JP2001082181A - スロットル弁制御装置 - Google Patents

スロットル弁制御装置

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JP2001082181A
JP2001082181A JP26471799A JP26471799A JP2001082181A JP 2001082181 A JP2001082181 A JP 2001082181A JP 26471799 A JP26471799 A JP 26471799A JP 26471799 A JP26471799 A JP 26471799A JP 2001082181 A JP2001082181 A JP 2001082181A
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throttle
throttle valve
opening
lever
control device
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Hiroyuki Koizumi
浩之 小泉
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Mikuni Corp
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D9/00Controlling engines by throttling air or fuel-and-air induction conduits or exhaust conduits
    • F02D9/02Controlling engines by throttling air or fuel-and-air induction conduits or exhaust conduits concerning induction conduits

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 デフォルト開度を、戻しバネと対抗バネとの
間の力の差を利用せずに設定できるスロットル弁制御装
置を提供する。 【解決手段】 スロットル弁の開度がデフォルト開度に
あるときには、スロットル軸2の回転に伴って回転する
レバー4が、捻りコイルバネ6の端部6b,6cで保持
され、スロットル開度を全開にする場合には、レバー4
は、端部6bからのコイルバネ6に対抗しつつ反時計方
向に所定角度まで回転制御される一方、端部6cは、ス
トッパ部材7によって静止状態に保持され、また、アイ
ドリング開度にする場合には、レバー4は、端部6cか
らのコイルバネ6に対抗しつつ時計方向に所定角度まで
回転制御される一方、端部6bは、ストッパ部材7によ
って静止状態に保持される。そして、スロットル制御系
統に故障が発生した場合などには本装置は同図(A)の
状態に戻り、この時、スロットル開度はデフォルト開度
を形成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スロットル開度
(スロットル弁の開度)を電気的に駆動するスロットル
弁制御装置に関し、当該スロットル開度を、アイドリン
グ開度時よりも開き方向の所定開度(以下、デフォルト
開度という)に保持して、例えばエンジンの始動性を良
好にするなどのためのスロットル弁制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】デフォルト開度を設定する主な目的は、
エンジンの始動性を良好にし、緊急回避運転を可能にす
ることである。具体的には、エンジンの始動時に、増量
の空気が供給されるようにし、また、走行時に、スロッ
トル制御系統に故障が発生した場合などに、故障車両を
運転できるだけの空気量が確保されるようにすることで
ある。更なる目的として、スロットル弁の氷結やデポジ
ット等による固着を阻止する効果も付随する。かかるデ
フォルト開度の設定には、従来から、図6に示すスロッ
トル弁制御装置100のような構成が用いられていた。
図6の装置100は、このような構成を模式的に示した
もので、吸気通路101を開閉するスロットル弁102
が取り付けられたスロットル軸103に、略長円形で板
状のアーム104が固着され、このアーム104に対
し、一方の端部105aが固定されるとともに、他方の
端部105bが上記アーム104に係止された戻しバネ
105が配設されており、この戻しバネ105により、
アーム104を介してスロットル軸103が同図におい
て時計方向に、即ち、スロットル弁102が吸気通路1
01を全閉する方向に付勢されている。一方、装置10
