JP2001083909A - プラズマディスプレイ装置 - Google Patents

プラズマディスプレイ装置

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JP2001083909A
JP2001083909A JP26194699A JP26194699A JP2001083909A JP 2001083909 A JP2001083909 A JP 2001083909A JP 26194699 A JP26194699 A JP 26194699A JP 26194699 A JP26194699 A JP 26194699A JP 2001083909 A JP2001083909 A JP 2001083909A
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conductor plate
display device
plate
ground return
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Koichi Inoue
広一 井上
Noboru Akiyama
秋山  登
Takayoshi Nakamura
卓義 中村
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリント配線基板同士を結ぶ接地戻り配線の
インダクタンス分がより一層低減でき、不要電磁波輻射
が充分に抑圧できるようにしたプラズマディスプレイ装
置を提供すること。 【解決手段】 プラズマディスプレイ装置のY側サステ
イン基板103とX側サステイン基板104の間を接続
している接地戻り導体板113に、隣接導体筒114を
設け、この隣接導体筒114に発生する渦電流により接
地戻り導体板113のインダクタンス分を打ち消すよう
にしたもの。 【効果】 プラズマディスプレイパネルの駆動回路にお
けるサスティン回路の接地戻り配線のインダクタンスを
低減できるので、不要電磁波輻射の充分な抑圧が得ら
れ、薄型で表示品質が向上したプラズマディスプレイ装
置を容易に提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放電維持回路を備
えたプラズマディスプレイ装置に係り、特に、接地戻り
導体板により接続されている2枚のプリント配線基板
に、放電維持回路を分割して搭載する方式のプラズマデ
ィスプレイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プラズマディスプレイパネルを使用した
表示装置は、奥行きが小さいという一般的な平面表示装
置としての特長に加え、視野角が広く、大画面が作りや
すいという特長があり、このため、近年、次世代大型テ
レビジョン受像機用表示装置の最有力候補として、にわ
かに脚光を浴びている。
【0003】しかし、プラズマディスプレイパネルは、
液晶パネルを使用した表示装置と異なり、放電現象を利
用しているため消費電力が大きく、不要な電磁波輻射を
伴なう。そして、この不要電磁波輻射は、更に大面積で
あることにより、一層強くなってしまうという問題があ
る。
【0004】ここで、このような不要電磁波の輻射を抑
える方法として、例えば特開平10−282896号公
報に開示されているように、発生した電磁波を遮蔽する
方法がある。ところで、電磁波の発生原因としては、上
記した放電現象によるものの外、電流変化に伴う不要な
電圧の発生がある。ここで、特に、プラズマディスプレ
イパネルの場合は、パルス電流駆動であるため、電流値
の変化が激しく、強い電磁波輻射を伴う。
【0005】しかも、このプラズマディスプレイパネル
での不要な電圧の発生は、パネルにかかる電圧を不安定
にし、表示品質を落とすという、不要な電磁波の輻射と
は違った直接的な影響も与えるので、不要な電圧の発生
を極力抑えることが、プラズマディスプレイパネルの総
合的な性能向上に極めて有効である。
【0006】ここで、このような電流変化に伴う不要な
電圧の発生を抑えるためには、回路に存在するインダク
タンス(誘導性リアクタンス)分を小さくする必要があ
る。この場合、回路のどの部分でもインダクタンス分を
小さくすることが必要であるが、特に大電流が流れる経
路でのインダクタンス分を減少させれば、電磁波輻射の
大きな抑圧が得られる。
【0007】ところで、プラズマディスプレイパネルで
最も大きな電流が流れる部分はサステイン回路(放電維
持回路)である。このサステイン回路に流れる電流がパ
ネルの発光を担っていて、このため、パネル全体では1
00Aオーダーのパルス電流が流れるからである。しか
も、このサスティン回路は、長さがほぼパネルの横幅に
