JP2001083907A - 画像表示装置および画像表示装置の駆動方法 - Google Patents

画像表示装置および画像表示装置の駆動方法

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JP2001083907A JP25624699A JP25624699A JP2001083907A JP 2001083907 A JP2001083907 A JP 2001083907A JP 25624699 A JP25624699 A JP 25624699A JP 25624699 A JP25624699 A JP 25624699A JP 2001083907 A JP2001083907 A JP 2001083907A
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    • H01J31/127Flat display tubes provided with control means permitting the electron beam to reach selected parts of the screen, e.g. digital selection using large area or array sources, i.e. essentially a source for each pixel group

Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄膜電子源マトリクスでの消費電力を低減で
きる画像表示装置を提供する。 【解決手段】 下部電極と、絶縁層と、上部電極とをこ
の順番に積層した構造を有し、上部電極に正極性の電圧
を印加した際に上部電極表面から電子を放出する複数個
の電子源素子と、複数個の電子源素子の中の行方向の電
子源素子の下部電極に駆動電圧を印加する複数の第1の
電極と、複数個の電子源素子の中の列方向の電子源素子
の上部電極に駆動電圧を印加する複数の第2の電極とを
有する第1の基板と、枠部材と、蛍光体を有する第2の
基板とを備え、前記第1の基板、前記枠部材および前記
第2の基板とで囲まれる空間が真空雰囲気とされる表示
素子を備える画像表示装置であって、非選択状態の第1
の電極および第2の電極を、高インピーダンス状態に設
定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像表示装置およ
び画像表示装置の駆動方法に係わり、特に、電極−絶縁
体−電極の構造を有し、真空中に電子を放出する薄膜型
電子源を用いた画像表示装置に適用して有効な技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】薄膜型電子源とは、絶縁体に高電界を印
加して生成するホットエレクトロンを利用する電子放出
素子である。代表例として、上部電極−絶縁層−下部電
極の3層薄膜構造で構成されるMIM(Metal-Insulato
r-Metal)型電子源について説明する。図13は、薄膜
型電子源の代表例であるMIM型電子源の動作原理を説
明するための図である。上部電極11と下部電極13と
の間に駆動電圧を印加して、トンネル絶縁層12内の電
界を1〜10MV/cm以上にすると、下部電極13中
のフェルミ準位近傍の電子はトンネル現象により障壁を
透過し、トンネル絶縁層12の伝導帯へ注入され、さら
に上部電極11へ注入されホットエレクトロンとなる。
これらのホットエレクトロンの一部は、トンネル絶縁層
12中および上部電極11中で固体との相互作用で散乱
を受けエネルギーを失う。この結果、上部電極11−真
空10界面に到達した時点では、様々なエネルギーを有
したホットエレクトロンがある。これらのホットエレク
トロンのうち、上部電極11の仕事関数φ以上のエネル
ギーを有するものは、真空10中に放出され、それ以外
のものは上部電極11に流れ込む。下部電極13から上
部電極11に流れる電子による電流をダイオード電流
(Id)、真空10中に放出される電子による電流を放
出電流(Ie)と呼ぶと、電子放出効率(Ie/Id)
は1/103〜1/105程度である。なお、MIM型薄
膜電子源は、例えば、特開平9−320456号公報に
記載されている。ここで、上部電極11と下部電極13
とを複数本設け、これら複数本の上部電極11と下部電
極13と直交させて、薄膜型電子源をマトリクス状に形
成すると任意の場所から電子線を発生させることができ
るので、画像表示装置の電子源として使用することがで
きる。即ち、各画素毎に薄膜型電子源素子を配置し、そ
こからの放出電子を真空中で加速した後、蛍光体に照射
し、照射した部分の蛍光体を発光させることにより所望
の画像を表示する画像表示装置を構成することができ
る。薄膜型電子源は、放出電子ビームの直進性に優れる
ため高精細の表示装置を実現できる、表面汚染の影響を
受けにくいので扱いやすい等、画像表示装置用電子放出
素子として優れた特徴を有している。なお、薄膜電子源
には、前記したMIM型電子源以外にも、下部電極に半
導体を用いたMIS(Metal-Insulator-Semiconducto
r)型(例えば、ジャーナル・オブ・バキューム・サイ
エンス・アンド・テクノロジーズB、第11巻、429
頁〜432頁(Journal of Vacuum Science and Techn
ologies B、Vol.11、pp.429〜432)に記載)や、トン
ネル絶縁層に半導体−絶縁体積層膜を用いたもの(例え
ば、ジャパニーズ ジャーナル オブ アプライド フィジ
クス(Japanese Journal of Applied Physics)、Vol.3
6、Part 2、No.7B、pp.L939〜L941(1997)に記載)な
