JP2001082629A - アクチュエータ - Google Patents

アクチュエータ

Info

Publication number
JP2001082629A
JP2001082629A JP25754499A JP25754499A JP2001082629A JP 2001082629 A JP2001082629 A JP 2001082629A JP 25754499 A JP25754499 A JP 25754499A JP 25754499 A JP25754499 A JP 25754499A JP 2001082629 A JP2001082629 A JP 2001082629A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotating body
cam member
case
pinion
rotated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP25754499A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3922846B2 (ja
Inventor
Takumi Arao
尾 匠 荒
Toshimasa Wada
田 利 昌 和
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jidosha Denki Kogyo KK
Original Assignee
Jidosha Denki Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Jidosha Denki Kogyo KK filed Critical Jidosha Denki Kogyo KK
Priority to JP25754499A priority Critical patent/JP3922846B2/ja
Publication of JP2001082629A publication Critical patent/JP2001082629A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3922846B2 publication Critical patent/JP3922846B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Gear Transmission (AREA)
  • Characterised By The Charging Evacuation (AREA)
  • Mechanically-Actuated Valves (AREA)
  • Preventing Unauthorised Actuation Of Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 気圧の影響を受けずに確実な作動が行えるア
クチュエータを提供する。 【解決手段】 モータ4のアーマチュア軸4gに結合さ
れたピニオン5に噛合されて回動する回動体6、回動体
6を支持する枢支軸12、枢支軸12に結合され、エン
ジンのコントロールバルブに連結されるプーリ14、ピ
ニオン5の動力により回動体6が進み回動された際に、
回動体6のストロークエンドで回動体6および枢支軸1
2を保持するロック機構を備えているアクチュエータ
1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エンジンの吸気
ポートの実効長さを変更するコントロールバルブを作動
するアクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンの吸気ポートの実効長さを変更
するコントロールバルブを作動するアクチュエータとし
ては、負圧式のものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のものでは、コン
トロールバルブを閉じたままにするのに戻しばねが用い
られるが、開けたままにするのには、負圧を連続して導
入しなければならず、その負圧が高地等の気圧の低い所
で変動するおそれがあるため、結果的に、確実な作動を
行い難いという問題点があった。
【0004】
【発明の目的】この発明に係わるアクチュエータは、気
圧の影響を受けずに確実な作動を行えるアクチュエータ
を提供することを目的としている。
【0005】
【発明の構成】
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
わるアクチュエータでは、ケースと、ケースに収容さ