0には、上記アーム104に対して、対抗バネ106が
突出片107を介して配設されており、この対抗バネ1
06により、アーム104を介してスロットル軸103
が同図において反時計方向に、即ち、スロットル弁10
2が吸気通路101を全開する方向に付勢されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来装置で
は、スロットル弁が取り付けられたスロットル軸に対
し、スロットル開度を常に全閉方向に付勢するバネ、即
ち、上述の戻しバネが作用するとともに、当該スロット
ル軸に対し、スロットル開度を全開方向に付勢するバ
ネ、即ち、上述の対抗バネが作用するようになってお
り、結果的に、これらバネ間の力の差によってデフォル
ト開度が設定されるようになっている。即ち、従来装置
では、デフォルト開度位置の精度を保つために、対抗バ
ネに対しては戻しバネよりも十分に大きい荷重、例えば
2倍以上の設定荷重が負荷されるように設計されてい
る。これに伴い対抗バネの諸寸法が大きくならざるを得
ず装置全体を小型化するのが難しい。また、デフォルト
開度の設定を、戻しバネと対抗バネとの機械的な力の差
に拠っているために、スロットル弁を駆動するモータの
制御に際しては、当該バネ力の差を考慮しなければなら
ない。
【0004】本発明の目的は、デフォルト開度を、戻し
バネと対抗バネとの間の力の差を利用せずに設定できる
スロットル弁制御装置を提供することにある。また、本
発明の目的は、上記設定をトルクモータの磁気的性質を
利用して精度よく、しかも簡便に行えるスロットル弁制
御装置を提供することにある。また、本発明の目的は、
上記設定の調整が簡単に行えるスロットル弁制御装置を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の請求項1に係るスロットル弁制御装置は、
エンジンの吸気通路を開閉するスロットル弁の制御装置
に関するもので、スロットル弁を収容するスロットルボ
ディに直接取り付けられた弾性部材、或いはスロットル
ボディに付設されたプレートを介して取り付けられた弾
性部材と、この弾性部材で挟まれたストッパ部材とを備
え、スロットル開度がデフォルト開度にある時に、スロ
ットル弁のスロットル軸の回転に伴って回転するように
取り付けられたレバーが、ストッパ部材を挟んだ弾性部
材によって保持される態様をなすようにしたものであ
り、レバーが従来装置のような戻しバネと対抗バネとの
力の差の下で保持される態様をなすものとは基本的に異
なっており、したがって、従来装置のように、戻しバ
ネ、とりわけ対抗バネに対する設定荷重を理由に装置全
体を小型化するのが困難である、ということはない。
【0006】ところで、本装置においては、デフォルト
開度にある時のレバーには、設計上、弾性部材からの押
圧力(付勢力)が全く加わらない構成を採っている。し
かし、レバー(即ち、スロットル軸)に対し弾性部材か
ら押圧力が加わる場合があるが、これは部材の加工公差
や組み付け公差等によるものであり、たとえレバーに押
圧力が加わっても、かかる押圧力は、上記公差等を弾性
部材で保持するための当該弾性部材の保持力に相当する
程度のものである。ところで、本装置の弾性部材には、
捻りコイルバネ単独で構成するのみならず、2枚の板バ
ネで構成するもの、或いは、両端の板部材を捻りコイル
バネで連結してレバー式にしたものなどでもよく、適宜
選定すればよい。
【0007】本発明の請求項2に係るスロットル弁制御
装置は、スロットル弁のスロットル軸の回転をトルクモ
ータで行う場合に、スロットル弁を収容するスロットル
ボディに直接取り付けられた弾性部材、或いはスロット
ルボディに付設されたプレートを介して取り付けられた
弾性部材と、この弾性部材の弾性力を抑止するストッパ
部材とを備え、スロットル開度がトルクモータによって
デフォルト開度の状態になる時、スロットル軸の回転に
伴って回転するレバーが、弾性部材に当接することによ
り位置決めされるようにしたものである。即ち、本装置
は、トルクモータ(例えば本出願人に係る特願平10−
173913に記載のアクチュエータ等)の磁気的性
質、即ち、非通電時(トルクモータへの通電が遮断され
たような時)に形成される磁力によってその回転子が安
定する位置に戻る特性を利用し、且つ、当該戻り位置へ
のバラツキを、レバーを介して弾性部材で矯正される構
成をなすものであり、これにより、デフォルト開度を精
度よく、しかも簡便に設定できるようになる。
【0008】デフォルト開度の設定に際しては、部材の
加工公差や組み付け公差等を予め見越すとともに、トル
クモータに対し、その回転子が磁力によって安定する位