どが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】薄膜電子源マトリクス
を用いた画像表示装置では、陰極線管(Cathode-ray tu
be;CRT)のようにシャドウマスクを用いず、またビー
ム偏向回路もないため、その消費電力はCRTよりもや
や小さいかあるいは同程度である。薄膜電子源マトリク
スを用いた画像表示装置における従来の駆動方法による
薄膜電子源マトリクスでの消費電力を概算する。図14
は、従来の薄膜電子源マトリクスの概略構成を示す図で
ある。行電極(下部電極)310と列電極(上部電極)
311の各交点に薄膜型電子源素子301が形成されて
いる。なお、図14では3行×3列の場合を図示してい
るが、実際には表示装置を構成する画素、あるいはカラ
ー表示装置の場合はサブ画素(sub-pixel)の個数だけ
薄膜型電子源素子301が配置されている。即ち、行数
Nおよび列数Mは、典型的な例ではそれぞれN=数百〜
数千行、M=数百〜数千列である。なお、カラー画像表
示の場合は、赤、青、緑の各サブ画素(sub-pixel)の
組み合わせで1画素(pixel)を形成するが、本明細書
では、カラー画像表示の場合のサブ画素(sub-pixel)
に相当するものも「画素」と呼ぶことにする。
【0004】図15は、従来の画像表示装置の駆動方法
を説明するためのタイミングチャートである。行電極3
10のうちの1本(選択された行電極)に、行電極駆動
回路41から振幅(Vrow)の負極性のパルス(走査パ
ルス)を印加し、同時に、列電極駆動回路42から列電
極311の何本(選択された列電極)かに振幅
(Vcol)の正極性パルス(データパルス)を印加す
る。二つのパルスが重なった薄膜型電子源素子301に
は電子放出をするのに十分な電圧が印加されるので電子
が放出される。この電子が蛍光体を励起して発光させ
る。振幅(Vcol)の正極性パルスを印加していない薄
膜型電子源素子301では十分な電圧が印加されず、電
子放出を起こさない。選択する行電極310、即ち、走
査パルスを印加する行電極310を順次選択し、その行
に対応して列電極311に印加するデータパルスも変化
させる。1フィールド期間の中で全ての行をこのように
して走査すると、任意の画像に対応した画像を表示でき
る。1フィールド内のある期間に、逆極性のパルス(反
転パルス)を全ての行電極に印加する。これにより薄膜
型電子源素子301を安定に動作させることができる。
【0005】今、各薄膜型電子源素子301の1個あた
りの静電容量をCe、列電極311の本数をM、行電極
310の本数をNとしたときの、従来の駆動方法での駆
動回路の無効消費電力を求めてみる。無効消費電力と
は、駆動する素子の静電容量に電荷を充電・放電させる
のに消費する電力であり、発光には寄与しない。
【0006】まず走査パルスの印加に伴う無効消費電力
を求める。行電極310に振幅(Vrow)のパルスを1
回印加した場合の無効電力は下記(1)式で表される。
【0007】
【数1】 M・Ce・(Vrow2 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ (1) 1秒間に画面を書き換える回数(フィールド周波数)を
fとすると、N本の行電極全体での無効電力(Prow
は下記(2)で表される。
【0008】
【数2】 Prow=f・N・M・Ce・(Vrow2 ・・・・・・・・・・ (2) 同様にして、反転パルスの印加に伴う容量充放電電力
(Pr)は下記(3)で表される。
【0009】
【数3】 Pr=f・N・M・Ce・(Vr2 ・・・・・・・・・・・・ (3) ここで、Vrは、行電極310に印加する反転パルスの
電圧振幅である。1本の列電極311にはN個の薄膜型
電子源素子301が接続されているから、M本の列電極
全体での無効電力(Pcol)は、M本全ての列電極31
1にパルス電圧を印加する場合は下記(4)で表され
る。
【0010】
【数4】 Pcol=f・M・N・(N・Ce・(Vcol2) ・・・・・・ (4) 画面を1回書き換える期間(1フィールド期間)に列電
極にはN回パルスを印加するので、ProwとくらべてN
が余分に乗ぜられる。なお、M本の列電極311のう
ち、m本にパルス電圧を印加する場合は、前記(4)式
のMをmに置き換えた形になる。一例として、代表的な
値、f=60Hz、N=480、M=1920、Ce=
0.1nF、Vrow=Vr=Vcol=4Vを用いると、P
row=Pr=0.09[W]、Pcol=42[W]とな
る。
【0011】この場合、薄膜型電子源素子自体の消費電
力は1.6[W]程度なので、全消費電力は44[W]
程度となる。これは実用上問題ない消費電力である。し
かし、更に低消費電力化を図りたい場合は、データパル
ス印加に伴う無効電力Pcolを削減することが有効であ
ることがわかる。このように、CRTに対応した画像表
示装置として用いる場合は、従来の技術でも消費電力の
点からは問題ない。しかしながら、薄膜電子源を用いた
画像表示装置の特徴は、薄型の画像表示装置が実現可能
なことである。このような薄型表示装置においては、ポ
ータブルな画像表示装置としての用途があり、この場
合、消費電力は一層低減することが望ましい。本発明
は、前記従来技術の問題点を解決するためになされたも
のであり、本発明の目的は、画像表示装置において、薄
膜電子源マトリクスでの消費電力を低減することが可能
となる技術を提供することにある。また、本発明の他の
目的は、画像表示装置の駆動法において、薄膜電子源マ
トリクスでの消費電力を低減することが可能となる技術
を提供することにある。本発明の前記ならびにその他の
目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によ
