
の再登録作業を求める必要がなく、システムのバージョ
ンアップを容易に行なうことができる。
【0105】なお、第7実施形態では、個人認証システ
ムを図1に示すようなパソコン接続型指紋照合装置とし
て実現した場合について説明したが、第7実施形態の個
人認証システムは、クライアントサーバ型のシステムと
して実現することも可能である。クライアントサーバ型
の場合には、クライアント側から送られてきた照合用指
紋特徴データの照合方式版数が、登録済みの指紋特徴デ
ータの照合方式版数と一致しない場合が考えられる。そ
の場合には、送られてきた照合用指紋特徴データの照合
方式版数を、指紋特徴データコンバータ334により、
登録指紋特徴データの照合方式版数に変換させてから、
照合を行なう。また、事前にサーバに登録されている登
録特徴データの照合方式版数をクライアント側から問い
合わせた後、クライアント側で同じ照合方式版数で指紋
特徴データの照合を行なうことも可能である。
【0106】〔8〕第8実施形態の説明 図21は本発明の第8実施形態としての生体情報を用い
た個人認証システムの要部構成を示すブロック図であ
る。なお、図21中、既述の符号と同一の符号は同一も
しくはほぼ同一の部分を示しているので、その詳細な説
明は省略する。また、図21でも、図1に示した制御部
21,I/O制御部24,指紋照合結果出力部34の図
示は省略されている。
【0107】第8実施形態の個人認証システムにおいて
は、図21に示すように、指紋特徴データ抽出部31
に、第7実施形態と同様の照合方式版数添付部312の
ほかに指紋特徴データ補助情報抽出部313がそなえら
れ、指紋特徴データ登録部32に指紋特徴データ補助情
報記憶部323がそなえられ、指紋特徴データ照合部3
3Aに、第7実施形態と同様の照合方式版数一致判定部
333のほかに指紋特徴データ再構成部(生体特徴デー
タ再構成部)335がそなえられている。
【0108】指紋特徴データ補助情報抽出部313は、
指紋特徴データ登録部32に登録すべき登録指紋特徴デ
ータを指紋画像から抽出する際に、指紋特徴データ照合
部33Aでの照合方式で必要不可欠な指紋特徴データの
ほかに、それ以外の補助的な指紋特徴データ(異なる照
合方式で必要となる指紋特徴データ;指紋特徴データ補
助情報)を指紋画像から抽出するものである。
【0109】指紋特徴データ補助情報記憶部323は、
指紋特徴データ補助情報抽出部313で抽出され、登録
指紋特徴データとともに送られてきた指紋特徴データ補
助情報を予め保存・記憶するものである。また、指紋特
徴データ照合部33Aは、複数の照合方式に対応可能に
構成されており、この指紋特徴データ照合部33Aにお
ける指紋特徴データ再構成部335は、照合方式の変更
に伴って照合(識別・認証)に用いる指紋特徴データの
種類が変更された場合、指紋特徴データ登録部32に予
め登録されている登録指紋特徴データ(前記必要不可欠
な指紋特徴データ)とともに、指紋特徴データ補助情報
記憶部323に保存されている指紋特徴データ補助情報
を使用して、前記変更に応じた新たな登録指紋特徴デー
タを再構成するものである。
【0110】より具体的に説明すると、第8実施形態で
は、照合方式版数一致判定部333が、指紋特徴データ
照合部33Aにより照合を行なうべき照合用指紋特徴デ
ータと登録指紋特徴データとのそれぞれに添付された照
合方式版数が一致しないと判定した場合、指紋特徴デー
タ再構成部335が、登録指紋特徴データを、照合用指
紋特徴データの照合方式版数に対応した照合方式で必要
となる指紋特徴データに再構成する。
【0111】次に、図22に示すフローチャートに従っ
て、第8実施形態の個人認証システムの動作(登録指紋
特徴データの登録動作)について説明する。指紋特徴デ
ータ抽出部31においては、図22に示すように、指紋
画像入力制御部23から登録用指紋画像を入力されると
ともに照合方式版数を指定・入力されると(ステップS
412)、その登録用指紋画像から、指定・入力された
照合方式版数に対応した登録指紋特徴データを抽出する
とともに(ステップS422)、指紋特徴データ補助情
報抽出部313により、指紋特徴データ補助情報を前記
登録用指紋画像から抽出する(ステップS44)。
【0112】そして、ステップS422で抽出された登
録指紋特徴データに、ステップS44で抽出された指紋
特徴データ補助情報を添付し(ステップS45)、さら
に、照合方式版数添付部312により、指定・入力され
た照合方式版数を登録指紋特徴データに添付し(ステッ
プS432)、その指紋特徴データを指紋特徴データ登
録部32に入力・登録する(ステップS46)。登録指
紋特徴データに添付された指紋特徴データ補助情報は、
指紋特徴データ補助情報記憶部323に登録・保存され
る。
【0113】このようにして、指紋特徴データ登録部3
2に、照合方式版数とともに登録指紋特徴データや指紋
特徴データ補助情報を予め登録しておいてから、第7実
施形態とほぼ同様の照合処理が行なわれる。即ち、指紋
特徴データ抽出部31に照合用指紋画像が入力され、且
つ、照合方式版数が取得されると、その照合用指紋画像
から前記照合方式版数に対応した指紋特徴データが抽出
される。そして、照合方式版数添付部312により、前
記照合方式版数を照合用指紋特徴データに添付し、その
照合用指紋特徴データを指紋特徴データ照合部33Aに
入力する。
【0114】指紋特徴データ照合部33Aにおいては、
照合対象者について指紋特徴データ登録部32に予め登
録保存されている登録指紋特徴データが読み出され、こ
の登録指紋特徴データに添付されている照合方式版数と
照合用指紋特徴データに添付された照合方式版数とが比
較され、照合方式版数一致判定部333により、これら
の照合方式版数が一致しているか否かが判定される。
【0115】これらの照合方式版数が一致している場
合、指紋特徴データコンバータ334による変換処理を
行なうことなく、登録指紋特徴データと照合用指紋特徴
データとの比較・照合を行なう。一方、不一致である場
合、指紋特徴データ補助情報記憶部323から指紋特徴
データ補助情報を読み出し、指紋特徴データ再構成部3
35により、登録指紋特徴データと指紋特徴データ補助
情報とを使用して、登録指紋特徴データを、照合用指紋
特徴データの照合方式版数に対応した照合方式で必要と
なる指紋特徴データに再構成してから、登録指紋特徴デ
ータと照合用指紋特徴データとの比較・照合を行なう。
【0116】このように、第8実施形態では、登録指紋
特徴データの照合方式版数と照合用指紋特徴データの照
合方式版数とが異なる場合、登録指紋特徴データおよび
指紋特徴データ補助情報を使用し、登録指紋特徴データ
を、照合用指紋特徴データの照合方式版数に対応した照
合方式で必要となる指紋特徴データに再構成すること
で、照合の互換性を維持することができる。
【0117】また、照合方式版数が上がった場合(バー
ジョンアップを行なった場合)、以前の照合方式版数で
は用いなかった指紋特徴データ補助情報も利用すること
で、登録指紋特徴データの指紋照合版数をアップするこ
とが可能になる。従って、照合方式が変わったとして
も、ユーザに指紋(生体情報)の再登録作業を求める必
要がなく、システムのバージョンアップを容易に行なう
ことができる。
【0118】なお、第8実施形態では、異なる照合方式
で必要となる指紋特徴データを指紋特徴データ補助情報
として抽出して予め登録し、照合方式の変更時には指紋
特徴データ補助情報を用いて指紋特徴データの再構成を
行なっているが、前述のような指紋特徴データ補助情報
に代えて、登録指紋特徴データの抽出元である指紋画像