れ、通電により、正回転、逆回転するアーマチュア軸を
もつモータと、モータのアーマチュア軸に結合されたピ
ニオンと、ケースに収容されてピニオンに噛合され、ピ
ニオンの回転により回動される回動体と、回動体を支持
可能にしてケースに取付られた枢支軸と、枢支軸に結合
されているとともに、エンジンのコントロールバルブに
連結されるプーリと、ピニオンの動力により回動体が進
み回動された際に、回動体のストロークエンドで回動体
および枢支軸を回動不能に保持するロック機構を備えて
いる構成としたことを特徴としている。
【0007】この発明の請求項2に係わるアクチュエー
タでは、ケースと、ケースに収容され、通電により、正
回転、逆回転するアーマチュア軸をもつモータと、モー
タのアーマチュア軸に結合されたピニオンと、ケースに
収容されてピニオンに噛合され、ピニオンの回転により
回動される回動体と、回動体を支持可能にしてケースに
取付られた枢支軸と、枢支軸に結合されているととも
に、エンジンのコントロールバルブに連結されるプーリ
と、ピニオンの動力により回動体が進み回動された際
に、回動体のストロークエンドで回動体および枢支軸を
回動不能に保持するロック機構と、回動体と枢支軸との
あいだに配置され、回動体がピニオンの動力により進み
回動される際にその動力を枢支軸に伝達可能にして、且
つ、回動体がピニオンの動力により戻り回動される際に
その動力を枢支軸に対し遮断可能なクラッチ機構を備え
ている構成としたことを特徴としている。
【0008】この発明の請求項3に係わるアクチュエー
タでは、ロック機構は、回動体の中心からケースの側板
に向けて移動可能にして回動体に収容されたスライダ
と、回動体に収容されていて、スライダをケースの側板
に向け押圧するスライダばねと、スライダの端部に配置
され、ケースの側板上を移動するローラと、回動体が進
み側に回動される際にカム部材を押圧可能にして、且
つ、回動体が進み側のストロークエンドに到達した際に
カム部材の回動を阻止可能に回動体に形成されたカム部
材押圧部と、ケースの側板の一部に形成され、回動体の
進み側のストロークエンドでローラが落し込まれて回動
体の回動を拘束可能な回動体ロック溝からなる構成とし
たことを特徴としている。
【0009】この発明の請求項4に係わるアクチュエー
タでは、クラッチ機構は、枢支軸に一体的に結合された
カム部材と、カム部材の回動範囲を規制可能にしてケー
スに形成されたガイド溝と、カム部材を押圧可能にし
て、且つ、カム部材の回動範囲を規制可能にして回動体
に形成されたカム部材押圧部からなる構成としたことを
特徴としている。
【0010】この発明の請求項1、2、3、4に係わる
アクチュエータにおいて、ロック機構は、ピニオンの動
力により回動体が進み回動された際に、回動体のストロ
ークエンドで回動体および枢支軸を保持することによ
り、枢支軸に結合されたプーリをロックの状態とする。
それ故、回動体が保持されている状態でモータへの通電
がカットオフされても、プーリはロックの状態で保持さ
れるから、コントロールバルブを開けたままにするのに
負圧を連続して導入しなければならない負圧式のものと
比べて、気圧の変動の影響を受けずに作動が行われる。
【0011】
【発明の実施の形態】
【0012】図1ないし図11には、この発明に係わる
アクチュエータの一実施例が示されている。
【0013】図示するアクチュエータ1は、主として、
ロアケース2、アッパケース3、モータ4、ピニオン
5、回動体6、スライダ7、スライダばね8、ローラ
9、第1のダンパ10、第2のダンパ11、枢支軸1
2、カム部材13、プーリ14から構成されている。
【0014】ロアケース2には、モータ固定部2a、コ
ネクタ部2b、枢支軸支持部2c、ガイド溝2d、ロー
ラ回転用側壁2e、回動体ロック溝2f、第1ダンパ衝
突部2g、第2ダンパ衝突部2hがそれぞれ形成されて
いる。
【0015】モータ固定部2aは、図3に示されるよう
に、ロアケース2の底板2iを貫通して形成されてお
り、このモータ固定部2aには、ロアケース2の外側か
らモータ4のモータヨーク4cに形成されたフランジ4
bがねじ止めされることによってモータ4が固定されて
いる。
【0016】モータ4には、図2に示されるように、モ
ータヨーク4cの内側に第1、第2マグネット4d、4
eがそれぞれ配置され、第1、第2マグネット4d、4
eの内周部にアーマチュア4fが配置されている。アー
マチュア4fは、アーマチュア軸4g、アーマチュアコ
ア4h、コンミュテータ4i、アーマチュアコイル4j
をもち、コンミュテータ4iに図示しない一対のブラシ
が電気的に接続可能に圧接されている。アーマチュア4
fのアーマチュア軸4gは、モータヨーク4cの閉塞側
端部に取付けられた第1軸受4kと、エンドカバー4a
