JP2001083373A - 光受信モジュール、光受信モジュールの製造方法および光受信モジュール用Siキャリアの製造方法 - Google Patents
光受信モジュール、光受信モジュールの製造方法および光受信モジュール用Siキャリアの製造方法Info
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- JP2001083373A JP2001083373A JP25616999A JP25616999A JP2001083373A JP 2001083373 A JP2001083373 A JP 2001083373A JP 25616999 A JP25616999 A JP 25616999A JP 25616999 A JP25616999 A JP 25616999A JP 2001083373 A JP2001083373 A JP 2001083373A
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Abstract
ールの組付けを行う際にも、受光素子の裏面からの照射
を可能とする。 【解決手段】第1のSi基板1には表面に凹部8とV溝
9が形成され、第2のSi基板2は第1のSi基板の凹
部形成面と張り合わされるとともに、第1のSi基板1
と対向する面に先端が斜状となったV溝10が延設され
ている。V溝9とV溝10との間に光ファイバー4が挟
持されている。V溝10の先端での斜状面に反射膜5が
形成され、光ファイバー4からの受信光の光路を上下方
向に変換する。凹部8の底面に裏面照射型受光素子3が
フリップチップ実装され、反射膜5からの受信光を受光
する。
Description
る光受信モジュールに関するものである。
スト化、小型化を図るために、光モジュールの開発が活
発となっている。特に、素子を駆動させずに素子や光フ
ァイバーをSiキャリア上に実装するパッシブアライメ
ント実装によるモジュール組立に注目が集まっている。
るための断面図である。500はSiキャリア、501
はSiキャリア上に形成されたV溝、502は光ファイ
バー、503は側面照射型のフォトダイオードである。
ここで、V溝501はアルカリ異方性エッチングにより
高精度に形成されているため、このV溝501に固定さ
れる光ファイバー502は自動的に位置決めされ、高さ
方向及び横方向の位置精度は極めて高い。また、受光素
子503には半田リフローによるセルフアライン効果を
利用したフリップチップ実装が用いられているため、素
子を駆動させることなく、パッシブアライメントにより
実装が可能となる。
くつかの問題が残る。特に大きな問題として次の2点が
挙げられる。まず1点目は、光ファイバーからの照射光
の光路を変換する機構を備えていないために、裏面照射
型の受光素子に適用できないという問題である。そし
て、2点目は、光ファイバーの光軸方向の位置決めが精
度良くできないという問題である。詳しくは、光ファイ
バーの先端をV溝の端(図中の符号504)に押し当て
て位置決めしようとしても、V溝の端(図中の符号50
4)も約54.7度の傾斜がついているために先端が浮
き上がってしまい、光軸がずれてしまう。従って、光軸
方向については光ファイバーを目合わせで位置決めする
ほかはなかった。
下の技術が報告されている。まず、1点目の表面または
裏面照射型の受光素子に適用できないという問題を解決
するための技術としては、「信学技報、EMD96−3
0、1996、P.37」に記載されている技術があ
る。この技術は、図30に示すように、基板600のV
溝601に光ファイバー603が固定され、V溝601
の先端部での傾斜面602を利用し、光ファイバー60
3からの照射光の光路を変換して、受光素子604に表
面照射するというものである。
を半田リフローによるセルフアライン効果を利用したフ
リップチップ実装技術を併用しようとすると、受光素子
の裏面への照射に対応することが難しいという問題が残
る。特に、受光素子がトランジスタと高周波整合回路を
集積化し、配線にコプレーナ線路を用いたICの場合、
電極やパッドが配置される表面をさけて裏面から受信光
を照射する必要があるが、電極パッドが表面に形成され
ているために、図30に示す手法は表面が下を向いて実
装される素子、つまり、表面入射タイプの素子に限定さ
れてしまう。
位置決めに関連する技術としては、「Passive alignmen
t of a tapered laser with more than 50% coup
lingefficiency 、Electronics Letters 27th April
1995 Vol.31 No.9 P.730」に記載
された技術がある。これは、図31に示すように、V溝
700における素子701側の端部をダイシングでカッ
トして基板702表面に対して垂直な面703を形成
し、その端面703に光ファイバー704を押し当てる
ことにより、縦方向、横方向に加え、光軸方向の位置決
めを行うというものである。