(生体情報)そのものを、その指紋画像から抽出された
登録指紋特徴データとともに指紋特徴データ登録部32
に予め保存しておいてもよい。
【0119】この場合、照合方式の変更等に伴い照合
(識別・認証)に用いる指紋特徴データの種類が変更さ
れた場合、指紋特徴データ登録部32に保存されている
指紋画像から、その変更に応じた新たな登録指紋特徴デ
ータを抽出して再構成する。これにより、前述した第8
実施形態と同様の作用効果が得られるほか、どのような
照合方式に変更されても、その照合方式に対応した指紋
特徴データを確実に抽出・再構成することが可能にな
る。
【0120】
〔9〕第9実施形態の説明 図23は本発明の第9実施形態としての生体情報を用い
た個人認証システムの要部構成を示すブロック図であ
る。なお、図23中、既述の符号と同一の符号は同一も
しくはほぼ同一の部分を示しているので、その詳細な説
明は省略する。また、図23では、図1に示した指紋入
力装置20内構成要素と指紋照合結果出力部34との図
示が省略されている。第9実施形態の個人認証システム
を、クライアントサーバ型のシステムとして構成しても
よい。
【0121】第9実施形態の個人認証システムにおいて
は、図23に示すように、指紋特徴データ登録部32
に、指紋特徴データ保存部321および指紋特徴データ
コンバータ(生体特徴データ変換部)322がそなえら
れている。指紋特徴データ保存部321は登録指紋特徴
データを保存するためのものであり、その登録指紋特徴
データは、照合開始前に指紋特徴データ抽出部31によ
って抽出されて指紋特徴データ保存部321に保存され
る一方、指紋特徴データ照合部33での照合時に指紋特
徴データ保存部321から読み出されるようになってい
る。
【0122】指紋特徴データコンバータ322は、外部
から指紋特徴データコンバータソフトウェア80を読み
込んで動作するもので、指紋特徴データ照合部33によ
る照合方式(あるいは指紋画像採取時の解像度)が変更
された場合に、指紋特徴データ保存部321に登録され
ている、全ての登録指紋特徴データを、変更後の照合方
式に対応した指紋特徴データに一括して変換するもので
ある。
【0123】ところで、例えば、個人認証システムが、
クライアント側で指紋画像の採取および指紋特徴データ
の抽出を行ないサーバ側で指紋認証(照合)を行なうよ
うに構成される場合、サーバ(指紋特徴データ保存部3
21)には、利用者の指紋特徴データを予め登録してお
く。クライアント側からサーバに送られてきた照合用指
紋特徴データと予めサーバに登録されている登録指紋特
徴データとを比較・照合し所定の一致をみた場合、例え
ばデータベースや電子決済システムへのアクセスを許可
する。
【0124】このため、サーバ(指紋特徴データ保存部
321)には、利用者全員の指紋特徴データが予め登録
されることになる。指紋特徴データの照合方式に変更が
あった場合、変更前に登録された指紋特徴データを用い
ては照合を行なえないので、大量に保存されている指紋
特徴データに対して何らかの変換処理が必要になる。な
お、照合方式だけではなく、例えば、指紋画像を採取す
る際の解像度が変わった場合にも何らかの変換処理が必
要になる。
【0125】そこで、第9実施形態の個人認証システム
では、前述した通り、指紋特徴データ登録部32に指紋
特徴データコンバータ322を設け、照合方式に変更が
あった場合には、指紋特徴データコンバータ322は、
指紋特徴データコンバータソフトウェア80とリンクし
て、指紋特徴データ保存部321に既に登録されている
指紋特徴データを、変更後の照合方式に対応した指紋特
徴データに一括して変換する。なお、指紋画像採取時の
解像度が変更された場合には、指紋特徴データコンバー
タ322は、他の特徴データコンバータソフトウェアと
リンクして、指紋特徴データ保存部321に既に登録さ
れている指紋特徴データを、変更後の解像度を有するデ
ータに一括して変換する。
【0126】次に、図24に示すフローチャートに従っ
て、第9実施形態の個人認証システムにおける指紋特徴
データコンバータ322の一括変換処理動作について説
明する。照合方式(または解像度)に変更があった場
合、指紋特徴データコンバータ322は、指紋特徴デー
タコンバータソフトウェア80を読み込んだ後(ステッ
プS71)、指紋特徴データ保存部321に保存されて
いる指紋特徴データを一つずつ読み込み(ステップS7
2)、読み込んだ指紋特徴データを、変更後の照合方式
(または解像度)に対応したデータに変換し(ステップ
S73)、変換後の指紋特徴データを指紋特徴データ保
存部321に保存する(ステップS74)。上述したス
テップS72〜S74の処理は、指紋特徴データ保存部
321に保存されている所定個数の指紋特徴データに対
する処理を完了するまで(ステップS75でYES判定
となるまで)、繰り返し実行される。
【0127】このように、第9実施形態では、照合方式
(または解像度)が変更された場合に、全ての登録指紋
特徴データが、変更後の照合方式(または解像度)に対
応した指紋特徴データに一括して変換されるので、照合
の互換性を維持することができ、ユーザに指紋(生体情
報)の再登録作業を求める必要がなく、システムのバー
ジョンアップを容易に行なうことができる。
【0128】〔10〕第10実施形態の説明 図25は本発明の第10実施形態としての生体情報を用
いた個人認証システムの要部構成を示すブロック図であ
る。なお、図25中、既述の符号と同一の符号は同一も
しくはほぼ同一の部分を示しているので、その詳細な説
明は省略する。また、図25では、図1に示した指紋入
力装置20内構成要素と指紋照合結果出力部34との図
示が省略されている。
【0129】第10実施形態の個人認証システムにおい
ては、図25に示すように、指紋特徴データ抽出部31
に、第7実施形態と同様の照合方式版数添付部312が
そなえられるとともに、指紋特徴データ照合部33A
が、第8実施形態と同様、複数の照合方式に対応可能に
構成され、登録指紋特徴データおよび照合用指紋特徴デ
ータに添付されている照合方式版数に応じた照合方式で
照合処理を行なうものである。
【0130】上述の構成により、第10実施形態の個人
認識システムでは、指紋特徴データ抽出部31から指紋
特徴データ登録部32や指紋特徴データ照合部33Aに
入力される指紋特徴データには、照合方式版数添付部3
12により、その指紋特徴データについての照合方式版
数が添付されている。そして、指紋特徴データ照合部3
3Aで照合処理を行なう際、指紋特徴データ抽出部31
からの照合用指紋特徴データの照合方式版数と、指紋特
徴データ登録部32からの登録指紋特徴データの照合方
式版数とが一致していれば、その照合方式版数に応じた
照合方式で照合処理が行なわれる。これらの照合方式版
数が一致しなかった場合は、その旨を利用者に通知して
処理を終了する。
【0131】このように、第10実施形態では、照合用
指紋特徴データの照合方式版数と登録指紋特徴データの
照合方式版数とが一致していれば、どのような照合方式
であっても指紋特徴データ照合部33Aで照合処理を行
なうことが可能になる。 〔11〕第11実施形態の説明 図26は本発明の第11実施形態としての生体情報を用
いた個人認証システムの要部構成を示すブロック図であ
る。なお、図26中、既述の符号と同一の符号は同一も
しくはほぼ同一の部分を示しているので、その詳細な説
明は省略する。また、図26でも、図1に示した制御部
21,I/O制御部24,指紋照合結果出力部34の図
示は省略されている。
【0132】第11実施形態の個人認証システムにおい