に取付けられた第2軸受4mとによって回転可能に支持
されて、エンドカバー4aからロアケース2内に突出し
て配置されている。そして、アーマチュア軸4gのロア
ケース2内に突出している部分にピニオン5が固定され
ている。
【0017】ロアケース2のコネクタ部2bは、モータ
固定部2aの側にロアケース2の外側に突出して配置さ
れている。コネクタ部2b内には、第1、第2ターミナ
ル20、21が配置されており、第1、第2ターミナル
20、21は、モータ4に備えられた一対のブラシにそ
れぞれ電気的に接続されている。
【0018】コネクタ部2bには、図示しないコントロ
ーラに備えられたコネクタが装着されることによって、
第1、第2ターミナル20、21がコントローラに電気
的に接続されるため、コントローラから一対のブラシに
対して正方向に電流が供給されることによってモータ4
のアーマチュア軸4gおよびピニオン5が正回転され、
これに反して、コントローラから一対のブラシに対して
逆方向に電流が供給されることによってモータ4のアー
マチュア軸4gおよびピニオン5が逆回転される。
【0019】ロアケース2の枢支軸支持部2cは、ロア
ケース2の底板2iのほぼ中央部に凹状にして形成され
ており、この枢支軸支持部2cに、第3軸受22が取付
けられ、この第3軸受22に枢支軸12が挿入支持され
ている。
【0020】ロアケース2のガイド溝2dは、クラッチ
機構の一部を構成するものであって、図5に示されるよ
うに、枢支軸支持部2cのまわりに第1の端部2d1か
ら第2の端部2d2までのほぼ145度の範囲をもって
凹状にして形成されている。ガイド溝2dの範囲は、回
動体6の回動範囲に対応して選ばれている。ガイド溝2
dには、カム部材13に形成された突起13cが挿入さ
れている。
【0021】ロアケース2のローラ回転用側壁2eは、
ロアケース2がもつ側板2jのモータ固定部2aの反対
側部分に円弧形にして形成されており、その端部が回動
体ロック溝2fに連続されている。ローラ回転用側壁2
eには、回動体6のローラ9が回転しながら移動され
る。
【0022】ロアケース2の回動体ロック溝2fは、ロ
ック機構の一部を構成するものであって、ローラ回転用
側壁2eの端部でローラ回転用側壁2eに段部をもって
連設されている。この回動体ロック溝2fには、回動体
6がロック位置Bに到達したときに回動体6のローラ9
が落し込まれ、回動体6がロック位置Bで保持される。
【0023】ロアケース2の第1、第2ダンパ衝突部2
g、2hは、枢支軸支持部2cのモータ固定部2a側に
枢支軸支持部2cを中心としてほぼ250度の範囲でも
ってV字に配置されている。第1ダンパ衝突部2gに
は、回動体6が復帰位置Aに到達する際に回動体6の第
1のダンパ10が衝突し、第2ダンパ衝突部2hには、
回動体6がロック位置Bに到達する際に回動体6の第2
のダンパ11が衝突する。
【0024】枢支軸12は、丸棒形にされており、この
枢支軸12には、ロアケース側の基端部にカム部材13
が固定され、中央部に回動体6が挿通され、中央部の先
端部側に第4軸受23、オイルリング24がそれぞれ挿
着され、アッパケース3の外側に突出した先端部にプー
リ14が固定されている。
【0025】アッパケース3は、ロアケース2の開口部
を覆う板状にして形成されており、そのほぼ中央部に形
成された軸受取付用凹部3aに第4軸受23、オイルリ
ング24がそれぞれ固定されている。
【0026】カム部材13は、クラッチ機構の他の一部
を構成するものであって、このカム部材13には、カム
部材本体13a、アーム13b、突起13cが備えられ
ている。
【0027】カム部材本体13aは、図5に示されるよ
うに、円環形に形成されて枢支軸12に一体に固定され
ている。アーム13bは、カム部材本体13aから外側
に板状に突出形成されている。突起13cは、図2に示
されるように、アーム13bの先端部からロアケース2
のガイド溝2d内で遊動可能にして突出形成されてい
る。
【0028】カム部材13は、回動体6に直接的に結合
されておらず、回動体6に形成された第1、第2カム部
材押圧部6g、6hによってのみ押圧回動されるととも
に、それらに押圧されないときに第1、第2カム部材押
圧部6g、6hの範囲内で回動自在にして組付けられて
いる。
【0029】カム部材13は、モータ4のアーマチュア
軸4gが正回転することによってピニオン5が正回転し
て回動体6が復帰位置Aからロック位置Bまで進み回動
される際、図8に示されるように、アーム13bが回動
体6に形成された第1カム部材押圧部6gに衝突され、
この第1カム部材押圧部6gに押圧されることによって
突起13cがガイド溝2d内を第1の端部2d1側から