ジュールには適用可能であるが、前述したような裏面照
射型のモジュールでは、V溝端部の傾斜した面を利用し
て受信光の光路を変換する必要があるため適用できな
い。
的は、パッシブアライメント実装により光受信モジュー
ルの組付けを行う際にも、受光素子の裏面からの照射を
可能とすることにある。また、V溝の先端面の傾斜を利
用して光路を上下方向に変換する光モジュールにおい
て、光ファイバーの光軸方向の位置決めを高精度に行う
ことにある。
よれば、張り合わされた第1と第2のSi基板の間にお
いて光ファイバーがV溝を用いて挟持され、光ファイバ
ーからの受信光はV溝の先端での反射膜にて上下方向に
その向きが変換され、第1のSi基板の凹部においてフ
リップチップ実装された裏面照射型受光素子にて受光さ
れる。
装および2枚のSi基板を用いたV溝による光ファイバ
ーの固定によって、パッシプアライメント実装により光
ファイバーと受光素子の相対位置を高精度に保ったま
ま、受光素子への裏面照射を行うことができることとな
る。
に記載の発明の作用効果に加え、第1のSi基板に設け
たV溝により光ファイバーが挟持され、両Si基板間の
位置決めをより高精度にすることができる。
に記載の発明の作用効果に加え、光ファイバーの先端面
が第1のSi基板におけるV溝の先端での基板表面に対
し垂直な面に当接し、光ファイバーの光軸方向の位置決
めが行われる。このように、第1のSi基板のV溝に、
光ファイバーの光軸方向のストッパを設けた構造として
いるため、光ファイバー、第1および第2のSi基板に
おける光軸方向の相対位置が一義的に決定するために高
精度となる。
または2に記載の発明の作用効果に加え、光ファイバー
の先端面がファイバーストッパ溝の光ファイバーストッ
パ面に当接し、光ファイバーの光軸方向の位置決めが行
われる。このように、第2のSi基板のV溝に、光ファ
イバーの光軸方向のストッパを設けた構造としているた
め、光ファイバー、第1および第2のSi基板における
光軸方向の相対位置が一義的に決定するために高精度と
なる。
i基板のV溝内に光ファイバーが固定されるとともに第
1のSi基板に対し第2のSi基板がバンプを用いた半
田リフローによるセルフアラインにて実装され、光ファ
イバーからの受信光はV溝の先端での反射膜にて上下方
向にその向きが変換され、第2のSi基板の凹部におい
てフリップチップ実装された裏面照射型受光素子にて受
光される。
装、両Si基板のセルフアライメント効果、およびSi
基板に形成したV溝による光ファイバーの固定によっ
て、パッシプアライメント実装により光ファイバーと受
光素子の相対位置を高精度に保ったまま、受光素子への
裏面照射を行うことができることとなる。
バーの先端面がファイバーストッパ溝の側面に当接した
状態で同光ファイバーがファイバー位置決め用V溝に固
定され、光ファイバーからの受信光はV溝の先端での反
射膜にて上下方向にその向きが変換され、受光素子にて
受光される。
して横方向と縦方向に加え光軸方向にも高精度となる。
従って、受光素子と光ファイバーの相対位置がより高精
度となり、良好な結合が得られる。
〜6のいずれか1項に記載の発明の作用効果に加え、受
光素子がトランジスタである場合に、受光素子への照射
方向が裏面となる場合が多いが、このとき、より有用と
なる。
〜7のいずれか1項に記載の発明の作用効果に加え、受
光素子がトランジスタおよび高周波整合回路から構成さ
れたICである場合に、受光素子への照射方向が裏面と
なる場合が多いが、このとき、より有用となる。
または8に記載の発明の作用効果に加え、受光素子の配
線としてコプレーナ線路が用いられている場合に、受光
素子への照射方向が裏面となる場合が多いが、このと
き、より有用となる。
1〜9のいずれか1項に記載の発明の作用効果に加え、
受光素子は受信光の波長よりも短いバンドギャップ波長
を有する半導体基板上に形成されていることにより、半
導体基板を光が透過しやすく、裏面照射型受光素子とし
て好ましいものとなる。
1〜9のいずれか1項に記載の発明の作用効果に加え、
受光素子はInP基板上に形成されていることにより、
基板を光が透過しやすく、裏面照射型受光素子として好
ましいものとなる。
1〜11のいずれか1項に記載の発明の作用効果に加
え、配線での受光素子と反対側の端部に設けた電極パッ
ドにより、コネクタ等と容易に接続をとることができ
る。
Si基板において光ファイバー固定用のV溝、V溝の延
設方向の延長線上に受光素子を配置するための凹部が形
成されるとともに、凹部の内部に裏面照射型受光素子を
実装するためのパッドおよび電気配線が形成され、さら
に、パッド上に裏面照射型受光素子が実装されることに
より第1のSiキャリアとされ、かたや、第2のSi基
板に光ファイバー固定用のV溝が形成されるとともに、
このV溝の先端の斜状面に光路変換用の反射膜が形成さ
れることにより第2のSiキャリアとされる。そして、
第1のSiキャリアと第2のSiキャリアとが張り合わ
されて両キャリアのV溝で光ファイバーが挟み込まれ固
定される。