置を調整して、レバーがデフォルト開度位置で弾性部材
に当接するようにすることで、デフォルト開度の設定を
精度よく、しかも簡便に行える(尚、トルクモータの回
転子を上記公差範囲内で調整した場合は、弾性部材は、
レバーに対する押圧力を発生しない状態にて、トルクモ
ータの戻り位置へのバラツキを矯正する)。ところで、
本装置においては、上記位置決めに要する弾性部材は、
スロットル弁の開き方向に対し抗力を与えるように配さ
れるもの、又はその閉じ方向に対し抗力を与えるように
配されるもののいずれかでよく、これにより、トルクモ
ータは、デフォルト開度位置とアイドリング開度位置と
の間、又はデフォルト開度位置と全開位置との間のスロ
ットル弁の回転駆動に際しては、弾性部材からの抗力を
受けることがないので、このときの当該トルクモータの
消費電力が削減されることも本装置の大きな特徴の一つ
である。但し、何れの回転駆動に際し当該抗力を受ける
ことがないようにするかは、本装置が用いられるエンジ
ンの機種等に拠って適宜選定される。
【0009】本発明の請求項3に係るスロットル弁制御
装置は、弾性部材とレバーとの相対位置を変えることに
よってデフォルト開度の調整が行えるようにしたもの
で、相対位置を変える簡単な具体例としては、例えば、
弾性部材或いはストッパ部材をレバー軸(即ち、スロッ
トル軸)に対し直角方向に進退させるようしたり、ま
た、スロットルボディに対する弾性部材及びストッパ部
材の取り付け角度を調整するようにしたりすることなど
が挙げられるが、これに限るものではない。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態に係るスロッ
トル弁制御装置1を、図1及び2を参照して説明する。
本装置1は、図1に示すように、エンジンの吸気通路を
開閉するスロットル弁(図示せず)のスロットル軸2に
円板アーム3が軸着され、この円板アーム3に、上記ス
ロットル軸2に平行に取り付けられた丸棒状のレバー4
が、後述するプレート5の端面5aから突出する態様で
配されている。また、本装置1においては、スロットル
弁を収容するスロットルボディ(図示せず)に前述のプ
レート5が付設される形態をなし、そして、このプレー
ト5に捻りコイルバネ(弾性部材)6の基部6aが取り
付けられ、かかる基部6aから延出した端部6b,6c
がストッパ部材7を挟む構造をなし、ストッパ部材7が
端部6b,6cからの押圧力を支承するとともに、スト
ッパ部材7の上方で、且つ、端部6b,6c間で上記レ
バー4が保持される態様をなしており、そこでのスロッ
トル開度は、デフォルト開度を形成している。
【0011】次に、スロットル開度に応じた本装置1の
動作を図2を参照して説明する。尚、図2(A)は、ス
ロットル開度がデフォルト開度にあるときを示し、ま
た、同図(B)は、スロットル開度が全開にあるとき
(破線)、及びアイドリング開度にあるとき(一点鎖
線)をそれぞれ示している。スロットル開度を全開させ
る場合には、スロットル軸2、即ち、レバー4を、同図
(B)で示されるように、端部6bを介して付与される
捻りコイルバネ6の抗力に対抗しつつ反時計方向に所定
角度まで回転制御(スロットル弁をデフォルト開度より
開き方向に制御)すればよく、このとき、コイルバネ6
の端部6cは、ストッパ部材7によって静止状態に保持
され、レバー4に対する端部6cからの押圧力が作用し
ない構成のため、レバー4の、デフォルト開度位置への
戻り時間は短縮化される。しかるに、スロットル開度を
アイドリング開度にする場合には、レバー4を、端部6
cを介して付与される捻りコイルバネ6の抗力に対抗し
つつ時計方向に所定角度まで回転制御(スロットル弁を
デフォルト開度より閉じ方向に制御)すればよく、この
とき、端部6bは、ストッパ部材7によって静止状態に
保持され、レバー4に対する端部6bからの押圧力が作
用せず、レバー4の、デフォルト開度位置への戻り時間
が短縮化されることは上述と同様である。
【0012】そして、スロットル制御系統に故障が発生
した場合などには、レバー4がコイルバネ6から押圧力
(付勢力)を受けて図2(A)の状態に戻り、端部6
b,6cで保持される。ところで、本装置1において
は、レバー4は、コイルバネ6の端部6b,6cで規制
されつつ回転するように構成されているため、スロット
ル弁の全開時やアイドリング開度時に端部6bや6cか
ら外れて脱落するようなことがない。また、弾性部材と
してコイルバネ6を用いると、トルクカーブが複雑でな
く、しかも、荷重設定幅を広く採ることができる利点が
ある。
【0013】ところで、図1において、8は、デフォル
ト開度調整部であり、このデフォルト開度調整部8は、
プレート5に固定された受台9と、この受台9のネジ穴