第2の端部2d2に向け移動され、枢支軸12がバルブ
閉位置Cからバルブ開位置Dに回動される。回動体6が
ロック位置Bまで回動された際、図9に示されるよう
に、カム部材13は、突起13cがロアケース2のガイ
ド溝2dの第2の端部2d2によって、進み回動される
側が拘束されているとともに、回動体6の第1カム部材
押圧部6gによって戻り回動される側が拘束されてロッ
ク状態とされる。
【0030】カム部材13は、モータ4のアーマチュア
軸4gが逆回転することによってピニオン5が逆回転し
て回動体6がロック位置Bから復帰位置Aまで戻し回動
される際、図10に示されるように、アーム13bが回
動体6に形成された第2カム部材押圧部6hに押圧され
ず、第1カム部材押圧部6gと第2カム部材押圧部6h
との間に置かれるため、回動体6のみが復帰位置Aまで
戻り回動する空振り動作が行われる。
【0031】回動体6がロック位置Bから復帰位置Aま
で戻し回動された際、枢支軸12に結合されたプーリ1
4がエンジンのコントロールバルブ側に設けられた図2
に示される戻しばね40の弾性復元力により強制的に戻
り回動されるため、図11に示されるように、枢支軸1
2がカム部材13に一体でもって回動体6とは分離して
バルブ開位置Dからバルブ閉位置Cまで単独で戻り回動
される。カム部材13および枢支軸12は、プーリ14
に連結されるケーブル41の引張力によって戻り回動さ
れるから、カム部材13、枢支軸12、プーリ14のみ
が戻り回動することがなく、その結果、ケーブル41が
弛んだり、外れたりすることがない。
【0032】そして、枢支軸12がバルブ閉位置Cにあ
って、カム部材13の突起13cがガイド溝2dの第2
の端部2d2側にある際に、外力によって枢支軸12が
強制的にバルブ閉位置Cからバルブ開位置Dにカム部材
13とともに回動されたとしても、カム部材13は、復
帰位置Aにある回動体6の第1カム部材押圧部6gと第
2カム部材押圧部6hとの間を空振りで回動するだけな
ので、回動体6がモータ4の動力を介さずに進み回動さ
れることにより回動体ロック溝2fで保持されてしまう
ことがない。
【0033】回動体6には、円板形にされた回動体本体
6a、歯部6b、枢支軸挿通部6c、スライダ収容部6
d、第1のダンパ取付部6e、第2のダンパ取付部6
f、第1カム部材押圧部6g、第2カム部材押圧部6h
がそれぞれ形成されている。
【0034】歯部6bは、回動体本体6aの側縁部のほ
ぼ120度に渡って形成されており、この歯部6bには
ピニオン5が噛み合っている。
【0035】枢支軸挿通部6cは、回動体本体6aの中
央部で回動体本体6aの厚さ方向に貫通されて形成され
ている。この枢支軸挿通部6cには枢支軸12が挿通さ
れているため、回動体6は枢支軸12によって回転可能
に支持されている。
【0036】スライダ収容部6dは、歯部6bの反対側
に回動対の外側部から中心に向けて深さをもつ矩形の孔
に形成されている。このスライダ収容部6dには、ロッ
ク機構の他の一部を構成するスライダばね8、同じくロ
ック機構の他の一部を構成するスライダ7の順に収容さ
れ、スライダ7の先端部にロック機構の残りの一部を構
成するローラ9が回転可能に取付けられている。スライ
ダ7は、スライダ収容部6dに支持されながらスライダ
ばね8の弾性反発力によりロアケース2に形成されたロ
ーラ回転用側壁2e側に押圧されるため、ローラ9をロ
アケース2のローラ回転用側壁2eに押し付けながら回
転させる。
【0037】第1、第2のダンパ取付部6e、6fは、
回動体本体6aの下面側にそれぞれ板形にして突出形成
されており、スライダ収容部6dを中心としてハの字の
配置になっている。第1のダンパ取付部6eには第1の
ダンパ10が固定され、第2のダンパ取付部6fには第
2のダンパ11が固定されている。第1のダンパ10
は、回動体6が復帰位置Aに到達する際にロアケース2
の第1ダンパ衝突部2gに衝突し、第2のダンパ11
は、回動体6がロック位置Bに到達する際にロアケース
2の第2ダンパ衝突部2hが衝突することによって、回
動体6のストロークエンドでの衝撃を緩和する。
【0038】第1、第2カム部材押圧部6g、6hは、
第1、第2のダンパ取付部6e、6fのそれぞれの反対
側にほぼ110度の範囲をもってハの字の配置にされて
形成されている。
【0039】第1カム部材押圧部6gは、ロック機構の
残りの一部およびクラッチ機構の残りの一部を構成する
ものであって、モータ4の動力により回動体6が復帰位
置Aからロック位置Bまで回動される際に、カム部材1
3に衝突して、そのカム部材13とともに枢支軸12を
バルブ閉位置Cからバルブ開位置Dまで押圧回動させる
機能をもつとともに、回動体6がロック位置Bに到達し
ている際に、カム部材13のアーム13bに衝突して、