って明らかにする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、図1のタイミ
ングチャートに示すように、例えば、非選択状態にある
行電極310、あるいは、非選択状態にある行電極31
0と列電極311とを高インピーダンス状態に設定する
ことを特徴とする。行電極310あるいは列電極310
を高インピーダンス状態に設定するには、例えば、行電
極駆動回路41あるいは列電極駆動回路42の内部で、
行電極310あるいは列電極310に接続される出力信
号線をフローティング状態にする等の方法がある。次
に、本発明の画像表示装置の駆動方法による薄膜電子源
マトリクスでの消費電力を概算する。まず、非選択状態
の行電極310に駆動電圧を供給する行電極駆動回路4
1の出力を高インピーダンス状態にした場合を考える。
図2は、1本の行電極(図2の選択走査線)310を選
択し、残りの(N−1)本の行電極(図2の非選択走査
線)310を高インピーダンス状態とし、同時にm本の
列電極(図2の選択データ線)311を選択し、(M−
m)本の非選択列電極(図2の非選択データ線)311
をグラウンド電位に固定した場合の等価回路を示す図で
ある。図2に示すように、選択行電極310と選択列電
極311との交点にあるm個の薄膜型電子源素子301
以外にも、非選択行電極310と非選択列電極311と
を経由した回路ネットワークも考慮しなければならな
い。図2に示す等価回路において、1本の選択行電極3
10とm本の選択列電極311との間の静電容量C
1(m)は下記(5)式で表される。
【0013】
【数5】
【0014】図3は、C1(m)がmとともにどのよう
に変化するかを示すグラフである。この図3において、
縦軸は、全列電極311の出力容量を1画素当たりの静
電容量Ceで割った単位で示している。また、図3で
は、N=500、M=3000であり、○は従来の駆動
方法の場合、●が本発明の駆動方法による場合である。
1(m)はm=M/2の時最大になるが、それでも、
従来の駆動法の場合の最大値の1/4である。したがっ
て、本発明の駆動法により、データパルス印加に伴う無
効電力(Pcol)を1/4に低減できる。次に、非選択
状態の列電極311も高インピーダンス状態にした場合
を考える。図4は、1本の行電極(図4の選択走査線)
310を選択し、残りの(N−1)本の行電極(図4の
非選択走査線)310を高インピーダンス状態とし、同
時にm本の列電極(図4の選択データ線)311を選択
し、(M−m)本の非選択列電極(図4の非選択データ
線)311を高インピーダンス状態にした場合の等価回
路を示す図である。この図4に示す等価回路において、
1本の選択行電極310とm本の選択列電極311との
間の静電容量C2(m)は下記(6)式で表される。
【0015】
【数6】
【0016】図5は、C2(m)がmとともにどのよう
に変化するかを示すグラフである。この図5において、
縦軸は、全列電極311の出力容量を1画素当たりの静
電容量Ceで割った単位で示している。また、図5で
は、N=500、M=3000であり、○はC2(m)
であり、●は、比較のために、非選択走査電極のみを高
インピーダンス状態にした場合(C1(m))である。
例えば、m=M/2においては、C2(m)はC1(m)
よりも更に1/100以下に低減される。したがって、
本発明の駆動法により、データパルス印加に伴う無効電
力(Pcol)を従来より1/100以下に低減できる。
【0017】一般に、液晶表示装置などマトリクス型デ
ィスプレイの駆動方法においては、ある電極を高インピ
ーダンス状態にすることは避けている。これは、高イン
ピーダンス状態の電極があると、クロストーク現象が発
生しやすくなり画質劣化が発生したり、場合によっては
所望の画像が表示できないなどの障害が発生するためで
ある。本発明者らは、この高インピーダンス状態の導入
によるクロストーク発生は、高インピーダンス状態の電
極は、その電圧値が不定であり、その周辺のドットの点
灯個数(即ち、表示画像)や隣接電極の電圧変化などに
より変化するためであることに着目した。本発明を考案
するに至ったもう一つのポイントは、薄膜型電子源は、
十分な電流を外部回路から供給しなければ電子を放出し
ないこと、即ち、電流駆動素子としての側面を有するこ
とに着目したことである。先に述べたように、薄膜電子
源からの電子放出機構は、トンネル絶縁層内の電界によ
り発生したトンネル電流をホットエレクトロンとして利
用するものであり、この点では電圧駆動型である。しか
し、放出電流(Ie)がトンネル電流の10-3程度であ
るので、所望の放出電流を得るには、その103程度の
電流を外部回路から供給しなければならない。このため
に電流駆動素子としての側面を持つ。このため、薄膜型
電子源においては、電極の電位が所望の値以外であって
も、そのインピーダンスが十分高ければ、電子放出は起
こらない。このため、薄膜型電子源においては、本発明
の駆動方法を用いてもクロストークが発生しない。
【0018】本発明は、前記知見に基づいて成されたも
のであり、本願において開示される発明のうち、代表的
なものの概要を簡単に説明すれば、下記の通りである。 (1)下部電極と、絶縁層と、上部電極とをこの順番に
積層した構造を有し、前記上部電極に正極性の電圧を印
加した際に、前記上部電極表面から電子を放出する複数
個の電子源素子と、前記複数個の電子源素子の中の行
(または列)方向の電子源素子の下部電極に駆動電圧を
印加する複数の第1の電極と、前記複数個の電子源素子
の中の列(または行)方向の電子源素子の上部電極に駆
動電圧を印加する複数の第2の電極とを有する第1の基
板と、枠部材と、蛍光体を有する第2の基板とを備え、
前記第1の基板、前記枠部材および前記第2の基板とで