ールの構造を得ることができる。請求項14に記載の発
明によれば、第1のSi基板上に第1のパッドが形成さ
れるとともに第1のSi基板に光ファイバー固定用のV
溝が形成され、さらに、V溝の先端斜状部に光路変換用
の反射膜が形成され、このV溝内部に光ファイバーが固
定されて第1のSiキャリアとされ、かたや、第2のS
i基板上に第2のパッドが形成されるとともに第2のS
i基板に受光素子を配置するための凹部が形成され、さ
らに、凹部の内部に受光素子を実装するための第3のパ
ッドおよび電気配線が形成され、第3のパッド上に裏面
照射型受光素子が実装されて、第2のSiキャリアとさ
れる。そして、第1のSiキャリア上に半田バンプを介
して第1および第2のパッドの位置が合うように第2の
Siキャリアが位置され、半田がリフローされて第1と
第2のSiキャリアが接合される。
ールの構造を得ることができる。請求項15に記載の発
明によれば、Si基板に光ファイバー固定用のV溝と、
このV溝の延設方向の延長線上に光ファイバー固定用の
V溝よりも幅の狭い光路変換用のV溝が、両溝が接触し
ないように同一プロセスで形成される。そして、両溝の
間の領域およびその両側の側壁を含む領域に、その側壁
が垂直となり、かつ深さが光ファイバー固定用のV溝よ
りも深いファイバーストッパ溝が形成される。
ールに使われるSiキャリアを得ることができる。請求
項16に記載の発明によれば、請求項15に記載の発明
の作用効果に加え、ダイシングによりファイバーストッ
パ溝が形成され、実用上好ましいものとなる。
発明を具体化した第1の実施の形態を図面に従って説明
する。
ジュールの平面図を示す。また、図2には、図1でのA
−A線での縦断面を示す。さらに、図3には図1でのB
矢視図(左側面図)を、図4には図1でのC矢視図(右
側面図)を示す。
第1のSi基板1、第2のSi基板2、裏面照射型受光
素子3、光ファイバー4、光路変換用の反射膜5、受光
素子実装用パッド6、配線7から構成されている。そし
て、第1のSi基板1と第2のSi基板2が光ファイバ
ー4を挟んだ状態で張り合わされている。第1のSi基
板1にて第1のSiキャリアC1が、第2のSi基板2
にて第2のSiキャリアC2が構成されている。
8が形成されている。この凹部8の底面8aにおいては
受光素子実装用パッド6および配線7がパターニングさ
れている。また、図3に示すように、凹部8の内部にお
いて受光素子実装用パッド6の上に裏面照射型受光素子
3がフリップチップ実装されている。
広な電極パッド7aとなっている。このように、受光素
子3が実装された側のSi基板1上に、受光素子3と電
気的に接続された配線7が形成され、配線7での受光素
子3と反対側の端部に電極パッド7aが設けられてい
る。そして、パッド6と配線7を用いて受光素子3の信
号が外部に取り出される。
下面)にはV溝10が延設されている。このV溝10は
一端が基板側面に開口し、他端が基板の内方に直線状に
延び、かつ、先端が斜状となっている。このように、第
2のSi基板2は第1のSi基板1の凹部形成面と張り
合わされるが、第2のSi基板2における第1のSi基
板1と対向する面に先端が斜状となったV溝9が延設さ
れている。
板2のV溝10に対向する位置にはV溝9が形成されて
いる。このV溝9も一端が基板側面に開口し、他端が基
板の内方に直線状に延びている。そして、図4に示すよ
うに、第2のSi基板2のV溝10と第1のSi基板1
のV溝9との間に光ファイバー4が挟持されている。詳
しくは、V溝10の両側壁とV溝9の両側壁の計4点が
接触して支持されている。
ずに、第2のSi基板2のV溝10と第1のSi基板1
の表面(平坦面)との間に光ファイバー4を挟持しても
よく、この場合は、V溝10の両側壁と第1のSi基板
1の表面の計3点が接触して支持することになる。
いて、V溝10の先端での斜状面10aには光路変換用
の反射膜5が形成されている。この反射膜5によって光
ファイバー4からの受信光の光路が上下方向に変換され
る。この反射膜5からの受信光が前述の裏面照射型受光
素子3に受光される。つまり、光ファイバー4からの受
信光が反射膜5に照射されると、その光が上下方向に変
換され、裏面照射型受光素子3に照射され、電気信号に
変換される。
ことで、受光素子3への裏面照射が可能となる。裏面照
射型受光素子3の具体的構成例を、図5に示す。受光素
子3はHEMT型フォトトランジスタであって、図5に
は断面模式図を示す。
上に、i−In0.52Al0.48Asバッファ層102、i
−In0.53Ga0.47As光吸収層103、i−In0.80
Ga 0.20Asキャリア走行層104、i−In0.52Al
0.48Asゲートコンタクト層105が順に形成されてい
る。ただし、i−In0.52Al0.48Asゲートコンタク
ト層105の中にはSiによるδドープ層106が形成
されている。ゲートコンタクト層105の上にはn型の
In0.53Ga0.47Asキャップ層107が形成されてい
る。キャップ層107の上面にはソース電極109およ
びドレイン電極110がオーム特性を示すように形成さ