カム部材13、枢支軸12が回動しないようにロックさ
せる機能をもつ。
【0040】第2カム部材押圧部6hは、クラッチ機構
の残りの一部を構成するものであって、モータ4の動力
により回動体6がロック位置Bから復帰位置Aまで戻り
回動される際に、カム部材13のアーム13bに衝突し
て、カム部材13とともに枢支軸12をバルブ開位置D
からバルブ閉位置Cまで押圧回動させる機能をもつ。
【0041】回動体6が復帰位置Aにあって、カム部材
13とともに枢支軸12がバルブ閉位置Cにある図8の
状態で、モータ4に正方向に通電がされると、ピニオン
5の正回転によって、回動体6が進み側に図中時計方向
に回動される。
【0042】回動体6が進み側に回動を始めると、ロー
ラ9がローラ回転用側壁2e上を回転しながら移動さ
れ、回動体6の第1カム部材押圧部6gがカム部材13
のアーム13bを図8中時計方向に押圧するため、枢支
軸12がバルブ閉位置Cからバルブ開位置Dに向けて回
動される。
【0043】やがて、図9に示されるように、回動体6
がロック位置Bに到達すると、第2のダンパ11がロア
ケース2の第2のダンパ衝突部2hに衝突し、ローラ9
が回動体ロック溝2fに落し込まれて回動体6が進み回
動を拘束され、枢支軸12がバルブ開位置Dに到達す
る。このとき、回動体6は、ローラ9が回動体ロック溝
2fに落し込まれているため、機械的なロックが掛けら
れるとともに、カム部材13は、回動体6の第1カム部
材押圧部6gによってバルブ閉位置Cに向けた回動を阻
止されるため、モータ4への通電がカットオフされてか
らも、回動体6のロック位置B、カム部材13および枢
支軸12のバルブ閉位置Cでのロック状態が保持され
る。
【0044】回動体6がロック位置Bにあって、カム部
材13とともに枢支軸12がバルブ開位置Dにある図9
の状態で、モータ4に逆方向に通電がされると、ピニオ
ン5の逆回転によって、回動体6が戻り側に図中反時計
方向に回動される。回動体6が戻り側に回動を始める
と、図10に示されるように、回動体ロック溝2fに落
し込まれていたローラ9が回動体ロック溝2fから外れ
て、ローラ9がローラ回転用側壁2e上を戻り方向に移
動し、回動体6の第2カム部材押圧部6hがカム部材1
3のアーム13bを図中反時計方向に押圧するため、回
動体6が復帰位置Aに到達すると、第1のダンパ10が
ロアケース2の第1のダンパ衝突部2gに衝突する。
【0045】そして、回動体6がロック位置Bから解除
されて復帰位置Aに向け戻り回動を始めると同時的に、
枢支軸12に結合されたプーリ14がケーブル40を介
してエンジンのコントロールバルブ側に設けられた図2
に示される戻しばね40の弾性復元力により強制的に戻
り回動されるため、図11に示されるように、枢支軸1
2がカム部材13とともに回動体6とは分離してバルブ
開位置Dからバルブ閉位置Cまで単独で戻り回動され
る。
【0046】回動体6は、モータ4の動力によって、復
帰位置Aからロック位置Bへ、または、ロック位置Bか
ら復帰位置Aへ回動されるため、高地等の気圧の低い所
で気圧の影響を受けて作動が鈍るおそれがない。
【0047】プーリ14は、アッパケース3から突出し
た枢支軸12の先端部に固定されている。このプーリ1
4には、図6に示されるように、枢支軸12が中央に固
定されるプーリ本体14a、フック係止部14b、ケー
ブル巻回部14cが一体成形されている。フック係止部
14bには、図示しないエンジンのコントロールバルブ
に連結される図2に示されるケーブル41の端部に設け
られたフック41aが係止される。ケーブル巻回部14
cには、ケーブル41が巻回される。プーリ14は、枢
支軸12とともにバルブ閉位置C、バルブ開位置Dのあ
いだを回動する。
【0048】プーリ14は、図7に示されるように、フ
ック係止部14bと、プーリ本体14aのケーブル巻回
部14cのない側と、ケーブル巻回部14cの端部14
c1とを結んだパーティングラインPLが設定されてい
るため、ケーブル巻回部14cにパーティングラインが
存在しないので、通常の2分割の型割りによって作成し
た場合に、ケーブル巻回部上にあるパーティングライン
を削除するのに行われるやすりがけなどの後処理が必要
ないので、工数の増加が防げる。
【0049】ロアケース2、アッパケース3の外側に
は、ブラケット45がねじ止めされており、このブラケ
ット45に設けられたケーブル支持部45aにケーブル
41に備えられたケース42がねじ止めされている。ブ
ラケット45は、エンジンのインテークマニホールドコ
レクタに固定される。プーリ14に一端部が連結された
ケーブル41の他端部は、インテークマニホールドコレ
クタ内に配置されたコントロールバルブに連結される。