等しい長大なループを形成していて、インダクタンス分
が大きな回路になっている。
【0008】ところで、このプラズマディスプレイパネ
ルのサスティン回路でのインダクタンス分の分布を調べ
てみると、パネル本体を除き、左右のプリント配線基板
を結んで共通電位(接地電位)に保つ経路でのインダクタ
ンス分が最も大きくなっていることが判る。この経路が
最も長くなっていからである。
【0009】そこで、例えば、特開平9−185329
号公報では、プラズマディスプレイパネルのサスティン
回路を形成するプリント配線基板を左右に分割し、その
間を金属の板で繋ぎ、プラズマディスプレイパネルの接
地電位を安定させる構造について開示している。
【0010】図10と図11は、このようなプラズマデ
ィスプレイパネルの一例を示したもので、図10はプラ
ズマディスプレイパネルとその駆動回路、つまりプラズ
マディスプレイ装置を裏側から眺めた斜視図で、図11
は断面図であり、プラズマディスプレイパネル201の
サスティン回路を搭載した回路基板が、Y側サステイン
基板201とX側サステイン基板203の2枚に分割し
てあり、これらが、接地戻り配線210により相互に接
続されている。
【0011】ここで、プラズマディスプレイパネル20
1、Y側サステイン基板202、X側サステイン基板2
03などはベース板301により組立てられている。な
お、プラズマディスプレイパネル201などは相互に離
して描いてあり、それらを支えている部材は省略してあ
る。このとき、接地戻り配線210は、ベース板301
には固定されていない。
【0012】図12は、このプラズマディスプレイ装置
を裏側から眺め、実体図と回路図を合成して示したもの
であり、以下、ここに図示したプラズマディスプレイ装
置の動作について説明する。ここで対象としているの
は、いわゆるAC型プラズマディスプレイで、この場
合、消去(リセット)、記憶(アドレス)、放電維持(表
示:サステイン)の3種のフェーズ(相:状態)による動
作を時系列的に行なって、必要な表示が得られるように
動作するが、ここでは本発明が対象としている放電維持
フェーズによる動作についてだけ説明する。
【0013】放電維持期間では、予め表示/非表示を記
憶(アドレス)してあるパネル全体にパルス状の交流電流
を流し、パネルを点灯させるが、そのための電極は、X
電極及びY電極と呼ばれ、端子がプラズマディスプレイ
パネル201の長手方向(横方向)の端部に並んでいる。
そして、この端子に電流を供給するための回路を形成し
てあるのが、Y側サステイン基板202及びX側サステ
イン基板203である。
【0014】このときの電流供給源となる電源の本体
は、図示してない別基板にあるスイッチング電源である
が、この回路の動作時、実質的に電源として働くのは、
Y側サステイン基板202にあるコンデンサ204と、
X側サステイン基板203にあるコンデンサ205であ
る。
【0015】そして、実用上は、何れも電解コンデンサ
とフィルムコンデンサを並列に接続して用いるのが一般
的であり、夫々に蓄えられた電荷により放電維持電流の
交流の半波ずつを担当する。この場合、電解コンデンサ
が電荷量の多くの部分を受け持ち、フィルムコンデンサ
が立上り時の電流を供給する電荷を受け持つことにな
る。
【0016】ここで、図12は、X側のコンデンサ20
5が電源になってるフェーズを示したもので、このとき
流れる電流の経路が太線で表わされており、以下、この
経路を順を追って説明すると、まずX側コンデンサ20
5の高圧側端子(図示せず)から流れ出た電流はX側スイ
ッチ209の上側の素子を通り、X側サステイン基板2
03に設けてあるコネクタ(図示せず)を経由して、パネ
ルX電極への配線207に至る。
【0017】このパネルX電極への配線207は、プラ
ズマディスプレイパネル201のX側電極端子(図示せ
ず)に接続されているので、このX側電極端子の延長上
にあるパネル内のX電極(図示せず)から、パネルの表示
セル(図示せず)に電流が供給され、パネル内のY電極
(図示せず)からY側電極端子(図示せず)を経由して、パ
ネルY電極への配線206に至る。
【0018】このパネルY電極への配線206は、Y側
サステイン基板202上に設けてあるコネクタ(図示せ
ず)に接続されているので、配線206から供給された
電流はY側サステイン基板202内の配線に流れ、Y側
スイッチ208の下側にあるスイッチング素子を通って
接地ラインに下り、ここからY側サステイン基板202
を流れ出す。
【0019】そして、この流れ出した電流は、接地戻り
配線210を経由してX側サステイン基板203に達
し、基板内配線を経由してX側コンデンサ205の接地
側端子(図示せず)に至り、ここで一巡りのループを完成
する。
【0020】次のフェーズでは、反対方向に電流が流
