JP2001082087A - コンクリート締固め方法およびその装置 - Google Patents
コンクリート締固め方法およびその装置Info
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Abstract
設したコンクリートを締固める際、作業者の負担を激減
させ、作業能率を向上させると共に、養生硬化後のコン
クリート表面の美観を損なうことがない。 【解決手段】型枠16の天板部18とトンネル内壁面5
4との間に、基端を巻揚機構22に装着すると共に、先
端をラップ側外方の掛止材23または/および型枠16
外側の掛止部24に掛装して配設させた牽引材36に装
着させて振動具40を、配設させた後、コンクリート1
4を打設し、振動具40の振動、牽引材36の繰出、巻
揚げにより、振動具40を移動させ、コンクリート14
を締固めることを特徴とする。
Description
覆工用のコンクリートを打設する際、型枠天板部とトン
ネル内壁面との間に打設されたコンクリートに振動を与
え、周辺のコンクリートを締固める方法および装置に関
するものである。なお、本明細書中、「打設」とは、養
生硬化させていない泥状のコンクリートを型枠とトンネ
ル内壁面との間に充填させることをいう。
クリートの打設は、コンクリートを打設するための移動
式型枠を、コンクリート打設終了後、前方に折畳んで搬
送し、展開させて設置し、その個所でコンクリートを打
設する形式の二次覆工用移動式型枠により行われてい
た。
設置した後、移動式型枠に多数設けられた所定位置の開
閉自在の検査窓からコンクリート搬送管を介して移動式
型枠とトンネル内壁面との間にコンクリートを打設する
際、養生硬化後のコンクリートの強度、耐久性を向上さ
せるため、コンクリートを打設する検査窓より上方の検
査窓から作業員が振動具を突出させると共に、打設した
コンクリート内に挿入させ、この振動具の振動により、
打設したコンクリートの締固め、およびコンクリート内
に混在する気泡の除去を行っていた。
へのコンクリートの打設は、ラップ側(トンネル掘削側
と反対側)の下部、妻側(トンネル掘削側)の下部、ラ
ップ側の上部、妻側の上部へと順次打設するのが常であ
る。
トに振動を与える場合、作業員が型枠の天板部の検査窓
から上半身を出し、振動具のケーブルを把持し、打設し
たコンクリート内に挿入させ、振動具の振動により、打
設したコンクリートに振動を与えていた。
位置のコンクリート打設口からコンクリートを、移動式
型枠とトンネル内壁面との間へ投入し、コンクリートの
打設位置より妻側(図10において右側)の検査窓か
ら、作業員が移動式型枠とトンネル内壁面との間へのコ
ンクリートの打設量を目視し、所定量のコンクリートを
打設した後、作業員がコンクリートの打設位置より妻側
の検査窓から振動具を突出させ、打設したコンクリート
内に挿入させ、振動具を振動させると共に、移動させる
ことにより、打設したコンクリートの締固め、およびコ
ンクリート内に混在する気泡の除去を行い、所定のコン
クリートの振動、打設が終了した後、別の個所へコンク
リートを打設するため、別のコンクリート打設口を使用
し、再び前記同様作業により打設したコンクリートに振
動を与えていた。
の間隔が狭い場合、作業員により振動具をその狭い空間
内に挿入させることが非常に困難であるため、効果は少
なくなるが移動式型枠に直接振動モーターを取付け、こ
の振動モーターにより移動式型枠を介して打設したコン
クリートに振動を与えていた。
は検査窓、64は窓用蓋、66はコンクリート打設口、
68は振動具、70はコンクリート、72はトンネル内
壁面、74は作業員を示す。
板部外側の打設コンクリートを締固める作業において、
作業員により振動具を操作する場合、コンクリートを打
設する毎に、検査窓からの振動具の突出、打設したコン
クリート内への挿入、振動具の振動、振動具の移動、を
全て人手により行うため、作業能率が良くないことが問
題となっていた。
合、泥状のコンクリートが水分とコンクリートに分離
し、硬化後コンクリートとしての効果が全く得られない
ことが問題となっていた。
動させる場合、その振動が局部的であるため、打設した
コンクリートに振動を十分に与えることが不可能であ
り、養生硬化後のコンクリートの強度、耐久性が低下す
ることが問題となっていた。
動モーターによる場合とも、移動式型枠の天板部外側の