【0050】このようなアクチュエータ1は、ブラケッ
ト45がエンジンのインテークマニホールドコレクタに
固定され、ケーブル41の他端部がインテークマニホー
ルドコレクタ内に配置されたコントロールバルブに連結
され、コネクタ部2bにコントローラのコネクタが装着
されて車体に搭載される。
【0051】エンジンが始動され、そのエンジンが低中
速回転の時は、コントローラから第1、第2のターミナ
ル20、21に通電が行われないので、図8に示される
ように、回動体6は復帰位置Aに、カム部材13、枢支
軸12、プーリ14は、いずれもバルブ閉位置Cにあ
り、ケーブル41は、コントロールバルブの戻しばね4
0によって閉じられている。
【0052】コントロールバルブが閉じられているた
め、吸気ポートの実効長さが長くなり、長いポートによ
って吸気慣性効果が得られて吸入効率が向上し、その結
果、エンジンがより高いトルクを発生する。
【0053】エンジンが高速回転になると、コントロー
ラから第1、第2のターミナル20、21に正方向に電
流供給が行われるので、モータ4のアーマチュア軸4g
が正回転され、ピニオン5の正回転によって、回動体6
が図9中時計方向に回動を始める。
【0054】回動体6が進み側に図9中時計方向に回動
を始めると、ローラ9がローラ回転用側壁2e上を回転
しながら移動され、回動体6の第1カム部材押圧部6g
がカム部材13のアーム13bを図9中時計方向に押圧
するため、枢支軸12がバルブ閉位置Cからバルブ開位
置Dに向けて回動され、回動体6がロック位置Bに到達
すると、第2のダンパ11がロアケース2の第2のダン
パ衝突部2hに衝突し、ローラ9が回動体ロック溝2f
に落し込まれて回動体6が進み回動を拘束され、枢支軸
12がバルブ開位置Dに到達するため、プーリ14によ
りコントロールバルブが開けられる。このとき、コント
ローラからの電流供給は、内蔵されたタイマによりカッ
トオフされる。この状態で回動体6は、ローラ9が回動
体ロック溝2fに落し込まれているため、機械的なロッ
クが掛けられ、モータ4への通電がカットオフされてか
らもそのロック状態が保持される。
【0055】コントロールバルブが開けられるため、吸
気ポートの実効長さが短くなり、短いポートによって吸
気慣性効果が得られて吸入効率が向上し、その結果、エ
ンジンがより高いトルクを発生する。
【0056】そして、エンジンが再び低中速回転になる
と、コントローラから第1、第2のターミナル20、2
1に逆方向に電流供給が行われるので、モータ4のアー
マチュア軸4gが逆回転され、ピニオン5の逆回転によ
って、回動体6の第2カム部材押圧部6hがカム部材1
3のアーム13bを図9中反時計方向に押圧するため、
回動体6が図9中反時計方向に回動を始める。すると、
回動体ロック溝2fに落し込まれていたローラ9が回動
体ロック溝2fから外れて、ローラ9がローラ回転用側
壁2e上を戻り方向に移動し、やがて、回動体6が復帰
位置Aに到達すると、第1のダンパ10がロアケース2
の第1のダンパ衝突部2gに衝突する。
【0057】回動体6がロック位置Bから解除されて復
帰位置Aに向け戻り回動を始めると同時的に、枢支軸1
2に結合されたプーリ14がエンジンのコントロールバ
ルブ側に設けられた戻しばね40の弾性復元力により強
制的に戻り回動されるため、枢支軸12がカム部材13
とともに回動体6とは分離してバルブ開位置Dからバル
ブ閉位置Cまで単独で戻り回動される。コントロールバ
ルブは、戻しばね40によって閉じられる。
【0058】コントロールバルブが閉じられているた
め、吸気ポートの実効長さが長くなり、長いポートによ
って吸気慣性効果が得られて吸入効率が向上し、その結
果、エンジンがより高いトルクを発生する。
【0059】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の請
求項1、2、3、4に係わるアクチュエータによれば、
ロック機構は、ピニオンの動力により回動体が進み回動
された際に、回動体のストロークエンドで回動体および
枢支軸を保持することにより、枢支軸に結合されたプー
リをロックの状態とする。それ故、回動体が保持されて
いる状態でモータへの通電がカットオフされても、プー
リはロックの状態で保持されるから、コントロールバル
ブを開けたままにするのに負圧を連続して導入しなけれ
ばならない負圧式のものと比べて、気圧の変動の影響を
受けずに作動が行われる。よって、気圧の影響を受けず
に確実な作動が行えるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わるアクチュエータの一実施例の
正面図である。
【図2】図1に示したアクチュエータの内部構造を説明