ては、図26に示すように、指紋特徴データ抽出部31
Aに、第7実施形態と同様の照合方式版数添付部312
がそなえられるとともに、指紋特徴データ照合部33A
に、登録データ照合方式版数検索部336がそなえられ
ている。指紋特徴データ抽出部31Aは、指紋画像から
複数の異なる照合方式で必要となる指紋特徴データを抽
出しうるものであり、この指紋特徴データ抽出部31A
における照合方式版数添付部312は、指紋特徴データ
抽出部31から指紋特徴データ登録部32へ入力される
登録指紋特徴データにその登録指紋特徴データについて
の照合方式版数を添付するものである。
【0133】また、指紋特徴データ抽出部31Aは、照
合対象者についての登録指紋特徴データに添付されてい
る照合方式版数を、指紋特徴データ照合部33Aに対し
て問い合わせる機能を有するとともに、指紋特徴データ
照合部33Aから照合方式版数の応答を受けると、その
照合方式版数に応じた照合方式で必要となる指紋特徴デ
ータを、照合用指紋画像から照合用指紋特徴データとし
て抽出するように動作する。
【0134】指紋特徴データ照合部33Aは、第8実施
形態と同様に、複数の照合方式に対応可能に構成され、
この指紋特徴データ照合部33Aにおける登録データ照
合方式版数検索部336は、指紋特徴データ抽出部31
Aから、前述した照合方式版数についての問い合わせを
受けた場合に、指紋特徴データ登録部32を検索し、照
合対象者についての登録指紋特徴データを検索し、その
登録指紋特徴データに添付された照合方式版数を読み出
して指紋特徴データ抽出部31Aへ返送するものであ
る。
【0135】さらに、指紋特徴データ抽出部31Aは、
指紋特徴データ照合部33Aによる照合結果としての一
致率が所定値以上であり且つ前記照合方式版数が所定の
版数よりも古いものである場合、照合用指紋画像から、
最新の照合方式に対応した指紋特徴データを抽出し、抽
出された指紋特徴データを新たな登録指紋特徴データと
して指紋特徴データ登録部32に再登録するように構成
されている。
【0136】次に、図27に示すフローチャートに従っ
て、第11実施形態の個人認証システムの動作について
説明する。まず、指紋特徴データ抽出部31Aは、照合
対象者についての登録指紋特徴データに添付されている
照合方式版数を、指紋特徴データ照合部33Aに対して
問い合わせ(ステップS81)、その問い合わせを受け
た、指紋特徴データ照合部33Aにおける登録データ照
合方式版数検索部336は、指紋特徴データ登録部32
を検索し、照合対象者についての登録指紋特徴データを
検索し、その登録指紋特徴データに添付された照合方式
版数を読み出して指紋特徴データ抽出部31Aへ返送す
る。
【0137】指紋特徴データ抽出部31Aは、指紋特徴
データ照合部33Aから照合方式版数の応答を受け取っ
た後(ステップS82)、照合用指紋画像を入力される
とともに(ステップS83)、画像情報を取得すると
(ステップS84)、登録時の照合方式版数と同じ条件
で照合用指紋特徴データの抽出を行なう。つまり、ステ
ップS85において、指紋特徴データ抽出部31Aは、
その照合方式版数に応じた照合方式で必要となる指紋特
徴データを、照合用指紋画像から照合用指紋特徴データ
として抽出する(ステップS85)。
【0138】この後、指紋特徴データ照合部33Aは、
登録時の照合方式版数に応じた照合方式で、登録指紋特
徴データと照合用指紋特徴データとの照合処理を行なう
(ステップS86)。その照合結果としての一致率が所
定値よりも小さかった場合(ステップS87のNOルー
ト)、登録指紋特徴データと照合用指紋特徴データとは
不一致であるとして処理を終了する一方、一致率が所定
値以上である場合(ステップS87のYESルート)、
登録指紋特徴データの照合方式版数が所定の版数よりも
古いものであるか否かを判定する(ステップS88)。
【0139】登録指紋特徴データの照合方式版数が所定
の版数よりも古いものでなければ(ステップS88のN
Oルート)、処理を終了する一方、登録指紋特徴データ
の照合方式版数が所定の版数よりも古いものであれば
(ステップS88のYESルート)、指紋特徴データ抽
出部31Aにより、照合用指紋画像から、最新の照合方
式に対応した指紋特徴データを、新しい照合方式版数条
件で再抽出する(ステップS89)。そして、登録済み
の指紋特徴データを再抽出された指紋特徴データと置き
換えて保存することにより、再抽出データを新たな登録
生体特徴データとして指紋特徴データ登録部32に再登
録する(ステップS90)。
【0140】上述のごとく、第11実施形態の個人認証
システムでは、登録時の照合方式版数に応じた照合方式
で、登録指紋特徴データと照合用指紋特徴データとの照
合処理が行なわれ、その照合結果としての一致率が所定
値以上であれば、照合対象者を本人として認識すること
ができる。その際、登録されている指紋特徴データの照
合方式版数が所定の版数よりも古いものであった場合
は、照合用指紋画像から最新の版数の照合方式に対応し
た指紋特徴データを抽出して登録指紋特徴データとして
置き換える。
【0141】つまり、指紋特徴データ照合部33Aが旧
バージョンと新バージョンとの少なくとも2種類の照合
方式に対応可能であれば、旧バージョンの照合方式に対
応した登録済み指紋特徴データにより照合対象者が本人
と確認された場合に、照合用指紋画像から新バージョン
の照合方式に対応した指紋特徴データを抽出して登録す
る。
【0142】このとき、登録指紋特徴データの置き換え
の判定基準を通常の本人確認閾値(図27のステップS
87の所定値)と別個に設定し、より高い閾値で置き換
え許可判定を行なえば、登録指紋特徴データ置き換え時
の他人による成りすまし行為をより確実に防止すること
ができる。このように、第11実施形態では、旧バージ
ョンの照合方式で登録された登録指紋特徴データを用い
た照合処理が行なわれ、その照合により本人確認された
場合、新バージョンの照合方式に対応した指紋特徴デー
タが抽出されて指紋特徴データ登録部32に置換・登録
されるので、他人による成りすまし行為を確実に防止し
ながら自動的に新バージョンに対応した指紋特徴データ
の再登録が行なわれ、システムのバージョンアップを容
易に行なうことができる。
【0143】〔12〕第12実施形態の説明 図28は本発明の第12実施形態としての生体情報を用
いた個人認証システムの要部構成を示すブロック図であ
る。なお、図28中、既述の符号と同一の符号は同一も
しくはほぼ同一の部分を示しているので、その詳細な説
明は省略する。また、図28でも、図1に示した制御部
21,I/O制御部24,指紋照合結果出力部34の図
示は省略されている。
【0144】第12実施形態の個人認証システムにおい
ては、図28に示すように、指紋特徴データ抽出部31
Aに、第7実施形態と同様の照合方式版数添付部312
のほかに指紋特徴データ共通情報抽出部314がそなえ
られ、指紋特徴データ登録部32に指紋特徴データ共通
情報記憶部324がそなえられ、指紋特徴データ照合部
33Aに、第7実施形態と同様の照合方式版数一致判定
部333のほかに照合方式共通データ照合部337がそ
なえられている。
【0145】指紋特徴データ抽出部31Aは、指紋画像
から複数の異なる照合方式で必要となる指紋特徴データ
を抽出しうるものであり、この指紋特徴データ抽出部3
1Aにおける照合方式版数添付部312は、指紋特徴デ
ータ抽出部31Aから指紋特徴データ登録部32や指紋
特徴データ照合部33Aへ入力される指紋特徴データに
その指紋特徴データについての照合方式版数を添付する
ものである。
