JP2001082049A - シールドルームのスライドドア及びシールドルーム - Google Patents

シールドルームのスライドドア及びシールドルーム

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JP2001082049A
JP2001082049A JP25563099A JP25563099A JP2001082049A JP 2001082049 A JP2001082049 A JP 2001082049A JP 25563099 A JP25563099 A JP 25563099A JP 25563099 A JP25563099 A JP 25563099A JP 2001082049 A JP2001082049 A JP 2001082049A
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shield
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Hideo Takei
英男 武井
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KANSAI SHIELD KOGYO KK
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  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】電磁波を遮断するシールドルームのドアをスラ
イド式で開閉するようにする。これにより、デッドスペ
ースをなくすとともに、充分なシールド効果を得るよう
にする。 【解決手段】シールドルーム1の戸口3を開放する開放
位置から戸口を閉鎖する閉鎖位置まで直線的にスライド
する、シールド機能を備えたシールドルーム1のスライ
ドドア4であって、該スライドドア4を、上記スライド
のためのスライド機構を備えた第1部材5と、該第1部
材5の内側に位置して、上記戸口3周縁部のドア側に設
けた導電性のシールドブロック(接触縁)8,9に対し
て接離する接触部6c及びシールドブロック16を有し
た第2部材6とで形成するとともに、これら第1部材5
と第2部材6とを、第1部材5、第2部材6のうちの少
なくともいずれか一方に取付けた絞りハンドル(操作
部)14の入力操作により第2部材6を上記シールドブ
ロック8,9に対して押出して接触させる可動機構7で
連結したシールドルームのスライドドア。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電磁波を発生す
る機器、例えば医療診断に用いられるMRI(磁気共鳴
断層撮影装置)を設置する部屋に対して、電磁波が出入
りして周囲やMRI等の機器自体に悪影響を及ぼさない
ようにシールドするための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】上述例のようなシールドルームのドア
は、戸口に対してヒンジを用いて取付けられたスイング
式のものが多い。これは、シールドルームでは戸口側と
ドア側とを電気的に接続することにより遮蔽を行うた
め、戸口とドアとの間に隙間が出来ないようにしなけれ
ばならないからであり、戸口をドアで完全に塞ぐように
するにはスイング式のほうが構成が容易だからである。
【0003】しかし、スイング式のドアでは、ドアが移
動する範囲内に物を置いたりできず、デッドスペースが
生じる難点がある。また一般に、シールドドアはシール
ド性能を良くするため厚くて重いので、開け閉めに際し
て引いたり押したりする困難さも否めない。
【0004】そしてまた、戸口をドアで完全に塞ぐよう
にするにはどうしても、戸口の内周縁に出っ張りが必要
で、特に床側には敷居のように高い出っ張り(段差)が
できて、例えば特開平10−140939号や特開平1
1−145674号公報でも指摘されているように、人
の出入りや機器の搬入、搬出に不都合がある。そのた
め、床側に出っ張りのない構造にするとともに、床側に
は、シールドフィンガを設け、ドアの下端には閉じたと
きにそれに差し込まれる導電性部材を取付けて簡略化し
てしまう傾向がある。しかし、ドアが移動するためには
戸口とドアとの間に隙間が不可欠であるので、段差のな
い状態では充分な遮蔽は行えない。
【0005】
【解決すべき課題及びそのための手段】そこでこの発明
は、ドアの開閉にスライド機構を採用することによりデ
ッドスペースをなくす事ができるようにすることを主た