する横断平面図である。
【図3】図1に示したアクチュエータにおいての各部品
の組付け関係を説明する外観斜視図である。
【図4】図1に示したアクチュエータにおいてのアウタ
ケースを取り除いた状態での正面図である。
【図5】図1に示したアクチュエータにおいてのアウタ
ケースと回動体とを取り除いた状態での正面図である。
【図6】図1に示したアクチュエータに用いたプーリの
正面図である。
【図7】図6に示したプーリの断面図である。
【図8】図1に示したアクチュエータにおいての回動
体、カム部材の動きの説明図である。
【図9】図1に示したアクチュエータにおいての回動
体、カム部材の動きの説明図である。
【図10】図1に示したアクチュエータにおいての回動
体、カム部材の動きの説明図である。
【図11】図1に示したアクチュエータにおいての回動
体、カム部材の動きの説明図である。
【符号の説明】
1 アクチュエータ 2 (ケース)ロアケース 2d (クラッチ機構)ガイド溝 2f (ロック機構)回動体ロック溝 2j 側板 3 (ケース)アッパケース 4 モータ 4g アーマチュア軸 5 ピニオン 6 回動体 6g (ロック機構)(クラッチ機構)(カム部材押
圧部)第1カム部材押圧部 6h (クラッチ機構)(カム部材押圧部)第2カム部
材押圧部 7 (ロック機構)スライダ 8 (ロック機構)スライダばね 9 (ロック機構)ローラ 12 枢支軸 13 (クラッチ機構)カム部材 14 プーリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G031 BB02 DA38 EA02 FA01 HA01 HA04 3H063 BB13 DA14 DB14 DB31 DB48 EE11 EE12 GG19 3H064 BA06 CA10 CA12 DA06 DB07 DB10 3J009 DA16 EA05 EA21 EA32 EB30 ED06 FA10 FA14

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースと、 上記ケースに収容され、通電により、正回転、逆回転す
    るアーマチュア軸をもつモータと、 上記モータのアーマチュア軸に結合されたピニオンと、 上記ケースに収容されて上記ピニオンに噛合され、該ピ
    ニオンの回転により回動される回動体と、 上記回動体を支持可能にして上記ケースに取付られた枢
    支軸と、 上記枢支軸に結合されているとともに、エンジンのコン
    トロールバルブに連結されるプーリと、 上記ピニオンの動力により上記回動体が進み回動された
    際に、該回動体のストロークエンドで回動体および上記
    枢支軸を回動不能に保持するロック機構を備えているこ
    とを特徴とするアクチュエータ。
  2. 【請求項2】 ケースと、 上記ケースに収容され、通電により、正回転、逆回転す
    るアーマチュア軸をもつモータと、 上記モータのアーマチュア軸に結合されたピニオンと、 上記ケースに収容されて上記ピニオンに噛合され、該ピ
    ニオンの回転により回動される回動体と、 上記回動体を支持可能にして上記ケースに取付られた枢
    支軸と、 上記枢支軸に結合されているとともに、エンジンのコン
    トロールバルブに連結されるプーリと、 上記ピニオンの動力により上記回動体が進み回動された
    際に、該回動体のストロークエンドで回動体および上記
    枢支軸を回動不能に保持するロック機構と、 上記回動体と上記枢支軸とのあいだに配置され、該回動
    体が上記ピニオンの動力により進み回動される際にその
    動力を該枢支軸に伝達可能にして、且つ、回動体が該ピ
    ニオンの動力により戻り回動される際にその動力を枢支
    軸に対し遮断可能なクラッチ機構を備えていることを特
    徴とするアクチュエータ。
  3. 【請求項3】 ロック機構は、 回動体の中心からケースの側板に向けて移動可能にして
    回動体に収容されたスライダと、 上記回動体に収容されていて、上記スライダをケースの
    側板に向け押圧するスライダばねと、 上記スライダの端部に配置され、ケースの側板上を移動
    するローラと、 回動体が進み側に回動される際にカム部材を押圧可能に
    して、且つ、該回動体が進み側のストロークエンドに到
    達した際に該カム部材の回動を阻止可能に回動体に形成
    されたカム部材押圧部と、 ケースの側板の一部に形成され、回動体の進み側のスト
    ロークエンドで上記ローラが落し込まれて回動体の回動
    を拘束可能な回動体ロック溝からなることを特徴とする
    請求項1に記載のアクチュエータ。