打設コンクリートを十分に締固めることができないた
め、養生硬化後コンクリート表面に縞、段差等が発生
し、美観が損なわれ、これを修正する作業が必要とな
り、工期が遅延する要因となっていた。
型枠の天板部外側とトンネル内壁面との間に打設したコ
ンクリートを締固める際、作業員の負担を激減させ、作
業能率を向上させると共に、養生硬化後のコンクリート
表面の美観を損なうことがないコンクリート締固め方法
および装置を提供することを目的とするものである。
移動式型枠を使用して二次覆工用のコンクリートを打設
する工程において、移動式型枠の天板部とトンネル内壁
面との間に、基端を移動式型枠の妻側外方の巻揚機構に
装着すると共に、先端を移動式型枠のラップ側外方の掛
止材または/および移動式型枠外側に突出させた掛止部
に掛装して移動式型枠の長さ方向に沿わせて配設させた
牽引材に装着させて振動具を、配設させた後、移動式型
枠とトンネル内壁面との間にコンクリートを打設し、振
動具を振動させると共に、巻揚機構を介して牽引材を繰
出、巻揚げることにより、移動式型枠の長さ方向に沿わ
せて天板部外側を移動させ、コンクリートを締固めるこ
とを特徴とするもの、または牽引材を無端状部材とし、
この無端状部材を巻揚機構を介して繰出、巻揚げること
により、無端状部材に装着させた振動具を、移動式型枠
の長さ方向に沿わせて天板部の外側を移動させることを
特徴とするもの、または巻揚機構の繰出、巻揚速度の調
整、または巻揚機構の移動式型枠の長さ方向への移動に
より、牽引材に装着された振動具を、振動具の自重によ
り移動式型枠の上下方向に昇降させながらコンクリート
を締固めることにより、天板部の外側に打設されるコン
クリートを広範囲に締固めることを特徴とするものであ
る。
ンクリートの締固め装置は、トンネル12内に二次覆工
用のコンクリート14を打設するための移動式型枠16
に装着されるものであり、図1〜図5に示すように、以
下の構成からなるものである。
した検査窓20が複数個設けられている。
側)の外方上部の天板部18の両側に各一対の巻揚機構
22が設置されている。
チである。
没自在の掛止部24が、移動式型枠16の長さ方向に沿
わせて並列に適宜間隔を隔てて複数設置されている。
ピン型の本体26に通孔28を上下に二個穿孔させると
共に、移動式型枠16に通孔28に対応する通孔30を
穿孔させた支持板32を配設させ、本体26の通孔28
と支持板32の通孔30とを合致させ、支持棒34を挿
通させることにより、掛止部24を移動式型枠16に支
持固定する構造とし、掛止部24の上段の通孔28を収
納時用、下段の通孔28を突出時用、としてそれぞれ使
用する。
に行うため、掛止部24を二重構造とし、突出部分を回
動自在としてある。
端を移動式型枠16から突出させた各掛止部24に掛装
させた牽引材36が、移動式型枠16の長さ方向に沿わ
せて天板部18の両側に、それぞれ配設されている。
であり、天板部18の両側にそれぞれ一本ずつ使用さ
れ、各ロープの両端を一対の巻揚機構22にそれぞれ装
着することにより、ロープを細長楕円状に閉塞させ、こ
の閉塞させたロープの先端および中間を各掛止部24に
掛止させてある。
した振動具40が、装着されている。
を収容した振動部42が、接続ケーブル44を介して電
源(図示略)と接続され、この接続ケーブル44を長尺
とし、バネ式または電動式のリール46に巻回させてあ
る。
性を考慮して中空構造とすることが望ましい。
空の球体であり、振動具40へ挿脱自在に固定してあ
る。
0はガイドローラー、52は制御盤54はトンネル内壁
面、56は作業員、58は既コンクリート打設部を示
す。
18とトンネル内壁面54との間に打設した二次覆工用
のコンクリート14を締固める方法を以下に詳述する。
定位置まで移動させ、移動式型枠16のラップ側(トン
ネル掘削側と反対側)の下部、妻側(トンネル掘削側)
の下部、へのコンクリート打設を行う。
の各一対の巻揚機構22および天板部18から突出させ
て支持固定された各掛止部24間に掛装された牽引材3
6を介して、移動式型枠16の長さ方向に沿わせて、天
板部18の両側に、振動具40をそれぞれ配設させる。
おいて左側)のコンクリート打設口48からコンクリー
ト14を、移動式型枠16とトンネル内壁面54との間
(トンネル掘削側と反対側の上部)に打設する。
の目視により、振動具40を振動させると共に、各一対