【0146】指紋特徴データ共通情報抽出部314は、
指紋特徴データ抽出部31Aにより抽出された指紋特徴
データから、照合方式に依存せず全ての照合方式で共通
に用いられる共通データ(指紋特徴データ共通情報)を
抽出することにより、指紋特徴データを、図30に示す
ごとく、抽出時の照合方式に依存する依存データと、共
通データとに分けるものである。ここでいう共通データ
とは、例えば、指紋特徴点座標,指紋中心座標,指紋特
徴点方向等の一般的な指紋照合に使用される特徴情報を
想定している。
【0147】指紋特徴データ共通情報記憶部324は、
指紋特徴データ抽出部31Aにより抽出された登録指紋
特徴データのうち、前述のごとく指紋特徴データ共通情
報抽出部314により抽出された共通データ(指紋特徴
データ共通情報)を記憶するものである。なお、この指
紋特徴データ共通情報記憶部324は、実際には、指紋
特徴データ登録部32において、指紋特徴データフォー
マット内部に予め確保された照合版数共通データ領域と
して実現される。
【0148】また、指紋特徴データ照合部33Aは、第
8実施形態と同様に、複数の照合方式に対応可能に構成
され、この指紋特徴データ照合部33Aにおける照合方
式共通データ照合部337は、照合用指紋特徴データに
添付された照合方式版数と、照合対象者についての登録
指紋特徴データに添付された照合方式版数とが不一致で
ある場合に、これらの指紋特徴データにおける共通デー
タを用いて照合処理を行なうものである。
【0149】さらに、指紋特徴データ抽出部31Aは、
照合方式共通データ照合部337による照合結果として
の一致率が所定値以上であった場合、照合用指紋画像か
ら、最新の照合方式に対応した指紋特徴データを抽出
し、抽出された指紋特徴データを新たな登録指紋特報デ
ータとして指紋特徴データ登録部32に再登録するよう
に構成されている。
【0150】次に、図29に示すフローチャートに従っ
て、第12実施形態の個人認証システムの動作について
説明する。まず、指紋特徴データ抽出部31Aは、照合
用指紋画像を入力されるとともに(ステップS91)、
画像情報を取得すると(ステップS92)、所定の照合
方式版数と同じ条件で照合用指紋特徴データの抽出を行
ない(ステップS93)、照合方式版数添付部312に
よりその照合方式版数を照合用指紋特徴データに添付
し、その照合用指紋特徴データを指紋特徴データ照合部
33Aに入力する。
【0151】指紋特徴データ照合部33Aにおいては、
照合対象者について指紋特徴データ登録部32に予め登
録保存されている登録指紋特徴データが読み出され、こ
の登録指紋特徴データに添付されている照合方式版数と
照合用指紋特徴データに添付された照合方式版数とが比
較され、照合方式版数一致判定部333により、これら
の照合方式版数が一致しているか否かが判定される(ス
テップS94およびS95)。
【0152】これらの照合方式版数が一致している場合
(ステップS95のYESルート)は、通常通り、登録
指紋特徴データと照合用指紋特徴データとの比較・照合
を行なう(ステップS96)。一方、不一致である場合
(ステップS95のNOルート)、照合方式共通データ
照合部337は、指紋特徴データ登録部32の指紋特徴
データ共通情報記憶部324から登録指紋特徴データの
共通データを読み出し、その共通データと、照合用指紋
特徴データにおける共通データとの比較・照合を行なう
(ステップS97)。
【0153】その照合結果としての一致率が所定値より
も小さかった場合(ステップS98のNOルート)、登
録指紋特徴データと照合用指紋特徴データとは不一致で
あるとして処理を終了する一方、一致率が所定値以上で
ある場合(ステップS98のYESルート)、指紋特徴
データ抽出部31Aにより、照合用指紋画像から、最新
の照合方式に対応した指紋特徴データを、新しい照合方
式版数条件で再抽出する(ステップS99)。そして、
登録済みの指紋特徴データを再抽出された指紋特徴デー
タと置き換えて保存することにより、再抽出データを新
たな登録生体特徴データとして指紋特徴データ登録部3
2に再登録する(ステップS100)。
【0154】このように、第12実施形態では、例えば
登録指紋特徴データが旧バージョン(旧照合方式)に対
応し照合用指紋特徴データ新バージョン(新照合方式)
に対応しているような場合、取り敢えずこれらの指紋特
徴データの共通データによる照合を行なう。そして、所
定の一致が見られた場合(本人確認された場合)には、
照合用指紋画像から新バージョンの照合方式に対応した
指紋特徴データが抽出されて登録される。従って、他人
による成りすまし行為を防止しながら自動的に新バージ
ョンに対応した指紋特徴データの再登録が行なわれ、シ
ステムのバージョンアップを容易に行なうことができ
る。
【0155】〔13〕第13実施形態の説明 図31は本発明の第13実施形態としての生体情報を用
いた個人認証システムの要部構成を示すブロック図であ
る。なお、図31中、既述の符号と同一の符号は同一も
しくはほぼ同一の部分を示しているので、その詳細な説
明は省略する。図31に示すように、第13実施形態の
個人認証システム50は、クライアントサーバ型のもの
で、クライアント60とサーバ70とが通信部61およ
び通信部71により相互に通信可能に接続されている。
【0156】クライアント60側においては、指紋入力
部22,指紋画像入力制御部23,指紋特徴データ抽出
部31Aおよび通信部61をそなえ、指紋の画像データ
からの照合用指紋特徴データの抽出処理を行ない、抽出
された照合用指紋特徴データが通信部61を通じてサー
バ70へ送信される。一方、サーバ70側においては、
指紋特徴データ登録部32,指紋特徴データ照合部33
Aおよび通信部71をそなえ、通信部71により受信し
た照合用指紋特徴データについての照合処理を行なう。
【0157】そして、第13実施形態の個人認証システ
ム50においても、第11実施形態と同様、指紋特徴デ
ータ抽出部31Aに照合方式版数添付部312がそなえ
られるとともに、指紋特徴データ照合部33Aに登録デ
ータ照合方式版数検索部336がそなえられている。指
紋特徴データ抽出部31Aは、指紋画像から複数の異な
る照合方式で必要となる指紋特徴データを抽出しうるも
のであり、この指紋特徴データ抽出部31Aにおける照
合方式版数添付部312は、クライアント60側の指紋
特徴データ抽出部31からサーバ70側の指紋特徴デー
タ登録部32へ入力される登録指紋特徴データにその登
録指紋特徴データについての照合方式版数を添付するも
のである。
【0158】また、指紋特徴データ抽出部31Aは、照
合対象者についての登録指紋特徴データに添付されてい
る照合方式版数を、サーバ70に対して問い合わせる機
能を有するとともに、サーバ70から照合方式版数の応
答を受けると、その照合方式版数に応じた照合方式で必
要となる指紋特徴データを、照合用指紋画像から照合用
指紋特徴データとして抽出するように動作する。
【0159】指紋特徴データ照合部33Aは、複数の照
合方式に対応可能に構成され、この指紋特徴データ照合
部33Aにおける登録データ照合方式版数検索部336
は、クライアント60側の指紋特徴データ抽出部31A
から、前述した照合方式版数についての問い合わせを受
けた場合に、指紋特徴データ登録部32を検索し、照合
対象者についての登録指紋特徴データを検索し、その登
録指紋特徴データに添付された照合方式版数を読み出し
て、クライアント60へ返送するものである。
【0160】次に、図32に示すフローチャートに従っ
て、第13実施形態の個人認証システム50の動作につ