れている。また、ゲート電極108はショットキー接合
をするようにキャップ層107をエッチングにより削
り、ゲートコンタクト層105と接触している。
すると、基板101を透過してi−In0.53Ga0.47A
s光吸収層103およびi−In0.80Ga0.20Asキャ
リア走行層104で吸収される。この光照射によって生
じた電子はi−In0.80Ga 0.20Asキャリア走行層1
04において高速で拡散する。
高周波整合回路が形成され、IC(OEIC)となって
いる。具体的には、図6に示すように、光応答型トラン
ジスタ(高電子移動度フォトトランジスタ)300に対
し、ゲート電極に例えばコプレナー型高周波伝送線路3
01が接続されている。また、ドレイン電極には、コプ
レナー型高周波伝送線路302およびスタブ303から
構成される出力整合回路304が接続されている。さら
に、スタブ303および伝送線路301にはコンデンサ
305,306が高周波信号の接地用として接続されて
いる。
接続すると、出力ポートから取り出される電波信号の感
度を高くすることができる。また、例えば入射する光の
強度変調を行った場合、ドレイン側に出力整合回路30
4を接続することによって所望の周波数信号を感度よく
取り出すことができる。
る。図2において、張り合わされた第1と第2のSi基
板1,2の間において光ファイバー4がV溝9,10を
用いて挟持され、光ファイバー4からの受信光はV溝1
0の先端での反射膜5にて上下方向にその向きが変換さ
れ、第1のSi基板1の凹部8においてフリップチップ
実装された裏面照射型受光素子3にて受光される。
セルフアライメント効果を用いたフリップチップ実装で
あるため、高精度に位置決めできるとともに、光ファイ
バー4と第1,第2のSi基板1,2はV溝9,10に
よりその相対位置が正確に位置決めされる。このため、
光ファイバー4、光路変換用反射膜5、受光素子3の相
対位置の精度が高く、光ファイバー4からの受信光が効
率よく受光素子3により受光できる。
実装および2枚のSi基板1,2を用いたV溝9,10
による光ファイバー4の固定によって、パッシプアライ
メント実装により光ファイバー4と受光素子3の相対位
置を高精度に保ったまま、受光素子3への裏面照射を行
うことができる。また、第1のSi基板1における凹部
形成面には光ファイバーの挟持用のV溝9が形成されて
いるので、このV溝9により光ファイバー4が挟持さ
れ、両Si基板1,2間の位置決めをより高精度にする
ことができる。
り、受光素子への照射方向が裏面となるが、このとき、
より有用となる。また、受光素子3がトランジスタおよ
び高周波整合回路から構成されたICである場合も、受
光素子への照射方向が裏面となるが、このとき、より有
用となる。また、受光素子3の配線としてコプレーナ線
路が用いられている場合に、受光素子への照射方向が裏
面となるが、このとき、より有用となる。
いバンドギャップ波長を有する半導体基板(InP基
板)上に形成されており、半導体基板を光が透過しやす
く、裏面照射型受光素子として好ましいものとなる。つ
まり、受光素子3はInP基板上に形成されており、基
板を光が透過しやすく、裏面照射型受光素子として好ま
しい。
基板1上に、受光素子3と電気的に接続された配線7が
形成され、配線7での受光素子3と反対側の端部に電極
パッド7aが設けられており、コネクタ等と容易に接続
をとることができる。
する。まず、第1のSiキャリアC1側の製造方法につ
いて、図7〜図9を用いて説明する。図7〜図9におい
て、(a)にて図1のごとく平面を、(b)にて図1の
A−A線での断面を示す。
Si基板1を用意し、Si基板1の表面に光ファイバー
固定用のV溝9、および、V溝9の延設方向の延長線上
に受光素子3を配置するための凹部8をエッチングによ
り形成する。エッチング液としては、KOHやTMAH
(テトラメチルアンモニウムハイドロオキサイド)等を
用いる。このとき、V溝9の深さは光ファイバー4のコ
アがV溝9の上面よりも下に位置しない深さとする(図
2参照)。
に、凹部8の底面8aにフリップチップ実装用のパッド
6および電気配線7を形成する。具体的には、例えばT
i/Auを蒸着しリフトオフすることによりパッド6と
配線7を形成する。
に、AuSn半田をパッド6上に形成し、裏面照射型受
光素子3を能動部を下にして、即ち、受光面を上にして
配置し、さらに、280℃以上でリフローして、裏面照
射型受光素子3を固定(実装)する。また、V溝9に光
ファイバー4を接着剤等で固定する。これが、第1のS
iキャリアとなる。
法について、図10を用いて説明する。図10におい
て、(a)にて図1のごとく平面を、(b)にて図1の
A−A線での断面を示す。
のSi基板2を用意し、その表面に、第1のSi基板1
の場合と同様の工程で光ファイバー固定用のV溝10を
形成する。ただし、V溝10の深さは光ファイバー4の
コアがV溝10の上面よりも下に位置する深さとする
(図2参照)。
フ(または、Ti/Auの蒸着およびTi/Auのエッ