の巻揚機構22をそれぞれ作動させることにより、移動
式型枠16の妻側(図3において右側)へ順次移動させ
る。
1に示すように、コンクリート投入側(上側)から順次
流動し、均一状態とならないため、コンクリート14の
打設量に応じて各一対の巻揚機構22の一方の繰出、巻
揚速度を遅くして作動させることにより、牽引材36を
弛ませ、この牽引材36に装着された振動具40を自重
により移動式型枠16の上下方向に昇降(上下動)さ
せ、打設されるコンクリート14を広範囲にわたり振動
させる。
により、打設コンクリート14を長時間、連続振動させ
ることがなく、コンクリートが水分とコンクリートとに
分離することがなくなり、コンクリートの強度、耐久性
を向上させることができる。
打設された泥状のコンクリート14上面に浮上するた
め、振動具40はコンクリート打設に伴い浮子38と共
に上昇し、このため振動具40は続いて打設されるコン
クリート14の打設速度に応じて自動的に浮遊、移動し
ながら、周辺のコンクリート14を確実に締固めること
ができる。
了後、別のコンクリート打設口48から別個所へコンク
リート14を打設し、移動式型枠16のラップ側から係
止部24を順次移動式型枠16内に収納し、牽引材36
を各巻揚機構22を巻揚げることにより長さを短くし、
前記同様各振動具40を振動させると共に、移動させる
ことにより、トンネル12の妻側の上部へコンクリート
14を打設し、打設したコンクリート14を締固める。
等に伴う接続ケーブル44の弛みは、リール46により
巻揚げて解消させ、また打設コンクリート内に振動具4
0が埋没した際には、このリール46および各巻揚機構
22により振動具40が装着された牽引材36を強制的
に巻揚げることにより解消することができる。
4との間に、鉄筋等の補強具が多数配設されている場
合、あるいは移動式型枠16とトンネル内壁面54との
間隔が狭い場合、には振動具40の浮子38が邪魔にな
るため、浮子38を取外して振動具40を使用する。
てある。
無端チェーンを使用し、この無端チェーンを、移動式型
枠16のラップ側外方の既コンクリート打設部58に埋
設支持させた掛止材23および移動式型枠16の外側に
突出させた掛止部24に掛装させて使用するものであ
り、以下にその構成を詳述する。
おいて右側)の外方上部に一個の巻揚機構22が、移動
式型枠16の長さ方向に対して移動自在に設置されてい
る。
チであり、この巻揚機構22により牽引材36である無
端状部材を繰出、巻揚げると共に、移動式型枠16の長
さ方向に移動させることにより、無端状部材に装着させ
た振動具40を容易に移動させることができ、構造が簡
易となるばかりか、操作性、作業性を向上させることが
できる。
棒部材25の先端に牽引材36である無端状部材を掛装
するための回転金具27が装着されたものである。
さ方向および幅方向に適宜間隔を隔てて複数設置され、
その構造は前例と同様である。
および図7において右側端)を巻揚機構22に装着し、
先端(図6および図7において左側端)を移動式型枠1
6のラップ側外方の既コンクリート打設部58に埋設支
持させた掛止材23に掛止させると共に、無端状部材の
中間部を移動式型枠16から突出させた各掛止部24に
掛装させてある。
具40が、装着されている。
り、振動具40の自重を増加させ、移動式型枠16の上
下方向への昇降をさせ易くなる。
電磁式振動体を収容した振動部42が、接続ケーブル4
4を介して電源(図示略)と接続され、この接続ケーブ
ル44を長尺とし、バネ式または電動式のリール46に
巻回させてある。
板部18とトンネル内壁面54との間に打設した二次覆
工用のコンクリート14を締固める方法を以下に詳述す
る。
定位置まで移動させ、移動式型枠16のラップ側(トン
ネル掘削側と反対側)の下部、妻側(トンネル掘削側)
の下部、へのコンクリート打設を行う。
6である無端状部材の先端を、移動式型枠16の妻側外
方の一個の巻揚機構22に装着させると共に、先端をラ
ップ側外方の既コンクリート打設部58に埋設支持させ
た掛止材23に、中間部を移動式型枠16外側の各掛止
部24間に掛装させる。
よび図7において左側)のコンクリート打設口48から
コンクリート14を、移動式型枠16とトンネル内壁面
54との間(トンネル掘削側と反対側上部)に打設す
る。
の目視により、振動具40を振動させると共に、巻揚機