いて説明する。まず、クライアント60側の指紋特徴デ
ータ抽出部31Aは、照合対象者についての登録指紋特
徴データに添付されている照合方式版数を、サーバ70
に対して問い合わせ(ステップS61)、その問い合わ
せを受けた、サーバ70側の指紋特徴データ照合部33
Aにおける登録データ照合方式版数検索部336は、指
紋特徴データ登録部32を検索し、照合対象者について
の登録指紋特徴データを検索し、その登録指紋特徴デー
タに添付された照合方式版数を読み出してクライアント
60へ返送する。
【0161】指紋特徴データ抽出部31Aは、サーバ7
0から照合方式版数の応答を受け取った後(ステップS
62)、照合用指紋画像を入力されるとともに(ステッ
プS63)、画像情報を取得すると(ステップS6
4)、登録時の照合方式版数と同じ条件で照合用指紋特
徴データの抽出を行なう。つまり、ステップS65にお
いて、指紋特徴データ抽出部31Aは、その照合方式版
数に応じた照合方式で必要となる指紋特徴データを、照
合用指紋画像から照合用指紋特徴データとして抽出し
(ステップS65)、サーバ70へ送信する(ステップ
S66)。
【0162】この後、サーバ70側では、指紋特徴デー
タ照合部33Aが、登録時の照合方式版数に応じた照合
方式で、登録指紋特徴データと照合用指紋特徴データと
の照合処理を行なう(ステップS67)。上述のごと
く、第13実施形態の個人認証システム50では、照合
手続きの開始時に予め登録されている指紋特徴データの
照合方式版数を検索してサーバ70からクライアント6
0に通知することにより、指紋特徴データ抽出部31A
においてはその照合方式版数に準拠した形で照合用指紋
特徴データが抽出され、抽出された照合用指紋特徴デー
タがクライアント60からサーバ70へ送信される。こ
のとき、クライアント60側の指紋特徴データ抽出部3
1Aが登録指紋特徴データの照合方式版数に対応できな
ければ、クライアント60側でその照合方式版数に未対
応であるとの表示等を出力するように構成することも可
能である。
【0163】従って、第13実施形態の個人認証システ
ム50によれば、指紋特徴データ登録部32に登録され
ている登録指紋特徴データが旧バージョン(旧照合方
式)で抽出されたものである場合には、その照合方式に
準拠した形で照合用指紋特徴データが抽出されるので、
照合方式がバージョンアップされたとしても、旧バージ
ョンの登録指紋特徴データを用いた照合を行なうことが
可能であり、指紋特徴データの再登録を行なわなくても
済む。
【0164】なお、上述した第13実施形態では、クラ
イアントサーバ型の個人認証システム50においてクラ
イアント60からサーバ70に対して照合方式版数を問
い合わせ、指紋特徴データ抽出部31Aがその照合方式
版数に準拠した形で照合用指紋特徴データを抽出するよ
うにしてるが、照合方式版数に代えて登録指紋特徴デー
タの解像度を用いてもよい。
【0165】この場合、クライアント60側において、
照合方式版数添付部312に代え、クライアント60の
指紋特徴データ抽出部31Aからサーバ70へ送られる
登録指紋特徴データにその登録指紋特徴データについて
の解像度(採取条件)を添付する指紋特徴データ解像度
情報添付部(採取条件添付部)をそなえる。また、指紋
特徴データ抽出部31Aは、照合対象者についての登録
指紋特徴データに添付されている解像度を、サーバ70
に対して問い合わせる機能を有するとともに、サーバ7
0から解像度の応答を受けると、その解像度と同じ条件
で照合用指紋特徴データを照合用指紋画像から抽出する
ように動作する。
【0166】さらに、サーバ70側においては、登録デ
ータ照合方式版数検索部336に代え、登録データ解像
度情報検索部をそなえる。この登録データ解像度情報検
索部は、クライアント60側の指紋特徴データ抽出部3
1Aから、前述した解像度についての問い合わせを受け
た場合に、指紋特徴データ登録部32を検索し、照合対
象者についての登録指紋特徴データを検索し、その登録
指紋特徴データに添付された解像度を読み出して、クラ
イアント60へ返送するものである。
【0167】このような第13実施形態の個人認証シス
テムの変形例の動作について、図33に示すフローチャ
ートに従って説明する。まず、クライアント60側の指
紋特徴データ抽出部31Aは、照合対象者についての登
録指紋特徴データに添付されている解像度情報を、サー
バ70に対して問い合わせ(ステップS611)、その
問い合わせを受けた、サーバ70側の指紋特徴データ照
合部33Aにおける登録データ解像度情報検索部は、指
紋特徴データ登録部32を検索し、照合対象者について
の登録指紋特徴データを検索し、その登録指紋特徴デー
タに添付された解像度情報を読み出してクライアント6
0へ返送する。
【0168】指紋特徴データ抽出部31Aは、サーバ7
0から解像度情報の応答を受け取った後(ステップS6
21)、照合用指紋画像を入力されるとともに(ステッ
プS631)、画像情報を取得すると(ステップS64
1)、登録時の解像度情報と同じ条件で照合用指紋特徴
データの抽出を行なう。即ち、ステップS651におい
て、指紋特徴データ抽出部31Aは、その解像度に対応
した指紋特徴データを照合用指紋画像から照合用指紋特
徴データとして抽出し(ステップS651)、サーバ7
0へ送信する(ステップS661)。
【0169】この後、サーバ70側では、指紋特徴デー
タ照合部33Aが、所定の照合方式で登録指紋特徴デー
タと照合用指紋特徴データとの照合処理を行なう(ステ
ップS671)。上述のごとく、第13実施形態の個人
認証システム50の変形例では、照合手続きの開始時に
予め登録されている指紋特徴データの解像度情報を検索
してサーバ70からクライアント60に通知することに
より、指紋特徴データ抽出部31Aにおいてはその解像
度情報に準拠した形で照合用指紋特徴データが抽出さ
れ、抽出された照合用指紋特徴データがクライアント6
0からサーバ70へ送信される。このとき、クライアン
ト60側の指紋特徴データ抽出部31Aが登録指紋特徴
データの解像度に対応できなければ、クライアント60
側でその解像度に未対応であるとの表示等を出力するよ
うに構成することも可能である。
【0170】従って、第13実施形態の個人認証システ
ム50の変形例によれば、指紋特徴データ登録部32に
登録されている登録指紋特徴データが旧解像度に対応し
て抽出されたものである場合には、その旧解像度に準拠
した形で照合用指紋特徴データが抽出されるので、バー
ジョンアップに伴って指紋入力部22での解像度が変更
されたとしても、旧解像度の登録指紋特徴データを用い
た照合を行なうことが可能であり、指紋特徴データの再
登録を行なわなくても済む。
【0171】なお、第13実施形態の個人認証システム
50では、指紋特徴データ照合部33Aをサーバ70側
にそなえているが、この指紋特徴データ照合部33Aを
クライアント60側にそなえ、クライアント60側で照
合処理を行なうように構成してもよい。この場合、サー
バ70は、登録指紋特徴データの保存のみを行なうよう
に構成される。
【0172】〔14〕本発明の実施形態の効果 上述した本実施形態の個人認証システムによれば、以下
のような効果ないし利点が得られる。 指紋スキャナ(生体情報入力デバイス)の変更,指紋
画像採取方式(解像度,画像アスペクト,階調,隆線/
谷線の明暗関係など)の変更あるいは照合時に使用すべ
き指紋特徴データの変更に伴って従来行なわれていた、
ユーザの指紋情報の再登録作業が不要にすることができ
る。これにより、システムのバージョンアップを容易に