チング)により、V溝10の端部の傾斜面10aに光路
変換用の反射膜5を形成する。これが、第2のSiキャ
リアとなる。
リア(基板2)を、図1〜4に示すように、V溝10に
光ファイバー4が嵌まり込むように第1のキャリア(基
板1)に重ねて、樹脂や接着剤等で固定する。つまり、
第1のSiキャリア(基板1)と第2のSiキャリア
(基板2)とを張り合わせて両キャリアのV溝9,10
で光ファイバー4を挟み込んで固定する。
る。図11には、応用例を示す。図11において、第1
のSi基板1のV溝9での先端面が基板1表面に対し垂
直となっており、この垂直な面20aに光ファイバー4
の先端面が当接している。つまり、V溝9での受光素子
3に近い側面20aが基板表面に対し垂直となってお
り、この垂直な面20aにより光ファイバー4の先端部
の光軸方向の位置決めを行うようになっている。
に、光ファイバー4の光軸方向のストッパ(溝20)を
設けた構造としているため、光ファイバー4、第1およ
び第2のSi基板1,2における光軸方向の相対位置が
一義的に決定するために高精度となる。
12,13において、第2のSi基板2のV溝30が、
光ファイバー4の位置決め用のV溝31と、光路変換用
のV溝32とからなる。このV溝32は位置決め用のV
溝31より開口幅が小さくなっている(図13におい
て、W1<W2)。さらに、両V溝31,32の間にお
いてファイバーストッパ溝33が形成されている。ファ
イバーストッパ溝33は、両V溝31,32と連通し、
かつ、その側面33a,33bが基板表面に対し垂直で
あるとともにファイバー位置決め用のV溝31よりも深
くなっている(図12において、D1>D2)。このフ
ァイバーストッパ溝33の側面33a,33bのうち、
ファイバーストッパ溝33と光路変換用V溝32との境
界に形成された光ファイバーストッパ面33aに、光フ
ァイバー4の先端面が当接している。このようにして光
ファイバー4の光軸方向の位置決めが行われている。よ
って、第2のSi基板2のV溝30に、光ファイバー4
の光軸方向のストッパを設けた構造としているため、光
ファイバー4、第1および第2のSi基板1,2におけ
る光軸方向の相対位置が一義的に決定するために高精度
となる。 (第2の実施の形態)次に、第2の実施の形態を、第1
の実施の形態との相違点を中心に説明する。
モジュールの断面図を示す。光受信モジュールは、第1
のSi基板41、第2のSi基板42、裏面照射型受光
素子43、光ファイバー44、光路変換用の反射膜4
5、裏面照射型受光素子実装用パッド46、配線47か
ら構成されている。そして、第1のSi基板41の上に
第2のSi基板42が光ファイバー44を挟んだ状態で
バンプ52を用いた半田リフローによるセルフアライン
にて実装されている。第1のSi基板41にて第1のS
iキャリアC11が、第2のSi基板42にて第2のS
iキャリアC12が構成されている。
には凹部48が形成されている。この凹部48の底面4
8aにおいては受光素子実装用パッド46および配線4
7がパターニングされている。配線47の端部は、第1
の実施形態と同様に幅広な電極パッド47aとなってい
る。また、凹部48の内部において受光素子実装用パッ
ド46の上に裏面照射型受光素子43がフリップチップ
実装されている。
のSi基板42上に、受光素子43と電気的に接続され
た配線47が形成され、配線47の受光素子43と反対
側の端部に電極パッド47aが設けられている。そし
て、パッド46と配線47を用いて受光素子43の信号
が外部に取り出される。
にはV溝49が形成されている。このV溝49は一端が
基板側面に開口し、他端が基板の内方に直線状に延び、
かつ先端が斜状となっている。このV溝49内に光ファ
イバー44が固定されている。
先端の斜状面49aには光路変換用の反射膜45が形成
されている。そして、光ファイバー44からの受信光の
光路が反射膜45にて上下方向に変換される。この光は
裏面照射型受光素子43に照射され、電気信号に変換さ
れる。
ことで、受光素子43への裏面照射が可能となる。次
に、光受信モジュールの作用を説明する。
イバー44が固定されるとともに第1のSi基板41に
対し第2のSi基板42がバンプ52を用いた半田リフ
ローによるセルフアラインにて実装され、光ファイバー
44からの受信光はV溝49の先端での反射膜45にて
上下方向にその向きが変換され、第2のSi基板42の
凹部48においてフリップチップ実装された裏面照射型
受光素子43にて受光される。
るセルフアライメント効果を用いたフリップチップ実装
であるため、第2のSi基板42に対して高精度に位置
決めでき、また、第2のSi基板42も半田リフローに
よるセルフアライメント効果を用いたフリップチップ実
装で第1のSi基板41に接合され、かつ光ファイバー
44はV溝49により第1のSi基板41に位置決めさ
れる。よって、光ファイバー44、光路変換用反射膜4
5、受光素子43の相対位置の精度が高く光ファイバー
44からの受信光を効率よく受光素子43により受光で
きる。