囲まれる空間が真空雰囲気とされる表示素子を備える画
像表示装置であって、前記非選択状態の第1の電極を、
前記選択状態の第1の電極よりも高インピーダンス状態
に設定すること、あるいは、前記非選択状態の第1の電
極および第2の電極を、前記選択状態の第1の電極およ
び第2の電極よりも高インピーダンス状態に設定するこ
とを特徴とする。なお、本発明の結果に基づき、非選択
状態の電極を高インピーダンスにするという観点から先
行技術調査を行った。その結果、本発明で対象としてい
る薄膜型電子源を用いた画像表示装置おいては、該当技
術は見つからなかった。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において、同一機能を有するものは同一符
号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
【0020】[実施の形態1]本発明の実施の形態1の
画像表示装置は、電子放出電子源である薄膜型電子源マ
トリクスと蛍光体との組み合わせによって、各ドットの
輝度変調素子を形成した表示パネル(本発明の表示素
子)を用い、当該表示パネルの行電極及び列電極に駆動
回路を接続して構成される。ここで、表示パネルは、薄
膜電子源マトリクスが形成された電子源板と蛍光体パタ
ーンが形成された蛍光表示板とから構成される。図6
は、本実施の形態の電子源板の薄膜電子源マトリクスの
一部の構成を示す平面図であり、図7は、本実施の形態
の電子源板と蛍光表示板との位置関係を示す平面図であ
る。また、図8は、本実施の形態の画像表示装置の構成
を示す要部断面図であり、同図(a)は、図6および図
7に示すA−B切断線に沿う断面図、同図(b)は、図
6および図7に示すC−D切断線に沿う断面図である。
但し、図6および図7においては、基板14の図示は省
略している。さらに、図8では、高さ方向の縮尺は任意
である。即ち、下部電極13や上部電極バスライン32
などは数μm以下の厚さであるが、基板14と基板11
0との距離は1〜3mm程度の長さである。また、以下
の説明では、3行×3列の電子源マトリクスを用いて説
明するが、実際の表示パネルでの行・列数は、数100
行〜数1000行、および数千列になることは言うまで
もない。また、図6において、点線で囲まれた領域35
は電子放出部(本発明の電子源素子)を示す。この電子
放出部35はトンネル絶縁層12で規定された場所で、
この領域内から電子が真空中に放出される。電子放出部
35は上部電極11で覆われるため平面図には現れない
ので、点線で図示してある。
【0021】図9は、本実施の形態の電子源板の製造方
法を説明するための図である。以下、図9を用いて、本
実施の形態の電子源板の薄膜電子源マトリクスの製造方
法について説明する。なお、この図9では、図6および
図7に示す、行電極310の一つと列電極311の一つ
との交点に形成する一つの薄膜型電子源301のみを取
り出して描いているが、実際には、図6および図7に示
すように複数の薄膜型電子源301がマトリクス状に配
置されている。さらに、図9の右の列は平面図であり、
左の列は、右の図の中のA−B線に沿う断面図である。
ガラスなどの絶縁性基板14上に、下部電極13用の導
電膜を、例えば、300nmの膜厚に形成する。下部電
極13用の材料としては、例えば、アルミニウム(A
l;以下、Alと称する。)合金を用いることができ
る。ここでは、Al−ネオジム(Nd;以下、Ndと称
する。)合金を用いた。このAl合金膜の形成には、例
えば、スパッタリング法や抵抗加熱蒸着法などを用い
る。次に、このAl合金膜を、フォトリソグラフィによ
るレジスト形成と、それに続くエッチングとによりスト
ライプ状に加工し、図9(a)に示すように、下部電極
13を形成する。ここで、下部電極13は行電極310
の役割も兼ねる。ここで用いるレジストはエッチングに
適したものであればよく、また、エッチングもウエット
エッチング、ドライエッチングのいずれも可能である。
【0022】次に、レジストを塗布して紫外線で露光し
てパターニングし、図9(b)に示すように、レジスト
パターン501を形成する。レジストには、例えば、キ
ノンジアザイド系のポジ型レジストを用いる。次に、レ
ジストパターン501を付けたまま、陽極酸化を行い、
図9(c)に示すように、保護絶縁層15を形成する。
本実施の形態では、この陽極酸化において化成電圧10
0V程度とし、保護絶縁層15の膜厚を140nm程度
とした。レジストパターン501をアセトンなどの有機
溶媒で剥離した後、レジストで被覆されていた下部電極
13表面を再度陽極酸化して、図9(d)に示すよう
に、トンネル絶縁層12を形成する。本実施の形態で
は、この再陽極酸化において化成電圧を6Vに設定し、
トンネル絶縁層膜厚を8nmとした。次に、上部電極バ
スライン32用の導電膜を形成し、レジストをパターニ
ングしてエッチングを行い、図9(e)に示すように、
上部電極バスライン32を形成する。本実施例では、上
部電極バスライン32は、Al合金を用い、膜厚は30
0nm程度とした。なお、この上部電極バスライン32
の材料としては、金(Au)などを用いても良い。な
お、上部電極バスライン32は、パターンの端がテーパ
ー状になるようにエッチングをし、この後で形成する上
部電極11がパターンの端での段差による断線を起こさ
ないようにする。ここで、上部電極バスライン32は列
電極311の役割も兼ねる。
【0023】次に、膜厚1nmのイリジウム(Ir)、
膜厚2nmの白金(Pt)、膜厚3nmの金(Au)
を、この順でスパッタリングにより形成する。レジスト
とエッチングによるパターン化により、Ir−Pt−A
uの積層膜をパターン化し、図9(f)に示すように、
上部電極11とする。なお、図9(f)において、点線