構22により牽引材36を、繰出、巻揚げることによ
り、移動式型枠16の妻側(図6および図7において右
側)へ順次移動させる。
長さ方向に移動させることにより、牽引材36を弛ま
せ、この牽引材36に装着された振動具40を自重によ
り移動式型枠16の上下方向に昇降(上下動)させ、打
設されるコンクリート14を広範囲にわたり振動させ
る。
により、コンクリートの強度、耐久性を向上させること
ができる。
に伴う接続ケーブル44の弛みは、リール46により巻
揚げて解消させ、また打設コンクリート内に振動具40
が埋没した際には、このリール46および巻揚機構22
により牽引材36を強制的に巻揚げ、移動させ、解消す
ることができる。
了後、別のコンクリート打設口48から別個所へコンク
リート14を打設し、移動式型枠16のラップ側から掛
止部24を順次移動式型枠16内に収納し、牽引材36
を巻揚機構22を巻揚げ、移動させることにより、振動
具40を振動させながら移動させ、トンネル12の妻側
の上部へコンクリート14を打設し、打設したコンクリ
ート14を締固める。
ンネル内壁面54との間へのコンクリート打設量は作業
員の目視によるものであるが、コンクリート打設量を感
知するコンクリートセンサーを設置し、コンクリートセ
ンサーのコンクリート打設量の感知により、振動具40
の振動、各巻揚機構22の作動(振動具40の移動式型
枠16の上下方向への昇降および移動式型枠16の長さ
方向への移動)、コンクリート打設口48からのコンク
リート打設、等を連動させることにより、作業の自動化
を図り、作業性をより一層向上させることができる。
へ出没自在の構造としてあるが、移動式型枠16と着脱
自在とし、打設コンクリートの養生硬化後、移動式型枠
16から取外し、打設コンクリート内に埋設させてもよ
く、またピン構造に代えてアンカー、滑車構造とするこ
とは自由である。
ーブル44の内部構造、等の振動具40の構造は両例と
同様である必要性はなく、他の構造を採用することは自
由である。
を装着することにより、振動具40の移動をスムーズに
行うことは自明である。
4との間へのコンクリート打設は移動式型枠16の天板
部18のコンクリート打設口48からによるものである
が、移動式型枠16内に配設された移動自在のコンクリ
ート搬出管を各検査窓20あるいはコンクリート打設口
48から突出させてコンクリート投入することは自明で
ある。
の巻揚機構22、二本の牽引材36を介して移動式型枠
16の天板部18の両側に配設させてあるが、巻揚機構
22を一対とし、牽引材36を一本とし、移動式型枠1
6の天板部18の中央に配設させ、振動具40を牽引材
36に装着し、移動式型枠16の天板部18の一側を振
動、移動させた後、天板部18の他側へ移動させて、振
動、移動させることは自明である。
せる牽引材36は、係止材23および係止部24に掛装
させてあるが、係止材23のみに掛装させることは自明
である。
端状部材である無端チェーンであるが、ワイヤー、細幅
ベルト、等とすることは自由である。
径のトンネル、円形のトンネル、例えば海中トンネル、
下水道等、特に用途は限定さない。
ことは自由である。
よび装置によれば、移動式型枠の天板部外側とトンネル
内壁面との間へのコンクリートの打設量に応じて、基端
を巻揚機構に装着すると共に、先端を移動式型枠のラッ
プ側外方の掛止材または/および移動式型枠の外側の掛
止材に掛装させた牽引材に装着させた振動具を振動させ
ると共に、巻揚機構を介して繰出、巻揚げることにより
天板部外側を移動させるため、天板部外側に打設される
コンクリートを効率良く締固めることができ、作業能率
を向上させると共に、養生硬化後のコンクリート表面の
美観を損なうことがない。
状部材の一端を巻揚機構を介して繰出、巻揚げることに
より、無端状部材に装着させた振動具を容易に移動させ
ることができ、構造が極めて簡易となるばかりか、操作
性、作業性を向上させることができる。
または巻揚機構の移動式型枠の長さ方向への移動によ
り、牽引材を弛ませ、この牽引材に装着された振動具
を、振動具の自重により移動式型枠の上下方向に昇降さ
せながらコンクリートを締固めることにより、天板部外
側に打設されるコンクリートを広範囲に締固めることが
できる。
れた移動式型枠の平面図。
図。
正面図。
トの締固め作業を示す側面図。
Claims (6)