れ、このときは、Y側コンデンサ204が電源になり、
Y側スイッチ208の上側にあるスイッチング素子を通
り、パネルY電極への配線206からパネル、パネルX
電極への配線207からX側スイッチ209の下側の素
子を通って接地戻り配線210を経由し、Y側コンデン
サ204に戻るループとなる。
【0021】このとき、図12にコイルで表わされてい
るように、配線には全てインダクタンスが存在する。そ
して、このインダクタンスの大きさは、配線の長さ、配
線の幅、配線の厚さ、配線の配置、隣接配線の電流な
ど、様々な要因で変化するが、特に配線の長さがその値
を決める最大の要因である。
【0022】既に説明したように、プラズマディスプレ
イ装置のサスティン回路では、パネル内の配線が最も大
きなインダクタンスを持つ部分であるが、それを除く
と、接地戻り配線210が最大のインダクタンスを持っ
ており、従って、ここでのインダクタンス分の抑圧が不
要電磁波輻射の低減に特に効果的である。
【0023】ここで、接地戻り配線201は、具体的に
は、例えば絶縁物でラミネートしたアルミニウムなどの
導電性の良い金属の薄板で作られ、図10、図11に示
すように、幅をできるだけ広くして、同じ長さではイン
ダクタンスが最小になるように構成してある。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、プラ
ズマディスプレイ装置における接地戻り配線のインダク
タンス分の一層の低減について配慮がされているとは言
えず、不要電磁波輻射抑圧性能に不満が残るという問題
があった。
【0025】従来技術では、接地戻り配線が金属の板で
作られ、これによりインダクタンス分が抑えられるよう
にしているが、このとき、そのインダクタンスの大きさ
は、金属板の形状(特に長さ)で決まるため、プラズマデ
ィスプレイ装置の大きさが決まれば、それによってイン
ダクタンスの大きさも決められ、従って、不要な電磁波
輻射の抑圧性能に不満が残ってしまうのである。
【0026】本発明の目的は、プリント配線基板同士を
結ぶ接地戻り配線のインダクタンス分がより一層低減で
き、不要電磁波輻射が充分に抑圧できるようにしたプラ
ズマディスプレイ装置を提供することにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記目的は、接地戻り配
線板で接続した2枚のプリント配線基板を備え、これら
2枚のプリント配線基板に放電維持回路を分割して搭載
する方式のプラズマディスプレイ装置において、前記接
地戻り配線板に隣接した導体部材を設け、この導体部材
に誘起される渦電流により、前記接地戻り配線板のイン
ダクタンス分を相殺させるようにして達成される。
【0028】このとき、前記導体部材が、前記接地戻り
配線板の面に隣接した部分と、前記接地戻り配線板の面
から垂直な方向に離れた部分とを備えているようにして
も本発明の目的を達成することができ、或いは、前記導
体部材が、前記接地戻り配線板の面に重複した部分と、
前記接地戻り配線板の面重複した部分の周辺に連続した
部分をと同一の平面内に備えているようにしても、上記
目的を達成することができる。
【0029】ここで、従来技術では、図10、図11に
示したように、戻り配線210が金属の板で作られ、充
分にインダクタンスが小さくなるように形状が工夫され
ているので、これ以上、インダクタンス分を低減させる
ことはできないように思われるが、しかし、上記本発明
の構成によれぱ、この場合でも、更にインダクタンス分
が低減できる。
【0030】すなわち、本発明は、電磁誘導現象に着目
し、これの利用に想到した結果、上記の構成の採用が上
記目的の達成につながることを見い出してなされたもの
であり、この結果、本発明によれば、接地戻り配線の長
さがそのままでも、更にインダクタンス分の低減が得ら
れることになるのである。
【0031】まず、図3に示すように、接地戻り配線を
想定して描いた幅広の導体板301に、矢印で示すよう
に、左から右方向に電流Iが流れ、この電流Iが増加し
ている状況を想定し、次に、この状況で、導体板301
に平行して隣接した導体板302があり、これらは相互
に電磁的に結合されている程度の距離にあるものと想定
する。
【0032】そうすると、この隣接した導体板302に
は、導体板301に流れる電流Iによる磁束が鎖交し、
矢印で示すように、導体板301に流れている電流Iと
は反対方向の起電力Eが誘起され、これにより同じ方向
に電流(渦電流と呼ばれている)が流れようとする。
【0033】しかしながら、この場合、隣接した導体板
302に、たとえ電流が流れようとしても、ここには電
流を戻す経路が存在しないので、起電力Eによる電流は
生じ得ない。何故なら、電流Iによる磁束は導体板30