で囲まれた領域35は電子放出部を示す。電子放出部3
5はトンネル絶縁層12で規定された場所で、この領域
内から電子が真空中に放出される。以上のプロセスによ
り、基板14上に薄膜電子源マトリクスが完成する。前
記したように、この薄膜電子源マトリクスにおいては、
トンネル絶縁層12で規定された領域(電子放出部3
5)、即ち、レジストパターン501で規定した領域か
ら電子が放出される。さらに、電子放出部35の周辺部
には、厚い絶縁膜である保護絶縁層15を形成してある
ため、上部電極−下部電極間に印加される電界が下部電
極13の辺または角部に集中しなくなり、長時間にわた
って安定な電子放出特性が得られる。
【0024】本実施の形態の蛍光表示板は、ソーダガラ
ス等の基板110に形成されるブラックマトリクス12
0と、このブラックマトリクス120の溝内に形成され
る赤(R)・緑(G)・青(B)の蛍光体(114A〜
114C)と、これらの上に形成されるメタルバック膜
122とで構成される。以下、本実施の形態の蛍光表示
板の作成方法について説明する。まず、表示装置のコン
トラストを上げる目的で、基板110上に、ブラックマ
トリクス120を形成する(図8(b)参照)。次に、
赤色蛍光体114A、緑色蛍光体114B、青色蛍光体
114Cを形成する。これら蛍光体のパターン化は、通
常の陰極線管の蛍光面に用いられるのと同様に、フォト
リソグラフィーを用いて行った。蛍光体としては、例え
ば、赤色にY22S:Eu(P22−R)、緑色にZn
S:Cu,Al(P22−G)、青色にZnS:Ag
(P22−B)を用いた。次いで、ニトロセルロースな
どの膜でフィルミングした後、基板110全体にAl
を、膜厚50〜300nm程度蒸着してメタルバック膜
122とする。その後、基板110を400℃程度に加
熱してフィルミング膜やPVAなどの有機物を加熱分解
する。このようにして、蛍光表示板が完成する。
【0025】このように製作した電子源板と、蛍光表示
板とを、スペーサ60を挟み込んでフリットガラスを用
いて封着する。蛍光表示板に形成された蛍光体(114
A〜114C)と、電子源板の薄膜電子源マトリクスと
の位置関係は図7に示したとおりである。なお、図7で
は、蛍光体(114A〜114C)やブラックマトリク
ス120と、基板上構成物との位置関係を示すために、
基板110上の構成物は斜線のみで示してある。電子放
出部35、即ち、トンネル絶縁層12が形成された部分
と、蛍光体114の幅との関係が重要である。本実施の
形態では、薄膜型電子源301から放出される電子ビー
ムは多少空間的に広がることを考慮して、電子放出部3
5の幅は蛍光体(114A〜114C)の幅よりも狭く
設計している。また、基板110と基板14との間の距
離は、1〜3mm程度とした。
【0026】スペーサ60は、表示パネル内部を真空に
したときに、大気圧の外部からの力による表示パネルの
破損を防ぐために挿入される。したがって、基板14、
基板110に厚さ3mmのガラスを用いて、幅4cm×
長さ9cm程度以下の表示面積の表示装置を製作する場
合には、基板110と基板14自体の機械強度で大気圧
に耐え得るので、スペーサ60を挿入する必要はない。
スペーサ60の形状は、例えば、図6に示すように、直
方体形状とする。また、ここでは、3行毎にスペーサ6
0の支柱を設けているが、機械強度が耐える範囲で、支
柱の数(配置密度)を減らしてかまわない。スペーサ6
0としては、ガラス製またはセラミクス製で、板状ある
いは柱状の支柱を並べて配置する。なお、図8(a)に
おいて、スペーサ60が基板14側に接していないよう
に見えるが、実際には基板14上の列電極311に接し
ている。図8(a)では列電極311の膜厚分だけ隙間
が出来るわけである。
【0027】封着した表示パネルは、1×10-7Tor
r程度の真空に排気して、封止する。表示パネル内の真
空度を高真空に維持するために、封止の直前あるいは直
後に、表示パネル内の所定の位置(図示せず)でゲッタ
ー膜の形成またはゲッター材の活性化を行う。例えば、
バリウム(Ba)を主成分とするゲッター材の場合、高
周波誘導加熱によりゲッター膜を形成できる。このよう
にして、薄膜電子源マトリクスを用いた表示パネルが完
成する。本実施の形態では、基板110と基板14との
間の距離が1〜3mm程度と大きいので、メタルバック
122に印加する加速電圧を3〜6KVと高電圧にで
き、したがって、前記したように、蛍光体(114A〜
114C)には陰極線管(CRT)用の蛍光体を使用す
ることができる。
【0028】図10は、本実施の形態の表示パネルに、
駆動回路を接続した状態を示す結線図である。行電極3
10(下部電極13)は行電極駆動回路41に接続さ
れ、列電極311(上部電極バスライン32)は列電極
駆動回路42に接続される。ここで、各駆動回路(4
1,42)と、電子源板との接続は、例えば、テープキ
ャリアパッケージを異方性導電膜で圧着したものや、各
駆動回路(41,42)を構成する半導体チップを、電
子源板の基板14上に直接実装するチップオングラス等
によって行う。メタルバック膜122には、加速電圧源
43から3〜6KV程度の加速電圧が常時印加される。
【0029】図11は、図10に示す各駆動回路から出
力される駆動電圧の波形の一例を示すタイミングチャー
トである。なお、同図において、点線は高インピーダン
ス出力であることを示している。実際には、出力インピ
ーダンスを1〜10MΩ程度とすれば良く、本実施例で
は5MΩとした。ここで、n番目の行電極310をR
n、m番目の列電極311をCm、n番目の行電極31
0と、m番目の列電極311との交点のドットを(n,
m)で表すことにする。時刻t0ではいずれの電極も電
圧ゼロであるので電子は放出されず、したがって、蛍光
体(114A〜114C)は発光しない。時刻t1にお