に螺合するとともに、その先端が上記ストッパ部材7に
係合したボルト部材10とで構成され、ボルト部材10
を進退することによってストッパ部材7を同図の矢印方
向(レバー4軸(即ち、スロットル軸2)に対し直角方
向)に進退させることができ、これによりデフォルト開
度の調整が行える。このようなデフォルト開度の調整
は、上述のデフォルト開度調整部8に代えて図3のよう
にしても行うことができる。即ち、ストッパ部材7がプ
レート5に固着される場合には、プレート5をスロット
ルボディに取り付ける際にプレート5に穿設される穴
を、長穴11で構成されるようにして、スロットルボデ
ィに対するプレート5の取り付け、換言すればスロット
ルボディに対するコイルバネ6及びストッパ部材7の取
り付けを同図の矢印方向において角度設定することによ
り、デフォルト開度の調整が行える。
【0014】ところで、上述した実施の形態に係る装置
1では、その弾性部材として捻りコイルバネ6を用いた
ものについて説明したが、当該弾性部材としては、例え
ば、図4(A)や(B)に示す形態のものであってもよ
い。同図(A)の弾性部材は、2枚の板バネ12,13
からなり、これら板バネ12,13に上記ストッパ部材
7を挟んでボルトなどで固定してなるものである。この
場合、2枚の板バネ12,13の代わりに、これらを一
体に成形したコの字型の板バネであってもよい。同図
(B)の弾性部材は、捻りコイルバネ14と、そのフッ
クに係止された板部材15,16とで構成されるレバー
式のものである。この場合、例えば、板部材16の代わ
りに、湾曲した板部材17(同図中の点線で示す)を用
いてもよく、これを用いれば、例えば、スロットル開度
が全開になる手前から付勢力の勾配を緩やかに設定する
こともでき、細かい制御を必要としない全開付近を除く
スロットル開度域での制御性を向上させることができ
る。
【0015】このようにして、レバー4の、捻りコイル
バネ6の端部6bや6cに対する軌跡、所謂セントロー
ドを適宜設計すれば、所望のレバー4の角変位に対する
モータのトルクに関する種々の特性曲線を得ることがで
きる。その例をいま一つ挙げると、レバー4の角変位に
対応する捻りコイルバネ6からの当該レバー4に加わる
分力を一定にして、どこのスロットル開度位置からでも
当該レバー4を元の位置(デフォルト開度位置)に戻す
力(=トルク)が一定になるようにすることができ、こ
れにより、レバー4を回転駆動する上記モータの消費電
力を抑えることができる。従来装置のような構成からで
は、このようなトルクの自由な設定は不可能である。
【0016】次に、本発明の実施の形態の一つで、スロ
ットル軸2の回転をトルクモータで行う場合を図5を参
照して説明する。但し、図5において、図1等の構成要
素と同一の構成要素には同一番号を付し、その説明は割
愛する。尚、図5(A)は、本装置を備えたスロットル
弁システムの断面構成図、また、同図(B)は、同図
(A)のA矢視図であり、これらの図は、トルクモータ
の非通電時での状態で、この状態では、トルクモータの
回転子は上述の安定した位置にあり、スロットル開度は
デフォルト開度にある。本スロットル弁制御装置20
は、スロットル弁2aのスロットル軸2に連結された、
後述する当該トルクモータ21の回転子28に、上記プ
レート5を介して取り付けられ、図5に示すように、そ
の基部6aから端部6b及び端部22aが延出した形態
をなす捻りコイルバネ(弾性部材)22を備えるもので
ある。但し、端部22aは、レバー4までは延出してお
らず、レバー4が端部6b,22a間で保持される態様
はなしていない。このような装置20においては、上述
のように、部材の加工公差や組み付け公差を予め見越し
てデフォルト開度を次のようにして設定する。本実施の
形態では、スロットル弁2aがスロットル軸2に固定さ
れ、回転子28及びレバー4は、スロットル軸2に対し
固定位置が調整可能になっている。したがって、スロッ
トル弁2aとレバー4とをデフォルト開度位置に固定し
た上で、回転子28のみを反時計方向に回転させて磁力
により当該回転子28が安定する位置を調整する一方、
レバー4が上記デフォルト開度位置で捻りコイルバネ2
2の端部6bに当接するようにすることで、デフォルト
開度の設定を精度よく、しかも簡便に行える。また、本
実施の形態では、トルクモータ21は、デフォルト開度
位置とアイドリング開度位置との間のスロットル弁2a
の回転駆動に際しては、捻りコイルバネ22からの抗力
を受けることがない構成となっている。
【0017】ところで、当該トルクモータ21は、本装
置20とスロットルボディ23との間に介装される態様
で、スロットルボディ23に連設されている。このトル