- 【請求項1】 トンネル(12)内に移動式型枠(16)を使用
して二次覆工用のコンクリート(14)を打設する工程にお
いて、移動式型枠(16)の天板部(18)とトンネル内壁面(5
4)との間に、基端を移動式型枠(16)の妻側外方の巻揚機
構(22)に装着すると共に、先端を移動式型枠(16)のラッ
プ側外方の掛止材(23)または/および移動式型枠(16)の
外側に突出させた掛止部(24)に掛装して移動式型枠(16)
の長さ方向に沿わせて配設させた牽引材(36)に装着させ
て振動具(40)を、配設させた後、移動式型枠(16)とトン
ネル内壁面(54)との間にコンクリート(14)を打設し、振
動具(40)を振動させると共に、巻揚機構(22)を介して牽
引材(36)を繰出、巻揚げることにより、移動式型枠(16)
の長さ方向に沿わせて天板部(18)の外側を移動させ、コ
ンクリート(14)を締固めることを特徴とするコンクリー
ト締固め方法。 - 【請求項2】 牽引材(36)を無端状部材とし、この無端
状部材の一端を巻揚機構(22)を介して繰出、巻揚げるこ
とにより、無端状部材に装着させた振動具(40)を、移動
式型枠(16)の長さ方向に沿わせて天板部(18)の外側を移
動させることを特徴とする請求項1記載のコンクリート
締固め方法。 - 【請求項3】 巻揚機構(22)の繰出、巻揚速度の調整、
または巻揚機構(22)の移動式型枠(16)の長さ方向への移
動により、牽引材(36)に装着された振動具(40)を、振動
具(40)の自重により移動式型枠(16)の上下方向に昇降さ
せながらコンクリート(14)を締固め、天板部(18)の外側
に打設されるコンクリート(14)を広範囲に締固めること
を特徴とする請求項1または請求項2記載のコンクリー
ト締固め方法。 - 【請求項4】 トンネル(12)内に移動式型枠(16)を使用
して二次覆工用のコンクリート(14)を打設する装置にお
いて、基端を移動式型枠(16)の妻側外方の巻揚機構(22)
に装着し、先端を移動式型枠(16)のラップ側外方の掛止
材(23)または/および移動式型枠(16)の外側に突出させ
た掛止部(24)に掛装させて移動式型枠(16)の長さ方向に
沿わせて牽引材(36)を配設させ、この牽引材(36)に振動
具(40)を装着させてなり、移動式型枠(16)とトンネル内
壁面(54)との間にコンクリート(14)を打設し、振動具(4
0)を振動させると共に、巻揚機構(22)を介して牽引材(3
6)を繰出、巻揚げることにより、移動式型枠(16)の長さ
方向に沿わせて天板部(18)の外側を移動させ、コンクリ
ート(14)を締固めることを特徴とするコンクリート締固
め装置。 - 【請求項5】 牽引材(36)を無端状部材とし、この無端
状部材の一端を巻揚機構(22)を介して繰出、巻揚げるこ
とにより、無端状部材に装着させた振動具(40)を、移動
式型枠(16)の長さ方向に沿わせて天板部(18)の外側を移
動させることを特徴とする請求項4記載のコンクリート
締固め装置。 - 【請求項6】 巻揚機構(22)の繰出、巻揚速度の調整、
または巻揚機構(22)の移動式型枠(16)の長さ方向への移
動により、牽引材(36)に装着された振動具(40)を、振動
具(40)の自重により移動式型枠(16)の上下方向に昇降さ
せながらコンクリート(14)を締固め、天板部(18)の外側
に打設されるコンクリート(14)を広範囲に締固めること
を特徴とする請求項4または請求項5記載のコンクリー
ト締固め装置。
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JP2000200678A JP3735519B2 (ja) | 1999-07-13 | 2000-07-03 | コンクリート締固め方法およびその装置 |
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JP (1) | JP3735519B2 (ja) |
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JP2008231738A (ja) * | 2007-03-19 | 2008-10-02 | Okumura Corp | トンネル覆工コンクリート打設方法 |
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