いて、R1の行電極310に、行電極駆動回路41から
(VR1)なる駆動電圧を、(C1,C2)の列電極31
1に、列電極駆動回路42から(VC1)なる駆動電圧を
印加する。ドット(1,1)、(1,2)の上部電極1
1と下部電極13との間には(VC1−VR1)なる電圧が
印加されるので、(VC1−VR1)の電圧を電子放出開始
電圧以上に設定しておけば、この2つのドットの薄膜型
電子源からは電子が真空中に放出される。本実施の形態
では、VR1=−5V、VC1=4.5Vとした。放出され
た電子は、メタルバック膜122に印加された電圧によ
り加速された後、蛍光体(114A〜114C)に衝突
し、蛍光体(114A〜114C)を発光させる。ま
た、この期間、他の(R2,R3)の行電極310は高
インピーダンス状態なので、列電極311の電圧値に関
わらず電子は放出せず、対応する蛍光体(114A〜1
14C)も発光しない。時刻t2において、R2の行電
極310に、行電極駆動回路41から(VR1)なる駆動
電圧を印加し、C1の列電極311、列電極駆動回路4
2から(VC1)なる電圧を印加すると、同様に、ドット
(2,1)が点灯する。ここで、図11に示す電圧波形
の駆動電圧を、行電極310および列電極311に印加
すると、図10の斜線を施したドットのみが点灯する。
このようにして、列電極311に印加する信号を変える
ことにより、所望の画像または情報を表示することがで
きる。また、列電極311に印加する駆動電圧(VC1
の大きさを画像信号に合わせて適宜変えることにより、
階調のある画像を表示することができる。なお、トンネ
ル絶縁層12中に蓄積される電荷を開放するために、図
11の時刻t4において、全ての行電極310に、行電
極駆動回路41から(VR2)なる駆動電圧を印加し、同
時に、全ての列電極に、列電極駆動回路42から0Vの
駆動電圧を印加する。ここで、VR2=5Vであるので、
薄膜型電子源301には−VR2=−5Vの電圧が印加さ
れる。このように、電子放出時とは逆極性の電圧(反転
パルス)を印加することにより薄膜電子源の寿命特性を
向上できる。なお、反転パルスを印加する期間(図11
のt4〜t5、t8〜t9)としては、映像信号の垂直
帰線期間を用いると、映像信号との整合性が良い。以上
説明したように、本実施の形態では、非選択状態の行電
極310を高インピーダンス状態に設定しているので、
先に説明したように、消費電力を低減することが可能と
なる。
【0030】[実施の形態2]本発明の実施の形態2の
画像表示装置に用いる表示パネル、および表示パネルと
駆動回路との結線方法とは、前記実施の形態1と同じで
ある。図12は、本発明の実施の形態2の画像表示装置
において、行電極駆動回路41および列電極駆動回路4
2から出力される駆動電圧の波形の一例を示すタイミン
グチャートである。なお、本実施の形態においても、メ
タルバック膜122には加速電圧源43から3〜6KV
程度の加速電圧が常時印加される。また、図12におい
て、点線は高インピーダンス出力であることを示す。実
際には出力インピーダンスを1〜10MΩ程度とすれば
良く、本実施の形態では5MΩとした。
【0031】ここで、前記実施の形態1と同様、n番目
の行電極310をRn、m番目の列電極311をCm、
n番目の行電極310と、m番目の列電極311との交
点のドットを(n,m)で表すことにする。時刻t0で
はいずれの電極も電圧ゼロであるので電子は放出され
ず、したがって、蛍光体(114A〜114C)は発光
しない。時刻t1において、R1の行電極310に、行
電極駆動回路41から(VR1)なる駆動電圧を、(C
1,C2)の列電極311に、列電極駆動回路42から
(VC1)なる駆動電圧を印加する。ドット(1,1)、
(1,2)の上部電極11と下部電極13との間には
(VC1−VR1)なる電圧が印加されるので、(VC1−V
R1)の電圧を電子放出開始電圧以上に設定しておけば、
この2つのドットの薄膜型電子源からは電子が真空中に
放出される。本実施の形態では、VR1=−5V、VC1
4.5Vとした。放出された電子は、メタルバック膜1
12に印加された電圧により加速された後、蛍光体(1
14A〜114C)に衝突し、蛍光体(114A〜11
4C)を発光させる。また、この期間、他の(R2,R
3)の行電極310は高インピーダンス状態なので、列
電極311の電圧値に関わらず電子は放出せず、対応す
る蛍光体(114A〜114C)も発光しない。また、
この期間、C3の列電極311は高インピーダンス状態
なので、ドット(1,3)から電子は放出されず、対応
する蛍光体(114A〜114C)も発光しない。時刻
t2において、R2の行電極310に、行電極駆動回路
41から(VR1)なる駆動電圧を印加し、C1の列電極
311、列電極駆動回路42から(VC1)なる電圧を印
加すると、同様に、ドット(2,1)が点灯する。ここ
で、図12に示す電圧波形の駆動電圧を、行電極310
および列電極311に印加すると、図10の斜線を施し
たドットのみが点灯する。このようにして、列電極31
1に印加する信号を変えることにより、所望の画像また
は情報を表示することができる。また、列電極311に
印加する駆動電圧(VC1)のパルス幅を画像信号に合わ
せて適宜変えることにより、階調のある画像を表示する
ことができる。なお、トンネル絶縁層12中に蓄積され
る電荷を開放するために、図12の時刻t4において、
全ての行電極310に、行電極駆動回路41から
(VR2)なる駆動電圧を印加し、同時に、全ての列電極
に、列電極駆動回路42から0Vの駆動電圧を印加す
る。ここで、VR2=5Vであるので、薄膜型電子源30
1には−VR2=−5Vの電圧が印加される。このように
電子放出時とは逆極性の電圧(反転パルス)を印加する
ことにより薄膜電子源の寿命特性を向上できる。なお、