クモータ21は、ヨーク24の中央上部に駆動源として
のコイル25が配設されるとともに、このコイル25の
下方に、当該コイル25への通電によって磁極が形成さ
れる3つの磁極片26が配設され、わずかなエアーギャ
ップ27を隔てて上記磁極片26に対向する態様で回転
子28が軸着されており、更に、回転子28の周縁上に
N極・S極にそれぞれ着磁されたマグネット29が配設
されている。そして、図5に示すようなコイル25が非
通電の状態にある時には、これらマグネット29によ
り、上記エアーギャップ27を介して磁極片26との間
に磁束ループが形成され、この磁束ループによる磁場の
もとでは、回転子28は上記安定位置で保持される。こ
のようなトルクモータ21は、アクセル操作量に応じて
スロットル弁2aを回転制御するが、このとき、デフォ
ルト開度位置から全開位置への制御に際しては捻りコイ
ルバネ22からの抗力を受け、デフォルト開度位置から
アイドリング開度位置への制御に際しては捻りコイルバ
ネ22からの抗力を受けない一方、故障時に当該トルク
モータ21が非通電の状態になった時などにおいては、
その回転子28が上記安定位置に戻るとともに、レバー
4が捻りコイルバネの端部6bで位置決めされる。この
時、本装置20は、図5に示す状態となり、スロットル
開度は、デフォルト開度を形成している。ところで、当
該トルクモータ21においては、マグネット29に対向
する各磁極片26の長さ(円弧上の)がそれぞれ異なる
態様をなしており、これにより所望のデフォルト開度に
設定することができる。また、本装置20は、本実施の
形態のようにトルクモータ21に連設される場合はもと
より、スペース上の都合等で、図5において配設されて
いる側とはスロットル弁2aを基準として反対側に配設
されるようにしてもよい。
【0018】
【発明の効果】本発明のスロットル弁制御装置によれ
ば、デフォルト開度を、戻しバネと対抗バネとの間の力
の差を利用せずに設定できる。また、本発明のスロット
ル弁制御装置によれば、上記設定をトルクモータの磁気
的性質を利用して精度よく、しかも簡便に行える。ま
た、本発明のスロットル弁制御装置によれば、上記設定
の調整が簡単に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態に係るスロットル弁制御装置の
斜視構成図である。
【図2】 図1の装置の動作説明図である。
【図3】 本実施の形態に係る他のスロットル弁制御装
置の斜視構成図である。
【図4】 種々の弾性部材の形態例の説明図である。
【図5】 本実施の形態に係るスロットル弁制御装置を
備えたスロットル弁システムの構成図である。
【図6】 従来のスロットル弁制御装置を模式的に示す
構成図である。
【符号の説明】
1,20 スロットル弁制御装置 2 スロットル軸 4 レバー 5 プレート 6,22 捻りコイルバネ(弾性部材) 6a 基部 6b,6c 端部 7 ストッパ部材 8 デフォルト開度調整部 9 受台(デフォルト開度調整部) 10 ボルト部材(デフォルト開度調整
部) 11 長穴 12,13 板バネ(弾性部材) 14 捻りコイルバネ(弾性部材) 15,16,17 板部材(弾性部材) 21 トルクモータ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スロットル弁を収容するスロットルボデ
    ィに付設された弾性部材と、該弾性部材で挟まれたスト
    ッパ部材とを備え、前記スロットル開度がデフォルト開
    度にある時に、前記スロットル弁のスロットル軸の回転
    に伴って回転するレバーが、前記ストッパ部材を挟んだ
    前記弾性部材によって保持される態様をなすことを特徴
    とするスロットル弁制御装置。
  2. 【請求項2】 スロットル弁のスロットル軸の回転をト
    ルクモータで行うスロットル弁制御装置であって、前記
    スロットル弁を収容するスロットルボディに付設された
    弾性部材と、該弾性部材の弾性力を抑止するストッパ部
    材とを備え、前記スロットル開度が前記トルクモータに
    よってデフォルト開度の状態になる時に、前記スロット
    ル軸の回転に伴って回転するレバーが、前記弾性部材に
    当接することにより位置決めされることを特徴とするス
    ロットル弁制御装置。
  3. 【請求項3】 前記デフォルト開度の調整が、前記弾性
    部材と前記レバーとの相対位置を変えることによってな
    されることを特徴とする請求項1又は2に記載のスロッ
    トル弁制御装置。
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