2の全面に鎖交し、起電力Eも、導体板302の全面で
同じ方向に誘起されるからである。
【0034】なお、この状況は二次側が開放されている
空芯トランスを想定すれば容易に理解できる。何故な
ら、空間的に離れている複数の導体が磁気的に結合され
ている状態は、空芯トランスと同じになるからであり、
このとき、空心トランスの二次コイルに電流が流れなけ
れば、一次コイルによる磁束はそのままで、そのインダ
クタンス分はそのまま残るからである。
【0035】従って、この場合は、隣接した導体板30
2があっても、このままでは、導体板301が本来持っ
ているインダクタンス分には影響がなく、そのままであ
り、電流Iは、導体板301のインダクタンスによって
変化が妨げられ、電圧を発生して電磁波輻射の大きな要
因となってしまう。
【0036】そこで、本発明では、この隣接した導体板
302に電流を戻す経路が形成されるようにし、これに
より導体板301のインダクタンスの打消が得られるよ
うにしたもので、このため本発明は、図4に示す基本構
成と、図5に示す基本構成の何れかを採用したものであ
る。
【0037】まず、図4に示す基本構成では、導体板3
01に隣接した導体板として、図3の導体板301より
広い面積を有する導体板303を使用したもので、図に
おいて、303Aが、導体板301と重畳する部分より
も外側に広がった周辺部を表わしてある。そして、この
導電板303は、導体板301と同じく、良好な導電性
を持つように、アルミニウムなどの金属の板で作られて
いる。
【0038】ここで、導体板301に流れる電流Iが変
化し、磁束が導体板303と鎖交したとき、起電力Eが
誘起される状況は、図3と同じで変りはないが、しか
し、この図4の場合、導体板303には、電流Iによる
磁束が鎖交しない領域である周辺部303Aが存在する
点で、異なった状況となる。
【0039】すなわち、導体板302に鎖交する磁束
は、その中央部だけであるから、ここに起電力Eが誘起
されたときでも、その周辺部303Aでは、ほとんど起
電力が誘起されないので、この領域には、矢印で示すよ
うに、起電力Eによる渦電流に対して、曲線Rで示す戻
し経路が与えられることになる。
【0040】このときの起電力Eによる電流の経路は、
導体板303の上に表示した合計3本(向う側の1本は
導体板301で隠されていて見えない)の矢印と、それ
らをつなぐ2本の曲線Rで概略示されており、従って、
導体板303の面上には、8の字のループを描いた状態
で形成され、起電力Eによる電流の経路を完成させてい
る。
【0041】この状況は、二次側が略短絡された空芯ト
ランスの場合と同じで、導体板303には起電力Eに対
応して大きな渦電流が流れ、これにより、導体板301
の電流Iによる磁束が大きく打ち消されてしまう状況が
作り出され、この結果、導体板301が持つインダクタ
ンス分を相殺し、低減させる働きが得られることにな
る。
【0042】次に、図5に示す基本構成では、導体板3
01に隣接して設けられるべき導体板として、図3にお
ける平板状の導体板302に代えて、導体板301に隣
接した板状部304Bと、導体板301から離れた位置
にある板状部304C、それにこれら板状部304B、
304Cの両端部を繋いでいる側板部304D、304
Eとからなる角形筒状の導体部材を用い、隣接した導体
板が、全体としては平たい角形の断面を有する導体筒3
04で形成されるようにしたものである。
【0043】ここで、板状部304Bは、図示のよう
に、導体板301と平行で、それに充分に接近し、反対
に、板状部304Cは、側板部304D、304Eによ
り、導体板301からかなり離されれているようにす
る。つまり、この図5の場合、導体板301の電流Iに
よる磁束は、導体筒304の板状部304Bとは充分に
鎖交し、板状部304Cとは、あまり鎖交しないように
する必要がある。
【0044】そして、この関係は、板状部304Bを可
能な限り導体板301に近づけ、導体板301との電磁
的結合が充分に得られるようにし、反対に板状部304
Cは充分に導体板301から遠ざけ、導体板301との
電磁的結合が疎になるようにして満足される。
【0045】従って、導体筒304の板状部304Bに
起電力Eが誘起したことにより発生した渦電流に対し
て、板状部304Cと側板部304D、304Eが戻り
経路Rを与えるので、導体筒304の板状部304Bに
は、起電力Eに対応して充分に大きな電流が流れ、これ
により発生した磁束により、導体板301に流れる電流
Iによる磁束が大きく打ち消されてしまう状況が作り出
され、この結果、導体板301のインダクタンス分を相
殺し、低減させる働きが得られることになる。
【0046】ここで、上記した図4の場合、導体板30
3が、導体板301と重畳する部分から外側に広がった