行なえるほか、他人による成りすまし登録等の不正行為
が行なわれる機会を無くすことができ、システムのセキ
ュリティ性能(安全性)を大幅に高めることができる。
【0173】異なる採取方式の指紋スキャナを同一の
システム内で使用することが可能になるため、システム
の拡張を極めて容易に行なえるようになる。 指紋スキャナの機種変更が容易になるため、増設する
ときには新しい低コストの指紋スキャナの採用が容易に
なり、システムコストを下げていくことができる。
【0174】指紋特徴データの照合方式のバージョン
アップや変更に伴うユーザの指紋の再登録が不要にな
り、メンテナンスコストを削減することができる。 再登録作業が不要になり照合方式のバージョンアップ
が容易になるため、最新の照合方式への置き換えが容易
になり、常に、ユーザ側は最新の認証機能を享受でき
る。
【0175】〔15〕その他なお、本発明は上述した実
施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱
しない範囲で種々変形して実施することができる。
【0176】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の生体情報
を用いた個人認証システム(請求項1〜請求項12)に
よれば、以下のような効果ないし利点が得られる。 (1)生体情報入力デバイス(生体情報入力部)の変
更,生体情報採取条件(解像度,画像アスペクト,階
調,隆線/谷線の明暗関係など)の変更あるいは照合時
に使用すべき生体特徴データの変更に伴って従来行なわ
れていた、ユーザの生体情報の再登録作業が不要にする
ことができる。これにより、システムのバージョンアッ
プを容易に行なえるほか、他人による成りすまし登録等
の不正行為が行なわれる機会を無くすことができ、シス
テムのセキュリティ性能(安全性)を大幅に高めること
ができる。
【0177】(2)異なる採取方式の生体情報入力デバ
イスを同一のシステム内で使用することが可能になるた
め、システムの拡張を極めて容易に行なえるようにな
る。 (3)生体情報入力デバイスの機種変更が容易になるた
め、増設するときには新しい低コストの生体情報入力デ
バイスへの採用が容易になり、システムコストを下げて
いくことができる。
【0178】(4)生体特徴データの照合方式のバージ
ョンアップや変更に伴うユーザの生体情報の再登録が不
要になり、メンテナンスコストを削減することができ
る。 (5)再登録作業が不要になり照合方式のバージョンア
ップが容易になるため、最新の照合方式への置き換えが
容易になり、常に、ユーザ側は最新の認証機能を享受で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1〜第12実施形態としての生体情
報を用いた個人認証システム(パソコン接続型指紋照合
装置)の基本構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態としての生体情報を用い
た個人認証システムの要部構成を示すブロック図であ
る。
【図3】第1実施形態の個人認証システムの動作を説明
するためのフローチャートである。
【図4】本発明の第2実施形態としての生体情報を用い
た個人認証システムの要部構成を示すブロック図であ
る。
【図5】第2実施形態の個人認証システムの動作を説明
するためのフローチャートである。
【図6】本発明の第3実施形態としての生体情報を用い
た個人認証システムの要部構成を示すブロック図であ
る。
【図7】第3実施形態の個人認証システムの動作を説明
するためのフローチャートである。
【図8】本発明の第4実施形態としての生体情報を用い
た個人認証システムの要部構成を示すブロック図であ
る。
【図9】第4実施形態の個人認証システムの動作を説明
するためのフローチャートである。
【図10】第4実施形態の個人認証システムの変形例の
動作を説明するためのフローチャートである。
【図11】(A)および(B)はいずれも指紋画像の具
体例を示す図である。
【図12】本発明の第5実施形態としての生体情報を用
いた個人認証システムの要部構成を示すブロック図であ
る。
【図13】第5実施形態の個人認証システムの動作を説
明するためのフローチャートである。
【図14】第5実施形態の個人認証システムの変形例の
動作を説明するためのフローチャートである。
【図15】本発明の第6実施形態としての生体情報を用
いた個人認証システムの要部構成を示すブロック図であ
る。
【図16】第6実施形態の個人認証システムの動作を説
明するためのフローチャートである。
【図17】第6実施形態の個人認証システムの動作を説
明するためのフローチャートである。
【図18】本発明の第7実施形態としての生体情報を用
いた個人認証システムの要部構成を示すブロック図であ
る。
【図19】第7実施形態の個人認証システムの動作を説
明するためのフローチャートである。
【図20】第7実施形態の個人認証システムの動作を説
明するためのフローチャートである。
【図21】本発明の第8実施形態としての生体情報を用
いた個人認証システムの要部構成を示すブロック図であ
る。
【図22】第8実施形態の個人認証システムの動作を説
明するためのフローチャートである。
【図23】本発明の第9実施形態としての生体情報を用
いた個人認証システムの要部構成を示すブロック図であ
る。
【図24】第9実施形態の個人認証システムの動作を説
明するためのフローチャートである。
【図25】本発明の第10実施形態としての生体情報を
用いた個人認証システムの要部構成を示すブロック図で
ある。
【図26】本発明の第11実施形態としての生体情報を
用いた個人認証システムの要部構成を示すブロック図で
ある。
【図27】第11実施形態の個人認証システムの動作を
説明するためのフローチャートである。
【図28】本発明の第12実施形態としての生体情報を
用いた個人認証システムの要部構成を示すブロック図で
ある。
【図29】第12実施形態の個人認証システムの動作を
説明するためのフローチャートである。
【図30】第12実施形態における指紋特徴データの構
成を説明するための図である。
【図31】本発明の第13実施形態としての生体情報を
用いた個人認証システムの要部構成を示すブロック図で
ある。
【図32】第13実施形態の個人認証システムの動作を
説明するためのフローチャートである。
【図33】第13実施形態の個人認証システムの変形例
の動作を説明するためのフローチャートである。
【図34】生体情報を用いた個人認証システム(入退出
管理用)の一般的な構成を示すブロック図である。
【図35】生体情報を用いた個人認証システム(パソコ
ン接続型)の一般的な構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 個人認証システム(パソコン接続型指紋照合装
置) 20 指紋入力装置(生体情報入力デバイス,指紋スキ
ャナ) 21 制御部 22 指紋入力部(生体情報入力部) 23 指紋画像入力制御部(明暗関係判断部) 231 指紋画像解像度変換部(生体情報変換部) 232 指紋画像サイズ設定部(生体情報変換部) 233 指紋画像変換部(生体情報変換部) 234 指紋画像隆線谷線輝度変換部(生体情報変換
部) 235 指紋画像採取条件添付部(採取条件添付部) 24 I/O制御部 30 パソコン 31,31A 指紋特徴データ抽出部(生体特徴データ
抽出部) 311 指紋特徴データ解像度情報添付部(採取条件添