プ実装、両Si基板41,42のセルフアライメント効
果、およびSi基板41に形成したV溝49による光フ
ァイバー44の固定によって、パッシプアライメント実
装により光ファイバー44と受光素子43の相対位置を
高精度に保ったまま、受光素子43への裏面照射を行う
ことができる。
する。まず、図15(a),(b)に示すように、第1
のSi基板41上における基板外周部にTi/Auから
なるパッド(第1のパッド)50を形成する。そして、
パッド50上にSnPb半田バンプ52を形成する。
に、第1のSi基板41に光ファイバー固定用のV溝4
9を、KOHやTMAHといったエッチング液を用いて
エッチングにより形成する。このとき、V溝49の深さ
は光ファイバー44のコアがV溝49の上面よりも下に
位置する深さとする(図14参照)。そして、V溝49
の先端斜状部49aに、Ti/Auの蒸着およびリフト
オフ(またはTi/Auの蒸着およびTi/Auのエッ
チング)により、光路変換用の反射膜45を形成する。
に、V溝49内部に光ファイバー44を接着剤等により
固定する。これが、第1のSiキャリアとなる。一方、
図18(a),(b)に示すように、第2のSi基板4
2を用意し、その上面における基板外周部にTi/Au
からなるパッド(第2のパッド)51を形成する。そし
て、図19(a),(b)に示すように、第2のSi基
板42に裏面照射型受光素子を配置するための凹部48
を、ウェットエッチングまたはドライエッチングで形成
する。
に、凹部48の底面48aに裏面照射型受光素子43を
実装するためのパッド(第3のパッド)46および電気
配線47をTi/Au等で形成する。
に、パッド46上にAuSn半田を形成し、裏面照射型
受光素子43を能動部を下にして、即ち、受光面を上に
して配置する。その後、280℃以上でリフローして、
裏面照射型受光素子43を固定(実装)する。これが、
第2のSiキャリアとなる。
形成された第2のSiキャリア(基板42)をそのパッ
ド51と第1のSiキャリア(基板41)のパッド50
の位置が合うように配置する。つまり、第1のSiキャ
リア(基板41)上に半田バンプ52を介してパッド5
0,51の位置が合うように第2のSiキャリア(基板
42)を位置させる。その後、190℃以上でAuSn
半田が溶けない温度でリフローして第1のSiキャリア
(基板41)と第2のSiキャリア(基板42)を接合
する。
る。 (第3の実施の形態)次に、第3の実施の形態を、第1
の実施の形態との相違点を中心に説明する。
の平面図を示すとともに、図23に図22のD−D線で
の縦断面図を示す。さらに、図24にはSi基板(Si
キャリア)60を示す。
図24に示すように、面方位が(100)であるSi基
板60の表面に、光ファイバー位置決め用の第1のV溝
61が延設されるとともに、V溝61の延長線上におい
てV溝61よりも開口幅が小さい光路変換用の第2のV
溝62が延設されている。さらに、両V溝61,62の
間においてファイバーストッパ溝63が形成されてい
る。このファイバーストッパ溝63は、両V溝61,6
2と連通し、かつ、その側面が基板表面に対し垂直であ
るとともに位置決め用V溝61よりも深くなっている。
ファイバーストッパ溝63は光ファイバーの光軸方向の
位置決めを行うためのものである。また、光路変換用V
溝62の先端での斜状面には、光ファイバー66からの
受信光の光路を上下方向に変換する反射膜64が形成さ
れている。
て、図22,23に示すように、光ファイバー66は、
その先端面がファイバーストッパ溝63の側面63aに
当接した状態で光ファイバー位置決め用V溝61に固定
されている。つまり、ファイバーストッパ溝63と光路
変換用V溝62との境界に形成された光ファイバースト
ッパ面63aにより光ファイバー66の先端部の光軸方
向の位置決めが行われる。さらに、Si基板60の上面
には表面照射型受光素子65が配置され、反射膜64か
らの受信光を受光する。
る。光ファイバー66の先端面がファイバーストッパ溝
63の側面63aに当接した状態で光ファイバー66が
ファイバー位置決め用V溝61に固定され、光ファイバ
ー66からの受信光はV溝62の先端での反射膜64に
て上下方向にその向きが変換され、受光素子65にて受
光される。
に関して横方向と縦方向に加え光軸方向にも高精度とな
る。従って、受光素子65と光ファイバー66の相対位
置がより高精度となり、良好な結合が得られる。
25(a),(b)に示すように、Si基板60上に窒
化膜70を成膜した後、フォトリソグラフィーおよびド
ライエッチングを行い、第1および第2のV溝形成用の
開口部71,72を形成する。なお、図25(a)で
は、窒化膜70の形成領域をハッチングを付すことによ
り表した。
に、この開口部71,72を介して、KOHやTMAH
によるアルカリ異方性エッチングにより、第1のV溝6
1および第2のV溝62を同時に形成する。このように
して、Si基板60に光ファイバー固定用のV溝61
と、このV溝61の延設方向の延長線上に光ファイバー
固定用のV溝61よりも幅の狭い光路変換用のV溝62