周辺部303Aを有するので、これが広い場所を占有し
てしまい、その分、プラズマディスプレイ装置が大きく
なってしまうが、この図5の場合、そのような虞れは無
く、且つ電流の戻り経路の総面積(筒状の部材の表面積)
が、図4の場合よりも小さくできるので、電流発生に伴
う付加的な電磁ノイズの発生も小さいというメリットが
ある。
【0047】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるプラズマディ
スプレイ装置について、図示の幾つかの実施の形態によ
り詳細に説明する。但し、本発明は、これらの実施の形
態に限定されるものではない。
【0048】<第1の実施形態>まず、本発明の第1の
実施形態として、図5により説明した基本構成を採用し
たプラズマディスプレイ装置について説明する。図1
は、この第1の実施形態によるプラズマディスプレイ装
置を、パネルの斜め後ろからみた斜視図で、この実施形
態では、後述するように、プラズマディスプレイパネル
が2枚のガラス板で構成されているが、この図1では、
それら2枚のパネルのうち、表示面側のパネル(Aパネ
ルという)101だけが見えている。
【0049】そして、このAパネル101には、表示の
ためのX電極及びY電極(何れも図示せず)が形成されて
おり、更に、このAパネル101の後ろ側(図では上側)
には、ベース板102がある。このベース板102は、
プラズマディスプレイ装置全体を支える部材で、例えば
アルミニウム合金などで作られ、プラズマディスプレイ
装置だけに留まらず、更に、このプラズマディスプレイ
装置を覆う外壁(筐体)も、このベース板102により支
えられている。
【0050】103はY側サステイン基板で、104は
X側サステイン基板であり、図示のように、左右に分け
て設けてあり、これらの間には、絶縁コーティング80
4で覆われている接地戻り導体板113が設けてある。
そして、この接地戻り導体板113とベース板102の
間に隣接導体筒114が設けてある。
【0051】ここで、隣接導体筒114とは、図5で説
明した隣接導体筒304に相当する部材で、これが、こ
の実施形態の特徴的構成要素であり、これら接地戻り導
体板113と隣接導体筒114からなる部分だけを取り
出して、接地戻り導体板113に流れる電流Iの通流方
向と直角な方向からみると、図5で説明した形状にな
り、隣接導体筒114の筒型の断面に沿ってループ状に
渦電流の流通経路が形成されることになる。
【0052】Y側サステイン基板103上にはY側のコ
ンデンサ105(図12におけるコンデンサ204に相
当)及びY側サステインスイッチ107(同じくスイッチ
208に相当)があり、これらの回路はY側コネクタ1
09からY側フレキシブル配線板111(同じく配線2
06に相当)を経由してAパネル101のY側電極端子
(図示せず)に至っている。
【0053】同様に、X側サステイン基板104上には
X側のコンデンサ106(図12におけるコンデンサ2
05に相当)、X側サステインスイッチ108(同じくス
イッチ209に相当)及びX側コネクタ110があり、
X側フレキシブル配線板112(同じく配線207に相
当)によりX側電極端子(図示せず)に至っている。
【0054】図2は、図1のほぼ中央における断面図
で、Aパネル101の後(図では上)にはBパネル801
があり、これら2枚のガラス板の間にガスを封入してプ
ラズマ放電を起こし、表示が得られるようになってい
る。そして、これらAパネル101とBパネル801か
らなるプラズマディスプレイパネルは、接着シート80
5によりベース板102に固定されている。
【0055】接地戻り導体板113は、パネルを通った
放電維持電流が電源に戻る経路になるもので、このた
め、アルミニウムなど導電性のよい金属薄板を用い、こ
れを絶縁コーティング804で覆った上でY側サステイ
ン基板103とX側サステイン基板104の間に設置
し、Y側サステイン基板103内のY側基板内接地パタ
ーン802と、X側サステイン基板104内のX側基板
内接地パターン803に夫々接続されている。
【0056】なお、各基板のコンデンサ105、106
は、電源としての容量を稼ぐため電解コンデンサ(図中
の円筒)を使用し、さらに、高速に電流を立ち上げるた
めにフィルムコンデンサ(図中の直方体)を電解コンデン
サに並列に接続してあるが、これは既に説明したところ
である。
【0057】次に、この実施形態で特徴としている接地
戻り導体板113と隣接導体筒114の機能について、
Y側コンデンサ105が電源になるフェーズ、すなわち
Y側コンデンサ105のプラス側端子がサスティン回路
の電源端子になったときの動作により説明する。
【0058】Y側コンデンサ105のプラス側端子から
出た放電維持電流は、Y側サステインスイッチ107を