付部) 312 照合方式版数添付部 313 指紋特徴データ補助情報抽出部 314 指紋特徴データ共通情報抽出部 32 指紋特徴データ登録部(生体特徴データ登録部) 321 指紋特徴データ保存部 322 指紋特徴データコンバータ(生体特徴データ変
換部) 323 指紋特徴データ補助情報記憶部 324 指紋特徴データ共通情報記憶部 33,33A 指紋特徴データ照合部(生体特徴データ
照合部) 331 指紋特徴データ解像度情報一致判定部 332,334 指紋特徴データコンバータ(生体特徴
データ変換部) 333 照合方式版数一致判定部 335 指紋特徴データ再構成部(生体特徴データ再構
成部) 336 登録データ照合方式版数検索部 337 照合方式共通データ照合部 34 指紋照合結果出力部 50 クライアントサーバ型の個人認証システム 60 クライアント 61 通信部 70 サーバ 71 通信部 80 指紋特徴データコンバータソフトウェア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B043 AA09 BA01 BA02 BA05 BA06 CA09 EA11 EA13 FA02 FA07 FA08

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体情報を用いて個人の識別・認証を行
    なうシステムであって、 生体情報を採取する機能をもつ生体情報入力部と、 該生体情報入力部により採取された生体情報を、所定の
    採取条件で採取された状態に変換する生体情報変換部
    と、 該生体情報変換部により変換された生体情報から生体特
    徴データを抽出する生体特徴データ抽出部とをそなえた
    ことを特徴とする、生体情報を用いた個人認証システ
    ム。
  2. 【請求項2】 生体情報を用いて個人の識別・認証を行
    なうシステムであって、 生体情報を採取する機能をもつ生体情報入力部と、 該生体情報入力部により採取された生体情報から生体特
    徴データを抽出する生体特徴データ抽出部と、 該生体情報入力部から該生体特徴データ抽出部へ入力さ
    れる前記生体情報に、その生体情報についての採取条件
    を添付する採取条件添付部と、 該生体特徴データ抽出部により前記生体情報から生体特
    徴データを抽出する前に、前記生体情報を、その生体情
    報に添付された前記採取条件に基づいて所定の採取条件
    で採取された状態に変換する生体情報変換部とをそなえ
    たことを特徴とする、生体情報を用いた個人認証システ
    ム。
  3. 【請求項3】 生体情報を用いて個人の識別・認証を行
    なうシステムであって、 生体情報を採取する機能をもつ生体情報入力部と、 該生体情報入力部により採取された生体情報から生体特
    徴データを抽出する生体特徴データ抽出部と、 生体情報から抽出された登録生体特徴データを予め保存
    しておく生体特徴データ登録部と、 該生体情報入力部および該生体特徴データ抽出部により
    得られた照合対象者についての照合用生体特徴データ
    と、その照合対象者について該生体特徴データ登録部に
    予め登録保存されている登録生体特徴データとの照合を
    行なう生体特徴データ照合部と、 該生体特徴データ抽出部から該生体特徴データ登録部も
    しくは生体特徴データ照合部へ入力される生体特徴デー
    タに、その生体特徴データの抽出元である生体情報につ
    いての採取条件を添付する採取条件添付部と、 該生体特徴データ照合部により前記の照合用生体特徴デ
    ータと登録生体特徴データとの照合を行なう前に、これ
    らの生体特徴データに添付された採取条件に基づいて、
    前記の照合用生体特徴データと登録生体特徴データとの
    少なくとも一方に変換処理を施すことにより、前記の照
    合用生体特徴データと登録生体特徴データとを同一の採
    取条件で得られたデータに変換する生体特徴データ変換
    部とをそなえたことを特徴とする、生体情報を用いた個
    人認証システム。
  4. 【請求項4】 生体情報を用いて個人の識別・認証を行
    なうシステムであって、 生体情報を採取する機能をもつ生体情報入力部と、 該生体情報入力部により採取された生体情報から生体特
    徴データを抽出する生体特徴データ抽出部と、 生体情報から抽出された登録生体特徴データを予め保存
    しておく生体特徴データ登録部と、 該生体情報入力部および該生体特徴データ抽出部により
    得られた照合対象者についての照合用生体特徴データ
    と、その照合対象者について該生体特徴データ登録部に
    予め登録保存されている登録生体特徴データとの照合を
    行なう生体特徴データ照合部と、 該生体特徴データ抽出部から該生体特徴データ登録部も
    しくは該生体特徴データ照合部へ入力される生体特徴デ
    ータに、その生体特徴データについての照合方式版数を
    添付する照合方式版数添付部と、 該生体特徴データ照合部により前記の照合用生体特徴デ
    ータと登録生体特徴データとの照合を行なう前に、これ
    らの生体特徴データに添付された照合方式版数に基づい
    て、前記の照合用生体特徴データと登録生体特徴データ
    との少なくとも一方に変換処理を施すことにより、前記
    の照合用生体特徴データと登録生体特徴データとを同一
    の照合方式版数に対応したデータに変換する生体特徴デ
    ータ変換部とをそなえたことを特徴とする、生体情報を
    用いた個人認証システム。
  5. 【請求項5】 生体情報を用いて個人の識別・認証を行
    なうシステムであって、 生体情報を採取する機能をもつ生体情報入力部と、 該生体情報入力部により採取された生体情報から生体特
    徴データを抽出する生体特徴データ抽出部と、 生体情報から抽出された登録生体特徴データを予め保存
    しておく生体特徴データ登録部と、 該生体情報入力部および該生体特徴データ抽出部により
    得られた照合対象者についての照合用生体特徴データ
    と、その照合対象者について該生体特徴データ登録部に
    予め登録保存されている登録生体特徴データとの照合を
    行なう生体特徴データ照合部と、 該生体特徴データ照合部による照合方式が変更された場
    合に、該生体特徴データ登録部に登録されている、全て
    の登録生体特徴データを、変更後の照合方式に対応した
    生体特徴データに一括して変換する生体特徴データ変換
    部とをそなえたことを特徴とする、生体情報を用いた個
    人認証システム。
  6. 【請求項6】 生体情報を用いて個人の識別・認証を行
    なうシステムであって、 生体情報を採取する機能をもつ生体情報入力部と、 該生体情報入力部により採取された生体情報から生体特
    徴データを抽出する生体特徴データ抽出部と、 生体情報から抽出された登録生体特徴データとして、前
    記識別・認証に必要不可欠な生体特徴データのほかに、
    それ以外の補助的な生体特徴データも予め保存する生体
    特徴データ登録部と、 前記識別・認証に用いる生体特徴データの種類が変更さ
    れた場合、前記必要不可欠な生体特徴データとともに前
    記補助的な生体特徴データを使用して、その変更に応じ
    た新たな登録生体特徴データを再構成する生体特徴デー
    タ再構成部とをそなえたことを特徴とする、生体情報を
    用いた個人認証システム。
  7. 【請求項7】 生体情報を用いて個人の識別・認証を行
    なうシステムであって、 生体情報を採取する機能をもつ生体情報入力部と、 該生体情報入力部により採取された生体情報から生体特