る課題とし、また充分なシールド効果を得ることができ
るようにすること等も課題とする。
【0006】そのための手段は、シールドルームの戸口
を開放する開放位置から戸口を閉鎖する閉鎖位置まで直
線的にスライドする、シールド機能を備えたシールドル
ームのスライドドアであって、該スライドドアを、上記
スライドのためのスライド機構を備えた第1部材と、該
第1部材の内側に位置して、上記戸口周縁部のドア側に
設けた導電性の接触縁に対して接離する接触部を有した
第2部材とで形成するとともに、これら第1部材と第2
部材とを、第1部材、第2部材のうちの少なくともいず
れか一方に取付けた操作部の入力操作により第2部材を
上記接触縁に対して押出して接触させる可動機構で連結
したシールドルームのスライドドアであることを特徴と
する。
【0007】なお、前記可動機構は、前記操作部の回転
力を入力する原動部材と、該原動部材の一端側に挿嵌し
た従動部材とで構成し、上記原動部材と従動部材の一方
にはカムピンを、他方には上記カムピンと対接し相対移
動で従動部材を可動させる傾斜したカム溝を形成すると
よい。
【0008】この場合、前記可動機構をスライドドアの
面方向における複数箇所に配設するとともに、これらを
連結杆で連結して、該連結杆に前記操作部の入力操作に
よる回転力を入力する入力部を形成するとよい。
【0009】また、前記第2部材の下端に、前記接触縁
のうち床側の接触縁を床面より凹んだ位置に形成すべく
形成した凹溝内を走行する垂下片を形成し、該垂下片
に、前記接触部の一部を形成するもよい。
【0010】別の手段は、上記のようなシールドルーム
のスライドドアを備えたシールドルームであることを特
徴とする。
【0011】
【作用及び効果】すなわち上述のスライドドアの構成に
よれば、閉めるときにはまず、戸口を開放する開放位置
にあるスライドドアを閉位置までスライドし、その後操
作部の入力操作により可動機構を駆動する。つまり、ス
ライド機構を備えた第1部材により閉鎖位置に移動させ
た後、第1部材の内側に位置する第2部材を戸口側に移
動させるべく操作部を入力操作する。すると、第2部材
の接触部が戸口周縁のドア側に設けた導電性の接触縁に
対して接触して、戸口を塞ぐとともに電気的に接続す
る。この接続によりシールド効果が得られる。スライド
ドアを開放するときには逆に、操作部を操作して可動機
構を駆動し第2部材を戸口から離して、その後スライド
ドアをスライド機構によりスライドさせればよい。
【0012】このように、スイング式ではなくスライド
式でもシールドルームの戸口を開閉できるので、スペー
スの有効利用を図ることができる。
【0013】また、シールドのための遮蔽は、第1部材
と第2部材とで2重に構成したスライドドアの第2部材
を戸口に対して押出して行うので、戸口を塞ぐようにし
て完全な閉鎖状態を得ることができる。しかも、戸口に
対して押し付けて閉鎖するようにしているので、強く、
積極的な閉鎖状態を得られる。ドアをスライド式にする
には、スライド機構の閉鎖側においてドアが戸口側に移
動するようにスライド機構のレールを形成することが容
易に考えられるが、これでは積極的な押付け力は生まれ
ず、また戸口に対して真っ直ぐではなく、上面から見て
も正面から見ても斜めにドアが戸口を塞ぐので、ガスケ
ットに歪みが生じて密閉性が低い。これに対して本願発
明の構成では、上述のように良好な閉鎖状態を得られ
る。
【0014】上述のシールドルームの構成によれば、上
述のような顕著な効果を達成できる高性能のシールドル
ームが得ることができる。
【0015】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図1はシールドルーム1の一例を示す構造図
で、この図に示すようにシールドルーム1は、その壁面
には銅箔等導電性の被膜2を貼り巡らし、このシールド
ルーム1の戸口3を開閉自在に塞ぐスライドドア4も導
電性材料で形成され、シールドルーム1内で発生した電
磁波をアースへ落として外部へ漏らさないようにすると
ともに、外部からの電磁波を遮断するようにしている。
【0016】このシールドルーム1に使用するスライド
ドア4は、シールドルーム1の戸口3を開放する開放位
置から戸口を閉鎖する閉鎖位置まで直線的にスライドす
るシールド機能を備えたもので、図2に示したように構
成している。
【0017】すなわちスライドドア4を、第1部材5と
第2部材6とで構成し、これらを可動機構7により連結
して第2部材6が閉鎖位置においてスライド方向とは直
角の戸口3側に移動するようにしている。戸口3周縁部