経由して、Y側コネクタ109、Y側フレキシブル配線
板111を通ってAパネル101のY電極(図示せず)に
至る。そして、Aパネル101のX電極(図示せず)から
X側フレキシブル配線板112を経由し、X側コネクタ
110からX側サステインスイッチ108に至り、X側
サステイン基板104内のX側基板内接地パターン80
3に至る経路に接続される。
【0059】X側サステイン基板104からは、接地戻
り導体板113を経由してY側サステイン基板103に
至り、Y側コンデンサ105のマイナス側端子に戻って
ループが完成され、このとき、接地戻り導体板113の
中では、図の右から左にほぼ平行に電流が流れるが、こ
こで、接地戻り導体板113は、図示のように、比較的
幅広の板状になっているので、形状的には、比較的小さ
なインダクタンス分しか持たないようになっている。
【0060】しかし、プラズマディスプレイ装置は大型
化が身上であり、従って、この接地戻り導体板113
も、実際には例えば40cm以上の長さにもなり、今
後、更に長くなることが予想され、従って、それが持つ
インダクタンス分も、実用的にはかなり大きくなってし
まう。そこで、この実施形態では、アルミニウムなど良
好な導電性を示す金属材料で作られた隣接導体筒114
を用い、これを接地戻り導体板113を覆っている絶縁
コーティング804に密着させ、接地戻り導体板113
に近接配置してある。
【0061】既に図5で説明したように、接地戻り導体
板113に電流が流れると、隣接導体筒114の接地戻
り導体板113に近接している部分には磁束が鎖交し、
電磁結合により、接地戻り導体板113内の電流の通流
方向と反対方向の起電力が誘起される。
【0062】従って、この起電力により発生しようとし
ている渦電流に、導電性の良い戻り経路が与えられてい
たとすれば、隣接導体筒114の接地戻り導体板113
に近接している部分に効率よく大きな電流が流れ、接地
戻り導体板113のインダクタンス分を効果的に打ち消
すことができる。
【0063】そこで、この実施形態では、筒状の隣接導
体筒114を用い、これにより渦電流が効率よく流れる
ようにしたものである。すなわち、この隣接導体筒11
4は、断面全体が一巡りのループを形成しているので、
隣接導体筒114の、図では下側になっている部分、つ
まりベース板102に接している部分では、絶縁コーテ
ィング804に接している面と逆方向の電流が自由に流
れる。
【0064】ここで、接地戻り導体板113と隣接導体
筒114の上側の面との距離は、電磁結合が強く得られ
るようにするため、例えば0.1mm以下など、可能な
限り小さくすることが望ましい。これに対して、隣接導
体筒114の高さは、できるだけ大きく、例えば10m
m以上にし、これにより、両者が充分に離れ、接地戻り
導体板113と隣接導体筒114の下側の面との電磁結
合が充分に弱まるようにすることが望ましい。
【0065】つまり、既に図5で説明したように、この
実施形態では、隣接導体筒114の接地戻り導体板11
3側の面は、接地戻り導体板113と強固に電磁結合
し、ベース板102側の面は、接地戻り導体板113と
疎に結合することで、渦電流が効率的に流れるようにし
たものである。
【0066】従って、この第1の実施形態によれば、隣
接導体筒114に誘起された渦電流が効率的に流れるこ
とができるので、接地戻り導体板113のインダクタン
スを充分に打ち消すことができ、この結果、不要電磁波
輻射を大きく抑圧することができる。ここで、この第1
の実施形態の或る例によれば、接地戻り導体板113の
インダクタンスを約半分に低減させることができた。
【0067】<第2の実施形態>次に、本発明の第2の
実施形態について、図6と図7により説明する。この第
2の実施形態は、図4で説明した基本構成を採用した場
合の本発明の一実施形態で、図において、115が隣接
導体板で、図4における導体板303に相当する部材で
あり、その他の構成は、図1と図2により説明した第1
の実施形態と同じである。
【0068】隣接導体板115は、接地戻り導体板11
3よりも広い面積を持った、アルミニウムなど良好な導
電性を示す金属板材で作られており、これにより、図示
のように、接地戻り導体板113とは重畳しないで、そ
の周辺からはみ出した部分、つまり図4における周辺部
303Aに相当する部分が設けられている。
【0069】次に、この第2の実施形態の動作につい
て、第1の実施形態と共通の部分については記述を省略
し、この実施形態で特徴的な部分についてのみ説明す
る。プラズマディスプレイ装置が動作して、接地戻り導
体板113に電流Iが流れると、それによる磁束が隣接
導体板115に鎖交し、起電力Eが誘起されるが、この
とき、磁束が鎖交するのは、主として接地戻り導体板1