    徴データを抽出する生体特徴データ抽出部と、 生体情報から抽出された登録生体特徴データとともにそ
    の登録生体特徴データの抽出元である生体情報を予め保
    存する生体特徴データ登録部と、 前記識別・認証に用いる生体特徴データの種類が変更さ
    れた場合、前記登録生体特徴データの抽出元である生体
    情報から、その変更に応じた新たな登録生体特徴データ
    を抽出して再構成する生体特徴データ再構成部とをそな
    えたことを特徴とする、生体情報を用いた個人認証シス
    テム。
  8. 【請求項8】 生体情報を用いて個人の識別・認証を行
    なうシステムであって、 前記生体情報から抽出される生体特徴データに照合方式
    版数を添付する照合方式版数添付部と、 前記生体特徴データに添付されている照合方式版数に応
    じた照合方式で、前記生体特徴データを用いた照合処理
    を行なう生体特徴データ照合部とをそなえたことを特徴
    とする、生体情報を用いた個人認証システム。
  9. 【請求項9】 生体情報を用いて個人の識別・認証を行
    なうシステムであって、 生体情報を採取する機能をもつ生体情報入力部と、 該生体情報入力部により採取された生体情報から、複数
    の照合方式で必要となる生体特徴データを抽出しうる生
    体特徴データ抽出部と、 生体情報から抽出された登録生体特徴データを予め保存
    しておく生体特徴データ登録部と、 該生体情報入力部および該生体特徴データ抽出部により
    得られた照合対象者についての照合用生体特徴データ
    と、その照合対象者について該生体特徴データ登録部に
    予め登録保存されている登録生体特徴データとの照合を
    行なう、複数の照合方式に対応可能な生体特徴データ照
    合部と、 該生体特徴データ抽出部から該生体特徴データ登録部へ
    入力される登録生体特徴データに、その登録生体特徴デ
    ータについての照合方式版数を添付する照合方式版数添
    付部とをそなえ、 該生体特徴データ抽出部が、該生体情報入力部により採
    取された生体情報から、前記登録生体特徴データに添付
    された前記照合方式版数に対応した照合方式で必要とな
    る生体特徴データを、前記照合用生体特徴データとして
    抽出することを特徴とする、生体情報を用いた個人認証
    システム。
  10. 【請求項10】 生体情報を用いて個人の識別・認証を
    行なうシステムであって、 生体情報を採取する機能をもつ生体情報入力部と、 該生体情報入力部により採取された生体情報から生体特
    徴データを抽出しうる生体特徴データ抽出部と、 生体情報から抽出された登録生体特徴データを予め保存
    しておく生体特徴データ登録部と、 該生体情報入力部および該生体特徴データ抽出部により
    得られた照合対象者についての照合用生体特徴データ
    と、その照合対象者について該生体特徴データ登録部に
    予め登録保存されている登録生体特徴データとの照合を
    行なう、複数の照合方式に対応可能な生体特徴データ照
    合部と、 該生体特徴データ抽出部から該生体特徴データ登録部お
    よび該生体特徴データ照合部へ入力される生体特徴デー
    タに、その生体特徴データについての照合方式版数を添
    付する照合方式版数添付部とをそなえるとともに、 該生体特徴データ抽出部が、前記生体特徴データを、照
    合方式に依存する依存データと、照合方式に依存せず全
    ての照合方式で共通に用いられる共通データとに分けて
    抽出し、 該生体特徴データ照合部が、前記照合用生体特徴データ
    に添付された照合方式版数と前記登録生体特徴データに
    添付された照合方式版数とが不一致である場合には、こ
    れらの生体特徴データにおける前記共通データを用いて
    前記照合を行なうことを特徴とする、生体情報を用いた
    個人認証システム。
  11. 【請求項11】 クライアント側で個人の生体情報から
    の照合用生体特徴データの抽出を行ない、サーバ側で生
    体特徴データの照合を行なうことにより前記個人の識別
    ・認証を行なう、クライアントサーバ型の個人認証シス
    テムであって、 前記クライアント側に、 生体情報を採取する機能をもつ生体情報入力部と、 該生体情報入力部により採取された生体情報から、複数
    の照合方式で必要となる生体特徴データを抽出しうる生
    体特徴データ抽出部と、 該生体特徴データ抽出部から前記サーバ側へ送られる登
    録生体特徴データに、その登録生体特徴データについて
    の照合方式版数を添付する照合方式版数添付部とをそな
    えるとともに、 前記サーバ側に、 前記クライアント側からの前記登録生体特徴データを前
    記照合方式版数とともに予め保存しておく生体特徴デー
    タ登録部と、 前記クライアント側からの照合対象者についての照合用
    生体特徴データと、その照合対象者について該生体特徴
    データ登録部に予め登録保存されている登録生体特徴デ
    ータとの照合を行なう、複数の照合方式に対応可能な生
    体特徴データ照合部とをそなえ、 前記登録生体特徴データに添付された前記照合方式版数
    が、前記サーバ側から前記クライアント側の該生体特徴
    データ抽出部に通知され、 該生体特徴データ抽出部が、前記サーバ側から通知され
    た前記照合方式版数に対応した照合方式で必要となる生
    体特徴データを、該生体情報入力部により採取された生
    体情報から、前記照合用生体特徴データとして抽出する
    ことを特徴とする、生体情報を用いた個人認証システ
    ム。
  12. 【請求項12】 クライアント側で個人の生体情報から
    の照合用生体特徴データの抽出を行ない、サーバ側で生
    体特徴データの照合を行なうことにより前記個人の識別
    ・認証を行なう、クライアントサーバ型の個人認証シス
    テムであって、 前記クライアント側に、 生体情報を採取する機能をもつ生体情報入力部と、 該生体情報入力部により採取された生体情報から生体特
    徴データを抽出する生体特徴データ抽出部と、 該生体特徴データ抽出部から前記サーバ側へ送られる登
    録生体特徴データに、その登録生体特徴データについて
    の該生体情報入力部での採取条件を添付する採取条件添
    付部とをそなえるとともに、 前記サーバ側に、 前記クライアント側からの前記登録生体特徴データを前
    記採取条件とともに予め保存しておく生体特徴データ登
    録部と、 前記クライアント側からの照合対象者についての照合用
    生体特徴データと、その照合対象者について該生体特徴
    データ登録部に予め登録保存されている登録生体特徴デ
    ータとの照合を行なう生体特徴データ照合部とをそな
    え、 前記登録生体特徴データに添付された前記採取条件が、
    前記サーバ側から前記クライアント側の該生体特徴デー
    タ抽出部に通知され、 該生体特徴データ抽出部が、前記サーバ側から通知され
    た前記採取条件に従った生体特徴データを、該生体情報
    入力部により採取された生体情報から、前記照合用生体
    特徴データとして抽出することを特徴とする、生体情報
    を用いた個人認証システム。
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