反転パルスを印加する期間(図12のt4〜t5、t8
〜t9)としては、映像信号の垂直帰線期間を用いる
と、映像信号との整合性が良い。
【0032】以上説明したように、本実施の形態では、
非選択状態の行電極310のみでなく、非選択状態の列
電極311も高インピーダンス状態に設定しているの
で、前記実施の形態1よりも、更に消費電力を低減でき
ることは前記したとおりである。以上、本発明者によっ
てなされた発明を、前記実施の形態に基づき具体的に説
明したが、本発明は、前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更
可能であることは勿論である。
【0033】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。本発明の画像表示装置によれば、薄膜
電子源アレイの駆動に伴う無効電力を低減し、消費電力
を低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像表示装置の駆動方法を説明するた
めの図である。
【図2】本発明の画像表示装置の駆動方法における電極
間容量を計算するための等価回路を示す図である。
【図3】図2の等価回路により求められた電極間容量の
変化を示すグラフである。
【図4】本発明の画像表示装置の駆動方法における電極
間容量を計算するための等価回路を示す図である。
【図5】図4の等価回路により求められた電極間容量の
変化を示すグラフである。
【図6】本発明の実施の形態1の電子源板の薄膜電子源
マトリクスの一部の構成を示す平面図である。
【図7】本発明の実施の形態1の電子源板と蛍光表示板
との位置関係を示す平面図である。
【図8】本発明の実施の形態1の画像表示装置の構成を
示す要部断面図である。
【図9】本発明の実施の形態1の電子源板の製造方法を
説明するための図である。
【図10】本発明の実施の形態1の表示パネルに、駆動
回路を接続した状態を示す結線図である。
【図11】図10に示す各駆動回路から出力される駆動
電圧の波形の一例を示すタイミングチャートである。
【図12】本発明の実施の形態2の画像表示装置におい
て、行電極駆動回路および列電極駆動回路から出力され
る駆動電圧の波形の一例を示すタイミングチャートであ
る。
【図13】薄膜電子源の動作原理を説明するための図で
ある。
【図14】従来の薄膜電子源マトリクスの概略構成を示
す図である。
【図15】従来の画像表示装置の駆動方法を説明するた
めの図である。
【符号の説明】
10…真空、11…上部電極、12…トンネル絶縁層、
13…下部電極、14,110…基板、15…保護絶縁
層、32…上部電極バスライン、35…電子放出部、4
1…行電極駆動回路、42…列電極駆動回路、43…加
速電圧源、60…スペーサ、114A…赤色蛍光体、1
14B…緑色蛍光体、114C…青色蛍光体、120…
ブラックマトリクス、122…メタルバック膜、301
…薄膜型電子源素子、310…行電極、311…列電
極、501…レジスト。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01J 31/12 H01J 31/12 C (72)発明者 岡井 誠 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 佐川 雅一 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 石坂 彰利 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 Fターム(参考) 5C031 DD09 5C036 EF01 EF06 EG02 EG12 EG48 5C080 AA18 BB05 DD26 FF12 JJ02 JJ03 JJ04 JJ05 JJ06 5C094 AA22 BA04 BA21 BA32 CA19 GA10

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部電極と、絶縁層と、上部電極とをこ
    の順番に積層した構造を有し、前記上部電極に正極性の
    電圧を印加した際に、前記上部電極表面から電子を放出
    する複数個の電子源素子と、 前記複数個の電子源素子の中の行(または列)方向の電
    子源素子の下部電極に駆動電圧を印加する複数の第1の
    電極と、 前記複数個の電子源素子の中の列(または行)方向の電
    子源素子の上部電極に駆動電圧を印加する複数の第2の
    電極とを有する第1の基板と、 枠部材と、 蛍光体を有する第2の基板とを備え、前記第1の基板、
    前記枠部材および前記第2の基板とで囲まれる空間が真
    空雰囲気とされる表示素子と、 前記各第1の電極に駆動電圧を供給する第1の駆動手段
    と、 前記各第2の電極に駆動電圧を供給する第2の駆動手段
    とを備える画像表示装置であって、 前記第1の駆動手段は、前記非選択状態の第1の電極
    を、前記選択状態の第1の電極よりも高インピーダンス
    状態に設定することを特徴とする画像表示装置。
  2. 【請求項2】 下部電極と、絶縁層と、上部電極とをこ
    の順番に積層した構造を有し、前記上部電極に正極性の
    電圧を印加した際に、前記上部電極表面から電子を放出
    する複数個の電子源素子と、 前記複数個の電子源素子の中の行(または列)方向の電
    子源素子の下部電極に駆動電圧を印加する複数の第1の
    電極と、 前記複数個の電子源素子の中の列(または行)方向の電
    子源素子の上部電極に駆動電圧を印加する複数の第2の
    電極とを有する第1の基板と、 枠部材と、 蛍光体を有する第2の基板とを備え、前記第1の基板、