13と重畳している部分になる。
【0070】この結果、図4で説明したように、隣接導
体板115の周辺部が、このときの起電力Eによる渦電
流に対して戻り電流経路を形成する。このとき、この周
辺部での電流の流れは、図4に示した場合と同じで、隣
接導体板115の両側の周辺部に分れた略8の字形にな
り、充分に低い抵抗値の電流経路とすることができる。
【0071】従って、この第2の実施形態によっても、
隣接導体板115に誘起された渦電流に対して充分に高
い導電性をもった戻り経路を与えることができ、この結
果、大きな渦電流が効率的に流れることになるので、接
地戻り導体板113のインダクタンスを充分に打ち消す
ことができ、不要電磁波輻射を大きく抑圧することがで
きる。
【0072】なお、この第2の実施形態では、隣接導体
板115として、接地戻り導体板113と重畳しない周
辺部の存在とその大きさが重要なので、周囲にスペース
がとり難い、又はとれない場合には適用が困難である。
また、この結果、隣接導体板115の周辺部、つまり接
地戻り導体板113と重畳していない部分が、Y側サス
テイン基板103或いはX側サステイン基板104に近
い位置に存在してしまうことになるので、これらのプリ
ント基板内を流れる電流による撹乱の虞れがある。
【0073】しかし、この第2の実施形態によれば、厚
み方向の寸法が大きななることがないので、薄型である
ことが大きな特徴として求められるプラズマディスプレ
イ装置としては、奥行きが薄くできるというこの第2の
実施形態の構造はメリットがある。
【0074】<第3の実施形態>図8は、本発明の第3
の実施形態によるプラズマディスプレイ装置の断面で、
図において、116は隣接導体部材であり、その他の構
成は、図1及び図2で説明した第1の実施形態と同じで
ある。なお、ここで、斜めから見た場合は、図1と同じ
なので、ここでは断面図だけを示してある。
【0075】この第3の実施形態は、図1及び図2で説
明した第1の実施形態における隣接導体筒114の、ベ
ース板102に接している部分を省いた変形例と考える
ことができ、接地戻り導体板113に流れる電流の変化
に伴って隣接導体枠116に誘起された起電力による渦
電流を、隣接導体枠116からベース板102内に通流
させ、戻し電流のループが得られるようにしたものであ
る。
【0076】このため、隣接導体部材116は、浅いコ
の字形の導電性材料で作られ、図示のように、そのコの
字形の開放されている方がベース板102に向き合い、
そのコの字形の脚部がベース板102の図では上側の面
に接触されるようにして、接地戻り導体板113とベー
ス板102の間に設けてある。
【0077】従って、この第3の実施形態によっても、
隣接導体部材116に誘起された渦電流に対して戻り経
路を与えることができ、この結果、渦電流が効率的に流
れることになり、接地戻り導体板113のインダクタン
スを充分に打ち消すことができ、不要電磁波輻射を大き
く抑圧することができる。
【0078】但し、この第3の実施形態では、戻り電流
ループの一部がベース板102で形成されているので、
充分なインダクタンス低減効果のためには、隣接導体部
材116の脚部が、ベース板102に対して充分に小さ
な抵抗値で接触されている必要があり、ベース板102
と隣接導体部材116の寸法精度及び装置全体の組立精
度を上げる必要がある。
【0079】<第4の実施形態>図9は、本発明の第4
の実施形態によるプラズマディスプレイ装置の断面で、
図7における隣接導体板115が省かれ、且つ、ベース
板102が、例えばアルミニウムなど良好な導電性を備
えた金属板で作られてている点を除き、図6及び図7で
説明した第2の実施形態と同じである。なお、ここで
も、斜めから見た場合は、図6と同じなので、ここでは
断面図だけを示してある。
【0080】従って、この第4の実施形態は、図6及び
図7で説明した第2の実施形態の変形例に相当するもの
と考えることができ、図9から明らかなように、ベース
板102が直接、接地戻り導体板113の絶縁コーティ
ング804に接触し、接地戻り導体板113とベース板
102が充分に近い距離て隣接している点がまず特徴的
構成になっている。
【0081】ここで、ベース板102は良好な導電性を
備えた金属板で作られているので、これを接地戻り導体
板113に隣接させ、接地戻り導体板113に流れる電
流の変化による磁束が鎖交されるようにしてやれば、そ
れによる起電力の誘起による渦電流を発生させることが
でき、しかも、このベース板102は、もともと接地戻
り導体板113よりも大きいので、図4で説明した、8
の字形の渦電流戻りループを描くのに必要な周辺部が充
分に余裕をもって存在している。
【0082】従って、この第4の実施形態によっても、
隣接導体の渦電流によるインダクタンス分の打消作用が