のドア側には、全周にわたってシールドブロック8,9
を取付けている。このシールドブロック8,9は、発泡
ウレタンゴムに導電性の繊維や織物を巻き付けたり、金
属をメッキや塗布により被覆したりして導電性の被膜を
形成したものでよい。
【0018】上記第1部材5は、上端と下端に戸口側に
向けて折曲する折曲片5a,5bを有し、上端の折曲片
5aには、吊り車10aを有する吊り部材10を装着
し、下端の折曲片15bには、床面から凹ませて形成し
た摺動溝11内を回転しながら走行するローラ部材12
を装着している。上記吊り車10aは、戸口3近傍の吊
りレール13に係合され上記スライドが行えるようにし
ている。つまり、スライドドア4は、吊り下げられてス
ライドする一方で、摺動溝11とローラ部材12とによ
り戸口3に対する位置関係が規制されている。
【0019】また、外側面における高さ方向の中間部に
は、開閉時に操作する回転式の絞りハンドル14を取付
けている。
【0020】第2部材6は、その高さが第1部材5の中
に入る大きさで、所定厚みの中空厚板状の本体部6a
と、この本体部6aの下端から本体部6aと同幅で垂設
した垂下片6bとで構成し、本体部6aは前記可動機構
7で、第1部材5に対して連結されている。垂下片6b
は、床面より凹ませた凹溝15内を走行する。垂下片6
bの下端縁の戸口3側の面には、接触部として、金属製
のコンタクトブロック16を固定している。上記シール
ドブロック8,9のうち床側のシールドブロック9は、
床面より凹んだ位置に形成するため、図示したようにそ
の前面に上記凹溝15が形成されているが、この凹溝1
5内において、開放位置から閉鎖位置間のスライドでは
シールドブロック9に接触しないで走行するが、閉鎖位
置においては対向するシールドブロック9に対して接離
するようにしている。なお、上述のようにコンタクトブ
ロック16を設けて、床側のシールドブロック9が凹溝
15側に突出しないようにしているので、シールドブロ
ック9が摩耗したりシールドブロック9にゴミが給った
りしてシールド性能が低下することを抑止できる。
【0021】また、別途コンタクトブロックを固定しな
いが、第2部材6の上端縁と左右両側縁は、上記シール
ドブロック8に対して押圧する接触部6cである。
【0022】前記可動機構7は、図3に示すように、ス
ライドドア4の面方向における4か所に配設しており、
これらは3本の連結杆(第1連結杆17、第2連結杆1
8、第3連結杆19)で連結して、一部を動かせば連動
するようにしている。
【0023】この可動機構7を、4つあるうちの1つ
(図3における左下)の可動機構を例にとって説明する
と、図4、図5、図6に示した通りである。すなわち、
回転力を入力する原動部材20と、該原動部材20の一
端側(戸口側)に挿嵌した従動部材21とで構成し、原
動部材20が回転することで従動部材21が真っ直ぐに
戸口3側に対して進退するものである。
【0024】原動部材20は、第1部材5の内側面に立
設するよな状態で回転可能に保持され、一端側を小径に
形成している。立設するような状態に取付けるには、原
動部材20を丸筒状に形成するとともに、この原動部材
20に対して先端にガイドロッド22aを有した軸受2
2を挿通し、この軸受22を、第1部材5の外側面から
螺合するロックねじ23で締め付ければよい。
【0025】またこの原動部材20の小径部20aの直
径をなす2か所には、カムピン24を取付けるととも
に、基部側の大径部20bには、外周方向に延設される
アーム板20cを形成している。
【0026】従動部材21は、板状の取付け板部21a
から上記ガイドロッド22aに外嵌する小径筒部21b
と、上記原動部材20の小径部20aに外嵌する大径筒
部21cとを内外二重に有した構造で、大径筒部21c
の上記カムピン24に対応する位置には、カムピン24
と対接し原動部材20の回転に伴う相対動で従動部材2
1を前後動させる傾斜したカム溝25を形成している。
【0027】上記取付け板部21aは、アングル等の取
付け部材26を介して第2部材6本大部6aの内周縁部
に設けた骨部材27に固定して第2部材6内での位置を
強固に設定している(図2参照)。
【0028】可動機構7を4か所に設け、これらを3本
の連結杆17,18,19で連結して連動するようにし
ているため、上記原動部材20のアーム板20cは、図
3に示したように2枚のものと1枚のものとが必要であ
る。図3のようにスライドドア4の四隅近傍に配設する
場合には、前記絞りハンドル14を有する側の上下の原
動部材20はアーム板20cを2枚有するものを、反対
側の上下の原動部材20はアーム板20cを1枚有する
ものを使用し、縦一本の第1連結杆17と横2本の第
2、第3連結杆18,19で連結するとよい。そして、
第1部材5と第2部材6の連結に当っては、各原動部材
20が同一方向に回転したときに従動部材21が同一の
動きを示すようにあらかじめその角度を、カムピン24
の位置やカム溝25の傾斜や長さとともに設定してお
く。
【0029】これら可動機構7を駆動するには、上記連
結杆17,18,19のうちの少なくとも1つをスライ
ドするか、いずれかの原動部材20を回転すればよい
が、この実施例では、前記絞りハンドル14を回転する
ことにより各可動機構7を駆動するようにするため、前
者の方法を採用する。つまり、絞りハンドル14の回転
軸14aの先端を延設して、対応する第1連結杆17の
内側に対応する位置にピニオン14bを取付け、第1連
結杆17にはこのピニオン14bに噛合するラック17
aを形成している。図3に示した例では、絞りハンドル
14を斜め下に向いた状態から真下にさげると、第1連
結杆17が上動し、第2連結杆18が左動、第3連結杆
19が右動して、各可動機構7の原動部材20を回転し
て従動部材21を押出すように設定している。
【0030】このほか、例えば絞りハンドル14の操作
とは無関係にスイッチ操作で、または絞りハンドル14
を操作してから電気的に接続されるようにするなどする
ことによって、上記動作が行われるように構成するもよ
い。すなわち、連結杆17,18,19に対応する位置
に第1部材5からエアシリンダやソレノイドを設けて連
結杆17,18,19を駆動したり、可動機構7の原動
部材20を回転するロータリソレノイドを第1部材5か
ら設けて原動部材20を回転したりするもよい。
【0031】このように構成したスライドドア4では、
閉めるときにはまず、図1に示したように戸口3を開放
する開放位置にあるスライドドア4を閉載置までスライ
ドし、その後絞りハンドル14の入力操作により可動機
構7を駆動する。つまり、スライドのための機構を備え
スライドの主体となる第1部材5により閉鎖位置に移動
した後、第1部材5の内側に位置する第2部材6を戸口
3側に移動させるべく絞りハンドル14を回転する。す
ると、第1部材5は摺動溝11とローラ部材12とによ
り戸口3に対する位置関係が規制されているので、第2
部材6の接触部6cとコンタクトブロック16が戸口3
周縁のドア側に設けた導電性のシールドブロック8,9
に対して接触して、戸口3を塞ぐとともに電気的に接続
する(図7参照)。この接続によりシールド効果が得ら
れる。スライドドア4を開放するときには逆に、絞りハ
ンドル14を操作して可動機構7を駆動し第2部材6を
戸口3から離して、その後スライドドア4をスライドさ
せればよい。
【0032】このように、スイング式ではなくスライド
式でもシールドルーム1の戸口3を開閉できるので、シ
ールドルーム1において従来では難しかったスペースの
有効利用を図ることができる。その上、シールド性能を
高めるために重くなりがちなドアだが、スライド式にす
ることにより開閉操作が容易になる。
【0033】また、シールドのための遮蔽は、第1部材
5と第2部材6とで2重に構成したスライドドア4の第
2部材6を戸口3に対して押出して行うので、戸口3を
塞ぐようにして完全な閉鎖状態を得ることができる。し
かも、戸口3に対して押し付けて閉鎖するようにしてい
るので、強く、積極的な閉鎖状態を得られる。ドアをス
ライド式にする場合には、スライド機構の閉鎖側におい
てドアが戸口側に移動するようにスライド機構のレール
を形成することが容易に考えられるが、これでは積極的
な押付け力は生まれず、また戸口に対して真っ直ぐでは
なく、上面から見ても正面から見ても、斜めにドアが戸
口を塞ぐので、ガスケットに歪みが生じて密閉性が低
い。これに対して本願発明の構成では、上述のように良
好な閉鎖状態を得られる。
【0034】さらに、可動機構7は、前述のようにカム
ピンを有する原動部材20と、カム溝を有する従動部材
21とで構成し、原動部材20の回転で従動部材21が
進退するように構成したので、構成が簡素であり、コス
トやスライドドアの重量を抑えることができるととも
に、確実な作用が期待できる。
【0035】また、その可動機構7をスライドドアの四
隅に近い4か所に配設しているので、第2部材6を進退
させるときに一つの可動機構7に係る力を小さくでき、
動作は円滑に行える。
【0036】さらにまた、第2部材6の下端に垂下片6
bを形成するとともに、この垂下片6bが走行する凹溝
15を床に形成して、この凹溝15内でシールドブロッ
ク9に対する接離を可能にしたので、スライドドア4の
下端縁全体が床より下に入るようにした場合と異なり、
床に出来る溝幅を狭くできる。しかも、床面に敷居のよ
うな突出(出張り)部分がない。このため、人の出入り
や機器の搬入、搬出に支障を来すことがない。その上、
スライドドア4が押付け力を発揮する方向と、スライド
ドア4と戸口3のシールドブロック8,9とが接離する
方向が同一であるので、確実な隠蔽性を得ることができ
る。
【0037】上記一実施例におけるシールドブロック
8,9は、特許請求の範囲におる接触縁に、コンタクト
ブロック16は、接触部に、絞りハンドル14は、操作
部に、ピニオン14bとラック17aは入力部に、それ
ぞれ対応する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 シールドルームの一例を示す構成図。
【図2】 シールドドアの縦断面図。
【図3】 シールドドアの正面図。
【図4】 可動機構の要部の斜視図。
【図5】 可動機構の構造を示す正面図。
【図6】 可動機構の構造を示す断面図。
【図7】 作用状態の断面図。
【符号の説明】
1…シールドルーム 3…戸口 4…スライドドア 5…第1部材 6…第2部材 6b…垂下片 6c…接触部 7…可動機構 8,9…シールドブロック(接触縁) 14…絞りハンドル 14b…ピニオン 15…凹溝 16…コンタクトブロック(接触部) 17…第1連結杆 17a…ラック 18…第2連結杆 19…第3連結杆 20…原動部材 21…従動部材 24…カムピン 25…カム溝

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シールドルームの戸口を開放する開放位置
    から戸口を閉鎖する閉鎖位置まで直線的にスライドす
    る、シールド機能を備えたシールドルームのスライドド
    アであって、該スライドドアを、上記スライドのための
    スライド機構を備えた第1部材と、該第1部材の内側に
    位置して、上記戸口周縁部のドア側に設けた導電性の接
    触縁に対して接離する接触部を有した第2部材とで形成
    するとともに、これら第1部材と第2部材とを、第1部
    材、第2部材のうちの少なくともいずれか一方に取付け
    た操作部の入力操作により第2部材を上記接触縁に対し
    て押出して接触させる可動機構で連結したシールドルー
    ムのスライドドア。
  2. 【請求項2】前記可動機構を、前記操作部の回転力を入
    力する原動部材と、該原動部材の一端側に挿嵌した従動
    部材とで構成し、上記原動部材と従動部材の一方にはカ
    ムピンを、他方には上記カムピンと対接し相対移動で従
    動部材を可動させる傾斜したカム溝を形成した請求項1
    に記載のシールドルームのスライドドア。
  3. 【請求項3】前記可動機構をスライドドアの面方向にお
    ける複数箇所に配設するとともに、これらを連結杆で連
    結して、該連結杆に前記操作部の入力操作による回転力
    を入力する入力部を形成した請求項2に記載のシールド
    ルームのスライドドア。
  4. 【請求項4】前記第2部材の下端に、前記接触縁のうち
    床側の接触縁を床面より凹んだ位置に形成すべく形成し
    た凹溝内を走行する垂下片を形成し、該垂下片に、前記
    接触部の一部を形成した請求項1から請求項3のうちの
    いずれか一項に記載のシールドルームのスライドドア。
  5. 【請求項5】前記請求項1から請求項4のうちのいずれ
    か一項に記載のシールドルームのスライドドアを備えた
    シールドルーム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7479086B1 (ja) 2023-02-20 2024-05-08 有限会社 エヌエー・メカニカル 電磁波シールドルームの扉構造
JP7479638B2 (ja) 2021-09-16 2024-05-09 有限会社 エヌエー・メカニカル 電磁波シールド構造を備えた大型シールド扉

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7479638B2 (ja) 2021-09-16 2024-05-09 有限会社 エヌエー・メカニカル 電磁波シールド構造を備えた大型シールド扉
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