を両溝が接触しないように同一プロセスで形成する。又
このとき、第1のV溝61のエッチング深さは光ファイ
バー66を固定したときにコアがV溝61の上面よりも
下に位置する深さにする(図23参照)。また、第2の
V溝62は、第1のV溝61の延設方向において接触し
ないように配置し、その深さが、固定される光ファイバ
ー66のコアの高さよりも深く、かつ第1のV溝61よ
りも浅くする(図23参照)。
2のサイズの一例を挙げると、第1の開口部71につい
ては、幅が200μm、長さが1000μmであり、第
2の開口部72については幅が100μm、長さが20
0μmである。
に、第1のV溝61と第2のV溝62の間に残る凸部
(図26の符号73で示す部位)、およびその両側の側
壁を含む領域を、ダイシングによりカットし、第1のV
溝61よりも深く、その側壁がSi基板60の上面に対
して垂直であるファイバーストッパ溝63を形成する。
その後、Ti/Auの蒸着およびフォトリソグラフィー
とエッチングにより第2のV溝62の側面に光路変換用
反射膜64を形成する。このようにしてSiキャリアが
形成される。
ァイバー66を第1のV溝61に固定するとともに、表
面照射型受光素子65をフリップチップ実装して光受信
モジュールを形成する。
子であったが、裏面照射型受光素子であってもよい。ま
た、これまで説明してきた各実施形態におけるV溝(S
i基板に形成するV溝)に関して、V溝は谷の部分にシ
リコンが残っていてもよい。要は、光ファイバー固定用
のV溝については、少なくとも側壁のテーパ面で光ファ
イバーと接触できればよく(図28に示すように浅いV
溝でのエッジ部P1,P2で接触する場合を含む)、ま
た、光路変換用のV溝については溝内に光路が形成でき
ればよい。
の平面図。
面模式図。
の図。
の図。
の図。
めの図。
ルの平面図。
めの図。
めの図。
めの図。
めの図。
めの図。
めの図。
めの図。
ルの平面図。
めの図。
めの図。
めの図。
の断面図。
ルの断面図。
ルの断面図。
ルの断面図。
射型受光素子、4…光ファイバー、5…反射膜、6…パ
ッド、7…配線、8…凹部、9…V溝、10…V溝、3
1…V溝、32…V溝、33…ファイバーストッパ溝、
41…第1のSi基板、42…第2のSi基板、43…
裏面照射型受光素子、44…光ファイバー、45…反射
膜、46…パッド、47…配線、48…凹部、49…V
溝、50…パッド、51…パッド、52…半田バンプ、
60…Si基板、61…V溝、62…V溝、63…ファ
イバーストッパ溝、64…反射膜、65…受光素子、6
6…光ファイバー。
Claims (16)
- 【請求項1】 表面に凹部が形成された第1のSi基板
と、 前記第1のSi基板の凹部形成面と張り合わされ、前記
第1のSi基板と対向する面に先端が斜状となったV溝
が延設された第2のSi基板と、 前記第2のSi基板のV溝と前記第1のSi基板の表面
との間に挟持された光ファイバーと、 前記V溝の先端での斜状面に形成され、光ファイバーか
らの受信光の光路を上下方向に変換する反射膜と、 前記凹部の底面にフリップチップ実装され、前記反射膜
からの受信光を受光する裏面照射型受光素子と、を備え
たことを特徴とする光受信モジュール。 - 【請求項2】 請求項1に記載の光受信モジュールにお
いて、 前記第1のSi基板における凹部形成面には光ファイバ
ーの挟持用のV溝が形成されていることを特徴とする光
受信モジュール。 - 【請求項3】 請求項2に記載の光受信モジュールにお
いて、 前記第1のSi基板のV溝での先端面が基板表面に対し
垂直となっており、この垂直な面に光ファイバーの先端
面が当接していることを特徴とする光受信モジュール。 - 【請求項4】 請求項1または2に記載の光受信モジュ
ールにおいて、 前記第2のSi基板のV溝が、光ファイバーの位置決め
用のV溝と、この位置決め用のV溝より開口幅が小さい
光路変換用のV溝とからなり、さらに、両V溝の間にお
いて両V溝と連通し、かつ、その側面が基板表面に対し
垂直であるとともに前記ファイバー位置決め用のV溝よ
りも深く形成されたファイバーストッパ溝を有し、前記
ファイバーストッパ溝と前記光路変換用V溝との境界に
形成された光ファイバーストッパ面に光ファイバーの先
端面が当接していることを特徴とする光受信モジュー
ル。 - 【請求項5】 表面に先端が斜状となったV溝が延設さ
れた第1のSi基板と、 前記第1のSi基板のV溝形成面にバンプを用いた半田
リフローによるセルフアラインにて実装され、前記第1
のSi基板と対向する面に凹部が形成された第2のSi
基板と、 前記第1のSi基板のV溝内に固定された光ファイバー
と、 前記V溝の先端での斜状面に形成され、光ファイバーか
らの受信光の光路を上下方向に変換する反射膜と、 前記凹部の底面にフリップチップ実装され、前記反射膜
からの受信光を受光する裏面照射型受光素子と、を備え
たことを特徴とする光受信モジュール。 - 【請求項6】 表面に光ファイバー位置決め用V溝が延
設されるとともに、同V溝の延長線上において同V溝よ