    前記枠部材および前記第2の基板とで囲まれる空間が真
    空雰囲気とされる表示素子と、 前記各第1の電極に駆動電圧を供給する第1の駆動手段
    と、 前記各第2の電極に駆動電圧を供給する第2の駆動手段
    とを備える画像表示装置であって、 前記第1の駆動手段は、前記非選択状態の第1の電極
    を、前記選択状態の第1の電極よりも高インピーダンス
    状態に設定し、 前記第2の駆動手段は、前記非選択状態の第2の電極
    を、前記選択状態の第2の電極よりも高インピーダンス
    状態に設定することを特徴とする画像表示装置。
  3. 【請求項3】 前記高インピーダンスは、1MΩ以上の
    インピーダンスであることを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載された画像表示装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の駆動手段は、非選択状態の第
    1の電極をフローティング状態にすることを特徴とする
    請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の画像表
    示装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の駆動手段は、非選択状態の第
    2の電極をフローティング状態にすることを特徴とする
    請求項2ないし請求項4のいずれか1項に記載の画像表
    示装置。
  6. 【請求項6】 前記各電子源素子は、前記上部電極と電
    気的に接続され、前記第2の電極を兼用する上部電極バ
    スラインを有することを特徴とする請求項1ないし請求
    項5のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の電極は、前記各電子源素子の
    下部電極を兼用することを特徴とする請求項1ないし請
    求項6のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  8. 【請求項8】 前記下部電極は、金属で構成されること
    を特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に
    記載の画像表示装置。
  9. 【請求項9】 前記下部電極は、半導体で構成されるこ
    とを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項
    に記載の画像表示装置。
  10. 【請求項10】 前記絶縁層は、半導体と絶縁体との積
    層膜で構成されることを特徴とする請求項1ないし請求
    項7のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  11. 【請求項11】 下部電極と、絶縁層と、上部電極とを
    この順番に積層した構造を有し、前記上部電極に正極性
    の電圧を印加した際に、前記上部電極表面から電子を放
    出する複数個の電子源素子と、 前記複数個の電子源素子の中の行(または列)方向の電
    子源素子の下部電極に駆動電圧を印加する複数の第1の
    電極と、 前記複数個の電子源素子の中の列(または行)方向の電
    子源素子の上部電極に駆動電圧を印加する複数の第2の
    電極とを有する第1の基板と、 枠部材と、 蛍光体を有する第2の基板とを備え、前記第1の基板、
    前記枠部材および前記第2の基板とで囲まれる空間が真
    空雰囲気とされる画像表示装置の駆動方法であって、 前記非選択状態の第1の電極を、前記選択状態の第1の
    電極よりも高インピーダンス状態に設定することを特徴
    とする画像表示装置の駆動方法。
  12. 【請求項12】 下部電極と、絶縁層と、上部電極とを
    この順番に積層した構造を有し、前記上部電極に正極性
    の電圧を印加した際に、前記上部電極表面から電子を放
    出する複数個の電子源素子と、 前記複数個の電子源素子の中の行(または列)方向の電
    子源素子の下部電極に駆動電圧を印加する複数の第1の
    電極と、 前記複数個の電子源素子の中の列(または行)方向の電
    子源素子の上部電極に駆動電圧を印加する複数の第2の
    電極とを有する第1の基板と、 枠部材と、 蛍光体を有する第2の基板とを備え、前記第1の基板、
    前記枠部材および前記第2の基板とで囲まれる空間が真
    空雰囲気とされる画像表示装置の駆動方法であって、 前記非選択状態の第1の電極を、前記選択状態の第1の
    電極よりも高インピーダンス状態に設定し、かつ、前記
    非選択状態の第2の電極を、前記選択状態の第2の電極
    よりも高インピーダンス状態に設定することを特徴とす
    る画像表示装置の駆動方法。
  13. 【請求項13】 前記高インピーダンスは、1MΩ以上
    のインピーダンスであることを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載された画像表示装置の駆動方法。
  14. 【請求項14】 前記非選択状態の第1の電極をフロー
    ティング状態にすることを特徴とする請求項11ないし
    請求項13のいずれか1項に記載の画像表示装置の駆動
    方法。
  15. 【請求項15】 前記非選択状態の第2の電極をフロー
    ティング状態にすることを特徴とする請求項12ないし
    請求項14のいずれか1項に記載の画像表示装置の駆動
    方法。
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