充分に得られることになり、この結果、接地戻り導体板
113のインダクタンスを充分に打ち消すことができ、
不要電磁波輻射を大きく抑圧することができる。
【0083】そして、この第4の実施形態によれば、本
来、プラズマディスプレイ装置が必要とするベース板1
02を導電材料にするという簡単な構成で済むので、プ
ラズマディスプレイ装置のより一層の薄形化が容易に図
れるという効果がある。
【0084】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な構成により、プ
ラズマディスプレイパネルの駆動回路におけるサスティ
ン回路の接地戻り配線のインダクタンスを低減できるの
で、不要電磁波輻射の充分な抑圧が得られ、薄型で表示
品質が向上したプラズマディスプレイ装置を容易に提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプラズマディスプレイ装置の第1
の実施の形態を示す斜視図である。
【図2】本発明によるプラズマディスプレイ装置の第1
の実施の形態を示す断面図である。
【図3】プラズマディスプレイ装置における渦電流の説
明図である。
【図4】本発明による渦電流戻し経路形成のための基本
的構成の一例を示す説明図である。
【図5】本発明による渦電流戻し経路形成のための基本
的構成の他の一例を示す説明図である。
【図6】本発明によるプラズマディスプレイ装置の第2
の実施の形態を示す斜視図である。
【図7】本発明によるプラズマディスプレイ装置の第2
の実施の形態を示す断面図である。
【図8】本発明によるプラズマディスプレイ装置の第3
の実施の形態を示す断面図である。
【図9】本発明によるプラズマディスプレイ装置の第3
の実施の形態を示す断面図である。
【図10】従来技術によるプラズマディスプレイ装置の
一例を示す分解斜視図である。
【図11】従来技術によるプラズマディスプレイ装置の
一例を示す分解斜断面図である。
【図12】プラズマディスプレイ装置におけるインダク
タンス分の存在を説明するための実体等価回路図であ
る。
【符号の説明】
101 Aパネル 102 ベース板 103 Y側サステイン基板 104 X側サステイン基板 105 Y側のコンデンサ(Y側サステイン電源として
働くコンデンサ) 106 X側のコンデンサ(X側サステイン電源として
働くコンデンサ) 107 Y側のサステインスイッチ 108 X側のサステインスイッチ 109 Y側のコネクタ 110 X側のコネクタ 111 Y側のフレキシブル配線板 112 X側のフレキシブル配線板 113 接地戻り導体板 114 隣接導体筒 115 隣接導体板 116 隣接導体部材 301 導体板 302 導体板301に隣接した導体板 303 導体板 303A 導体板303の周辺部 304 導体筒 304B 導体板301に隣接した板状部 304C 導体板301から離れた位置にある板状部材 304D 側板部 304E 側板部 801 Bパネル 802 Y側基板内接地パターン 803 X側基板内接地パターン 804 絶縁コーティング 805 接着シート
フロントページの続き (72)発明者 中村 卓義 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 Fターム(参考) 5C094 AA14 AA15 AA22 BA31 HA08

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接地戻り配線板で接続した2枚のプリン
    ト配線基板を備え、これら2枚のプリント配線基板に放
    電維持回路を分割して搭載する方式のプラズマディスプ
    レイ装置において、 前記接地戻り配線板に隣接した導体部材を設け、 この導体部材に誘起される渦電流により、前記接地戻り
    配線板のインダクタンス分を相殺させるように構成した
    ことを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の発明において、 前記導体部材が、前記接地戻り配線板の面に隣接した部
    分と、前記接地戻り配線板の面から垂直な方向に離れた
    部分とを備えていることを特徴とするプラズマディスプ
    レイ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の発明において、 前記導体部材が、前記接地戻り配線板の面に重複した部
    分と、前記接地戻り配線板の面重複した部分の周辺に連
    続した部分をと同一の平面内に備えていることを特徴と
    するプラズマディスプレイ装置。
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