りも開口幅が小さい光路変換用V溝が延設され、さら
に、両V溝の間において両V溝と連通し、かつ、その側
面が基板表面に対し垂直であるとともに前記位置決め用
V溝よりも深いファイバーストッパ溝が形成されたSi
基板と、 先端面が前記ファイバーストッパ溝の側面に当接した状
態で前記光ファイバー位置決め用V溝に固定された光フ
ァイバーと、 前記光路変換用V溝の先端での斜状面に形成され、光フ
ァイバーからの受信光の光路を上下方向に変換する反射
膜と、 前記Si基板の上面に配置され、前記反射膜からの受信
光を受光する受光素子と、を備えたことを特徴とする光
受信モジュール。 - 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項に記載の光
受信モジュールにおいて、 前記受光素子がトランジスタであることを特徴とする光
受信モジュール。 - 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項に記載の光
受信モジュールにおいて、 前記受光素子がトランジスタおよび高周波整合回路から
構成されたICであることを特徴とする光受信モジュー
ル。 - 【請求項9】 請求項7または8に記載の光受信モジュ
ールにおいて、 前記受光素子の配線としてコプレーナ線路が用いられて
いることを特徴とする光受信モジュール。 - 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか1項に記載の
光受信モジュールにおいて、 前記受光素子は受信光の波長よりも短いバンドギャップ
波長を有する半導体基板上に形成されていることを特徴
とする光受信モジュール。 - 【請求項11】 請求項1〜9のいずれか1項に記載の
光受信モジュールにおいて、 前記受光素子はInP基板上に形成されていることを特
徴とする光受信モジュール。 - 【請求項12】 請求項1〜11のいずれか1項に記載
の光受信モジュールにおいて、 受光素子が実装された側のSi基板上に、受光素子と電
気的に接続された配線が形成され、配線での受光素子と
反対側の端部に電極パッドが設けられていることを特徴
とする光受信モジュール。 - 【請求項13】 光ファイバーからの受信光の光路を、
Si基板に形成されたV溝の先端の斜状面により上下方
向に変換し、受光素子で受信光を受光する光受信モジュ
ールの製造方法であって、 第1のSi基板において光ファイバー固定用のV溝、V
溝の延設方向の延長線上に受光素子を配置するための凹
部を形成するとともに、凹部の内部に裏面照射型受光素
子を実装するためのパッドおよび電気配線を形成し、さ
らに、パッド上に裏面照射型受光素子を実装することに
より第1のSiキャリアとし、かたや、第2のSi基板
に光ファイバー固定用のV溝を形成するとともに、この
V溝の先端の斜状面に光路変換用の反射膜を形成するこ
とにより第2のSiキャリアとする工程と、 前記第1のSiキャリアと第2のSiキャリアとを張り
合わせて両キャリアのV溝で光ファイバーを挟み込んで
固定する工程と、を有することを特徴とする光受信モジ
ュールの製造方法。 - 【請求項14】 光ファイバーからの受信光の光路を、
Si基板に形成されたV溝の先端の斜状面により上下方
向に変換し、受光素子で受信光を受光する光受信モジュ
ールの製造方法において、 第1のSi基板上に第1のパッドを形成するとともに第
1のSi基板に光ファイバー固定用のV溝を形成し、さ
らに、V溝の先端斜状部に光路変換用の反射膜を形成
し、このV溝内部に光ファイバーを固定して第1のSi
キャリアとし、かたや、第2のSi基板上に第2のパッ
ドを形成するとともに、第2のSi基板に受光素子を配
置するための凹部を形成し、さらに、凹部の内部に受光
素子を実装するための第3のパッドおよび電気配線を形
成し第3のパッド上に裏面照射型受光素子を実装して第
2のSiキャリアとする工程と、 第1のSiキャリア上に半田バンプを介して第1および
第2のパッドの位置が合うように第2のSiキャリアを
位置させる工程と、 半田をリフローさせて第1と第2のSiキャリアを接合
する工程と、を有することを特徴とする光受信モジュー
ルの製造方法。 - 【請求項15】 Si基板に光ファイバー固定用のV溝
と、このV溝の延設方向の延長線上に前記光ファイバー
固定用のV溝よりも幅の狭い光路変換用のV溝を両溝が
接触しないように同一プロセスで形成する工程と、 両溝の間の領域およびその両側の側壁を含む領域に、そ
の側壁が垂直となり、かつ深さが前記光ファイバー固定
用のV溝よりも深いファイバーストッパ溝を形成する工
程と、を含むことを特徴とする光受信モジュール用Si
キャリアの製造方法。 - 【請求項16】 請求項15に記載の光受信モジュール
用Siキャリアの製造方法において、 前記ファイバーストッパ溝がダイシングにより形成され
ることを特徴とする光受信モジュール用Siキャリアの
製造方法。
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