  4. 【請求項4】 クラッチ機構は、 枢支軸に一体的に結合されたカム部材と、 上記カム部材の回動範囲を規制可能にしてケースに形成
    されたガイド溝と、 上記カム部材を押圧可能にして、且つ、該カム部材の回
    動範囲を規制可能にして回動体に形成されたカム部材押
    圧部からなることを特徴とする請求項2に記載のアクチ
    ュエータ。
JP25754499A 1999-09-10 1999-09-10 アクチュエータ Expired - Fee Related JP3922846B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25754499A JP3922846B2 (ja) 1999-09-10 1999-09-10 アクチュエータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25754499A JP3922846B2 (ja) 1999-09-10 1999-09-10 アクチュエータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001082629A true JP2001082629A (ja) 2001-03-30
JP3922846B2 JP3922846B2 (ja) 2007-05-30

Family

ID=17307768

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25754499A Expired - Fee Related JP3922846B2 (ja) 1999-09-10 1999-09-10 アクチュエータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3922846B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3922846B2 (ja) 2007-05-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10271759A (ja) エンジン始動装置
JP2001082629A (ja) アクチュエータ
JP4021077B2 (ja) アクチュエータ
JPS61167765A (ja) 遠隔アクチユエイタ
JP4029190B2 (ja) アクチュエータ
JP3041639B2 (ja) ギヤードモータ
US5831340A (en) Starter with high vibration resistance construction
KR100387976B1 (ko) 모터액튜에이터
JP2003061306A (ja) ギヤードモータ
JP3644116B2 (ja) スタータ
JPH1030533A (ja) スタータ
JP4022844B2 (ja) 回転電機
JP3716227B2 (ja) ギヤードモータ
US20190181732A1 (en) Motor and Actuator Unit
JP2002296637A (ja) カメラ用絞り機構
JP3980346B2 (ja) ロータリーアクチュエータのストッパ構造
JP4237850B2 (ja) アクチュエータ
JP3804513B2 (ja) ブラシ保持器及びスタータ
JP4226124B2 (ja) アクチュエータ
JP2000337233A (ja) スタータ
JP2006050857A (ja) ギヤードモータ
JP2001075143A (ja) カメラ用絞り装置
JP2003056434A (ja) アクチュエータ
JP2000008890A (ja) 車両用定速走行装置用アクチュエータ
JP3686723B2 (ja) シャッタ機構

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20040315

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040428

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061031

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061114

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070130

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070220

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees